JP2696362B2 - 裏移り防止剤の散布装置 - Google Patents

裏移り防止剤の散布装置

Info

Publication number
JP2696362B2
JP2696362B2 JP29528788A JP29528788A JP2696362B2 JP 2696362 B2 JP2696362 B2 JP 2696362B2 JP 29528788 A JP29528788 A JP 29528788A JP 29528788 A JP29528788 A JP 29528788A JP 2696362 B2 JP2696362 B2 JP 2696362B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
amount
mixer
spraying
powder
paper
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP29528788A
Other languages
English (en)
Other versions
JPH02141240A (ja
Inventor
晃昌 村山
俊一 佐藤
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Dai Nippon Printing Co Ltd
Original Assignee
Dai Nippon Printing Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Dai Nippon Printing Co Ltd filed Critical Dai Nippon Printing Co Ltd
Priority to JP29528788A priority Critical patent/JP2696362B2/ja
Publication of JPH02141240A publication Critical patent/JPH02141240A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP2696362B2 publication Critical patent/JP2696362B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Printing Methods (AREA)
  • Nozzles (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、裏移り防止剤の散布装置に関し、特に、積
み上げられる印刷済用紙の積載量に応じて裏移り防止剤
の散布量を調整する裏移り防止剤の散布装置に関するも
のである。
〔従来の技術〕
枚葉オフセット印刷機では、印刷済用紙のインキを乾
燥させる方法として、酸化重合を利用する方法、また
は、赤外線や紫外線を利用する方法が知られている。こ
れらの方法のうちで、低価格で専用設備が要らないこと
から、酸化重合を利用する方法が一般的に採用されてい
る。
酸化重合によりインキを乾燥させる方法では、印刷後
に直ちにインキが乾燥するわけではなく、空気中に一定
時間放置して、乾燥を待つ必要がある。従って、インキ
が未乾燥のままの印刷済用紙が積み重ねられることにな
る。印刷済用紙を高く積み上げると、印刷済用紙の紙面
同士の接触する圧力が高くなり、印刷済用紙の表面のイ
ンキが相手方の用紙の裏面に付着する、いわゆる裏移り
が発生する。このため、通常、裏移り防止剤として、デ
ンプン粉,炭酸カルシウム等のパウダを印刷済用紙の紙
面上に散布している。
第9図は、裏移り防止剤の散布装置の従来例を示した
図、、第10図は、同従来例装置に使用される混合器を示
した図である。
ブロアなどの空気圧源1から供給される空気流1aは、
流路L1を通って、電磁弁2に接続されている。電磁弁2
は、後述するコントローラ9からの信号に基づいて、空
気流の供給を接断するための弁であり、その出力は、流
路L3を通って、混合器3に接続されている。
混合器3は、空気流1aにホッパ4内に充填された裏移
り防止用のパウダ4aを混合して混合気1bとして出力す
る。調整ダイヤル5は、混合器3での混合比を調整する
ものであり、この調整ダイヤル5の回転すると、伝達系
5aを介して、混合器3の遮蔽板3aを駆動する。この遮蔽
板3aが、開口部の開度を可変し、混合器3から出力され
る混合気1bの混合比の調整を行う(第7図参照)。
混合器3で混合された混合気1bは、流路L5を通って、
分配器6に接続されている。分配器6の出力は、流路L6
〜L9を通ってノズル7に接続されている。分配器6は、
ノズル7の幅方向の各部でパウダ4aが均一に散布される
ように分配する。ノズル7には、流L2を通って、散布の
ための空気流が直接接続されており、このノズル7は、
混合気1bを印刷済用紙9上に噴射してパウダ4aを散布す
る。
このような裏移り防止剤の散布装置から散布されるパ
ウダは、周辺に飛散して作業環境を汚染するという問題
があった。また、電子機器等にパウダが付着して短絡等
のトラブルが発生したり、機械部品の潤滑部分に付着し
て、油切れが発生する等の問題もあった。さらに、印刷
面にパウダが過剰に付着して、光沢が低下し、印刷品質
が低下する。さらにまた、余分にパウダを散布すること
は費用がかかるうえ、清掃等の手間も掛かるので、全体
としてコストアップにつながるという問題があった。し
たがって、パウダは、裏移りが生じない限り、最小限に
することが望ましい。
このため、コントローラ8には、印刷済用紙9の排出
状態を検出した印刷信号S1が入力されており、印刷済用
紙9が排出されていないときには、電磁弁2を開いてパ
ウダ4aの散布を停止するように制御している。また、印
刷用紙の幅が狭いときには、その幅に合わせて不要な部
分のノズル7を手動により閉め、パウダ4aの散布量を減
らすようにしている。
〔発明が解決しようとする課題〕
積み上げられる印刷済用紙は、上側になるに従って紙
面間の圧力が減ることになるので、裏移り防止剤の散布
量も積載量に応じて減らしたほうがよい。裏移り防止剤
の散布量を減らすためには、調整ダイヤルを小さい目盛
りに設定することにより、遮蔽板の開度を狭める必要が
あった。
しかし、従来の裏移り防止剤の散布装置では、時々刻
々と変化する印刷済用紙の積載量に対応して、調整ダイ
ヤルにより経時的に散布量を変化させようとすると、混
合器からノズルまでの経路が長いので応答性が悪かっ
た。
また、調整ダイヤルを常時調整していなければならな
いとともに、従来から使用していた特定印刷物に対する
調整ダイヤルの目盛りの基準がずれてしまい、作業上の
混乱を招く恐れがあった。
本発明の目的は、従来からの調整ダイヤルの基準をそ
のまま使用して、積み上げられる印刷済用紙の積載量に
対応して、裏移り防止剤の散布量を最適値に減少させる
ことができる裏移り防止剤の散布装置を提供することで
ある。
〔課題を解決するための手段〕
前記課題を解決するために、本発明による裏移り防止
剤の散布装置は、空気流に裏移り防止剤を混合器で混合
し、印刷済用紙上に散布する裏移り防止剤の散布装置に
おいて、印刷済用紙の積載量を検出する用紙検出器と、
前記用紙検出器で検出した積載量が増加するに従って前
記混合器に供給される空気流を減圧する制御信号を生成
するコントローラと、前記混合器の供給側に設けられ前
記コントローラの制御信号により開閉する排気バルブと
から構成されている。
〔実施例〕
以下、図面等を参照して、実施例につき、本発明を詳
細に説明する。
第1図は、本発明による裏移り防止剤の散布装置の実
施例を示した図、第2図,第3図は、同実施例装置に使
用される混合器の圧力に対する散布量の特性を示した
図、第4図は、同実施例装置の印刷済用紙とパウダ散布
量の関係を説明するための図である。
なお、前述した従来例と同様な機能を果たす部分に
は、同一の符号を付して説明を省略する。
本発明では、電磁弁2と混合器3の間の流路L3から分
岐した流路L10に、排気バルブ10が設けられている。こ
の排気バルブ10は、コントローラ8からの制御信号C2に
より排気量を連続的に可変絞りできるバルブである。
圧力計11は、混合器3に供給される空気流1aの圧力を
測定するためのものである。
用紙カウンタ12は、印刷済用紙9の積載量を検出する
ためのものであり、印刷済用紙9の枚数を計数して、そ
のカウンタ信号Nをコントローラ8に出力している。
つぎに、コントローラ8のパウダ減圧制御について説
明する。
通常の状態では、混合器3に供給される空気流1aの圧
力は、1000mmAqである。第2図に示すように、調整ダイ
ヤル5の開度を大きく設定する(1→10)に従って、パ
ウダの散布量が増加する(10mg/枚→50mg/枚)ことが分
かる。
本件発明者等は、混合器3に供給される空気流1aの圧
力を減少させる(700mmAq,500mmAq,300mmAq)と、パウ
ダの散布量もその圧力に対応して減少することを見出し
た。第3図は、調整ダイヤル5を開度8に合わせたとき
に、混合器3の供給側の圧力を下げていくに従って、パ
ウダの散布量が減少することを示している。この傾向
は、使用する裏移り防止剤の散布装置によりバラツキは
あるが、1つの装置では再現性があることがわかった。
従って、コントローラ8では、印刷済用紙9の枚数が
増加するに従って、混合器3へ供給される空気流の圧力
を減圧することにより、調整ダイヤル5を同一の目盛り
に合わせたままで、パウダ4aの散布量を減少させるよう
に制御することとした。
つぎに、本発明による裏移り防止剤の散布装置の実施
例の動作を説明する。
まず、調整ダイヤル5を印刷物により最高な開度に設
定する。パレット13上に排紙される印刷済用紙9の枚数
は、用紙カウンタ12によって計数され、コントローラ8
に入力される。
第4図に示すように、用紙カウンタ12によって計数さ
れた印刷済用紙9の枚数が一定の範囲内では、従来と同
僚の散布量P0のパウダ4aを散布する。印刷済用紙9が所
定の枚数N1を越えると、コントローラ8は、排気バルブ
10を開く制御信号C2を出力し、排気バルブ10を開いて混
合器3へ供給される空気流の圧力を減圧する。このた
め、第2図に示した特性に従って、ノズル7から噴射さ
れるパウダ4aの散布量は減少する。
したがって、印刷済用紙には、常にそれ自身よりも上
側に積み上げられる用紙の枚数を考慮したパウダが散布
されることになる。
なお、用紙の積み上げ高さが所定の枚数N2以上になっ
ても、少量の散布量P1に保ち、散布を停止しない。この
理由は、さらにその上に印刷済用紙が載った場合やその
用紙にカールがある場合にも裏移りを防止するためであ
る。
第5図は、本発明による裏移り防止剤の散布装置の他
の実施例の印刷済用紙とパウダ散布量の関係を説明する
ための図である。
印刷済用紙9を多量に積載しないように、パレット13
とは別に、所定の単位枚数ごとに板14で板取りする場合
がある。
このような場合には、第5図に示すように、印刷済用
紙9がパレット13上に積載され、1回目の板取りが行わ
れてから、コントローラ8内でパウダ4aを減じる勾配を
決定して、制御信号C2を生成する。その制御信号C2に従
って、直ちに減圧する制御を行い、次に板14が供給され
板入れ信号S2が入力されるごとに、同様な制御を繰り返
す。この場合には、板入れ信号S2により、印刷済用紙9
の積載量を検出していることになる。
第6図は、本発明による裏移り防止剤の散布装置のさ
らに他の実施例を示した図、第7図は、同実施例装置の
コントローラの動作を説明するための図、第8図は、同
実施例装置の印刷済用紙とパウダ散布量の関係を説明す
るためのである。
この実施例では、常閉形の電磁弁を多数個設け、それ
らの電磁弁を順次開く制御をして、段階的に減圧する例
を示した。
流路L10には、3個の電磁弁15〜17が設けられてい
る。用紙カウンタ12からのカウンタ信号Nが積載量N1以
下のときには、コントローラ8は、第7図に示すよう
に、全ての電磁弁15〜17を閉じる(S)制御をしてい
る。
カウンタ信号Nが、積載量N1を越えたときには、電磁
弁15のみを開く(O)制御をする。同様に、積載量N2〜
N4に増加するごとに、電磁弁16,17を開き段階的に減圧
制御する。
このときも、全ての減圧弁を開いても、パウダは少量
の散布量P3で散布するようにしている。また、板取の制
御は、第5図の場合と同様に制御している。
以上説明した実施例にとらわれることなく、種々の変
形を施すことができる。
印刷済用紙の積載量を検出する手段として、用紙の枚
数を検出するカウンタの例を示したが、重量を検出する
ようにしてもよい。
〔発明の効果〕
以上詳しく説明したように、本発明によれば、積み上
げられる印刷済用紙の積載量に応じて、裏移り防止剤の
散布量を減少させることができるので、余分な散布を防
止できる。
また、調整ダイヤルを従来と同じ基準で調整できるの
で、使用上の混乱はないうえ、制御の応答性がよい。
【図面の簡単な説明】
第1図は、本発明による裏移り防止剤の散布装置の実施
例を示した図、第2図,第3図は、同実施例装置に使用
される混合器の圧力に対する散布量の特性を示した図、
第4図は、同実施例装置の印刷済用紙とパウダ散布量の
関係を説明するための図である。 第5図は、本発明による裏移り防止剤の散布装置の他の
実施例の印刷済用紙とパウダ散布量の関係を説明するた
めの図である。 第6図は、本発明による裏移り防止剤の散布装置のさら
に他の実施例を示した図、第7図は、同実施例装置のコ
ントローラの動作を説明するための図、第8図は、同実
施例装置の印刷済用紙とパウダ散布量の関係を説明する
ためのである。 第9図は、裏移り防止剤の散布装置の従来例を示した
図、第10図は、同従来例装置に使用される混合器を示し
た図である。 1……空気圧源、2……電磁弁 3……混合器、4……ホッパ 5……調整ダイヤル、6……分配器 7……ノズル、8……コントローラ 9……印刷済用紙、10……排気バルブ 11……圧力計、12……用紙カウンタ

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】空気流に裏移り防止剤を混合器で混合し、
    印刷済用紙上に散布する裏移り防止剤の散布装置におい
    て、印刷済用紙の積載量を検出する用紙検出器と、前記
    用紙検出器で検出した積載量が増加するに従って前記混
    合器に供給される空気流を減圧する制御信号を生成する
    コントローラと、前記混合器の供給側に設けられ前記コ
    ントローラの制御信号により開閉する排気バルブとから
    構成したことを特徴とする裏移り防止剤の散布装置。
JP29528788A 1988-11-22 1988-11-22 裏移り防止剤の散布装置 Expired - Fee Related JP2696362B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP29528788A JP2696362B2 (ja) 1988-11-22 1988-11-22 裏移り防止剤の散布装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP29528788A JP2696362B2 (ja) 1988-11-22 1988-11-22 裏移り防止剤の散布装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH02141240A JPH02141240A (ja) 1990-05-30
JP2696362B2 true JP2696362B2 (ja) 1998-01-14

Family

ID=17818649

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP29528788A Expired - Fee Related JP2696362B2 (ja) 1988-11-22 1988-11-22 裏移り防止剤の散布装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2696362B2 (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN105690991A (zh) * 2014-12-15 2016-06-22 海德堡印刷机械股份公司 用于在印刷机中对印刷页张进行撒布粉末的方法

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN105690991A (zh) * 2014-12-15 2016-06-22 海德堡印刷机械股份公司 用于在印刷机中对印刷页张进行撒布粉末的方法
CN105690991B (zh) * 2014-12-15 2019-06-04 海德堡印刷机械股份公司 用于在印刷机中对印刷页张进行撒布粉末的方法

Also Published As

Publication number Publication date
JPH02141240A (ja) 1990-05-30

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US5553542A (en) System for controlling a web in a printing press
EP0933674A3 (de) Farbvorhang-Aufttragsvorrichtung
JP2696362B2 (ja) 裏移り防止剤の散布装置
CN100999151B (zh) 基于模型的油墨控制
US6796227B1 (en) Lithographic press dampening control system
JP3561459B2 (ja) インキ供給制御装置
US4972774A (en) Automatically controlling water feedrate on a lithographic press
JPS5831831A (ja) 枚葉紙前縁のカ−ル発生を防止する装置
US6482468B1 (en) Method and device for powdering printed sheets
US5894797A (en) Tension control device for a printing press
JP2001239645A (ja) 枚葉輪転印刷機のパウダー装置
JPH07508692A (ja) 被印刷体上の印刷インク層のインク濃度制御方法
CA2329599A1 (en) System and method for document input control
CA2077365A1 (en) Thermal printer
JP2924077B2 (ja) 印刷機排紙部のパウダースプレー装置
JP3312573B2 (ja) 湿し水制御装置および印刷機
JPS6369651A (ja) 印刷機におけるインキ供給装置
JPS6472846A (en) Plate surface cooling method in printing press
JP3303712B2 (ja) 湿し水除去装置
EP0289824A3 (en) Apparatus for coating a moving paper or cardboard web
JPS54118070A (en) Paper discharge device in both surfaces simultaneous printing machine
JP2000326490A (ja) 枚葉印刷機デリバリー部パウダー散布量の制御方法
JP3451779B2 (ja) 印刷用紙の加湿装置及び加湿方法
JPS5717956A (en) Copying processor
JP3358995B2 (ja) オフセット印刷機の湿し水供給方法及び装置

Legal Events

Date Code Title Description
LAPS Cancellation because of no payment of annual fees