JP2703722B2 - 角パイプ切断金型装置 - Google Patents

角パイプ切断金型装置

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JP2703722B2
JP2703722B2 JP6051863A JP5186394A JP2703722B2 JP 2703722 B2 JP2703722 B2 JP 2703722B2 JP 6051863 A JP6051863 A JP 6051863A JP 5186394 A JP5186394 A JP 5186394A JP 2703722 B2 JP2703722 B2 JP 2703722B2
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cutting
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宏 仲井
基 中村
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株式会社アマダメトレックス
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、角パイプ切断金型装置
に係り、さらに詳細には、角パイプの切断時に、角パイ
プのコーナ部に生じる傾向にあるバリの発生を抑制した
切断金型装置に関する。
【0002】
【従来の技術】角パイプを切断する従来の切断用ダイ
は、図7(A)に示すように、角パイプWの直交する2
面F1,F2および上記2面F1,F2間の第1コーナ
部C1を支持するV字形状のダイブロックDが知られて
いる。
【0003】上記ダイブロックDに角パイプWをセット
した後、先端が尖鋭のパンチPを用いて角パイプWの切
断を行うと、前記第1コーナ部C1に隣接した第2,第
3のコーナ部C2,C3が開放してあるので、コーナ部
にバリが生じる傾向にある。そこで、上記第2,第3の
コーナ部C2,C3にバリが生じないように、図7
(B)に示すように、第2,第3のコーナ部C2,C3
を規制支持する構成の専用ダイD2が開発されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】上記のごとき専用のダ
イD2においては、角パイプWとダイD2との間のクリ
アランスが小さいので、ダイD2に対する角パイプの通
りが悪く、角パイプの挿入が困難であるという問題があ
る。
【0005】本発明は、上述のごとき従来の問題に鑑み
てなされたもので、その目的は、コーナ部にバリを生じ
ることのない角パイプ切断金型装置を提供することであ
る。本発明の第2の目的は、角パイプの切断時にコーナ
部にバリを生じることがなく、かつ角パイプの寸法に対
応してダイの交換が容易な切断金型装置を提供すること
である。
【0006】
【課題を解決するための手段】上述の目的を達成するた
めに、本発明の角パイプの切断金型装置は、基台と一体
のベースにダイブロックを装着して設け、上記ダイブロ
ックに、角パイプの直交する2面及びこの2面の間の第
1のコーナ部を支持するダイピースを設けると共に、上
記第1のコーナ部に隣接した角パイプの第2,第3のコ
ーナ部を押圧支持するために上記ダイピースに備えた各
コーナダイピースを前記第2,第3のコーナ部に対して
接近離反する方向へ移動自在に設けると共に第2,第3
のコーナ部から離反する方向へ付勢して設け、前記ベー
スに取付けた各ブラケットに装着した各アクチュエータ
に備えた各作動部材によって前記各コーナダイピースを
付勢力に抗して押圧作動自在に構成して設け、前記ダイ
ピース及び各コーナダイピースによって支持された状態
の角パイプにおける前記第1のコーナ部と対向した第4
のコーナ部側から上記第1のコーナ部の方向の切断方向
へ移動して上記角パイプを切断するためのパンチを、前
記ベースに前記切断方向へ往復動自在に設けた昇降部材
に固定して設けると共に前記ダイブロックに設けたスリ
ット内へ進入自在に設け、前記昇降部材を下方向へ押圧
作動するための往復作動装置を、前記基台に立設したフ
レームに装着してなるものである。
【0007】また、基台に左右方向へ移動可能かつ基台
に対して固定自在に設けたスライドベースにダイブロッ
クを着脱交換可能に装着して設け、上記ダイブロック
に、当該ダイブロックの移動方向に対して直交する前後
方向に延伸した角パイプの直交する2面及びこの2面の
間の第1のコーナ部を支持するダイピースを設けると共
に、上記第1のコーナ部に隣接した角パイプの第2,第
3のコーナ部を押圧支持するために上記ダイピースに備
えた各コーナダイピースを前記第2,第3のコーナ部に
対して接近離反する方向へ移動自在に設けると共に第
2,第3のコーナ部から離反する方向へ付勢して設け、
前記スライドベースに取付けた各ブラケットに装着した
各アクチュエータに備えた各作動部材によって前記各コ
ーナダイピースを付勢力に抗して押圧作動自在に構成し
て設け、前記ダイピース及び各コーナダイピースによっ
て支持された状態の角パイプにおける前記第1のコーナ
部と対向した第4のコーナ部側から上記第1のコーナ部
の方向の切断方向へ移動して上記角パイプを切断するた
めのパンチを、前記スライドベースに前記切断方向へ往
復動自在に設けた昇降部材に着脱可能に固定して設ける
と共に前記ダイブロックに設けたスリット内へ進入自在
に設け、前記昇降部材を下方向へ押圧作動するための往
復作動装置を、前記基台に立設したフレームに装着して
なるものである。
【0008】
【作用】前記構成の角パイプで切断金型装置において
は、ダイブロックに移動自在に備えた各コーナダイピー
スによって角パイプの第2,第3のコーナ部を押圧支持
するので、パンチを用いて角パイプの切断を行うとき、
第2,第3のコーナ部にバリが生じることを防止でき
る。
【0009】また、切断金型装置においては、ダイブロ
ックを支持したベースに対してダイブロックを着脱交換
することができ、各種寸法の角パイプに対する対応が容
易である。
【0010】
【実施例】先ず、理解を容易にするために、四角形状の
角パイプWを切断するための切断金型装置1の全体的構
成について説明する。
【0011】図1,図2に示すように、切断金型装置1
は左右方向(X軸方向)に延伸した基台3を備えてお
り、この基台3の上部にはベースプレート5が一体に固
定してあると共に、このベースプレート5の側方位置
(図1において左側)には複数の支持ローラ7が回転自
在に装着してある。
【0012】上記ベースプレート5の前後方向(Y軸方
向)の両側には前後のサイドフレーム9F,9Rが一体
的に立設固定してあり、上記両サイドフレーム9R,9
Fの上部は連結部材11によって互に一体的に連結して
ある。
【0013】そして、上記各サイドフレーム9F,9R
の対向した内側面には、前後の固定ブロック13F,1
3Rが一体的に固定してあり、この前後の固定ブロック
13F,13Rの対向した内面には、図1に正確に示す
ように、傾斜した係止溝15F,15Rがそれぞれ形成
してある。
【0014】前記ベースプレート5上にはスライドベー
ス17が左右方向へ移動自在に載置支持されており、こ
のスライドベース17の前後両側の上面には前記固定ブ
ロック13F,13Rと連結固定可能な適宜形状の連結
ブロック19F,19Rが一体的に固定してある。ま
た、上記連結ブロック19F,19Rの間には支持ブロ
ック21が一体的に固定してある。
【0015】前記スライドベース17を左右方向へ移動
するために、前記ベースプレート5の上面に固定したブ
ラケット23にはスライドベース移動装置25が設けて
ある。このスライドベース移動装置25は、本実施例に
おいては流体圧シリンダよりなるものであって、この流
体圧シリンダに左右方向へ往復動自在に備えたピストン
ロッド25Pの先端部が、前記支持ブロック21の側面
に固定したブラケット27に連結してある。
【0016】上記構成により、流体圧シリンダ25のピ
ストンロッド25Pを往復作動することにより、スライ
ドベース17は、ベースプレート5上でかつ前後のサイ
ドフレーム9F,9R間の加工作用位置と、サイドフレ
ーム9F,9Rが邪魔にならないように上記ベースプレ
ート5の側方に設けた支持ローラ7に支持される交換位
置とへ移動できるものである。
【0017】前記スライドベース17等をベースプレー
ト5上の所定位置に固定するために、上記スライドベー
ス17と一体的に設けた前記連結ブロック19F,19
Rの前後面には、図3に示すように、前記固定ブロック
13F,13Rに設けた前記係止溝15F,15Rと対
応する係止溝29F,29Rが形成してある。
【0018】したがって、前記固定ブロック13F,1
3Rの係止溝15F,15Rと連結ブロック19F,1
9Rの係止溝29F,29Rとが互に対向した位置関係
にあるときに、上記両係止溝15F,29F;15R,
29Rに亘る大径のピンのごときロック部材31をそれ
ぞれ挿入することにより、固定ブロック13F,13R
に連結ブロック19F,19Rが一体的に固定され、ス
ライドベース17等は左右方向へ移動不能になる。
【0019】逆に、前記両係止溝15F,29F;15
R,29Rからロック部材31を引き抜くと、固定ブロ
ック13F,13Rに対する連結ブロック19F,19
Rの固定が解除され、スライドベース17等は左右方向
へ移動可能な状態になる。
【0020】前記角パイプWを切断するために使用され
るパイプ切断用ダイ33は、前記スライドベース17上
に着脱交換可能に装着されている。
【0021】上記パイプ切断用ダイ33は、前記支持ブ
ロック21上に支持され、かつ前記連結ブロック19
F,19Rに一体的に固定可能なダイブロック35より
なるものであり、このダイブロック35は、図2に示す
ように前後のホルダプレート37F,37Rを一体的に
組合せてなるものである。
【0022】前後のホルダプレート37F,37Rは、
例えば複数のボルト(図示省略)によって一体的に組合
せてなるものであって、各ホルダプレート37F,37
Rの合せ面には、後述するパンチが出入自在のスリット
39が形成してあると共に、後述するカムのごとき作動
部材が出入自在の上下ガイド孔41および左右ガイド孔
43が形成してある。
【0023】前後の各ホルダプレート37F,37Rに
は角パイプWを挿通する前後方向の貫通孔45が設けて
ある。この各貫通孔45には、図4に詳細に示すよう
に、角パイプWの直交する2面F1,F2および上記2
面F1,F2間の第1のコーナ部C1を支持するダイピ
ース47,49がボルト等(図示省略)によってそれぞ
れ固定してある。
【0024】上記第1のコーナ部C1に隣接した第2,
第3のコーナ部C2,C3に対応した位置には、前後の
ホルダプレート37F,37Rにそれぞれ固定した前記
ダイピース49,47に隣接して前記第2,第3のコー
ナ部C2,C3を押圧支持自在のコーナダイピース5
1,53が設けてある。
【0025】より詳細には、前記ダイブロック35内に
は上記第2,第3のコーナ部C2,C3に対して接近離
反する方向へ移動自在のスライドブロック55,57が
設けてあり、この各スライドブロック55,57に前記
各コーナダイピース51,53が取付けてある。
【0026】上記各スライドブロック55,57は、ダ
イブロック35内に内装したコイルスプリングのごとき
弾性部材59,61の作用によって第2,第3のコーナ
部C2,C3から離反する方向へ押圧付勢され、一方の
スライドブロック55は前記上下ガイド孔41内へ押さ
れ、他方のスライドブロック57は前記左右ガイド孔4
3へ押される構成である。
【0027】前記弾性部材59,61の付勢力に抗して
前記スライドブロック55,57を第2,第3のコーナ
部C2,C3の方向へ押圧するために、上記各スライド
ブロック55,57の傾斜面に摺動自在の傾斜面(カム
面)を備えた作動部材としてのカム部材63,65が前
記上下ガイド孔41,左右ガイド孔43に沿って移動自
在に設けてある。
【0028】上記構成により、カム部材63,65を上
下,左右のガイド孔41,43から抜く方向へ移動する
と、弾性部材59,61の作用によってコーナダイピー
ス51,53が角パイプWの第2,第3のコーナ部C
2,C3から離反される。
【0029】逆に、上記カム部材63,65を上下,左
右のガイド孔41,43内へ挿入する方向へ移動する
と、スライドブロック55,57が弾性部材59,61
に抗して移動され、コーナダイピース51,53が角パ
イプWの第2,第3のコーナ部C2,C3を押圧支持す
ることになる。
【0030】既に理解されるように、ダイブロック35
に備えたダイピース47,49およびコーナダイピース
51,53によって角パイプWの2面F1,F2および
第1,第2,第3のコーナ部C1,C2,C3を規制支
持した状態にあるときに、ダイブロック35の前記スリ
ット39へ先端部が尖鋭のプレート状のパンチ66を押
し込み、角パイプWの第4のコーナ部C4側から第1の
コーナ部C1の方向へ移動せしめると、上記角パイプW
の切断が行なわれる。
【0031】上述のごとく角パイプWの切断を行うと
き、角パイプWの第1,第2,第3のコーナ部C1,C
2,C3はそれぞれ前後のホルダプレート37F,37
Rに備えたダイピース49、コーナダイピース51,5
3よって規制されてるので、各コーナ部において垂れる
ようなことがなく、バリが生じるようなことがないもの
である。
【0032】また、ダイブロック35の貫通孔45に角
パイプWを挿通するときには、角パイプWの第2,第3
のコーナ部C2,C3からコーナダイピース51,53
を離反しているので、貫通孔45に対する角パイプWの
挿通を容易に行うことができる。
【0033】前記カム部材63を上下動するために、前
記連結ブロック19F,19Rに流体圧シリンダのごと
きアクチュエータ67が支持されている。
【0034】より詳細には、図2に示すように、前記連
結ブロック19F,19Rに立設した支柱69F,69
Rの上部に支持板71の両端部が一体に支持されてお
り、この支持板材71の中央部に立設固定したブラケッ
ト73に前記アクチュエータ67が装着してある。そし
て、このアクチュエータ67に上下動自在に備えたピス
トンロッドのごとき作動ロッド67Rが前記カム部材
(作動部材)63に連結してある。
【0035】また、前記カム部材(作動部材)65を水
平に往復動するために、前記支持ブロック21に水平に
取付けたブラケット75には流体圧シリンダのごときア
クチュエータ77が装着してあり、このアクチュエータ
77に左右方向へ往復動自在に備えたピストンロッドの
ごとき作動ロッド77Rが前記カム部材65に連結して
ある。
【0036】上記構成により、各アクチュエータ67,
77を作動することにより、各カム部材63,65がガ
イド孔41,43に対して出入するようにそれぞれ上下
動及び左右動され、前述したように、スライドブロック
55,57を各弾性部材59,61に抗して移動し得る
ことが理解されよう。
【0037】前記パンチ66を斜め上下方向に移動する
ために、前記各連結ブロック19F,19Rにはガイド
ロッド79F,79Rが斜めに立設してあり、このガイ
ドロッド79F,79Rに上下動自在に嵌合したガイド
スリーブ81F,81Rを一体的に備えた昇降部材83
に、複数のボルト85(図6参照)を介して前記パンチ
66が着脱交換可能に取付けてある。
【0038】また、前記昇降部材83と連結ブロック1
9F,19Rとの間には、昇降部材83を上昇せしめる
ためのリフタースプリングのごとき弾性部材85が弾装
してある。したがって、パンチ66は、常態においては
上昇されているものである。前記弾性部材85に抗して
昇降部材83、パンチ66を下降せしめて、ダイブロッ
ク35に支持された角パイプWを切断するために、前記
サイドフレーム9F,9Rを連結した前記連結部材11
に往復作動装置87が装着してある。
【0039】より詳細には、前記連結部材11は前記昇
降部材83の斜め上方位置に位置するものであり、前記
往復作動装置87は例えば流体圧シリンダからなるもの
であって、この流体圧シリンダ87に往復動自在に備え
たピストンロッド87Pの下端部の押圧部89によって
昇降部材83を押圧下降せしめる構成である。
【0040】上記構成により、往復作動装置87を作動
して、ピストンロッド87Pにより昇降部材83をスプ
リング85に抗して下降せしめることにより、パンチ6
6がダイブロック35のスリット39内へ挿入されて、
上記ダイブロック35に支持されている角パイプWを前
述したように切断するものである。
【0041】角パイプWの各種寸法に対応してダイブロ
ック35を、支持ブロック21,連結ブロック19F,
19R等に対して着脱交換するために、ダイブロック3
5の前後両面には、図5に示すように、前後の連結ブロ
ック19F,19Rに形成した斜方向(図5には斜めに
図示されていない)の係止溝91F,91Rに対応する
係止溝93F,93Rが形成してある。
【0042】そして、上記係止溝91F,93F;91
R,93Rには、前記ロック部材31同様のロック部材
95が係合離脱自在に設けてある。
【0043】したがって、上記係止溝91F,93F;
91R,93Rにロック部材95を挿入係合した状態に
おいては、ダイブロック35は連結ブロック19F,1
9Rに一体的に固定された状態にある。そして、上記係
止溝91F,93F;91R,93Rからロック部材9
5を抜き外すことにより連結部材19F,19Rに対す
るダイブロック35の固定が解除され、ダイブロック3
5の交換を行うことが可能になる。
【0044】さて、以上のごとき構成において、前後の
サイドフレーム9F,9Rに設けた穴9H(図2参照)
を貫通して角パイプWの2面F1,F2をダイブロック
35の貫通孔45に備えたダイピース47,49で支持
するようにセットする。
【0045】次に、アクチュエータ67,77を作動し
てカム部材63,65を上下,左右の各ガイド孔41,
43内に挿入すると、既述したように、コーナダイピー
ス51,53によって角パイプWの第2,第3のコーナ
部C2,C3が押圧固定される。
【0046】その後、往復作動装置87を作動し、押圧
部89でもって昇降部材83を弾性部材85に抗して押
圧下降せしめると、パンチ66が角パイプWの第4のコ
ーナ部C4側から第1のコーナ部C1の方向へ移動し
て、角パイプWを切断する。この際、前述したように、
第1〜第3の各コーナ部C1,C2,C3にバリを生じ
るようなことがないものである。
【0047】前記押圧部89による昇降部材83の押圧
を解除して上昇せしめると、弾性部材85の作用によっ
て昇降部材83は元の位置へ上昇復帰されるものであ
る。
【0048】角パイプWの寸法の変更に対応してダイブ
ロック35を着脱交換するときには、ロック部材31を
係止溝15F,29F;15R,29Rから抜き取り、
固定ブロック13F,13Rに対する連結ブロック19
F,19Rの固定を解除した後、スライドベース移動装
置25を作動して、スライドベース17をベースプレー
ト5上から支持ローラ7上の交換位置へ移動する。
【0049】その後、ロック部材95を、係止溝91
F,93F:91R,93Rから抜き取り、連結ブロッ
ク19F,19Rに対するダイブロック35の固定を解
除し、かつダイブロック35の上下,左右のガイド孔4
1,43からカム部材63,65を離脱し、ダイブロッ
ク35を支持ブロック21,連結ブロック19F,19
R等から取り外す。
【0050】そして、角パイプWの寸法に対応した別個
のダイブロックを支持ブロック21上に支持した後、前
述とは逆の動作を行って当該ダイブロックを連結ブロッ
ク19F,19Rに固定すると共に、当該ダイブロック
の上下,左右のガイド孔にカム部材63,65を係合す
る。
【0051】さらに、スライドベース作動装置25によ
って移動ベース17を再びベースプレート5上に引き込
んだ後に、前述とは逆の動作を行って連結ブロック19
F,19Rを固定ブロック13F,13Rに固定する。
【0052】上述のごとく固定ブロック13F,13R
に連結ブロック19F,19Rを再び固定したときに
は、別個のダイブロックがサイドフレーム9F,9Rの
穴9Hと対応して位置決めされ、角パイプWの受け込れ
が可能な位置に位置決めされるものである。
【0053】なお、上述のごとくダイブロックを着脱交
換したときに、例えばパンチ66の摩耗等により交換が
必要な場合には、昇降部材83に対するパンチ66の着
脱交換も同時に行われるものである。
【0054】
【発明の効果】以上のごとき実施例の説明より理解され
るように、本発明によれば、ダイブロックの貫通孔に対
する角パイプの挿通が容易であると共に、角パイプの切
断時には、角パイプの第1,第2,第3のコーナ部にバ
リを生じるようなことがないものである。また、角パイ
プの寸法の変更に対応してのダイブロックの着脱交換も
容易に行うことができるものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例に係る切断金型装置の正断面図
である。
【図2】本発明の実施例に係る切断金型装置の斜視図
で、1部省略してあると共に、1部分解して示してあ
る。
【図3】図1におけるIII−III線矢視図の拡大図
である。
【図4】パイプ切断用ダイの正断面説明図である。
【図5】図2におけるV−V矢視拡大断面図に相当する
部分断面の説明図である。
【図6】図1におけるVI矢視部分の斜視図である。
【図7】従来の技術の説明図である。
【符号の説明】
1 切断金型装置 3 基台 5 ベースプレート 9F,9R サイドフレーム 17 スライドベース 33 パイプ切断用ダイ 35 ダイブロック 45 貫通孔 47,49 ダイピース 51,53 コーナダイピース 63,65 カム部材(作動部材) 66 パンチ 67,77 アクチュエータ 83 昇降部材 87 往復作動装置

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 基台と一体のベースにダイブロックを装
    着して設け、上記ダイブロックに、角パイプの直交する
    2面及びこの2面の間の第1のコーナ部を支持するダイ
    ピースを設けると共に、上記第1のコーナ部に隣接した
    角パイプの第2,第3のコーナ部を押圧支持するために
    上記ダイピースに備えた各コーナダイピースを前記第
    2,第3のコーナ部に対して接近離反する方向へ移動自
    在に設けると共に第2,第3のコーナ部から離反する方
    向へ付勢して設け、前記ベースに取付けた各ブラケット
    に装着した各アクチュエータに備えた各作動部材によっ
    て前記各コーナダイピースを付勢力に抗して押圧作動自
    在に構成して設け、前記ダイピース及び各コーナダイピ
    ースによって支持された状態の角パイプにおける前記第
    1のコーナ部と対向した第4のコーナ部側から上記第1
    のコーナ部の方向の切断方向へ移動して上記角パイプを
    切断するためのパンチを、前記ベースに前記切断方向へ
    往復動自在に設けた昇降部材に固定して設けると共に前
    記ダイブロックに設けたスリット内へ進入自在に設け、
    前記昇降部材を下方向へ押圧作動するための往復作動装
    置を、前記基台に立設したフレームに装着してなること
    を特徴とする角パイプ切断金型装置。
  2. 【請求項2】 基台に左右方向へ移動可能かつ基台に対
    して固定自在に設けたスライドベースにダイブロックを
    着脱交換可能に装着して設け、上記ダイブロックに、当
    該ダイブロックの移動方向に対して直交する前後方向に
    延伸した角パイプの直交する2面及びこの2面の間の第
    1のコーナ部を支持するダイピースを設けると共に、上
    記第1のコーナ部に隣接した角パイプの第2,第3のコ
    ーナ部を押圧支持するために上記ダイピースに備えた各
    コーナダイピースを前記第2,第3のコーナ部に対して
    接近離反する方向へ移動自在に設けると共に第2,第3
    のコーナ部から離反する方向へ付勢して設け、前記スラ
    イドベースに取付けた各ブラケットに装着した各アクチ
    ュエータに備えた各作動部材によって前記各コーナダイ
    ピースを付勢力に抗して押圧作動自在に構成して設け、
    前記ダイピース及び各コーナダイピースによって支持さ
    れた状態の角パイプにおける前記第1のコーナ部と対向
    した第4のコーナ部側から上記第1のコーナ部の方向の
    切断方向へ移動して上記角パイプを切断するためのパン
    チを、前記スライドベースに前記切断方向へ往復動自在
    に設けた昇降部材に着脱可能に固定して設けると共に前
    記ダイブロックに設けたスリット内へ進入自在に設け、
    前記昇降部材を下方向へ押圧作動するための往復作動装
    置を、前記基台に立設したフレームに装着してなること
    を特徴とする角パイプ切断金型装置。
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