JP2701481B2 - 鉛丹の連続製造方法 - Google Patents
鉛丹の連続製造方法Info
- Publication number
- JP2701481B2 JP2701481B2 JP1262389A JP26238989A JP2701481B2 JP 2701481 B2 JP2701481 B2 JP 2701481B2 JP 1262389 A JP1262389 A JP 1262389A JP 26238989 A JP26238989 A JP 26238989A JP 2701481 B2 JP2701481 B2 JP 2701481B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- lead
- powder
- raw material
- red
- continuous production
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
Links
Classifications
-
- Y—GENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
- Y02—TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
- Y02E—REDUCTION OF GREENHOUSE GAS [GHG] EMISSIONS, RELATED TO ENERGY GENERATION, TRANSMISSION OR DISTRIBUTION
- Y02E60/00—Enabling technologies; Technologies with a potential or indirect contribution to GHG emissions mitigation
- Y02E60/10—Energy storage using batteries
Landscapes
- Muffle Furnaces And Rotary Kilns (AREA)
- Battery Electrode And Active Subsutance (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明は蓄電池，錆止め塗料，ガラス等に用いられる
鉛丹（四三酸化鉛）の連続製造方法に関する。
鉛丹（四三酸化鉛）の連続製造方法に関する。
従来の技術 鉛丹のような金属酸化物を高温空気酸化により連続製
造する方法としては特公昭50−1705,特公昭50−1706,特
公昭50−17033,特公昭50−36238あるいは特公昭55−405
22に記載された装置を用いるものが知られている。
造する方法としては特公昭50−1705,特公昭50−1706,特
公昭50−17033,特公昭50−36238あるいは特公昭55−405
22に記載された装置を用いるものが知られている。
これらの金属酸化物の連続製造装置は一端より連続的
に供給される原料を徐々に他端の製品出口端へ向って進
行せしめる回転内筒を回転内筒内部から加熱するか、あ
るいはこれを覆う外套との間に熱空気を導入して加熱し
つつ、この回転内筒を水平または水平面に対しわずかな
傾斜をもって回転自在に横架し、回転内筒または外套の
両端部を被包するフードを設けたものである。
に供給される原料を徐々に他端の製品出口端へ向って進
行せしめる回転内筒を回転内筒内部から加熱するか、あ
るいはこれを覆う外套との間に熱空気を導入して加熱し
つつ、この回転内筒を水平または水平面に対しわずかな
傾斜をもって回転自在に横架し、回転内筒または外套の
両端部を被包するフードを設けたものである。
これらの装置は原料を高温酸化するための加熱ととも
に原料の酸化時に発生する多量の反応熱による過熱を防
止するために、反応に必要な空気の30倍以上の多量の空
気を導入したり局部的に冷風空気を導入する機構をそな
えている。
に原料の酸化時に発生する多量の反応熱による過熱を防
止するために、反応に必要な空気の30倍以上の多量の空
気を導入したり局部的に冷風空気を導入する機構をそな
えている。
鉛丹は一般に一酸化鉛を約450℃で焼成して製造され
ている。この一酸化鉛は通常金属鉛を酸化して造られ
る。
ている。この一酸化鉛は通常金属鉛を酸化して造られ
る。
この一酸化鉛は工業的には金属鉛をボールミルタイプ
あるいはバートンポットタイプの鉛粉機中で空気酸化し
て製造される。このとき一般に金属鉛が10〜30％程度残
留する。
あるいはバートンポットタイプの鉛粉機中で空気酸化し
て製造される。このとき一般に金属鉛が10〜30％程度残
留する。
発明が解決しようとする課題 このような金属鉛を含む一酸化鉛を出発原料として、
上記従来の金属酸化物の連続製造装置により鉛丹を生産
する場合、金属鉛の急激な酸化反応による発熱を制御で
きず、鉛丹の収率の著しい低下を招く。そのため従来は
この金属鉛を徐々にさらに空気酸化する別の工程を経て
原料を供給する必要があった。
上記従来の金属酸化物の連続製造装置により鉛丹を生産
する場合、金属鉛の急激な酸化反応による発熱を制御で
きず、鉛丹の収率の著しい低下を招く。そのため従来は
この金属鉛を徐々にさらに空気酸化する別の工程を経て
原料を供給する必要があった。
本発明はこれらの上記の欠点を解決し金属鉛を10％以
上含む一酸化鉛を原料として金属鉛を酸化するための工
程を経ることなく鉛丹を効率よく製造できる方法を提供
するものである。
上含む一酸化鉛を原料として金属鉛を酸化するための工
程を経ることなく鉛丹を効率よく製造できる方法を提供
するものである。
課題を解決するための手段 すなわち本発明は横架されて回転する反応炉の入口端
より連続的に一酸化鉛粉および金属鉛粉を供給しこれを
徐々に他端の製品出口に向って進行させ、回転する反応
炉回転内筒内で上記一酸化鉛粉および金属鉛粉を鉛丹化
する方法であって回転内筒の入口端に上記原料粉末とと
もに鉛丹あるいは鉛丹と一酸化鉛の混合物を同時に供給
することによって安定した鉛丹への酸化を可能とする鉛
丹の連続生産方法を提供するものである。
より連続的に一酸化鉛粉および金属鉛粉を供給しこれを
徐々に他端の製品出口に向って進行させ、回転する反応
炉回転内筒内で上記一酸化鉛粉および金属鉛粉を鉛丹化
する方法であって回転内筒の入口端に上記原料粉末とと
もに鉛丹あるいは鉛丹と一酸化鉛の混合物を同時に供給
することによって安定した鉛丹への酸化を可能とする鉛
丹の連続生産方法を提供するものである。
作用 鉛丹または鉛丹と酸化鉛の混合物を同時に原料ととも
に投入することにより、入口端部付近の原料中の金属鉛
濃度を希釈でき、金属鉛の急激な酸化による発熱反応を
抑制することができる。
に投入することにより、入口端部付近の原料中の金属鉛
濃度を希釈でき、金属鉛の急激な酸化による発熱反応を
抑制することができる。
また鉛丹は450℃付近において過熱しても安定な状態
であり、さらには金属の急激な酸化反応によって温度が
著しく上昇し、原料全体の温度が500℃を越えるような
場合においては投入した鉛丹が再び酸化鉛に分解される
ので、その場合酸化とは逆に吸熱反応となり原料温度全
体を下げる役割を果たすことになり、回転内筒の温度を
安定化することができる。
であり、さらには金属の急激な酸化反応によって温度が
著しく上昇し、原料全体の温度が500℃を越えるような
場合においては投入した鉛丹が再び酸化鉛に分解される
ので、その場合酸化とは逆に吸熱反応となり原料温度全
体を下げる役割を果たすことになり、回転内筒の温度を
安定化することができる。
実施例 以下、本発明の実施例を製造装置の図面を参照しなが
ら説明する。
ら説明する。
第１図は本発明の方法を実施するために用いた鉛丹連
続装置の一例である。
続装置の一例である。
１は反応炉としての回転円筒型キルンであって、両端
をフード２で閉塞した炉体３を備え、筒状の鉛粉投入口
４および、鉛丹または鉛丹および酸化鉛の混合物の投入
口５および空気導入口６、空気排出口７およびバッグフ
ィルタ８を備えたものである。
をフード２で閉塞した炉体３を備え、筒状の鉛粉投入口
４および、鉛丹または鉛丹および酸化鉛の混合物の投入
口５および空気導入口６、空気排出口７およびバッグフ
ィルタ８を備えたものである。
なお前記空気導入口６および空気排出口７は、酸化に
必要な空気を炉内に供給することと炉内の温度制御を行
うために設けたものである。
必要な空気を炉内に供給することと炉内の温度制御を行
うために設けたものである。
上記の製造装置を用いて、原料鉛粉から鉛丹を製造す
るときは、原料鉛粉として酸化鉛が約60から90％、残り
が金属鉛の鉛粉を原料とし、この原料鉛粉ａを投入口４
から炉内１に投入するとともに投入口５から鉛丹または
鉛丹および酸化鉛の混合物ｂを合わせて投入する。
るときは、原料鉛粉として酸化鉛が約60から90％、残り
が金属鉛の鉛粉を原料とし、この原料鉛粉ａを投入口４
から炉内１に投入するとともに投入口５から鉛丹または
鉛丹および酸化鉛の混合物ｂを合わせて投入する。
この場合、粉体ｂの量が原料鉛粉ａに対して多い程、
入口部付近の急激な発熱反応を抑制し鉛丹の収率を高め
ることができるが、ある量を越すとその効果はほぼ飽和
状態に達する。
入口部付近の急激な発熱反応を抑制し鉛丹の収率を高め
ることができるが、ある量を越すとその効果はほぼ飽和
状態に達する。
第１図の装置で、原料投入量を一定（原料組成酸化
鉛：金属鉛＝7:3）とし、一定の条件下で運転したとき
の原料投入量に対する再投入粉体の割合をパラメータと
したときの製品出口端ａで得られる粉末の鉛丹含有率を
第２図に示す。
鉛：金属鉛＝7:3）とし、一定の条件下で運転したとき
の原料投入量に対する再投入粉体の割合をパラメータと
したときの製品出口端ａで得られる粉末の鉛丹含有率を
第２図に示す。
この第２図より通常原料として用いられる酸化鉛およ
び金属鉛に鉛丹または鉛丹および酸化鉛からなる粉末を
加えることにより、鉛丹の生成率を著しく高くすること
ができる。
び金属鉛に鉛丹または鉛丹および酸化鉛からなる粉末を
加えることにより、鉛丹の生成率を著しく高くすること
ができる。
なお第１図では炉体内で粉体ａと粉体ｂを混合する形
をとっているが、これは炉体外であらかじめ混合されて
いても同様の効果が得られることはいうまでもない。
をとっているが、これは炉体外であらかじめ混合されて
いても同様の効果が得られることはいうまでもない。
発明の効果 以上説明したように本発明では鉛丹を効率よく焼成す
ることができる。
ることができる。
第１図は本発明を実施する際に用いた装置の一例を示す
図であり、第２図は本発明による鉛丹収率を示す図であ
る。 １……反応炉、４……原料の鉛粉の投入口、５……鉛丹
または鉛丹および酸化鉛の混合物の投入口、６……空気
導入口、７……空気排出口、８……バッグフィルタ。
図であり、第２図は本発明による鉛丹収率を示す図であ
る。 １……反応炉、４……原料の鉛粉の投入口、５……鉛丹
または鉛丹および酸化鉛の混合物の投入口、６……空気
導入口、７……空気排出口、８……バッグフィルタ。
Claims (1)
- 【請求項１】回転する反応炉の入口端より連続的に一酸
化鉛粉および金属鉛粉を供給しこれを徐々に他端の製品
出口端に向って進行させ、回転する反応炉内で上記一酸
化鉛粉および金属鉛粉を焼成して鉛丹化する方法であっ
て、前記回転する反応炉の入口端に上記粉末とともに、
鉛丹あるいは鉛丹と一酸化鉛の混合物からなる粉末を同
時に供給することを特徴とする鉛丹の連続製造方法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1262389A JP2701481B2 (ja) | 1989-10-06 | 1989-10-06 | 鉛丹の連続製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1262389A JP2701481B2 (ja) | 1989-10-06 | 1989-10-06 | 鉛丹の連続製造方法 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH03126620A JPH03126620A (ja) | 1991-05-29 |
| JP2701481B2 true JP2701481B2 (ja) | 1998-01-21 |
Family
ID=17375086
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP1262389A Expired - Lifetime JP2701481B2 (ja) | 1989-10-06 | 1989-10-06 | 鉛丹の連続製造方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2701481B2 (ja) |
Families Citing this family (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP4905413B2 (ja) * | 2008-05-26 | 2012-03-28 | 新神戸電機株式会社 | 鉛丹の製造装置及び鉛丹の製造方法 |
-
1989
- 1989-10-06 JP JP1262389A patent/JP2701481B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH03126620A (ja) | 1991-05-29 |
Similar Documents
| Publication | Publication Date | Title |
|---|---|---|
| EP1308526B1 (en) | Process for the production of molybdenum metal | |
| AU597432B2 (en) | Process for the continuous production of high purity, ultra-fine, aluminum nitride powder by the carbo- nitridization of alumina | |
| US4304755A (en) | Apparatus for manufacturing vanadium pentoxide | |
| US6569222B2 (en) | Continuous single stage process for the production of molybdenum metal | |
| SU1011527A1 (ru) | Способ получени двуокиси олова | |
| JP2701481B2 (ja) | 鉛丹の連続製造方法 | |
| US3410652A (en) | Production of vanadium trioxide | |
| JPS63285121A (ja) | マイクロ波加熱焙焼・還元装置 | |
| US4348226A (en) | Direct reduction process for producing metallic iron | |
| US7192467B2 (en) | Method for producing molybdenum metal and molybdenum metal | |
| JPH07108776B2 (ja) | 鉛丹の連続製造方法および製造装置 | |
| SK10572003A3 (sk) | Spôsob vykonania reakcií pri vyšších teplotách medzi najmenej dvoma zložkami a pec na vykonanie tohto spôsobu | |
| JPS62167212A (ja) | β型炭化珪素粉末の製造法 | |
| US5540915A (en) | Method for making highly oxidized lead powder used for a lead storage battery | |
| JP2747916B2 (ja) | チタン酸カリウム長繊維およびこれを用いるチタニア繊維の製造方法 | |
| US5108713A (en) | Apparatus for the continuous production of high ultra-fine, aluminum nitride powder by the carbo-nitridization of alumina | |
| JPS6042164B2 (ja) | 粉末の製造方法 | |
| US1491237A (en) | Process and apparatus for oxidizing lead | |
| JPH01234529A (ja) | 高還元クロム鉱石粉体の製造方法 | |
| JPS616109A (ja) | ｓｉｃの製造法 | |
| US5227150A (en) | Method for continuously manufacturing red lead | |
| JPS60260419A (ja) | シランの製造方法 | |
| JP5934010B2 (ja) | 金属窒化物粉末の製造方法 | |
| JPS61158805A (ja) | 窒化アルミニウムの製造方法 | |
| US5482689A (en) | Process for the accelerated production of red lead oxide |
Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20081003 Year of fee payment: 11 |
|
| FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20091003 Year of fee payment: 12 |
|
| FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20091003 Year of fee payment: 12 |
|
| EXPY | Cancellation because of completion of term | ||
| FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20101003 Year of fee payment: 13 |
|
| FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20101003 Year of fee payment: 13 |