JP2696015B2 - 傾斜機能薄膜 - Google Patents

傾斜機能薄膜

Info

Publication number
JP2696015B2
JP2696015B2 JP3234803A JP23480391A JP2696015B2 JP 2696015 B2 JP2696015 B2 JP 2696015B2 JP 3234803 A JP3234803 A JP 3234803A JP 23480391 A JP23480391 A JP 23480391A JP 2696015 B2 JP2696015 B2 JP 2696015B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
thin film
amorphous alloy
alloy material
amorphous
functionally graded
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Lifetime
Application number
JP3234803A
Other languages
English (en)
Other versions
JPH05339702A (ja
Inventor
健 増本
明久 井上
勝敏 野崎
寛 山形
正志 山口
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Honda Motor Co Ltd
YKK Corp
Original Assignee
Honda Motor Co Ltd
YKK Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Honda Motor Co Ltd, YKK Corp filed Critical Honda Motor Co Ltd
Priority to JP3234803A priority Critical patent/JP2696015B2/ja
Publication of JPH05339702A publication Critical patent/JPH05339702A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP2696015B2 publication Critical patent/JP2696015B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Chemical Vapour Deposition (AREA)
  • Ceramic Products (AREA)
  • Surface Treatment Of Glass (AREA)
  • Physical Vapour Deposition (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、非晶質から結晶質への
組織傾斜を行った傾斜機能材料に関し、詳しく述べると
非晶質から結晶質への組織傾斜に加え、金属からセラミ
ックスへの構造傾斜を行った傾斜機能薄膜に関するもの
である。
【0002】
【従来の技術】従来、高強度、高耐熱性などの優れた特
性を有する非晶質合金材料が液体急冷法等によって製造
されている。特に、特開平1−275732号公報に開
示されている、液体急冷法によって得られるアルミニウ
ム基非晶質合金材料は、高強度、高耐熱性、耐食性など
に優れた合金である。
【0003】また、一般に高強度、耐熱性材料として、
セラミック材料が知られている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】上記、前者で述べた非
晶質合金材料は、金属材料の中では優れた強度などの特
性を示すが、セラミックスなどの材料と較べると低く、
改善の余地を残している。
【0005】また、後者で述べたセラミック材料は強度
の点で優れた特性を示すが、高い靭性が要求される材料
としては使用し難い。特に、薄膜として使用する場合、
上記高い靭性が要求される。
【0006】そこで、本発明は前記に鑑み、上記非晶質
合金材料より高強度を示し、かつ薄膜全体としては、上
記セラミック材料の欠点である延性が緩和される薄膜を
提供することを目的とするものである。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明は、少なくとも体
積率で50%以上の非晶質相を有する非晶質合金材料と
この非晶質合金材料の成分を有する結晶質材料とから構
成され、非晶質合金材料表面から非晶質合金材料中の結
晶質材料の体積比が連続的に変化し最終的にその表面が
少なくとも窒化物、酸化物または炭化物を含む結晶質材
料により形成されていることを特徴とする傾斜機能薄膜
である。
【0008】本発明の非晶質合金材料としては、Ti−
Al−Mg、Fe−Bなどの非晶質相を形成する合金が
挙げられる。特には、一般式;AlaMbLnc(ただ
し、M:V,Cr,Mn,Fe,Co,Ni,Cu,Z
r,Ti,Mo,W,Ca,Li,Mgから選ばれる一
種もしくは二種以上の元素、Ln:Y,La,Ce,S
m,Nd,Hf,Nb,Taから選ばれる一種もしくは
二種以上の元素またはMm〈ミッシュメタル〉、a、
b、cは原子パーセントで50≦a≦95、0.5≦b
≦35、0.5≦c≦25)で示される非晶質合金材料
が、比強度、耐熱性等の諸特性の点で好ましい。
【0009】また、非晶質合金材料は、一般式:Ti
100-aSiaで示され、aは原子パーセントで10≦a≦
25であるもの、一般式:Ti100-a-bSiab(ただ
し、Mは遷移金属元素から選ばれる1種もしくは2種以
上の元素、a、b、cは原子パーセントで10≦a≦2
5、0<b≦50)であるものが好ましい。上記結晶質
材料は少なくとも非晶質合金材料の成分を有する窒化
物、酸化物または炭化物(以下、セラミック材料と言
う)により構成されていることが高強度の薄膜を得る点
で重要である。また、主としてセラミック成分と、これ
に均一微細に分散される金属成分とによって、結晶質材
料を構成することにより強度的にも強く、結晶質材料表
面での密着強度に優れたものが得られる。さらに、本発
明の非晶質合金材料の成分を有するセラミック材料は、
上記非晶質合金材料を窒素、酸素、炭素等を含む反応性
ガスにより、窒化、酸化、炭化することにより得られ、
非晶質合金材料の成分を有する材料とすることにより、
薄膜を形成する際、これらの材料を蒸着しても、その成
分拡散による上記非晶質合金材料およびセラミック材料
に特性上悪影響を与えることはない。
【0010】本発明の傾斜機能薄膜はスパッタリング
法、イオンプレーティング法、真空蒸着法などの物理的
気相蒸着法およびプラズマCVD法などの化学的気相蒸
着法により製造することができる。また、一端非晶質薄
膜を得て、目的とする雰囲気ガス中で、この一表面にレ
ーザーを照射することによっても得ることができる。
【0011】また、本発明の傾斜機能薄膜は気相蒸着装
置内の不活性ガスまたはH2ガスに反応性ガスを徐々に
混入していくことにより(不活性ガスまたはH2ガスに
対する反応性ガスの分圧を大きくすることにより)得ら
れ、非晶質材料から徐々に非晶質材料の成分を有する結
晶質材料の濃度を多くし、最終的に非晶質から結晶質
(セラミックスを含む)に連続して変化した傾斜材料と
することができる。この過程について詳細に述べると、
膜を形成する物質が非晶質材料のみから、膜の厚さ方向
で徐々に非晶質材料中に上記結晶質材料が分散してい
き、この膜組成中の結晶質材料の割合が増加していき、
最終的に膜表面が結晶質材料から形成される傾斜材料と
なるものである。したがって、本発明の傾斜機能薄膜
は、金属からセラミックスへの材料傾斜に加え、非晶質
から結晶質への組織傾斜を行った薄膜である。上記不活
性ガスとしては、Ar、He、Ne、Xe、Krなどが
あり、また反応性ガスとしては、N2、O2、NH3など
があり、これらの反応性ガスの中にH2を混入すること
により、気相蒸着装置内での蒸着粒子(原子、分子もし
くはクラスタ状態の粒子)との反応を促進する効果を奏
する。なお、上記において、真空蒸着法を用いる場合は
不活性ガスを装置内に混入せず、反応性ガスもしくは反
応性ガスとH2ガスの混合ガスを導入し、この量を多く
していくことにより本発明の薄膜を得ることができる。
【0012】本発明の傾斜機能薄膜は、基材に蒸着する
ことによりコーティング薄膜として、また前記基材を高
分子フィルムとすることにより、この基材のフィルムの
みを溶かし薄膜フィルムとして得ることができる。
【0013】さらに、マグネトロンスパッタ法を用いて
本発明を実施する場合について、図1に基づき具体的に
説明すると、スパッタガス(上記不活性ガス)を0.3
〜6.0Paの低圧に保ったスパッタ装置1内に非晶質
形成合金からなるターゲット2(一極)を一方の電極と
し基材4と電極間距離40〜80mm隔てて対向させ、
その電極に200〜500Wのパワーを印加しプラズマ
を発生させる。この時、もう一方の電極としては、金属
製の真空容器3でも良く、または別個の電極(図示せ
ず)を設けることでもプラズマを発生させることができ
る。このプラズマ領域内またはプラズマ領域近傍に薄膜
を沈着させようとする基材4を配置し薄膜を形成させ
る。ここで例えば反応性ガスを0〜20パーセント(容
量比)の範囲で変化させて、不活性ガスに混入すること
により薄膜中の前記合金に対する化合物(窒化物、酸化
物または炭化物)の濃度を制御する。基本的には不活性
ガスを封じ込めた密閉系でスパッタ蒸着が可能である
が、不活性ガスおよび不活性ガスと反応性ガスの分圧を
一定に保つため、真空ポンプによる排気口6からの排気
と同時に一定量(50〜200sccm)の不活性ガス
および不活性ガスと反応性ガスを系内に吸気口7から注
入する手法が好ましい。なお、図1において、電源5は
高周波(RF)によるものを記載したが、直流(DC)
によるものを用いた場合、上記電極間に300〜700
Vの起電力を印加することにより、同様に本発明の薄膜
が得られる。
【0014】
【実施例】以下、本発明の実施例を具体的に説明する。
【0015】実施例1 真空アーク溶解炉によりAl85Ni510の成分組成を
有するターゲットを溶製し、このターゲットをマグネト
ロンスパッタ蒸着装置内の電極(+極)に対向させて配
置し、電極とターゲットの間に、ターゲットと40mm
の距離でAl板またはガラス板からなる被蒸着基材を配
置した。前記スパッタ装置内を真空ポンプにて排気した
後、同装置内にアルゴンガスを供給し、装置内のガス圧
(全圧)を0.6Paとした。その状態でDC電源に
0.3Aの定電流を流し、スパッタ蒸着を行った。
【0016】(A).上記条件により120分間スパッ
タ蒸着した(装置内のガスはアルゴンガスのみであ
る)。(B).これより、180分後に窒素ガス(反応
性ガス)が3.5×10-2Paになるように(ただし、
アルゴンガスと窒素ガスとの全圧は0.6Paである)
徐々に窒素ガス濃度を増やしスパッタ蒸着した。
(C).さらに、これより300分後に窒素ガスが8.
1×10-2Paになるように徐々に窒素ガス濃度を増や
しスパッタ蒸着した。(D).さらに、これより420
分後に窒素ガスが0.14Paになるように徐々に窒素
ガス濃度を増やしスパッタ蒸着した。
【0017】上記(A)〜(D)の各工程を連続的にへ
て得られた薄膜を電子顕微鏡で観察した結果、膜厚60
μmで一方側が約20μmのAl85Ni510の非晶質
合金からなり、他方側が約7〜10μmのAlを主成分
とするセラミック材料からなり、これらの間では、組成
および組織が連続して傾斜していた。また、上記(A)
〜(D)の各工程を連続的にへて得られた薄膜を、ガラ
ス板より剥離したものについて、薄膜X線回折を行っ
た。その結果を図2、図3に示す。図2は、薄膜の一方
側(裏面)より他方側(表面)に向かって測定した結果
であり、図3は、薄膜の他方側(表面)より一方側(裏
面)に向かって測定した結果である。なお、ここでαは
X線の進行方向に対しての薄膜の角度を示し、これによ
り膜の厚さ方向での一部分のみの組成を分析することが
できる。また、特に図3において膜表面より膜内部に向
かって、ピークが強く現れているのは、薄膜に対するX
線の侵入する深さが組成傾斜した膜であるため、薄膜の
表面から測定している薄膜内部までの情報量(ピーク)
が一度に現れ、薄膜の表面で形成されている組成物のピ
ークも強く現れてしまうためである。まず、図2の結果
から、α=0.5〜2°の間で、非晶質特有のハローパ
ターンを示していることが分かるとともにα=3°から
結晶を示すピークが現れ、徐々に結晶化が進んでいるこ
とが分かる(徐々にAlが結晶化していき、Alのピー
クがはっきり現れてくる)。反面、図3では表面でA
l、Niなどは、窒化している。図2および図3に示さ
れる間で、窒素ガスの変化とともに非晶質合金(Al−
Ni−Y)から、これが徐々に結晶化された窒化物(A
lN、YN)と結晶質金属(Y、Niなど)との混合物
に変化していることが分かる。
【0018】又、上記のようにして得られた薄膜につい
て、その機械的特性を調べた。機械的特性はその硬度
(ヌープ硬さ:10g荷重)により評価した。その測定
は膜の断面での任意の点にて行った。その結果を図4に
示す。図4より硬度は一方側(金属材料側)より他表面
側(セラミックス)に向かって400〜2700(H
k)と傾斜的に増加しているとともにセラミックス側に
向かうにしたがって急速に増加していることが分かる。
また、一方側が非晶質合金材料(Al−Ni−Y)で形
成されていることにより、一方側は延性を示し、曲げな
どの応力が加わった場合でも他方側のセラミック材料に
亀裂などが生じにくく、セラミック材料の欠点である脆
性を緩和することができる。また、最表面が主として窒
化物により形成され、この中に金属成分が均一微細に分
散されていることにより、窒化物間の接合が強固になさ
れ、最表面における接合強度に優れた薄膜であった。さ
らに、薄膜の組成が傾斜していることによっても、より
上記欠点が緩和される。非晶質Al−Ni−Yは、18
0°密着曲げできる延性を有する。
【0019】さらに、上記のようにして得られた薄膜に
ついて、その電気的特性を調べた。電気的特性はその膜
の厚さ方向での比抵抗の変化を調べることにより評価し
た。上記測定に際し、上記(A)〜(D)の各工程の任
意の点で中断した種々のサンプルを作製した。この結果
を図5に示す。図5より、膜の一方側から約40μmの
距離までは徐々に抵抗は上昇して行くが、それ以上では
完全な絶縁体となっていることが分かる。
【0020】本発明の傾斜機能薄膜は、非晶質合金側に
おいては、高耐食性、高光沢性などの優れた性質を示
す。
【0021】実施例2 Al88Ni8Zr4のターゲットを用い上記実施例1と同
様にして膜厚60μmの傾斜機能薄膜を作製した。
【0022】この場合も同様に窒素ガスの変化とともに
非晶質合金(Al−Ni−Zr)から、これが徐々に結
晶化された窒化物(AlN、ZrN)に変化していた。
【0023】得られた薄膜について、上記実施例1と同
様にその機械的特性について調べた。この結果を図6に
示す。図6より硬度は一方側(金属材料側)より他表面
側(セラミックス)に向かって450〜2700(H
k)と傾斜的に増加しているとともにセラミックス側に
向かうにしたがって急速に増加していることが分かる。
上記に記載した非晶質Al−Ni−Zrも、180°密
着曲げできる延性を有する。
【0024】上記実施例1及び2では非晶質合金からこ
の合金の主成分が結晶化され、これがセラミック化して
いるが、場合によっては非晶質合金の結晶化の過程にお
いて、非晶質合金の化合物(たとえば、実施例1ではA
l−Ni−Y−N、実施例2ではAl−Ni−Zr−
N、これらの材料は、180°密着曲げできる延性を有
する)が形成される。
【0025】実施例3 Zr67Co30Pd3のターゲットを用い上記実施例1と
は逆に基板に対し結晶化された酸化物より非晶質材料の
傾斜を行った。
【0026】上記により得られた材料を用い水素燃焼試
験を行った結果、低い温度ほど活性な触媒があり、これ
らの材料は高活性の水素の接触燃焼用、窒素酸化物、硫
黄酸化物の還元用、フロンの分解用などとして優れた性
能を示し、傾斜材料とすることにより、触媒をセラミッ
ク材料に担持させる必要がなく、従来、セラミック材料
に粉末状の触媒をより多く担持させるのに較べて、より
有効である。また、触媒性能は表面をArエッチングす
ることにより、より優れたものとなる。
【0027】なお、上記実施例1、2および3ではAl
系の非晶質形成材料を窒素ガスにより変化させた傾斜機
能薄膜およびZr−Co−Pd系非晶質形成材料を酸素
ガスにより変化させた傾斜機能薄膜についてのみ例示し
たが、非晶質形成材料がTi−Si、Ti−Al−M
g、Fe−B系合金などでもよく、また窒素ガス、酸素
を炭素に変えてもよい。
【0028】
【発明の効果】以上のように、本発明の傾斜機能薄膜
は、機械的、電気的に優れた特性を示すとともにセラミ
ック材料の欠点である脆性を緩和することができるの
で、電気電子材料、高強度材料、耐高温材料などとして
使用でき、産業上の種々の用途に供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の薄膜を製作するのに適した装置の説明
図である。
【図2】実施例の薄膜のX線回折結果を示すグラフであ
る。
【図3】実施例の薄膜の図2とは逆方向のX線回折結果
を示すグラフである。
【図4】実施例の機械的特性を示すグラフである。
【図5】実施例の電気的特性を示すグラフである。
【図6】他の実施例の機械的特性を示すグラフである。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 C04B 35/58 106 C22C 1/00 M C22C 1/00 32/00 Z 32/00 45/00 45/00 C23C 14/08 Z C23C 14/08 16/32 16/32 16/34 16/34 16/40 16/40 C04B 35/56 Z (72)発明者 増本 健 宮城県仙台市青葉区上杉3丁目8−22 (72)発明者 井上 明久 宮城県仙台市青葉区川内無番地川内住宅 11−806 (72)発明者 野崎 勝敏 埼玉県和光市中央1−4−1 株式会社 本田技術研究所内 (72)発明者 山形 寛 富山県中新川郡立山町道源寺1008 (72)発明者 山口 正志 宮城県仙台市太白区鹿野3−24−23 (56)参考文献 特開 昭63−122533(JP,A) 特開 平2−221364(JP,A)

Claims (5)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 少なくとも体積率で50%以上の非晶質
    相を有する非晶質合金材料とこの非晶質合金材料の成分
    を有する結晶質材料とから構成され、非晶質合金材料表
    面から非晶質合金材料中の結晶質材料の体積比が連続的
    に変化し最終的にその表面が少なくとも窒化物、酸化物
    または炭化物を含む結晶質材料により形成されているこ
    とを特徴とする傾斜機能薄膜。
  2. 【請求項2】 上記結晶質材料が窒化物、酸化物または
    炭化物によりなるセラミック成分と均一微細に分散され
    ている金属成分とからなる請求項1記載の傾斜機能薄
    膜。
  3. 【請求項3】 非晶質合金材料が一般式;AlaMbL
    nc (ただし、M:V,Cr,Mn,Fe,Co,Ni,C
    u,Zr,Ti,Mo,W,Ca,Li,Mgから選ば
    れる一種もしくは二種以上の元素、Ln:Y,La,C
    e,Sm,Nd,Hf,Nb,Taから選ばれる一種も
    しくは二種以上の元素またはMm〈ミッシュメタル〉、
    a、b、cは原子パーセントで50≦a≦95、0.5
    ≦b≦35、0.5≦c≦25)である請求項1記載の
    傾斜機能薄膜。
  4. 【請求項4】 上記非晶質合金材料が一般式:Ti
    100-aSiaで示され、aは原子パーセントで10≦a≦
    25である請求項1記載の傾斜機能薄膜。
  5. 【請求項5】 上記非晶質合金材料が一般式:Ti
    100-a-bSiab(ただし、Mは遷移金属元素から選ば
    れる1種もしくは2種以上の元素、a、b、cは原子パ
    ーセントで10≦a≦25、0<b≦50)である請求
    項1記載の傾斜機能薄膜。
JP3234803A 1991-09-13 1991-09-13 傾斜機能薄膜 Expired - Lifetime JP2696015B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP3234803A JP2696015B2 (ja) 1991-09-13 1991-09-13 傾斜機能薄膜

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP3234803A JP2696015B2 (ja) 1991-09-13 1991-09-13 傾斜機能薄膜

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH05339702A JPH05339702A (ja) 1993-12-21
JP2696015B2 true JP2696015B2 (ja) 1998-01-14

Family

ID=16976635

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP3234803A Expired - Lifetime JP2696015B2 (ja) 1991-09-13 1991-09-13 傾斜機能薄膜

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2696015B2 (ja)

Families Citing this family (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP3745177B2 (ja) * 1999-11-18 2006-02-15 Ykk株式会社 表面硬化した非晶質合金製成形品及びその製造方法
JP4804505B2 (ja) * 2001-03-27 2011-11-02 三洋電機株式会社 スパッタ装置及び成膜方法
CN111441027B (zh) * 2020-05-28 2022-01-11 上海大学 Fe70Nb10B20非晶合金薄膜的表面改性方法
KR102619933B1 (ko) * 2021-11-30 2024-01-04 주식회사 이엠엘 Ti계 비정질, 결정질 합금 및 나노복합코팅
CN115449760B (zh) * 2022-08-01 2024-04-02 香港城市大学深圳福田研究院 一种聚合物复合材料及其制备方法

Family Cites Families (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US4777090A (en) * 1986-11-03 1988-10-11 Ovonic Synthetic Materials Company Coated article and method of manufacturing the article
JPH02221364A (ja) * 1989-02-22 1990-09-04 Toshiba Ceramics Co Ltd 非酸化物セラミックスコーティング材料

Also Published As

Publication number Publication date
JPH05339702A (ja) 1993-12-21

Similar Documents

Publication Publication Date Title
KR101508159B1 (ko) 적어도 하나의 다중 산화물의 혼합 결정층을 포함하는 층 시스템
JP3072738B2 (ja) 高融点金属皮膜の形態を改善する方法
JP3027502B2 (ja) 耐摩耗性非晶質硬質膜及びその製造方法
Quadakkers et al. Composition, structure and protective properties of alumina scales on iron-based oxide dispersion strengthened alloys
EP0354391B1 (en) Corrosion-resistant and heatresistant aluminum-based alloy thin film and process for producing the same
JP2696015B2 (ja) 傾斜機能薄膜
JP2019147986A (ja) ステンレス鋼材、構成部材、セルおよび燃料電池スタック
Roliński Isothermal and cyclic plasma nitriding of titanium alloys
Hilton et al. TiN coatings on M2 steel produced by plasma-assisted chemical vapor deposition
Sribalaji et al. Role of silicon carbide in phase-evolution and oxidation behaviors of pulse electrodeposited nickel-tungsten coating
JP3281173B2 (ja) 高硬度薄膜及びその製造方法
Geng et al. Hybrid deposition of Cr–O/Al–O hard coatings combining cathodic arc evaporation and high power impulse magnetron sputtering
JP3214937B2 (ja) ダイヤモンド類被覆部材の製造方法
JP3260157B2 (ja) ダイヤモンド類被覆部材の製造方法
Miyamura et al. Ion-nitriding behaviour of Fe-Ti alloys in the α-phase region
GB2224288A (en) Improvements in and relating to hafnium-containing alloy steels
JP2611633B2 (ja) 窒化クロム膜被覆基体の製造方法
Makishi et al. Feature of M Phase Formed by Plasma Nitriding of Ni-base Alloys–Surface Engineering of Ni-base Alloys by Means of Plasma Nitriding
JPH0774449B2 (ja) ダイヤモンド被覆水素脆性金属の製造方法
Moritz Effect of Si alloying on Ti (Al) N hard coatings
Hopkins A study of nitrogen-containing, high manganese austenitic stainless steel coatings deposited by sputter PVD
Fawey et al. Effect of Triple Treatment on the Surface Structure and Hardness of 304 Austenitic Stainless Steel
JP2024516630A (ja) 炭素被覆電極
NAKATA TAKASHI MAKISHI
JPH06122958A (ja) 傾斜機能薄膜