JP2697944B2 - 部品装着装置の回転テーブルの回転制御方法 - Google Patents

部品装着装置の回転テーブルの回転制御方法

Info

Publication number
JP2697944B2
JP2697944B2 JP2081719A JP8171990A JP2697944B2 JP 2697944 B2 JP2697944 B2 JP 2697944B2 JP 2081719 A JP2081719 A JP 2081719A JP 8171990 A JP8171990 A JP 8171990A JP 2697944 B2 JP2697944 B2 JP 2697944B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
rotary table
rotation
mounting
axis
drive
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP2081719A
Other languages
English (en)
Other versions
JPH03280600A (ja
Inventor
省三 笠井
康 青木
誠 赤平
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Canon Inc
Original Assignee
Canon Inc
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Canon Inc filed Critical Canon Inc
Priority to JP2081719A priority Critical patent/JP2697944B2/ja
Priority to US07/514,733 priority patent/US5117761A/en
Publication of JPH03280600A publication Critical patent/JPH03280600A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP2697944B2 publication Critical patent/JP2697944B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Supply And Installment Of Electrical Components (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 この発明は、ピツク位置及びインサート位置が夫々固
定されたターレツト式実装機における基板回転機構に関
する。
〔従来の技術〕 従来、部品供給機構から実装すべき部品をピツクアツ
プするピツク位置と、このピツク位置でピツクアツプし
た部品を回路基板の所定位置にインサートするインサー
ト位置とを、共に固定して備えているターレツト式実装
機においては、回路基板の所定位置をインサート位置に
合わせるため、回転テーブルの回転機構部には、ギアや
ベルトが用いられている。
〔発明が解決しようとしている課題〕
しかしながら、従来の回転駆動部にギア及びベルトを
用いた基板位置決め機構においては、次のような欠点が
あった。即ち、 (1)ギアによるものにおいては、バツクラツシユが大
きい点や、騒音がうるさい点が指摘されている。
(2)ベルト方式によるものにおいては、動力伝達系に
柔かいベルトが入る為、振動しやすい状態となり、ま
た、回転テーブルと駆動モータとを話して設置する為、
スペースを大きく必要とする点が指摘されている。
本発明の課題は、回転機構に摩擦駆動を用いることに
よって、上述した問題を解決する技術を提供しているも
のである。
しかしながら、この摩擦駆動には、滑りが生ずる場合
があり、この滑りが回転機構の回動に応じて累積されて
いくと、検出角度と実際の角度とがずれてしまう虞があ
る。
この発明は上述した課題に鑑みなされたもので、この
発明の目的は、回転駆動部に摩擦駆動を採用しつつ、滑
りが生じたとしても、検出回転位置と実際の回転位置と
が常に正確に一致するようになされたターレツト式実装
機における基板回転機構を提供することである。
上記の回転摩擦駆動手段によって回転テーブルの回動
を円滑に行う場合に上述の滑りの問題が発生するが、本
発明の他の目的は回転テーブルが所定位置近くに回動し
て停止する際に停止位置を決められた所定位置にロツク
するロツク手段の作動を正確に制御する手段を提案す
る。
更に本発明の別の目的は、プリント板上に複数の部品
を決められた位置に実装するに際し、部品毎の回転テー
ブルの回動量をあらかじめメモリーに記録し、各部品の
回動量を前記メモリーから読み出して回転制御するに際
し、前記回転摩擦駆動による滑りに基づく誤差の情報を
修正することにより、複数の部品毎の回転を正確に行う
ことのできる実装機を提案する。
〔課題を解決するための手段及び作用〕
上述した課題を解決するために、本発明は回転テーブ
ルを駆動するモータの回転角を検出するエンコーダと、
前記エンコーダのパルスをカウントするカウンタと、カ
ウンターのカウント数が決められたパルス数値に達した
ら前記モータを停止し、該モータの停止信号によって回
転テーブルのロツクを行うロツク手段を作動することに
より回転テーブルを実装する部品に応じた回転位置に正
確に停止させることができる。
更に本発明は各部品毎の各部品をプリント板上の決め
られた位置に実装するに際し、プリント板又は回転テー
ブルの基準位置から実装する位置までの回動量を記録す
るメモリーを備え、メモリーに記録された回動量によっ
て回転テーブルを回動制御するように成し、前記ロツク
手段の作動により回転テーブルの停止位置が修正された
場合にメモリーの情報を修正することにより装着する部
品点数が増えても回転テーブルの回転制御を正確に行う
ことができる。
〔実施例〕
以下に、この発明に係わるターレツト式実装機におけ
る基板回転機構の一実施例の構成を、添付図面を参照し
て詳細に説明する。
第1図は、この一実施例の基板回転機構が備えられた
部品供給位置及び実装位置の固定された電子部品実装機
(以下、単に、実装機を略称する。)12の概要構成に示
している。
まず、この実装機12の概要を、第1図を用いて説明す
る。
この実装機12は、図示しない土台上に細緻された基台
14と、この基台14上においてx軸方向に沿って移動自在
に支持されたスライド台16とを備えている。ここで、こ
のスライド台16上には、y軸方向に沿って移動自在に、
且つ、自身の中心軸回りに回転自在に、電子部品が実装
される基板18が取り付けられる所の基板位置決め機構10
が載置されている。
また、この基板位置決め機構10の上方には、ヘツドタ
ーレツト機構20が配設されている。このヘツドターレツ
ト機構20は、回転可能なターレツトテーブル22を備え、
このターレツトテーブル22は、テーブル回転用モータ24
により回転駆動されると共に、その周縁部に電子部品実
装用の複数の、この一実施例においては、10台の実装ヘ
ツド26a〜26jを等間隔に備えている。
このヘツドターレツト機構20においては、テーブル回
転用モータ24によってターレツトテーブル22を回転させ
ることによって、実装ヘツド26a〜26jを移動して、符号
B1で示す部品供給位置にもたらされた実装ヘツドに、後
述する部品供給機構28から部品が渡され、この部品供給
位置と180度離間した回転位置に規定された所の、符号B
6で示す実装位置にもたらされた実装ヘツドにより、部
品位置決め用機構10により位置決めされた基板18上の所
定位置に部品が実装されるよう設定されている。
一方、このヘツドターレツト機構20の後方に位置した
状態で、上述した基台14上には、部品供給機構28が配設
されている。この部品供給機構28は、各々異なった部品
を収納した複数の、この一実施例においては、10台の部
品供給ユニツト30a〜30jと、これら部品供給ユニツト30
a〜30jが載置され、x軸方向に沿って移動自在に指示さ
れたユニツト載置テーブル32とを備えている。
ここで、このユニツト載置テーブル32の一側には、x
軸方向に沿って延出する第1のボールねじ34に螺合する
第1のナツト部材36が固定されており、この第1のボー
ルねじ34を不図示のモータにより駆動することにより、
ユニツト載置テーブル32をx軸方向に沿って移動して、
所定の部品を収納した部品供給ユニツト30a〜30jの中の
一つを、ターレツトテーブル22における被実装位置B1
任意に移動させることが出来るように構成されている。
以上のように構成される部品供給機構28から供給され
る電子部品は、基板18上の所定の位置に実装されること
になるが、以下に、この基板18を位置決めするための基
板位置決め機構10の構成を、第2図を用いて説明する。
この基板位置決め機構10は、基板18が直接に載置され
る回転テーブル38を基第14に対してx軸及びy軸に沿っ
て相対的に移動可能に、且つ、自身の中心軸回りに回転
自在に備えている。即ち、この部品位置決め機構10は、
基台14上に固定され、x軸方向に沿って延出するよう設
定された互いに平行な一対の架台40a;40bを備えてい
る。そして、一方の課題40a(図中、上側の架台)に
は、y軸方向に沿って細長い枠形に形成されたx軸フレ
ーム42が、その第1の辺(図中、上辺)42aを一対のガ
イド部材44a,44bによりガイドされた状態で、x軸方向
に沿って移動可能に支持されている。
このx軸フレーム42は、第1の辺42aに対向する第3
の辺42cを除く略コ字状の部分の全長に渡って中空状に
形成され、この第1の辺42aには、第2のボールねじ46
がx軸方向に沿って延出した状態で、その両端を回動自
在に支持されている。また、この第2のボールねじ46に
は、第2のナツト部材48が螺合しており、この第2のナ
ツト部材48は、上述した一方の架台40a上に固定されて
いる。そして、この第2のボールねじ46の一端は、x軸
フレーム42の第1の辺42a内に収納されたx軸駆動モー
タ50の駆動軸に接続されている。
このようにして、x軸駆動モータ50が起動することに
より、第2のボールねじ46と第2のナツト部材48との螺
合を介して、x軸フレーム42は、全体として、x軸方向
に沿って移動駆動されることになる。
尚、このx軸フレーム42の第2及び第4の辺は、上述
した一対の架台40a,40bの中の他方の架台40bの上面に図
示しないカムフオロアを介して摺動するように構成され
ている。
一方、このx軸フレーム42に囲まれる空間内には、略
正方形状の枠形に形成されたy軸フレーム52がy軸方向
に沿って移動自在に収納されている。このy軸フレーム
52における第2の辺(図中、右辺)52bからは、一対の
接続ステイ54a,54bが図中右方に向けて突出しており、
これら接続ステイ54a,54bの先端には、y軸方向に沿っ
て延出するy軸ガイド部材56が一体に接続されている。
また、上述したy軸ガイド部材56には、第2の片42b
の内方に突出する係合部材58が一体に取り付けられてい
る。一方、x軸フレーム42に取り付けられている。一
方、x軸フレーム42の第2の片42bには、第3のボール
ねじ60がy軸方向に沿って延出した状態で、その両端を
回動自在に支持されている。また、この第3のボールね
じ60には、第3のナツト部材62が螺合しており、この第
3のナツト部材62は、上述した係合部材58に固定されて
いる。そして、この第3のボールねじ60の一端は、x軸
フレーム42の第2の辺42b内に収納されたy軸駆動モー
タ64動軸に接続されている。
このようにして、y軸駆動モータ64が起動することに
より、第3のボールねじ60と第3のナツト部材62との螺
合を介して、y軸フレーム52は、全体として、y軸方向
に沿って移動駆動されることになる。
尚、このy軸フレーム52の第4の辺(図中、左辺)52
dは、上述したx軸フレーム42の第4の辺42dに図示しな
いカムフオロアを介して摺動して支持されるように構成
されている。
更に、このy軸フレーム52に囲まれた空間内には、上
述した回転テーブル38が自身の中心軸回りに回転自在
に、複数のガイドローラ66を介して支持されている。こ
の回転テーブル38は、図示するように、円形の枠状に形
成されており、この回転テーブル38には、y軸方向に沿
って延出した状態で一対のガイドロツド取付ステイ68a,
68bが互いに平行な状態で架け渡されており、これらガ
イドロツド取付ステイ68a,68bには、x軸方向に沿って
延出した状態で一対のガイドロツド70a,70bが互いに平
行な状態で取り付けられている。
このようにして、これら2本のガイドロツド70a,70b
に挾持された状態で、上述した基板18は、回転テーブル
38に取り付けられることになる。
ここで、これら一対のガイドロツド70a,70bは、y軸
方向に沿って移動可能になされており、取り付けられる
基板18のサイズ(特に、y軸方向に沿う長さ)に応じて
移動され、基板18を確実に両側から挾持することが出来
るように設定されている。尚、これらガイドロツド70a,
70bは、図示しない止めねじにより、設定された位置に
固定されるよう構成されている。
そして、この回転テーブル38の一側(図中、下側)に
位置するy軸フレーム52上には、これを回転駆動するた
めの、この発明の特徴を成す基板回転機構としての摩擦
駆動機構72が配設されている。
以上の構成によって基板18は、回転テーブル38がx
軸、y軸方向に沿って夫々独立に移動すると共に、θ方
向に沿って回転することにより、その上の任意の点を、
ヘツドターレツト機構20における電子部品の実装位置B6
に整合させることが出来ることとなる。
最後に、第3図、第4図を用いて、回転テーブル38を
回転駆動するための基板回転機構としての摩擦駆動機構
72の構成を詳細に説明する。
この摩擦駆動機構72は、y軸フレーム52上に固定され
た板ばね機構74を備えている。この板ばね機構74は、回
転テーブル38の半径方向に沿って進退自在な押レバー74
aを、半径方向内方に有し、この押レバー74aは、半径方
向外方に取り付けられた調整ねじ74bを回転させること
により、半径方向に沿って進退されるよう設定されてい
る。即ち、この調整ねじ74bを回転させることにより、
押し付け力を調節することが出来るように設定されてい
る。また、この板ばね機構74には、平面コ字状の押圧ス
テイ76の両端部が一体的に取り付けられており、この押
圧ステイ76の半径方向内方には、挾持ローラ78が垂直軸
回りに回転可能に軸支されている。
一方、上述したy軸フレーム52には、平面コ字状の案
内ステイ80の両端部が一体的に取り付けられている。こ
の案内ステイ80の基端部側には、起立した支持ステイ82
の中程が、回転テーブル38の半径方向に沿って摺動自在
に支持されている。即ち、この支持ステイ82の両側縁の
中程には、上述した案内ステイ80の両延出部分が嵌合す
る案内溝82a,82bが形成されており、これら案内溝82a,8
2bに案内ステイ80の両延出部分が夫々嵌合することによ
り、支持ステイ82は摺動可能に、且つ、下方への落下を
防止された状態で支持されることになる。
この支持ステイ82の上端には、取付ステイ84が半径方
向内方に延出した状態で取り付けられており、この取付
ステイ84には、駆動ローラ86が同軸に固定された駆動軸
88の上端が回転自在に軸支されている。尚、この駆動ロ
ーラ86は、上述した挾持ローラ78と同一高さになるよ
う、その高さ位置を設定されている。即ち、上述した回
転テーブル38の外周面に駆動ローラ86が転接し、また、
内周面に挾持ローラ78が転接し、この回転テーブル38
は、これら駆動ローラ86と挾持ローラ78とに挾持される
ことにより、駆動ローラ86と回転テーブル38との間の摩
擦係合力が規定されるように設定されている。
また、この支持ステイ82の下端には、駆動軸88を回転
駆動するための回転駆動モータ90が取着されており、こ
の回転駆動モータ90と駆動軸88とは、カツプリング機構
92を介して整合された状態で接続されている。尚、この
支持ステイ82は、その背面(即ち、半径方向外方の面)
を上述した板ばね機構74の押レバー74aにより押圧され
るように設定されている。
以上のように構成される摩擦駆動機構72においては、
第4図に示す状態において、板ばね機構74の調整ねじ74
bを回転することにより、押レバー74aは支持ステイ82を
半径方向内方に偏倚し、これに取り付けられた駆動ロー
ラ86を半径方向内方に移動するよう作動する。一方、こ
の支持ステイ80の半径方向内方への移動により、その反
対効果として、板ばね機構74自身は、半径方向外方に向
かう反力を受けることになり、この結果、押圧ステイ76
に取り付けられている挾持ローラ78は、半径方向外方へ
相対的に移動することになる。
この結果、回転テーブル38は、駆動ローラ86により半
径方向内方への押圧力を受けると共に、挾持ローラ78に
より半径方向外方への押圧力を受け、両ローラ86,78に
より強く挾持されることになる。ここで、このように、
この回転テーブル38は、両ローラ86,78によるバランス
した状態の押圧力を受けることになるので、駆動ローラ
86による転接力(摩擦係合力)が増大するものの、回転
テーブル38の回転中心の偏倚は生じないことになる。
このように、駆動ローラ86による回転テーブル38への
転接力が所定値に設定された状態において、回転駆動モ
ータ90が起動されると、この起動に応じて、カツプリン
グ機構92を介して、駆動軸88が回転駆動され、従って、
駆動軸88に一体的に取り付けられた駆動ローラ86は同様
に回転駆動され、この結果、この駆動ローラ86に転接す
る回転テーブル38も、回転されることになる。
尚、この回転駆動モータ90には、ロータリエンコーダ
94が取り付けられており、この回転駆動モータ90による
駆動量、即ち、駆動ローラ86の回転量は、常に、数値的
に検出されており、この回転テーブル38は、この検出結
果に基づいて所望の回転位置に回転駆動されることにな
る。
以上詳述したようにして、この一実施例の基板位置決
め機構10においては、x軸用駆動モータ50を介してx軸
フレーム42をx軸に沿って、y軸用駆動モータ64を介し
てx軸フレーム42に指示されたy軸フレーム52をy軸に
沿って、そして、回転駆動用モータ90を備えた摩擦駆動
機構72を介して、y軸フレーム52に支持された回転テー
ブル38をθに沿って回転駆動することにより、回転テー
ブル38に固定された基板18の任意の位置は、ヘツドター
レツト機構20における電子部品の実装位置B6に正確に整
合した位置に移動されると共に、電子部品と基板18との
回転位置関係を自由に設定することが可能になる。
また、この一実施例の基板位置決め機構10において
は、ベルトやギヤを用いることなく、回転テーブル38を
摩擦駆動機構72を介して回転駆動するようにしているの
で、従来において問題となったような、ギヤを採用する
ことによるバツクラツシユが大きい点や、騒音がうるさ
い点や、ベルトを採用することによる高速で回せない点
や、制御が複雑になる点が、確実に解消されることにな
る。
以上の様な回転駆動機構としての摩擦駆動機構72の構
成によって、回転テーブル38及びこれの上に載置された
基板18は回転させられることになるが、回転テーブル38
の外周面と駆動ローラ86の外周面との互いの摩擦接合面
(以下、単にP面と呼ぶ。)に滑りや摩耗が少しでも生
じると、その誤差分が回転テーブル38が回転するたびに
累積されて、エンコーダ94で検出される角度と実勢の回
転テーブル38の角度とが違ってくる。
そこで、この一実施例においては、上述した摩擦駆動
機構72に隣接した位置に、この誤差を吸収する誤差吸収
機構96を備えている。一方、回転テーブル38には、これ
の停止位置が90度毎に設定されており、これの停止位置
に対応して、この一実施例においては合計4箇所(即
ち、回転角として、90゜,180゜,270゜,360゜(0゜)の
4箇所)に、規制穴98a,98b,98c,98dが夫々形成されて
いる。
この誤差吸収機構96は、第2図に示すように、y軸フ
レーム52の第1及び第4の辺52a,52dを互いに連結する
連結辺52eに、第5図(A)及び第5図(B)に示すよ
うに、立ち下がった状態で取り付けられた取付部材100
が上下方向に沿って延出た状態で取着されている。そし
て、この取付部材100には、摺動ガイド部材102を介し
て、プランジヤロツド104が上下動自在に支持されてい
る。このプランジヤロツド104の上端には、プランジヤ1
06が固定されている。また、このプランジヤ106の上面
には、上述した規制穴98の一つに下方から嵌入される所
の半球状の位置決めピン108が固着されている。
一方、このプランジヤロツド104の下方には、上下方
向に沿ってピストンロツド110を進退可能に、空圧シリ
ンダ112が取付ステイ114を介して取付部材100に固定さ
れている。そして、このピストンロツド110の上端と上
述したプランジヤロツド104の下端とは、連結ロツド116
を介して互いに連結されている。
ここで、上述した位置決めピン108の配設位置は、回
転角として、回転テーブル38が、90゜,180゜,270゜,360
゜(0゜)の4箇所に正確に夫々位置決めされた際に、
4つの規制穴98a,98b,98c,98dに夫々下方から嵌入し
て、回転テーブル38の回動位置を正確に規定することが
出来る位置として定義されている。
このように誤差吸収機構96を構成することにより、例
え、P面に滑りや摩耗が生じたとしても、その誤差分が
回転テーブル38が目標位置で停止する毎に解消され、こ
のように誤差が累積されることなく、エンコーダ94で検
出される角度と実際の回転テーブル38の角度とが正確に
一致することとなる。
次に、以上のように構成される誤差吸収機構の動作を
第6図(A)の誤差吸収制御手段及び第6図(B)のフ
ローチヤート並びに第6図(C)の回転テーブルの動作
説明を参照して説明する。
第6図(A)において120は複数の部品P1、P2…Pn
プリント板に装着する場合のプリント板の基準位置から
装着位置までのプリント板の回動量を設定する手段を示
す。
本例においては部品P1を装着するために基準位置から
角度θ=45゜回動する。部品P2を装着するために基準
位置から角度θ=90゜回動すると定める。以下部品
P3、P4…Pnを装着するためにθ、θ…θの回動量
を設定する(ステツプS1)。
まず、部品P1をプリント板の所定位置に装着するため
にモータ駆動回路90Aによってモータ90を回動する(ス
テツプS2)。
この場合、回動量設定手段120からはモータをθ=4
5゜回転する信号が出力し、モータ90はθ=45゜に相
当する回転が行われる。
従ってモータ90に連結しているエンコーダ94からはθ
=45゜に対応したパルスが出力する(ステップS3)。
このエンコーダ94のパルスはカウンタC1を経てメモリ
ーM1に入力されθ=45゜に対応したパルス数、例えば
P=45が記録される(ステツプS4)。
モータ90によって回転テーブル38がθ=45゜に応じ
た回動が行われると回転テーブル38は停止するが、モー
タ90の駆動力が回転摩擦駆動手段を介して行われるため
に前述した滑りが生じる。
その結果、実際の回転テーブル38の停止位置は第6図
(C)に示すように正規の停止位置A1ではなくA2となる
(ステツプS5)。
即ち、回転摩擦駆動手段による滑りのために回転テー
ブル38はθ′≠θの回転が行われる。
回転テーブル38の停止位置A2は正規の停止位置に対し
て△θずれている。
更に前述モータ90の回転にともなうエンコーダパルス
をカウントするカウンタC1がカウント終了すると(ステ
ップS6)、カウント終了信号によってモータ駆動系のサ
ーボ駆動を解除し(ステツプS7)、同時に、誤差吸収機
構を作動する(ステツプS8)。
即ち、カウント終了信号によってシリンダ作動手段11
2Aを作動し、シリンダ112を介してピン108を駆動する。
回転テーブル38が停止位置A2に存るときには回転テー
ブル38の規制穴98a穴中心とピン108の軸中心とは偏位し
ている。ピン108が駆動すると回転テーブル38は回転自
在状態になっているので正規の停止位置A1の方向に回動
し、ピン108が規制穴に完全に係合した状態で回転テー
ブル38は正規の停止位置A1に停止する(ステツプS9)。
上記のピン108の作動による回転テーブルの回転にと
もなってモータ90がΔθだけ回転し、これによりエン
コーダ90Aから△θに相当したパルスが出力し(ステ
ツプS10)、カウンタC1を介してメモリーM1の記録情報
は前述のパルスカウント数P=45がP=50に変更される
(ステツプS11)。
上述の回転テーブル38が正規の停止位置A1に停止した
状態を検知し、例えば、前記カウンタC1の2回目のカウ
ント信号の追加カウント(45パルスから回転テーブルの
Δθ回転にともなう5パルスの追加カウント)の終了
信号で前記実装ヘツドによる部品P1の装着動作を行わせ
る(ステツプS12)。
上記のステツプS1からステツプS12までの実装ヘツド
の作動により部品P1がプリント板の所定位置に装着され
る動作は終了するが、本発明においては、前述の回転摩
擦駆動信号による滑りのために生じる回転誤差Δθ
次の部品P2、P3と順次回転テーブル38を回転する際の誤
差の累積を防ぐ機能を有している。
即ち、2番目の部品P2の装着のための回転テーブル38
の回転は1番目の部品P1の装着のための回転テーブルの
停止位置を原点として更にθ=90゜の回転を行う。
そのため、2番目の部品P2を装着するために前述ステ
ツプS1〜ステツプS12を繰り返す場合、前記メモリーM1
の記録情報を前記ステツプS11のM1=50の情報を正規の
停止位置A1に対応したパルス情報M1=45に書き直す必要
がある。
そのため本実施例においては、前述のステツプS9にお
ける回転テーブル38がピン108の係合動作にともなって
微小回転し、これにともなってメモリーM1の情報がM1
45からM1=50に変更した情報を1番目の部品P1の装着の
ために実装ヘツドの作動信号を出力させてこの信号によ
つてメモリーM1の情報M1=50をM1=45に書き直す動作を
行っている(ステツプS13)。
次に、2番目の部品P2を装着する場合には回動量設定
手段からθ=90゜の情報が出力するが、回転テーブル
38の実際の回転量はθ−θ=90゜−45゜=45゜とな
る。そのために前記ステツプS13で補正されたメモリーM
1の情報は回動量設定手段にフイードバツクされメモリ
ーM1の補正された情報が2番目の部品P2を装着するため
の回転テーブル38の回転原点位置となる。
以後2番目の部品P2の装着のためにモータ回転…エン
コーダパルス出力…カウント開始と前述のステツプS2〜
が行われて実装ヘツドにより2番目の部品P2のプリント
板の所定位置への装着が行われる。
前述の実施例の説明のステツプS12において、実装ヘ
ツドの挿入動作の開始とカウンターC1の2回目のカウン
ト終了信号によって行う旨を述べたが、誤差吸収ピン10
8の実際の作動を確認して行わせてもよい。
即ち、第5図(A)のシリンダ112によって進退する
ロツド110にセンサードグ110aを取り付け、該センサー
ドグ110aによって作動するピン作動確認手段12の近接ス
イツチSW2を設ける。シリンダー112の作動によりピン10
8が回転テーブルの規制穴内に嵌合して回転テーブルの
回転停止位置の誤差の吸収動作が完了したことをスイツ
チSW2によって検出し、該スイツチSW2の信号によって実
装ヘツドの挿入動作の開始命令信号とする。
上述のピン作動確認手段SW2からの信号による実装ヘ
ツドの挿入動作開始の実施例の場合には、ピン108によ
る回転テーブルの誤差吸収が実際に行われたことを検知
して挿入動作が行われるのでプリント板の決められた位
置への部品の装填が正確に行われる。
〔発明の効果〕
本発明に依れば、回転摩擦駆動手段によって生じる回
転テーブルの回転停止位置の誤差をシリンダーピン等か
らなる誤差吸収手段によって補正し、補正動作時のモー
タ回転によって生じるエンコーダ出力パルスの情報のメ
モリーM1への情報を正規の停止位置A1に対応したパルス
情報P=45に補正することにより、メモリー情報を複数
の部品を装着する場合の回転テーブルの原点位置情報と
することができるので回転テーブルの回転制御を正確に
行い得る。
又、複数の部品のプリント板への装着動作のたびごと
にメモリー情報を補正することを繰り返すことにより、
各部品ごとの回転テーブル回転誤差が不規則的に生じて
も誤差の累積を生じることがない。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの発明に係わるターレツト式実装機における
基板回転機構の一実施例の構成を概要的に示す斜視図、 第2図は第1図に示す基板回転機構の構成を詳細に示す
平面図、 第3図は第2図に示す基板回転機構の回転用摩擦駆動部
の構成を拡大した状態で示す平面図、 第4図は回転用摩擦駆動部を拡大した状態で示す側面
図、 第5図(A)及び第5図(B)は、夫々、誤差吸収機構
の構成を取り出して示す側断面図及び正面図、 第6図(A)は回転テーブル38を回転制御するブロツク
図、 第6図(B)は誤差吸収機構の動作手段を示すフローチ
ヤート、 第6図(C)は回転テーブルの回転状態の説明図であ
る。 10……基板位置決め機構 12……電子部品実装機 14……基台 16……スライド台 18……基板 20……ヘツドターレツト機構 22……ターレツトテーブル 24……テーブル回転用モータ 26a〜26j……実装ヘツド 28……部品供給機構 30a〜30j……部品供給ユニツト 32……ユニツト載置テーブル 34……第1のボールねじ 36……第1のナツト部材 38……回転テーブル 40a,40b……架台 42……x軸フレーム 42a〜42d……第1乃至第4の辺 44a,44b……ガイド部材 46……第2のボールねじ 48……第2のナツト部材 50……x軸用駆動モータ 52……y軸フレーム 52a〜52d……第1乃至第4の辺 54a,54b……接続ステイ 56……y軸ガイド部材 58……係合部材 60……第3のボールねじ 62……第3のナツト部材 64……y軸駆動モータ 66……ガイドローラ 68a,68b……ガイドロツド取付ステイ 70a,70b……ガイドロツド 72……摩擦駆動機構 74……板ばね機構 74a……押レバー 74b……調整ねじ 76……押圧ステイ 78……挟持ローラ 80……案内ステイ 82……支持ステイ 82a,82b……案内溝 84……取付ステイ 86……駆動ローラ 88……駆動軸 90……回転駆動モータ 92……カツプリング機構 94……ロータリエンコーダ 96……誤差吸収機構 98a,98b,98c,98d……規制穴 100……取付部材 102……摺動ガイド部材 104……プランジヤロツド 106……プランジヤ 108……位置決めピン 110……ピストンロツド 112……空圧シリンダ 114……取付ステイ 120……回動量設定手段 C1……カウンタ M1……メモリー

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】部品を装着するプリント板を載せる回転テ
    ーブルを回転摩擦駆動手段を介してモータに連結し、モ
    ータの回転をエンコーダによって検出して、前記エンコ
    ーダの出力パルスをメモリーに入力し、前記回転摩擦駆
    動手段の滑りによる誤差を前記エンコーダの出力によっ
    て検出して前記メモリーの情報を補正するようにしたこ
    とを特徴とする部品装着装置の回転テーブルの回転制御
    方法。
JP2081719A 1989-04-28 1990-03-29 部品装着装置の回転テーブルの回転制御方法 Expired - Fee Related JP2697944B2 (ja)

Priority Applications (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2081719A JP2697944B2 (ja) 1990-03-29 1990-03-29 部品装着装置の回転テーブルの回転制御方法
US07/514,733 US5117761A (en) 1989-04-28 1990-04-26 Part mounting apparatus

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2081719A JP2697944B2 (ja) 1990-03-29 1990-03-29 部品装着装置の回転テーブルの回転制御方法

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH03280600A JPH03280600A (ja) 1991-12-11
JP2697944B2 true JP2697944B2 (ja) 1998-01-19

Family

ID=13754222

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2081719A Expired - Fee Related JP2697944B2 (ja) 1989-04-28 1990-03-29 部品装着装置の回転テーブルの回転制御方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2697944B2 (ja)

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN107979938A (zh) * 2017-11-20 2018-05-01 倪学才 一种电子元件固定架

Family Cites Families (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0770868B2 (ja) * 1985-12-28 1995-07-31 シチズン時計株式会社 電子部品自動挿入機における座標原点の設定方法
JPS62230100A (ja) * 1986-03-31 1987-10-08 松下電器産業株式会社 電子部品插入装置

Also Published As

Publication number Publication date
JPH03280600A (ja) 1991-12-11

Similar Documents

Publication Publication Date Title
EP0854670B1 (en) Electronic-parts mounting apparatus
EP0325216B1 (en) Electronic parts positioning apparatus
JP2697944B2 (ja) 部品装着装置の回転テーブルの回転制御方法
US4875120A (en) Head driving apparatus with coarse and fine adjustments
US5117761A (en) Part mounting apparatus
JPH10224090A (ja) 電子部品装着装置の上下動カム機構
US7881163B2 (en) Recording medium changer and reproducing apparatus
JP3020520B2 (ja) タートレツト式実装機における基板回転機構
JP4040198B2 (ja) テープフィーダ
JPH0471299A (ja) ターレツト式実装機における基板回転機構
JP2625786B2 (ja) 電子部品マウント装置
JPH0475852A (ja) ターレツト式実装機における基板回転機構
JP2555445B2 (ja) 電子部品実装機における基板位置決め機構
JPH0775939A (ja) 回転テーブル駆動装置
JPH0770131B2 (ja) デイスクチエンジヤ付デイスクプレ−ヤ
JPH06143061A (ja) 電子回路基板調整装置
SU1119073A1 (ru) Реверсивный лентопрот жный механизм магнитофона
JP2813043B2 (ja) プリンタの印字ヘッドギャップ自動調整装置
EP1533805A2 (en) Robotics for a data storage system
JP6836766B2 (ja) キャリアテープの位置決め装置
US5303103A (en) Head drive mechanism with resilient signal transmitting member
JP2784983B2 (ja) マガジン位置決め装置
JP2909129B2 (ja) 認識補正機能付き部品供給装置
JP2765152B2 (ja) 磁気記録再生装置のテープローディング機構
JPH058147Y2 (ja)

Legal Events

Date Code Title Description
LAPS Cancellation because of no payment of annual fees