JP2697158B2 - 偏肉測定装置 - Google Patents

偏肉測定装置

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JP2697158B2
JP2697158B2 JP16923489A JP16923489A JP2697158B2 JP 2697158 B2 JP2697158 B2 JP 2697158B2 JP 16923489 A JP16923489 A JP 16923489A JP 16923489 A JP16923489 A JP 16923489A JP 2697158 B2 JP2697158 B2 JP 2697158B2
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孝二 西野
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  • Waste-Gas Treatment And Other Accessory Devices For Furnaces (AREA)
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Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は中心軸に垂直な断面の外形が円形である筒状
の試料の肉厚の差を測定する偏肉測定装置に関するもの
である。
(従来の技術) 円筒状の試料の肉厚の差を測定する手段としては、肉
厚の差を直接測定する方法と、X線を透過させて間接的
に測定する方法がある。
直接測定する方法では、円筒状試料を旋盤などに取り
付けてその筒状試料の外形の中心軸の周りに回転させ、
試料内部にピンを挿入して試料の内側に接触させ、ピン
の変化を直接測定して肉厚差を測定する。
(発明が解決しようとする課題) 機械的な計測手段で直接測定する方法では、設備が大
がかりになり、しかも測定誤差が大きく、試料の形状に
よっては測定を行なうことができない。
X線を透過させて間接的に測定する方法では、設備が
さらに大がかりになり、試料の肉厚が厚く、X線吸収率
が大きなもののように、試料によっては測定不能なこと
もある。
本発明は簡単な装置で筒状試料の肉厚差を測定できる
ようにすることを目的とするものである。
(課題を解決するための手段) 本発明の装置では試料の肉厚を違いを熱伝導の不均一
として測定する。そのため、本発明の偏肉測定装置は、
加熱炉と、筒状試料を前記加熱炉の炉体内で鉛直方向に
支持する試料ステージと、筒状試料内に設けられる複数
個の温度センサとを備える。前記加熱炉は炉体とこの炉
体温度を測定する測温体を備えている。前記温度センサ
は前記炉体の内側の水平面で中心から対称な位置に複数
個が配置されている。前記試料ステージは中心軸に垂直
な断面の外形が円形である筒状試料の外形の中心軸が前
記中心を通り、かつ、温度センサがその筒状試料の内側
に入るように、筒状試料を支持する。そして、前記加熱
炉により試料を加熱して前記温度センサ間の温度差を検
出し、前記筒状試料の肉厚差を求める。
(作用) 測定時は筒状試料の外側に炉体が存在し、試料の内側
には試料外形の中心軸を中心とした対称な位置に複数個
の温度センサが挿入された状態となる。加熱炉の温度を
一定速度で上昇させたとき、又はある一定の温度に保持
したときの複数の温度センサ間の温度差を測定する。複
数個の温度センサは筒状試料の外面からは等しい距離に
あるが、試料の肉厚が不均一な場合は試料内面からの距
離は温度センサによって異なる。
試料の材質が熱伝導性のよいものであるとすれば、温
度センサが存在している付近での試料自体の温度は均一
と考えることができる。しかし、温度センサと試料内壁
との距離が試料の肉厚の不均一により異なることになる
ので、その距離に応じて測定温度に差異が発生する。複
数の温度センサの検出温度は試料の肉厚と一次の相関関
係があるので、検出温度の温度差から肉厚の相対値がわ
かる。
もし、肉厚が既知の標準試料で検出温度を較正してお
けば、同じ材質の試料の肉厚の絶対値も測定することが
可能となる。
(実施例) 第1図は一実施例における水平断面図、第2図は同実
施例の垂直断面図である。
11は加熱炉の炉体であり、図では省略しているが発熱
体が取りつけられている。炉体11としては温度分布を良
好にするために、例えば銀のような熱の良導体を用い
る。41は炉体11に接触して取りつけられた炉体用温度セ
ンサである。12は炉体11の中心軸であり、中心軸12が鉛
直方向になるように加熱炉が設置されている。
炉体11の内側には筒状の試料21が設置されるので、そ
の筒状試料21の内側にくるように温度センサ31,32,33が
配置されている。温度センサ31〜33は炉体11の中心軸12
を中心とする水平面内の円35上に等角度間隔で配置され
ている。温度センサ31〜33としては例えばクロメル−ア
ルメル熱電対を用いる。
温度センサ31〜33は、第3図に示されるように接続さ
れ、温度差ΔT12,ΔT23を測定する。熱電対31の温度をT
1、熱電対32の温度をT2、熱電対33の温度をT3とする
と、 ΔT12=T2−T1 ΔT23=T3−T2 である。
21は筒状の試料であり、実施例では外形が円筒状の試
料を示している。しかし、試料21の形状としては円筒状
のものに限らず、中心軸に垂直な断面の外径が円形であ
ればよく、中心軸方向に沿った外形の直径は変化してい
てもよい。試料21の外形の中心軸が炉体11の中心軸と一
致するように支持するために、試料ステージ22が設けら
れている。試料ステージ22は例えば中心軸を固定した状
態で筒状試料21の外側をつかむことのできるチャック形
式のものである。
図に示された試料21の肉厚は温度センサ31〜33が設け
られている平面内では、温度センサ31,32,33の部分でそ
れぞれl1,l2,l3であり、l2>l1>l3であるとする。
図には示されていないが、加熱炉には炉体11の温度を
一定の割合で上昇させる温調器が設けられている。その
温調器は温度センサ41の検出信号を入力し、温度センサ
41の検出温度が一定の割合で上昇するように炉体11の発
熱体に供給する電力を調節する。この温調器にはマイク
ロコンピュータ制御のPID方式が用いられる。ただし、
温調器はこの方式に限ったものではない。
さらに、図には示されていないが、加熱炉の温度に対
し、温度センサ31,32,33間の温度差を記録する手段も備
えている。
次に、本実施例の動作について説明する。
加熱炉の温度を一定の割合で上昇させる。試料21の材
質が熱伝導性のよいものであるとすれば、温度センサ31
〜33が存在している付近での試料21自体の温度は均一と
考えることができ、温度センサ31〜33と試料21の内壁と
の距離が試料21の肉厚の不均一により異なるので、その
距離に応じて測定温度に差異が発生する。加熱炉の温度
(温度センサ41の検出温度)T、及び温度センサ31〜33
間の温度差ΔT12,ΔT23は第4図及び第5図に示される
ようになる。スタート温度(通常は室温)とある温度
T′との間で温度がいくら変化したかを読み取れば、そ
れらの温度差ΔT12′,ΔT23′の値の符号(正負)及び
絶対値によって試料21の肉厚差がわかる。この例の場
合、T2>T1>T3となり、肉厚はl2>l1>l3と結論付ける
ことができる。
上記の例では試料21の材質が熱伝導率のよいものを前
提にしているが、逆に試料の材質が温度センサ31〜33が
置かれている雰囲気(通常は空気)よりも熱伝導率の悪
い場合も存在する。その場合は、仮りに温度センサ31〜
33の検出温度結果が上記のようにT2>T1>T3となれば、
試料の肉厚は上記とは逆にl2<l1<l3と結論付けること
ができる。
第2図に示されている試料ステージ22によって試料21
を中心軸12の周りにある角度回転させ、その位置で再び
温度センサ31,32,33の温度差を測定するという操作を繰
り返すことにより、さらに詳細な肉厚分布を測定するこ
とができる。
実施例は試料21の内側に設けられる温度センサが3個
の例を示しているが、温度センサの数を更に多くすれば
1度の測定で詳細な温度分布を求めることができる。
試料21の内側に配置される複数個の温度センサの設置
半径を変えることができるようにすれば、内径の大きな
試料から内径の小さい試料まで1台の装置で測定するこ
とができるようになる。
実施例では炉体11を円筒状のものとし、その中心と試
料21の中心とが一致しているが、このことは必須の条件
ではなく、炉体11は試料21を均一に加熱できるものであ
ればよい。筒状試料21の外形の中心に対して複数の温度
センサが対称な位置に配置されていればよい。
(発明の効果) 本発明では筒状試料の内側に複数個の温度センサをそ
の筒状試料の外形の中心から対称な位置に配置し、試料
の肉厚の不均一に基づく試料から温度センサへの熱伝達
の不均一をそれらの温度センサの間の温度差として検出
することにより試料の肉厚の不均一を検出するようにし
たので、装置が簡便である。試料の肉厚分布を温度差と
して間接的に測定するので、測定できる試料の形状は広
範囲なものに及ぶ。
また、X線などを用いないので測定される試料の材質
も広範囲なものとなる。
【図面の簡単な説明】
第1図は一実施例を示す要部の水平断面図、第2図は第
1図のA−A′線位置での断面図、第3図は同実施例に
おける温度センサの接続状態を示す略線図、第4図及び
第5図は同実施例における測定結果を示す図である。 11……炉体、12……中心軸、21……試料、22……試料ス
テージ、31〜33,41……温度センサ。

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】炉体とこの炉体温度を測定する測温体をも
    つ加熱炉と、前記炉体の内側の水平面で中心から対称な
    位置に配置された複数個の温度センサと、中心軸に垂直
    な断面の外形が円形である筒状試料の外形の中心軸が前
    記中心を通り、かつ、前記温度センサがこの筒状試料の
    内側に入るように、この筒状試料を前記炉体内で鉛直方
    向に支持する試料ステージとを備え、前記加熱炉により
    試料を加熱して前記温度センサ間の温度差を検出して試
    料の肉厚差を求める偏肉測定装置。
JP16923489A 1989-06-29 1989-06-29 偏肉測定装置 Expired - Lifetime JP2697158B2 (ja)

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN102901748A (zh) * 2012-09-18 2013-01-30 成都思驰科技有限公司 一种基于管道温度场分布的无损检测装置及方法

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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CN102901748A (zh) * 2012-09-18 2013-01-30 成都思驰科技有限公司 一种基于管道温度场分布的无损检测装置及方法
CN102901748B (zh) * 2012-09-18 2014-10-22 成都思驰科技有限公司 一种基于管道温度场分布的无损检测方法

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