JP2696261B2 - アンテナ - Google Patents

アンテナ

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JP2696261B2
JP2696261B2 JP2170796A JP17079690A JP2696261B2 JP 2696261 B2 JP2696261 B2 JP 2696261B2 JP 2170796 A JP2170796 A JP 2170796A JP 17079690 A JP17079690 A JP 17079690A JP 2696261 B2 JP2696261 B2 JP 2696261B2
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Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、リモートコントローラ、ワイヤレステレホ
ン等の小型無線受信器や送信器等に搭載されるアンテナ
に関する。
〔従来の技術〕
無線受信器や送信器においてアンテナを動作させるた
めの基本的原理を、第5図(A),(B)を参照して説
明する。尚、アンテナは送受信とも同等な原理であるの
で、ここでは簡略化のために受信側を例として説明す
る。
同図(A)に示すダイポールアンテナは、導電体1を
λ/2(λは波長)の寸法に設定し、受信した信号が給電
部1aから得られる。
同図(B)はロッドアンテナである。
図示ロッドアンテナでは、導電体2をλ/4の長さに設
定し、点線2aで示す影像成分により、ダイポールアンテ
ナに相当する同調を行なっている。ただし、図示ロッド
アンテナでは、その導電体2に流れる電流の最大値(Im
ax)がダイポールアンテナの70%程度に低下する。
ここで、UHF帯の携帯用の小型無線受信器を製作する
場合、例えば発信周波数が319MHzであると、波長λは
(300/319m)すなわち約940mmとなる。よってダイポー
ルアンテナにより同調させるためには470mmの長さが必
要であり、ロッドアンテナで同調させる場合には、235m
mの長さが必要である。従って、小型無線受信器におい
て235mmのロッドアンテナを取り付けた場合には、外観
上ドライバの視野に入るために、運転中気になったり、
あるいはセキュリティの面からアンテナ位置が容易に見
えるので問題がある。
〔発明が解決しようとする課題〕
ところで、上記ダイポールアンテナやロッドアンテナ
では導電体と直角方向に指向性を有するため、このよう
なアンテナを一本だけ備えた小型無線受信器では特定の
一方向だけに指向性を備えたものとなる。このため遠隔
操作しようとする場合には、感度が良好となるように無
線送信用アンテナを目標物に対して一定の姿勢にするよ
うに方向制御を行なうことが必要となる。一般的には、
ダイバーシティ受信方式が広く用いられているが、コス
トが割高となる。
このような煩雑な作業を回避するためには無指向性の
アンテナを用いればよいが、この場合には前述した各ア
ンテナを複数組み合わせなければならず、小型化の要請
には到底応えることができない。また、ダイポールアン
テナやロッドアンテナを複数用いる前記のダイバーシテ
ィ方式のものでは製造コストの低減を図ることもできな
いという問題もあった。
そこで本発明は、小型,安価であって、しかも指向性
を任意に設定可能なアンテナの提供を目的とする。
〔課題を解決するための手段〕
本発明のアンテナは、螺旋状に巻回された複数の導電
線と、この各導電線の一端部が共通に接続された給電部
とを備え、前記各導電線の螺旋の巻回中心軸が前記給電
部に対して放射状に配置されており、前記螺旋状の導電
線のそれぞれの放射方向の外端に、直線状の導電線が連
続しており、且つ前記直線状の導電線は、螺旋の巻回中
心軸と異なる向きに設置されていることを特徴とするも
のである。
〔作用〕
本発明では、複数の導電線を螺旋状に巻回してみかけ
状のアンテナの長さを短くし、さらに巻回中心軸を給電
部に対して放射状に配置し、螺旋状の導電線に直線状の
導電線を連続させ、さらに直線状の導電線を螺旋の巻回
中心軸と異なる方向へ向けることにより、受信効率の高
い、小型で無指向性のアンテナを構成することができ
る。
〔実施例〕
以下、本発明について図面を参照して説明する。
第1図は一実施例としてのアンテナを拡大して示す分
解斜視図、第2図は前記アンテナを組み込んだ無線受信
器の内部構造の概略を示す概略斜視図、第3図は第2図
に示す無線受信器の回路図である。
第1図において符号5は本発明に係るアンテナであ
る。螺旋状に巻回された円筒状からなる4本の導電線6
が基板7上に実装され、この導電線6の各一端部6aを共
通に接続して給電部8としたもので、各導電線6がほぼ
十字状に配置されている。また、前記基板7の導電線6
が実装された面の反対側の面(裏面)側には、導電体か
らなる導電線としてのロッド部材14が、前記導電線6の
巻回中心軸と直交する向きに配置されている。
前記基板7は、一辺が約60mm程度の四角形状からなる
板状のもので、各縁部近傍の中間部には前記各導電線6
の他端部6bを挿入する挿入孔7bと、この挿入孔7bに近接
してロッド部材14の一端部を挿入する挿入孔7eが穿設さ
れている。また、基板7の四隅にはロッド部材14の他端
部を挿入する挿入孔7dが穿設されている。前記挿入孔7
b,7eの下面にはこれらに共通する導電路16が形成されて
いるので、基板7の裏面側から挿入孔7d,7eに挿入され
たロッド部材14は導電線6の他端部6bと導電路16を介し
て導通接続されることになる。また、基板7の中央部に
は各導電線6の一端部6aが挿入される挿入孔7cが穿設さ
れている。
前記給電部8は、基板7の中央部であって図示裏面に
形成された四角形状の導電路7aを備え、図示上面に形成
された各挿入孔7cに挿入された各導電線6の一端部6aを
共通に半田等で導通接続させたものである。
このように、螺旋状の導電線6の放射状の外端部に、
直線状の導電線としてロッド部材14を連続させることに
より受信効率が向上する。これは螺旋状の導電線よりも
直線状の導電線の方が受信効率が高くなるからである。
このように螺旋状の導電線6と、直線状の導電線である
ロッド部材14とを連続させることにより、受信効率が良
くなり、しかも全体を薄型で且つ小型にできる。さらに
図に示すように、直線状の導電線であるロッド部材14の
向きを螺旋状の導電線6の巻回中心軸と異なる方向にす
ることにより、全体の平面内での展開形状を小さくする
ことが可能となる。なお、前記ロッド部材14の代わり
に、基板上に直線状の導電路を形成してもよい。
第1図に示すアンテナ5は、第2図に示すような無線
受信器10に搭載される。
図示無線受信器10は、自動車から離れた位置から送信
される信号を受信し、ドアロック操作、ライトの点灯等
を制御するための小型受信器である。
同図に示す無線受信器10は、長方形状の回路基板11
と、この回路基板11上に実装された受信回路12,この受
信回路12以外の回路部品類13と、この回路部品類13上に
載置された上記アンテナ5とを内部に備えている。
前記受信回路12は第3図に示すように、特定周波数か
らなる信号を入力するアンテナ5と、入力されるアンテ
ナ信号を増幅するRFアンプ12aと、入力される信号と局
部発振器12bの発振周波数とを合成してIF帯の信号を形
成するミキサ12fと、特定周波数帯域の信号を通過させ
るバンドパスフィルタ12cと、この特定周波数帯域の信
号を増幅するIFアンプ12dと、DETその他の回路12e等と
を備えて構成されている。
以上のようなアンテナ5であれば、螺旋状に巻回した
導電線6を用いているので、極めて小型で安価なものと
することができ、さらにこのような導電線6を一平面上
に十字形状(互いに直角方向)として配置しているの
で、無指向性とすることができるとともに、薄型とする
こともできる。従って、このようなアンテナ5を採用し
た無線受信器では、操作対象物に対する姿勢を考慮する
ことなく容易に操作でき、しかも小型,薄型のものを製
作することができる。また、本実施例では中央部を給電
部としているので、指向性を補正することもできる。
なお、上記無線受信器10は、自動車の遠隔操作以外の
各種コントローラ、例えば室内におけるエアコン,テレ
ビやビデオ等の操作に使用することが可能である。ま
た、図示実施例では小型遠隔操作装置などに使用される
受信用アンテナを想定しているが、送信用アンテナにも
使用できる。またワイヤレステレホンの送信アンテナと
して使用することも可能である。あるいはエアコンなど
の各種家庭用機器において、本体から赤外線リモコンへ
のモニター信号の発信用送信器及び受信器として使用す
ることも可能である。
第4図はアンテナの他の一実施例を示す斜視図であ
る。
同図に示すアンテナ20は、例えば前述した無線受信器
10のケースカバー17の裏面に、前記第1図に示すような
ロッド部材14を備えた導電線15を一平面上に配置したう
えで合成樹脂内に埋設して一体成形したものである。
このような構成であれば、前記実施例に於て説明した
効果と共に、後工程において内部にアンテナを組み込む
必要がなく、組み立て工程の簡略化を図ることも可能で
ある。
さらに、導電線の本数は適宜増減して設けてもよい。
例えば2本の導電線等を用いる場合にはL字状に配置し
たり、5本の場合には海星形状に配置するごとくであ
る。さらに各導電線を立体的に配置してもよい。このよ
うに構成した場合であっても前記実施例と同様の効果を
得ることができる。
〔効果〕
以上のように本発明では、複数の導電線を螺旋状に巻
回してみかけ上のアンテナの長さを短くし、さらに巻回
中心軸を給電部に対して放射状に配置し、螺旋状の導電
線に直線状の導電線を連続させ、さらに直線状の導電線
を螺旋の巻回中心軸と異なる方向へ向けることにより、
受信効率を高くすることができるとともに、薄型で且つ
平面内での展開形状を小さくすることができ、さらに無
指向性であるため、指向性を任意に設定することができ
るアンテナを提供することができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は一実施例としてのアンテナを拡大して示す分解
斜視図、第2図は前記アンテナを組み込んだ携帯用の無
線受信器の内部構造の概略を示す概略斜視図、第3図は
第2図に示す無線受信器の回路図、第4図はアンテナの
他の実施例を示す斜視図、第5図(A),(B)は無線
送信器においてアンテナを動作させるための基本的原理
を説明するための説明図である。 6……導電線、7……基板、8……給電部。

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】螺旋状に巻回された複数の導電線と、この
    各導電線の一端部が共通に接続された給電部とを備え、
    前記各導電線の螺旋の巻回中心軸が前記給電部に対して
    放射状に配置されており、前記螺旋状の導電線のそれぞ
    れの放射方向の外端に、直線状の導電線が連続してお
    り、且つ前記直線状の導電線は、螺旋の巻回中心軸と異
    なる向きに設置されていることを特徴とするアンテナ。
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