JP2702462B2 - 情報制御装置及びその制御方法 - Google Patents

情報制御装置及びその制御方法

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JP2702462B2
JP2702462B2 JP7282963A JP28296395A JP2702462B2 JP 2702462 B2 JP2702462 B2 JP 2702462B2 JP 7282963 A JP7282963 A JP 7282963A JP 28296395 A JP28296395 A JP 28296395A JP 2702462 B2 JP2702462 B2 JP 2702462B2
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貴 酒井
一也 橋本
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日本電気アイシーマイコンシステム株式会社
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は情報制御装置及びそ
の制御方法に関する。
【0002】
【従来の技術】従来の情報制御装置の1例の構成を示す
ブロック図が図3に示される。本従来例は、特開平5−
151023号公報に開示されている情報制御装置例で
あり、当該従来例のトレ−スの動作手順は、図4のフロ
ーチャートに示されている。
【0003】図3に示されるように、本従来例は、トレ
ース情報を媒介伝達するトレース情報バス3に対応し
て、トレース情報を格納するトレースメモリ1と、トレ
ース情報バス3を介して入力されるトレ−ス情報を、ト
レースメモリ1に格納するためのトレースメモリ・アド
レスを保持するとともに、当該トレース情報がトレース
メモリ1に格納された後に、トレース制御信号2により
“1”だけインクリメントされるトレースカウンタ4
と、マイクロプログラム・アドレス5の前回値を格納す
る前回値レジスタ71およびマイクロプログラム・アド
レス5の今回値を格納する今回値レジスタ72を含み、
モード指示信号6により検出指示される場合に、マイク
ロプログラム・アドレス5の前回値と今回値とを比較し
て、前回値が今回値以上である場合に、後方分岐が発生
したことを検出する後方分岐検出部7と、当該後方分岐
検出部7において後方分岐が検出された際の前回値レジ
スタ71を保持する分岐先レジスタ8と、後方分岐検出
部7において後方分岐が検出された際の今回値レジスタ
72を保持する分岐元レジスタ9と、それぞれループ開
始レジスタ101−i(i=1,2,…………,N)、
ループ終了レジスタ102−i、およびループトレース
・カウンタ103−i(i=1,2,…………,N)を
含み、マイクロプログラムの繰返し実行部分を認識する
ための情報を保持するループ認識部10−1、10−
2、…………、10−Nとを備えて構成される。なお、
上記の各ループ認識部内のループ開始レジスタ101−
iには、マイクロプログラムの繰返し部分の先頭マイク
ロプログラム・アドレスが格納され、ループ終了レジス
タ102−iには、マイクロプログラムの繰返し部分の
最終マイクロプログラム・アドレスが格納され、ループ
トレース・カウンタ103−iには、マイクロプログラ
ムの繰返し部分認識時のトレースカウンタ4の値が格納
される。また、これらのループ認識部に対しては、それ
ぞれに、例えば大小関係による重み付けされたループ識
別IDが付与されている。
【0004】次に、図3および図4を参照して、本従来
例の動作について説明する。なお、説明の都合上、ルー
プ認識部が、図3に記載されているループ認識部10−
1、ループ認識部10−2およびループ認識部10−N
の3個のループ認識部のみが設けられている場合を仮に
想定して(この場合、他のループ認識部10−3、10
−4 、…………、10−(N−1)は、一応動作説明
の対象外とする。しかし、このように想定しても、本従
来例の動作説明の一般性は失われない。)、動作説明を
行うものとする。
【0005】本従来例の動作は、トレース制御信号2に
より制御されており、当該トレース制御信号2によりト
レース開始が指示される時点において動作が開始され、
またトレース制御信号2によりトレース停止が指示され
る時点において動作が停止される。トレース動作開始時
においては、全てのループ認識部10−1、10−2お
よび10−Nの内部に含まれるループ開始レジスタおよ
びループ終了レジスタは、例えば、これらのレジスタに
設定可能な最大値において初期化される(ステップST
1 )。次いで、後方分岐検出部7においては後方分岐が
検出されたか否かが判定されて(ステップST2 )、検
出されていない場合には、トレース情報パス3を介して
トレース情報をトレースメモリ1に格納するとともに、
トレースカウンタ4が“1”インクリメントされ(ステ
ップST7 )、再度ステップST2 に戻り、ステップS
T2 以降の動作が開始される。またステップST2 にお
いて後方分岐が検出された場合には、ループ認識部10
−1のループ終了レジスタ102−1の値が、分岐先レ
ジスタ8の値以下であるか、または分岐元レジスタ9の
値以上であるかが判定される(ステップST3 )。ステ
ップST3 において、肯定(YES) であると判定される場
合には、ループ認識部10−1のループ開始レジスタ1
01−1の値が分岐先レジスタ8の値に等しく、且つル
ープ終了レジスタ102−1の値が分岐元レジスタ9の
値に等しいか否かが判定される(ステップST4 )。ス
テップST4 において、否定(NO)であると判定される場
合には、ループ認識部10−1のループ開始レジスタ1
01−1には分岐先レジスタ8の値が設定され、ループ
終了レジスタ102−1には分岐元レジスタ9の値が設
定され、ループトレース・カウンタ103−1にはトレ
ースカウンタ4の値が設定されて、ループ認識部10−
1に保持されているループ認識情報が更新され(ステッ
プST6 )、前記ステップST7 に戻る。ステップST
7 においては、上述したように、トレース情報パス3を
介してトレース情報をトレースメモリ1に格納するとと
もに、トレースカウンタ4を“1”インクリメントし
て、再度ステップST2 以降の処理が行われる。また、
前記ステップST4 において肯定(YES) であると判定さ
れる場合には、トレースカウンタ4に、ループ認識部1
0−1のループトレース・カウンタ103−1の値が設
定されて(ステップST5 )、その後に前記ステップS
T7 に戻る。ステップST7 においては、トレース情報
をトレースメモリ1に格納するとともに、トレースカウ
ンタ4を“1”インクリメントして、再度ステップST
2 以降の処理が行われる。
【0006】一方、ステップST3 において否定(NO)で
あると判定される場合には、ループ認識部10−2のル
ープ終了レジスタ102−2の値が分岐先レジスタ8の
値以下であるか、または分岐元レジスタ9の値以上であ
るかが判定され(ステップST10)、肯定(YES) である
と判定される場合には、ループ認識部10−2のループ
開始レジスタ102−2の値が分岐先レジスタ8の値に
等しく、且つループ開始レジスタ102−2の値が分岐
元レジスタ9の値に等しいか否かが判定される(ステッ
プST11)。ステップST11において否定(NO)と判定さ
れる場合には、ループ認識部10−2のループ開始レジ
スタ101−2には分岐先レジスタ8の値が設定され、
ループ終了レジスタ103−2には分岐元レジスタ9の
値が設定され、ループトレース・カウンタ103−2に
はトレースカウンタ4の値が設定されて、ループ認識部
10−2に保持されているループ認識情報が更新される
(ステップST13)。次いで、ループ認識部10−1の
ループ開始レジスタ101−1とループ終了レジスタ1
02−1に対して、例えば当該レジスタに設定可能な最
大値を設定することによりループ認識部10−1の初期
化が行われて(ステップST14)、その後に前記ステッ
プST7 に戻る。ステップST7 においては、トレース
情報をトレースメモリ1に格納するとともに、トレース
カウンタ4を“1”インクリメントして、再度ステップ
ST2 以降の処理が行われる。
【0007】なお、ステップST11において肯定(YES)
であると判定される場合には、トレースカウンタ4には
ループ認識部10−2のループトレース・カウンタ10
3−2の値が設定され(ステップST12)、前記ステッ
プST7 に戻り、トレース情報をトレースメモリ1に格
納するとともに、トレースカウンタ4を“1”インクリ
メントして、再度ステップST2 以降の処理が行われ
る。また、前記ステップST10において否定(NO)である
と判定される場合には、ループ認識部10−Nのループ
終了レジスタ102−Nの値が分岐先レジスタ8の値以
下であるか、または分岐元レジスタ9の値以上であるか
が判定されて(ステップST20)、肯定(YES) であると
判定される場合には、ループ認識部10−Nのループ開
始レジスタ101−Nの値が分岐先レジスタ8の値に等
しく、且つループ終了レジスタ102−Nの値が分岐元
レジスタ9の値に等しいか否かが判定される(ステップ
ST21)。ステップST21において否定(NO)であると判
定される場合には、ループ認識部10−Nのループ開始
レジスタ101−Nには分岐先レジスタ8の値が設定さ
れ、ループ終了レジスタ102−Nには分岐元レジスタ
9の値が設定され、ループトレース・カウンタ103−
Nにはトレースカウンタ4の値が設定されて、ループ認
識部10−Nに保持されているループ認識情報が更新さ
れる(ステップST23)。
【0008】次に、ループ認識部10−1および10−
2におけるループ開始レジスタ101−1および101
−2と、ループ終了レジスタ102−1および102−
2に対して、例えば最大値を設定することにより、ルー
プ認識部10−1および10−2の初期化が行われ(ス
テップST24)、前記ステップST7 に戻り、トレース
情報をトレースメモリ1に格納するとともに、トレース
カウンタ4を“1”インクリメントして、再度ステップ
ST2 以降の処理が行われる。また、ステップST21に
おいて肯定(YES) であると判定される場合には、トレー
スカウンタ4にループ認識部10−Nのループトレース
・カウンタ103−Nの値が設定されて(ステップST
22)、同様に、前記ステップST7 に戻り、トレース情
報をトレースメモリ1に格納するとともに、トレースカ
ウンタ4を“1”インクリメントして、再度ステップS
T2 以降の処理が行われる。このことはステップST20
において否定(NO)であると判定される場合においても同
様であり、前記ステップST7 に戻り、トレース情報を
トレースメモリ1に格納するとともに、トレースカウン
タ4を“1”インクリメントして、再度ステップST2
以降の処理が行われる。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】上述した従来の情報制
御装置及びその制御方法においては、後方分岐検出部に
おいて検出された情報によってのみトレースの収集制御
が行われているために、マイクロプログラムの繰返す実
行部分にサブルーチン呼出しが存在し、そこで呼出され
る子ルーチンの中に、更に繰返し実行部分が存在する場
合には、当該子ルーチンの繰返し実行部分の先頭のマイ
クロプログラム・アドレスが、子ルーチンを呼出した親
ルーチンの繰返し実行部分の最終のマイクロプログラム
・アドレス以上か、または子ルーチンの繰返し実行部分
の最終のマイクロプログラム・アドレスが、前記親ルー
チンの繰返し実行部分の最終のマイクロプログラム・ア
ドレス以下という条件に合致することにより、前記子ル
ーチンにおいて後方分岐が発生した時点において、子ル
ーチンのループ認識情報がループ認識部に登録されると
同時に、親ルーチンのループ認識情報がループ認識部か
ら破棄されてしまう事態となる。
【0010】この結果、前記子ルーチンの繰返し実行部
分は、初回と最終回においてのみトレースされるが、前
記親ルーチンの繰返し実行部分については、繰返し回数
分の全てがトレースされることになる。このように、従
来の情報制御装置及びその制御方法においては、マイク
ロプログラムの繰返し実行部分にサブルーチン呼出しが
存在する場合には、効率のよいトレース情報を収集する
ことができないという欠点がある。
【0011】本発明の目的は、上記の課題を解決して、
マイクロプグラム中のサブルーチン制御部分を、サブル
ーチン呼出し命令およびサブルーチンからの復帰命令の
検出により認識し、効率のよいトレース情報の収集を可
能とする情報制御装置及びその制御方法を実現すること
にある。
【0012】
【課題を解決するための手段】第1の発明の情報制御装
置は、所定のトレース情報を格納保持するトレースメモ
リと、前記トレ−ス情報を前記トレースメモリに格納す
るためのトレースメモリ・アドレスを保持し、所定のプ
ログラムの命令が実行される都度、前記トレースメモリ
に当該トレース情報が格納された後に“1”インクリメ
ントするトレースカウンタと、モード指示信号の検出指
示を受けて所定のプログラム・アドレスの前回値と今回
値とを比較して後方分岐発生の有無を検出する後方分岐
検出部と、当該後方分岐発生時における分岐先プログラ
ム・アドレスの値をラッチする分岐先レジスタと、当該
後方分岐発生時における分岐元プログラム・アドレスの
値をラッチする分岐元レジスタと、前記プログラムの繰
返し実行部分を認識するためのループ開始レジスタ、ル
ープ終了レジスタおよびループトレース・カウンタを含
むループ認識部とを備え、前記プログラムの繰返し実行
部分の初回と最終回のみを前記トレースメモリに格納す
る情報制御装置において、前記プログラムの実行命令
が、サブルーチンを呼出す命令であるか否かを検出する
CALL命令検出部と、前記プログラムの実行命令が、
サブルーチンから復帰する命令であるか否かを検出する
RET命令検出部と、前記ループ認識部内のループ開始
レジスタ、ループ終了レジスタおよびループトレース・
カウンタのそれぞれの値を、それぞれ複数セット格納保
持するコールスタックと、前記コールスタックに格納さ
れているループ開始レジスタ、ループ終了レジスタおよ
びループトレース・カウンタのそれぞれの値のセット数
を計数して保持するコールスタック・カウンタと、を備
えて構成され、前記プログラムの繰返し実行部分にサブ
ルーチン呼出し命令が存在する場合に、繰返し実行部分
の初回と最終回のみを前記トレースメモリ内に格納する
ことを特徴としている。
【0013】また、第2の発明の情報制御方法は、所定
のトレース情報を格納保持するトレースメモリと、前記
トレ−ス情報を前記トレースメモリに格納するためのト
レースメモリ・アドレスを保持し、所定のプログラムの
命令が実行される都度、前記トレースメモリに当該トレ
ース情報が格納された後に“1”インクリメントするト
レースカウンタと、モード指示信号の検出指示を受けて
所定のプログラム・アドレスの前回値と今回値とを比較
して後方分岐発生の有無を検出する後方分岐検出部と、
当該後方分岐発生時における分岐先プログラム・アドレ
スの値をラッチする分岐先レジスタと、当該後方分岐発
生時における分岐元プログラム・アドレスの値をラッチ
する分岐元レジスタと、前記プログラムの繰返し実行部
分を認識するためのループ開始レジスタ、ループ終了レ
ジスタおよびループトレース・カウンタを含むループ認
識部とを備え、前記プログラムの繰返し実行部分の初回
と最終回のみを前記トレースメモリに格納する情報制御
装置の制御方法において、トレースの開始時に、前記ル
ープ開始レジスタ、ループ終了レジスタおよびループト
レース・カウンタをそれぞれ初期化する第1のステップ
と、トレース開始後の前記後方分岐検出部による後方分
岐検出時に、前記分岐先レジスタの内容と前記ループ開
始レジスタの内容、ならびに前記分岐元レジスタの内容
と前記ループ終了レジスタの内容とを、それぞれ比較照
合する第2のステップと、前記第2のステップにおい
て、前記分岐先レジスタの内容と前記ループ開始レジス
タの内容、ならびに前記分岐元レジスタの内容と前記ル
ープ終了レジスタの内容とが共に一致した場合に、前記
トレ−ス・カウンタに前記ループトレース・カウンタの
値を設定する第3のステップと、前記第2のステップに
おいて、前記分岐先レジスタの内容と前記ループ開始レ
ジスタの内容、或は前記分岐元レジスタの内容と前記ル
ープ終了レジスタの内容とが不一致の場合に、前記ルー
プ開始レジスタには前記分岐先レジスタの値を、前記ル
ープ終了レジスタには前記分岐元レジスタの値を、前記
ループトレ−ス・カウンタには前記トレース・カウンタ
の値をそれぞれ設定する第4のステップと、前記CAL
L命令検出部により、サブルーチンを呼出す命令の実行
が検出された時に、前記ループ開始レジスタ、前記ルー
プ終了レジスタおよび前記ループトレース・カウンタの
それぞれの値を、前記コールスタック内の前記コールス
タック・カウンタの値により指定される位置に保存する
第5のステップと、前記コールスタック・カウンタの値
を“1”だけ増加させる第6のステップと、前記開始レ
ジスタ、前記ループ終了レジスタおよび前記レープトレ
ース・カウンタをそれぞれ初期化する第7のステップ
と、前記RET命令検出部により、サブルーチンから復
帰する命令の実行が検出された時に、前記コールスタッ
ク・カウンタの値を“1”だけ減少させる第8のステッ
プと、前記コールスタック内の前記コールスタック・カ
ウンタの値により指定される位置に保存されている値
を、前記ループ開始レジスタ、前記ループ終了レジスタ
および前記ループトレース・カウンタにそれぞれ設定す
る第9のステップと、を有することを特徴としている。
【0014】更に、第3の発明の情報制御方法は、所定
のトレース情報を格納保持するトレースメモリと、前記
トレ−ス情報を前記トレースメモリに格納するためのト
レースメモリ・アドレスを保持し、所定のプログラムの
命令が実行される都度、前記トレースメモリに当該トレ
ース情報が格納された後に“1”インクリメントするト
レースカウンタと、モード指示信号の検出指示を受けて
所定のプログラム・アドレスの前回値と今回値とを比較
して後方分岐発生の有無を検出する後方分岐検出部と、
当該後方分岐発生時における分岐先プログラム・アドレ
スの値をラッチする分岐先レジスタと、当該後方分岐発
生時における分岐元プログラム・アドレスの値をラッチ
する分岐元レジスタと、前記プログラムの繰返し実行部
分を認識するためのループ開始レジスタ、ループ終了レ
ジスタおよびループトレース・カウンタを含むループ認
識部とを備え、前記プログラムの繰返し実行部分の初回
と最終回のみを前記トレースメモリに格納する情報制御
装置の制御方法において、トレースの開始時に、前記ル
ープ開始レジスタ、ループ終了レジスタおよびループト
レース・カウンタをそれぞれ初期化する第1のステップ
と、トレース開始後の前記後方分岐検出部による後方分
岐検出時に、前記分岐先レジスタの内容と前記ループ開
始レジスタの内容、ならびに前記分岐元レジスタの内容
と前記ループ終了レジスタの内容とを、それぞれ比較照
合する第2のステップと、前記第2のステップにおい
て、前記分岐先レジスタの内容と前記ループ開始レジス
タの内容、ならびに前記分岐元レジスタの内容と前記ル
ープ終了レジスタの内容とが共に一致した場合に、前記
トレ−ス・カウンタに前記ループトレース・カウンタの
値を設定する第3のステップと、前記第2のステップに
おいて、前記分岐先レジスタの内容と前記ループ開始レ
ジスタの内容、或は前記分岐元レジスタの内容と前記ル
ープ終了レジスタの内容とが不一致の場合に、前記ルー
プ開始レジスタには前記分岐先レジスタの値を、前記ル
ープ終了レジスタには前記分岐元レジスタの値を、前記
ループトレ−ス・カウンタには前記トレース・カウンタ
の値をそれぞれ設定する第4のステップと、前記CAL
L命令検出部により、サブルーチンを呼出す命令の実行
が検出された時に、前記コールスタック・カウンタの値
を、前記ループ開始レジスタ、前記ループ終了レジスタ
および前記ループトレース・カウンタのそれぞれのサイ
ズの合計サイズ分増加させる第5のステップと、前記R
ET命令検出部により、サブルーチンから復帰する命令
の実行が検出された時に、前記コールスタック・カウン
タの値を、前記ループ開始レジスタ、前記ループ終了レ
ジスタおよび前記ループトレース・カウンタのそれぞれ
のサイズの合計サイズ分減少させる第6のステップと、
を有することを特徴としている。
【0015】
【発明の実施の形態】次に、本発明について図面を参照
して説明する。
【0016】図1は本発明の1実施形態の構成を示すブ
ロック図である。図1に示されるように、本実施形態
は、トレース情報を媒介伝達するトレース情報バス3に
対応して、トレース情報を格納するトレースメモリ1
と、トレース情報バス3を介して入力されるトレ−ス情
報をトレースメモリ1に格納するためのトレースメモリ
・アドレスを保持するとともに、当該トレース情報がト
レースメモリ1に格納された後に、トレース制御信号2
により“1”だけインクリメントされるトレースカウン
タ4と、マイクロプログラム・アドレス5の前回値を格
納する前回値レジスタ71およびマイクロプログラム・
アドレス5の今回値を格納する今回値レジスタ72を含
み、モード指示信号6により検出指示される際に、マイ
クロプログラム・アドレス5の前回値と今回値とを比較
して、前回値が今回値以上である場合に、後方分岐が発
生したことを検出する後方分岐検出部7と、当該後方分
岐検出部7において後方分岐が検出された際の前回値レ
ジスタ71を保持する分岐先レジスタ8と、後方分岐検
出部7において後方分岐が検出された際の今回値レジス
タ72を保持する分岐元レジスタ9と、それぞれループ
開始レジスタ101−i(i=1,2,…………,
N)、ループ終了レジスタ102−i、およびループト
レース・カウンタ103−i(i=1,2,…………,
N)を含み、マイクロプログラムの繰返し実行部分を認
識するための情報を保持するループ認識部10−1、1
0−2、…………、10−Nと、マイクロプログラムの
実行命令が、サブルーチンを呼出す命令であるか否かを
検出するCALL命令検出部21と、マイクロプログラ
ムの実行命令が、サブルーチンから復帰する命令である
か否かを検出するRET命令検出部22と、サブルーチ
ン呼出し時に、ループ認識部10−1、、10−2、…
………、10−Nに保持されているループ認識情報が保
存され、サブルーチンからの復帰時に、これらのループ
認識部に保存されているループ認識情報を取出すために
使用されるFILO型の領域であるコールスタック23
と、当該コールスタック23に格納されているループ認
識情報の数を示すコールスタック・カウンタ24とを備
えて構成される。
【0017】なお、従来例の場合と同様に、上記の各ル
ープ認識部内のループ開始レジスタ101−iには、マ
イクロプログラムの繰返し部分の先頭マイクロプログラ
ム・アドレスが格納され、ループ終了レジスタ102−
iには、マイクロプログラムの繰返し部分の最終マイク
ロプログラム・アドレスが格納され、ループトレース・
カウンタ103−iには、マイクロプログラムの繰返し
部分認識時のトレースカウンタ4の値が格納される。ま
た、これらのループ認識部に対しては、それぞれに、例
えば大小関係による重み付けされたループ識別IDが付
与されている。
【0018】また、図2は、本実施形態の動作手順を示
すフローチャートである。図4との対比により明らかな
ように、本実施形態においては、CALL命令検出部2
1、RET命令検出部22、コールスタック23および
コールスタック・カウンタ24等を含む装置構成の付加
に伴ない、処理ステップとしては、ステップST31、S
T32、ST33、ST34、ST35およびST36等を含むス
テップが新たに付加されている。
【0019】次に、図1および図2を参照して、本従来
例の動作について説明する。なお、従来例の場合と同様
に、説明の都合上、ループ認識部が、図1に記載されて
いるループ認識部10−1、ループ認識部10−2およ
びループ認識部10−Nの3個のループ認識部のみが設
けられている場合を想定して動作説明を行うものとす
る。
【0020】トレース動作開始時においては、全てのル
ープ認識部の内部に含まれるループ開始レジスタおよび
ループ終了レジスタは初期化される(ステップST1
)。次いで、コールスタック・カウンタ24は例えば
“0”に初期化され(ステップST31)、トレース動作
中に、サブルーチン呼出し命令が実行されたことがCA
LL命令検出部21において検出されたか否かが判定さ
れて(ステップST32)、サブルーチン呼出し命令の実
行が検出される場合には、ループ認識部10−1、10
−2および10−Nに保持されている、ループ開始レジ
スタ101−1、101−2および101−Nの値と、
ループ終了レジスタ102−1、102−2および10
2Nの値と、ループトレース・カウンタ103−1、1
03−2および103−Nの値とを含むループ認識情報
が、コールスタック・カウンタ24の値により指定され
るコールスタック23内の所定位置に保存され、コール
スタック・カウンタ24は“1”インクリメントされる
(ステップST33)。そして、ループ認識部10−1、
10−2および10−N内のループ認識情報は初期化さ
れて(ステップST34)、トレース情報バス3を介して
トレース情報をトレースメモリ1に格納するとともに、
トレースカウンタ4が“1”インクリメントされ(ステ
ップST7 )、再度ステップST2 に戻り、ステップS
T2 以降の動作が開始される。また、ステップST32に
おいてサブルーチン呼出し命令の実行が検出されない場
合には、トレース動作中に、サブルーチン復帰命令が実
行されたことがRET命令検出部22において検出され
たか否かが判定されて(ステップST35)、サブルーチ
ン復帰命令の実行が検出される場合には、コールスタッ
ク・カウンタ24が“1”デクリメントされ、コールス
タック・カウンタ24により指定されるコールスタック
23内の所定位置に保存されている値が取出されて、ル
ープ認識部10−1、10−2および10−N内のルー
プ認識情報として設定される(ステップST36)。また
ステップST35において、サブルーチン復帰命令の実行
が検出されない場合には、後方分岐検出部7においては
後方分岐が検出されたか否かが判定されて(ステップS
T2 )、検出されていない場合には、トレース情報バス
3を介してトレース情報をトレースメモリ1に格納する
とともに、トレースカウンタ4が“1”インクリメント
され(ステップST7 )、再度ステップST2 に戻り、
ステップST2 以降の動作が開始される。またステップ
ST2 において後方分岐が検出された場合には、ループ
認識部10−1のループ終了レジスタ102−1の値
が、分岐先レジスタ8の値以下であるか、または分岐元
レジスタ9の値以上であるかが判定される(ステップS
T3 )。
【0021】ステップST3 において、肯定(YES) であ
ると判定される場合には、ループ認識部10−1のルー
プ開始レジスタ101−1の値が分岐先レジスタ8の値
に等しく、且つループ終了レジスタ102−1の値が分
岐元レジスタ9の値に等しいか否かが判定される(ステ
ップST4 )。ステップST4 において、否定(NO)であ
ると判定される場合には、ループ認識部10−1のルー
プ開始レジスタ101−1には分岐先レジスタ8の値が
設定され、ループ終了レジスタ102−1には分岐元レ
ジスタ9の値が設定され、ループトレース・カウンタ1
03−1にはトレースカウンタ4の値が設定されて、ル
ープ認識部10−1に保持されているループ認識情報が
更新され(ステップST6 )、前記ステップST7 に戻
る。ステップST7 においては、上述したように、トレ
ース情報パス3を介してトレース情報をトレースメモリ
1に格納するとともに、トレースカウンタ4を“1”イ
ンクリメントして、再度ステップST2 以降の処理が行
われる。また、前記ステップST4 において肯定(YES)
であると判定される場合には、トレースカウンタ4に、
ループ認識部10−1のループトレース・カウンタ10
3−1の値が設定されて(ステップST5 )、その後に
前記ステップST7 に戻る。ステップST7において
は、トレース情報をトレースメモリ1に格納するととも
に、トレースカウンタ4を“1”インクリメントして、
再度ステップST2 以降の処理が行われる。
【0022】一方、ステップST3 において否定(NO)で
あると判定される場合には、ループ認識部10−2のル
ープ終了レジスタ102−2の値が分岐先レジスタ8の
値以下であるか、または分岐元レジスタ9の値以上であ
るかが判定され(ステップST10)、肯定(YES) である
と判定される場合には、ループ認識部10−2のループ
開始レジスタ102−2の値が分岐先レジスタ8の値に
等しく、且つループ開始レジスタ102−2の値が分岐
元レジスタ9の値に等しいか否かが判定される(ステッ
プST11)。ステップST11において否定(NO)と判定さ
れる場合には、ループ認識部10−2のループ開始レジ
スタ101−2には分岐先レジスタ8の値が設定され、
ループ終了レジスタ103−2には分岐元レジスタ9の
値が設定され、ループトレース・カウンタ103−2に
はトレースカウンタ4の値が設定されて、ループ認識部
10−2に保持されているループ認識情報が更新される
(ステップST13)。次いで、ループ認識部10−1の
ループ開始レジスタ101−1とループ終了レジスタ1
02−1に対して、例えば当該レジスタに設定可能な最
大値を設定することによりループ認識部10−1の初期
化が行われて(ステップST14)、その後に前記ステッ
プST7 に戻る。ステップST7 においては、トレース
情報をトレースメモリ1に格納するとともに、トレース
カウンタ4を“1”インクリメントして、再度ステップ
ST2 以降の処理が行われる。
【0023】なお、ステップST11において肯定(YES)
であると判定される場合には、トレースカウンタ4には
ループ認識部10−2のループトレース・カウンタ10
3−2の値が設定され(ステップST12)、前記ステッ
プST7 に戻り、トレース情報をトレースメモリ1に格
納するとともに、トレースカウンタ4を“1”インクリ
メントして、再度ステップST2 以降の処理が行われ
る。また、前記ステップST10において否定(NO)である
と判定される場合には、ループ認識部10−Nのループ
終了レジスタ102−Nの値が分岐先レジスタ8の値以
下であるか、または分岐元レジスタ9の値以上であるか
が判定されて(ステップST20)、肯定(YES) であると
判定される場合には、ループ認識部10−Nのループ開
始レジスタ101−Nの値が分岐先レジスタ8の値に等
しく、且つループ終了レジスタ102−Nの値が分岐元
レジスタ9の値に等しいか否かが判定される(ステップ
ST21)。ステップST21において否定(NO)であると判
定される場合には、ループ認識部10−Nのループ開始
レジスタ101−Nには分岐先レジスタ8の値が設定さ
れ、ループ終了レジスタ102−Nには分岐元レジスタ
9の値が設定され、ループトレース・カウンタ103−
Nにはトレースカウンタ4の値が設定されて、ループ認
識部10−Nに保持されているループ認識情報が更新さ
れる(ステップST23)。
【0024】次に、ループ認識部10−1および10−
2におけるループ開始レジスタ101−1および101
−2と、ループ終了レジスタ102−1および102−
2に対して、例えば最大値を設定することにより、ルー
プ認識部10−1および10−2の初期化が行われ(ス
テップST24)、前記ステップST7 に戻り、トレース
情報をトレースメモリ1に格納するとともに、トレース
カウンタ4を“1”インクリメントして、再度ステップ
ST2 以降の処理が行われる。また、ステップST21に
おいて肯定(YES) であると判定される場合には、トレー
スカウンタ4にループ認識部10−Nのループトレース
・カウンタ103−Nの値が設定されて(ステップST
22)、同様に、前記ステップST7 に戻り、トレース情
報をトレースメモリ1に格納するとともに、トレースカ
ウンタ4を“1”インクリメントして、再度ステップS
T2 以降の処理が行われる。このことはステップST20
において否定(NO)であると判定される場合においても同
様であり、前記ステップST7 に戻り、トレース情報を
トレースメモリ1に格納するとともに、トレースカウン
タ4を“1”インクリメントして、再度ステップST2
以降の処理が行われる。
【0025】以上のようにして、サブルーチンを呼出し
た親ルーチンと呼出された子ルーチンとの間において、
ループ認識部において保持されているループ認識情報を
切替えることができるために、サブルーチンを含むマイ
クロプログラムにおいても、効率のよいトレ−ス動作を
行うことが可能となる。即ち、本発明によれば、マイク
ロプグラム中のサブルーチン制御部分を、サブルーチン
呼出し命令およびサブルーチンからの復帰命令の検出に
より認識し、効率のよいトレース情報の収集を可能とす
る情報制御装置およびその制御方法が実現される。
【0026】なお、上記の説明においては、コールスタ
ック・カウンタが、コールスタックに格納されているル
ープ開始レジスタ、ループ終了レジスタおよびループト
レース・カウンタのそれぞれの値のセット数を計数して
保持しており、トレース動作中に、サブルーチン呼出し
命令が実行されたことがCALL命令検出部において検
出された際には、全ループ認識部に保持されているルー
プ認識情報がコールスタックに格納された後に、コール
スタック・カウンタを“1”インクリメントし、またト
レース動作中に、サブルーチン復帰命令が実行されたこ
とがRET命令検出部部において検出された際には、コ
ールスタック・カウンタを“1”デクリメントした後
に、コールスタックに格納されているループ認識情報を
取出して、全ループ認識部に設定するという情報制御方
法について説明したが、この制御方法とは別に、コール
スタックがメモリで実装されており、コールスタック・
カウンタが、前記コールスタックのアドレスを保持して
いる場合に、トレース動作中に、サブルーチン呼出し命
令が実行されたことがCALL命令検出部において検出
された際には、全ループ認識部において保持されている
ループ認識情報をコールスタックに格納した後に、コー
ルスタック・カウンタの値をループ開始レジスタ、ルー
プ終了レジスタおよびループトレース・カウンタのそれ
ぞれのサイズの合計サイス分増加させ、またトレース動
作中に、サブルーチン復帰命令が実行されたことがRE
T命令検出部において検出された際には、コールスタッ
ク・カウンタの値を、ループ開始レジスタ、ループ終了
レジスタおよびループトレース・カウンタのそれぞれの
サイズの合計サイス分減少した後に、コールスタックに
格納されているループ認識情報を取出して、全ループ認
識部に設定するという情報制御方法を用いてもよい。ま
た、以下においては、具体的にマイクロプログラムの1
例の適用例を参照して、本発明の効果がどのようなもの
であるかについて説明する。
【0027】図5(a)は、サブルーチンを含んだマイ
クロプログラムの1例である。また図5(b)は、従来
の情報制御装置により、上記の図5(a)に示されるマ
イクロプログラムをトレースした結果を示す図であり、
図5(c)は、本発明により、図5(a)に示されるマ
イクロプログラムをトレースした結果を示す図である。
従来の情報制御装置及びその制御方法においては、図5
(b)に示されるように、親ルーチンの処理Aおよび処
理Bの繰返し処理の2回目から(N−1)回目のトレー
ス情報およびその時のルーチンの処理Cの繰返し処理の
初回と最終回のトレース情報が、トレースメモリ内に残
留しているのに対して、本発明においては、図5(c)
に示されるように、前記トレース情報がトレースメモリ
内に残留しないように改善されている。図5(a)に示
されるマイクロプログラクの処理A、処理Bおよび処理
Cにおけるトレースメモリ消費量を共に500バイト、
繰返し数NおよびMを共に10と仮定すると、従来の情
報制御装置およびその方法におけるトレースメモリの消
費量が16000バイトであるのに対して、本発明にお
けるトレースメモリの消費量は4000バイトに止ま
り、トレースメモリの利用効率が4倍に改善される。従
って、同一容量のトレースメモリにより、4倍のマイク
ロプログラムの実行結果を当該トレースメモリ内に残す
ことができ、トレースデータによるマイクロプログラム
のデバッグ可能な範囲が4倍に拡大され、デバッグ効率
を向上させることができる。
【0028】
【発明の効果】以上説明したように、本発明は、CAL
L命令検出部およびRET命令検出部を備えることによ
り、マイクロプログラムのサブルーチン呼出し命令の実
行および復帰命令の実行を検出し、当該サブルーチン命
令の検出時においては、検出時点まで使用されていたル
ープ認識部のループ認識情報をコールスタックに保持し
ておき、サブルーチン復帰命令検出時においては、前回
サブルーチン呼出しによりコールスタックに保持されて
いたループ認識情報をル−プ認識部に戻すようにして、
親ルーチンと子ルーチンとの間において、ループ認識部
に保持されているループ認識情報を切替えてトレ−ス動
作を行うようにしたことにより、マイクロプログラムの
繰返し実行部分にサブルーチン呼出しが含まれている場
合においても、繰返し実行部分の初回と最終回に対して
のみトレ−ス情報が残されることになり、サブルーチン
を含んだマイクロプログラムのトレースにおいて、同一
容量のトレースメモリにより、より一層広範囲のマイク
ロプログラムの実行結果をトレースメモリに残すことが
可能となり、これにより、トレースデータによるマイク
ロプログラムのデバッグ可能範囲が拡大され、デバッグ
効率を向上させることができるという効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の1実施形態の構成を示すブロック図で
ある。
【図2】前記1実施形態における動作手順のフローチャ
ートを示す図である。
【図3】従来例の構成を示すブロック図である。
【図4】前記従来例における動作手順のフローチャート
を示す図である。
【図5】マイクロプログラムおよびマイクロプログラム
のトレース・データを示す図である。
【符号の説明】
1 トレ−スカウンタ 2 トレース制御信号 3 トレース情報バス 4 トレース・カウンタ 5 マイクロプログラム・アドレス 6 モード指示信号 7 後方分岐検出部 8 分岐先レジスタ 9 分岐元レジスタ 10−1、10−2、……、10−N ループ認識部 21 CALL命令検出部 22 RET命令検出部 23 コールスタック 24 コールスタック・カウンタ 101−1、101−2、……、101−N ループ
開始レジスタ 102−1、102−2、……、102−N ループ
終了レジスタ 103−1、103−2、……、103−N ループ
トレース・カウンタ ST1 〜ST24、ST31〜ST36 ステップ
フロントページの続き (56)参考文献 特開 平6−175883(JP,A) 特開 平5−12061(JP,A) 特開 平4−264633(JP,A) 特開 平3−278241(JP,A) 特開 平3−266140(JP,A) 特開 平3−113646(JP,A) 特開 平3−40142(JP,A) 特開 平2−103642(JP,A) 特開 平2−44437(JP,A) 特開 昭62−219142(JP,A) 特開 昭62−130435(JP,A)

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 所定のトレース情報を格納保持するトレ
    ースメモリと、前記トレ−ス情報を前記トレースメモリ
    に格納するためのトレースメモリ・アドレスを保持し、
    所定のプログラムの命令が実行される都度、前記トレー
    スメモリに当該トレース情報が格納された後に“1”イ
    ンクリメントするトレースカウンタと、モード指示信号
    の検出指示を受けて所定のプログラム・アドレスの前回
    値と今回値とを比較して後方分岐発生の有無を検出する
    後方分岐検出部と、当該後方分岐発生時における分岐先
    プログラム・アドレスの値をラッチする分岐先レジスタ
    と、当該後方分岐発生時における分岐元プログラム・ア
    ドレスの値をラッチする分岐元レジスタと、前記プログ
    ラムの繰返し実行部分を認識するためのループ開始レジ
    スタ、ループ終了レジスタおよびループトレース・カウ
    ンタを含むループ認識部とを備え、前記プログラムの繰
    返し実行部分の初回と最終回のみを前記トレースメモリ
    に格納する情報制御装置において、 前記プログラムの実行命令が、サブルーチンを呼出す命
    令であるか否かを検出するCALL命令検出部と、 前記プログラムの実行命令が、サブルーチンから復帰す
    る命令であるか否かを検出するRET命令検出部と、 前記ループ認識部内のループ開始レジスタ、ループ終了
    レジスタおよびループトレース・カウンタのそれぞれの
    値を、それぞれ複数セット格納保持するコールスタック
    と、 前記コールスタックに格納されているループ開始レジス
    タ、ループ終了レジスタおよびループトレース・カウン
    タのそれぞれの値のセット数を計数して保持するコール
    スタック・カウンタと、 を備えて構成され、前記プログラムの繰返し実行部分に
    サブルーチン呼出し命令が存在する場合に、繰返し実行
    部分の初回と最終回のみを前記トレースメモリ内に格納
    することを特徴とする情報制御装置。
  2. 【請求項2】 所定のトレース情報を格納保持するトレ
    ースメモリと、前記トレ−ス情報を前記トレースメモリ
    に格納するためのトレースメモリ・アドレスを保持し、
    所定のプログラムの命令が実行される都度、前記トレー
    スメモリに当該トレース情報が格納された後に“1”イ
    ンクリメントするトレースカウンタと、モード指示信号
    の検出指示を受けて所定のプログラム・アドレスの前回
    値と今回値とを比較して後方分岐発生の有無を検出する
    後方分岐検出部と、当該後方分岐発生時における分岐先
    プログラム・アドレスの値をラッチする分岐先レジスタ
    と、当該後方分岐発生時における分岐元プログラム・ア
    ドレスの値をラッチする分岐元レジスタと、前記プログ
    ラムの繰返し実行部分を認識するためのループ開始レジ
    スタ、ループ終了レジスタおよびループトレース・カウ
    ンタを含むループ認識部とを備え、前記プログラムの繰
    返し実行部分の初回と最終回のみを前記トレースメモリ
    に格納する情報制御装置の制御方法において、 トレースの開始時に、前記ループ開始レジスタ、ループ
    終了レジスタおよびループトレース・カウンタをそれぞ
    れ初期化する第1のステップと、 トレース開始後の前記後方分岐検出部による後方分岐検
    出時に、前記分岐先レジスタの内容と前記ループ開始レ
    ジスタの内容、ならびに前記分岐元レジスタの内容と前
    記ループ終了レジスタの内容とを、それぞれ比較照合す
    る第2のステップと、 前記第2のステップにおいて、前記分岐先レジスタの内
    容と前記ループ開始レジスタの内容、ならびに前記分岐
    元レジスタの内容と前記ループ終了レジスタの内容とが
    一致した場合に、前記トレ−ス・カウンタに前記ループ
    トレース・カウンタの値を設定する第3のステップと、 前記第2のステップにおいて、前記分岐先レジスタの内
    容と前記ループ開始レジスタの内容、或は前記分岐元レ
    ジスタの内容と前記ループ終了レジスタの内容とが不一
    致の場合に、前記ループ開始レジスタには前記分岐先レ
    ジスタの値を、前記ループ終了レジスタには前記分岐元
    レジスタの値を、前記ループトレ−ス・カウンタには前
    記トレース・カウンタの値をそれぞれ設定する第4のス
    テップと、 前記CALL命令検出部により、サブルーチンを呼出す
    命令の実行が検出された時に、前記ループ開始レジス
    タ、前記ループ終了レジスタおよび前記ループトレース
    ・カウンタのそれぞれの値を、前記コールスタック内の
    前記コールスタック・カウンタの値により指定される位
    置に保存する第5のステップと、 前記コールスタック・カウンタの値を“1”だけ増加さ
    せる第6のステップと、 前記開始レジスタ、前記ループ終了レジスタおよび前記
    レープトレース・カウンタをそれぞれ初期化する第7の
    ステップと、 前記RET命令検出部により、サブルーチンから復帰す
    る命令の実行が検出された時に、前記コールスタック・
    カウンタの値を“1”だけ減少させる第8のステップ
    と、 前記コールスタック内の前記コールスタック・カウンタ
    の値により指定される位置に保存されている値を、前記
    ループ開始レジスタ、前記ループ終了レジスタおよび前
    記ループトレース・カウンタにそれぞれ設定する第9の
    ステップと、 を有することを特徴とする情報制御方法。
  3. 【請求項3】 所定のトレース情報を格納保持するトレ
    ースメモリと、前記トレ−ス情報を前記トレースメモリ
    に格納するためのトレースメモリ・アドレスを保持し、
    所定のプログラムの命令が実行される都度、前記トレー
    スメモリに当該トレース情報が格納された後に“1”イ
    ンクリメントするトレースカウンタと、モード指示信号
    の検出指示を受けて所定のプログラム・アドレスの前回
    値と今回値とを比較して後方分岐発生の有無を検出する
    後方分岐検出部と、当該後方分岐発生時における分岐先
    プログラム・アドレスの値をラッチする分岐先レジスタ
    と、当該後方分岐発生時における分岐元プログラム・ア
    ドレスの値をラッチする分岐元レジスタと、前記プログ
    ラムの繰返し実行部分を認識するためのループ開始レジ
    スタ、ループ終了レジスタおよびループトレース・カウ
    ンタを含むループ認識部とを備え、前記プログラムの繰
    返し実行部分の初回と最終回のみを前記トレースメモリ
    に格納する情報制御装置の制御方法において、 トレースの開始時に、前記ループ開始レジスタ、ループ
    終了レジスタおよびループトレース・カウンタをそれぞ
    れ初期化する第1のステップと、 トレース開始後の前記後方分岐検出部による後方分岐検
    出時に、前記分岐先レジスタの内容と前記ループ開始レ
    ジスタの内容、ならびに前記分岐元レジスタの内容と前
    記ループ終了レジスタの内容とを、それぞれ比較照合す
    る第2のステップと、 前記第2のステップにおいて、前記分岐先レジスタの内
    容と前記ループ開始レジスタの内容、ならびに前記分岐
    元レジスタの内容と前記ループ終了レジスタの内容とが
    共に一致した場合に、前記トレ−ス・カウンタに前記ル
    ープトレース・カウンタの値を設定する第3のステップ
    と、 前記第2のステップにおいて、前記分岐先レジスタの内
    容と前記ループ開始レジスタの内容、或は前記分岐元レ
    ジスタの内容と前記ループ終了レジスタの内容とが不一
    致の場合に、前記ループ開始レジスタには前記分岐先レ
    ジスタの値を、前記ループ終了レジスタには前記分岐元
    レジスタの値を、前記ループトレ−ス・カウンタには前
    記トレース・カウンタの値をそれぞれ設定する第4のス
    テップと、 前記CALL命令検出部により、サブルーチンを呼出す
    命令の実行が検出された時に、前記コールスタック・カ
    ウンタの値を、前記ループ開始レジスタ、前記ループ終
    了レジスタおよび前記ループトレース・カウンタのそれ
    ぞれのサイズの合計サイズ分増加させる第5のステップ
    と、 前記RET命令検出部により、サブルーチンから復帰す
    る命令の実行が検出された時に、前記コールスタック・
    カウンタの値を、前記ループ開始レジスタ、前記ループ
    終了レジスタおよび前記ループトレース・カウンタのそ
    れぞれのサイズの合計サイズ分減少させる第6のステッ
    プと、 を有することを特徴とする情報制御方法。
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