JP2697281B2 - 空気調和機の制御装置 - Google Patents
空気調和機の制御装置Info
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- JP2697281B2 JP2697281B2 JP2282127A JP28212790A JP2697281B2 JP 2697281 B2 JP2697281 B2 JP 2697281B2 JP 2282127 A JP2282127 A JP 2282127A JP 28212790 A JP28212790 A JP 28212790A JP 2697281 B2 JP2697281 B2 JP 2697281B2
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Description
【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明は、空気調和機の除湿運転時に室内の湿度をコ
ントロールすることにより快適住環境を創造するための
運転制御に関するものである。
ントロールすることにより快適住環境を創造するための
運転制御に関するものである。
従来の技術 従来の空気調和機は、除湿運転時にコンプレッサーの
運転周波数と室内ファンモーターの回転速度を制御して
いた。また、相対湿度制御はコンプレッサーの運転停止
を支配するのみであった。
運転周波数と室内ファンモーターの回転速度を制御して
いた。また、相対湿度制御はコンプレッサーの運転停止
を支配するのみであった。
発明が解決しようとする課題 従来の制御では、負荷に対応したコンプレッサーの運
転周波数、パルス式膨張弁の絞り開度を設定することは
非常に困難であり、いち早く快適な住環境を創造するこ
とはできない。例えば、室外気温が比較的低く相対湿度
が高い場合、冷凍能力が負荷に比べて大きくなり、コン
プレッサーの運転停止の繰り返しを生じ、室内の湿度を
快適にコントロールすることができなかった。
転周波数、パルス式膨張弁の絞り開度を設定することは
非常に困難であり、いち早く快適な住環境を創造するこ
とはできない。例えば、室外気温が比較的低く相対湿度
が高い場合、冷凍能力が負荷に比べて大きくなり、コン
プレッサーの運転停止の繰り返しを生じ、室内の湿度を
快適にコントロールすることができなかった。
本発明は上記課題を解決するためのもので、コンプレ
ッサーの低運転周波数連続運転（低能力運転）とパルス
式膨張弁の動作を室内気温、相対湿度などの負荷により
最適に制御を行なうことを目的とする。
ッサーの低運転周波数連続運転（低能力運転）とパルス
式膨張弁の動作を室内気温、相対湿度などの負荷により
最適に制御を行なうことを目的とする。
課題を解決するための手段 上記課題を解決するために、本発明は、低周波数連続
運転が可能なコンプレッサーと、絞り量可変パルス式膨
張弁と、室内ファンモーターを利用し、運転モードが冷
房から除湿運転に切り換った時のコンプレッサーの運転
周波数に応じたパルス式膨張弁の絞り開度の上限・下限
値を設定し、最終的に室内ファンモーターの回転速度を
通常冷房運転時に対して変更するものである。
運転が可能なコンプレッサーと、絞り量可変パルス式膨
張弁と、室内ファンモーターを利用し、運転モードが冷
房から除湿運転に切り換った時のコンプレッサーの運転
周波数に応じたパルス式膨張弁の絞り開度の上限・下限
値を設定し、最終的に室内ファンモーターの回転速度を
通常冷房運転時に対して変更するものである。
作用 本発明は除湿運転時にコンプレッサーの低運転周波数
（すなわち低能力時）に対して最適な絞り開度の幅を持
たせることにより、室内及び室外の負荷に対して急速に
かつ最適な絞り開度の設定を実現したうえで、室内ファ
ンモーターの回転速度を下げることにより、室内熱交換
器の温度を下げ除湿能力を最大に上昇させ、室内の絶対
湿度を下げる。つまり快適住環境の創造を可能にする。
（すなわち低能力時）に対して最適な絞り開度の幅を持
たせることにより、室内及び室外の負荷に対して急速に
かつ最適な絞り開度の設定を実現したうえで、室内ファ
ンモーターの回転速度を下げることにより、室内熱交換
器の温度を下げ除湿能力を最大に上昇させ、室内の絶対
湿度を下げる。つまり快適住環境の創造を可能にする。
実施例 以下、本発明の一実施例について第１図、第２図を参
考に説明する。
考に説明する。
図に示す様にリモコンまたは強制運転などにより冷房
または除湿運転の指示が出ると（ステップ100）、空気
調和機の室内ファン、室外ファン、コンプレッサーの運
転が始まり（ステップ101）、冷房運転を開始する（ス
テップ102）。これと同時に室内吸込温度を室内吸込温
度検出手段１によりサンプリングした室内吸込温度Tin
と室内吸込温度設定手段２による規定室内吸込温度Taを
比較手段３で比較することにより（ステップ103）室内
吸込温度の判定を行い、室内吸込温度Tinが規定室内吸
込温度Taを下回る場合（Tin＜＝Ta）、除湿運転を開始
する（ステップ104）。ステップ104にて除湿運転を開始
すると同時に室内ファン速度切換手段24及び出力手段25
により室内ファン速度を冷房運転時よりも減少させる。
すなわちこの段階で、室内側の風量を減少させてしまう
（ステップ105）。また、上記ステップ105と同時にコン
プレッサーの運転周波数を低周波数に変更する（ステッ
プ106）。
または除湿運転の指示が出ると（ステップ100）、空気
調和機の室内ファン、室外ファン、コンプレッサーの運
転が始まり（ステップ101）、冷房運転を開始する（ス
テップ102）。これと同時に室内吸込温度を室内吸込温
度検出手段１によりサンプリングした室内吸込温度Tin
と室内吸込温度設定手段２による規定室内吸込温度Taを
比較手段３で比較することにより（ステップ103）室内
吸込温度の判定を行い、室内吸込温度Tinが規定室内吸
込温度Taを下回る場合（Tin＜＝Ta）、除湿運転を開始
する（ステップ104）。ステップ104にて除湿運転を開始
すると同時に室内ファン速度切換手段24及び出力手段25
により室内ファン速度を冷房運転時よりも減少させる。
すなわちこの段階で、室内側の風量を減少させてしまう
（ステップ105）。また、上記ステップ105と同時にコン
プレッサーの運転周波数を低周波数に変更する（ステッ
プ106）。
次に室内相対湿度検出手段５によりサンプリングした
室内相対湿度Winと室内相対湿度設定手段６による規定
室内相対湿度Waを比較手段７で比較することにより（ス
テップ107）室内相対湿度の判定を行い、室内相対湿度W
inがWaを上回る場合、運転周波数設定手段14により運転
周波数Kz1を設定し、出力手段16より信号を出力し、周
波数切換手段21、出力手段22によりコンプレッサーの運
転周波数を変更する（ステップ108）。また、前記ステ
ップ107にて室内相対湿度WinがWaを下回る場合、再度室
内相対湿度設定手段６による規定室内相対湿度Wbを比較
手段７で比較することにより（ステップ109）室内相対
湿度の判定行い、室内相対湿度WinがWbを上回る場合、
運転周波数設定手段14により運転周波数Hz2を設定し（H
z1＞Hz2）、出力手段16より信号を出力し、周波数切換
手段21、出力手段22によりコンプレッサーの運転周波数
を変更する（ステップ110）。また前記ステップ109にて
室内相対湿度WinがWbを下回る場合、コンプレッサーの
運転を停止する（ステップ111）。
室内相対湿度Winと室内相対湿度設定手段６による規定
室内相対湿度Waを比較手段７で比較することにより（ス
テップ107）室内相対湿度の判定を行い、室内相対湿度W
inがWaを上回る場合、運転周波数設定手段14により運転
周波数Kz1を設定し、出力手段16より信号を出力し、周
波数切換手段21、出力手段22によりコンプレッサーの運
転周波数を変更する（ステップ108）。また、前記ステ
ップ107にて室内相対湿度WinがWaを下回る場合、再度室
内相対湿度設定手段６による規定室内相対湿度Wbを比較
手段７で比較することにより（ステップ109）室内相対
湿度の判定行い、室内相対湿度WinがWbを上回る場合、
運転周波数設定手段14により運転周波数Hz2を設定し（H
z1＞Hz2）、出力手段16より信号を出力し、周波数切換
手段21、出力手段22によりコンプレッサーの運転周波数
を変更する（ステップ110）。また前記ステップ109にて
室内相対湿度WinがWbを下回る場合、コンプレッサーの
運転を停止する（ステップ111）。
次にコンプレッサーの運転周波数を運転周波数検出手
段13によりサンプリングした運転周波数Hzと運転周波数
設定手段14による規定運転周波数Hzaを比較手段15で比
較することにより（ステップ112）運転周波数の判定を
行い、運転周波数Hzが規定運転周波数Hzaを上回る場
合、パルス式膨張弁絞り開度の上限値P1と下限値P2を設
定し出力手段12より信号を出力し、パルス出力手段17、
移行手段18、出力手段19によりパルス式膨張弁を絞る
（ステップ113）。また前記ステップ112で、運転周波数
Hzが規定運転周波数Hzaを下回る場合、パルス式膨張弁
絞り開度の上限値P3と下限値P4を設定し（P3はP1に対し
て絞り量が大きい、P4はP2に対して絞り量が大きい）出
力手段12より信号を出力し、パルス出力手段17、移行手
段18、出力手段19によりパルス式膨張弁を絞る（ステッ
プ114）。これまでの過程において、除湿運転時のコン
プレッサーの運転周波数とパルス式膨張弁絞り開度の上
限値、下限値を決定しする。４ 最後、室内吸込温度を室内吸込温度検出手段１により
サンプリングした室内吸込温度Tinと室内吸込温度設定
手段２による規定室内吸込温度Tbを比較手段３で比較す
ることにより（ステップ115）室内吸込温度の判定を行
い、室内吸込温度Tinが規定室内吸込温度Tbを下回る場
合、ステップ106とステップ107の間の位置にもどる。ま
た室内吸込温度Tinが規定室内吸込温度Tbを上回る場
合、ステップ101とステップ102の間の位置にもどる。こ
れは、各ステップで室内負荷に応じたコンプレッサーの
運転周波数設定及びパルス式膨張弁の絞り開度調整によ
り除湿運転のための最適制御を行なったが、外乱等によ
り室内または室外の負荷に変化が発生した場合、除湿運
転から通常冷房運転に切換える働きをする。
段13によりサンプリングした運転周波数Hzと運転周波数
設定手段14による規定運転周波数Hzaを比較手段15で比
較することにより（ステップ112）運転周波数の判定を
行い、運転周波数Hzが規定運転周波数Hzaを上回る場
合、パルス式膨張弁絞り開度の上限値P1と下限値P2を設
定し出力手段12より信号を出力し、パルス出力手段17、
移行手段18、出力手段19によりパルス式膨張弁を絞る
（ステップ113）。また前記ステップ112で、運転周波数
Hzが規定運転周波数Hzaを下回る場合、パルス式膨張弁
絞り開度の上限値P3と下限値P4を設定し（P3はP1に対し
て絞り量が大きい、P4はP2に対して絞り量が大きい）出
力手段12より信号を出力し、パルス出力手段17、移行手
段18、出力手段19によりパルス式膨張弁を絞る（ステッ
プ114）。これまでの過程において、除湿運転時のコン
プレッサーの運転周波数とパルス式膨張弁絞り開度の上
限値、下限値を決定しする。４ 最後、室内吸込温度を室内吸込温度検出手段１により
サンプリングした室内吸込温度Tinと室内吸込温度設定
手段２による規定室内吸込温度Tbを比較手段３で比較す
ることにより（ステップ115）室内吸込温度の判定を行
い、室内吸込温度Tinが規定室内吸込温度Tbを下回る場
合、ステップ106とステップ107の間の位置にもどる。ま
た室内吸込温度Tinが規定室内吸込温度Tbを上回る場
合、ステップ101とステップ102の間の位置にもどる。こ
れは、各ステップで室内負荷に応じたコンプレッサーの
運転周波数設定及びパルス式膨張弁の絞り開度調整によ
り除湿運転のための最適制御を行なったが、外乱等によ
り室内または室外の負荷に変化が発生した場合、除湿運
転から通常冷房運転に切換える働きをする。
発明の効果 以上に示した内容により本発明は、室内吸込温度、室
内相対湿度によって、コンプレッサーの運転周波数、室
内ファンモーター回転速度、パルス式膨張弁の絞り開度
を最適に制御することにより、除湿運転時に室内気温の
降下を抑えつつ除湿能力を最大に増加させ、快適な住環
境を創造するものである。
内相対湿度によって、コンプレッサーの運転周波数、室
内ファンモーター回転速度、パルス式膨張弁の絞り開度
を最適に制御することにより、除湿運転時に室内気温の
降下を抑えつつ除湿能力を最大に増加させ、快適な住環
境を創造するものである。
第１図は本発明の一実施例における空気調和機の制御を
示すフローチャート、第２図は同制御ブロック図であ
る。 １……室内吸込温度検出手段、３、７、11、15……比較
手段、５……室内相対湿度検出手段、９……パルス式膨
張弁絞り開度検出手段、13……運転周波数検出手段、17
……パルス出力手段、18……移行手段、21……運転周波
数切換手段、24……室内ファンモーター回転速度切換手
段。
示すフローチャート、第２図は同制御ブロック図であ
る。 １……室内吸込温度検出手段、３、７、11、15……比較
手段、５……室内相対湿度検出手段、９……パルス式膨
張弁絞り開度検出手段、13……運転周波数検出手段、17
……パルス出力手段、18……移行手段、21……運転周波
数切換手段、24……室内ファンモーター回転速度切換手
段。
Claims (1)
- 【請求項１】室内吸込温度を検知し、出力する室内吸込
温度検出手段と、この室内吸込温度と設定値を比較し制
御信号を出力する第１の比較手段と、室内の相対湿度を
検知し、出力する室内相対湿度検出手段と、この室内相
対湿度と設定値を比較し制御信号を出力する第２の比較
手段と、前記第１の比較手段からの信号により空気調和
機の冷房・除湿の運転モードを判定する運転モード判定
手段と、室内ファンモータと、前記運転モード判定手段
からの信号により前記室内ファンモータの回転速度を変
更する室内ファンモータ回転速度変更手段と、運転周波
数可変コンプレッサーと、前記第２の比較手段及び前記
運転モード判定手段からの信号により前記コンプレッサ
ーの運転周波数を変更する運転周波数変更手段と、前記
コンプレッサーの運転周波数を検知し、出力する運転周
波数検出手段と、この運転周波数と設定値を比較し制御
信号を出力する第３の比較手段と、絞り量可変パルス式
膨張弁と、前記第３の比較手段からの信号により前記絞
り量可変パルス式膨張弁の絞り開度設定の上限値と下限
値を設定するパルス式膨張弁絞り開度上下限設定手段
と、前記パルス式膨張弁の絞り開度を移行し出力するた
めの移行手段と出力手段を設けた空気調和機。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2282127A JP2697281B2 (ja) | 1990-10-19 | 1990-10-19 | 空気調和機の制御装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2282127A JP2697281B2 (ja) | 1990-10-19 | 1990-10-19 | 空気調和機の制御装置 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH04155138A JPH04155138A (ja) | 1992-05-28 |
| JP2697281B2 true JP2697281B2 (ja) | 1998-01-14 |
Family
ID=17648474
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP2282127A Expired - Fee Related JP2697281B2 (ja) | 1990-10-19 | 1990-10-19 | 空気調和機の制御装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2697281B2 (ja) |
Families Citing this family (6)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPH07208813A (ja) * | 1994-01-20 | 1995-08-11 | Mitsubishi Electric Corp | 空気調和装置 |
| JP5549771B1 (ja) * | 2013-09-12 | 2014-07-16 | 株式会社富士通ゼネラル | 空気調和装置 |
| CN103954006A (zh) * | 2014-04-03 | 2014-07-30 | 广东美的集团芜湖制冷设备有限公司 | 一种空调器的化霜控制方法 |
| CN105091251B (zh) * | 2015-09-18 | 2018-02-06 | 广东美的制冷设备有限公司 | 变频空调器的控制方法及控制装置 |
| CN111397146B (zh) * | 2020-04-17 | 2022-03-01 | 宁波奥克斯电气股份有限公司 | 空调湿度控制方法、装置、空调器及计算机可读存储介质 |
| CN115930366A (zh) * | 2022-12-30 | 2023-04-07 | 珠海格力电器股份有限公司 | 空气调节器除霜控制方法、装置、空气调节器及存储介质 |
Family Cites Families (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS6089633A (ja) * | 1983-10-19 | 1985-05-20 | Matsushita Seiko Co Ltd | 空気調和機の除湿運転制御装置 |
| JPS60196556A (ja) * | 1984-03-16 | 1985-10-05 | 三菱電機株式会社 | 除湿装置 |
-
1990
- 1990-10-19 JP JP2282127A patent/JP2697281B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH04155138A (ja) | 1992-05-28 |
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |