JP2695747B2 - 吸着型酸素濃縮器 - Google Patents
吸着型酸素濃縮器Info
- Publication number
- JP2695747B2 JP2695747B2 JP5321702A JP32170293A JP2695747B2 JP 2695747 B2 JP2695747 B2 JP 2695747B2 JP 5321702 A JP5321702 A JP 5321702A JP 32170293 A JP32170293 A JP 32170293A JP 2695747 B2 JP2695747 B2 JP 2695747B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- adsorption
- pump means
- compressor
- discharge
- oxygen concentrator
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Fee Related
Links
Classifications
-
- C—CHEMISTRY; METALLURGY
- C01—INORGANIC CHEMISTRY
- C01B—NON-METALLIC ELEMENTS; COMPOUNDS THEREOF; METALLOIDS OR COMPOUNDS THEREOF NOT COVERED BY SUBCLASS C01C
- C01B13/00—Oxygen; Ozone; Oxides or hydroxides in general
- C01B13/02—Preparation of oxygen
Landscapes
- Chemical & Material Sciences (AREA)
- Organic Chemistry (AREA)
- Inorganic Chemistry (AREA)
- Respiratory Apparatuses And Protective Means (AREA)
- Oxygen, Ozone, And Oxides In General (AREA)
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明は、吸着型酸素濃縮器に関
し、特に小型化、コンパクト化および軽量化を図れるよ
うにした吸着型酸素濃縮器に関するものである。
し、特に小型化、コンパクト化および軽量化を図れるよ
うにした吸着型酸素濃縮器に関するものである。
【０００２】
【従来の技術】近年ぜんそく、肺気腫症、慢性気管支炎
などの呼吸器系気管の疾患に苦しむ患者が増加する傾向
にあると言われているが、その治療法で最も効果的なも
のの一つに酸素吸入法がある。かかる酸素吸入法とは、
酸素ガスあるいは酸素富化空気を患者に吸入させるもの
であって、その酸素ガスや酸素富化空気の供給源として
酸素ガスボンベが従来より用いられていたが、近年空気
中から酸素濃縮気体を分離する酸素濃縮器が開発されて
からは、使用時の便利さや保守管理の容易さから次第に
普及するようになってきている。
などの呼吸器系気管の疾患に苦しむ患者が増加する傾向
にあると言われているが、その治療法で最も効果的なも
のの一つに酸素吸入法がある。かかる酸素吸入法とは、
酸素ガスあるいは酸素富化空気を患者に吸入させるもの
であって、その酸素ガスや酸素富化空気の供給源として
酸素ガスボンベが従来より用いられていたが、近年空気
中から酸素濃縮気体を分離する酸素濃縮器が開発されて
からは、使用時の便利さや保守管理の容易さから次第に
普及するようになってきている。
【０００３】酸素濃縮器としては主に、酸素選択透過性
膜を用いた膜型酸素濃縮器と、窒素または酸素を選択的
に吸着し得る吸着剤を用いた吸着型酸素濃縮器の２種類
があるが、本発明は吸着型酸素濃縮器について改善を加
えようとするものである。従来の吸着型酸素濃縮器とし
ては、例えば図13の回路図に示すように、吸気路101
と、吸着タンク102 を介在させた酸素供給路103 と、排
気路104 と、２台の圧縮機105 ・106 と、五方弁107 と
を備え、外気を吸気路101 および五方弁107を介して圧
縮機105 ・106 に吸入させ、圧縮した空気を圧縮機105
・106 から五方弁107 を介して酸素供給路103 に吐出
し、吸着タンク102 内の窒素吸着剤に窒素を吸着させて
酸素濃度の高い気体を得るように構成されている。
膜を用いた膜型酸素濃縮器と、窒素または酸素を選択的
に吸着し得る吸着剤を用いた吸着型酸素濃縮器の２種類
があるが、本発明は吸着型酸素濃縮器について改善を加
えようとするものである。従来の吸着型酸素濃縮器とし
ては、例えば図13の回路図に示すように、吸気路101
と、吸着タンク102 を介在させた酸素供給路103 と、排
気路104 と、２台の圧縮機105 ・106 と、五方弁107 と
を備え、外気を吸気路101 および五方弁107を介して圧
縮機105 ・106 に吸入させ、圧縮した空気を圧縮機105
・106 から五方弁107 を介して酸素供給路103 に吐出
し、吸着タンク102 内の窒素吸着剤に窒素を吸着させて
酸素濃度の高い気体を得るように構成されている。
【０００４】また、窒素の吸着によって処理能力が低下
した窒素吸着剤を活性化して再使用するため、五方弁10
7 を切り換えて、吸着タンク102 内の気体を五方弁107
を介して圧縮機105 ・106 に吸入させて、吸着剤から窒
素を取り戻し、圧縮機105 ・106 から五方弁107 および
排気路104 から大気中に放出するように構成されてい
る。
した窒素吸着剤を活性化して再使用するため、五方弁10
7 を切り換えて、吸着タンク102 内の気体を五方弁107
を介して圧縮機105 ・106 に吸入させて、吸着剤から窒
素を取り戻し、圧縮機105 ・106 から五方弁107 および
排気路104 から大気中に放出するように構成されてい
る。
【０００５】図14の斜視図に示すように、２台の圧縮機
105 ・106 は同軸心状に配置され、五方弁107 の圧縮機
側出口Ａが例えばナイロン製の配管108 を介して１段目
の圧縮機105 の吸気室109 に外端側から接続され、この
１段目の圧縮機105 の吸気室109 が吸気側パイプ110 を
介して２段目の圧縮機106 の吸気室111 に連通されてい
る。
105 ・106 は同軸心状に配置され、五方弁107 の圧縮機
側出口Ａが例えばナイロン製の配管108 を介して１段目
の圧縮機105 の吸気室109 に外端側から接続され、この
１段目の圧縮機105 の吸気室109 が吸気側パイプ110 を
介して２段目の圧縮機106 の吸気室111 に連通されてい
る。
【０００６】また、１段目の圧縮機105 の吐出室112 は
別の吐出側パイプ113 を介して２段目の圧縮機106 の吐
出室114 に連通され、２段目の圧縮機105 の外端側に例
えば銅製の配管115 を介して五方弁105 のに圧縮機側入
口Ｂが接続される。
別の吐出側パイプ113 を介して２段目の圧縮機106 の吐
出室114 に連通され、２段目の圧縮機105 の外端側に例
えば銅製の配管115 を介して五方弁105 のに圧縮機側入
口Ｂが接続される。
【０００７】
【発明が解決しようとする課題】つまり、五方弁107 か
ら各圧縮機105 ・106 を経て五方弁107 に戻る回路の長
さは、配管108 の長さ、１段目の圧縮機105 の吸気室10
9 または吐出室112 の長さ、吸気側パイプ110 または吐
出側パイプ113 の長さ、２段目の圧縮機106 の吸気室11
1 または吐出室114 の長さ、および配管115 の長さの合
計長さとなり、非常に長く、流路抵抗が大きい。
ら各圧縮機105 ・106 を経て五方弁107 に戻る回路の長
さは、配管108 の長さ、１段目の圧縮機105 の吸気室10
9 または吐出室112 の長さ、吸気側パイプ110 または吐
出側パイプ113 の長さ、２段目の圧縮機106 の吸気室11
1 または吐出室114 の長さ、および配管115 の長さの合
計長さとなり、非常に長く、流路抵抗が大きい。
【０００８】このため、各圧縮機105 ・106 が介在し，
配管108 ・115 を各圧縮機105・106の外端側に接続して
いるため、全体として配管が複雑になり、軽量化および
コンパクト化を図る上で不利になるという問題がある。
本発明は、このような問題を解決し、圧縮機まわりの配
管を簡略化して、コンパクトな吸着型酸素濃縮器を提供
することを目的とするものである。
配管108 ・115 を各圧縮機105・106の外端側に接続して
いるため、全体として配管が複雑になり、軽量化および
コンパクト化を図る上で不利になるという問題がある。
本発明は、このような問題を解決し、圧縮機まわりの配
管を簡略化して、コンパクトな吸着型酸素濃縮器を提供
することを目的とするものである。
【０００９】
【課題を解決するための手段】本発明は、吸気路と、酸
素吸着タンクを介在させた酸素供給路と、排気路と、２
台の圧縮機と、五方弁とを備え、五方弁に２台の圧縮機
が並列に接続される吸着型酸素濃縮器において、上記の
目的を達成するため、次のような手段を講じている。
素吸着タンクを介在させた酸素供給路と、排気路と、２
台の圧縮機と、五方弁とを備え、五方弁に２台の圧縮機
が並列に接続される吸着型酸素濃縮器において、上記の
目的を達成するため、次のような手段を講じている。
【００１０】すなわち、両圧縮機の吸気室どうしを連通
する吸気側パイプの中間部に上記五方弁の圧縮機側入口
を接続するとともに、両圧縮機の吐出室どうしを連通す
る吐出側パイプの中間部に上記五方弁の圧縮機側出口を
接続することを特徴とする。
する吸気側パイプの中間部に上記五方弁の圧縮機側入口
を接続するとともに、両圧縮機の吐出室どうしを連通す
る吐出側パイプの中間部に上記五方弁の圧縮機側出口を
接続することを特徴とする。
【００１１】
【作用】本発明においては、このように構成することに
より、五方弁から各圧縮機の吸気室に至る流路長および
各圧縮機の吐出室から五方弁に至る流路長が短くなり、
流路抵抗が小さくなるとともに、これらの流路が両圧縮
機の間に設けられることになる。
より、五方弁から各圧縮機の吸気室に至る流路長および
各圧縮機の吐出室から五方弁に至る流路長が短くなり、
流路抵抗が小さくなるとともに、これらの流路が両圧縮
機の間に設けられることになる。
【００１２】
【実施例】以下に本発明の実施例を図面に基づいて具体
的に説明するが、本発明は、これらの実施例に限定され
るものではなく、本明細書および添付された図面から明
らかになる本発明の真に意図する範囲全体に広くおよぶ
ものである。図１の回路図に示すように、本発明の一実
施例に係る吸着型酸素濃縮器は、吸気路１と、吸着タン
ク２を介在させた酸素供給路３と、排気路４と、２台の
圧縮機５・６と、五方弁７とを備え、五方弁７の吸入口
Ｐに吸気路１が、第１吐出口Ｒ１に酸素供給路３が、第
２吐出口Ｒ２に排気路４がそれぞれ接続される。
的に説明するが、本発明は、これらの実施例に限定され
るものではなく、本明細書および添付された図面から明
らかになる本発明の真に意図する範囲全体に広くおよぶ
ものである。図１の回路図に示すように、本発明の一実
施例に係る吸着型酸素濃縮器は、吸気路１と、吸着タン
ク２を介在させた酸素供給路３と、排気路４と、２台の
圧縮機５・６と、五方弁７とを備え、五方弁７の吸入口
Ｐに吸気路１が、第１吐出口Ｒ１に酸素供給路３が、第
２吐出口Ｒ２に排気路４がそれぞれ接続される。
【００１３】また、五方弁７の圧縮機側出口Ａに分岐路
８を介して各圧縮機５・６の吸気室９・10が並列に接続
され、圧縮機側入口Ｂに集合路11を介して各圧縮機５・
６の吐出室12・13が並列に接続される。上記五方弁７
は、図２および図３の各構成図に示すように、弁箱14内
に２つの切替弁15・16を有し、第１の切替弁15は圧縮機
側入口Ｂと第１吐出口Ｒ１と第２吐出口Ｒ２とに接続切
替えし、第２の切替弁16は圧縮機側出口Ａに吸気口Ｐと
第１吐出口Ｒ１とを接続切替えするように構成されてい
る。
８を介して各圧縮機５・６の吸気室９・10が並列に接続
され、圧縮機側入口Ｂに集合路11を介して各圧縮機５・
６の吐出室12・13が並列に接続される。上記五方弁７
は、図２および図３の各構成図に示すように、弁箱14内
に２つの切替弁15・16を有し、第１の切替弁15は圧縮機
側入口Ｂと第１吐出口Ｒ１と第２吐出口Ｒ２とに接続切
替えし、第２の切替弁16は圧縮機側出口Ａに吸気口Ｐと
第１吐出口Ｒ１とを接続切替えするように構成されてい
る。
【００１４】なお、これらの切替弁15・16はそれぞれソ
レノイド17・18によって駆動される。上記五方弁７の吸
入口Ｐ、圧縮機側出口Ａ、圧縮機側入口Ｂ、第１吐出口
Ｒ１および第２吐出口Ｒ２はいずれも弁箱14の下面に開
口させてあり、図４の斜視図に示すように、この弁箱14
の下面と、両圧縮機５・６の吸気室９・10および吐出室
12・13の間に組み込まれるブロック19が設けられる。
レノイド17・18によって駆動される。上記五方弁７の吸
入口Ｐ、圧縮機側出口Ａ、圧縮機側入口Ｂ、第１吐出口
Ｒ１および第２吐出口Ｒ２はいずれも弁箱14の下面に開
口させてあり、図４の斜視図に示すように、この弁箱14
の下面と、両圧縮機５・６の吸気室９・10および吐出室
12・13の間に組み込まれるブロック19が設けられる。
【００１５】図５の縦断正面図に示すように、このブロ
ック19内には、両圧縮機５・６の吸気室９・10どうしを
連通させる吸気側パイプ20が挿通される分配室21と、ブ
ロック19の上面の圧縮機側出口Ａに対応する位置に開口
するとともに上記分配室21に開口する出口通路22とが形
成され、上記吸気側パイプ20の中間部にはこの吸気側パ
イプ20の内部空間と分配室21とを連通させる吸気側通気
孔23が形成される。
ック19内には、両圧縮機５・６の吸気室９・10どうしを
連通させる吸気側パイプ20が挿通される分配室21と、ブ
ロック19の上面の圧縮機側出口Ａに対応する位置に開口
するとともに上記分配室21に開口する出口通路22とが形
成され、上記吸気側パイプ20の中間部にはこの吸気側パ
イプ20の内部空間と分配室21とを連通させる吸気側通気
孔23が形成される。
【００１６】また、図６の縦断側面図に示すように、上
記ブロック19内には、両圧縮機５・６の吐出室12・13ど
うしを連通させる吐出側パイプ24が挿通される集合室25
と、ブロック19の上面の圧縮機側入口Ｂに対応する位置
に開口するとともに上記集合室25に開口する出口通路26
とが形成され、上記吐出側パイプ24の中間部にはこの吐
出側パイプ24の内部空間と集合室25とを連通させる吐出
側通気孔27が形成される。
記ブロック19内には、両圧縮機５・６の吐出室12・13ど
うしを連通させる吐出側パイプ24が挿通される集合室25
と、ブロック19の上面の圧縮機側入口Ｂに対応する位置
に開口するとともに上記集合室25に開口する出口通路26
とが形成され、上記吐出側パイプ24の中間部にはこの吐
出側パイプ24の内部空間と集合室25とを連通させる吐出
側通気孔27が形成される。
【００１７】さらに、図７の平面図および図８の分解斜
視図に示すように、このブロック19内には、吸気路１を
吸気口Ｐに接続する吸気接続路28、第１吐出口Ｒ１を酸
素供給路３に接続する酸素供給接続路29および第２吐出
口Ｒ２を排気路４に接続する排気接続路30が形成され
る。なお、図１および図４に示すように、上記吸気路１
の端末にはフィルタ31と逆止弁32とを直列接続したマフ
ラー33が接続される。
視図に示すように、このブロック19内には、吸気路１を
吸気口Ｐに接続する吸気接続路28、第１吐出口Ｒ１を酸
素供給路３に接続する酸素供給接続路29および第２吐出
口Ｒ２を排気路４に接続する排気接続路30が形成され
る。なお、図１および図４に示すように、上記吸気路１
の端末にはフィルタ31と逆止弁32とを直列接続したマフ
ラー33が接続される。
【００１８】この吸着型酸素濃縮器では、上記のように
構成しているので、五方弁７から各圧縮機５・６の吸気
室９・10に至る流路長および各圧縮機５・６の吐出室12
・13から五方弁７に至る流路長が従来例に比べると著し
く短くなり、流路抵抗が小さくなる。したがって、各圧
縮機５・６として小能力で小型のものを用いることがで
き、全体を小型、軽量、コンパクトにできる。
構成しているので、五方弁７から各圧縮機５・６の吸気
室９・10に至る流路長および各圧縮機５・６の吐出室12
・13から五方弁７に至る流路長が従来例に比べると著し
く短くなり、流路抵抗が小さくなる。したがって、各圧
縮機５・６として小能力で小型のものを用いることがで
き、全体を小型、軽量、コンパクトにできる。
【００１９】また、これらの流路が両圧縮機５・６の外
側に張り出すことなく、両圧縮機５・６および五方弁７
の間に設けられるブロック19内に設けられるので、全体
をさらに小型、軽量、コンパクトにできる。さらに、各
部品の組み付けが簡単になり、コストダウンを図れると
ともに、五方弁７と圧縮機５・６とを接続するこれらの
流路の出っ張りをなくせるので、他物が衝突して流路が
破断されることを防止できる。
側に張り出すことなく、両圧縮機５・６および五方弁７
の間に設けられるブロック19内に設けられるので、全体
をさらに小型、軽量、コンパクトにできる。さらに、各
部品の組み付けが簡単になり、コストダウンを図れると
ともに、五方弁７と圧縮機５・６とを接続するこれらの
流路の出っ張りをなくせるので、他物が衝突して流路が
破断されることを防止できる。
【００２０】なお、この実施例においては、圧縮機側出
口Ａを両圧縮機５・６の吸気室９・10に接続する通路お
よび各圧縮機５・６の吐出室12・13を圧縮機側入口Ｂに
接続する通路がブロック19内で分岐するように構成して
いるが、ブロック19内に圧縮機側出口Ａを各圧縮機５・
６の吸気室９・10に個別に接続する２つの吸気側通路と
各両圧縮機５・６の吐出室12・13を個別に圧縮機側入口
Ｂに接続する２つの吐出側通路とを形成し、圧縮機側出
口Ａを両圧縮機５・６の吸気室９・10に接続する通路お
よび各圧縮機５・６の吐出室12・13を圧縮機側入口Ｂに
接続する通路が五方弁７とブロック19との接合部で分岐
されるようにしてもよい。
口Ａを両圧縮機５・６の吸気室９・10に接続する通路お
よび各圧縮機５・６の吐出室12・13を圧縮機側入口Ｂに
接続する通路がブロック19内で分岐するように構成して
いるが、ブロック19内に圧縮機側出口Ａを各圧縮機５・
６の吸気室９・10に個別に接続する２つの吸気側通路と
各両圧縮機５・６の吐出室12・13を個別に圧縮機側入口
Ｂに接続する２つの吐出側通路とを形成し、圧縮機側出
口Ａを両圧縮機５・６の吸気室９・10に接続する通路お
よび各圧縮機５・６の吐出室12・13を圧縮機側入口Ｂに
接続する通路が五方弁７とブロック19との接合部で分岐
されるようにしてもよい。
【００２１】本発明の他の実施例に係る吸着型酸素濃縮
器では、図９、図10の各断面図、図11の平面図および図
12の分解斜視図に示すように、各圧縮機34・35の吸気室
36・37どうしを連通させる吸気側パイプ38と、各圧縮機
34・35の吐出室39・40どうしを連通させる吐出側パイプ
41とがそれぞれＴ字管で形成される。また、これら吸気
側パイプ38および吐出側パイプ41の上側にブロック42が
設けられ、このブロック42に五方弁43の圧縮機側出口Ａ
と圧縮機側入口Ｂとに対応する２つの位置でそれぞれこ
のブロック42を上下に貫通する出口側通路44と入口側通
路45とが形成され、この出口側通路44に吸気側パイプ38
の分岐部46を、入口側通路45に吐出側パイプ41の集合部
47をそれぞれ気密状に内嵌させている。
器では、図９、図10の各断面図、図11の平面図および図
12の分解斜視図に示すように、各圧縮機34・35の吸気室
36・37どうしを連通させる吸気側パイプ38と、各圧縮機
34・35の吐出室39・40どうしを連通させる吐出側パイプ
41とがそれぞれＴ字管で形成される。また、これら吸気
側パイプ38および吐出側パイプ41の上側にブロック42が
設けられ、このブロック42に五方弁43の圧縮機側出口Ａ
と圧縮機側入口Ｂとに対応する２つの位置でそれぞれこ
のブロック42を上下に貫通する出口側通路44と入口側通
路45とが形成され、この出口側通路44に吸気側パイプ38
の分岐部46を、入口側通路45に吐出側パイプ41の集合部
47をそれぞれ気密状に内嵌させている。
【００２２】なお、図において符号48は吸気接続路、49
は酸素供給接続路、50は排気接続路である。この実施例
のその他の構成、作用ないし効果は上記の一実施例のそ
れらと同様であるので、ここでは重複を避けるためそれ
らの詳細な説明を省略する。
は酸素供給接続路、50は排気接続路である。この実施例
のその他の構成、作用ないし効果は上記の一実施例のそ
れらと同様であるので、ここでは重複を避けるためそれ
らの詳細な説明を省略する。
【００２３】
【発明の効果】以上に説明したように、本発明は、両圧
縮機の吸気室どうしを連通する吸気側パイプの中間部に
上記五方弁の圧縮機側出口を接続するとともに、両圧縮
機の吐出室どうしを連通する吐出側パイプの中間部に上
記五方弁の圧縮機側出口を接続することにより、五方弁
から各圧縮機の吸気室に至る流路長および各圧縮機の吐
出室から五方弁に至る流路長が短くなり、流路抵抗が小
さくなるとともに、これらの流路が両圧縮機の間に設け
られることになる。
縮機の吸気室どうしを連通する吸気側パイプの中間部に
上記五方弁の圧縮機側出口を接続するとともに、両圧縮
機の吐出室どうしを連通する吐出側パイプの中間部に上
記五方弁の圧縮機側出口を接続することにより、五方弁
から各圧縮機の吸気室に至る流路長および各圧縮機の吐
出室から五方弁に至る流路長が短くなり、流路抵抗が小
さくなるとともに、これらの流路が両圧縮機の間に設け
られることになる。
【００２４】その結果、小能力で小型の圧縮機を用い
て、全体を小型、軽量、コンパクトにできるとともに、
流路の出っ張りを無くして、全体を一層小型、軽量、コ
ンパクトできる。また、各部品の組み付けが簡単にな
り、コストダウンを図れるとともに、圧縮機と五方弁と
を接続する流路の出っ張りをなくせるので、他物が衝突
して流路が破断されることを防止できる。
て、全体を小型、軽量、コンパクトにできるとともに、
流路の出っ張りを無くして、全体を一層小型、軽量、コ
ンパクトできる。また、各部品の組み付けが簡単にな
り、コストダウンを図れるとともに、圧縮機と五方弁と
を接続する流路の出っ張りをなくせるので、他物が衝突
して流路が破断されることを防止できる。
【図１】本発明の構成を示す回路図である。
【図２】本発明の一実施例の酸素供給時の五方弁の構成
図である。
図である。
【図３】本発明の一実施例の吸着剤回生時の五方弁の構
成図である。
成図である。
【図４】本発明の一実施例の斜視図である。
【図５】本発明の一実施例の要部の縦断正面図である。
【図６】本発明の一実施例の要部の縦断側面図である。
【図７】本発明の一実施例の要部の平面図である。
【図８】本発明の一実施例の要部の分解斜視図である。
【図９】本発明の他の実施例の要部の縦断正面図であ
る。
る。
【図10】本発明の他の実施例の要部の縦断側面図であ
る。
る。
【図11】本発明の他の実施例の要部の平面図である。
【図12】本発明の他の実施例の要部の分解斜視図であ
る。
る。
【図13】従来例の構成を示す回路図である。
【図14】従来例の斜視図である。
Ａ…圧縮機側出口 Ｂ…圧縮機側入口 １…吸気路 ２…吸着タンク ３…酸素供給路 ４…排気路 ５，６…圧縮機 ７…五方弁 ９，10…吸気室 12，13…吐出室 19…ブロック 20…吸気側パイプ 21…分配室 22…出口通路 23…吸気側通気孔 24…吐出側パイプ 25…集合室 26…入口通路 27…吸気側通気孔 34，35…圧縮機 43…五方弁 36，37…吸気室 39，40…吐出室 38…吸気側パイプ 41…吐出側パイプ 42…ブロック 44…出口側通路 45…入口側通路 46…分岐部 47…集合部
Claims (3)
- 【請求項１】 酸素または窒素を選択的に吸着しうる吸
着剤を充填した１基または２基以上の吸着床と、該吸着
床に連結されたポンプ手段および該吸着床からの酸素濃
縮空気を貯留するためのタンク手段を具備し、該ポンプ
手段により該吸着床における圧力を変動せしめて吸着工
程と脱着工程を繰り返すことにより原料空気から酸素濃
縮空気を取り出すための吸着型酸素濃縮器において、該
ポンプ手段と吸着床を連結するための導管手段の途中に
自動的に作動しうる一体化した多連式ポペット型弁を具
備せしめて該吸着工程と脱着工程とを繰り返すようにし
たもので、該ポンプ手段が一つの電動機で駆動される二
つの圧縮機部を有するものからなり、それぞれの吸気室
と吐出室を連結するパイプ手段を持つ構造であって、該
多連式ポペット型弁と該ポンプ手段の接続が該連結する
パイプ手段の途中であることを特徴とした吸着型酸素濃
縮器。 - 【請求項２】 吸着工程時には、該吸着床に供給される
原料空気が多連式ポペット型弁を通過後、ポンプ手段の
吸気室に入り、圧縮されて吐出室から該多連式ポペット
型弁を通って該吸着床に供給され、脱着工程時には該吸
着床から排出される空気が該多連式ポペット型弁を通っ
て該吸気室に入り、吐出室から該多連式ポペット型弁を
通って系外に排出される流路を持つ吸着型酸素濃縮器に
おいて、該多連式ポペット型弁と該ポンプ手段の接続が
実質上の最短距離を結ぶ連結パイプ手段の途中であるこ
とを特徴とする請求項１記載の吸着型酸素濃縮器。 - 【請求項３】 該多連式ポペット型弁と該ポンプ手段の
接続が実質上の最短距離を結ぶ連結パイプ手段がＴ字の
形状をしたものである請求項１記載の吸着型酸素濃縮
器。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP5321702A JP2695747B2 (ja) | 1993-12-21 | 1993-12-21 | 吸着型酸素濃縮器 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP5321702A JP2695747B2 (ja) | 1993-12-21 | 1993-12-21 | 吸着型酸素濃縮器 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH07172804A JPH07172804A (ja) | 1995-07-11 |
| JP2695747B2 true JP2695747B2 (ja) | 1998-01-14 |
Family
ID=18135478
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP5321702A Expired - Fee Related JP2695747B2 (ja) | 1993-12-21 | 1993-12-21 | 吸着型酸素濃縮器 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2695747B2 (ja) |
Families Citing this family (6)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US20090065007A1 (en) * | 2007-09-06 | 2009-03-12 | Wilkinson William R | Oxygen concentrator apparatus and method |
| BR112015008203A2 (pt) | 2012-10-12 | 2017-07-04 | Inova Labs Inc | método e sistemas para o fornecimento de gás enriquecido de oxigênio. |
| EP2906281B1 (en) | 2012-10-12 | 2018-09-05 | Inova Labs, Inc. | Dual oxygen concentrator systems and methods |
| EP4249104A3 (en) | 2012-10-12 | 2023-10-04 | Inova Labs, Inc. | Oxygen concentrator systems and methods |
| US9440179B2 (en) | 2014-02-14 | 2016-09-13 | InovaLabs, LLC | Oxygen concentrator pump systems and methods |
| WO2017192660A1 (en) | 2016-05-03 | 2017-11-09 | Inova Labs, Inc. | Method and systems for the delivery of oxygen enriched gas |
-
1993
- 1993-12-21 JP JP5321702A patent/JP2695747B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH07172804A (ja) | 1995-07-11 |
Similar Documents
| Publication | Publication Date | Title |
|---|---|---|
| KR100346488B1 (ko) | 단일 베드 압력 스윙 흡착 방법 및 장치 | |
| US7637989B2 (en) | Rapid cycle pressure swing adsorption oxygen concentration method and mechanical valve for the same | |
| US7918925B2 (en) | High output concentrator | |
| EP1362629A1 (en) | Pressure swing adsorption system comprising a pneumatically driven pressure intensifier and a drying apparatus | |
| KR20030033384A (ko) | 산소농축장치의 농축조 | |
| JP2695747B2 (ja) | 吸着型酸素濃縮器 | |
| KR100861550B1 (ko) | 유량제어밸브를 통해 기체의 농도를 제어하는 농축기체발생장치 및 농축기체 발생방법 | |
| CN107073238A (zh) | 氧浓缩装置 | |
| EP0177173B1 (en) | Improved apparatus for the separation of a gaseous mixture | |
| JP3723478B2 (ja) | 濃縮酸素供給装置 | |
| JP2857045B2 (ja) | 酸素濃縮装置 | |
| JP3378949B2 (ja) | 圧力変動式空気分離装置及びその運転方法 | |
| CN208786093U (zh) | 一种医用空气模组式吸附干燥净化机 | |
| WO2007091539A1 (ja) | ガス濃縮装置およびその制御方法 | |
| KR100484549B1 (ko) | 두 개의 진공원을 이용한 산소발생장치 및 방법 | |
| JPH11347336A (ja) | 小型ガス分離装置 | |
| JPH07167B2 (ja) | 酸素濃縮装置 | |
| KR920001511B1 (ko) | 산소 고농도화 장치 | |
| JP2776997B2 (ja) | 酸素濃縮装置 | |
| JPH0691924B2 (ja) | 圧力スイングガス分離装置 | |
| KR20230166457A (ko) | 산소발생기 | |
| KR200375440Y1 (ko) | 기체농축기 | |
| JP2777006B2 (ja) | 酸素濃縮装置 | |
| KR200296832Y1 (ko) | 자동차용 산소 발생기의 흡착제 세정장치 | |
| JPH06210119A (ja) | 酸素濃縮化装置 |
Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |