JP2697509B2 - 集電装置 - Google Patents

集電装置

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JP2697509B2
JP2697509B2 JP4236835A JP23683592A JP2697509B2 JP 2697509 B2 JP2697509 B2 JP 2697509B2 JP 4236835 A JP4236835 A JP 4236835A JP 23683592 A JP23683592 A JP 23683592A JP 2697509 B2 JP2697509 B2 JP 2697509B2
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insulating
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勝之 寺田
美智夫 瀬畑
守成 服部
博之 山田
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    • B60VEHICLES IN GENERAL
    • B60LPROPULSION OF ELECTRICALLY-PROPELLED VEHICLES; SUPPLYING ELECTRIC POWER FOR AUXILIARY EQUIPMENT OF ELECTRICALLY-PROPELLED VEHICLES; ELECTRODYNAMIC BRAKE SYSTEMS FOR VEHICLES IN GENERAL; MAGNETIC SUSPENSION OR LEVITATION FOR VEHICLES; MONITORING OPERATING VARIABLES OF ELECTRICALLY-PROPELLED VEHICLES; ELECTRIC SAFETY DEVICES FOR ELECTRICALLY-PROPELLED VEHICLES
    • B60L5/00Current collectors for power supply lines of electrically-propelled vehicles
    • B60L5/18Current collectors for power supply lines of electrically-propelled vehicles using bow-type collectors in contact with trolley wire
    • B60L5/22Supporting means for the contact bow
    • B60L5/28Devices for lifting and resetting the collector
    • HELECTRICITY
    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01BCABLES; CONDUCTORS; INSULATORS; SELECTION OF MATERIALS FOR THEIR CONDUCTIVE, INSULATING OR DIELECTRIC PROPERTIES
    • H01B17/00Insulators or insulating bodies characterised by their form
    • H01B17/14Supporting insulators
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B60VEHICLES IN GENERAL
    • B60LPROPULSION OF ELECTRICALLY-PROPELLED VEHICLES; SUPPLYING ELECTRIC POWER FOR AUXILIARY EQUIPMENT OF ELECTRICALLY-PROPELLED VEHICLES; ELECTRODYNAMIC BRAKE SYSTEMS FOR VEHICLES IN GENERAL; MAGNETIC SUSPENSION OR LEVITATION FOR VEHICLES; MONITORING OPERATING VARIABLES OF ELECTRICALLY-PROPELLED VEHICLES; ELECTRIC SAFETY DEVICES FOR ELECTRICALLY-PROPELLED VEHICLES
    • B60L2270/00Problem solutions or means not otherwise provided for
    • B60L2270/10Emission reduction
    • B60L2270/14Emission reduction of noise
    • B60L2270/142Emission reduction of noise acoustic

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は集電装置に係り、特に高
速で走行する電動車両の騒音を低減し、かつ車体との電
気的絶縁を確保しつつ架線への追従性を向上し、架線と
の接触力変動を抑制するに好適な集電装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来技術としては、特公平2−5068
1号に記載のように、集電シューを保持する集電シュー
保持体がばねを介して集電管により支持され、集電管が
その外表面に設けられたラックピニオンと駆動モータに
より伸縮させられる。一方、その駆動モータやその集電
管を案内する延長管は車体に取付けられている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】従来技術においては、
テレスコープ機構をラックピニオンと駆動モータで伸縮
させ、架線への押付力を保つようにしているが、集電管
の外表面にラックピニオンを設けているので高速で走行
する車両に搭載した際、騒音が著しく大きくなる恐れが
ある。さらに、駆動モータや延長管の集電シューとの電
気絶縁構造については何ら記述がない。
【0004】本発明の目的は、低騒音で、車体との電気
的絶縁を確保しつつ集電体の押上げ力を制御できる集電
装置を提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明は、 集電体と、
集電体を支持する支持柱と、 該支持柱を案内する部分を
有する上台座と、 該上台座を支える碍子と、 該碍子を支
える下台座と、 前記上台座、前記碍子、前記下台座の各
内壁によって囲まれ、内部に電気的な絶縁作用を有する
流体が満たされている絶縁流体室と、その上部が前記支
持柱に結合され、中間部が電気的絶縁性を有する絶縁リ
ンクで構成され、かつ絶縁リンクを含む部分が前記
縁流体室中を貫通し、その下部が前記絶縁流体室の外部
の前記下台座に設置したアクチュエータに結合されて、
前記支持柱を上下に動作させる支持柱動作機構と、 前記
支持柱から前記絶縁流体室中を通って前記絶縁流体室外
の前記下台座に導かれる高電圧ケーブルと、 からなる集
電装置を構成したことを特徴とする。
【0006】
【作用】本発明によれば、集電体、支持柱、上台座、碍
子、下台座で構成しているので、外形寸法を大きく、外
形を滑らかに形成できるので、カルマン渦発生周波数
が低くかつ気流乱れが少なくなり、低騒音にできるもの
である。
【0007】また、集電体を支える支持柱と結合した支
持柱動作機構の1部分を絶縁リンクで構成し、かつその
部分を絶縁流体室中を通した後下台座内のアクチュエー
タと結合しているので、可動部分の質量が軽減され、そ
れを車体側からアクチュエータで直接動かすことがで
き、かつ支持柱、集電体を電気的絶縁を保ちつつ間接的
でなく直接機械的に上下動させて架線への追従性を向上
し接触力変動の抑制を行うことが出来る。
【0008】
【実施例】以下、本発明の実施例を図1ないし図6を用
いて説明する。1は架線、2は架線に接触して集電し部
材寸法が大きくその外表面が滑らかな形をした集電体
で、集電体2は次のもので構成される。2aはすり板、
2bはすり板2aを弾性支持するすり板ばね、2cはす
り板ばね2bを支える舟体、2dは舟体2cを弾性支持
する舟体ばね、2eは舟体ばね2dを支える舟体支持
体、2fは舟体2cの上面以外の面および舟体支持体2
eの全面を被い分岐架線を案内する弓形ホーンが取付け
られた外表面が滑らかな形の整風体である。3は集電体
2の舟体支持体2e、整風体2fを支持し外表面が滑ら
かな形をした支持柱で、次のものからなる。3aは舟体
支持体2e、整風体2fが上部に結合された内筒、3b
は内筒3aを弾性支持し集電体2を架線1に押付ける押
付ばね、3cは押付ばね3bを支え内筒3aがその内側
を上下に摺動する外筒である。4は外筒3cをその中央
で案内し外表面が滑らかな形をした上台座、4aは外筒
3cを案内しシールド作用をもつ上台座4に設けられた
絶縁流体シールド構造体である。5は上台座4を支え電
気的絶縁作用を有し外表面が滑らかな形をした碍子、6
は碍子5を支え碍子5によって上台座4、支持柱3、集
電体2と電気的に絶縁されその外表面が滑らかな形をし
た下台座、7は上台座4、碍子5、下台座6の各内壁に
よって囲まれ内部が電気絶縁流体7aとしてのSF6ガ
スによって満たされた絶縁流体室である。8は支持柱3
を上下に動作させる支持柱動作機構であり、次のものか
ら構成される。8aは支持柱3の外筒3cの下端に結合
され絶縁流体室7内にあって電気絶縁材からなる第1絶
縁リンク、8bは第1絶縁リンク8aに結合され絶縁流
体室7内にあって上下に伸縮できるパンタグラフなどで
なる第1伸縮リンク、8cは第1伸縮リンク8bと結ば
れ絶縁流体室7の外側で下台座6の内部に設けられ第1
伸縮リンクを上下に動作させる第1アクチュエータであ
る。4bは第1アクチュエータ8cを案内しシールド作
用をもつ下台座6の内壁に設けられた絶縁流体シールド
構造体である。9は下台座6が固定される車体の屋根、
10は外筒3cの下端に結ばれ絶縁流体室7の中を通って
下台座6の内部に導かれる高電圧ケーブルであり、高電
圧ケーブル10は絶縁流体室7の内部で外筒3cの下端に
結合され外筒3cと共に上下に動きうるフレキシブルケ
ーブル10aと、フレキシブルケーブル10aに結ばれその
外側が電気絶縁材で被われて絶縁流体室7の内部から下
台座6の内部に導かれる絶縁ケーブル10bとからなる。
【0009】以上の構成によれば、集電体2、支持柱
3、上台座4、碍子5、下台座6ともに大きい部材で構
成され、かつその外表面が滑らかな形をしているので、
これらの部材によるカルマル渦発生周波数は低く気流乱
れも少なくなり空力騒音は著しく小さくなる。また、第
1アクチュエータ8c、第1伸縮リンク8bは絶縁流体
室7の内部で第1絶縁リンク8aによって支持柱3、集
電体2と結合されていると同時に、下台座6内部にある
第1アクチュエータ8cは絶縁流体室7の外では碍子5
によって支持柱3、集電体2と絶縁されているので、第
1アクチュエータ8cは支持柱3、集電体2など高電圧
部と電気的に完全に絶縁されており、第1アクチュエー
タ8cに直接電気や流体などその駆動源を供給すること
が出来る。駆動源が第1アクチュエータ8cに供給され
ると集電体2を架線1に押当てることが出来ると共に、
第1アクチュエータ8cによって、架線1の凹凸や集電
体2の揚力変動などの外乱がある場合に、集電体2と架
線1の間の接触力変動を抑制することが出来る。図5、
図6のように第1アクチュエータ8cによって支持柱
3、集電体2を下げて車両限界内に収納することが出来
る。本実施例によれば、集電体2及び支持柱3が各部分
に分割されて弾性支持されているので、架線1に対する
高周波域(5〜60Hz程度)での追従性が良くなり、
接触力変動が一層抑制されるという効果がある。また、
アクチュエータが第1アクチュエータ8c一箇であるか
ら、安価に出来るという効果がある。さらに、電気絶縁
流体7aをSF6ガスとしているので、無色無臭不燃で
あり安全性が向上する効果がある。
【0010】本発明の第2の実施例では、図7に示すよ
うに、第1アクチュエータ8cが第1伸縮リンク8bの
回転方向に取付けられ第1伸縮リンク8bを押上げるば
ね11aとばね11aを圧縮しながら第1伸縮リンク8bを
押下げる動作のみを行うアクチュエータ11bとからな
る。したがって外乱に対する上下追従動作は主としてば
ね11aによって行われる。本実施例によれば、アクチュ
エータ11bに関係なくばね11aによって集電体2は架線
1に押付られているので、フェイルセイフであるという
効果がある。
【0011】本発明の第3の実施例では、図8ないし図
9に示すように、第1実施例の図1、第2実施例の図7
に加えて支持柱動作機構12を設けている。支持柱動作機
構12は以下のものから構成される。12aは支持柱3の内
筒3aの内側に結合されたリンク、12bは絶縁流体室7
の内部でリンク12aの下端に結合され電気絶縁材からな
る第2絶縁リンク、12cは絶縁流体室7の内部にあって
第2絶縁リンク12bに結ばれパンタグラフなどでなる上
下伸縮可能な第2伸縮リンク、12dは第2伸縮リンク12
cと結ばれ絶縁流体室7の外側で、かつ下台座6の内部
に設けられた第2伸縮リンク12cを上下に動作させ接触
力変動の抑制を行う第2アクチュエータである。4cは
第2アクチュエータ12dを案内しシールド作用をもつ下
台座6の内壁に設けられた絶縁流体シールド構造体、4
dは外筒3cとリンク12aの間の絶縁流体シールド構造
体である。さらに、第2アクチュエータ12dの制御装置
は以下のもので構成されている。13は集電体2に設けら
れる状態量検出センサで、例として13aは集電体2の内
部に設けられ上下力を検知するロードセル、13bは集電
体2に設けられる上下振動加速度計である。14aは状態
量検出センサの出力線、14bは上台座4の内部に設けら
れる出力線14aに結ばれた増巾器、14cは状態量検出セ
ンサ13、増巾器14bに電源を供給するバッテリ、14dは
外筒3cが下降した時にバッテリ14cを充電するための
外筒3cの下端及び絶縁流体室7内に設けた充電端子、
14eは下台座6内から充電端子14dに充電電流を供給す
る電線、14fは充電端子14dからバッテリ14cへの電
線、14gは増巾器14bの出力を光信号に変える上台座内
に設けられた光変換器、14hは光変換器14gの出力を絶
縁流体室7の内部を通って下台座6の内部へ導く光ファ
イバ、14iは光ファイバ14hの光信号を電気信号に変換
しフィードバック制御信号を作成し出力する下台座6内
の制御回路、14jは制御回路14iの出力によって操作さ
れ第2アクチュエータ12dを制御する下台座6内に設け
られた制御弁である。
【0012】本実施例によれば、支持柱3の外筒3cは
支持柱動作機構8の第1アクチュエータ8cによって上昇
させられる。一方、支持柱3の内筒3a、集電体2は支
持柱動作機構12のリンク12a、第2絶縁リンク12b、第
2伸縮リンク12c、制御装置によって制御される第2ア
クチュエータ12dによって上下動作させられる。集電
2と架線1の間の接触変動が制御されるので、集電体2
と結ばれた内筒3aが直接制御されて応答性が向上し、
接触力変動をより一層制御できるという効果がある。
【0013】本発明の第4の実施例では、図10に示すよ
うに、第1実施例の図1、第3実施例の図8に加えて、
整風体2gの外側に揚力受体15を設け支持柱3の外筒3
cに結合している。また、第1アクチュエータ8cは外
筒3cと内筒3aの上下相対変位が一定となるように変
位計15aの出力を用いて変位制御する。本実施例によれ
ば、揚力受体15に大きい揚力、整風体2gには小さい揚
力が加わり、揚力受体15は第1アクチュエータ8cによ
って整風体2gと上下変位が等しくなるように変位制御
され、揚力の小さい整風体2gをもつ集電体2は第2ア
クチュエータ12dによって接触力変動が抑制されるよう
に力制御されるので、集電体2の揚力による接触力変動
はより一層制御されるという効果がある。
【0014】本発明の第5の実施例では、図11に示すよ
うに、第1実施例の図1、第3実施例の図8と異なっ
て、整風体2hが車両の走行方向に対応して回転ピン16
cまわりに回転している。整風体2hには別にピン16d
が設けられ、ピン16dにねじ溝付のロッド16eが結合さ
れ、ロッド16eはねじ16fとねじ16fを駆動し内筒3a
に固定されたモータ16gと結合されている。モータ16g
へ電源を供給する電線16hはバッテリー14cにつながっ
ている。16iは内筒3aに設けられたストッパで、車両
が図11の如く左方向に走行するときロッド16eは下スト
ッパまで押し下げられ、右方向に走行するときはロッド
16eは上ストッパまで押し上げられる。本実施例では、
走行方向に対して、整風体2hが仰角をもつことになる
ので、集電体2の下面で流速が速くなって圧力が減少
し、上面で流速が遅くなって圧力が上昇し、集電体2に
は下向きの力が付加され揚力が減少する。集電体2から
架線1への上向きの大きい接触力が作用しないので、接
触力変動はより一層小さく制御されるという効果があ
る。
【0015】本発明の第6の実施例では、図12に示すよ
うに、第3実施例に加えて超音波センサなどによって架
線1の凹凸を検出し制御回路14iに信号を出力する凹凸
センサ17が車体の屋根9上に設けられる。本実施例によ
れば、外乱としての架線1の凹凸信号が制御回路14iに
フィードフォワードされるので、接触力変動がより一層
小さくできる効果がある。
【0016】本発明の第7の実施例では、図13に示すよ
うに、第3実施例に加えて揚力と対応した圧力又は流速
を測定できる揚力センサ18を整風体2fに設けている。
本実施例によれば、外乱としての揚力の信号が制御回路
14iにフィードフォワードされるので、接触力変動がよ
り一層小さくできる効果がある。
【0017】本発明第8の実施例では、図14に示すよう
に、第1実施例ないし第7実施例に加えて、下台座6又
は屋根9に固定され碍子5の外側に設けられる電気絶縁
体からなる内整風体18aと、上台座4の上面に固定され
内整風体18aの外側に設けられる外整風体18bとを備え
る。本実施例によれば、外整風体18b、内整風体18aに
より風が直接碍子5に当らなくなるので、空力騒音がさ
らに小さくできる効果がある。
【0018】本発明の第9の実施例では、図15に示すよ
うに、上台座4の上面の高さ位置を屋根9の面の高さ位
置に近くしている。本実施例によれば、上台座4以下の
部分に直接風が当らないので空力騒音を著しく小さくで
きる効果がある。
【0019】
【発明の効果】本発明によれば、集電体、支持柱、上台
座、碍子、下台座で構成しているので、外形寸法を大き
く、外形を滑らかに形成できるので、カルマン渦の発生
周波数が低くかつ気流乱れが少なくなり、低騒音にでき
るものである。また、車体との電気的絶縁を確保しつつ
集電体の押上げ力を制御できることにより架線との接触
力変動を抑制できる効果がある。本発明の態様において
は、集電体を複数の弾性支持系で構成することによって
架線に対する高周波域(5〜10Hz程度)での追従性
が良くなり、接触力変動がより一層抑制される効果があ
る。本発明の他の態様においては、支持柱を分割して集
電体と結合される質量を小さくしているので接触力変動
がより一層抑制される効果がある。本発明のさらに他の
態様においては、SF6ガスを用いているので、安全性
が向上する効果がある。本発明のさらに他の態様におい
は、支持柱動作機構の第1アクチュエータをばねとア
クチュエータで構成しているので、ばねによる押付けが
常に行われフェイルセイフである効果がある。本発明の
さらに他の態様においては、支持柱の内筒にも支持柱動
作機構を設けているので、内筒と結んだ集電体が直接制
御されて接触力変動をより一層抑制できる効果がある。
本発明のさらに他の態様においては、内筒と結合した支
持柱動作機構の第2アクチュエータの制御を状態量検出
センサの出力をフィードバックして行っているので接触
力変動をより一層抑制できる効果がある。本発明のさら
に他の態様においては、架線の凹凸を検出する凹凸セン
サの出力をフィードフォワードして第2アクチュエータ
の制御を行っているので、接触力変動をさらに一層抑制
できる効果がある。本発明のさらに他の態様において
は、揚力センサの出力をフィードフォワードして第2ア
クチュエータの制御を行っているので接触力変動をさら
に一層抑制できる効果がある。本発明のさらに他の態様
においては、揚力受体を整風体の外側に設けて外筒に結
合しているので、整風体のうける揚力が小さくなり接触
力変動をより抑制できる効果がある。本発明のさらに他
の態様においては、碍子を内整風体と外整風体で囲んで
いるので、空力騒音をより一層低減できる効果がある。
本発明のさらに他の態様においては、上台座の上面の高
さ位置を屋根の高さ位置に近くしているので、空力騒音
を著しく低減できる効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例の集電装置の側面図である。
【図2】本発明の実施例の集電装置の正面図である。
【図3】本発明の実施例の集電体の側面図である。
【図4】本発明の実施例の集電体の正面図である。
【図5】本発明の実施例の集電装置の収納状態を示す側
面図である。
【図6】本発明の実施例の集電装置の収納状態を示す正
面図である。
【図7】本発明の第2の実施例の集電装置の側面図であ
る。
【図8】本発明の第3の実施例の集電装置の側面図であ
る。
【図9】本発明の第3の実施例の集電装置の正面図であ
る。
【図10】本発明の第4の実施例の揚力受体の取付を示
す側面図である。
【図11】本発明の第5の実施例の整風体を示す側面図
である。
【図12】本発明の第6の実施例の凹凸センサ取付を示
す側面図である。
【図13】本発明の第7の実施例の揚力センサ取付を示
す側面図である。
【図14】本発明の第8の実施例の内整風体、外整風体
の取付を示す側面図である。
【図15】本発明の第9の実施例を示す側面図である。
【符号の説明】
2…集電体、3…支持柱、4…上台座、5…碍子、6…
下台座、7…絶縁流体室、8…支持柱動作機構、8a…
第1絶縁リンク、8c…第1アクチュエータ、10…高電
圧ケーブル、12…支持柱動作機構、12b…第2絶縁リン
ク、12d…第2アクチュエータ。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 山田 博之 山口県下松市大字東豊井794番地 株式 会社 日立製作所 笠戸工場内 (56)参考文献 特公 昭53−41402(JP,B2)

Claims (14)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】集電体と、 該集電体を支持する支持柱と、 該支持柱を案内する部分を有する上台座と、 該上台座を支える碍子と、 該碍子を支える下台座と、 前記上台座、前記碍子、前記下台座 の各内壁によって囲
    まれ、内部に電気的な絶縁作用を有する流体が満たされ
    ている絶縁流体室と、その上部 が前記支持柱に結合され、中間部が電気的絶縁
    性を有する絶縁リンクで構成され、かつ絶縁リンクを
    含む部分が前記絶縁流体室中を貫通し、その下部が前記
    絶縁流体室の外部の前記下台座に設置したアクチュエー
    タに結合されて、前記支持柱を上下に動作させる支持柱
    動作機構と、前記 支持柱から前記絶縁流体室中を通って前記絶縁流体
    室外の前記下台座に導かれる高電圧ケーブルと、から なる集電装置。
  2. 【請求項2】前記集電体を、架線と接触するすり板と、
    上記すり板を弾性支持するすり板ばねと、上記すり板ば
    ねを支持し上記すり板の下部を被う舟体と、上記舟体を
    弾性支持する舟体ばねと、上記舟体ばねを支持する舟体
    支持体と、上記舟体の下3面と上記舟体支持体を被い分
    岐架線を案内する弓形のホーンが取付られた整風体とで
    構成したことを特徴とする請求項1に記載の集電装置。
  3. 【請求項3】前記支持柱を、該集電体と結合された内筒
    と、上記内筒と集電体を架線に押付ける押付ばねと、上
    記押付ばねを支え上記内筒を案内する外筒とで構成した
    ことを特徴とする請求項1に記載の集電装置。
  4. 【請求項4】前記絶縁流体室内の電気絶縁流体を、加圧
    されたSF6ガスとしたことを特徴とする請求項1に記
    載の集電装置。
  5. 【請求項5】前記支持柱動作機構を、該外筒と結合され
    電気的絶縁性を有する第1絶縁リンクと、上記絶縁リン
    クの下部に結合され該絶縁流体室内に設けられて上下に
    伸縮可能な第1伸縮リンクと、上記第1伸縮リンクの伸
    縮を制御し該下台座内に設けられる第1アクチュエータ
    とで構成したことを特徴とする請求項1又は請求項3に
    記載の集電装置。
  6. 【請求項6】前記支持柱動作機構の第1アクチュエータ
    を、該第1伸縮リンクを押し上げるばねと、上記ばねを
    圧縮し該第1伸縮リンクを押し下げるように制御するア
    クチュエータとで構成したことを特徴とする請求項5に
    記載の集電装置。
  7. 【請求項7】前記支持柱動作機構として、該内筒の内側
    に結合されたリンクと、該絶縁流体室の中で上記リンク
    の下端に結合され電気的絶縁性を有する第2絶縁リンク
    と、該絶縁流体室の中にあって上記第2絶縁リンクに結
    合され上下方向に伸縮可能な第2伸縮リンクと、上記第
    2伸縮リンクと結ばれ該下台座内に設けられて上記第2
    伸縮リンクを上下方向に伸縮させる第2アクチュエータ
    とをさらに設けたことを特徴とする請求項5又は請求項
    6に記載の集電装置。
  8. 【請求項8】前記第2アクチュエータの制御装置とし
    て、該集電体に設けられた状態量を検出する状態量検出
    センサと、該上台座内に設けられ上記状態量検出センサ
    の出力を増巾する増巾器と、該上台座内に設けられ上記
    増巾器に電源を供給するバッテリと、該絶縁流体室の中
    にあってバッテリを充電するための充電端子と、該上台
    座内にあって上記増巾器の出力を光信号に変換する光変
    換器と、該絶縁流体室を通って上記光変換器の出力を該
    下台座内に導く光ファイバと、該下台座内に設けられ上
    記光ファイバと結ばれて光信号を電気信号に変換し制御
    信号を作成する制御回路と、上記制御回路の出力によっ
    て操作される制御弁とを設けたことを特徴とする請求項
    7に記載の集電装置。
  9. 【請求項9】前記第2アクチュエータの制御装置とし
    て、架線の凹凸を検出する凹凸センサを車体に設け該制
    御回路にさらに入力することを特徴とする請求項8に記
    載の集電装置。
  10. 【請求項10】前記第2アクチュエータの制御装置とし
    て、該集電体に加わる揚力相当の量を検出する揚力セン
    サを該集電体に設け該制御回路にさらに入力することを
    特徴とする請求項8に記載の集電装置。
  11. 【請求項11】前記整風体の外側に揚力を受ける揚力受
    体を設けて該外筒に結合し、第1アクチュエータの制御
    入力として、上記揚力受体の該整風体に対する上下変位
    を用いたことを特徴とする請求項5に記載の集電装置。
  12. 【請求項12】前記整風体として、該整風体の1部分が
    回転ピン回りに回転するようにしたことを特徴とする請
    求項2に記載の集電装置。
  13. 【請求項13】該下台座又は屋根に固定され該碍子の下
    部外側に設けられる内整風体と、該上台座の上面に固定
    され上記内整風体の上部外側に設けられる外整風体とを
    さらに設けたことを特徴とする請求項1に記載の集電装
    置。
  14. 【請求項14】該上台座の上面の高さ位置を屋根面高さ
    位置に近くしたことを特徴とする請求項1に記載の集電
    装置。
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