JP2698487B2 - ノンインタレースtv信号送信装置および受信装置 - Google Patents

ノンインタレースtv信号送信装置および受信装置

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JP2698487B2
JP2698487B2 JP3160402A JP16040291A JP2698487B2 JP 2698487 B2 JP2698487 B2 JP 2698487B2 JP 3160402 A JP3160402 A JP 3160402A JP 16040291 A JP16040291 A JP 16040291A JP 2698487 B2 JP2698487 B2 JP 2698487B2
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美穂 前田
隆洋 中井
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、ノンインタレースの
信号をインタレース変換して送信し、受信側で元のノン
インタレース信号を再生するノンインタレースTV信号
送信装置および受信装置に関する。
【0002】
【従来の技術】第8図は、たとえばIEEE TRAN
SACTOIONS ON BROADCASTING
VOL.BC−33,NO.4 DECEMBER
1987“Encoding for Compati
bility and Recoverability
in the ACTY System”(Davi
d Sarnoff Research Cente
r)に示された従来のノンインタレースTV信号の伝送
装置の一構成例のブロック回路図である。
【0003】図において、1a,1b,1cは入力端子
で、1aには毎フィールド525本ノンインタレース走
査(以下、「525/60/60」または有効走査線数
に注目して「480/60/60」と略記する)のQ信
号、1bには525/60/60のI信号、1cには5
25/60/60のY信号が入力される。入力されたQ
信号201,I信号202およびY信号203は、それ
ぞれV−Tプリフィルタ2a,2b,2cを介して、ノ
ンインタレース信号をインタレース信号に変換するイン
タレース変換器3a,3b,3cに入力され、同時に、
V−Tプリフィルタ2cの出力信号206は、ヘルパー
信号生成器5にも入力される。
【0004】インタレース変換器3aの出力207は、
エンコーダ4の第1の入力としてインタレース変換器
3bの出力208は、エンコーダ4の第2の入力とし
て、インタレース変換3cの出力209は、エンコーダ
4の第3の入力としてそれぞれ入力される。エンコーダ
4では、入力されたY,I,Q信号を現行NTSC方式
で伝送できるような信号にエンコードし、送信機7の第
1の入力211として入力される。
【0005】ヘルパー信号生成器5の出力210は、水
平低域通過フィルタ(以下、「HーLPF」という)に
入力され、水平帯域が制限されたV−Tヘルパー信号が
送信機7の第2の入力212として入力される。送信機
は、エンコーダ4からの入力211と、V−Tヘルパ
ー信号212とをRF変調して出力端子8に出力する。
【0006】次に、動作を説明する。V−Tプリフィル
タ2a〜2cは帯域制限フィルタで、次段のインタレー
ス変換器3a〜3cで、入力信号204,205,20
6がインタレース信号207,208,209に変換さ
れる際に生じる折り返し歪みを除去するために入力信号
の帯域を制限するもので、図9中に破線で示した入力信
号が占める領域に対して、斜線を施した領域内の信号成
分を通過させ、斜線の施されていない領域の信号成分を
除去する。
【0007】図10は525/60/60の信号をV−
T平面で表した図で、V−Tプリフィルタ2a,2b,
2cは、注目画素SijのデータSijと、その1フィール
ド前後の画素のデータ i-1j, i+1j, および1ライン
上下の画素のデータSiJ-1,ij+1について、例えば図
10中に示した係数の重みづけを施して加算した加算値
ijを求める次式の演算を行い、画素のデータSijをこ
の加算値Aijに置き換えた信号を出力する。 Aij=( i-1j +Sij-1+4Sij+Sij+1+Si+1j)/8 したがって、V−Tプリフィルタ2a,2b,2cの出
力204,205,206は、図13(b)に示すよう
に、例えば図13(a)中の画素のデータSijが加算値
ijに置き換った信号となる。
【0008】V−Tプリフィルタ2a,2b,2cの出
力204,205,206は、インタレース変換器3
a,3b,3cに入力されて、525/60/60のQ
信号,I信号,Y信号から、525/60/30のイン
タレースQ信号,I信号,Y信号に変換される。このイ
ンタレース変換されたQ信号207,I信号208,Y
信号209は、図13(c)のように、あるフィールド
では奇数ラインのみが伝送され、次にフィールドでは偶
数ラインのみが伝送される信号である。
【0009】ヘルパー信号生成器5は、入力された52
5/60/60のY信号206から、インタレース変換
で失われるY信号の情報を再生するためのV−Tヘルパ
ー信号210を生成する。
【0010】図11はヘルパー信号生成器5のブロック
回路図で、19,20は525H遅延回路,21〜23
は係数回路、24は加算器で、V−Tプリフィルタ2c
から入力されたY信号206を、525H遅延回路1
9,20で525Hずつ遅延させ、Y信号206には係
数回路21で〔−1/2〕を乗算し、525H遅延回路
19の出力には係数回路22で〔1〕を乗算し、525
遅延回路20の出力には係数回路23で〔−1/2〕を
乗算し、これらの係数が乗算された信号を加算器24で
加算したV−Tヘルパー信号210を出力する。
【0011】このV−Tヘルパー信号210は、Y信号
のインタレース変換で失われる画素データを、V−Tプ
リフィルタ2cの出力から次式の演算により算出したも
のである。 αij=Aij−( i-1j +Ai+1j)/2 すなわち、インタレース変換で失われるデータ、例えば
図13(b)中の加算値Aijの情報を、1フィールド前
後の加算値 i-1j とAi+1jの平均値と、当該加算値Aij
との差をαijとしてとり出し、このデータを伝送するも
ので、例えば、David Sarnoff Rese
arch Centerでは、映像搬送波に直交変調し
て伝送している。V−Tヘルパー信号210の周波数帯
域は、図12中の斜線部で表される部分である。
【0012】インタレース化されたQ信号207,I信
号208,Y信号209はエンコーダに入力され、現
行NTSC伝送路で伝送可能な信号にエンコードされ、
送信機7に入力される。他方、V−Tヘルパー信号21
0は、映像搬送波に直交変調するために水平1.5MH
Z のHーLPF6に通された後、その出力212が送信
機7に入力され、現行NTSC伝送路で伝送可能な信号
213となって出力される。
【0013】
【発明が解決しようとする課題】従来のノンインタレー
ス信号伝送装置は、V−Tプリフィルタで、Y信号の帯
域を図9中の斜線を施した領域に制限し、この欠落部分
を補うために伝送するV−Tヘルパー信号は、図12中
の斜線を施した領域内の信号成分であるので、図9中の
破線で囲まれた元の信号成分が完全に再生できないとい
う問題点があった。
【0014】すなわち、図13(e)に示すように、受
信側でV−Tヘルパー信号を用いてノンインタレース信
号に再生された画素Xの水平低域成分XL ,および水平
高域成分XH は、それぞれ次式のようになり、元のデー
タSijとはならない。 XL =αij+( i-1j +Ai+1j)/2 XH =( i-1j +Ai+1j)/2
【0015】この発明は、上記のような課題を解消する
ためになされたもので、受信側でY信号の水平低域成分
についてはほぼ完全に元の信号に再生することができる
ノンインタレース信号伝送装置を得ることを目的とす
る。
【0016】
【課題を解決するための手段】この発明に係るノンイン
タレースTV信号送信装置は、入力されるノンインタレ
ースTV信号のI信号、Q信号およびY信号の各信号に
所定の帯域制限を加える帯域制限手段と、この帯域制限
手段で帯域制限されたI信号、Q信号およびY信号をイ
ンタレース信号に変換する変換手段と、この変換手段に
よって変換されたI信号、Q信号およびY信号のインタ
レース信号を伝送路信号にエンコードするエンコード手
段と、上記帯域制限手段による帯域制限を受ける前の上
記Y信号を入力として所定の重み付け演算を行ってヘル
パー信号を生成するヘルパー信号生成手段と、上記エン
コード手段によって生成された伝送路信号と上記ヘルパ
ー信号とを合成し、現行TV信号の伝送路にて伝送可能
なインタレース信号として伝送する送信手段とを備えた
ものにおいて、上記帯域制限手段は注目画素データS ij
と、その1フィールド前後の画素データS i-1j 、S i+1j
および1ライン上下の画素データS ij-1 、S ij+1 につい
て係数の重み付けを施して加算する加算値A ij を次式に
より演算し、A ij =(S i-1j +S ij-1 +4S ij +S ij+1
+S i+1j )/8ヘルパー信号生成手段の信号α ij α ij =kS ij −k(S i-1j +S ij-1 +S ij+1 +S i+1j )/4 によつて演算されることを特徴とするものである。
た、ヘルパー信号生成手段によつて生成されたヘルパー
信号の持つ帯域は、ノンインタレースTV信号のI信
号、Q信号およびY信号に対する帯域制限手段により削
除された帯域に一致するよう構成されていることを特徴
とするものである。また、ノンインタレースTV信号送
信装置から送出されたインタレースTV信号を受信する
受信装置は、ノンインタレースY信号を再生する際、補
間すべき走査線の画素データXを、 X=αij+(Ai-1j+Aij-1+Aij+1+Ai+1j)/4 にもとづいて作成する手段を備えたものである。
【0017】また、この発明に係るノンインタレースT
V信号送信装置は、入力されるノンインタレースTV信
号のI信号,Q信号およびY信号の各信号に ij =(S i-1j +S ij-1 +4S ij +S ij+1 +S i+1j )/8 (但し、iはi番目のフィールド、jはj本目の走査線
を示す。)による帶域制限を加える帶域制限手段と、こ
の帶域制限手段で帶域制限されたI信号,Q信号および
Y信号をインタレース信号に変換する変換手段と、この
変換手段によって変換されたI信号,Q信号およびY信
号のインタレース信号を伝送路信号にエンコードするエ
ンコード手段と、帶域制限手段による帶域制限を受けた
後のY信号の画素値A i j を入力として、 β ij =kA ij −k(A i-1j +A ij-1 +A ij+1 +A i+1j )/4 (但し、iはi番目のフィールド、jはj本目の走査線
を示す。)なる重み付け演算を行いヘルパー信号β ij
生成するヘルパー信号生成手段と、エンコード手段によ
って生成された伝送路信号と上記ヘルパー信号とを合成
し、現行TV信号の伝送路にて伝送可能なインタレース
信号として伝送する送信手段とを備えたものである。
たノンインタレースTV信号送信装置から送出されたイ
ンタレースTV信号を受信する受信装置は、ノンインタ
レースY信号を再生する際、補間すべき走査線の画素デ
ータXをX=β ij +k(A i-1j +A ij-1 +A ij+1 +A i+1j )/4 にもとづいて作成する手段を備えたものである。 (但
し、Aは受信したインタレースTV信号のY信号、βは
受信したヘルパー信号、iはi番目のフィールド、jは
j本目の走査線を示す。)
【0018】
【作用】この発明によれば、V−Tヘルパー信号作成手
段によって作成されるV−Tヘルパー信号αij、β
ijは、ノンインタレース信号からインタレース信号に変
換することによって伝送されなくなるY信号の走査線の
画素データの情報を含んでいる。このため、受信側でノ
ンインタレース信号に変換する際に、伝送されてきたV
−Tヘルパー信号を用いて補間する走査線の画素データ
算出すれば、伝送されなかった走査線とほぼ同じノンイ
ンタレースY信号を再生することができる。
【0019】
【実施例】実施例1. 以下、この発明の一実施例を図により説明する。図1
は、この実施例のブロック回路図で、図の従来例と同
一部分には同一符号を付して説明を省略する。図におい
て、50はヘルパー信号作成器で、入力端子1cから入
力される525/60/60のY信号からV−Tヘルパ
ー信号214を作成し、この作成されたヘルパー信号2
14は、H−LPF6に入力される。
【0020】図2は、ヘルパー信号生成器50のブロッ
ク回路図である。図において、9は遅延回路で、入力端
子1cから入力されたY信号を524Hだけ遅らせる。
10は1H遅延回路で、遅延回路9の出力を1Hだけ遅
らせる。11は第2の1H遅延回路で、1H遅延回路1
0の出力をさらに1Hだけ遅らせる。12は第2の52
4H遅延回路で、1H遅延回路11の出力を524Hだ
け遅らせる。13〜17は、入力端子1cおよび遅延回
路9〜12の出力に、それぞれ所定の係数〔−1/
4〕,〔−1/4〕,〔1〕,〔−1/4〕,〔−1/
4〕をかけ合わせる係数回路、18は加算器で、係数回
路13〜17の出力を加算する。
【0021】図3は、受信機側におけるノンインタレー
ス化回路を示す図である。図において、30は受信され
たインタレース信号が入力される端子、41は受信され
たV−Tヘルパー信号が入力される端子、31は入力端
子30から入力された信号を524Hだけ遅らせる遅延
回路、32は遅延回路31の出力を2Hだけ遅らせる遅
延回路、33は32の出力を524Hだけ遅らせる遅延
回路、34〜37は、入力端子30および遅延回路3
1,32,33の出力に所定の係数を掛け合せる係数回
路、38は係数回路34〜37からの出力を加え合わせ
る加算器、39は入力端子41から入力された信号に加
算器38から出力される信号を加え合わせる加算器、4
0は加算器39から出力される信号の出力端子である。
【0022】次に動作について説明する。入力端子1
a,1bから入力されるI信号およびQ信号について
は、従来例と同じであるので説明を省略する。
【0023】入力端子1cから入力された525/60
/60のY信号は、V−Tプリフィルタ2cに入力され
て帯域制限されるとともに、ヘルパー信号生成器50に
も入力され、図5aに示す525/60/60のY信号
から、図5(d)に示すV−Tヘルパー信号αijが作ら
れる。例えば図5(a)の走査線Sijに注目すると、そ
の走査線V−Tヘルパー信号αijは、 αij=Sij−( i-1j +Sij-1+Sij+1+Si+1j)/4 となり、このときのV−Tヘルパー信号の通過帯域の特
性は、図4に示すとおりである。
【0024】したがって、この実施例によれば、元のノ
ンインタレース信号がもっている帯域全体(図9の破線
で囲まれた領域)から、V−Tプリフィルタ2cをかけ
ることによって失われる信号成分を、V−Tヘルパー信
号215で送ることになる。
【0025】インタレース変換器3cで、525/60
/60から525/60/30に変換されたY信号は、
インタレース変換器3a,3bから出力された525/
60/30のI信号,Q信号とエンコーダ4に入力さ
れ、現行NTSC伝送器で伝送可能な信号となって送信
機7に入力される。
【0026】他方、ヘルパー信号生成器50で作成され
たV−Tヘルパー信号214は、H−LPF6で1.5
MHZ に帯域制限されたのち送信機7に入力され、映像
搬送波に直交変調されて、現行NTSC伝送路で伝送可
能な信号となって出力される。
【0027】この結果、図3に示した受信側のノンイン
タレース化回路29では、入力端子30には、受信した
インタレース信号 i-1j が、また入力端子41には、対
応するV−Tヘルパー信号αijが入力され、例えば、図
5(c)の i-1j が入力端子30に入力された時は、入
力端子41には図(d)のαijが入力されており、加
算器38からは、同図の構成により ( i-1j +Aij-1+Aij+1+Ai+1j)/4 が出力されるので、加算器39からは、 X=α ij +( i-1j +Aij-1+Aij+1+Ai+1j)/4 が図5(e)の再生信号Xとして出力端子40から出力
される。
【0028】この再生信号Xは、V−Tヘルパー信号2
15で伝送される水平低域成分(1.5MHZ 以下)に
ついて、 X=αij+( i-1j +Aij-1+Aij+1+Ai+1j)/4 =Sij−(( i-1j +Sij-1+Sij+1+Si+1j)/4)+( i-1j +Aij-1 +Aij+1+Ai+1j)/4 となり、元信号Sijとほぼ同じものとなる。
【0029】実施例2. 以下、この発明の他の実施例を説明する。この実施例の
全体構成は、図8に示した従来例と同様に、V−Tプリ
フィルタ2cを通った信号206を入力としてヘルパー
信号を作成する点が、図1の実施例とは異なる。
【0030】図6は、この実施例のヘルパー信号生成回
路のブロック回路図で、図2に示した実施例と回路構成
は全く同じであり、入力信号が異なるので、当然に、出
力されるヘルパー信号217も特性が異なったものとな
る。
【0031】次に、動作について説明する。V−Tプリ
フィルタ2cから入力された525/60/60のY信
号は、V−Tヘルパー信号生成器50に入力され、遅延
回路9〜12により、図7(b)に示すような画素のサ
ンプリング値 i-1j, ij-1, ij, ij+1, i+1j
得られる。これらは、係数回路13〜17および加算器
18に入力され、V−Tヘルパー信号βijとして、 βij=Aij−( i-1j +Aij-1+Aij+1+Ai+1j)/4 が求められる。このとき、V−Tヘルパー信号の通過帯
域の特性は、図4と同様となる。
【0032】このようにして得られたV−Tヘルパー信
号217は、以後、従来の技術で示したのと同様に映像
搬送波に直交変調するため、H−LPF6で水平帯域を
1.5MHZ に制限され、送信機7から現行NTSC伝
送路で、伝送される。
【0033】この結果、図3に示した受信側のノンイン
タレース化回路29では、入力端子30には受信したイ
ンタレース信号 i-1j が、また、入力端子41には対応
するV−Tヘルパー信号βi,j が入力され、例えば、図
7(c)の i-1j が入力端子30に入力された時は、入
力端子41には、図7(d)のβijが入力されており、
加算器38からは、同図の構成により、 ( i-1j +Aij-1+Aij+1+Ai+1j)/4 が出力されるので、加算器39からは、 X=βij+( i-1j +Aij-1+Aij+1+Ai+1j)/4 が、図7(e)の再生信号Xとして出力端子40から出
力される。
【0034】この再生信号Xは、V−Tヘルパー信号2
17で伝送される水平低域成分XL(1.5MHZ以下)
について、 XL =βij+( i-1j +Aij-1+Aij+1+Ai+1j)/4=Aij となり、水平高域成分XH については XH =( i-1j +Aij-1+Aij+1+Ai+1j)/4 となり、動画における二重像が従来例に比べて大幅に軽
減される。
【0035】
【発明の効果】以上のように、この発明によれば、Y信
号のV−Tヘルパー信号を、V−Tプリフィルタを施す
前のノンインタレース輝度信号から生成し、V−Tヘル
パー信号の時間垂直周波数平面での帯域を、V−Tプリ
フィルタで削られる帯域になるように構成したので、受
信側で、元のノンインタレース輝度信号とほぼ同等の信
号を再生することができる。
【0036】また、輝度信号のV−Tヘルパー信号の帯
域を、V−Tプリフィルタで削りとられる部分となるよ
うにし、受信側で再生する際、伝送されてきたインタレ
ース輝度信号をノンインタレース輝度信号に戻す際、補
間しようとする走査線の上下走査線と、補間しようとす
る走査線の前後フィールドの走査線との平均値を算出し
て補間するように構成したので、V−Tヘルパー信号で
送られる輝度信号水平低域成分については、V−Tプリ
フィルタをかけた後の輝度信号を完全に復元でき、水平
高域成分についても、それにより近い輝度信号を復元す
ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】請求項1の発明の一実施例によるノンインタレ
ースTV信号伝送装置の構成を示すブロック回路図であ
る。
【図2】図1中のヘルパー信号生成器の構成を示すブロ
ック回路図である。
【図3】受信機側に設けられるノンインタレース化回路
のブロック回路図である。
【図4】図1の実施例のVーTヘルパー信号の伝送帯域
を示す図である。
【図5】図1の実施例の動作を説明するためのVーT平
面上における走査線構造図である。
【図6】請求項2の発明の一実施例によるヘルパー信号
生成器の構成を示すブロック回路図である。
【図7】図6の実施例の動作を説明するためのVーT平
面上における走査線構造図である。
【図8】従来のノンインタレースTV信号伝送装置の構
成を示すブロック回路図である。
【図9】VーTプリフィルタの通過帯域特性図である。
【図10】VーTプリフィルタの構成を示す図である。
【図11】従来のヘルパー信号生成器の構成を示すブロ
ック回路図である。
【図12】従来のVーTヘルパー信号の伝送帯域を示す
図である。
【図13】図9に示す従来の装置の動作を説明するため
のVーT平面上における走査線構造図である。
【符号の説明】
2a,2b,2c VーTプリフィルタ 3a,3b,3c インタレース変換器 4 エンコーダ 6 水平低域通過フィルタ 7 送信機 9,10,11,12,31,32,33 遅延回路 13,14,15,16,17,34,35,36,3
7 係数回路 18,38,39 加算器 29 ノンインタレース化回路 50 ヘルパー信号生成器
フロントページの続き (56)参考文献 特開 平4−240982(JP,A) 特開 平4−21296(JP,A) 特開 平3−179983(JP,A) テレビジョン学会技術報告,ITEJ TECHNICAL REPORT VOL.14,NO.28,PP19−24,B CS’90−28(平1、5月)

Claims (5)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 入力されるノンインタレースTV信号の
    I信号、Q信号およびY信号の各信号に所定の帯域制限
    を加える帯域制限手段と、この帯域制限手段で帯域制限
    されたI信号、Q信号およびY信号をインタレース信号
    に変換する変換手段と、この変換手段によって変換され
    たI信号、Q信号およびY信号のインタレース信号を伝
    送路信号にエンコードするエンコード手段と、上記帯域
    制限手段による帯域制限を受ける前の上記Y信号を入力
    として所定の重み付け演算を行ってヘルパー信号を生成
    するヘルパー信号生成手段と、上記エンコード手段によ
    って生成された伝送路信号と上記ヘルパー信号とを合成
    し、現行TV信号の伝送路にて伝送可能なインタレース
    信号として伝送する送信手段とを備えたものにおいて、
    上記帯域制限手段は注目画素データS ij と、その1フィ
    ールド前後の画素データS i-1j 、S i+1j および1ライン
    上下の画素データS ij-1 、S ij+1 について係数の重み付
    けを施して加算する加算値A ij を次式により演算し、 ij =(S i-1j +S ij-1 +4S ij +S ij+1 +S i+1j )/8 ヘルパー信号生成手段の信号α ij α ij =kS ij −k(S i-1j +S ij-1 +S ij+1 +S i+1j )/4 によつて演算される ことを特徴とするノンインタレース
    TV信号送信装置。(ただし、αは生成されたヘルパー
    信号、iはi番目のフィールド、jはj本目の走査線、
    kは定数を示す。)
  2. 【請求項2】 ヘルパー信号生成手段によつて生成され
    たヘルパー信号の持つ帯域は、ノンインタレースTV信
    号のI信号、Q信号およびY信号に対する帯域制限手段
    により削除された帯域に一致するよう構成されているこ
    とを特徴とする請求項1記載のノンインタレースTV信
    号送信装置。
  3. 【請求項3】 ンインタレースY信号を再生する際、
    補間すべき走査線の画素データXを、 X=αij+(Ai-1j+Aij-1+Aij+1+Ai+1j)/4 にもとづいて作成する手段を備えたことを特徴とする
    求項1記載のノンインタレースTV信号受信装置。(た
    だし、Aは受信したインタレースTV信号のY信号、α
    は受信したヘルパー信号、iはi番目のフィールド、j
    はj本目の走査線を示す。)
  4. 【請求項4】 入力されるノンインタレースTV信号の
    I信号、Q信号およびY信号の各信号に、 Aij=(Si-1j+Sij-1+4Sij+Sij+1+Si+1j)/8 (ただし、iはi番目のフィールド、jはj本目の走査
    線を示す。)による帯域制限を加える帯域制限手段と、
    この帯域制限手段で帯域制限されたI信号、Q信号およ
    びY信号をインタレース信号に変換する変換手段と、こ
    の変換手段によって変換されたI信号、Q信号およびY
    信号のインタレース信号を伝送路信号にエンコードする
    エンコード手段と、上記帯域制限手段による帯域制限を
    受けた後のY信号の画素値Aijを入力として、 βij=kAij−k(Ai-1j+Aij-1+Aij+1+Ai+1j)/4 (ただし、iはi番目のフィールド、jはj本目の走査
    線を示す。)なる重み付け演算を行いヘルパー信号βij
    を生成するヘルパー信号生成手段と、上記エンコード手
    段によって生成された伝送路信号と上記ヘルパー信号と
    を合成し、現行TV信号の伝送路にて伝送可能なインタ
    レース信号として伝送する送信手段とを備えたことを特
    徴とするノンインタレースTV信号送信装置。
  5. 【請求項5】 請求項記載のノンインタレースTV信
    号送信装置から送出されたインタレースTV信号を受信
    する受信装置において、ノンインタレースY信号を再生
    する際、補間すべき走査線の画素データXを、 X=βij+k(Ai-1j+Aij-1+Aij+1+Ai+1j)/4 にもとづいて作成する手段を備えたことを特徴とするノ
    ンインタレースTV信号受信装置。(ただし、Aは受信
    したインタレースTV信号のY信号、βは受信したヘル
    パー信号、iはi番目のフィールド、jはj本目の走査
    線を示す。)
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