JP2697480B2 - 密閉形開閉装置の主回路異常検出装置 - Google Patents

密閉形開閉装置の主回路異常検出装置

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JP2697480B2
JP2697480B2 JP4122947A JP12294792A JP2697480B2 JP 2697480 B2 JP2697480 B2 JP 2697480B2 JP 4122947 A JP4122947 A JP 4122947A JP 12294792 A JP12294792 A JP 12294792A JP 2697480 B2 JP2697480 B2 JP 2697480B2
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興造 村山
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は密閉形開閉装置の主回路
異常検出装置に関する。
【0002】
【従来の技術】容器内に絶縁媒体が充填された遮断器、
断路器あるいは開閉装置などの密閉形開閉装置において
は、その容器内に収納された主回路の異常を検出するこ
とが難しく、しかも一旦異常が発生するとその影響は大
きく、復旧に大変な時間と労力が必要となる。従って、
主回路の異常を事前に予知若しくは早期に発見すること
が重要であり、従来、これを実現するための各種の提案
がなされている。例えば、容器の接地線に変流器を取付
けて、この接地線に流れる電流を測定し、容器内の主回
路の異常時における部分放電による接地線に流れる電流
の変化によって、主回路の異常を検出するもの、あるい
は容器内の主回路の異常による過熱を赤外線温度センサ
や温度検出センサによって測定して、主回路の異常を検
出するものなどがある。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上記従来例において
は、いずれも主回路の異常そのものによって発生した電
流や温度などの信号、すなわち受動的な信号を検出する
ことにより異常を検出するものであるため、異常の初期
段階ではその信号が微弱であることおよびノイズとの区
別が容易でないことなどの理由によって、異常の早期発
見および精度に問題がある。特に、前者の従来例におい
ては、検出した信号に多数のノイズが重畳しており、主
回路の異常により発生した信号であるのかあるいはノイ
ズであるのかを判別することが非常に難しい。また、後
者の従来例においては、センサを容器内に設ける必要が
あり、容器内の主回路の絶縁の信頼性の低下を招くばか
りでなく、センサの保守点検作業が困難である。
【0004】そこで、本発明は高電圧部位である主回路
の絶縁の信頼性を損なうことなく、しかも主回路の異常
の有無を早期にかつ高精度に検出できる異常検出装置を
提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】絶縁媒体が充填された、
密閉形開閉装置の容器内に収納された主回路に基準振動
波を入力する振動波入力手段を、前記主回路の近傍で、
前記容器の外部に配設する。また、前記主回路に伝幡し
た振動波を検出する振動波検出手段を、前記主回路の近
傍で、前記容器の外部に配設する。前記振動波検出手段
で検出された振動波と、あらかじめ測定された、前記密
閉形開閉装置の正常状態における前記基準振動波の前記
主回路に伝幡した振動波とを比較して、前記主回路の異
常の有無を判定する判定手段を設ける。
【0006】
【作用】上記のように構成された、本発明の異常検出装
置においては、振動波入力手段によって基準振動波を主
回路に入力すると、この基準振動波が主回路を伝幡し、
その振動波が振動波検出手段によって検出される。判定
手段では、この振動波検出手段で検出された振動波と、
あらかじめ測定された、密閉形開閉装置の正常状態にお
ける前記基準振動波の前記主回路に伝幡した振動波とが
比較されて、前記主回路の異常の有無が判定される。本
発明の異常検出装置は、振動波入力手段により基準振動
波を入力し、主回路を伝幡した振動波、すなわち能動的
な信号を検出することによって異常を判定するものであ
るので、異常の有無を早期にかつ高精度に検出できる。
【0007】
【実施例】図1は本発明の一実施例を示すもので、絶縁
性ガスあるいは絶縁油などの絶縁媒体1が充填された容
器2内には、絶縁スペーサ3によって支持された主回路
4が収納される。主回路4の一端に接続された絶縁体5
は、容器2を気密に貫通して容器2の外部に引出され、
配設される。容器2の外部で、絶縁体5の近傍には、基
準振動波を入力する振動波入力手段6が配設される。こ
の振動波入力手段6は、例えば電磁コイル、マイクロス
イッチあるいは圧電形音響素子(AEセンサ)が用いら
れ、主回路4に絶縁体5を介して常に一定の基準振動波
を入力できるように形成される。
【0008】一方、主回路4の他端に接続された絶縁体
7は、容器2を気密に貫通して容器2の外部に引出さ
れ、配設される。容器2の外部で、絶縁体7の近傍に
は、振動波入力手段6によって主回路4の一端に入力さ
れた基準振動波が、主回路4を伝幡して主回路4の他端
に達した振動波を、絶縁体7を介して検出する振動波検
出手段8が配設される。この振動波検出手段8では、振
動波がアナログ信号として、検出される。
【0009】振動波検出手段8には、A/D変換器9a
およびデジタル波形分析装置9bからなる判定手段9が
接続される。A/D変換器9aは振動波検出手段8で検
出された振動波のアナログ信号をデジタル信号に変換す
る。デジタル波形分析装置9bには、密閉形開閉装置の
正常状態において、振動波入力手段6によって主回路4
に基準振動波が入力され、主回路4を伝幡した振動波が
振動波検出手段8によって検出され、A/D変換器9a
によって変換されたデジタル信号があらかじめ測定され
て収録される。また、デジタル波形分析装置9bは、こ
の収録されたデジタル信号と、あらたに入力されるデジ
タル信号とを比較して、この二つの信号が同一若しくは
許容範囲内の相違であれば異常が無いと判定し、許容範
囲外の相違であれば異常が有ると判定するように形成さ
れる。
【0010】次に上記実施例の動作を説明する。振動波
入力手段6により、絶縁体5を介して基準振動波を主回
路4の一端に入力する。この基準振動波は主回路4を伝
幡して主回路4の他端に達し、その振動波が絶縁体7を
介して振動波検出手段8で検出される。この振動波はA
/D変換器9aに入力されてデジタル信号に変換され、
デジタル波形分析装置9bに入力される。
【0011】主回路4に異常が無い場合には、デジタル
波形分析装置9bに入力された信号と、密閉形開閉装置
の正常時における収録された信号とが比較され、同一若
しくは許容範囲内の相違であるので、デジタル波形分析
装置9bにより異常が無いと判定される。一方、主回路
4に異常がある場合には、その異常部で振動波の波形に
歪が生じたりあるいは周波数が変化するため、デジタル
波形分析装置9bに入力された信号は、密閉形開閉装置
の正常状態における収録された信号とは大きく相違する
ので、その相違は許容範囲外となる。従って、デジタル
波形分析装置9bにより異常が有ると判定される。
【0012】上記実施例においては、振動波検出手段8
を主回路4の他端にのみ設けたが、主回路4の適宜の位
置に複数設ければ、異常が生じた位置を容易にかつ的確
に判定することができる。また、振動波入力手段6ある
いは振動波検出手段8を、絶縁スペーサ3の近傍に配設
して、絶縁スペーサ3を介して主回路4への基準振動波
の入力あるいは主回路4からの振動波の検出を行えば、
絶縁体5,7を不要とすることができる。
【0013】
【発明の効果】本発明の異常検出装置は、振動波入力手
段により基準振動波を入力し、主回路を伝幡した振動
波、すなわち能動的な信号を検出することによって異常
を判定するものであるため、信号の大きさ、波形あるい
は周波数などを適宜に設定することができかつノイズと
の区別が容易にできるので、主回路の異常の有無を早期
にかつ高精度に検出できる。また、振動波入力手段およ
び振動波検出手段を容器の外部に配設するので、容器内
の主回路の絶縁の信頼性を損なうことがない。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による異常検出装置の一実施例を示す図
である。
【符号の説明】
1 絶縁媒体 2 容器 4 主回路 6 振動波入力手段 8 振動波検出手段 9 判定手段

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 絶縁媒体が充填された、密閉形開閉装置
    の容器内に収納された主回路と、 この主回路の近傍で、前記容器の外部に配設され、この
    主回路に基準振動波を入力する振動波入力手段と、 前記主回路の近傍で、前記容器の外部に配設され、前記
    主回路に伝幡した振動波を検出する振動波検出手段と、 この振動波検出手段で検出された振動波と、あらかじめ
    測定された、前記密閉形開閉装置の正常状態における前
    記基準振動波の前記主回路に伝幡した振動波とを比較し
    て、前記主回路の異常の有無を判定する判定手段と、 を備えた密閉形開閉装置の主回路異常検出装置。
JP4122947A 1992-04-17 1992-04-17 密閉形開閉装置の主回路異常検出装置 Expired - Fee Related JP2697480B2 (ja)

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JPH05297078A JPH05297078A (ja) 1993-11-12
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