JP2696357B2 - 白濁入浴剤 - Google Patents
白濁入浴剤Info
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- JP2696357B2 JP2696357B2 JP63241583A JP24158388A JP2696357B2 JP 2696357 B2 JP2696357 B2 JP 2696357B2 JP 63241583 A JP63241583 A JP 63241583A JP 24158388 A JP24158388 A JP 24158388A JP 2696357 B2 JP2696357 B2 JP 2696357B2
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- Japan
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- bath
- polyoxyethylene
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- agent
- water
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Description
【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は白濁入浴剤に関し、更に詳細には、溶解性、
保存安定性が良好で、沸し直しの際に泡立たず、家庭で
簡便にミルク風呂を提供できる透明液状ないし透明ゲル
状の入浴剤に関する。
保存安定性が良好で、沸し直しの際に泡立たず、家庭で
簡便にミルク風呂を提供できる透明液状ないし透明ゲル
状の入浴剤に関する。
従来、入浴剤としては、無機塩類入浴剤、発泡性入浴
剤、芳香性入浴剤、白濁入浴剤などが知られている。こ
れらのうち、白濁入浴剤は浴湯に分散させると乳濁状態
を呈し、ミルク風呂を想起する状態になる入浴剤であ
り、従来斯かる白濁入浴剤としては、イ二酸化チタン又
は亜鉛華の微粉末を親水性界面活性剤又はその水もしく
は親水性有機溶剤溶液と練合したもの(特開昭49-11622
3号)、あるいはロHLB8以下の親油性非イオン性界面活
性剤、HLB10以上の親水性非イオン性界面活性剤、油分
及び水を配合したもの(特開昭61-227519号)が提案さ
れている。
剤、芳香性入浴剤、白濁入浴剤などが知られている。こ
れらのうち、白濁入浴剤は浴湯に分散させると乳濁状態
を呈し、ミルク風呂を想起する状態になる入浴剤であ
り、従来斯かる白濁入浴剤としては、イ二酸化チタン又
は亜鉛華の微粉末を親水性界面活性剤又はその水もしく
は親水性有機溶剤溶液と練合したもの(特開昭49-11622
3号)、あるいはロHLB8以下の親油性非イオン性界面活
性剤、HLB10以上の親水性非イオン性界面活性剤、油分
及び水を配合したもの(特開昭61-227519号)が提案さ
れている。
しかしながら、イの白濁入浴剤は油分を含まないため
に肌をしつとりさせる効果が欠如していると共に、風呂
釜を傷めるという欠点があり、またロの白濁入浴剤は、
浴湯に分散させたときの白濁度が充分でない、乳白
濁凝集物が生じたり、油分や香料が浴湯表面に浮いてし
まう、風呂を沸し直したときに浴湯表面に泡が生ずる
という欠点があり、何れも満足し得るものではなかつ
た。
に肌をしつとりさせる効果が欠如していると共に、風呂
釜を傷めるという欠点があり、またロの白濁入浴剤は、
浴湯に分散させたときの白濁度が充分でない、乳白
濁凝集物が生じたり、油分や香料が浴湯表面に浮いてし
まう、風呂を沸し直したときに浴湯表面に泡が生ずる
という欠点があり、何れも満足し得るものではなかつ
た。
斯かる実情において、本発明者は鋭意研究を行つた結
果、特定の非イオン性界面活性剤および/又はポリオキ
シエチレンアルキルエーテルリン酸塩及び油分に特定の
安定化剤を配合すると、前記〜の欠点が悉く解消さ
れ、しかも基剤が透明で、かつ保存安定性のよい白濁入
浴剤が得られることを見出し、本発明を完成した。
果、特定の非イオン性界面活性剤および/又はポリオキ
シエチレンアルキルエーテルリン酸塩及び油分に特定の
安定化剤を配合すると、前記〜の欠点が悉く解消さ
れ、しかも基剤が透明で、かつ保存安定性のよい白濁入
浴剤が得られることを見出し、本発明を完成した。
すなわち、本発明は次の成分(A)〜(D) (A) HLB9.5以下の非イオン性界面活性剤および/ま
たはポリオキシエチレンアルキルエーテルリン酸塩 (B) 常温で液状もしくはペースト状のHLB10以上の
非イオン性界面活性剤および/またはポリオキシエチレ
ンアルキルエーテルリン酸塩 (C) 常温で液状の油分であって(D)成分以外のも
の (D) 常温で液状のプロピレングリコールジエステ
ル、エチレングリコールジエステル、二塩基酸ジオクチ
ルおよび高級アルコールから選ばれる一種または二種以
上の安定化剤 を含有し、全組成中(A)+(B)が5〜35重量%、
(C)10〜70重量%および(D)5〜85重量%であるこ
とを特徴とする白濁入浴剤を提供するものである。
たはポリオキシエチレンアルキルエーテルリン酸塩 (B) 常温で液状もしくはペースト状のHLB10以上の
非イオン性界面活性剤および/またはポリオキシエチレ
ンアルキルエーテルリン酸塩 (C) 常温で液状の油分であって(D)成分以外のも
の (D) 常温で液状のプロピレングリコールジエステ
ル、エチレングリコールジエステル、二塩基酸ジオクチ
ルおよび高級アルコールから選ばれる一種または二種以
上の安定化剤 を含有し、全組成中(A)+(B)が5〜35重量%、
(C)10〜70重量%および(D)5〜85重量%であるこ
とを特徴とする白濁入浴剤を提供するものである。
本発明で用いるHLB9.5以下の非イオン性界面活性剤と
しては、常温で液体、ペースト状、固体のいずれでも良
く、例えばポリオキシエチレンオレイルエーテル、ポリ
オキシエチレンセチルエーテル、ポリオキシエチレンス
テアリルエーテル、ポリオキシエチレンラウリルエーテ
ルなどのポリオキシエチレンアルキルエーテル;ポリオ
キシエチレン(6)ソルビツトテトラオレエート、ポリ
オキシエチレン(6)ソルビツトヘキサステアレートな
どのポリオキシエチレンソルビツト脂肪酸エステル;ポ
リオキシエチレン(1)ポリオキシプロピレン(4)セ
チルエーテル、ポリオキシエチレン(1)ポリオキシプ
ロピレン(8)セチルエーテルなどのポリオキシエチレ
ンポリオキシプロピレンアルキルエーテル;ソルビタン
モノラウレート、ソルビタンモノオレエート、ソルビタ
ンイソステアレートなどのソルビタン脂肪酸エステル;
ジグリセリルモノオレエート、ジグリセリルモノイソス
テアレートなどのポリグリセリン脂肪酸エステル;ポリ
オキシエチレン(2)ノニルフエニルエーテル、ポリオ
キシエチレン(3)オクチルフエニルエーテルなどのポ
リオキシエチレンアルキルフエニルエーテル等が挙げら
れる。また、HLB9.5以下のポリオキシエチレンアルキル
エーテルリン酸塩としては、ジポリオキシエチレン
(4)アルキルエーテルリン酸等が挙げられる。
しては、常温で液体、ペースト状、固体のいずれでも良
く、例えばポリオキシエチレンオレイルエーテル、ポリ
オキシエチレンセチルエーテル、ポリオキシエチレンス
テアリルエーテル、ポリオキシエチレンラウリルエーテ
ルなどのポリオキシエチレンアルキルエーテル;ポリオ
キシエチレン(6)ソルビツトテトラオレエート、ポリ
オキシエチレン(6)ソルビツトヘキサステアレートな
どのポリオキシエチレンソルビツト脂肪酸エステル;ポ
リオキシエチレン(1)ポリオキシプロピレン(4)セ
チルエーテル、ポリオキシエチレン(1)ポリオキシプ
ロピレン(8)セチルエーテルなどのポリオキシエチレ
ンポリオキシプロピレンアルキルエーテル;ソルビタン
モノラウレート、ソルビタンモノオレエート、ソルビタ
ンイソステアレートなどのソルビタン脂肪酸エステル;
ジグリセリルモノオレエート、ジグリセリルモノイソス
テアレートなどのポリグリセリン脂肪酸エステル;ポリ
オキシエチレン(2)ノニルフエニルエーテル、ポリオ
キシエチレン(3)オクチルフエニルエーテルなどのポ
リオキシエチレンアルキルフエニルエーテル等が挙げら
れる。また、HLB9.5以下のポリオキシエチレンアルキル
エーテルリン酸塩としては、ジポリオキシエチレン
(4)アルキルエーテルリン酸等が挙げられる。
本発明の成分(B)として用いる、常温で液状もしく
はペースト状のHLB10以上の非イオン性界面活性剤とし
ては、例えばポリオキシエチレン(10)オレイルエーテ
ル、ポリオキシエチレン(9)ラウリルエーテルなどの
ポリオキシエチレンアルキルエーテル;ポリオキシエチ
レン(30)ソルビツトテトラオレエート、ポリオキシエ
チレン(40)ソルビツトテトラオレエート、ポリオキシ
エチレン(60)ソルビツトテトラオレエート、ポリオキ
シエチレン(6)ソルビツトモノラウレートなどのポリ
オキシエチレンソルビツト脂肪酸エステル;ポリオキシ
エチレン(10)ポリオキシプロピレン(4)セチルエー
テルなどのポリオキシエチレンポリオキシプロピレンア
ルキルエーテル;ポリオキシエチレン(20)ソルビタン
モノオレエート、ポリオキシエチレン(20)ソルビタン
トリオレエート、ポリオキシエチレン(20)ソルビタン
モノイソステアレートなどのポリオキシソルビタン脂肪
酸エステル;デカグリセリルモノラウレート、デカグリ
セリルモノイソステアレートなどのデカグリセリン脂肪
酸エステル;ヘキサグリセリルモノラウレート、ヘキサ
グリセリルモノオレエートなどのポリグリセリン脂肪酸
エステル等が挙げられる。また、HLB10以上のポリオキ
シエチレンアルキルエーテルリン酸塩としては、ジポリ
オキシエチレン(8)アルキルエーテルリン酸等が挙げ
られる。
はペースト状のHLB10以上の非イオン性界面活性剤とし
ては、例えばポリオキシエチレン(10)オレイルエーテ
ル、ポリオキシエチレン(9)ラウリルエーテルなどの
ポリオキシエチレンアルキルエーテル;ポリオキシエチ
レン(30)ソルビツトテトラオレエート、ポリオキシエ
チレン(40)ソルビツトテトラオレエート、ポリオキシ
エチレン(60)ソルビツトテトラオレエート、ポリオキ
シエチレン(6)ソルビツトモノラウレートなどのポリ
オキシエチレンソルビツト脂肪酸エステル;ポリオキシ
エチレン(10)ポリオキシプロピレン(4)セチルエー
テルなどのポリオキシエチレンポリオキシプロピレンア
ルキルエーテル;ポリオキシエチレン(20)ソルビタン
モノオレエート、ポリオキシエチレン(20)ソルビタン
トリオレエート、ポリオキシエチレン(20)ソルビタン
モノイソステアレートなどのポリオキシソルビタン脂肪
酸エステル;デカグリセリルモノラウレート、デカグリ
セリルモノイソステアレートなどのデカグリセリン脂肪
酸エステル;ヘキサグリセリルモノラウレート、ヘキサ
グリセリルモノオレエートなどのポリグリセリン脂肪酸
エステル等が挙げられる。また、HLB10以上のポリオキ
シエチレンアルキルエーテルリン酸塩としては、ジポリ
オキシエチレン(8)アルキルエーテルリン酸等が挙げ
られる。
成分(A)および(B)は、その合計量が全組成中の
5〜35重量%(以下、単に%で示す)になるように配合
される。この合計量が5%未満では、浴湯に分散させた
時、白濁度が低く、他の油分が分離して表面に浮いてし
まい、また、35%を超えると、浴湯に分散させた時可溶
化状態となつて白濁しないか、又は白い浮遊物が浴湯表
面にでてしまう。(A)と(B)の組み合せは必須であ
り、片方だけでは、充分な白濁度が得られない。また、
成分(A)と(B)の割合は(A):(B)=1:5〜3:
1、特に1:3〜1:1が好ましい。
5〜35重量%(以下、単に%で示す)になるように配合
される。この合計量が5%未満では、浴湯に分散させた
時、白濁度が低く、他の油分が分離して表面に浮いてし
まい、また、35%を超えると、浴湯に分散させた時可溶
化状態となつて白濁しないか、又は白い浮遊物が浴湯表
面にでてしまう。(A)と(B)の組み合せは必須であ
り、片方だけでは、充分な白濁度が得られない。また、
成分(A)と(B)の割合は(A):(B)=1:5〜3:
1、特に1:3〜1:1が好ましい。
本発明で用いる常温で液状の油分としては、流動パラ
フイン、スクワラン等の炭化水素;オリーブ油、ホホバ
油、マカデミアナツツ油、ヒマシ油等の植物油;ミンク
油、タートル油等の動物油;線状、環状、架橋シリコ
ン;イソプロピルミリステート、イソセチルステアレー
ト、ミリスチルオクチルドデカノエート等のエステル油
等が挙げられ、これは、全組成中に10〜70%配合され
る。
フイン、スクワラン等の炭化水素;オリーブ油、ホホバ
油、マカデミアナツツ油、ヒマシ油等の植物油;ミンク
油、タートル油等の動物油;線状、環状、架橋シリコ
ン;イソプロピルミリステート、イソセチルステアレー
ト、ミリスチルオクチルドデカノエート等のエステル油
等が挙げられ、これは、全組成中に10〜70%配合され
る。
また、常温で液状の安定化剤としては、ジデカン酸プ
ロピレングリコールなどのプロピレングリコールジエス
テル;ジオレイン酸エチレングリコールなどのエチレン
グリコールジエステル;セバシン酸ジオクチル、アジピ
ン酸ジオクチル、フタル酸ジオクチルなどの二塩基酸ア
ルキルジエステル;オクチルドデカノール、イソステア
リルアルコール、オレイルアルコールなどの高級アルコ
ール等が挙げられる。これら安定化剤は単独又は二種以
上を組み合わせて用いることができ、全組成中に5〜85
%配合される。安定化剤が5%未満では、基剤が透明状
態でなく、安定性が悪く分離状態になつてしまい、また
浴湯に分散させた時、白濁度も低い。また、85%を超え
ると、やはり基剤が透明状態でなく、安定性が悪くなつ
てしまう。
ロピレングリコールなどのプロピレングリコールジエス
テル;ジオレイン酸エチレングリコールなどのエチレン
グリコールジエステル;セバシン酸ジオクチル、アジピ
ン酸ジオクチル、フタル酸ジオクチルなどの二塩基酸ア
ルキルジエステル;オクチルドデカノール、イソステア
リルアルコール、オレイルアルコールなどの高級アルコ
ール等が挙げられる。これら安定化剤は単独又は二種以
上を組み合わせて用いることができ、全組成中に5〜85
%配合される。安定化剤が5%未満では、基剤が透明状
態でなく、安定性が悪く分離状態になつてしまい、また
浴湯に分散させた時、白濁度も低い。また、85%を超え
ると、やはり基剤が透明状態でなく、安定性が悪くなつ
てしまう。
本発明の白濁入浴剤には、上記必須成分のほか、通常
の入浴剤又は化粧料に用いられる添加剤、例えばパラベ
ン、アルコールなどの防腐剤;ビタミンEアセテートな
どの酸化防止剤;EDTA、エスカロールなどの紫外線吸収
剤;ヒアルロン酸、コラーゲン、アルゲコロイドなどの
保湿剤;l−メントール、ペパーミントなどの清涼剤;炭
酸水素ナトリウムなどの無機塩類;グリセリン、ジエチ
レングリコール、ジプロピレングリコールなどの多価ア
ルコール;その他、生薬、美容剤を含む薬用成分、香
料、色素等を必要に応じ、適宜配合することができる。
の入浴剤又は化粧料に用いられる添加剤、例えばパラベ
ン、アルコールなどの防腐剤;ビタミンEアセテートな
どの酸化防止剤;EDTA、エスカロールなどの紫外線吸収
剤;ヒアルロン酸、コラーゲン、アルゲコロイドなどの
保湿剤;l−メントール、ペパーミントなどの清涼剤;炭
酸水素ナトリウムなどの無機塩類;グリセリン、ジエチ
レングリコール、ジプロピレングリコールなどの多価ア
ルコール;その他、生薬、美容剤を含む薬用成分、香
料、色素等を必要に応じ、適宜配合することができる。
本発明の白濁入浴剤は、入浴剤10〜20gを約200lの浴
湯中に投入し、分散するようかき混ぜて使用する。剤型
としては、液状、ゲル状、カプセル状等、任意の形態を
とることができる。カプセル状とする場合は、本発明品
を水溶性高分子によつてカプセル化して用いるのが好ま
しく、この水溶性高分子は、浴湯に入れた際に溶解し、
浴湯と均一になじむものであれば、その種類を問わない
が、特にゼラチンが好ましく用いられる。また、水溶性
高分子でカプセル化した入浴剤は、浴湯中に入れると、
次第に溶け出した高分子の隙間から入浴剤が濡れ出し、
浴湯中に分散していくため、特に好適に用いることがで
きる。
湯中に投入し、分散するようかき混ぜて使用する。剤型
としては、液状、ゲル状、カプセル状等、任意の形態を
とることができる。カプセル状とする場合は、本発明品
を水溶性高分子によつてカプセル化して用いるのが好ま
しく、この水溶性高分子は、浴湯に入れた際に溶解し、
浴湯と均一になじむものであれば、その種類を問わない
が、特にゼラチンが好ましく用いられる。また、水溶性
高分子でカプセル化した入浴剤は、浴湯中に入れると、
次第に溶け出した高分子の隙間から入浴剤が濡れ出し、
浴湯中に分散していくため、特に好適に用いることがで
きる。
本発明の白濁入浴剤は、(D)成分の安定化剤を配合
することにより、浴湯中に分散させた時、白濁度が増大
し、ミルク風呂のイメージが向上されると共に、界面活
性剤と油分の相溶性が良好となり、基剤の安定性が増
し、水を配合しないで透明な基剤が得られる。そして、
水を配合しないため、水溶性高分子を用いてカプセル化
することが可能となり、取り扱いも容易となる。さら
に、沸し直した際の泡立ちを防ぐこともでき、しかも、
油分を基剤に用いているにもかかわらず、べたつきを緩
和し、さつぱりとした感触を与えるものである。
することにより、浴湯中に分散させた時、白濁度が増大
し、ミルク風呂のイメージが向上されると共に、界面活
性剤と油分の相溶性が良好となり、基剤の安定性が増
し、水を配合しないで透明な基剤が得られる。そして、
水を配合しないため、水溶性高分子を用いてカプセル化
することが可能となり、取り扱いも容易となる。さら
に、沸し直した際の泡立ちを防ぐこともでき、しかも、
油分を基剤に用いているにもかかわらず、べたつきを緩
和し、さつぱりとした感触を与えるものである。
以下、実施例を挙げ、本発明を説明する。
実施例1 第2表に示す組成の入浴剤を製造し、入浴剤そのもの
の外観の状態及び浴湯に分散させた状態について、以下
の方法により評価した。
の外観の状態及び浴湯に分散させた状態について、以下
の方法により評価した。
浴剤の状態:第2表に示した各成分を10分間混合攪拌
し、5〜40℃の各温度条件で24時間放置した後、入浴剤
の基剤の透明性について、第1表に示した基準により肉
眼観察して評価した。結果を第3表に示す。
し、5〜40℃の各温度条件で24時間放置した後、入浴剤
の基剤の透明性について、第1表に示した基準により肉
眼観察して評価した。結果を第3表に示す。
浴湯に分散させた状態:各入浴剤30gを40℃の浴湯200l
中に滴下し、30秒間攪拌した後の状態を、第1表に示し
た基準により評価した。また、沸し直した時の泡立ちに
ついては、入浴剤を浴湯に滴下攪拌して24時間後に、再
度40℃の状態にした時の浴湯表面の泡の有無を調べた。
結果を第3表に示す。
中に滴下し、30秒間攪拌した後の状態を、第1表に示し
た基準により評価した。また、沸し直した時の泡立ちに
ついては、入浴剤を浴湯に滴下攪拌して24時間後に、再
度40℃の状態にした時の浴湯表面の泡の有無を調べた。
結果を第3表に示す。
第3表から明らかなように、本発明品はいずれも、界
面活性剤と油の相溶性が良好なため、安定性が良く透明
な基剤であり、浴場に分散させた時にも、油浮き等がな
く、さつぱりとした感触が得られる優れたものである。
また、沸し直した時にも泡立たない。
面活性剤と油の相溶性が良好なため、安定性が良く透明
な基剤であり、浴場に分散させた時にも、油浮き等がな
く、さつぱりとした感触が得られる優れたものである。
また、沸し直した時にも泡立たない。
これに対し比較品は、層分離を生じ均一透明なものが
得られず、また浴湯に分散させた時に、充分な白濁度が
得られず、油浮き等があり、さらに沸し直した時に泡立
ちが生じてしまう。
得られず、また浴湯に分散させた時に、充分な白濁度が
得られず、油浮き等があり、さらに沸し直した時に泡立
ちが生じてしまう。
実施例2 第4表に示した組成の入浴剤において、本発明品6は
以下の通り、また本発明品7もこれに準じて製造した。
以下の通り、また本発明品7もこれに準じて製造した。
製法: A.(2),(3),(4),(5),(6),(8)
を均一に混合 B.(1),(7)を均一に混合 C.AとBを混合し、(9)を添加 本発明品6及び7はともに入浴剤の状態、浴湯に分散
させた状態すべてについて、良好なものであつた。
を均一に混合 B.(1),(7)を均一に混合 C.AとBを混合し、(9)を添加 本発明品6及び7はともに入浴剤の状態、浴湯に分散
させた状態すべてについて、良好なものであつた。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭61−227519(JP,A) 特開 平1−238519(JP,A) 「界面活性剤ハンドブック」工学図書 株式会社刊(昭和47年)増補3版、P. 184−185 SOAP,PERFUMERY & COSMETICS Vol.XLI, No.2(1968) 「新.界面活性剤入門」三洋化成工業 株式会社刊(昭和60年)p.128−129
Claims (1)
- 【請求項1】次の成分(A)〜(D) (A) HLB9.5以下の非イオン性界面活性剤および/ま
たはポリオキシエチレンアルキルエーテルリン酸塩 (B) 常温で液状もしくはペースト状のHLB10以上の
非イオン性界面活性剤および/またはポリオキシエチレ
ンアルキルエーテルリン酸塩 (C) 常温で液状の油分であって(D)成分以外のも
の (D) 常温で液状のプロピレングリコールジエステ
ル、エチレングリコールジエステル、二塩基酸ジオクチ
ルおよび高級アルコールから選ばれる一種または二種以
上の安定化剤 を含有し、全組成中、(A)+(B)が5〜35重量%、
(C)10〜70重量%および(D)5〜85重量%であるこ
とを特徴とする白濁入浴剤。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP63241583A JP2696357B2 (ja) | 1988-09-27 | 1988-09-27 | 白濁入浴剤 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP63241583A JP2696357B2 (ja) | 1988-09-27 | 1988-09-27 | 白濁入浴剤 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0291016A JPH0291016A (ja) | 1990-03-30 |
JP2696357B2 true JP2696357B2 (ja) | 1998-01-14 |
Family
ID=17076472
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP63241583A Expired - Fee Related JP2696357B2 (ja) | 1988-09-27 | 1988-09-27 | 白濁入浴剤 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2696357B2 (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR100770117B1 (ko) * | 2006-11-03 | 2007-10-24 | 주식회사 엘지생활건강 | 주름개선용 피부외용제 조성물 |
Families Citing this family (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2005281151A (ja) * | 2004-03-29 | 2005-10-13 | Nof Corp | 入浴剤およびその製造方法 |
CN101389308A (zh) * | 2006-02-28 | 2009-03-18 | 兴和株式会社 | 乳化组合物 |
WO2016034521A1 (en) * | 2014-09-03 | 2016-03-10 | Unilever Plc | Transparent compositions |
CN106687105B (zh) | 2014-09-03 | 2021-03-23 | 荷兰联合利华有限公司 | 透明化妆品和个人护理组合物 |
JP2017036245A (ja) * | 2015-08-11 | 2017-02-16 | 白元アース株式会社 | 入浴剤組成物及びカプセル型入浴剤 |
Family Cites Families (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS61227519A (ja) * | 1985-04-01 | 1986-10-09 | Pola Chem Ind Inc | 浴用剤 |
-
1988
- 1988-09-27 JP JP63241583A patent/JP2696357B2/ja not_active Expired - Fee Related
Non-Patent Citations (3)
Title |
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「新.界面活性剤入門」三洋化成工業株式会社刊(昭和60年)p.128−129 |
「界面活性剤ハンドブック」工学図書株式会社刊(昭和47年)増補3版、P.184−185 |
SOAP,PERFUMERY & COSMETICS Vol.XLI,No.2(1968) |
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR100770117B1 (ko) * | 2006-11-03 | 2007-10-24 | 주식회사 엘지생활건강 | 주름개선용 피부외용제 조성물 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0291016A (ja) | 1990-03-30 |
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