JP2699879B2 - エンジン回転数制御装置 - Google Patents

エンジン回転数制御装置

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JP2699879B2
JP2699879B2 JP6192882A JP19288294A JP2699879B2 JP 2699879 B2 JP2699879 B2 JP 2699879B2 JP 6192882 A JP6192882 A JP 6192882A JP 19288294 A JP19288294 A JP 19288294A JP 2699879 B2 JP2699879 B2 JP 2699879B2
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  • Electrical Control Of Air Or Fuel Supplied To Internal-Combustion Engine (AREA)
  • Control Of Eletrric Generators (AREA)
  • Electrical Control Of Ignition Timing (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 【0001】 【産業上の利用分野】本発明は発電機制御手段を有した
アイドル回転数制御装置に関する。 【0002】 【従来の技術】従来より自動車用エンジンおいては,エ
ンジンのアイドル運転時の回転数の安定化を計るために
予め定められた目標アイドル回転数と,エンジン回転数
との偏差信号に基いてアクチュエータを介しスロットル
弁等の吸気流量制御弁を駆動させ,燃焼室に供給される
空気量を調整してエンジン回転数が目標アイドル回転数
となるようフィードバツク制御を行なうものに関する技
術が数多く提案されている。 【0003】ところで最近の自動車には,エンジンに駆
動される補機としてクーラコンプレツサやパワーステア
リング用オイルポンプや発電機や自動変速機を備えたも
のがあり,エンジンのアイドル運転時にこれらクーラコ
ンプレツサ,パワーステアリング用オイルポンプ,発電
機の作動・非作動の切替わりが発生したときや自動変速
機の変速位置が中立位置と走行位置との間で切替わつた
ときには,負荷が不連続的に変化するため,上記フィー
ドバツク制御のゲインではその負荷急変状態に対応でき
ずアイドル回転数が一時的に大きく変動し,運転者に不
快感を与える虞れがあつた。 【0004】これに対し,上記不具合を解消する目的
で,アイドル運転時に上記クーラコンプレツサの作動・
非作用の切替わりや自動変速機の変速位置の切替わりの
発生が検出された場合に,負荷変動に見合つた分だけ燃
焼室への供給空気量を増大させようとする技術が特開昭
54−113725号で既に提案されていた。 【0005】この公報に示される技術は,人為操作可能
なスロットル弁をバイパスするバイパス通路が設けら
れ,同バイパス通路に負圧モータにより駆動されるバイ
パス弁が配設され,回転数偏差に基づいた駆動信号が制
御装置から上記負圧モータに供給されるという構成を有
し,上述した特定の負荷変動の発生が検出された場合に
上記駆動信号をそれに見合う分だけ修正しようとするも
のである。 【0006】 【発明が解決しようとする課題】しかしながら上述した
特定の負荷変動が発生したときに,燃焼室への供給空気
量を変化させると,供給空気量の変化が発生してからエ
ンジン出力が変化するまでに時間がかかるため,依然と
して上記負荷変動発生直後に一時的にエンジン回転数の
変動が発生する可能性があつた。 【0007】 【課題を解決するための手段】本発明は、上記のような
不具合を解消することを目的として、エンジンの回転数
を検出する回転数検出手段と、エンジンのアイドル運転
時に同回転数検出手段の検出結果と目標アイドル回転数
とを比較して、同比較結果に基づいて上記エンジン回転
数が上記目標アイドル回転数に近づくように上記エンジ
ンの燃焼室に供給される燃料量または空気量の少なくと
も一方を調整する制御手段と、上記エンジンに駆動され
バッテリを充電するための発電機と、上記発電機以外の
エンジンにより駆動される補機の作動状態を検出する補
機作動検出手段と、エンジンのアイドル運転時に上記補
機によるエンジンへの負荷が増大方向に切り替わったこ
とが上記補機作動検出手段によって検出されたときに設
定時間の間上記発電機によるエンジンへの負荷を低下さ
せるための発電制御信号を出力する発電機制御手段とを
備えたことを特徴とする。 【0008】 【作 用】本発明は実際のアイドル回転数と目標アイド
ル回転数とを比較し、実際のエンジン回転数が目標回転
数となるように、燃料供給量または空気量の少なくても
一方を制御するものにおいて、補機の作動による負荷が
発生したことを検出したとき、設定時間の間発電機によ
るエンジン負荷を低下させる発電制御を行う。 【0009】 【実施例】以下本発明の実施例について図面を用いて詳
細に説明する。図1に示すごとく,図示しない自動車に
搭載されたエンジンEの吸気通路1には,スロットル弁
2が配設されており,このスロットル弁2の軸2aは吸
気通路1の外部でスロットルレバー3に連結されてい
る。また,スロットルレバー3の端部3aには,アクセ
ルペダル(図示せず)を踏み込むと,スロットルレバー
3を介してスロットル弁2を図1中時計まわりの方向
(開方向)へ回動させるワイヤ(図示せず)が連結され
ており,さらにスロットル弁2には,これを閉方向へ付
勢する戻しばね(図示せず)が装着されていて,これに
より上記ワイヤの引張力を弱めると,スロットル弁2は
閉じてゆくようになつている。 【0010】ところで,エンジンのアイドル運転時にス
ロットル弁2の開度を制御するアクチュエータ4が設け
られており,このアクチュエータ4は,回転軸にウオー
ム6aを有する直流モータ(以下単に「モータ」とい
う。)5をそなえていて,このモータ5付きのウオーム
6aは環状のウオームホイール6bに噛合している。こ
のウオームホイール6bには雌ねじ部6dを有するバル
ブ軸6cが一体に設けられており,このバルブ軸6cの
雌ねじ部6dに螺合する雄ねじ部7aを有するロツド7
が,ウオームホイール6bおよびパイプ軸6cを貫通し
て取り付けられている。 【0011】そして,ロツド7の先端部は,アイドルス
イツチ9を介して,スロットルレバー3の端部3aに,
エンジンEがアイドル運転状態にあるときに当接するよ
うになつている。ここで,アイドルスイツチ9は,エン
ジンアイドル運転状態でオン(閉),それ以外でオフ
(開)となるスイツチである。 【0012】なお,ロツド7には長穴7bが形成されて
おり,この長穴7bにはアクチュエータ本体側のピン
(図示せず)が案内されるようになつており,これによ
りロツド7の回転防止がはかられている。このように,
ロツド7の先端部は,エンジンEがアイドル運転状態に
あるときスロットルレバー3の端部3に当接しているの
で,モータ5を所定方向に回転させることにより,ウオ
ームギヤを介しパイプ軸6cを回転させ,ロツド7をア
クチュエータ4から突出させる(前進させる)と,スロ
ットル弁2は開くように制御され,また,モータ5を逆
方向に回転させて,ロツド7をアクチュエータ4内へ引
っ込ませる(後退させる)とスロットル弁2は戻しばね
の作用によつて閉じるように制御される。 【0013】また,スロットル弁2の開度(スロットル
開度)を検出するスロットル開度センサ8が設けられて
おり,このスロットル開度センサ8としては,スロット
ル開度に比例した電圧を発生するポテンショメータ等が
用いられる。 【0014】さらに10はエンジンEのクランク軸が設
定角度(例えば0.5°)回転するごとにパルスを発生
するクランク角度センサ,11はエンジンEの暖機温度
としての冷却水温を検出する水温センサ,12はエンジ
ンEに駆動される図示しないクーラコンプレッサの作動
の有無を検出するクーラスイツチ,13はエンジンEに
駆動される図示しないパワーステアリング用オイルポン
プの油圧状態を検出する(発生油圧が所定値以上となる
とオン,そうでないとオフ)パワステスイツチ,14は
車速をこれに比例した周波数を有するパルス信号で検出
する車速センサであつて,これらのスイツチやセンサの
出力はスロットル開度センサ8やアイドルスイツチ9の
出力とともにコントロールユニツト(マイクロコンピュ
ータ)15に入力するようになつている。 【0015】またコントロールユニツト15には,エン
ジンEに駆動されるデイストリビュータ24の図示しな
い信号発生器において発生される点火信号(パルス信
号)SGが入力されるようになつている。そしてコント
ロールユニツト15ではこの点火信号SGを後述するコ
ンピュータの作動開始を指示する割込信号となす一方に
おいて,その発生する時間間隔をタイマにより計測する
ことにより信号SGをエンジン回転数に対応する情報と
して使用している。 【0016】また,この点火信号SGはエンジンEの図
示しないクランクシャフトが1回転する毎に2パルス発
生されるようになつているもので,上記コントロールユ
ニツト15に入力される一方でリタード機械付イグナイ
タ25を介し点火コイル26の一次側に入力されるよう
になつている。なおこの点火信号SGは,図示しないエ
ンジンのクランク軸の回転角に対し固定された位相で発
生するようになつている。点火コイル26の二次側はデ
イストリビュータ24の中心端子に接続され,この中心
端子は図示しないロータ通電部を介し4つの接地電極と
電気的に接続され,4つの接地電極はそれぞれエンジン
Eの燃焼室28に設けられた点火プラグ30に接続され
ている。 【0017】また,エンジンEにはプーリP1,P2や
ベルトTを介して発電機GEが連結されており,この発
電機GEはレギュレータRを内蔵している。そしてこの
発電機GEは出力端は定格12VのバッテリBに接続さ
れている。バツテリBにはキースイツチKSを介してコ
ントロールユニツト15および点火コイル26が接続さ
れ,また同バツテリBには電気負荷スイツチLSを介し
てヘツドランプのごとき電気負荷Lが接続されている。
なお,バツテリBとコントロールユニツト15との接続
においては,電源であるバツテリBの端子電圧の変動が
入力信号としてコントロールユニツト15に供給される
ようになつている。 【0018】ところで発電機GEおよびレギュレータR
の詳細構造は第2図に示すようになつており,発電機G
Eの電機子101は整流子102を介してバツテリBに
接続されている。またこの発電機GEはフイールドコイ
ル104によつて発電状態(ここではオンオフ)を制御
されるようになつている。フイールドコイル104のプ
ラス端は,キースイツチKSおよびパイロツトランプ1
06を介してバツテリBに接続されるとともに整流子1
07を介して電機子101に接続されており,一方その
マイナス端はレギュレータRを介して接地されている。 【0019】このレギュレータRは電圧判定回路108
と同回路108の判定電圧を切換える判定電圧切換回路
109を備えており,判定電圧切換回路109はコント
ロールユニツト15からの制御信号(オンオフ信号)に
より制御されるようになつている。そしてコントロール
ユニツト15からオフ信号が出力されているとき,即
ち,発電制御信号が出力されていないときは,トランジ
スタ112がオフしており,端子Aが開放され(即ちハ
イレベル状態となり)判定電圧切換回路109のトラン
ジスタ113がオンとなり,端子Bが接地状態ととなつ
ている。即ち電圧判定回路108の端子Cには電圧Va
が抵抗器114〜116(それぞれ抵抗値(R1
3 ))によつて分圧された電圧Vcが印加される。な
お, Vc=Va・{R3 /(R1 +R2 +R3 )} である。 【0020】そしてツエナーダイオード118のブレー
クダウン電圧Vzは電圧Vaが設定電圧(例えば14
V)となつているときのVcに略等しくなるように設定
されており,即ちVaが設定電圧以下の場合にはツエナ
ー効果は生ぜず,トランジスタ119がオフとなり,ト
ランジスタ120,121がオンとなつて端子Dと端子
Eとが短絡してフイールドコイル104に電流が流れ発
電が行なわれ,他方発電機GEの発電によりVaが設定
電圧を越えた場合にはツエナー効果によりトランジスタ
119がオンとなり,トランジスタ120,121がオ
フとなつて端子Dと端子Eとが開放され,フイールドコ
イル104の電流がカツトされ発電が停止される。 【0021】これに対し,コントロールユニツト15か
らオン信号が出力されているとき即ち発電制御信号が出
力されているときは,トランジスタ112がオンし,端
子Aが接地される。これによりトランジスタ113のベ
ースが接地されてトランジスタ113が非通電状態とな
り,端子Bが開放状態(即ち何も接続しない状態)とな
る。端子Bが開放されることにより,抵抗器114〜1
17(それぞれ抵抗値R1 〜R4 )によつて電圧Vaが
分圧され端子Cに次のような電圧Vc’が印加される。 Vc’=Va{(R3 +R4 )/(R1 +R2 +R3
4 )} 【0022】この電圧Vc’はVcより高いため電圧V
aが設定電圧以下となつてもツエナーダイオード118
がオン状態を維持し続けるので,この場合,通常は電圧
が停止されることになる。(但し,Vaが異常に低下し
た場合(例えば10V以下)には,Vc’の値が電圧V
aが設定電圧となつているときの電圧Vc以下となるの
で,このとき(即ちバツテリBが過放電状態となつてい
る場合等)は発電が行われるようになつている。) 【0023】ところでコントロールユニツト15は,図
1に示すように,上述した各入力信号に基いて各運転状
態に応じた点火進角量を計算し,該計算結果を遅角量信
号OSとしてリタード機構付イグナイタ25に出力する
ようになつている。そしてリタード機構付イグナイタ2
5は,デイストリビュータ24の信号発生器から供給さ
れる固定位置の点火信号SGにより点火信号送出準備状
態となり,点火信号SGによりトリガされるコントロー
ルユニツト15の点火遅角量出力カウンタ(この出力カ
ウンタはダウンカウンタであつて各入力信号に基づいて
計算された点火遅角量データがセツトされている)がク
ランク角度センサ10からのパルス信号に同期して減算
されて0となつた時点で発生する遅角量信号OSがコン
トロールユニツト15から供給されるとタイミング制御
をなされた点火信号CSGを点火コイル26に送出する
ようになつている。 【0024】そして特に本実施例においては,アイドリ
ング時のエンジン回転数が目標値より大きくなつたこと
が検出された場合や該エンジン回転数の大きくなること
が予想される状態が検出された場合に点火時期を遅らせ
る(点火進角を小さくする)べく遅角量信号OSとして
大きな遅角量を有するものをリタード機構付イグナイタ
25に送出するようになつている。 【0025】また,コントロールユニツト15は,アイ
ドリング時のエンジン回転数が目標とする回転数から外
れた場合に該エンジン回転数を目標回転に近づけるべく
スロットル弁2の開度を調整するためのモータ5駆動用
第1信号MS(スロットル弁2を開側に駆動する信号)
およびモータ5駆動用第2信号MS’(スロットル弁2
を閉側に駆動する信号)を出力するようになつている。
このモータ5駆動用信号MS,MS’は,エンジンの実
回転数と目標回転数との偏差△Nもしくはスロットル弁
の実開度と目標スロットル弁開度との偏差△Pに応じて
設定された時間巾を有するパルス信号であつてこのパル
ス信号は設定された時間間隔をおいて出力されるように
なつている。 【0026】さらに,コントロールユニツト15はエン
ジンの回転数が落ち込んだことが検出された場合あるい
はクーラコンプレツサの作動開始等エンジン回転数の落
ち込むことが予想される状態が検出された場合に発電機
による発電負荷を低減すべくレギュレータRに発電制御
信号GSを出力するようになつている。 【0027】この発電制御信号GSはオン・オフの断続
信号で構成され,エンジン回転数の落ち込み度合に応じ
てデューテイ比即ちオン時間/(オン時間+オフ時間)
が大きくなるようにして出力され,又クーラコンプレツ
サ等の作動直後には所定時間出力され,しかもその際は
作動直後から徐々にデューテイ比が小さくなるようにし
て出力される。 【0028】さらにまたコントールユニツト15は,ス
ロットル弁2の上流側の吸気通路に配設された図示しな
い燃料噴射弁の開弁時間を吸気流量情報(これは吸気通
路1に配設された図示しない吸気流量計により検出され
て(コントロールユニツト15に入力される)等に基づ
いて設定する機構を備えている。なお燃料噴射弁の開弁
時間は単位時間あたりの燃料供給量に相当するものであ
る。 【0029】次にコントロールユニツト15において実
行される各種プログラムについて説明する。コントール
ユニツト15では,点火遅角量Rの設定,モータ5の駆
動パルス巾τ(τn,τp)の設定および発電制御信号
GSのヂューティ比Dの設定が図3(a),(b),
(c),(d)に示すメインフローで行なわれ,ヘツド
ランプ等の電気負荷の作動状態即ち発電機GEの負荷発
生状態をバツテリ電圧の変化により検出することが図5
に示す電圧検出フローで行なわれ,その他メインフロー
で求めた上記点火遅角量R,駆動パルス巾τ,ヂューテ
ィ比Dに基く点火時期制御,モータ駆動,発電制御が,
それぞれ図7,図8,図9に示す点火時期制御フロー,
モータ駆動フロー,発電制御フローにおいて行われるよ
うになつている。 さらにコントロールユニツト15で
は,メインフローにおいて燃料噴射弁の開弁時間が設定
されるとともに,この設定した開弁時間に基いて燃料噴
射弁を駆動する燃料噴射弁駆動フローが実行されるよう
に構成されているが,以下の説明においては,メインフ
ローにおける燃料噴射弁の開弁時間の設定および燃料噴
射駆動フローは省略する。 【0030】まずメインフローについて説明する。な
お,コントロールユニツト15はCPU,RAM,RO
Mを備えている。さて図3(a),(b),(c),
(d)のメインフローはデイストリビュータの信号発生
器からの点火信号SGが割り込み信号となつてプログラ
ムが開始されるようになつており,まずA−1において
運転状態データ(ここでは冷却水温Tw,エンジン回転
数Nr,スロットル弁開度Pr,車速Vr,アイドルス
イツチのオンオフ情報Isw,クーラスイツチのオンオ
フ情報Csw,パワステスイツチのオンオフ情報Ps
w)の読み込みが行なわれ,読み込まれた各データはR
AMのそれぞれ指定されたアドレスに入力される。 【0031】次いでA−2においては,A−1で読み込
んだエンジン回転数Nrおよびスロットル開度Prに基
いてROMに予め記憶されている基本点火遅角量データ
0を読み込み,このデータR0 はRAMの指定された
アイドルに入力される。なお,上記基本点火遅角量デー
タR0 はアイドルスイツチのオンオフ情報,エンジン回
転数情報,スロットル弁開度情報に基いて設定されてい
るものであり,アイドルスイツチがオンのときにはエン
ジン回転数が設定値N* より大である場合にはR0 は比
較的大きな値がとられ,エンジン回転数が設定値N*
り小である場合にR0 は比較的小さな値がとられるよう
になつている。 【0032】またアイドルスイツチがオフのときにはR
0 はエンジン回転数とスロットル開度との2元の情報に
対しマツピングされた値がとられ,この際R0 の値はエ
ンジン回転数が大になるにつれ小さくなり,またスロッ
トル弁が低・中開度域にあるときに比較的小さく,高開
度域に変化するにつれて大きくなるようになっている。 【0033】次いでA−3においては冷却水温データT
wに応じてROMにマツピングされている目標開度デー
タPtw,目標回転数Ntwが読み込まれ,RAMの各
アドレスに入力される。この目標開度データptwおよ
び目標回転数データNtwは冷却水温データTwに対し
てそれぞれ図4および図5に示すような値をとるように
して設定されており,特に図3に示す目標開度データP
twはエンジンのアイドル回転数が各冷却水温状態にお
いて目標回転数Ntwとなる吸入空気量を与えるものと
なつている。この目標開度データPtwは実験により求
められている。 【0034】さて次にA−4においてクーラスイツチが
オンであるか否かが判別され,クーラスイツチがオンで
ある場合にはA−5においてクーラスイッチがオンとな
つた直後か否かが判別され,直後の場合にのみA−6に
おいて第1フラツグを構成するRAMのアドレスK1
入力され,A−7に至る。A−7ではA−3で読み込ま
れた目標開度データPtwとROMに記憶されているク
ーラコンプレツサ作動時の目標開度データPcとが比較
され,冷却水温が低くPc≦PtwのときはA−10に
おいてRAMのアドレスPsにデータPtwが入力さ
れ,A−11においてRAMのアドレスNsにデータN
twが入力されてA−12に至り,他方冷却水温が高く
Pc>PtwのときはA−8においてアドレスPsにデ
ータPcが入力され,A−9においてアドレスNsにR
OMに記憶されているクーラコンプレツサ作動時の目標
回転数データNcが入力されてA−12に至るようにな
つている。これにより目標アイドル開度データがアドレ
スPsに入力され,目標アイドル回転数データがアドレ
スNsに入力されたことになる。なおクーラコンプレツ
サ作動時の目標開度データPcおよび目標回転数データ
Ncはそれぞれ図4および図5のグラフの縦軸に示すよ
うな値となつている。 【0035】またA−4においてクーラスイツチがオフ
であると判別された場合にはA−13においてクーラス
イツチがオフとなつた直後か否かが判別され,直後の場
合にのみA−14において第2フラツグを構成するRA
MのアドレスK2 に1が入力されてA−10に至るよう
になつている。A−12ではアドレスNsに入力された
目標アイドル回転数データに基いて,それぞれ第2目標
回転数データN1 及び第3目標回転数データN3 がRO
Mのマップから読み込まれ,RAMの各アドレスに入力
される。なお,ここで,N1,3 は,N1 <アドレスN
2 の目標アイドル回転数データ<N3 の関係にある。 【0036】次にA−15ではパワステスイツチの切替
があつたか否かが判別され,切替無の場合はそのままA
−16において,切替の方向がオフからオンであるか否
かが判別される。そしてパワステスイツチの切替がオフ
かオンであつた場合にはA−17において第3フラツグ
を構成するRAMのアドレスL1 が入力され,他方該切
替がオンからオフであつた場合にはA−18において第
4フラツグを構成するRAMのアドレスL2 に1が入力
されてそれぞれA−19に至る。 【0037】次にA−19〜A−22では,図3のメイ
ンクローとは独立して実行される電圧検出フローにおい
てバツテリ電圧の急変状態が検出された場合に,第5フ
ラツグ又は第6フラツグをたてるべくプログラムが進行
するようになつている。そこでまず図6に示す電圧検出
フローについて説明する。この電圧検出フローは第1設
定時間T1 毎のタイマ割込によつて実行され,まずB−
1においてバツテリ電圧のデータVbが読み込まれ,次
にB−2において今回読み込んだ電圧データVbと前回
読み込んだRAMのアドレスA10に入力されていた電圧
データVb’との差のデータ△Vを求め,次いでB−3
において△Vが設定値α(正の値)より大きいか否かが
判別され,大の場合はB−5においてRAMのアドレス
Auのデータに1が加算され,他方否の場合はB−4に
おいてアドレスAuがリセットされてB−6に至る。B
−6では△Vが−αより小さいか否かが判別され,小さ
い場合はB−8においてRAMのアドレスAdのデータ
値に1が加算され,他方否の場合B−7においてアドレ
スAdがリセットされてB−9に至る。B−9では今回
読み込んだ電圧データVbをRAMのアドレス10に入力
してこのフローを終了する。 【0038】即ち,この電圧検出フローでは,バツテリ
電圧の急増状態が連続して検出された場合にRAMのア
ドレスAuのデータ値が1.2…と加算され,またバツ
テリ電圧の急減状態が連続して検出された場合にRAM
のアドレスAdのデータ値が1.2…と加算されるよう
になつている。 【0039】さて,図3のメインフローにおいては,ま
ずA−19においてアドレスAuのデータ値が2以上で
あるか否かが判別され,そしてAuのデータ値が2以上
である場合にA−20において第6フラツグを構成する
RAMのアドレスJ2 に1が入力されてA−25に至
る。これに即ち電圧検出フローにおいて2回以上連続し
てバツテリ電圧の急増状態が検出されたときにアイドル
2 に1が入力されることになる。A−19においてA
uのデータ値が1においてアドレスAdのデータ値が2
以上であるか否かが判別される。そしてAdのデータ値
が2以上である場合にA−22において第5フラツグを
構成するRAMのアドレスJ1 に1が入力されてA−2
5に至る。 【0040】これは即ち電圧検出フローにおいて2回以
上連続してバツテリ電圧の急減状態が検出されたときに
アドレスJ1 に1が入力されることになる。またA−2
1においてAdのデータ値が1または0であると判別さ
れた場合には直接A−25に至る。 【0041】次にA−25からA−79までの間では,
エンジン運転中の各瞬間における発電制御信号のヂュー
テイ比が計算されるようになつており,特にA−K
1 (A−25〜A−40)では,クーラスイツチのオフ
からオンへの切替りが発生した場合の上記ヂューテイ比
の設定が行なわれ,A−L1 (A−41〜A−56)で
はパワステスイツチのオフからオンへの切替りが発生し
た場合の上記ヂューティ比の設定が行なわれ,A−J1
(A−57〜A−72)では,バツテリ電圧の急減状態
が発生した場合即ちヘツドランプ等の大きな電気負荷の
オフからオンへの切替りが発生した場合の上記デューテ
ィ比の設定が行なわれるようになつている。 【0042】ここでA−K1 のプロセスにつき説明す
る。まずA−25ではRAMのアドレスK111 に1が入
力されているか否かが判別され,入力されていない場合
にはA−26においてRAMのアドレスK11に1が入力
されているか否かが判別され,入力されていない場合に
はA−27に至る。A−27では,A−6においてアド
レスK1 に1が入力されたか否かが判別され,入力され
ていない場合にはA−41に至り,他方アドレスK1
1が入力されていた場合にはA−28においてアドレス
11に1を入力し,A−29においてRAMのアドレス
Dcにクーラ作動用発電制御デューティ初期データDc
oを入力し,A−30においてRAMのアドレスTcに
正の値であるクーラ作動用タイマデータTcoを入力し
てA−41に至る。 【0043】またA−26でアドレスK11に1を入力さ
れていたときが判別された場合には,A−31において
アドレスTcのデータ値から1を減じ,次いでA−32
においてアドレスTcのデータ値が0以下となつている
か否かが判別され,該データ値が正の場合はA−41に
至り,他方A−32においてアドレスTcのデータ値が
0以下となつていることが判別された場合には,A−3
3においてアドレスK111 に1を入力し,A−34にお
いてアドレスTcをリセットしてA−25に戻るように
なつている。 【0044】そして,アドレスK111 に1が入力された
直後においてはA−25においてYESの判別が行なわ
れ,A−35においてアドレスDcのデータ値から△D
cが減じられ,次いでA−36ではアドレスDcのデー
タ値が負となつたか否かが判別され,該データ値が0以
上の場合はA−41に至り,他方A−36においてアド
レスDcのデータ値が負となつていることが判別された
場合には,A−37,A−38,A−39,A−40で
それぞれアドレスDc,K1 ,K11,K111 がリセツト
されてA−41に至るようになつている。即ちA−K1
において設定されるクーラスイツチのオフからオンへの
切替時の発電制御信号のデューテイ比はアドレスDcに
入力されている。 【0045】また,A−L1 やA−J1 においてそれぞ
れ行われるパワステスイツチのオフからオンへの切替時
(即ちA−17でL1 で1が入力されたとき),電気負
荷のオフからオンへの切替時(即ちA−23でJ1 に入
力されたとき)における発電制御信号にデューテイ比の
設定も上述したA−K1 と同様にして行なわれ,それぞ
れのデューテイ比情報はアドレスDp,Dvに入力され
る。 【0046】ところで,A−L1 中A−45において使
用されるパワステ作動用発電制御デューテイ初期データ
Dpo,A−46において使用されるパワステ作動用タ
イマデータTpo,A−51において使用される減算デ
ータ△DpおよびA−J1 中A−61で使用される電気
負荷用発電制御デューテイ初期データDvo,A−62
において使用される電気負荷用タイマデータTvo,A
−67において使用される減算データ△Dvは,データ
Dco,Tco,△Dc同様予めROMに記憶されてい
るものであるが,これらの大きさの関係は, Dco>Dpo>Dvo Tco>Tpo>Tvo △Dc≒△Dp≒△Dv となつており,即ち,クーラスイツチのオフからオンへ
の切替時,パワステスイツチのオフからオンへの切替
時,電気負荷の増大時の中ではクーラスイツチのオフか
らオンへの切替時において発電制御信号のデューテイ比
が最も大きくなり,同一のエンジン回転数状態に関し最
も長い時間に亘つて発電制御が行われることになる。 【0047】さてA−K1 ,A−L1 ,A−J1 ,にお
いてエンジン運転中の各瞬間における発電制御信号のデ
ューテイ比が計算されたあとは,A−73においてアド
レスK1 ,L1 ,J1 ,が全て0であるか否かが判別さ
れる。A−73における判別は換言すれば第1フラツ
グ,第3フラツグ,第5フラツグが全てリセツト状態に
あるか否かを判別していることに対応しており,アドレ
スK1 ,L1 ,J1 ,が全て0である場合にはA−74
に至り,他方アドレスK1 ,L1 ,J1 のうち少くとも
1つに1が入力されている場合にはアドレスDc,D
p,Dvに入力されている発電制御信号のデューテイ比
データがA−75において加算されて発電制御出力用ア
ドレDに入力されA−80至る。 【0048】また,A−73からA−74に至つた場合
は,A−74においてエンジン回転数Nrと第2目標回
転数データN1 とを比較し,N1 よりNrの方が小さい
ときにA−77において両者の偏差△N1 を求め,A−
78において偏差△N1 に応じて発電制御信号のデュー
テイ比データDnが設定され,A−79においてデュー
テイ比データDnが発電制御信号出力用アドレスDに入
力されてA−80に至る。 【0049】ところで,A−78で設定されるデューテ
イ比情報Dnは偏差△N1 に対し図10に示すようにマ
ツピングされてROMに記憶されている。またA−74
においてNrがN1 以上であると判定された場合にはA
−76において発電制御信号出力用アドレスDに0が入
力されてA−80に至る。A−80以降A−136まで
の間では,A−2において設定した基本点火遅角量デー
タRoに必要に応じた補正値を負荷することが行われる
ようになつており,特にA−K2 (A−80〜A−9
5)ではクーラスイツチのオンからオフへの切替りが発
生した場合の上記補正値の設定が行なわれ,A−L
2 (A−96〜A−111)ではパワステスイツチのオ
ンからオフへの切替りが発生した場合の上記補正値の設
定が行なわれ,A−J2 (A−112〜A−127)で
は,バツテリ電圧の急増状態が発生した場合,即ちヘツ
ドランプ等の大きな電気負荷のオンからオフへの切替り
が発生した場合の上記補正値の設定が行なわれるように
なつている。ここでA−K2 NOプロセスにつき説明す
る。 【0050】まずA−80ではRAMのアドレスK222
に1が入力されているか否かが判別され,入力されてい
ない場合にはA−81においてRAMのアドレスK22
1が入力されているか否かが判別され,入力されていな
い場合には,A−82に至る。A−82では,A−14
においてアドレスK2 に1が入力されたか否かが判別さ
れ,入力されていない場合にはA−96に至り,他方の
アドレスK2 に1が入力されていた場合にはA−83に
おいてアドレスK22に1を入力し,A−84においてR
AMのアドレスRcにクーラ作動切替用点火遅角量補正
初期データRcoを入力し,A−85においてRAMの
アドレスScに正の値であるクーラ作動切替用タイマデ
ータScoを入力してA−96に至る。 【0051】またA−81でアドレスK22に1が入力さ
れていたことが判別された場合には,A−86において
アドレスScのデータ値から1を減じ,次にA−87に
おいてアドレスScのデータ値が0以下となつているか
否かが判別され,該データ値が正の場合はA−96に至
り,他方A−87においてアドレスScのデータ値が0
以下となつていることが判別された場合には,A−88
においてアドレスK222 に1を入力し,A−89におい
てアドレスScをリセツトしてA−80に戻るようにな
つている。 【0052】そしてアドレスK222 に1が入力された直
後においてはA−80においてYESの判別が行なわ
れ,A−90においてアドレスRcのデータ値から△R
cが減じられ,次いでA−91ではアドレスRcのデー
タ値が負となつたか否かが判別され,該データ値が0以
上の場合はA−96に至り,他方A−91にアドレスR
cのデータ値が負となつていることが判別された場合に
は,A−92,A−93,A−94,A−95でそれぞ
れアドレスRc,K2 ,K22,K222 がリセットされて
A−96に至るようになつている。即ちA−K2 におい
て設定されるクーラスイツチのオンからオフへの切替時
の点火遅角量の補正値はアドレスRcに入力されてい
る。 【0053】また,A−L2 やA−J2 においてそれぞ
れ行なわれるパワステスイツチのオンからオフへの切替
時(即ちA−18でL2 に1が入力されたとき),電気
負荷のオンからオフへの切替時(即ちA−24でJ2
1が入力されたとき)における点火遅角量の補正値の設
定も上述したA−K2 と同様にして行われ,それぞれの
補正値はアドレスRp,Rvに入力される。 【0054】ところで,A−L2 中A−100において
使用されるパワステ作動切替用タイマデータSpo,A
−106において使用される減算データ△RpおよびA
−J2 中A−116で使用される電気負荷切替用点火遅
角量補正初期データRvo,A−117において使用さ
れる電気負荷切替用タイマデータSvo,A−122に
おいて使用される減算データ△Rvは,データRco,
Sco,△Rc同様予めROMに記憶されているもので
あるが,これらの大きさの関係は, Rco>Rpo>Rvo Sco>Spo>Svo △Rc≒△Rp≒△Rv となつており,即ちクーラスイツチのオンからオフへの
切替時,パワステスイツチのオンからオフへの切替時,
電気負荷の減少時の中ではクーラスイツチのオンからオ
フへの切替時において点火遅角量の補正値が最も大きく
なり,同一のエンジン回転数状態に関し最も長い時間に
亘つて点火遅角量の補正値が出力されることになる。 【0055】さて,A−K2 ,A−L2 ,A−J2 ,に
おいてエンジン運転中の各瞬間における点火遅角量の補
正値が計算されたあとは,A−128においてアドレス
2,L2 ,J2 が全て0であるか否かが判別される。
A−128における判別は換言すれば第2フラツグ,第
4フラツグ,第6フラツグが全てリセツト状態にあるか
否かを判別していることに対応しており,アドレス
2 ,L2 ,J2 が全て0である場合にはA−129に
至り,他方アドレスK2 ,L2 ,J2 のうち少なくとも
1つに1が入力されている場合には,アドレスRc,R
p,Rvに入力されている点火遅角量の補正値が,A−
130において基本点火遅角量データRoに加算されて
点火遅角量データ出力用アドレスRに入力されてA−1
37に至る。 【0056】また,A−128からA−129に至つた
場合は,A−129においてアイドルスイツチがオンで
あるか否かが判別され,アイドルスイツチがオフの場合
にはA−131において点火遅角量データ出力用アドレ
スRに基本点火遅角量アドレスRoが入力されてA−1
37に至るようになつており,他方A−129において
アイドルスイツチがオンであると判別された場合はA−
132において,エンジンが安定したアイドル状態があ
るか否かが判別される。このA−132においては,以
下に示す4つの条件が満足された場合にエンジンが安定
したアイドル状態にあると判別する。即ち4つの条件と
は (1) アイドルスイツチがオフからオンへ変化したの
ち,所定時間△tiが経過していること。 (2) 車速が極く低速の所定値(例えば2.5km/
h)以下であること。 (3) 実際のエンジン回転数(実回転数)Nrとアド
レスNsに入力されている目標アイドル回転数との差の
絶対値が,所定値△Ns以内であること。 (4) クーラスイツチ12が切替つたのち,所定時間
△tcが経過していることである。 【0057】なお,この4つの条件は,後述するA−1
38における安定したアイドル状態の判別にも使用され
る。そしてA−132においてエンジンが安定したアイ
ドル状態にないと判別された場合はA−131に至り,
基本点火遅角量データRoが点火遅角量データ出力用ア
ドレスRに入力されてA−137至り,他方安定したア
イドル状態にあると判別された場合には,A−133に
おいてエンジン回転数Nrと第3目標回転数データN3
とを比較し,N3 よりNrの方が大きいときにA−13
4において両者の偏差△N3 を求め,A−135におい
て偏差△N3 に応じて点火遅角量の補正値Rnが設定さ
れ,A−136においてこの補正値Rnが基本点火遅角
量データRoに加算されて点火遅角量データ出力用アド
レスRに入力されてA−137に至る。 【0058】ところで,A−135で設定される補正値
Rnは偏差△N3 に対し図11に示すようにマツピング
されてROMに記憶されている。またA−133におい
てNrがN3 以下であると判定された場合にはA−13
1において基本点火遅角量データRoが点火遅角量デー
タ出力用アドレスRに入力されてA−137に至るよう
になつている。A−137では,アイドルスイツチがオ
ンであるか否かが判別され否の場合にはそのままメイン
フローが終了され,次の点火信号SGによる割込待機状
態となる。 【0059】他方A−137においてアイドルスイツチ
がオンであると判別された場合はA−138においてエ
ンジンが安定したアイドル状態にあるか否かが判別され
る。ここでの判別は上述した4つの条件が満足されたか
否かに基いて行われ,安定したアイドル状態にあると判
別された場合にはエンジン回転数のフィードバック制御
を行なうべくA−139に至りアドレスNsに入力され
ている目標アイドル回転数データとエンジン回転数Nr
との偏差△Nが求められ,A−140において偏差△N
に応じてモータ5駆動時間(パルス巾)τnが設定され
てメインフローが終了し,次の点火信号SGによる割込
待機状態となる。 【0060】またA−138において安定したアイドル
状態にないと判別された場合にはスロットル弁のポジシ
ョンフィードバツク制御を行なうべくA−141に至り
アドレスPsに入力されている目標アイドル開度データ
とスロットル開度Prとの偏差△Pが求められ,A−1
42において△Pに応じてモータ5駆動時間(パルス
巾)τpが設定されてメインフローが終了し,次の点火
信号SGによる割込待機状態となる。 【0061】ところで,モータ5駆動時間(パルス巾)
τn,τpはそれぞれ偏差△N,△Pに対し図12,図
13に示すようにマツピングされてROMに記憶されて
いるものである。また上述したアイドルNsに入力され
ている目標アイドル回転数データと第2目標回転数デー
タN1 との差の絶対値および第3目標回転数データN3
とアドレスNsに入力されている目標回転数データとの
差の絶対値はそれぞれ所定値△Nsに比べ十分小さいも
のとなつている。 【0062】なお所定値△NsはA−132およびA−
138においてエンジンの安定状態を判別する際にエン
ジン回転数と,目標回転数との差の限界値として使用し
たものである。 【0063】次に点火時期制御フローについて説明す
る。点火時期制御フローは,図7に示すように点火信号
SGを割込信号として実行され,まずメインフローにお
いて点火遅角量データ出力用アドレスRに入力された点
火遅角量データがC−1において点火遅角量出力がカウ
ンタ(ダウンカウンタ)にセツトされ,C−2において
該出力カウンタがトリガされて終了するようになつてお
り,これが,点火信号SGが発生するたびにくり返し行
なわれるようになつている。 【0064】そしてこのフローが実行された結果,点火
遅角量出力カウンタがトリガされたのちクランク角度セ
ンサ10からのパルス信号に同期して減算されて0にな
ると遅角量信号OSがコントロールユニツト15からリ
タード機構付イグナイタに供給されるようになつてい
る。 【0065】次にモータ駆動フローについて説明する。
モータ駆動フローは図8に示されるように第2設定時間
2 毎の割込信号により実行され,まずD−1において
アイドルスイツチがオンか否かが判別され,オフの場合
はそのままフローが終了され,他方オンの場合はD−2
において,メインフローのA−132,A−138で使
用したものと同一の判定条件によりエンジンの安定状態
を判別し,エンジンが安定したアイドル状態であると判
別された場合は,D−3において前回のモータ駆動終了
から設定時間T4 (例えば1秒)以上経過したか否かが
判別され,否の場合はそのままフローが終了され,他方
設定時間T4 以上経過したと判別された場合はD−4に
おいてメインフローのA−139で求めた偏差△Nの正
負が判別され,正の場合はD−5においてメインフロー
のA−140で求めたパルス巾データτnをコントロー
ルユニツト15のロツド前進用出力カウンタ(ダウンカ
ウンタ)にセツトし,次いでD−6においてロツド前進
用出力カウンタをトリガしてフローが終了される。ロツ
ド前進用出力カウンタはトリガされた時点から設定時間
(例えば1ms)毎に減算が行なわれるようになつてお
り,これによりアクチュエータ4のモータ5にはロツド
前進用出力カウンタがトリガされた時点から同カウンタ
が0になるまでの時間(即ちパルス巾データτnに対応
した時間)だけモータ駆動用第1信号MSが供給された
ことになりこの信号MSに基づいてモータ5にロツド7
を介しスロットル弁2を開側に駆動すべく作動する。 【0066】またD−4において偏差△Nが0以下であ
ると判別された場合は,D−7においてパルス巾データ
τnをコントロールユニツト15のロツド後退用出力カ
ウンタ(ダウンカウンタ)にセツトし,次いでD−8に
おいてロツド後退用出力カウンタをトリガしてフローが
終了される。ロツド後退用進出カウンタはトリガされた
時点から設定時間(例えば1ms)毎に減算が行われる
ようになつており,この際はアクチュエータ4のモータ
5にロツド後退用出力カウンタがトリガされてから設定
時間毎の減算が行なわれて同カウンタが0になるまでの
時間(即ちパルス巾データτnに対応した時間)だけモ
ータ駆動用第2信号MS’が供給されたことになりモー
タ5はこの信号MS’に基いてロツド7を介しスロット
ル弁2を閉側に制御すべく作動する。 【0067】またD−2においてエンジンが安定したア
イドル状態にないと判別された場合は,D−9において
前回のモータ駆動終了から設定時間T5 (例えば0.1
秒)以上経過したか否かが判別され,否の場合はそのま
まフローが終了され,他方設定時間T5 以上経過したと
判別された場合にはD−10においてメインフローのA
−141で求めた偏差△Pの正負が判別され,正の場合
はD−11においてメインフローのA−142で求めた
パルス巾データτpを上記ロツド前進用出力カウンタに
セツトし,次いでD−12においてロツド前進用出力カ
ウンタをトリガしてフロー終了される。トリガ後はロツ
ド前進用出力カウンタが設定時間毎に減算されるので,
これによりアクチュエータ4のモータ5にはロツド前進
用出力カウンタがトリガされてから同カウンタが0にな
るまでの時間(即ちパルス巾データτpに対応した時
間)だけモータ駆動用第1信号MSが供給されたことに
なり,モータ5はこの信号MSに基いてロツド7を介し
スロットル弁2を開側に駆動すべく作動する。 【0068】またD−10において偏差△Pが0以下で
あると判別された場合はD−13においてパルス巾デー
タτpを上記ロツド後退用出力カウンタにセツトし,次
いでD−14においてロツド後退用出力カウンタをトリ
ガしてフローが終了される。トリガ後はロツド後退用出
力カウンタが設定時間毎に減算されるので,この際はア
クチュエータ4のモータ5にはロツド後退用出力カウン
タがトリガされてから同カウンタが0になるまでの時間
(即ちパルス巾データτpに対応した時間)だけモータ
駆動用第2信号MS’が供給されたことになりモータ5
この信号MS’に基いてロツド7を介しスロットル弁2
を閉側に制御すべく作動する。 【0069】次に発電制御フローについて説明する。発
電制御フローは,図9に示されるように,第3設定時間
3 毎の割込信号により実行され,まずメインフローに
おいて発電制御信号出力用アイドルDに入力された発電
制御信号のデューテイ比データがE−1において発電制
御信号出力カウンタ(ダウンカウンタ)にセツトされ,
E−2において該出力カウンタがトリガされて終了する
ようになつている。そしてトリガ後発電制御信号出力カ
ウンタは設定時間T6 (例えばT6 =T 3/10,T3
/20…)毎に1ずつ減算されるようになつており,こ
れにより,コントロールユニツト15の発電制御信号出
力カウンタがトリガされてから同カウンタが0になるま
での時間だけ発電制御信号GSをレギュレータRに出力
するようになつている。なお上記ヂューテイ比データを
上記発電制御信号出力カウンタにセツトする際には,具
体的にβ・T6 /T 3なる値を上記出力カウンタにセツ
トすることになる。(βはデューテイ比 0<β≦1)
ところで上述した設定時間T1 ,T2 ,T3 は,それぞ
れT1 が20〜30ms程度,T2 が50〜60ms程
度,T3 が数ms〜数+ms程度のものである。次に上
記実施例で示した装置の作動の一例について第14図を
用いて説明する。第14図ではエンジンの暖機が既に終
了しPc>ptwとなつており時刻t0からt7 までは
運転者によりアクセルペダルが踏み込まれ,エンジンの
通常の負荷運転が行なわれ時刻t7 において運転者がア
クセルペダルから足を離し,時刻t8 においてスロット
ル弁2がアクチュエータ4のロツド7に当接し,時刻t
8以降はアイドル運転が行われるものが示されている。 【0070】さらにこの図14に示されるものでは,時
刻t1 からt22までの間で以下に示す変化が発生するよ
うになつている。 t1 …クーラスイツチ12のオフからオンへの変化 t2 …パワステスイツチ13のオフからオンへの変化 t3 …パワステスイツチ13のオンからオフへの変化 t4 …ヘツドランプスイツチ等電気負荷スイツチLSの
オフからオンへの変化 t5 …クーラスイツチ12のオンからオフへの変化 t6 …電気負荷スイツチLSのオンからオフへの変化 t8 …アイドルスイツチ9のオフからオンへの変化 t9 …エンジン回転数とコントロールユニツト15のR
AMのアイドルNsに入力されている目標回転数との差
の絶対値が設定値△Ns以上から以下への変化 t10…車速が所定値以上から以下への変化 t12…クーラスイツチ12のオフからオンへの変化 t13…時刻t12から所定時間△tcを経過 t14…パワステスイツチ13がオフからオンへの変化 t15…パワステスイツチ13がオフからオンへの変化 t16…電気負荷スイツチLSのオフからオンへの変化 t17…電気負荷スイツチLSのオフからオンへの変化 t18…クーラスイツチ12のオンからオフへの変化 t19…時刻t18から所定時間△tcを経過 t20…クーラコンプレツサ,パワーステアリングオイル
ポンプ,電気負荷以外のエンジンの補機の作動開始また
は出力トルク変化等によるエンジン回転数の落ち込み状
態の発生 t20…クーラコンプレツサ,パワーステアリングオイル
ポンプ,電気負荷以外のエンジン補機の作動停止または
出力トルク変化等によるエンジン回転数の上昇状態の発
生 【0071】なお上記において時刻t8 でアイドルスイ
ツチ9のオフからオンへの変化が生じたのち時刻t9
至る以前に所定時間△tiに経過しているものとする。
さて,時刻t0 からt7 まではスロットル弁2がワイヤ
を介しアクセルペダルに引張られて開度P1 にあり,こ
のときエンジン回転数はN1 ,車速V1 で運転されてい
る。そしてこの時刻t0 からt7 までの間ではスロット
ル弁開度P1 およびエンジン回転数N10に応じてメイン
フローのA−2において基本点火遅角量R0 が与えられ
ており,この基本点火遅角量R0 に基く点火遅角量X1
となつている。そして時刻t1 においてクーラスイツチ
12のオフからオンへの切替わりが発生すると,上述し
たメインフローのA−K1 で計算されアドレスDcに入
力される発電制御信号のデューテイ比データに基いて設
定期間発電制御信号GSがレギュレータRに供給される
(図14GD1)。 【0072】次に時刻t2 においてパワステスイツチ1
3のオフからオンへの切替わりが発生すると,メインフ
ローのA−L1 で計算されアドレスDpに入力される発
電制御信号のデューテイ比データに基いて設定期間発電
制御信号GSがレギュレータRに供給され(図14GD
2)。 【0073】次に時刻t3 においてパワステスイツチ1
3のオンからオフへの切替わりが発生すると,メインフ
ローのA−L2 で計算され,アドレスRpに入力される
点火遅角量の補正データに基いて設定期間点火遅角量が
1 より減じられる(図14R1)。 【0074】次に時刻t4 おいて電気負荷スイツチLS
のオフからオンへの切替わりが発生すると,発電機GE
が発電を開始するまでの間バツテリ電圧が一時的に急減
し(図14V1),この急減状態がバツテリ電圧検出フ
ローで検出されるので,この際はメインフローのA−J
1 で計算されアドレスDvに入力される発電制御信号の
デューテイ比データに基いて設定時間発電制御信号GS
がレギュレータRに供給される(図14GD3)。 【0075】次に時刻t5 においてクーラスイツチ12
のオンからオフへの切替わりが発生すると,メインフロ
ーのA−K2 で計算され,アドレスRcに入力される点
火遅角量の補正データに基づいて設定期間点火進角量が
1 より減じられる(図14R2)。 【0076】次に時刻t6 において電気負荷スイツチL
Sのオンからオフへの切替わりが発生すると,発電機G
Eが発電を終了するまでの間バツテリ電圧が一時的に急
増し(図14V2),この急増状態がバツテリ電圧検出
フローで検出されるので,この際はメインフローのA−
2 で計算されアドレスRvに入力される点火遅角量の
補正データに基いて設定期間点火直角量がX1 より減じ
られる(図14R3)。次に時刻t7 において運転者が
アクセルペダルから足を離し,時刻t7 からt8 の間で
スロットル弁2が戻しばねの付勢力により閉側に駆動さ
れ時刻t8 においてロツド7の先端に当接しアイドルス
イツチ9がオンとなる状態においては,まず時刻t7
らt8 までの間でスロットル弁2の閉動に伴い車速およ
びエンジン回転数は徐々に低下し始める。 【0077】そしてこの際,変化するスロットル弁2開
度およびエンジン回転数の値に応じてメインフローのA
−2において基本点火遅角量R0 が与えられ,この変化
する基本点火遅角量に基いて点火進角量が設定される。
そして時刻t8 においてアイドルスイツチ9がオンする
と,このオンした時点においてはエンジン回転数が大き
い状態にあるので,基本点火遅角量R0 に基いて設定さ
れる点火進角量は小さい値X2 となつている。 【0078】またアイドルスイツチ9がオンとなったの
ち,エンジン回転数が設定値N* より小さくなつたとき
には,それ以降基本点火遅角量R0 が小さい値となりこ
の基本点火遅角量R0 に基いて設定される点火進角量は
比較的大きな値X3 となつている。 【0079】また時刻t8 においてアイドルスイツチ9
がオンした直後からは,アクチュエータ4によるスロッ
トル弁2の駆動制御が開始される。この際時刻t9 まで
はエンジン回転数と目標回転数との差の絶対値が所定値
△Nsより大きく,また時刻t10までは車速が所定値よ
り大きいため,結果として時刻t8 からt10まではスロ
ットル弁2開度のポジションフィードバツク制御が行わ
れる。即ち,時刻t8以降においては,スロットル弁2
の実開度とアドレスPsに入力されている目標アイドル
開度(この場合クーラ非作動時の冷却水温に応じた目標
開度:以下水温開度という)との偏差に応じたパルス巾
を有するモータ5駆動信号MS,MS’によりスロット
ル弁2が駆動されてスロットル弁2の開度が速やかに水
温開度に向かつて制御され,時刻t10まではスロットル
弁2の開度が水温開度(即ち図14P2 )に維持され続
ける。 【0080】次に時刻t10を越えるとエンジンが安定し
たアイドル運転状態となるので,フィードバツクモード
はポジションフィードバツクから回転数フィードバツク
に切替わり,従って時刻t10以降はスロットル弁2がエ
ンジンの実回転数とアドレスNsに入力されている目標
アイドル回転数(この場合クーラ非作動時の目標回転
数:以下水温回転数という)との偏差に応じたパルス巾
を有するモータ5駆動信号MS,MS’により駆動さ
れ,これによりエンジン回転数が水温回転数(即ち図1
4N20)に制御される。 【0081】この回転数フィードバツクの状態はクーラ
スイツチ12の切替わりの発生する時刻t12まで続けら
れる。次に時刻t12においてクーラスイツチ12のオフ
からオンへの切替わりが発生すると,まずフィードバッ
クモードが回転数フィードバツクからポジションフィー
ドバツクに切替わり,この時刻t12以降においてはスロ
ットル弁2の実開度とアドレスPsに入力されている目
標アイドル開度(この場合クーラ作動時の目標開度:以
下クーラ開度という)との偏差に応じたパルス巾を有す
るモータ5駆動信号MS,MS’によりスロットル弁2
が駆動されてスロットル弁2の開度が速やかにクーラ開
度に向かつて制御され,時刻t13まではスロットル弁2
の開度がクーラ開度(即ち図14P3 )に維持され続け
る。また時刻t12においては上述した時刻t1 における
場合と同様にメインフローのA−K1 で計算されアドレ
スDcに入力される発電制御信号のデューテイ比データ
に基いて設定期間発電制御信号GSがレギュレータRに
供給される(図14GD4)。 【0082】次に時刻t12から所定時間△tcが経過し
時刻t13になると,エンジンが安定したアイドル状態と
なるので,フィードバックモードはポジションフィード
バックから回転数フィードバックに切替わり,従って時
刻t13以降はスロットル弁2がエンジンの実回転数とア
ドレスNsに入力されている目標アイドル回転数(この
場合クーラ作動時の目標回転数:以下クーラ回転数とい
う)との偏差に応じたパルス巾を有するモータ5駆動信
号MS,MS’により駆動され,これによりエンジン回
転数がクーラ回転数(即ち図14N30)に制御される。 【0083】この回転数フィードバックの状態はクーラ
スイツチ12の切替わりの発生する時刻t18まで続け
ら。次に時刻t14においてパワステスイツチ13のオフ
からオンへの切替わりが発生すると,時刻t2 の場合と
同様にアドレスDpに入力される発電制御信号のデュー
テイ比データに基いて設定時間発電制御信号GSがレギ
ュレータRに供給される(図14GD5)。 【0084】なおこの時刻t14においてレギュレータR
に発電制御信号が供給され発電機によるエンジン負荷が
減少したにも拘らずエンジン回転数のクーラ回転数から
の低下が発生した場合には,実回転数のクーラ回転数か
らの偏差に応じたパルス巾を有するモータ5駆動信号M
Sによりスロットル弁2が開側に駆動されて,吸入空気
量が増大せしめられ,エンジン回転数がクーラ回転数に
近づくように制御される。 【0085】次に時刻t15においてパワステスイツチ1
3のオンからオフへの切替わりが発生すると,時刻t3
の場合について述べたアドレスRpに入力される点火遅
角量の補正データに基いて,設定期間点火進角量がX3
より減じられる(図14R4)。 【0086】なおこの時刻t15において点火進角量を減
少せしめたにも拘らずエンジン回転数のクーラ回転数か
らの上昇状態が発生した場合には実回転数のクーラ回転
数からの偏差に応じたパルス巾を有するモータ5駆動信
号MS’によりスロットル弁2が閉側に駆動されて吸入
空気量が減少せしめられ,エンジン回転数がクーラ回転
数に近づくように制御される。 【0087】次に時刻t16において電気負荷スイツチL
Sのオフからオンへの切替わりが発生すると,バツテリ
電圧が一時的に急減し(図14V3),この急減状態が
バツテリ電圧検出フローで検出される。この際は時刻t
4 の場合と同様にアドレスDvに入力される発電制御信
号のデューテイ比データに基いて設定時間発電制御信号
GSがレギュレータRに供給される(図14GD6)。 【0088】なお,この時刻t16においてもエンジン回
転数のクーラ回転数からの低下が発生した場合には,モ
ータ5駆動信号MSによりスロットル弁2開度が調整さ
れエンジン回転数が徐々にクーラ回転数に制御される。
次に時刻t17において電気負荷スイツチLSのオンから
オフへの切替わりが発生すると,バツテリ電圧が一時的
に急増し(図14V4),この急増状態がバツテリ電圧
検出フローで検出される。この際は時刻t6 の場合につ
いて述べたアドレスRvに入力される点火遅角量の補正
データに基いて設定時間点火進角量がX3 より減じられ
る(図14R5)。 【0089】なお,この時刻t17においてもエンジン回
転数のクーラ回転数からの上昇状態が発生した場合に
は,モータ5駆動信号MS’によりスロットル弁2開度
が調整されエンジン回転数がクーラ回転数に近づくよう
に制御される。次に時刻t18においてクーラスイツチ1
2のオンからオフへの切替わりが発生すると,まずフィ
ードバツクモードが回転数フィードバツクからポジショ
ンフィードバツクに切替わり,この時刻t18以降におい
てはスロットル弁2の実開度とアドレスPsに入力され
ている水温開度との偏差に応じたパルス巾を有するモー
タ5駆動信号MS,MS’によりスロットル弁2が駆動
されてスロットル弁2の開度が速やかに水温開度に向か
つて制御され,時刻t19まではスロットル弁2の開度が
水温開度(即ち図14P2 )に維持され続ける。 【0090】また時刻t18においては,時刻t5 の場合
について述べたアドレスRcに入力される点火遅角量の
補正データに基いて設定期間点火進角量がX3 より減じ
られる(図14R6)。次に時刻t18から設定時間△t
cが経過し時刻t19になると,エンジンが安定したアイ
ドル状態となるので,フィードバツクモードはポジショ
ンフィードバツクから回転数フィードバツクに切替わ
り,従って時刻t19以降はスロットル弁2がエンジン実
回転数と水温回転数との偏差に応じたパルス巾を有する
モータ5駆動信号MS(MS’)により駆動され,これ
によりエンジン回転数が水温回転数(即ち図14N20
に制御される。 【0091】次に時刻t20においてクーラコンプレツ
サ,パワーステアリング用オイルポンプ,電気負荷以外
のエンジンの他の補機の作動が開始されるか又はエンジ
ンの出力トルク変化が発生し,その結果エンジン回転数
が低下し第2回転数N1 を下まわた場合(即ち図14N
A)には,メインフローのA−78においてエンジン回
転数と第2目標回転数N1 との偏差に応じて設定される
発電制御信号のデューテイ比データDnに基いて発電制
御信号GSがレギュレータRに供給され(図14GD
7),エンジンの発電負荷が低減されまたこの際はエン
ジン回転数が水温回転数よりも低くなつているので,ス
ロットル弁2もエンジン回転数と水温回転数との偏差に
基いて開側に駆動され吸入空気量が増大せしめられ,こ
れによりエンジン回転数は水温回転数に近づくように制
御される。 【0092】次に時刻t22において上記他の補機の作動
が停止されるか又はエンジンの出力トルク変化が発生
し,その結果エンジン回転数が上昇し,第3目標回転数
3 を上まわつた場合(即ち図14NB)には,メイン
フローのA−135においてエンジン回転数と第3目標
回転数N3 との偏差に応じて設定される点火遅角量の補
正Rnに基いて点火進角量がX3 より減じられ(図14
R7),エンジン出力が低減され,またこの際エンジン
回転数が水温回転数よりも高くなつているので,スロッ
トル弁2もエンジン回転数と水温回転数との偏差に基い
て閉側に駆動され吸入空気量が減少せしめられ,これに
よりエンジン回転数が水温回転数に近づくように制御さ
れる。 【0093】従って,運転者がアクセルペダルを踏み込
んでおり,エンジンの通常の負荷運転が行われていると
きにクーラスイツチ又はパワステスイツチのオフからオ
ンへの切替わりが発生し,エンジンの負荷がステツプ状
に増加する状態となつた場合には,設定期間発電機駆動
によるエンジン負荷が低減されて結果として総合的なエ
ンジン負荷のステツプ状の増加が抑えられ,エンジンか
ら車体に伝達されるステツプ状の出力変動(低下)を抑
えることができドライバビリテイが向上する。 【0094】またエンジンの通常の負荷運転が行われて
いるときに電気負荷スイツチのオフからオンへの切替わ
りが発生した場合には,設定期間発電機駆動によるエン
ジン負荷が低減され,発電機が徐々に発電を開始し,同
発電機駆動によつてエンジンにステツプ状の負荷が加え
られることが抑えられるのでエンジンから車体に伝達さ
れるステツプ状の出力変動(低下)を抑えることができ
ドライバビリテイか向上する。 【0095】また,エンジンの通常の負荷運転がおこな
われているときにクーラウスイツチ,パワステスイツチ
又は電気負荷スイツチのオンからオフへの切替わりが発
生し,エンジンの負荷がステツプ状に減少する状態とな
つた場合には,設定期間点火進角量が減少せしめられて
エンジン出力が低下するので,結果としてエンジンから
車体に伝達されるステツプ状の出力変動(増大)を抑え
ることができドライバビリテイが向上する。 【0096】さらにエンジンのアイドル運転が行なわれ
ているときには,スロットル弁2を同スロットル弁2の
ポテンションフィードバツク制御又はエンジン回転数の
フィードバツク制御により駆動してエンジン燃焼室に供
給される空気量を調整するとともに,エンジン回転数が
低下した場合は発電機負荷を減らし,エンジン回転数の
増大を計り,エンジン回転数が増大した場合には点火進
角量を減少させてエンジン出力を低下させてエンジン回
転数の減少を計るように構成したので,エンジン回転数
を速やかに且つ確実に冷却水温やクーラコンプレツサの
作動状態に応じて設定される目標回転数に制御すること
ができ,燃費向上を計りながら安定したアイドル運転状
態を得ることができる。 【0097】さらにまたエンジンのアイドル運転が行わ
れているときに,クーラスイツチ,パワステスチツチ又
は電気負荷スイツチのオフからオンへの切替わりが発生
した場合には,エンジン回転数が落ち込む以前に上記ス
イツチの切替わり状態を検出してエンジンの発電機負荷
を低減させるように構成したので,上記スイツチの切替
わり後に発生するエンジン回転数の低下を極力抑えるこ
とができ,エンジン回転数の安定下が速やかに計られ,
エンジンストールの発生を未然に防止できる。 【0098】またエンジンのアイドル運転が行なわれて
いるときに,クーラスイツチ,パワステスイツチ又は電
気負荷スイツチのオンからオフへの切替わりが発生した
場合には,エンジン回転数が上昇する以前に上記スイツ
チの切替わり状態を検出して点火進角量を減少させてエ
ンジンの出力を低下させるように構成したので,上記ス
イツチの切替わり後に発生するエンジン回転数の増大を
極力抑えることができ,乗員へ不快感が与えられること
が防止されるという効果を奏する。上記実施例において
は,各発電制御デューテイ初期データDco,Dpo,
Dvo,各タイマデータTco,Tpo,Tvo,各減
算データ△Dc,△Dp,△Dvおよび各点火遅角量補
正初期データRco,Rpo,Rvo,各タイマデータ
Sco,Spo,Svo,各減算データ△Rc,△R
p,△Rvはそれぞれ固定値としてエンジンの負荷運転
時もアイドル運転時も同じ値を用いたが,各データDc
o,Dpo,Dvo,Tco,Tpo,Tvo,△D
c,△Dp,△Dv,Rco,Rpo,Rvo,Sc
o,Spo,Svo,△Rc,△Rp,△Rvは運転状
態に応じて変化されるようにしてもよく,特にエンジン
の負荷運転時とアイドル運転時とで必要に応じて異なつ
た値を使用するようにしてもよい。 【0099】また上記実施例では,第2目標回転数N1
を冷却水温およびクーラコンプレツサの作動の有無に応
じて設定されてアドレスNsに入力される目標アイドル
回転数よりも低く設定したが,この第2目標回転数N1
は,上記目標アイドル回転数と等しく設定したりまたは
上記目標アイドル回転数よりも高い値に設定するように
構成してもよい。 【0100】さらに上記実施例では,第3目標回転数N
3 を上記目標アイドル回転数よりも高く設定したが,こ
の第3目標回転数N3 は,上記目標アイドル数と等しく
設定したりまたは上記目標アイドル回転数よりも低い値
に設定するように構成してもよい。 【0101】さらにまた,上記実施例ではヘツドランプ
等大きな電気負荷の変化の発生状態をバツテリ電圧の変
化により検出したが,これは図1,図2に破線で示すよ
うに,電気負荷Lに至る回路に電流線AMを介装し,こ
の電流計AMの検出値をコントロールユニツト15に入
力するようにして,大きな電気負荷の変化状態を検出す
るように構成してもよい。 【0102】また上記実施例ではエンジンに駆動される
補機としてクーラコンプレツサ,パワーステアリンング
用オイルポンプ,発電機を考慮し,これらの補機の作動
状態を検出する検出手段としてクーラスイツチ12,パ
ワステスイツチ13およびバツテリ電圧の検出装置を備
えたものを示したが,エンジンに付随する変速機として
ターボ式流体伝動装置を有する変速機(所謂自動変速
機)を備えたものにおいては該変速機をエンジンに駆動
される補機とし,該変速機の変速位置が,中立位置にあ
るか走行位置にあるかを検出するスイツチ(例えばイン
ヒビタスイツチ)を補機の作動状態を検出する検出手段
としてこのスイツチのオンオフ状態をコントロールユニ
ツト15に入力せしめ,特にエンジンのアイドル運転時
に,上記変速機の変速位置が中立位置から走行位置に切
替わつたときに設定期間発電機の作動を制御せしめた逆
にアイドル運転時に走行位置から中立位置に切替わつた
ときに設定期間点火進角量を減少せしめるように構成し
てもよい。 【0103】さらに上記実施例では,レギュレータRの
電圧判定回路108において,抵抗117のバイパス回
路に配設されたトランジスタ113をコントールユニツ
ト15の出力に基いてトランジスタ112を介しオンオ
フすることにより,発電負荷を減少側に制御するものを
示したが,発電負荷を制御するものとしてさらに図2に
破線で示すように抵抗114と115の間に抵抗150
とそのバイパス回路にトランジスタ151を設け,この
トランジスタ151のオンオフを制御するトランジスタ
152をコントロールユニツト15の出力に基いてオン
オフすることにより,発電負荷を増大側に制御するもの
を備え,アイドル運転時にエンジン回転数が目標アイド
ル回転数から低下したときに目標アイドル回転数からの
偏差に応じたデューテイ比に基いて上記トランジスタ1
12をオンせしめエンジン回転数が目標アイドル回転数
から増大したときに目標アイドル回転数からの偏差に応
じたデューテイ比に基いて上記トランジスタ152をオ
ンせしめるようにしてアイドル運転時のエンジン回転数
の制御を行なつてもよい。 【0104】またこの場合は,上述した各補機(クーラ
コンプレツサパワーステアイング用オイルポンプ等)が
作動状態から非作動状態に切替わつたことを検出手段で
あるクーラスイツチ12,パワステスイツチ13等が検
出した際にトランジスタ152を設定期間オンさせるよ
うにしてアイドル運転時の回転数制御の迅速化および通
常の負荷運転時におけるエンジン側から車体側へのステ
ツプ状出力変動の伝達の抑制を計るようにしてもよい。 【0105】さらにまた上記実施例では,点火進角量を
設定する際コントロールユニツト15においてまずアイ
ドルスイツチ情報,エンジン回転数情報,スロットル弁
開度情報に基いて基本的な点火進角量を設定し,エンジ
ンに駆動させる補機の作動がオンからオフに切替わつた
ときにはアイドル運転中にエンジン回転数が増大したと
きに上記基本的な点火進角量を補正するように構成した
が,上記基本的な点火進角量を設定する際は従来の機械
式の点火進角装置を備え,この機械式の点火進角装置に
より形成された点火信号がリタード機構を介し点火プラ
グに送出されるように構成し,エンジンに駆動される補
機の作動がオンからオフに切替わつたときまたはアイド
ル運転中にエンジン回転数が増大したときに上記リター
ド機構において上記点火信号が設定量リタードせしめら
れて点火プラグに送出されるように構成してもよい。 【0106】また上記実施例では,エンジン回転数を目
標アイドル回転数に制御すべくエンジン回転数と目標ア
イドル回転数との差に基いてエンジン燃焼室に供給され
る混合気量を調整する際に,エンジンEの吸気通路1に
配設されたスロットル弁2を直流モータ5により駆動し
てエンジン燃焼室への供給空気量を調整するものを示し
たが,このスロットル弁2を駆動する際は特開昭53−
113933号に示されるように負圧モータを使用して
もよいものである。 【0107】また上記供給空気量を調整する際は特開昭
54−76723号に示されるようにエンジンの吸気通
路にスロットル弁をバイパスするバイパス通路を設け,
該バイパス通路に負圧モータによつて駆動されるバイパ
ス弁を設け,該バイパス弁の開度をエンジン回転数に基
いて制御するように構成してもよい。また上記バイパス
弁は負圧モータのかわりにステツプモータにより駆動し
てもよい。 【0108】さらに上記実施例では,エンジン回転数を
目標アイドル回転数に制御すべくエンジン回転数と目標
アイドル回転数との差に基いてエンジン燃焼室に供給さ
れる混合気量を調整する際にエンジン燃焼室へ供給され
る供給空気量を調整し,この供給空気量に応じて燃料量
が調整されるものを示したが,上記供給空気量を調整す
るかわりに,上記エンジン回転数と目標アイドル回転数
との差に応じてエンジン燃焼室に供給される燃料量を制
御するように構成してもよい。 【0109】さらにまた,エンジンの運転状態に基いて
エンジン燃焼室に供給される燃料量を設定し,この設定
された燃料量に基いて供給空気量を設定する形式のエン
ジンにおいては,まずエンジン回転数と目標アイドル回
転数との差に基いて供給燃料量を設定し,この設定され
た供給燃料量に基いて供給空気量を設定するように構成
するばよい。 【0110】また,上記実施例では燃料供給装置として
燃料噴射弁を備え,この燃料噴射弁の開閉時間をコント
ロールユニツト15により調整するものを示したが燃料
供給装置としてはキャブレタを備えたものであつてもよ
い。 【0111】 【効果】本発明は実際のアイドル回転数と目標アイドル
回転数とを比較し、実際のエンジン回転数が目標回転数
となるように、燃料供給量または空気量の少なくても一
方を制御するものにおいて、補機の作動による負荷が発
生したことを検出したとき、設定時間の間発電機による
エンジン負荷を低下させる発電制御を行うので、補機の
作動に伴う負荷によるエンジン回転数の低下を抑え、エ
ンジン回転数の安定化をはかり、エンジンストールの発
生を未然に防ぐことができるものである。
【図面の簡単な説明】 【図1】本発明の一実施例としてのエンジン回転数制御
装置を示した概略説明図である。 【図2】同実施例における発電機GEの発電制御システ
ムを示す電気回路図である。 【図3】同実施例に係わる制御のフローチャートであ
る。 【図4】同実施例に係わる制御のフローチャートであ
る。 【図5】同実施例に係わる制御のフローチャートであ
る。 【図6】同実施例に係わる制御のフローチャートであ
る。 【図7】同実施例の制御特性を示すグラフである。 【図8】同実施例の制御特性を示すグラフである。 【図9】同実施例に係わる制御のフローチャートであ
る。 【図10】同実施例に係わる制御のフローチャートであ
る。 【図11】同実施例に係わる制御のフローチャートであ
る。 【図12】同実施例に係わる制御のフローチャートであ
る。 【図13】同実施例の制御特性を示すグラフである。 【図14】同実施例の制御特性を示すグラフである。 【図15】同実施例の制御特性を示すグラフである。 【図16】同実施例の制御特性を示すグラフである。 【図17】同実施例の作動を示すタイムチャートであ
る。 【符号の説明】 1 吸気通路 2 スロットル弁 4 アクチュエータ 8 スロットル開度センサ 9 アイドルスイッチ 10 クランク角度センサ 11 水温センサ 12 クーラスイッチ 13 パワステスイッチ 14 車速センサ 15 コントロールユニット 24 ディストリビュータ 25 リタード機構付イグナイタ 26 点火コイル B バッテリ L 電気負荷 GE 発電機 LS 電気負荷スイッチ

Claims (1)

  1. (57)【特許請求の範囲】 エンジンの回転数を検出する回転数検出手段と、エンジ
    ンのアイドル運転時に同回転数検出手段の検出結果と目
    標アイドル回転数とを比較して、同比較結果に基づいて
    上記エンジン回転数が上記目標アイドル回転数に近づく
    ように上記エンジンの燃焼室に供給される燃料量または
    空気量の少なくとも一方を調整する制御手段と、上記エ
    ンジンに駆動されバッテリを充電するための発電機と、
    上記発電機以外のエンジンにより駆動される補機の作動
    状態を検出する補機作動検出手段と、エンジンのアイド
    ル運転時に上記補機によるエンジンへの負荷が増大方向
    に切り替わったことが上記補機作動検出手段によって検
    出されたときに設定時間の間上記発電機によるエンジン
    への負荷を低下させるための発電制御信号を出力する発
    電機制御手段とを備えたことを特徴とするエンジン回転
    数制御装置。
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