JPH0475852A - ターレツト式実装機における基板回転機構 - Google Patents

ターレツト式実装機における基板回転機構

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JPH0475852A
JPH0475852A JP2182583A JP18258390A JPH0475852A JP H0475852 A JPH0475852 A JP H0475852A JP 2182583 A JP2182583 A JP 2182583A JP 18258390 A JP18258390 A JP 18258390A JP H0475852 A JPH0475852 A JP H0475852A
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JP
Japan
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rotary table
error
mounting machine
absorbing means
substrate
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JP2182583A
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English (en)
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Yasushi Aoki
康 青木
Shozo Kasai
笠井 省三
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Canon Inc
Original Assignee
Canon Inc
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Publication date
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Publication of JPH0475852A publication Critical patent/JPH0475852A/ja
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] この発明は、ピツク位置及びインサート位置が夫々固定
されたターレット式実装機における基板回転機構に関す
る。
[従来の技術] 従来、部品供給機構から実装すべき部品をピックアップ
するピツク位置と、・このピツク位置でピックアップし
た部品を回路基板の所定位置にインサートするインサー
ト位置とを、共に固定して備えているターレット式実装
機においては、回路基板の所定位置をインサート位置に
合わせるため、回転テーブルの回転機構部には、ギアや
ベルトが用いられている。
[発明が解決しようとしている課題] しかしながら、従来の回転駆動部にギア及びベルトを用
いた基板位置決め機構においては、次のような欠点があ
った。即ち、 (1)ギアによるものにおいては、バックラッシュが大
きい点や、騒音がうるさい点が指摘されている。
(2)ベルト方式によるものにおいては、動力伝達系に
柔かいベルトが入る為、振動しやすい状態となり、また
、回転テーブルと駆動モータとを離して設置する為、ス
ペースを太き(必要とする点が指摘されている。
そこで、本願出願人により、先に、特願平1−2417
00号(発明の名称:ターレット式実装機における基板
回転機構、出願臼:平成1年9月20日)が出願されて
おり、この先願において、回転機構に摩擦駆動を用いる
ことによって、上述した問題を解決しする技術を提供し
ているものである。この先願においては、摩擦駆動によ
る滑りを吸収するために、回転円板に予め形成した位置
決め穴に、位置決めピンを挿入する事により、回転円板
の位置決めを行う様に構成されている。
しかしながら、この構成では、回転円板に位置決め穴が
正確に形成されている事が前提となっており、この位置
決め穴の加工に際して、加工精度が悪いと、位置決め精
度も必然的に悪くなる問題が残っている。
この発明は上述した課題に鑑みなされたもので、この発
明の目的は、回転駆動部に摩擦駆動を採用しつつ、滑り
が生じたとしても、検出回転位置と実際の回転位置とが
常に正確に一致するようになされたターレット式実装機
における基板回転機構を提供することである。
[課題を解決するための手段] 上述した課題を解決し、目的を達成するため、この発明
に係わるターレット式実装機における基板回転機構は、
ピツク位置及びインサート位置固定のターレット式実装
機における基板回転機構であって、前記基板が取り付け
られる回転テーブルを回転させる回転駆動手段と、前記
基板回転テーブルの回転位置を、回転駆動手段における
駆動量に基づいて検出する検出手段と、前記回転テーブ
ルの回転停止時に1回転駆動時に発生する滑りにより、
前記回転テーブルの実際の回転位置と、前記検出手段に
より検出された検出位置との間に生じた誤差を解消する
ための誤差吸収手段とを具備し、この誤差吸収手段を、
前記回転テーブルに対する取り付け位置を調整可能な状
態で取り付けたことことを特徴としている。
また、この発明に係わるターレット式実装機における基
板回転機構において、前記誤差吸収手段は、前記回転テ
ーブルに取り付け位置調整可能に取り付けられ、これの
回転停止位置に対応して規制穴が形成された規制部材と
、前記回転テーブルが回転停止した位置において、この
回転停止位置に対応する規制穴に嵌入して、回転停止位
置を正確に補正する位置決めピンとを備えることを特徴
としている。
また、この発明に係わるターレット式実装機における基
板回転機構において、前記誤差吸収手段は、前記位置決
めピンを所定の規制穴に嵌入する前に、回転テーブルを
回転自在な状態に設定し、位置決め動作終了後、回転駆
動手段により回動駆動可能状態に復帰させることを特徴
としている。
[作用] 以上のように構成されるこの発明に係わるターレット式
実装機における基板回転機構においては、回転停止位置
において、回転テーブルに形成された規制穴に位置決め
ピンを嵌入することにより、摩擦駆動の際に生じた滑り
により、前記基板回転テーブルの実際の回転位置と、前
記検出手段により検出された検出位置との間に生じた誤
差を解消するようにしている。この結果、この滑りに基
づく回転位置の誤差の累積は解消されることとなる。ま
た、この誤差吸収手段を、前記回転テーブルに対する取
り付け位置を調整可能な状態で取り付けているので、こ
の誤差吸収手段の取付位置は、極めて正確に規定される
事となり、この結果、これによる回転テーブルの位置決
めは、極めて正確に達成される事となる。
[実施例] 以下に、この発明に係わるターレット式実装機における
基板回転機構の一実施例の構成を、添付図面を参照して
詳細に説明する。
第1図は、この一実施例の基板回転機構が備えられた部
品供給位置及び実装位置の固定された電子部品実装機(
以下、単に、実装機を略称する。)12の概要構成を示
している。
まず、この実装機12の概要を、第1図を用いて説明す
る。
この実装機12は、図示しない土台上に載置された基台
14と、この基台14上においてX軸方向に沿って移動
自在に支持されたスライド台16とを備えている。ここ
で、このスライド台16上には、y軸方向に沿って移動
自在に、且つ、自身の中心軸回りに回転自在に、電子部
品が実装される基板18が取り付けられる所の基板位置
決め機構10が載置されている。
また、この基板位置決め機構10の上方には、ヘッドタ
ーレット機構20が配設されている。このヘッドターレ
ット機構20は、回転可能なターレットテーブル22を
備え、このターレットテーブル22は、テーブル回転用
モータ24により回転駆動されると共に、その周縁部に
電子部品実装用の複数の、この一実施例においては、1
0台の実装ヘッド26a〜26jを等間隔に備えている
このヘッドターレット機構20においては、テーブル回
転用モータ24によってターレットテーブル22を回転
させることによって、実装ヘッド26a〜26jを移動
して、符合B、で示す部品供給位置にもたらされた実装
ヘッドに、後述する部品供給機構28から部品が渡され
、この部品供給位置と180度離間した回転位置に規定
された所の、符合B、で示す実装位置にもたらされた実
装ヘッドにより、部品位置決め用機構10により位置決
めされた基板18上の所定位置に部品が実装されるよう
設定されている。
一方、このヘッドターレット機構20の後方に位置した
状態で、上述した基台14上には、部品供給機構28が
配設されている。この部品供給機構28は、各々異なっ
た部品を収納した複数の、この一実施例においては、1
0台の部品供給ユニット30a〜30jと、これら部品
供給ユニット30a〜30jが載置され、X軸方向に沿
って移動自在に支持されたユニット載置テーブル32と
を備えている。
ここで、このユニット載置テーブル32の一側には、X
軸方向に沿って延出する第1のボールねじ34に螺合す
る第1のナツト部材36が固定されており、この第1の
ボールねじ34を不図示のモータにより駆動することに
より、ユニッ載置テーブル32をX軸方向に沿って移動
して、所定の部品を収納した部品供給ユニット30a〜
30jの中の一つを、ターレットテーブル22における
被実装位置B、へ任意に移動させることが出来るように
構成されている。
以上のように構成される部品供給機構28から供給され
る電子部品は、基板18上の所定の位置に実装されるこ
とになるが、以下に、この基板18を位置決めするため
の基板位置決め機構10の構成を、第2図を用いて説明
する。
この基板位置決め機構10は、基板18が直接に載置さ
れる回転テーブル38を基台14に対してy軸及びy軸
に沿って相対的に移動可能に、且っ、自身の中心軸回り
に回転自在に備えている。
即ち、この部品位置決め機構10は、基台14上に固定
され、X軸方向に沿って延出するよう設定された互いに
平行な一対の架台40a ; 40bを備えている。そ
して、一方の架台40a (図中、上側の架台)には、
y軸方向に沿って細長い枠形に形成されたX軸フレーム
42が、その第1の辺(図中、上辺)42aを一対のガ
イド部材44a、44bによりガイドされた状態で、X
軸方向に沿って移動可能に支持されている。
このX軸フレーム42は、第1の辺42aに対向する第
3の辺42cを除(略コ字状の部分の全長に渡って中空
状に形成され、この第1の辺42aには、第2のボール
ねじ46がX軸方向に沿って延出した状態で、その両端
を回動自在に支持されている。また、この第2のボール
ねじ46には、第2のナツト部材48が螺合しており、
この第2のナツト部材48は、上述した一方の架台40
a上に固定されている。そして、この第2のボールねじ
46の一端は、X軸フレーム42の第1の辺42a内に
収納されたX軸駆動モータ50の駆動軸に接続されてい
る。
このようにして、X軸駆動モータ50が起動することに
より、第2のボールねじ46と第2のナツト部材48と
の螺合を介して、X軸フレーム42は、全体として、X
軸方向に沿って移動駆動されることになる。
尚、このX軸フレーム42の第3の辺42cは、上述し
た一対の架台40a、40bの中の他方の架台40bの
上面に図示しないカムフォロアを介して摺動するように
構成されている。
一方、このX軸フレーム42に囲まれる空間内には、略
正方形状の枠形に形成されたy軸フレーム52がy軸方
向に沿って移動自在に収納されている。このy軸フレー
ム52における第2の辺(図中、右辺)52bからは、
一対の接続ステイ54a、54bが図中右方に向けて突
出しており、これら接続ステイ54a、54bの先端に
は、y軸方向に沿って延出するy軸ガイド部材56が一
体に接続されている。
また、上述したy軸ガイド部材56には、第2の片42
bの内方に突出する係合部材58が一体に取り付けられ
ている。一方、X軸フレーム42の第2の辺42bには
、第3のボールねじ60がy軸方向に沿って延出した状
態で、その両端を回動自在に支持されている。また、こ
の第3のボールねじ60には、第3のナツト部材62が
螺合しており、この第3のナツト部材62は、上述した
係合部材58に固定されている。そして、この第3のボ
ールねじ60の一端は、X軸フレーム42の第2の辺4
2b内に収納されたX軸駆動モータ64動軸に接続され
ている。
このようにして、X軸駆動モータ64が起動することに
より、第3のボールねじ60と第3のナツト部材62と
の螺合を介して、y軸フレーム52は、全体として、y
軸方向に沿って移動駆動されることになる。
尚、このy軸フレーム52の第4の辺(図中、左片)5
2dは、上述したX軸フレーム42の第4の片42dに
図示しないカムフォロアを介して摺動して支持されるよ
うに構成されている。
更に、このy軸フレーム52に囲まれた空間内には、上
述した回転テーブル38が自身の中心軸回りに回転自在
に、複数のガイドローラ66を介して支持されている。
この回転テーブル38は、図示するように、円形の枠状
に形成されており、この回転テーブル38には、y軸方
向に沿って延出した状態で一対のガイドロッド取付ステ
イ68a、68bが互いに平行な状態で架は渡されてお
り、これらガイドロッド取付ステイ68a。
68bには、X軸方向に沿って延出した状態で一対のガ
イドロッド70a、70bが互いに平行な状態で取り付
けられている。
このようにして、これら2本のガイドロッド70a、7
0bに挾持された状態で、上述した基板18は、回転テ
ーブル38に取り付けられることになる。
ここで、これら一対のガイドロッド70a。
70bは、y軸方向に沿って移動可能になされており、
取り付けられる基板18のサイズ(特に、y軸方向に沿
う長さ)に応じて移動され、基板18を確実に両側から
挟持することが出来るように設定されている。尚、これ
らガイドロッド70a、70bは、図示しない止めねじ
により、設定された位置に固定されるよう構成されてい
る。
そして、この回転テーブル38の一側(図中、下側)に
位置するy軸フレーム52上には、これを回転駆動する
ための、この発明の特徴を成す基板回転機構としての摩
擦駆動機構72が配設されている。
以上の構成によって基板18は、回転テーブル38がX
軸、y軸方向に沿って夫々独立に移動すると共に、θ方
向に沿って回転することにより、その上の任意の点を、
ヘッドターレット機構20における電子部品の実装位置
B6に整合させることが出来ることとなる。
最後に、第3図、第4図を用いて、回転テーブル38を
回転駆動するための基板回転機構とじての摩擦駆動機構
72の構成を詳細に説明する。
この摩擦駆動機構72は、y軸フレーム52上に固定さ
れた板ばね機構74を備えている。この板ばね機構74
は、回転テーブル38の半径方向に沿って進退自在な押
レバー74aを、半径方向内方に有し、この押レバー7
4aは、半径方向外方に取り付けられた調整ねじ74b
を回転させることにより、半径方向に沿って進退される
よう設定されている。即ち、この調整ねじ74bを回転
させることにより、押し付け力を調節するこが出来るよ
うに設定されている。また、この板ばね機構74には、
平面コ字状の押圧ステイア6の両端部が一体的に取り付
けられており、この押圧ステイア6の半径方向内方には
、挟持ローラ78が垂直軸回りに回転可能に軸支されて
いる。
一方、上述したy軸フレーム52には、平面コ字状の案
内ステイ80の両端部が一体的に取り付けられている。
この案内ステイ80の基端部側には、起立した支持ステ
イ82の中程が、回転テーブル38の半径方向に沿って
摺動自在に支持されている。即ち、この支持ステイ82
の両側縁の中程には、上述した案内ステイ80の両延出
部分が嵌合する案内溝82a、82bが形成されており
、これら案内溝82a、82bに案内ステイ80の両延
出部分が夫々嵌合することにより、支持ステイ82は摺
動可能に、且つ、下方への落下を防止された状態で支持
されることになる。
この支持ステイ82の上端には、取付ステイ84が半径
方向内方に延出した状態で取り付けられており、この取
付ステイ84には、駆動ローラ86が同軸に・固定され
た駆動軸88の上端が回転自在に軸支されている。尚、
この駆動ローラ86は、上述した挟持ローラ78と同一
高さになるよう、その高さ位置を設定されている。即ち
、上述した回転テーブル38の外周面に駆動ローラ86
が転接し、また、内周面に挟持ローラ78が転接し、こ
の回転テーブル38は、これら駆動ローラ86と挟持ロ
ーラ78とに挾持されることにより、駆動ローラ86と
回転テーブル38との間の摩擦係合力が規定されるよう
に設定されている。
また、この支持ステイ82の下端には、駆動軸88を回
転駆動するための回転駆動モータ90が取着されており
、この回転駆動モータ90と駆動軸88とは、カップリ
ング機構92を介して整合された状態で接続されている
。尚、この支持ステイ82は、その背面(即ち、半径方
向外方の面)を上述した板ばね機構74の押レバー74
aにより押圧されるように設定されている。
以上のように構成される摩擦駆動機構72においては、
第4図に示す状態において、板ばね機構74の調整ねじ
74bを回転することにより、押レバー74aは支持ス
テイ82を半径方向内方に偏倚し、これに取り付けられ
た駆動ローラ86を半径方向内方に移動するよう作動す
る。一方、この支持ステイ80の半径方向内方への移動
により、その反対効果として、板ばね機構74自身は、
半径方向外方に向かう反力を受けることになり、この結
果、押圧ステイア6に取り付けられている挟持ローラ7
8は、半径方向外方へ相対的に移動することになる。
この結果、回転テーブル38は、駆動ローラ86により
半径方向内方への押圧力を受けると共に、挟持ローラ7
8により半径方向外方への押圧力を受け、両ローラ86
,7gにより強く挟持されることになる。ここで、この
ように、この回転テーブル38は、両ローラ86,78
によるバランスした状態の押圧力を受けることになるの
で、駆動ローラ86による転接力(摩擦係合力)が増大
するものの、回転テーブル38の回転中心の偏倚は生じ
ないことになる。
このように、駆動ローラ86による回転テーブル38へ
の転接力が所定値に設定された状態において、回転駆動
モータ90が起動されると、この起動に応じて、カップ
リング機構92を介して、駆動軸88が回転駆動され、
従って、駆動軸88に一体的に取り付けられた駆動ロー
ラ86は同様に回転駆動され、この結果、この駆動ロー
ラ86に転接する回転テーブル38も、回転されること
になる。
尚、この回転駆動モータ90には、ロータリエンコーダ
94が取り付けられており、この回転駆動モータ90に
よる駆動量、即ち、駆動ローラ86の回転量は、常に、
数値的に検出されており、この回転テーブル38は、こ
の検出結果に基づいて所望の回転位置に回転駆動される
ことになる。
以上詳述したようにして、この一実施例の基板位置決め
機構10においては、X軸用駆動モータ50を介してX
軸フレーム42をX軸に沿って、y軸周駆動モータ64
を介してX軸フレーム42に支持されたy軸フレーム5
2をy軸に沿って、そして、回転駆動用モータ90を備
えた摩擦駆動機構72を介して、y軸フレーム52に支
持された回転テーブル38をθに沿って回転駆動するこ
とにより、回転テーブル38に固定された基板18の任
意の位置は、ヘッドターレット機構20における電子部
品の実装位置B6に正確に整合した位置に移動されると
共に、電子部品と基板18との回転位置関係を自由に設
定することが可能になる。
また、この一実施例の基板位置決め機構10においては
、ベルトやギヤを用いることなく、回転テーブル38を
摩擦駆動機構72を介して回転駆動するようにしている
ので、従来において問題となったような、ギヤを採用す
ることによるバックラッシュが大きい点や、騒音がうる
さい点や、ベルトを採用することによる高速で回せない
点や、制御が複雑になる点が、確実に解消されることに
なる。
以上の様な回転駆動機構としての摩擦駆動機構72の構
成によって、回転テーブル38及びこれの上に載置され
た基板18は回転させられることになるが、回転テーブ
ル38の外周面と駆動ローラ86の外周面との互いの摩
擦接合面(以下、単にP面と呼ぶ。)に滑りや摩耗が少
しでも生じると、その誤差分が回転テーブル38が回転
するたびに累積されて、エンコーダ94で検出される角
度と実際の回転テーブル38の角度とが這ってくる。
そこで、この一実施例においては、上述した摩擦駆動機
構72に隣接した位置に、この誤差を吸収する誤差吸収
機構96を備えている。即ち、回転テーブル38は、そ
の停止位置が90度毎に設定されている。そして、この
誤差吸収機構96は、回転テーブル38の下面にその取
り付け位置を微調整可能な状態で取り付けられ、これら
停止位置に対応して、この一実施例においては合計4箇
所(即ち、回転角として、90°、180’270°、
360° (0°)の4箇所)に、規制穴98a、98
b、98c、98dの形成された規制部材99 a、 
99 b、 99 c、 99 dを備えている。
ここで、これら規制部材99 a、 99 b。
99c、99dは、先ず、その取り付け位置を、回転テ
ーブル38の円周回りに略90度毎となる様な状態で仮
止めされ、引き続き、夫々に対応して形成された規制穴
98 a、 98 b、 98 c。
98dが、回転テーブル38の円周回りに正確に90度
毎となる様に規制する図示しない治具を介して、その位
置を微調整された状態で正確に規定された上で、複数の
ビス101 a、  10 l b。
101c、101dにより、その取り付け位置で固定さ
れている。この様にして、この一実施例においては、各
規制穴98a、98b、98c。
98dの位置決めは、極めて正確に達成される事になる
また、この誤差吸収機構96は、第2図に示すように、
y軸フレーム52の第1及び第4の辺52a、52dを
互いに連結する連結辺52eに取着され、第5A図及び
第5B図に示すように、立ち下がった状態で取り付けら
れた取付部材100を上下方向に沿って延出した状態で
備えている。そして、この取付部材100には、摺動ガ
イド部材102を介して、プランジャロッド104が上
下動自在に支持されている。このプランジャロッド10
4の上端には、プランジャ106が固定されている。ま
た、このプランジャ106の上面には、上述した規制穴
98a。
98b、98c、98dの一つに下方から嵌入される所
の半球状の位置決めピン108が固着されている。
一方、このプランジャロッド104の下方には、上下方
向に沿ってピストンロッド110を進退可能に、空圧シ
リンダ112が取付ステイ114を介して取付部材10
0に固定されている。そして、このピストンロッド11
0の上端と上述したプランジャロッド104の下端とは
、連結ロッド116を介して互いに連結されている。
ここで、上述した位置決めピン108の配設位置は、回
転角として、回転テーブル38が、90’、18002
70° 360° (0°)の4箇所に正確に夫々位置
決めされた際に、4つの規制部材99a、99b、99
c、99dに夫々形成された規制穴98 a、 98 
b、 98 c。
98dに夫々下方から嵌入して、回転テーブル38の回
動位置を正確に規定することが出来る位置として定義さ
れている。
このように誤差吸収機構96を構成することにより、例
え、P面に滑りや摩耗が少しだとしても、その誤差分が
回転テーブル38が目標位置で停止する毎に解消され、
このように誤差が累積されることなく、エンコーダ94
で検出される角度と実際の回転テーブル38の角度とが
正確に一致することとなる。
次に、以上のように構成される誤差吸収機構96におけ
る誤差吸収動作を、第6図に示すフローチャートを参照
して、以下に説明する。
先ず、ステップSIOにおいて、回転テーブル38にお
ける所定の回転位置(例えば、90″の回転位置)まで
の回動駆動の指示が発せられたことが判別されると、ス
テップS12において、この所定の回転位置に向けて、
摩擦駆動機構72を介して回転テーブル38が回動され
、ステップS14において、回転テーブル38が所定の
回転位置に至ったことがロータリエンコーダ94からの
検出結果に基づき検出されると、ステップS16におい
て、摩擦駆動機構72の駆動が停止される。
ここで、ステップS14において示したように、回転テ
ーブル38の位置は、回転駆動モータ90に直結された
ロータリエンコーダ94における検出結果に基づいてい
るため、この回転駆動モータ90により直接回転駆動さ
れる駆動ローラ86と回転テーブル38との間のP面に
滑りが発生していると、このロータリエンコーダ94の
検出出力値は、回転テーブル38の回転位置を正確に表
していないこととなる。換言すれば、回転テーブル38
が実際に目標位置へ来ているかどうかは不明である。
このため、この一実施例においては、ステップS18に
おいて、回転駆動モータ9oのサーボ系をフリーにして
、回転テーブル38が自由に回転できるようにする。そ
して、ステップs20において、空圧シリンダ112に
作動圧縮空気を導入して、ピストンロッド110を上方
に押し出し、回転テーブル38に形成した所の、上述し
た所定の回転位置に対応して取り付けられた規制部材9
9 a、 99 b、 99 c、 99 dに夫々形
成された規制穴98a、98b、98c、98dの中の
、90°の回転位置に対応して取り付けられた規制部材
99aに形成された規制穴98aに、位置決めピン10
6を下方から嵌入する。
この結果、例え、駆動ローラ86と回転テーブル38と
の間のP面に滑りが発生して、検出位置と実際位置との
間に誤差が発生しているとしても、この位置決めピン1
06と規制穴98aとの嵌入動作により、上述した誤差
が解消されるように、回転テーブル38は強制的に回動
され、回転テーブル38は、位置決めピン106と規制
穴98aとの嵌入により蜆定される回転位置に正確に位
置決めされることになる。
この後、ステップS22において、回転駆動モータ90
のサーボ系をロックして、回転テーブル38の回転位置
を固定し、ステップS24において、ロークリエンコー
ダ94からの検出結果に基づく回転検出位置を、90°
と書き直しする。
このようにして、一連の誤差吸収機構96における誤差
吸収動作は完了して、90″′の回転位置への回転テー
ブル38の回転駆動動作は終了する。
以上詳述したように、この一実施例においては、回転テ
ーブル38の目標回転位置への停止動作毎に、駆動ロー
ラ86と回転テーブル38との間のP面に発生した滑り
に基づき、検出位置と実際位置との間に生じた誤差が、
誤差吸収機構96により機械的に解消されることとなり
、この誤差が累積されることが確実に防止され、正確な
回転テーブル38の回転動作、即ち、この回転テーブル
38の上に載置された回路基板18の回転位置決めが達
成されることとなる。
また、この一実施例においては、P面における滑り等の
補正機構として、誤差吸収機構96を設けているので、
摩擦駆動による回転テーブル38の確実な回転が可能と
なり、低騒音、バックラッシュレス、コンパクトな基板
18の位置決め機構が実現できることになる。
この発明は、上述した一実施例の構成に限定されること
なく、この発明の要旨を逸脱しない範囲で種々変形可能
であることは言うまでもない。
例えば、上述した一実施例においては、回転テーブル3
8は、90°の整数倍毎に停止されるように設定したた
め、規制部材99a、99b。
99c、99dは、回転テーブル38に90°毎に計4
WM所取り付けられるように説明したが、この発明は、
このような構成に限定されることなく、例えば、回転テ
ーブル38において45″の整数倍毎に停止される場合
には、規制部材は、回転テーブル38に45″毎に計8
箇所取り付ければ良い。要は、規制部材は、回転テーブ
ル38に、これの停止角度に応じて取り付けられるよう
にすれば良い。
また、上述した一実施例においては、誤差吸収機構96
は、回転テーブル38の停止動作毎に行なわれるように
説明したが、この発明は、このような構成に限定される
ことな(、停止動作の2回置きとか、3回置き等、複数
回置き毎に行なわれるように設定しても良いし、また、
所定時間経過後の最初の停止動作において実行するよう
に設定しても良いし、所定回転量経過後の最初の停止動
作において実行するように設定しても良い。
また、上述した一実施例においては、X軸フレーム42
→Y軸フレーム52一回転テーブル38の順に重ねて構
成するように説明したが、この発明は、このような構成
に限定されることなく、例えば、回転テーブル38→Y
軸フレーム52−X軸フレーム42の順で重ねる要に構
成しても良い。
更に、プランジャ部材106を規制穴に嵌入して、回転
テーブル38の回転位置を書き直すタイミングは、1回
転当りの滑りが少量であれば、この嵌入動作後であって
、回転駆動モータ9oのサーボ系のロック動作前であっ
ても良い。
また、上述した一実施例においては、回転テーブル38
に駆動ローラ86を横から(即ち、半径方向に沿って)
押し付けるように説明したが、この発明は、このような
構成に限定されることな(、回転テーブル38の上方か
ら駆動ローラ86を押し付ける構成を採用することも可
能である。
[発明の効果] 以上詳述したように、この発明に係わるターレット式実
装機における基板回転機構は、ピツク位置及びインサー
ト位置固定のターレット式実装機における基板回転機構
であって、前記基板が取り付けられる回転テーブルを回
転させる回転駆動手段と、前記基板回転テーブルの回転
位置を、回転駆動手段における駆動量に基づいて検出す
る検出手段と、前記回転テーブルの回転停止時に、回転
駆動時に発生する滑りにより、前記回転テーブルの実際
の回転位置と、前記検出手段により検圧された検出位置
との間に生じた誤差を解消するための誤差吸収手段とを
具備し、この誤差吸収手段を、前記回転テーブルに対す
る取り付け位置を調整可能な状態で取り付けたことこと
を特徴としている。
また、この発明に係わるターレット式実装機における基
板回転機構において、前記誤差吸収手段は、前記回転テ
ーブルに取り付け位置調整可能に取り付けられ、これの
回転停止位置に対応して規制穴が形成された規制部材と
、前記回転テーブルが回転停止した位置において、この
回転停止位置に対応する規制穴に嵌入して、回転停止位
置を正確に補正する位置決めピンとを備えることを特徴
としている。
また、この発明に係わるターレット式実装機における基
板回転機構において、前記誤差吸収手段は、前記位置決
めピンを所定の規制穴に嵌入する前に、回転テーブルを
回転自在な状態に設定し、位置決め動作終了後、回転駆
動手段により回動駆動可能状態に復帰させることを特徴
としている。
従って、この発明によれば、回転駆動部に摩擦駆動を採
用しつつ、滑りが生じたとし、でも、検出回転位置と実
際の回転位置とが常に正確に一致するようになされたタ
ーレット式実装機における基板回転機構を提供すること
である。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの発明に係わるターレット式実装機における
基板回転機構の一実施例の構成を概要的に示す斜視図; 第2図は第1図に示す基板回転機構の構成を詳細に示す
平面図; 第3図は第2図に示す基板回転機構の回転用摩擦駆動部
の構成を拡大した状態で示す平面図;第4図は回転用摩
擦駆動部を拡大した状態で示す側面図; 第5A図及び第5B図は、夫々、誤差吸収機構の構成を
取り出して示す側断面図及び正面図;そして、 第6図は誤差吸収機構の動作手順を示すフローチャート
である。 図中、10・・・基板位置決め機構、12・・・電子部
品実装機、14・・・基台、16・・・スライド台、1
8・・・基板、20・・・ヘッドターレット機構、22
・・・ターレットテーブル、24・・・テーブル回転用
モータ、26a〜26j・・・実装ヘッド、28・・・
部品供給機構、30a〜30j・・・部品供給ユニット
、32・・・ユニット載置テーブル、34・・・第1の
ボールねじ、36・・・第1のナツト部材、38・・・
回転テーブル、40a;40b・・・架台、42・・・
X軸フレーム、42a〜42d・・・第1乃至第4の辺
、44a;44b・・・ガイド部材、46・・・第2の
ボールねじ、48・・・第2のナツト部材、50・・・
X軸周駆動モータ、52・・・y軸フレーム、52a〜
52d・・・第1乃至第4の辺、54a ; 54b・
・・接続ステイ、56・・・y軸ガイド部材、58・・
・係合部材、60・・・第3のボールねじ、62・・・
第3のナツト部材、64・・・y軸駆動モータ、66・
・・ガイドローラ、68a;68b・・・ガイドロッド
取付ステイ、70a ; 70b・・・ガイドロッド、
72・・・摩擦駆動機構、74・・・板ばね機構、74
a・・・押レバー、74b・・・調整ねじ、76・・・
押圧スティ、78・・・挟持ローラ、8o・・・案内ス
ティ、82・・・支持ステイ、82a ; 82b・・
・案内溝、84・・・取付ステイ、86・・・駆動ロー
ラ、88・・・駆動軸、9゜・・・回転駆動モータ、9
2・・・カップリング機構、94・・・ロータリエンコ
ーダ、96・・・誤差吸収機構、98a ; 98b 
; 98c ; 98d−・規制穴、99a ; 99
b ; 99c ; 99d−規制部材、100 ・・
・取付部材、101a; 101b;101c;101
d・・・ビス、102・・・摺動ガイド部材、104・
・・プランジャロッド、106・・・プランジャ、10
8・・・位置決めピン、110・・・ピストンロッド、
112・・・空圧シリンダ、114・・・取付ステイで
ある。 特許出願人  キャノン株式会社 代理人 弁理士   大塚康徳(他1名−¥:=ヨ 、−−−−ヱ」 第4 図 第5A図 第5B図 第 図

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)ピツク位置及びインサート位置固定のターレツト
    式実装機における基板回転機構であつて、前記基板が取
    り付けられる回転テーブルを回転させる回転駆動手段と
    、 前記基板回転テーブルの回転位置を、回転駆動手段にお
    ける駆動量に基づいて検出する検出手段と、 前記回転テーブルの回転停止時に、回転駆動時に発生す
    る滑りにより、前記回転テーブルの実際の回転位置と、
    前記検出手段により検出された検出位置との間に生じた
    誤差を解消するための誤差吸収手段とを具備し、 この誤差吸収手段を、前記回転テーブルに対する取り付
    け位置を調整可能な状態で取り付けたことを特徴とする
    ターレツト式実装機における基板回転機構。
  2. (2)前記誤差吸収手段は、前記回転テーブルに取り付
    け位置調整可能に取り付けられ、これの回転停止位置に
    対応して規制穴が形成された規制部材と、前記回転テー
    ブルが回転停止した位置において、この回転停止位置に
    対応する規制穴に嵌入して、回転停止位置を正確に補正
    する位置決めピンとを備えることを特徴とする請求項第
    1項に記載のターレツト式実装機における基板回転機構
  3. (3)前記誤差吸収手段は、前記位置決めピンを所定の
    規制穴に嵌入する前に、回転テーブルを回転自在な状態
    に設定し、位置決め動作終了後、回転駆動手段により回
    動駆動可能状態に復帰させることを特徴とする請求項第
    2項に記載のターレツト式実装機における基板回転機構
JP2182583A 1990-07-12 1990-07-12 ターレツト式実装機における基板回転機構 Pending JPH0475852A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009035395A (ja) * 2007-08-02 2009-02-19 Ricoh Co Ltd 自動原稿搬送装置および画像形成装置

Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS4921342A (ja) * 1972-04-19 1974-02-25
JPH0192053A (ja) * 1987-10-01 1989-04-11 Nikken Kosakusho:Kk 回転テーブル装置の制御方法

Patent Citations (2)

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