JPH06201755A - 部分放電検出装置 - Google Patents

部分放電検出装置

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JPH06201755A
JPH06201755A JP88693A JP88693A JPH06201755A JP H06201755 A JPH06201755 A JP H06201755A JP 88693 A JP88693 A JP 88693A JP 88693 A JP88693 A JP 88693A JP H06201755 A JPH06201755 A JP H06201755A
Authority
JP
Japan
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partial discharge
detector
detecting
connection line
sample
Prior art date
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Pending
Application number
JP88693A
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English (en)
Inventor
Satoshi Matsumoto
松本  聡
Hirokuni Aoyanagi
浩邦 青柳
Hiroshi Murase
洋 村瀬
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toshiba Corp
Original Assignee
Toshiba Corp
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Publication date
Application filed by Toshiba Corp filed Critical Toshiba Corp
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 従来では供試物の接続線に高電圧が印加され
るため測定できなかった高電圧側線路での部分放電信号
を検出することができ、しかも外来ノイズの影響が少な
く信頼性に優れた部分放電検出装置を提供する。 【構成】 ガス遮断器10は絶縁ガスを封入した金属容
器11内に、開閉接触子部12とこれに並列に接続され
たキャパシタ13を備えている。このガス遮断器10か
らはブッシング14を介して接続線15が引き出されて
いる。この接続線15には、接続線15に流れる高周波
成分を検出できる検出器1が設けられ、これらの検出器
1には、検出された電気出力を光信号に変換するE/O
変換器2が設けられ、さらにこのE/O変換器2の出力
は、光伝送線路3によって別途設置された表示・記録・
警報などを行う計測部に送られるように構成されてい
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、高電圧電気機器の部分
放電試験において使用される部分放電検出装置に関す
る。
【0002】
【従来の技術】高電圧電気機器では、使用される絶縁材
料の欠陥や製作上の不具合、あるいは使用中の異常を事
前に発見または予知し、大事に至る前に対策を検討する
ため、各種の高電圧印加試験あるいは部分放電試験が実
施される。このなかで部分放電試験は、機器の損傷を招
くことなく絶縁の異常を発見できるため、無侵襲試験と
して今日広く実施されている。特に、最近では部分放電
を常時監視することにより高電圧機器の絶縁異常を事前
に発見する絶縁診断システムが広く採用されるようにな
ってきた。
【0003】部分放電を測定するためには、例えば昭和
58年発行の電気学会高電圧試験ハンドブック第401
頁及び第420頁に述べられている様に、次の4つの基
本的な回路要素を用いて試験回路を構成する。 (a)供試物に電圧を印加する高電圧電源Vac (b)放電パルス電流をパルス電圧に変換する検出イン
ピーダンスZd (c)パルス電流が検出インピーダンスに有効に流れる
閉回路を形成するための側路インピーダンスZ (d)検出インピーダンスの出力を測定する装置M
【0004】このような試験回路としては、具体的に
は、図2から図4に示す次の3種類の基本測定回路があ
る。図2は、高電圧電源Vacからの試験電圧を側路イ
ンピーダンスZを介して供試物Caに印加するに当た
り、検出インピーダンスZdを結合コンデンサCkの接
地側端子Eと大地の間に接続する回路であり、供試物C
aを直接接地することができる。図3は、検出インピー
ダンスZdを供試物Caの接地側端子Eと大地の間に接
続する回路であり、供試物Caの接地側を大地から絶縁
する必要がある。図4は、検出インピーダンスZd1,
Zd2を、供試物Ca1および結合コンデンサCkまた
は別の供試物Ca2の接地側端子Eと大地の間にそれぞ
れ接続し、平衡をとる回路である。
【0005】各図から明らかな様に、これらの方法は、
いずれも放電部分を検出するための検出インピーダンス
を有しており、この検出インピーダンスは、直接供試物
Caあるいは結合コンデンサCkの接地側回路に接続さ
れている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】ところで、これらの測
定回路を用いて部分放電を測定しようとすると、検出イ
ンピーダンスは、直接供試物Caあるいは結合コンデン
サCkの接地側回路に接続されているため、供試物Ca
あるいはコンデンサ等の接続線が接地電位あるいは比較
的低電位になっていない場合には、供試物の絶縁破壊に
より測定装置が損傷を受けるなどの理由から、測定を行
うことができない欠点を有していた。例えば、ガス遮断
器においては絶縁筒型のコンデンサが使用されるが、こ
の場合絶縁筒コンデンサの両端には高電圧が印加される
ため、前記の従来技術はいずれも使用できなかった。こ
のため、ガス遮断器のような高電圧が印加される絶縁筒
コンデンサの絶縁診断を行う際に、部分放電検出が行え
る測定回路を必要としていた。また、従来技術では、測
定時に外来ノイズの影響を排除することが困難で、その
点の改善も望まれていた。
【0007】本発明は、以上の課題を解消するために提
案されたものであり、高電圧が印加されている接続線に
対しても部分放電を測定できると共に、平衡検出回路の
利点を生かすと共に、万一の供試物の絶縁破壊に対して
も、測定装置が損傷を受ける恐れがなく、かつ、電源を
介した閉ループによる外来ノイズを未然に防ぐことので
きる部分放電検出装置を提供することを目的とするもの
である。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明の請求項1の部分
放電検出装置は、供試物には、少なくとも一方が大地面
に対し高電位になっている接続線が接続され、この接続
線には、供試物で部分放電が発生した時に接続線に流れ
る高周波成分を部分放電信号として検出する検出器が取
り付けられ、この検出器の出力が光伝送路を用いて伝送
されることを特徴とする。また、請求項2の部分放電検
出装置は、前記検出器の電源を太陽電池によって構成し
たことを特徴とする。
【0009】
【作用】本発明の請求項1の部分放電検出装置によれ
ば、高電圧が印加される接続線に流れる部分放電信号を
直接検出することが可能となり、供試物の一端が接地さ
れていない場合であっても部分放電の信号を検出するこ
とができる。また、光伝送路の使用により、外来ノイズ
の影響も解消することができ、接続線を流れる高周波成
分を直接部分放電検出信号として利用しても、ノイズに
よる誤検出がない。
【0010】また、請求項2の部分放電検出装置によれ
ば、接続線が大気中に露出している場合に、検出器の電
源に太陽電池を使うことにより、電源のメインテナンス
による送電の停止を避けることができる。
【0011】
【実施例】以下、本発明の一実施例を図1を参照しなが
ら説明する。なお、この実施例は、本発明の部分放電検
出装置をガス遮断器に適用したものである。 (実施例の構成)
【0012】図1において、10は供試物であるガス遮
断器であって、このガス遮断器10は絶縁ガスを封入し
た金属容器11内に、開閉接触子部12とこれに並列に
接続されたキャパシタ13を備えている。このガス遮断
器10からはブッシング14を介して接続線15が引き
出されている。この接続線15には、接続線15に流れ
る高周波成分を検出できる検出器1が設けられ、これら
の検出器1には、検出された電気出力を光信号に変換す
るE/O変換器2が設けられ、さらにこのE/O変換器
2の出力は、光伝送線路3によって別途設置された表示
・記録・警報などを行う計測部に送られるように構成さ
れている。
【0013】、検出器1としては、その検出目的に応じ
て測定しようとする部分放電の電流パルス信号に対して
十分な応答特性を有するものを使用する。本実施例で
は、検出器1として高周波用変流器を用いるが、この場
合、接続線15を複数回変流器に巻き付けることにより
部分放電信号のみを強調して検出するように構成してい
る。さらに、本実施例では、接続線15が大気中に露出
しているので、検出器1の電源に太陽電池4を使用して
いる。 (実施例の作用)
【0014】本実施例によれば、供試物10で部分放電
が発生するとそれに伴って接続線15には高周波成分が
流れ、その高周波成分が部分放電信号として接続線15
を介して外部に伝わってくる。この信号は検出器1で検
出された後、E/O変換器2により光信号に変換され、
さらに光伝送路3を介して計測部に導かれる。すなわ
ち、本実施例によれば、高電圧の接続線15に含まれる
部分放電信号を直接計測することができる。また、検出
信号は光伝送路3によって外部の計測部に送られるの
で、伝送途中で外来ノイズの影響を受けることもなく、
正確な検出が可能である。
【0015】また、本実施例では、部分放電検出装置を
供試物10の両側に取り付け、両者の信号の差をとるこ
とにより接続線15を介して侵入する同相ノイズ成分を
除去することが可能である。すなわち、供試物10の接
続線に流れる電流に対し検出器1の出力が同相となるよ
うに接続しておけば、供試器10で発生する部分放電信
号は逆相成分として差信号を強調するように作用する。
一方、電源あるいは測定系以外からのノイズ成分、ある
いは供試物の充電電流は同相成分として侵入してくるた
めキャンセルされ、出力には現れない。したがって、供
試物10の部分放電信号のS/N比を向上させることが
でき測定感度を向上させることができる。さらに、本実
施例では、検出器1の電源として太陽電池4を使うこと
により、電源のメインテナンスによる送電の停止を避け
ることができる。 (他の実施例)
【0016】本発明は上記の実施例に限定されるもので
はなく、供試物としては、ガス遮断器以外に高電圧の印
加されものであれば適宜使用できる。また、本発明によ
る部分放電検出装置は、高圧側線路の部分放電の検出に
有効であるばかりでなく、低圧側線路の部分放電信号の
検出に対しても有効である。
【0017】
【発明の効果】以上のように、本発明によれば、従来で
は供試物の接続線に高電圧が印加されるため測定できな
かった高電圧側線路での部分放電信号を検出することが
でき、しかも外来ノイズの影響が少なく信頼性に優れた
部分放電検出装置を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による部分放電検出装置の一実施例を示
す回路図。
【図2】従来の部分放電検出装置の第1の例を示す回路
図。
【図3】従来の部分放電検出装置の第2の例を示す回路
図。
【図4】従来の部分放電検出装置の第3の例を示す回路
図。
【符号の説明】
1…検出器 2…E/O変換器 3…光伝送路 10…供試物 11…金属容器 12…接触子部 13…キャパシタ 14…ブッシング 15…接続線

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】供試物には、少なくとも一方が大地面に対
    し高電位になっている接続線が接続され、 この接続線には、供試物で部分放電が発生した時に接続
    線に流れる高周波成分を部分放電信号として検出する検
    出器が取り付けられ、 この検出器の出力が光伝送路を用いて伝送されることを
    特徴とする部分放電検出装置。
  2. 【請求項2】検出器の電源が太陽電池によって構成され
    ている請求項1の部分放電検出装置。
JP88693A 1993-01-07 1993-01-07 部分放電検出装置 Pending JPH06201755A (ja)

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JP88693A JPH06201755A (ja) 1993-01-07 1993-01-07 部分放電検出装置

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006329636A (ja) * 2005-05-23 2006-12-07 Mitsubishi Electric Corp 部分放電検出装置および部分放電試験方法
WO2013035547A1 (ja) * 2011-09-07 2013-03-14 三菱電機株式会社 タンク型遮断器

Cited By (4)

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