JP2704971B2 - ホロージェットバルブのフレキシブルシート構造 - Google Patents
ホロージェットバルブのフレキシブルシート構造Info
- Publication number
- JP2704971B2 JP2704971B2 JP14223491A JP14223491A JP2704971B2 JP 2704971 B2 JP2704971 B2 JP 2704971B2 JP 14223491 A JP14223491 A JP 14223491A JP 14223491 A JP14223491 A JP 14223491A JP 2704971 B2 JP2704971 B2 JP 2704971B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- needle
- sheet
- opening
- jet valve
- hollow jet
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
Links
Landscapes
- Lift Valve (AREA)
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、ダム放流設備に使用さ
れるホロージェットバルブのシート構造に関する。
れるホロージェットバルブのシート構造に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、ダム放流設備に使用されるホロー
ジェットバルブとしては、たとえば図3に示すようなも
のがある。図3において、胴1の内部には上流側開口2
に対向してニードル3が配置されており、ニードル3は
プランジャー4の先端に固定されている。また、プラン
ジャー4は上流側開口2に向けて出退自在にシリンダー
5に保持されており、シリンダー5の内部にはニードル
3を出退駆動する駆動機構6が設けられている。さら
に、ニードル3の周縁部には盛金によってニードルシー
ト7が設けられており、胴1の上流側開口2に近い内周
面にはニードル3が閉塞する状態においてニードルシー
ト7に当接する胴シート8が盛金によって形成されてい
る。そして、ニードルシート7と胴シート8の当接によ
って胴1とニードル3の間を止水している。
ジェットバルブとしては、たとえば図3に示すようなも
のがある。図3において、胴1の内部には上流側開口2
に対向してニードル3が配置されており、ニードル3は
プランジャー4の先端に固定されている。また、プラン
ジャー4は上流側開口2に向けて出退自在にシリンダー
5に保持されており、シリンダー5の内部にはニードル
3を出退駆動する駆動機構6が設けられている。さら
に、ニードル3の周縁部には盛金によってニードルシー
ト7が設けられており、胴1の上流側開口2に近い内周
面にはニードル3が閉塞する状態においてニードルシー
ト7に当接する胴シート8が盛金によって形成されてい
る。そして、ニードルシート7と胴シート8の当接によ
って胴1とニードル3の間を止水している。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上記した従来
の構成においては、駆動機構6の伸長によってニードル
3が閉方向に移動すると、ニードル3とプランジャー4
と駆動機構6とからなる系の重心がシリンダー5の先端
より先方に移動し、ニードル3が下方に若干傾く状態と
なる。このため、全閉状態において胴1の上流側開口2
とニードル3との軸心がずれ、しかもニードルシート7
と胴シート8が盛金により形成されてフレキシビリティ
がないので、ニードル3の上側においてニードルシート
7と胴シート8の間に間隙が生じ、止水性が損なわれる
問題があった。
の構成においては、駆動機構6の伸長によってニードル
3が閉方向に移動すると、ニードル3とプランジャー4
と駆動機構6とからなる系の重心がシリンダー5の先端
より先方に移動し、ニードル3が下方に若干傾く状態と
なる。このため、全閉状態において胴1の上流側開口2
とニードル3との軸心がずれ、しかもニードルシート7
と胴シート8が盛金により形成されてフレキシビリティ
がないので、ニードル3の上側においてニードルシート
7と胴シート8の間に間隙が生じ、止水性が損なわれる
問題があった。
【0004】本発明は上記課題を解決するもので、ニー
ドルの傾に対して柔軟に対応しながら止水性を維持する
ことができるホロージェットバルブのシート構造を提供
することを目的とする。
ドルの傾に対して柔軟に対応しながら止水性を維持する
ことができるホロージェットバルブのシート構造を提供
することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に、本発明のホロージェットバルブのシート構造は、胴
の開口に対向して配置され、前記開口を閉塞する位置と
開放する位置とにわたって出退自在に設けられたニード
ルと、ニードルの周縁部に設けられ、胴の内周面に設け
た胴シートに当接して胴とニードルとの間を止水するニ
ードルシートとを備えたホロージェットバルブにおい
て、前記ニードルシートを外周縁部がニードル周縁部よ
り鍔状に突出する板体で形成した構成としたものであ
る。
に、本発明のホロージェットバルブのシート構造は、胴
の開口に対向して配置され、前記開口を閉塞する位置と
開放する位置とにわたって出退自在に設けられたニード
ルと、ニードルの周縁部に設けられ、胴の内周面に設け
た胴シートに当接して胴とニードルとの間を止水するニ
ードルシートとを備えたホロージェットバルブにおい
て、前記ニードルシートを外周縁部がニードル周縁部よ
り鍔状に突出する板体で形成した構成としたものであ
る。
【0006】
【作用】上記構成により、ニードルが胴の開口を閉塞す
る全閉状態において、重心の移動により胴の開口とニー
ドルとの軸心がずれてニードルが下方に若干傾く状態と
なっても、ニードルの周縁より鍔状に突出したニードル
シートの周縁部がニードルと開口との嵌合の不具合に柔
軟に追従して変形し、常に胴シートに対して密着するの
で、ニードルシートと胴シート間の止水性が損なわれる
ことがない。
る全閉状態において、重心の移動により胴の開口とニー
ドルとの軸心がずれてニードルが下方に若干傾く状態と
なっても、ニードルの周縁より鍔状に突出したニードル
シートの周縁部がニードルと開口との嵌合の不具合に柔
軟に追従して変形し、常に胴シートに対して密着するの
で、ニードルシートと胴シート間の止水性が損なわれる
ことがない。
【0007】
【実施例】以下、本発明の一実施例を図面に基づいて説
明する。図3において説明したホロージェットバルブと
同様の作用を行う部材については同一番号を付して説明
を省略する。図1〜図2において、胴1の上流側開口2
を閉塞する位置と開放する位置とにわたって出退自在に
設けられたニードル3の周縁部にはニードルシート11
が設けられており、ニードルシート11は胴1の内周面
に設けた胴シート8に当接して胴1とニードル3との間
を止水するものである。そして、ニードルシート11
は、その外周縁部がニードル3の周縁部より鍔状に突出
する板体で形成されており、固定ボルト12によってニ
ードル3に固定されている。また、固定ボルト12の頭
部13は、ニードルシート11の表面に突出しないよう
に、ニードルシート11の座ぐり部14に埋没してい
る。
明する。図3において説明したホロージェットバルブと
同様の作用を行う部材については同一番号を付して説明
を省略する。図1〜図2において、胴1の上流側開口2
を閉塞する位置と開放する位置とにわたって出退自在に
設けられたニードル3の周縁部にはニードルシート11
が設けられており、ニードルシート11は胴1の内周面
に設けた胴シート8に当接して胴1とニードル3との間
を止水するものである。そして、ニードルシート11
は、その外周縁部がニードル3の周縁部より鍔状に突出
する板体で形成されており、固定ボルト12によってニ
ードル3に固定されている。また、固定ボルト12の頭
部13は、ニードルシート11の表面に突出しないよう
に、ニードルシート11の座ぐり部14に埋没してい
る。
【0008】以下、上記構成における作用を説明する。
ニードル3が胴1の上流側開口2を閉塞する全閉状態に
おいて、ニードル3とプランジャー4と駆動機構6とか
らなる系の重心がシリンダー5の先端より前方に移動
し、胴1の上流側開口2とニードル3との軸心がずれて
ニードル3が下方に若干傾く状態となっても、ニードル
3の周縁より鍔状に突出したニードルシート11の周縁
部がニードル3と上流側開口2との嵌合の不具合に柔軟
に追従して変形し、常に胴シート8に対して密着するの
で、ニードルシート11と胴シート8の間の止水性が損
なわれることがない。
ニードル3が胴1の上流側開口2を閉塞する全閉状態に
おいて、ニードル3とプランジャー4と駆動機構6とか
らなる系の重心がシリンダー5の先端より前方に移動
し、胴1の上流側開口2とニードル3との軸心がずれて
ニードル3が下方に若干傾く状態となっても、ニードル
3の周縁より鍔状に突出したニードルシート11の周縁
部がニードル3と上流側開口2との嵌合の不具合に柔軟
に追従して変形し、常に胴シート8に対して密着するの
で、ニードルシート11と胴シート8の間の止水性が損
なわれることがない。
【0009】また、固定ボルト12の頭部13がニード
ルシート11の表面に突出していないので、開口時にニ
ードルシート11の表面に沿って流れる流体の流れを乱
すことがない。
ルシート11の表面に突出していないので、開口時にニ
ードルシート11の表面に沿って流れる流体の流れを乱
すことがない。
【0010】
【発明の効果】以上述べたように本発明によれば、ニー
ドルの周縁より鍔状に突出したニードルシートの周縁部
がニードルと開口との嵌合の不具合に柔軟に追従して変
形することにより、常にニードルシートが胴シートに対
して密着して両者間の止水性を維持することができる。
ドルの周縁より鍔状に突出したニードルシートの周縁部
がニードルと開口との嵌合の不具合に柔軟に追従して変
形することにより、常にニードルシートが胴シートに対
して密着して両者間の止水性を維持することができる。
【図1】本発明の一実施例におけるニードルの断面図で
ある。
ある。
【図2】同実施例におけるニードルシートの取り付け状
態を示す拡大図である。
態を示す拡大図である。
【図3】ホロージェットバルブの全体構成図である。
1 胴 2 上流側開口 3 ニードル 11 ニードルシート
Claims (1)
- 【請求項1】 胴の開口に対向して配置され、前記開口
を閉塞する位置と開放する位置とにわたって出退自在に
設けられたニードルと、ニードルの周縁部に設けられ、
胴の内周面に設けた胴シートに当接して胴とニードルと
の間を止水するニードルシートとを備えたホロージェッ
トバルブにおいて、前記ニードルシートを外周縁部がニ
ードル周縁部より鍔状に突出する板体で形成したことを
特徴とするホロージェットバルブのフレキシブルシート
構造。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP14223491A JP2704971B2 (ja) | 1991-06-14 | 1991-06-14 | ホロージェットバルブのフレキシブルシート構造 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP14223491A JP2704971B2 (ja) | 1991-06-14 | 1991-06-14 | ホロージェットバルブのフレキシブルシート構造 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH04366073A JPH04366073A (ja) | 1992-12-17 |
JP2704971B2 true JP2704971B2 (ja) | 1998-01-26 |
Family
ID=15310549
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP14223491A Expired - Lifetime JP2704971B2 (ja) | 1991-06-14 | 1991-06-14 | ホロージェットバルブのフレキシブルシート構造 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2704971B2 (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN110594426B (zh) * | 2019-08-07 | 2020-08-11 | 浙江大学 | 刚性环面组合柔性基面的活塞式阀芯结构及其方法 |
-
1991
- 1991-06-14 JP JP14223491A patent/JP2704971B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH04366073A (ja) | 1992-12-17 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
BR9804356A (pt) | Dispositivo de descarga de líquido. | |
CA2039034A1 (en) | Flap valve | |
CA2181652A1 (en) | Valve assembly | |
ATE172282T1 (de) | Kükenhahn | |
JP2704971B2 (ja) | ホロージェットバルブのフレキシブルシート構造 | |
ATE66406T1 (de) | Zwangsgesteuerter nadelverschluss fuer spritzduesen in spritzgiessformen. | |
CA2382773A1 (en) | A fairing arrangement for an aircraft | |
ES2043037T3 (es) | Conjunto de valvula de compuerta sin desplazamiento del vastago y metodo de reemplazar una obturacion permanente. | |
KR920702238A (ko) | 주사기용 밸브 | |
DE69431543D1 (de) | ventilanordnung | |
US2778072A (en) | Compartment door and seal therefor | |
JPS59105973A (ja) | 水力機械の案内羽根操作装置 | |
JP2563924B2 (ja) | 自動閉鎖弁 | |
CN215172427U (zh) | 一种密封性好的圆顶阀装置 | |
CN221063252U (zh) | 一种新型喷雾喷头 | |
CN217207826U (zh) | 一种闸阀的全衬型自冲洗耐磨导向阀套 | |
CN218906175U (zh) | 防漏胶的热流道针阀系统结构 | |
JPH0642652A (ja) | ホロージェットバルブの止水構造 | |
JPH0647093Y2 (ja) | 接着材注入装置用逆止弁 | |
CA2120483A1 (en) | Butterfly valve with compound movement | |
CA2056772A1 (en) | Plasticizing assembly for use in an injection molding machine | |
KR200244663Y1 (ko) | 투명역지변 | |
JPS5814312Y2 (ja) | 継手装置 | |
CA2116374A1 (en) | Low Torque Back Seating Stem for Gate Valve | |
JPS6455479A (en) | Gate valve |