JP2696889B2 - 変性ヘクトライト - Google Patents

変性ヘクトライト

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    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B01PHYSICAL OR CHEMICAL PROCESSES OR APPARATUS IN GENERAL
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    • B01J21/00Catalysts comprising the elements, oxides, or hydroxides of magnesium, boron, aluminium, carbon, silicon, titanium, zirconium, or hafnium
    • B01J21/16Clays or other mineral silicates
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Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は、新規な変性ヘクトライトに関し、更に詳し
くはヘクトライトを金属元素でイオン交換した後、焼成
することによって得られる変性ヘクトライト及び該変性
ヘクトライトの触媒としての使用に関する。
(従来の技術) 層状粘土鉱物はシリカ、アルミナ、水、さらに鉄、ア
ルカリ土類金属、アルカリ金属などから成る鉱物であ
り、古くから固体酸性を示す物質として知られている。
スメクタイト型層状粘土鉱物は、Al、Mg、Li、Fe、Zn
などの酸化物又は水酸化物で配位した八面体層とSiおよ
び/又はAlの酸化物の形態で配位した四面体層とからな
っている層状格子構造をとっている。この層状構造の粘
土の結合力の弱い二次元層間へ各種の化合物、例えばイ
オン、錯体、有機もしくは無機化合物を挿入することに
よって層間隔を任意に変化させることができることが知
られている。
スメクタイト型層状粘土鉱物の代表的なモンモリロナ
イトを主成分とする白土が石油化学プロセスなどにおい
て芳香族化合物(ベンゼン、トルエン、キシレン等)の
脱色、微量オレフィン類の除去に使用されている。一
方、層状粘土鉱物が固体酸性を有すること各種の化合物
の挿入によって層間隔を任意に変化させ得ることなどの
理由から、形状選択性を有する触媒としての使用が期待
されている。しかしながら、層状粘土鉱物の多くは、加
熱することによって、層間に挿入された各種の分子や層
間水を放出し、層間隔が収縮したりあるいは層状構造が
破壊されることなどがある。さらに高温度での触媒反応
では、層状粘土鉱物は上述のように層間隔が収縮したり
破壊されることが多いので実質的には外表面しか反応に
寄与できない。そこで層状粘土鉱物を固体酸触媒として
有効に利用するために層間に“柱”を立てることによっ
て層状粘土鉱物を補強するいわゆる架橋による改善が提
案されている。例えば特開昭54−5884号公報には陽イオ
ン性ヒドロキシ金属錯体を調製して、これを層状粘土鉱
物の層間に挿入して架橋させる方法が開示されている。
特開昭60−155525号公報にはシリカ系介在物で架橋する
方法が開示されている。しかし、架橋の形成は必ずしも
容易ではなく、例えばアルミニウムの多核水酸化物錯体
の調製には、煩雑な操作と共に錯体の熟成など触媒の調
製には多大な時間を要するものであった。
(発明が解決しようとする課題) 上記のように、従来の層状粘土鉱物触媒は、高温で十
分な活性を発揮し得ず、活性維持のための架橋法も必ず
しも容易ではない。そこで本発明の目的は十分に高温に
耐えしかも触媒性能を有する層状粘土鉱物を提供するこ
とにある。
(課題を解決するための手段) 本発明者らは、上記課題を解決するために鋭意研究し
た結果、スメクタイト型層状粘土鉱物のうちヘクトライ
トを特定の元素でイオン交換した後、焼成することによ
って固体酸性を発現する層状粘土鉱物が存在することを
見出し本発明を完成させるに至った。
すなわち、本発明は、ヘクトライトを金属イオンMn+
(nは2又は3の整数である)でイオン交換し、次いで
焼成して得られる一般式 (式中Mn+は金属イオンであり、nは2又は3の整数で
ある)で示される変性ヘクトライトに関する。
以下本発明について説明する。
本発明においては、 で表わされるヘクトライトを用い、まず該ヘクトライト
をイオン交換する。イオン交換には元素の周期律表第II
I b族、第VI a族及び第VIII鉄族元素から選ばれた一種
又は二種以上の金属元素を用いる。具体的には、例えば
Al、Cr、Ni、Feなどの金属元素が挙げられる。これらの
金属元素は硝酸塩、硫酸塩、リン酸塩等の無機酸塩およ
び塩化物などあるいは酢酸、蓚酸などの有機酸塩など水
溶液中でイオンを生成する化合物として用いられる。一
般には硝酸塩あるいは塩化物等の水溶液を用いるのが簡
単である。金属硝酸塩あるいは塩化物の水溶液濃度につ
いては特に制限はないが通常は0.01〜1mol/程度とす
ることが好ましい。この様に調製された金属イオン水溶
液へ、ヘクトライトを浸漬することによってイオン交換
することができる。イオン交換のための温度は0〜90
℃、好ましくは10〜70℃とすることが適当である。尚、
室温においても十分にイオン交換は実施できる。イオン
交換に要する時間は1〜50時間であり、通常は5〜20時
間で十分である。尚、イオン交換の際には水溶液中にヘ
クトライトを分散させるためにゆるやかに攪拌するのが
良い。所定の時間イオン交換を行った後、イオン交換さ
れたヘクトライトをろ過し、水洗する。水洗は洗液中に
金属イオンが検出されなくなるまで実施するのが良い。
以上のような方法でイオン交換されたヘクトライトは
乾燥させた後、焼成に付される。焼成温度は650℃以
下、好ましくは550℃以下が望ましい。650℃を超える焼
成温度では得られる変性ヘクトライトの比表面積が減少
する傾向がある。焼成時間は0.5〜30時間程度、好まし
くは1〜10時間とすることが適当である。また、焼成は
酸素又は空気雰囲気であるいは窒素雰囲気下で実施する
ことができる。
尚、本発明の変性ヘクトライトの原料としてのヘクト
ライトとしては、ヘクトライト自身のみならずヘクトラ
イトを含有する層状粘土鉱物、特にスメクタイト型層状
粘土鉱物を用いることができる。スメクタイト型層状粘
土鉱物としては、ヘクトライト及びヘクトライト以外の
例えばモンモリナイト、サポナイト、ベンナイト、バイ
デライト、ノントロナイト、ソーコナイト等を含有する
ものを用いることができる。ヘクトライトの含有量に特
に制限はなく、使用目的、反応条件等によって異なる
が、通常50重量%以上であることが望ましい。又、ヘク
トライトを含有するスメクタイト型層状粘土鉱物は天然
品であってもあるいは水熱合成法等によって作られた合
成品であってもよい。
以上説明した本発明の変性ヘクトライトは種々の反応
用触媒として用いることができ、本発明は、前記変性ヘ
クトライトを含む脱水素反応用触媒及び脱水反応用触媒
を包含するものである。以下各触媒について説明する。
(脱水素反応用触媒) 本発明の変性ヘクトライトを含む触媒は、シクロペン
タン、シクロヘキサン等の脂環式炭化水素化合物及びエ
チルベンゼン、イソプロピルベンゼン等の芳香族化合物
を脱水素する際に用いることができる。脱水素反応は25
0〜600℃の温度で、必要に応じて窒素等の不活性ガスを
存在させて行うことが好ましい。圧力には特に制限はな
い。
(脱水反応用触媒) 又、本発明の変性ヘクトライトを含む触媒は、2−プ
ロパノール、2−ブタノール等のアルコールの脱水反応
用触媒として用いることができる。脱水の条件は150〜3
00℃、窒素等の不活性ガスの存在下で行うことが好まし
い。圧力には特に制限はない。
尚、本発明はヘクトライトを原料とする変性ヘクトラ
イトに関するが、本発明に用いるOH型ヘクトライト 以外にF型ヘクトライト も同様の方法で処理することによって種々の触媒活性を
発現する。
(実施例) 以下、本発明を実施例によりさらに詳しく説明する。
実施例1 Cr(NO3の0.05mol/水溶液1に比表面積340m2
/gの合成ヘクトライト(ナトリウム型)16gを分散し、
室温で12時間ゆるやかに攪拌しイオン交換をした。イオ
ン交換したヘクトライトを濾別して、洗液中にCr3+が検
出されなくなるまで水洗し、次いで110℃において12時
間乾燥した後、電気炉を用いて200℃において4時間焼
成した。得られたイオン交換ヘクトライト(以下Cr3+
Hと略称する)のアンモニア吸着昇温脱離法(TPD法)
によって求めた酸量及び窒素ガス吸着法(BET法)によ
って測定した比表面積を表1に示す。尚イオン交換後の
Cr/Si原子比を螢光X線法で測定した結果は0.18であ
り、理論比に近い値であった。
実施例2 Cr(NO3水溶液の代りにAl(NO3の0.05mol/
水溶液を用いる以外は実施例1と同一の条件下でヘクト
ライトのイオン交換、水洗、乾燥、焼成を行った。得ら
れたAl3+交換ヘクトライト(以下Al3+−H)のTPD法に
よって求めた酸量及びBET法によって求めた比表面積を
表1に示す。
実施例3 Cr(NO3水溶液の代りにNi(NO3の0.05mol/
水溶液を用いる以外は実施例1と同一の条件下でヘクト
ライトのイオン交換、水洗、乾燥、焼成を行った。得ら
れたNi2+交換ヘクトライト(以下Ni2+−H)のTPD法に
よって求めた酸量及びBET法によって求めた比表面積を
表1に示す。
実施例4 Cr(NO3水溶液の代りにFe(NO3をイオン交換
剤として用いる以外は実施例1と同一の条件下でヘクト
ライトのイオン交換を行い、水洗、乾燥、焼成をした。
得られたFe3+交換ヘクトライト(以下Fe3+−H)のTPD
法による酸量及びBET法によって求めた比表面積を表1
に示す。
比較例1 Al(NO3の0.2mol/水溶液500mlを攪拌しながら
該水溶液に60℃においてNaOHの0.5mol/水溶液400mlを
ゆっくりと滴下し、滴下終了後も48時間攪拌を続けてAl
の多核水酸物錯体を調製した。この溶液に室温において
もモンモリロナイト12gを加えて24時間攪拌しイオン交
換を行った。濾過した後濾液中にAl3+が検出されなくな
るまで水洗し、110℃において12時間乾燥後、電気炉を
用いて400℃において4時間焼成した。得られたAl架橋
モンモリロナイト(以下Al−PM)のTPD法による酸量及
びBET法による比表面積を表1に示す。
表1から判るようにAl−PMの酸量は本発明の方法によ
るイオン交換のみによって得られるイオン交換サポナイ
トと同程度の酸量を示したが、架橋の為の錯体調製と言
う煩雑な操作と長時間を要するものであった。
比較例2 Al(NO3の0.2mol/水溶液1にモンモリロナイ
ト24gを分散し、実施例1と同一の条件でイオン交換、
水洗、焼成を行った。得られたイオン交換モンモリロナ
イト(以下Al3+−M)のTPD法による酸量及びBET法によ
る表面積を表1に示す。
表1から判るように架橋処理を行わずにイオン交換処
理をしたモンモリロナイトは単にイオン交換したサポナ
イトに比較してその酸量は極めて少ないものであった。
実施例5 実施例1に用いたヘクトライトを実施例1と同様の方
法でCr(NO3水溶液によってイオン交換した。水
洗、乾燥後得られたイオン交換したヘクトライトを四つ
に分割し、それぞれ200℃、300℃、400℃および500℃に
おいて4時間焼成した。
以上の操作によって得られた変性ヘクトライトをシロ
ヘキサンの脱水素反応に触媒として供した。反応には常
圧固定床式流通反応装置を使用し、反応温度は550℃、
原料の重量単位時間供給速度(WHSV)は1h-1とした。ま
たキャリヤーガスとして窒素を0.6・h-1の供給速度で
反応部へ供給した。
尚、反応に先立って触媒は550℃、水素流量1・h-1
の条件下で1時間前処理を施した。
反応を開始してから1時間までの平均シクロヘキサン
転化率およびベンゼン選択率を表2に示す。
比較例3 焼成温度を700℃とする以外は実施例5と同一の方法
でCr3+交換ヘクトライトを得た。
得られた変性ヘクトライトを実施例5と同一の条件で
シクロヘキサンの脱水素反応に触媒として供した。
その結果を表2に示す。
実施例6 実施例1に用いたヘクトライトをNi(NO2水溶液
によってイオン交換し、水洗、乾燥後、四つに分割し
て、それぞれ200℃、300℃、400℃および500℃において
4時間焼成した。
得られた変性ヘクトライトはシロキサンの脱水素反応
に触媒として供した。反応は実施例5と同一の条件で行
った。
その結果を表2に示す。
比較例4 焼成温度を700℃とする以外は実施例6と同一の方法
でNi2+交換ヘクトライトを得た。
得られた変性ヘクトライトを実施例5と同一の条件で
シクロヘキサンの脱水素反応に触媒として供した。
その結果を表2に示す。
比較例5 実施例1に使用したヘクトライト(ナトリウム型)を
イオン交換せずに200℃において4時間焼成した。焼成
して得られたヘクトライト(Na+−H)を実施例5と同
一の条件でシクロヘキサンの脱水素反応に触媒として供
した。
その結果を表2に示す。
比較例6 Al(NO3の代りにCr(NO3を用いる以外は比較
例2と同一の方法でモンモリロナイトをCr3+でイオン交
換した。得られた変性モンモリロナイトをシクロヘキサ
ンの脱水素反応に触媒として供した。反応条件は実施例
5と同一とした。
その結果、反応を開始してから1時間までの平均シク
ロヘキサン転化率は1%であり、ベンゼン選択率は30.6
wt%であった。
実施例7 実施例1において調製したCr3+−Hおよび実施例4に
おいて調製したFe3+−Hをエチルベンゼンの脱水素反応
に触媒として供した。反応には常圧固定床式流通反応装
置を使用し、反応温度は550℃、原料のWHSVは1h-1、キ
ャリヤーガス(窒素)の流量は1−h-1とした。尚、
反応に先立って、触媒は550℃において1時間水素還元
を行った。
反応を開始してから1時間までの平均エチルベンゼン
転化率およびスチレン選択率を表3に示す。
比較例7 ヘクトライトの代りにY型ゼオライト(Na型)とする
以外は実施例1と同一の方法でY型ゼオライトをCr3+
イオン交換し、乾燥、焼成して(Cr3+−Y)を得た。Cr
3+−Yを実施例7と同一反応条件でエチルベンゼンの脱
水素反応に触媒として供した。
その結果を表3に示す。
実施例8 実施例2で調製したAl3+−Hを2−プロパノールの脱
水反応用触媒として供した。反応には常圧固定床式流通
反応装置を使用し、反応温度は250℃、原料のWHSVは29h
-1とした。また、キャリヤーガスとして窒素を0.2・h
-1の流量で用いた。
その結果、反応を開始してから1時間までの平均転化
率は47.5%、プロピレンの選択率(生成したプロピレン
とジイソプロピルエーテルに対するプロピレンの比率)
は96.3mol%であった。
実施例9 実施例2で得られたAl3+−Hを200℃において4時間
焼成し、イソプロピルベンゼンの脱水素反応に触媒とし
て供した。
反応には常圧固定床式流通反応装置を使用し、反応部
に触媒を0.7g充填した。反応温度は500℃、原料イソプ
ロピルベンゼンのWHSVは1.0h-1とした。また、キャリヤ
ーガスとして窒素を0.6・h-1の流量で反応部へ供給し
た。
反応を開始してから3時間後のイソプロピルベンゼン
の転化率は15.4%、α−メチルスチレンの選択は68.1mo
l%であった。
実施例10 実施例1で調製したCr3+−Hを200℃において4時間
焼成し、シクロヘキセンの脱水素反応に触媒として供し
た。反応には実施例9と同一の装置を使用し、反応部に
触媒0.7gを充填した。反応温度は550℃、原料シクロヘ
キセンのWHSVは1.0h-1とした。キャリヤーガスとして窒
素を0.6・h-1の流量で反応部へ供給した。尚、反応に
先立って触媒は、550℃、水素流量1.0・h-1の条件下
で1時間前処理を施した。
反応を開始してから1時間後のシクロヘキセンの転化
率は18.3%、ベンゼンの選択率は88.6mol%であった。
(発明の効果) 本発明の変性ヘクトライトは公知の層状粘土鉱物の調
製に比べて極めて容易なイオン交換と焼成によって得ら
れ、しかも優れた脱水素及び脱水触媒活性を有するもの
である。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 C07C 11/00 9734−4H C07C 11/00 13/10 9734−4H 13/10 15/04 9734−4H 15/04 15/46 9734−4H 15/46 // C07B 61/00 300 C07B 61/00 300

Claims (7)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】ヘクトライトを金属イオンMn+(nは2又
    は3の整数である)でイオン交換し、次いで焼成して得
    られる一般式 (式中Mn+は金属イオンであり、nは2又は3の整数で
    ある)で示される変性ヘクトライト。
  2. 【請求項2】金属イオンが周期律表第III b族、第VI a
    族及び第VIII鉄族からなる群から選ばれる一種または二
    種以上の金属元素のイオンである請求項(1)記載の変
    性ヘクトライト。
  3. 【請求項3】焼成を650℃以下で行う請求項(1)記載
    の変性ヘクトライト。
  4. 【請求項4】請求項(1)記載の変性ヘクトライトを含
    む脱水素反応用触媒。
  5. 【請求項5】請求項(1)記載の変性ヘクトライトを含
    む脱水反応用触媒。
  6. 【請求項6】金属イオンがAl3+である請求項(5)記載
    の触媒。
  7. 【請求項7】焼成を650℃以下で行う請求項(5)記載
    の触媒。
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