JP2701389B2 - テープカセット - Google Patents
テープカセットInfo
- Publication number
- JP2701389B2 JP2701389B2 JP31348588A JP31348588A JP2701389B2 JP 2701389 B2 JP2701389 B2 JP 2701389B2 JP 31348588 A JP31348588 A JP 31348588A JP 31348588 A JP31348588 A JP 31348588A JP 2701389 B2 JP2701389 B2 JP 2701389B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- tape
- driven rollers
- reel
- drive
- drive belt
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
Links
Landscapes
- Registering, Tensioning, Guiding Webs, And Rollers Therefor (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明は、リールに巻き付けられたテープにドライブ
ベルトが圧接されこのドライブベルトの移動でテープが
走行されるテープカセットに関する。
ベルトが圧接されこのドライブベルトの移動でテープが
走行されるテープカセットに関する。
[発明の概要] 本発明は、駆動ローラと一対の従動ローラとをケース
に軸を介して回転自在に支持し、前記駆動ローラと一対
の前記従動ローラとの間に無限端の可撓性のドライブベ
ルトを掛け、このドライブベルトが供給リールと巻取リ
ールに巻き付けられたテープの最外周に圧接され、前記
ドライブベルトの移動で前記テープが走行されるテープ
カセットにおいて、 一対の前記従動ローラとこの各前記軸との間に、温度
−10℃から60℃の間で粘性係数50ポアズから500ポアズ
のグリスを介在することにより、 テープテンションを得るための特別の構成を必要とせ
ず、安定なテープテンションを得ることができるもので
ある。
に軸を介して回転自在に支持し、前記駆動ローラと一対
の前記従動ローラとの間に無限端の可撓性のドライブベ
ルトを掛け、このドライブベルトが供給リールと巻取リ
ールに巻き付けられたテープの最外周に圧接され、前記
ドライブベルトの移動で前記テープが走行されるテープ
カセットにおいて、 一対の前記従動ローラとこの各前記軸との間に、温度
−10℃から60℃の間で粘性係数50ポアズから500ポアズ
のグリスを介在することにより、 テープテンションを得るための特別の構成を必要とせ
ず、安定なテープテンションを得ることができるもので
ある。
[従来の技術] コンピュータの外部記録装置として高トラック密度の
テープカセットが提案されている(米国特許第4,198,01
3号明細書参照)。
テープカセットが提案されている(米国特許第4,198,01
3号明細書参照)。
このテープカセットは、第5図に示すように、ケース
1内に供給リール5と巻取リール6とが回転自在に設け
られている。この供給リール5と巻取リール6との間に
は供給リール5と巻取リール6に巻き付けられたテープ
7が走行するテープ走行路8が構成されている。このテ
ープ走行路8の一部にはカバー23で開閉されるヘッド配
置区間Lが構成されており、ドライブ装着時にはこのヘ
ッド配置区間でテープ8にヘッドが圧接される。
1内に供給リール5と巻取リール6とが回転自在に設け
られている。この供給リール5と巻取リール6との間に
は供給リール5と巻取リール6に巻き付けられたテープ
7が走行するテープ走行路8が構成されている。このテ
ープ走行路8の一部にはカバー23で開閉されるヘッド配
置区間Lが構成されており、ドライブ装着時にはこのヘ
ッド配置区間でテープ8にヘッドが圧接される。
又、ケース1内には前方中央に駆動ローラ15が、その
後方の左右コーナ部に従動ローラ16,17が、それぞれ設
けられている。この駆動ローラ15及び一対の従動ローラ
16,17はケース1に立設の軸18にそれぞれ回転自在に支
持されていると共に、これらのローラ15,16,17間には無
限端の可撓性のドライブベルト25が掛けられている。駆
動ローラ15とそれぞれの従動ローラ16,17間に位置する
ドライブベルト25の箇所は前記供給リール5と巻取リー
ル6に巻き付けられたテープ7の最外周に圧接されてい
る。又、第6図に示すように、前記従動ローラ16,17の
上下面にはハブ部31が突設され、この上側のハブ部31上
面にはケース1に支持された板バネ部材32が圧接されて
いる。
後方の左右コーナ部に従動ローラ16,17が、それぞれ設
けられている。この駆動ローラ15及び一対の従動ローラ
16,17はケース1に立設の軸18にそれぞれ回転自在に支
持されていると共に、これらのローラ15,16,17間には無
限端の可撓性のドライブベルト25が掛けられている。駆
動ローラ15とそれぞれの従動ローラ16,17間に位置する
ドライブベルト25の箇所は前記供給リール5と巻取リー
ル6に巻き付けられたテープ7の最外周に圧接されてい
る。又、第6図に示すように、前記従動ローラ16,17の
上下面にはハブ部31が突設され、この上側のハブ部31上
面にはケース1に支持された板バネ部材32が圧接されて
いる。
而して、駆動ローラ15の回転でドライブベルト25が走
行すると、テープ7がドライブベルト25との圧接箇所で
摩擦力を受けこの摩擦力によりテープ7が走行する。前
記ドライブベルト25の走行に際して板バネ部材32のバネ
力にて各従動ローラ16,17は回転抵抗を受けるため、駆
動ローラ15とそれぞれの従動ローラ15,16,17間に位置す
るドライブベルト25の箇所のテンションが異なったもの
となる。ドライブベルト25からテープ7への回転伝達に
際してベルトテンション差に比例したテンションが伝達
され、テープ7には板バネ部材32のバネ力に比例したテ
ンションが作用する。
行すると、テープ7がドライブベルト25との圧接箇所で
摩擦力を受けこの摩擦力によりテープ7が走行する。前
記ドライブベルト25の走行に際して板バネ部材32のバネ
力にて各従動ローラ16,17は回転抵抗を受けるため、駆
動ローラ15とそれぞれの従動ローラ15,16,17間に位置す
るドライブベルト25の箇所のテンションが異なったもの
となる。ドライブベルト25からテープ7への回転伝達に
際してベルトテンション差に比例したテンションが伝達
され、テープ7には板バネ部材32のバネ力に比例したテ
ンションが作用する。
[発明が解決しようとする課題] しかしながら、前記板バネ部材32のバネ圧は、ケース
1、板バネ部材32及び従動ローラ16,17の寸法によって
決定されるため寸法誤差によって変動する。又、上記バ
ネ圧はケース1内面と従動ローラ16,17のハブ部31上面
の寸法lによっても変動し不安定である。バネ圧が変動
すると、テープ7のテンションも不安定となるため、オ
フトラック量が大きくなるという欠点があった。また、
テンションを得るのに、ケース1と従動ローラ16,17の
間に板バネ部材32を配置すると共に各部材には厳しい寸
法精度が要求されるため、構成が複雑であるという欠点
があった。
1、板バネ部材32及び従動ローラ16,17の寸法によって
決定されるため寸法誤差によって変動する。又、上記バ
ネ圧はケース1内面と従動ローラ16,17のハブ部31上面
の寸法lによっても変動し不安定である。バネ圧が変動
すると、テープ7のテンションも不安定となるため、オ
フトラック量が大きくなるという欠点があった。また、
テンションを得るのに、ケース1と従動ローラ16,17の
間に板バネ部材32を配置すると共に各部材には厳しい寸
法精度が要求されるため、構成が複雑であるという欠点
があった。
そこで、本発明は構成が簡単で、且つ、安定なテープ
テンションを得ることができるテープカセットを提供す
ることを目的とする。
テンションを得ることができるテープカセットを提供す
ることを目的とする。
[課題を解決するための手段] 上記目的を達成するための本発明のテープカセット
は、ケースに供給リールと巻取リールとを回転自在に設
け、前記供給リールと前記巻取リールとにテープ走行路
を走行するテープをそれぞれ巻付け、又、ドライブ装置
の駆動力で回転の駆動ローラと一対の従動ローラとを前
記ケースに軸を介して回転自在に支持し、前記駆動ロー
ラと一対の前記従動ローラとの間に無限端の可撓性のド
ライブベルトを掛け、このドライブベルトが前記駆動ロ
ーラと各前記従動ローラとの間で前記供給リールと前記
巻取リールに巻き付けられたテープの最外周にそれぞれ
圧接されたテープカセットにおいて、一対の前記従動ロ
ーラとこの各前記軸との間に、温度−10℃から60℃の間
で粘性係数50ポアズから500ポアズの値を有するグリス
を介在したものである。
は、ケースに供給リールと巻取リールとを回転自在に設
け、前記供給リールと前記巻取リールとにテープ走行路
を走行するテープをそれぞれ巻付け、又、ドライブ装置
の駆動力で回転の駆動ローラと一対の従動ローラとを前
記ケースに軸を介して回転自在に支持し、前記駆動ロー
ラと一対の前記従動ローラとの間に無限端の可撓性のド
ライブベルトを掛け、このドライブベルトが前記駆動ロ
ーラと各前記従動ローラとの間で前記供給リールと前記
巻取リールに巻き付けられたテープの最外周にそれぞれ
圧接されたテープカセットにおいて、一対の前記従動ロ
ーラとこの各前記軸との間に、温度−10℃から60℃の間
で粘性係数50ポアズから500ポアズの値を有するグリス
を介在したものである。
[作用] ドライブ装置の駆動力で駆動ローラが回転すると、駆
動ローラと一対の従動ローラとの回転によりドライブベ
ルトが走行し、このドライブベルトの走行によりテープ
がドライブベルトとの圧接箇所で摩擦力を受け、この摩
擦力でテープが走行する。前記ドライブベルトの走行に
際して各従動ローラはグリスの粘性抵抗に抗して回転す
るため、駆動ローラと各従動ローラ間のドライブベルト
の箇所は一方が弛み一方が張りベルトテンション差が生
じ、このベルトテンション差に比例したテンションがテ
ープテンションとして作用する。そして、前記ドライブ
ベルトのベルトテンション差を決定するグリスの粘性抵
抗は所定範囲であるため、所定範囲のベルトテンション
差、即ち、テープテンションが得られる。又、テープテ
ンションは各従動ローラと軸との間に介在するグリスに
よって得られ、且つ、従動ローラと軸との寸法精度はラ
フでよく構成が簡単である。
動ローラと一対の従動ローラとの回転によりドライブベ
ルトが走行し、このドライブベルトの走行によりテープ
がドライブベルトとの圧接箇所で摩擦力を受け、この摩
擦力でテープが走行する。前記ドライブベルトの走行に
際して各従動ローラはグリスの粘性抵抗に抗して回転す
るため、駆動ローラと各従動ローラ間のドライブベルト
の箇所は一方が弛み一方が張りベルトテンション差が生
じ、このベルトテンション差に比例したテンションがテ
ープテンションとして作用する。そして、前記ドライブ
ベルトのベルトテンション差を決定するグリスの粘性抵
抗は所定範囲であるため、所定範囲のベルトテンション
差、即ち、テープテンションが得られる。又、テープテ
ンションは各従動ローラと軸との間に介在するグリスに
よって得られ、且つ、従動ローラと軸との寸法精度はラ
フでよく構成が簡単である。
[実施例] 以下、本発明の実施例を図面を用いて説明する。
第1図乃至第4図において、本発明の実施例が示され
ている。
ている。
第1図及び第2図において、ケース1はプラスチック
製の上ケース部2と金属製の下ケース部3とから成り、
前記上ケース部2の周縁に設けられた側壁部4の下面が
下ケース部2の周縁に突き合わされている。前記ケース
1内には供給リール5と巻取リール6とが回転自在に設
けられている。この供給リール5と巻取リール6との間
にテープ7を走行させるテープ走行路8が構成されてい
る。このテープ走行路8はケース1の前面付近に二個の
ガイドピン9,10が、供給リール5とガイドピン9との
間、ガイドピン9とガイドピン10との間及びガイドピン
10と巻取リール6との間にそれぞれピン11,12,13が下ケ
ース部2に立設されて構成されている。テープ7は供給
リール5に一端側が巻き付けられその他端側がテープ走
行路8を走行された後に巻取リール6に巻き付けられて
いる。即ち、供給リール5から導かれたテープ7はガイ
ドピン9に所定角度巻き付けられて方向変換されケース
1の前記近くを前面に平行に走行される。そして、ガイ
ドピン10に所定角度巻き付けられて再び方向変換され巻
取リール6に導かれている。
製の上ケース部2と金属製の下ケース部3とから成り、
前記上ケース部2の周縁に設けられた側壁部4の下面が
下ケース部2の周縁に突き合わされている。前記ケース
1内には供給リール5と巻取リール6とが回転自在に設
けられている。この供給リール5と巻取リール6との間
にテープ7を走行させるテープ走行路8が構成されてい
る。このテープ走行路8はケース1の前面付近に二個の
ガイドピン9,10が、供給リール5とガイドピン9との
間、ガイドピン9とガイドピン10との間及びガイドピン
10と巻取リール6との間にそれぞれピン11,12,13が下ケ
ース部2に立設されて構成されている。テープ7は供給
リール5に一端側が巻き付けられその他端側がテープ走
行路8を走行された後に巻取リール6に巻き付けられて
いる。即ち、供給リール5から導かれたテープ7はガイ
ドピン9に所定角度巻き付けられて方向変換されケース
1の前記近くを前面に平行に走行される。そして、ガイ
ドピン10に所定角度巻き付けられて再び方向変換され巻
取リール6に導かれている。
前記テープ走行路8には走行するテープ7の一部をケ
ース1外部に露出するテープ露出部20が設けられてい
る。このテープ露出部20は、ドライブ装置装着時にテー
プ7がヘッドに圧接される箇所で、このテープ露出部20
はカバー23にて開閉される。このカバー23は、切欠部21
で形成される空間を被う形状を有し、下ケース部3の軸
30に回転自在に支持されていると共にコイルバネ31のバ
ネ力で閉塞位置に付勢されている。
ース1外部に露出するテープ露出部20が設けられてい
る。このテープ露出部20は、ドライブ装置装着時にテー
プ7がヘッドに圧接される箇所で、このテープ露出部20
はカバー23にて開閉される。このカバー23は、切欠部21
で形成される空間を被う形状を有し、下ケース部3の軸
30に回転自在に支持されていると共にコイルバネ31のバ
ネ力で閉塞位置に付勢されている。
テープ走行駆動機構14は、ケース1内の前方中央に駆
動ローラ15を、後方の左右コーナ部に一対の従動ローラ
16,17をそれぞれ有している。前記駆動ローラ15は下ケ
ース部3に立設の軸18に回転自在に支持され、駆動ロー
ラ15と軸18との間には摩耗防止のためのグリスが介在さ
れている。前記駆動ローラ15の上部は大径部15aに形成
され、この大径部15aの一部が上ケース部2の穴19から
ケース1の外部に露出している。又、一対の前記従動ロ
ーラ16,17は、第3図(第3図には一方の従動ローラ16
の断面図のみ示されている。)に示すように、下ケース
部3に立設の軸18,18にそれぞれ回転自在に支持され、
この各軸18,18の上端にはスラスト方向の移動阻止をも
兼ねた抜け止め部材19,19が固定されている。各従動ロ
ーラ16,17の内面と各軸18,18の外面との間にはグリス24
が介在されている。このグリスは温度が−10℃から60℃
までの間で、粘性係数が50ポアズから500ポアズの値を
有するものを使用している。又、従動ローラ16,17の内
面の面粗度は0.1S以下で、軸18,18の外面の面粗度は0.2
〜0.6S以内に設定されている。
動ローラ15を、後方の左右コーナ部に一対の従動ローラ
16,17をそれぞれ有している。前記駆動ローラ15は下ケ
ース部3に立設の軸18に回転自在に支持され、駆動ロー
ラ15と軸18との間には摩耗防止のためのグリスが介在さ
れている。前記駆動ローラ15の上部は大径部15aに形成
され、この大径部15aの一部が上ケース部2の穴19から
ケース1の外部に露出している。又、一対の前記従動ロ
ーラ16,17は、第3図(第3図には一方の従動ローラ16
の断面図のみ示されている。)に示すように、下ケース
部3に立設の軸18,18にそれぞれ回転自在に支持され、
この各軸18,18の上端にはスラスト方向の移動阻止をも
兼ねた抜け止め部材19,19が固定されている。各従動ロ
ーラ16,17の内面と各軸18,18の外面との間にはグリス24
が介在されている。このグリスは温度が−10℃から60℃
までの間で、粘性係数が50ポアズから500ポアズの値を
有するものを使用している。又、従動ローラ16,17の内
面の面粗度は0.1S以下で、軸18,18の外面の面粗度は0.2
〜0.6S以内に設定されている。
前記駆動ローラ15及び一対の従動ローラ16,17には無
限端のドライブベルト25が掛けられている。このドライ
ブベルト25は可撓性を有し、駆動ローラ15と各従動ロー
ラ16,17間に位置する箇所は供給リール4と巻取リール
6に巻き付けられたテープ7の最外周に圧接されてい
る。
限端のドライブベルト25が掛けられている。このドライ
ブベルト25は可撓性を有し、駆動ローラ15と各従動ロー
ラ16,17間に位置する箇所は供給リール4と巻取リール
6に巻き付けられたテープ7の最外周に圧接されてい
る。
尚、図中27はテープエンド検出用の鏡体である。
以下、上記テープカセットの作用について説明する。
テープカセットをドライブ装置に装着すると、このロ
ーティング過程でカバー23がコイルバネ31のバネ力に抗
して回動する。カバー23が開放位置まで回動すると、テ
ープ露出部20に位置するテープ7にドライブ装置のヘッ
ドが圧接すると共にドライブ装置のローラに駆動ローラ
15が圧接される。ドライブ装置のローラの回転で駆動ロ
ーラ15が回転すると、従動ローラ16,17も回転してドラ
イブベルト25が第2図の矢印方向に走行する。このドラ
イブベルト25が走行すると、テープ7がドライブベルト
25との圧接箇所で摩擦力を受け、この摩擦力で第2図の
矢印方向に走行する。
ーティング過程でカバー23がコイルバネ31のバネ力に抗
して回動する。カバー23が開放位置まで回動すると、テ
ープ露出部20に位置するテープ7にドライブ装置のヘッ
ドが圧接すると共にドライブ装置のローラに駆動ローラ
15が圧接される。ドライブ装置のローラの回転で駆動ロ
ーラ15が回転すると、従動ローラ16,17も回転してドラ
イブベルト25が第2図の矢印方向に走行する。このドラ
イブベルト25が走行すると、テープ7がドライブベルト
25との圧接箇所で摩擦力を受け、この摩擦力で第2図の
矢印方向に走行する。
前記ドライブベルト25の走行に際して、各従動ローラ
16,17はグリス24の粘性抵抗に抗して回転するため、ド
ライブベルト25は駆動ローラ15と一方の従動ローラ16間
の箇所でテンションが小さく(伸び量が少ない)、駆動
ローラ15と他方の従動ローラ17間の箇所でテンションが
大きく(伸び量が多い)なりベルトテンション差が生じ
る。尚、反対方向に走行するとテンションの大小が逆に
なる。このベルトテンション差に比例したテンションが
テープ7に作用した状態でテープ7が走行されるためテ
ープ7にはベルトテンション差に比例したテープテンシ
ョンが作用する。そして、グリス24の粘性抵抗を所定範
囲に設定したため、第4図に示すように、テープテンシ
ョンが実施したテープカセットについて適正範囲である
30〜90gの範囲で安定する。
16,17はグリス24の粘性抵抗に抗して回転するため、ド
ライブベルト25は駆動ローラ15と一方の従動ローラ16間
の箇所でテンションが小さく(伸び量が少ない)、駆動
ローラ15と他方の従動ローラ17間の箇所でテンションが
大きく(伸び量が多い)なりベルトテンション差が生じ
る。尚、反対方向に走行するとテンションの大小が逆に
なる。このベルトテンション差に比例したテンションが
テープ7に作用した状態でテープ7が走行されるためテ
ープ7にはベルトテンション差に比例したテープテンシ
ョンが作用する。そして、グリス24の粘性抵抗を所定範
囲に設定したため、第4図に示すように、テープテンシ
ョンが実施したテープカセットについて適正範囲である
30〜90gの範囲で安定する。
また、テープテンションは従動ローラ16,17と軸18,18
との間に介在したグリス24の粘性によって得られ、又従
動ローラ16,17と軸18,18との寸法精度はテープテンショ
ンにあまり厳格に関係しないので寸法の許容範囲が広
く、以上より簡単な構成で所定範囲のテープテンション
が得られる。
との間に介在したグリス24の粘性によって得られ、又従
動ローラ16,17と軸18,18との寸法精度はテープテンショ
ンにあまり厳格に関係しないので寸法の許容範囲が広
く、以上より簡単な構成で所定範囲のテープテンション
が得られる。
[発明の効果] 以上述べたように本発明によれば、駆動ローラと一対
の従動ローラとを軸を介してケースに回転自在に支持
し、前記駆動ローラと一対の前記従動ローラとの間に無
限端の可撓性のドライブベルトを掛け、このドライブベ
ルトが供給リールと巻取リールに巻き付けられたテープ
の最外周に圧接され、前記ドライブベルトの移動で前記
テープが走行されるテープカセットにおいて、一対の前
記従動ローラとこの各前記軸との間に、温度−10℃から
60℃の間で粘性係数50ポアズから500ポアズのグリスを
介在したので、簡単な構成で安定なテープテンションを
作用させることができるという効果を奏する。
の従動ローラとを軸を介してケースに回転自在に支持
し、前記駆動ローラと一対の前記従動ローラとの間に無
限端の可撓性のドライブベルトを掛け、このドライブベ
ルトが供給リールと巻取リールに巻き付けられたテープ
の最外周に圧接され、前記ドライブベルトの移動で前記
テープが走行されるテープカセットにおいて、一対の前
記従動ローラとこの各前記軸との間に、温度−10℃から
60℃の間で粘性係数50ポアズから500ポアズのグリスを
介在したので、簡単な構成で安定なテープテンションを
作用させることができるという効果を奏する。
また、使用するグリスは一般に摩耗防止用として使用
されるグリスよりも粘性が高いので、従動ローラの回転
により飛散する蓋然性が非常に小さいため、飛散したグ
リスがテープに付着するという不具合がほとんどないと
いう効果も有する。
されるグリスよりも粘性が高いので、従動ローラの回転
により飛散する蓋然性が非常に小さいため、飛散したグ
リスがテープに付着するという不具合がほとんどないと
いう効果も有する。
第1図乃至第4図は本発明の一実施例を示し、第1図は
テープカセットの分解斜視図、第2図は上ケース部を除
いたテープカセットの平面図、第3図は第2図のA−A
線の断面図、第4図はグリスの粘性に対するテープテン
ションを示す特性線図であり、第5図及び第6図は従来
例を示し、第5図はテープカセットの平面図、第6図は
テープカセットの一部断面図である。 1……ケース、5……供給リール、6……巻取リール、
7……テープ、8……テープ走行路、15……駆動ロー
ラ、16,17……従動ローラ、18……軸、24……グリス、2
5……ドライブベルト。
テープカセットの分解斜視図、第2図は上ケース部を除
いたテープカセットの平面図、第3図は第2図のA−A
線の断面図、第4図はグリスの粘性に対するテープテン
ションを示す特性線図であり、第5図及び第6図は従来
例を示し、第5図はテープカセットの平面図、第6図は
テープカセットの一部断面図である。 1……ケース、5……供給リール、6……巻取リール、
7……テープ、8……テープ走行路、15……駆動ロー
ラ、16,17……従動ローラ、18……軸、24……グリス、2
5……ドライブベルト。
Claims (1)
- 【請求項1】ケースに供給リールと巻取リールとを回転
自在に設け、前記供給リールと前記巻取リールとにテー
プ走行路を走行するテープをそれぞれ巻付け、又、ドラ
イブ装置の駆動力で回転の駆動ローラと一対の従動ロー
ラとを前記ケースに軸を介して回転自在に支持し、前記
駆動ローラと一対の前記従動ローラとの間に無限端の可
撓性のドライブベルトを掛け、このドライブベルトが前
記駆動ローラと各前記従動ローラとの間で前記供給リー
ルと前記巻取リールに巻き付けられたテープの最外周に
それぞれ圧接されたテープカセットにおいて、 一対の前記従動ローラとこの各前記軸との間に、温度−
10℃から60℃の間で粘性係数50ポアズから500ポアズの
値を有するグリスを介在したことを特徴とするテープカ
セット。
Priority Applications (11)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP31348588A JP2701389B2 (ja) | 1988-12-12 | 1988-12-12 | テープカセット |
EP94113453A EP0632450B1 (en) | 1988-12-12 | 1989-12-12 | Tape cassette |
EP89312968A EP0373884B1 (en) | 1988-12-12 | 1989-12-12 | Tape cassette |
DE68928930T DE68928930T2 (de) | 1988-12-12 | 1989-12-12 | Bandkassette |
DE68928429T DE68928429T2 (de) | 1988-12-12 | 1989-12-12 | Bandkassette |
US07/639,225 US5204796A (en) | 1988-12-12 | 1991-02-15 | Tape cassette with tape tension controlled by grease of a specified range of viscosity |
US07/708,112 US5097374A (en) | 1988-12-12 | 1991-05-28 | Tape cassette having tapered guide pins press-fitted into cassette wall and grease lubricant for rollers |
US08/012,757 US5287240A (en) | 1988-12-12 | 1993-02-03 | Tape cassette |
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