JP2699196B2 - X線露光用マスクの製造方法 - Google Patents

X線露光用マスクの製造方法

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【発明の詳細な説明】 〔概要〕 基板上にX線吸収物質の膜よりなるパターンが形成さ
れているX線露光用マスクのパターン修正方法に関し、 X線露光用マスクに形成されたX線吸収物質の膜より
なるパターンの欠陥領域を、欠陥領域が除去された後の
パターンの側壁が垂直になるように精度よく除去するこ
とが可能なX線露光用マスクのパターン修正方法を提供
することを目的とし、基板上に形成されたX線吸収物質
よりなるパターン以外の基板上の領域に、少なくとも1
種類のハロゲン元素を含む気体中においてイオンビーム
を照射して、前記基板上に形成されたX線吸収物質より
なるパターン以外の基板上の領域から前記X線吸収物質
を除去することを特徴とするX線露光用マスクの製造方
法をもって構成される。
〔産業上の利用分野〕
本発明は、基板上にX線吸収物質の膜よりなるパター
ンが形成されているX線露光用マスクを構成するX線吸
収物質の膜のパターン修正方法に関する。
〔従来の技術〕
従来技術に係るX線露光用マスクの製造方法について
以下に説明する。
第2図参照 シリコン基板21の全面に、CVD法等を使用して例えば
炭化シリコン層22を2μm厚程度に形成する。
第3図参照 炭化シリコン層22が形成されているシリコン基板21の
いづれか一方の表面に、スパッタ法を使用して、例えば
タンタルの層23を1μm厚程度に形成する。次いで、4
フッ化炭素と酸素との混合ガスを使用してなすプラズマ
エッチング法を使用し、その上にタンタル層23が形成さ
れていない炭化シリコン層22の中央領域をエッチング除
去する。
第4図参照 シリコン基板21のタンタル層23が形成されていない方
の面の周辺領域に炭化シリコンよりなる支持枠24を接着
し、フッ酸と硝酸との混合液を使用してシリコン基板21
の中央領域をエッチング除去する。
第5図参照 タンタル層23上にレジスト膜を形成し、電子ビーム直
接描画法を使用してこれに所望のパターンを描画して現
像し、所望のパターンを有するレジスト層25を形成す
る。
第6図参照 レジスト層25をマスクとして、塩素と4塩化炭素との
混合ガスを使用してなす反応性イオンエッチング法を使
用してタンタル層23をエッチングし、炭化シリコン層22
上にタンタル層よりなる所望のパターン231が形成され
たX線露光用マスク11を形成する。
ところで、線幅が0.5μm以下の微細パターン231を炭
化シリコン層22上に欠陥領域を含むことなく形成するこ
とは、今日の技術をもってしては極めて困難である。前
記のX線露光用マスクの製造工程から明らかなように、
X線露光用マスクの製造には多くの工数を必要とするた
め、欠陥が無くなるまで何回も製造し直すことは経済的
負担が大きく非現実的であり、欠陥領域を除去すること
によって欠陥のないX線露光用マスクを形成する方法が
現実的である。
従来は、パターンの欠陥領域を除去するのに集束イオ
ンビームを使用している。この方法はイオン発生源とし
て、例えば液体ガリウムを使用してガリウムイオンを発
生させ、これを20〜50KVの加速電圧をもって加速してビ
ームサイズが0.1μm程度のガリウムイオンビームを発
生し、これをX線吸収物質の膜よりなるパターンの欠陥
領域に照射し、欠陥領域のX線吸収物質を物理的にスパ
ッタリングして除去するものである。
〔発明が解決しようとする課題〕
第7図参照 ところで、イオンビームを使用し、スパッタリングと
いう物理的作用を利用してパターンの欠陥領域を除去す
るので、除去されたX線吸収物質の一部が再びその近傍
に堆積し、イオンビームが照射されてその一部が除去さ
れたX線吸収物質の膜231の側壁が第7図に示すよう
に、炭化シリコン層22の表面に対して垂直にならないと
いう欠点がある。X線露光用マスクは、2〜5という高
いアスペクト比を有するX線吸収物質の膜よりなるパタ
ーンが形成されるので、パターンの側壁が垂直にならな
いと、X線露光用マスクの精度が低下するという問題が
ある。
本発明の目的は、この欠点を解消することにあり、X
線露光用マスクに形成されたX線吸収物質の膜よりなる
パターンの欠陥領域を、欠陥領域が除去された後のパタ
ーンの側壁が垂直になるように精度よく除去することが
可能なX線露光用マスクのパターン修正方法を提供する
ことにある。
〔課題を解決するための手段〕
上記の目的は、基板(22)上に形成されたX線吸収物
質よりなるパターン(231)以外の基板(22)上の領域
に、少なくとも1種類のハロゲン元素を含む気体中にお
いてイオンビームを照射して、前記の基板(22)上に形
成されたX線吸収物質よりなるパターン(231)以外の
基板(22)上の領域から前記X線吸収物質を除去する工
程を有するX線露光用マスクの製造方法によって達成さ
れる。なお、前記のX線吸収物質は、タンタル、タング
ステン、金の群から選択された物質であり、また、前記
の少なくとも1種のハロゲン元素を含む物質は、塩素、
フッ化窒素、フッ素、フッ化キセノンの群から選択され
た物質であることが好適である。
〔作用〕
本発明に係るX線露光用マスクの欠陥領域の除去方法
においては、X線露光用マスクのX線吸収物質の膜より
なるパターン231が形成されている面に供給されるCl2
NF3、F2、XeF等のガスは、基底状態においてはパター
ンを構成するタンタル、タングステン、金等のX線吸収
物質と反応しないが、そこにイオンビームが照射される
と、それらのガスは励起され、タンタル、タングステ
ン、金等と反応してTaCl5、TaF5、WF6、WOF4等の揮発性
物質を生成する。したがって、Cl2、NF3、F2、XeF等の
雰囲気中において、欠陥領域のタンタル、タングステ
ン、金等のX線吸収物質にイオンビームを照射すれば、
欠陥領域のタンタル、タングステン、金等のX線吸収物
質は揮発性物質に転換されて除去される。したがって、
従来のスパッタによる欠陥領域の除去のように、除去さ
れたタンタル、タングステン、金等が再び堆積すること
がないので、欠陥が除去されたパターンの側壁は基板に
対して垂直となり、精度の高いX線露光用マスクが形成
される。
〔実施例〕
以下、図面を参照しつゝ、本発明に係る三つのX線露
光用マスクのパターン修正方法について説明する。
第8図参照 第8図は本発明に係るX線露光用マスクの修正に使用
される集束イオンビームを使用する欠陥修正装置の構成
図である。図において、1はイオン発生源であり、2は
ビーム電流を測定するビームモニタであり、3はコンデ
ンサーレンズであり、4はビームをカットオフするブラ
ンカであり、5はビームの収差を修正するスティグメー
タであり、6は対物レンズであり、7はビームを走査す
るデフレクタであり、8は本発明に係る反応ガスを供給
するガス銃であり、9は二次電子検出器であり、10は試
料面の電荷を中性化する電子シャワー源であり、11はX
線露光用マスクであり、12はX線露光用マスク11を載置
するステージであり、13はイオンビーム室であり、14は
試料室である。
イオンビーム室13の圧力を5×10-7Torrとし、イオン
発生源1として液体ガリウムを使用し、発生したガリウ
ムイオンを50KVの加速電圧をもって加速してビームサイ
ズが0.1μmであり、電流密度が2A/cm2であるガリウム
イオンビームをイオンビーム室13内で発生する。
ステージ12上にX線吸収物質の膜よりなるパターンが
形成されたX線露光用マスク11を載置し、試料室14の圧
力を5×10-6Torrとし、ガス銃8から少なくとも1種の
ハロゲン元素を含むガスを供給しながら、X線吸収物質
の膜よりなるパターンの欠陥領域にイオンビーム室13内
で発生されたガリウムイオンビームを照射して欠陥領域
を除去するものである。
第1例 第1a図、第1b図参照 支持枠24上にシリコン基板21を挟んで形成された炭化
シリコン層22上にTa、TaNxの膜よりなり、欠陥領域231a
を有するパターン231が形成されている第1a図に示すX
線露光用マスク11を前記の欠陥修正装置のステージ12上
に載置し、ガス銃8からCl2ガスを噴射し、前記のイオ
ンビームをX線露光用マスク11に形成されているパター
ン231の欠陥領域231aに照射して欠陥領域を除去した。
欠陥が除去された領域のパターン側壁は第1b図に示すよ
うに炭化シリコン層22に対して垂直となり、また、スル
ープットは1秒/μm2となり、従来の2倍以上になっ
た。
第2例 第1例において使用したCl2ガスに代えて、NF3
2、またはXeFを使用して欠陥領域231aを除去し、第1
例と同一の効果を得た。
第3例 炭化シリコン層22上にW、WNxの膜よりなり、欠陥領
域231aを有するパターン231が形成されたX線露光用マ
スク11をステージ12上に載置し、ガス銃からNF3、F2
もしくはXeF、または、それらのガスとO2との混合ガス
を噴射し、第1例と同様にパターンの欠陥領域231aにイ
オンビームを照射して欠陥領域を除去し、第1例と同一
の効果を得た。
〔発明の効果〕
以上説明せるとおり、本発明に係るX線露光用マスク
の製造方法においては、X線吸収物質の膜よりなるパタ
ーンの欠陥領域に、少なくとも1種のハロゲン元素を含
む雰囲気中においてイオンビームを照射し、欠陥領域の
X線吸収物質を揮発性物質に変換して除去するので、除
去されたX線吸収物質が再堆積することがなく、欠陥領
域が除去されたパターンの側壁は基板に対して垂直とな
り、精度の高いX線露光用マスクが短時間で形成され
る。
【図面の簡単な説明】
第1a図は、欠陥領域を有するパターンが形成されている
X線露光用マスクの断面図である。 第1b図は、本発明に係るX線露光用マスクの製造方法に
より欠陥が除去されたX線露光用マスクの断面図であ
る。 第2図〜第6図は、X線露光用マスクの製造工程図であ
る。 第7図は、従来技術に係るイオンビームによってエッチ
ングされた領域の断面図である。 第8図は、本発明のX線露光用マスクのパターンの修正
に使用される装置の構成図である。 1……イオン発生源、2……ビームモニタ、3……コン
デンサーレンズ、4……ブランカ、5……スティグメー
タ、6……対物レンズ、7……デフレクタ、8……ガス
銃、9……二次電子検出器、10……電子シャワー、11…
…X線露光用マスク、12……ステージ、13……イオンビ
ーム室、14……試料室、21……シリコン基板、22……炭
化シリコン層、23……タンタル層、231……タンタルの
パターン、231a……パターンの欠陥領域、24……支持
枠、25……レジストパターン。

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】基板(22)上に形成されたX線吸収物質よ
    りなるパターン(231)以外の基板(22)上の領域に、
    少なくとも1種類のハロゲン元素を含む気体中において
    イオンビームを照射して、 前記基板(22)上に形成されたX線吸収物質よりなるパ
    ターン(231)以外の基板(22)上の領域から前記X線
    吸収物質を除去する ことを特徴とするX線露光用マスクの製造方法。
  2. 【請求項2】前記X線吸収物質は、タンタル、タングス
    テン、または、金から選択された物質であることを特徴
    とする請求項1記載のX線露光用マスクの製造方法。
  3. 【請求項3】前記少なくとも1種類のハロゲン元素を含
    む物質は、塩素、フッ化窒素、フッ素、または、フッ化
    キセノンから選択された物質であることを特徴とする請
    求項1または請求項2記載のX線露光用マスクの製造方
    法。
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