JP2695296B2 - 計算機 - Google Patents

計算機

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JP2695296B2
JP2695296B2 JP7319291A JP7319291A JP2695296B2 JP 2695296 B2 JP2695296 B2 JP 2695296B2 JP 7319291 A JP7319291 A JP 7319291A JP 7319291 A JP7319291 A JP 7319291A JP 2695296 B2 JP2695296 B2 JP 2695296B2
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文彰 川脇
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、四則演算に限らず、各
種の関数計算を行うことができ、かつ比較的大きな数値
の入力および表示ができるように指数表示を行うことが
できるいわゆる関数電卓などと呼ばれる計算機に関す
る。
【0002】
【従来の技術】近年、四則演算に限らず、各種の関数計
算、たとえば三角関数や対数関数の計算などを行うこと
ができる関数電卓などと称される小形で携帯可能な計算
機が普及している。このような関数電卓では、その電卓
が備える表示画面の表示桁数を超える数値を表示する場
合、指数表示が実行される。たとえば10桁表示の関数
電卓において、たとえば数値として「12345678
9000」を表示する場合、このままでは表示桁数を超
えてしまうので、たとえば「1.23456789 1
1」あるいは「1.2345678911」などと表示し
ている。
【0003】また、一般的に関数電卓では、計算結果を
表示する場合、小数点以下の桁を予め指定すると、その
指定された桁の下1桁の数値を四捨五入して表示を行う
位取り(tabulator;以下、TABと称する)表示を行う
ことができる。たとえば計算機において「8÷9」を計
算した場合、通常は計算結果として「0.888888
888」と表示されるけれども、上記TAB表示機能を
設定し、たとえば小数点以下2桁を指定すると、小数点
以下3桁目の数値である「8」を四捨五入し、計算結果
として「0.89」と表示する。
【0004】さらに上記TAB表示機能は、指数表示の
場合でも同様に実行される。たとえば数値として「1.
23456789 11」に対し、小数点以下2桁のT
AB表示機能を設定すると、小数点以下3桁目の数値で
ある「4」が四捨五入され、表示画面には「1.23
11」と表示される。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】上述の関数電卓には、
予め計算範囲が設定されている。したがって、前記計算
範囲を超える数値を入力することはできず、さらに計算
結果が前記計算範囲を超えた場合には、計算機の表示画
面にはエラーが発生したことを示す「E」というキャラ
クタが表示される。
【0006】下記の表1は、従来の計算機における表示
例を示している。
【0007】
【表1】
【0008】まず、[ON/C]キーを操作して、計算
機の電源をONし、またはそれ以前に計算を行っていた
場合には設定された各種のモードをクリアして初期状態
とする。
【0009】次に、計算結果が「9.99999×10
99」となる計算を実行する。このときの表示モードは、
NORモードであるので、仮数部6桁を表示する。
【0010】続いて、[ON/C]キーを操作して、計
算機を初期状態に戻す。次いで、表示モードを変更する
ために[FSE]キーを操作し、SCI(指数方式表示
モード)を設定する。次に、TAB表示機能を選択し、
小数点以下2桁を指定する。この状態で、表1のNO.
2と同様の計算を実行すると、計算結果は「9.999
99×1099」であるけれども、TAB表示機能によっ
て小数点以下3桁目の数値「9」が四捨五入されるの
で、計算結果は「1.00×10100 」となり、計算範
囲外となり、エラー表示が行われる。
【0011】このように従来の計算機では、エラーが発
生した場合、計算結果自身が計算範囲を超えたことに起
因するエラーなのか、計算結果は計算範囲内であるけれ
どもTAB表示機能における数値の四捨五入によって計
算範囲を超えたことに起因するエラーなのかを判別でき
ない。
【0012】また、計算結果が計算範囲を超えたことに
起因するエラーのみとするためには、TAB表示機能を
一旦解除してから計算を行い、計算結果を表示させてか
ら再度TAB表示機能を再設定するという操作が必要で
ある。
【0013】本発明の目的は、計算結果が予め設定され
る計算範囲内であれば、必ず計算結果を表示することが
できる計算機を提供することである。
【0014】
【課題を解決するための手段】本発明は、予め定める計
算範囲が設定され、予め定める数の表示桁数を有する表
示部を備え、表示すべき数値が表示桁数を超えたとき、
または指数表示モードが設定されたときに指数表示を行
い、さらに指数表示モード設定時には、指定された小数
点以下の桁の下1桁の数値を四捨五入して計算結果を表
示する位取り表示を行うことができる計算機において、
計算結果が計算範囲内であっても、前記位取り表示にお
ける四捨五入によって計算範囲を超えるときは、前記位
取り表示を行わずに計算結果をそのまま表示することを
特徴とする計算機である。
【0015】また本発明は、予め定める計算範囲が設定
され、予め定める数の表示桁数を有する表示部を備え、
表示すべき数値が表示桁数を超えたとき、または指数表
示モードが設定されたときに指数表示を行い、さらに指
数表示モード設定時には、指定された小数点以下の桁の
下1桁の数値を四捨五入して計算結果を表示する位取り
表示を行うことができる計算機において、計算結果が計
算範囲内であっても、前記位取り表示における四捨五入
によって計算範囲を超えるときは、位取り表示における
指定桁数を、四捨五入しても計算範囲を超えない指定桁
数に変更して計算結果を表示することを特徴とする計算
機である。
【0016】
【作用】本発明に従えば、計算結果が計算範囲内であっ
ても、位取り表示における四捨五入によって計算範囲を
超えるときは、位取り表示を解除して、すなわち位取り
表示における四捨五入を行わず、計算結果をそのまま表
示する。これによって、計算結果が計算範囲内であると
きは必ず計算結果が表示されることになり、計算結果が
計算範囲を超えたときのみにエラー表示が行われる。
【0017】また本発明に従えば、計算結果が予め定め
る計算範囲内であっても、位取り表示における四捨五入
によって計算範囲を超えるときは、位取り表示における
指定桁数を、四捨五入しても計算範囲を超えない指定桁
数に変更して位取り表示に基づく計算結果を表示する。
これによって、計算結果が計算範囲内であるときは必ず
計算結果が表示されることになり、計算結果が計算範囲
を超えたときのみにエラー表示が行われる。
【0018】
【実施例】図1は、本発明の一実施例である計算機1の
電気的構成を示すブロック図である。計算機1は、計算
機1全体を制御するCPU(中央演算処理装置)2を備
える。CPU2には、ROM(リードオンリメモリ)3
と、RAM(ランダムアクセスメモリ)4とが接続され
る。ROM3には、計算機1において各種の演算や動作
モードを実現するためのプログラムや、計算機1の各種
制御に必要な定数などが格納される。RAM4には、前
記プログラムの実行時に使用されるワークエリアや、各
種の数値を記憶する記憶領域などが確保される。
【0019】またCPU2には、複数のキーが配列され
るキーマトリクス7が接続される。CPU2には、キー
マトリクス7を走査することによって入力されたキーを
検出する。さらにCPU2には、LCD駆動回路5を介
してLCD(液晶表示装置)6が接続されている。LC
D6は、予め定める桁数の表示画面を備え、キーマトリ
クス7から入力された数値、記号、あるいは計算結果な
どが表示される。
【0020】図2は、計算機1のキー配列などを示す平
面図である。計算機1の上部には、入力した数値や計算
結果を表示するLCD(液晶表示装置)6が配置され
る。LCD6は、10桁の仮数部表示部6aと、2桁の
指数部表示部6bと、計算機1における設定モードなど
を示すシンボルを表示するシンボル表示部6cとで構成
される。
【0021】LCD6の下方側には、複数のキーが配置
される。ON/Cキー11は、計算機1の電源のONあ
るいは計算結果の表示および計算機1内部の設定状態を
クリアして初期状態に設定するためのキーであり、FS
Eキー12は、計算機1における後述する各種表示モー
ドを設定するためのキーであり、TABキー13はTA
B表示機能を設定するとともに、小数点以下の表示桁数
を設定するためのキーである。
【0022】sinキー14は、正弦関数を求めるため
のキーであり、cosキー15は余弦関数を求めるため
のキーであり、tanキー16は正接関数を求めるキー
である。指数部指定キー17は、数値を指数表示で入力
する際に指数部を入力するためのキーであり、セカンド
ファンクションキー18は計算機1における各種機能設
定を行う際に操作するキーである。
【0023】置数キー19は、数値を入力するためのキ
ーであり、[0]キー〜[9]キー、入力値の正負を反
転させる[+/−]キー、小数点を入力する[・]キー
から構成される。
【0024】演算記号キー20は、四則演算記号を入力
するためのキーであり、[÷]キー、[×]キー、
[+]キー、[−]キーから構成される。イコールキー
21は、四則演算などの演算の実行を指示するキーであ
る。
【0025】またメモリ計算キー22は、計算機1にお
いてメモリ計算を行う際に操作するキーであり、[X→
M]キーはLCD6に表示された数値を計算機1内部の
メモリに格納するキーであり、[RM]キーは前記メモ
リに格納された数値を読出してLCD6に表示するキー
であり、[M+]キーはLCD6に表示されている数値
を既に前記メモリに格納されている数値に加算して加算
結果を新たに前記メモリに格納するキーである。
【0026】表2は、計算機1におけるTAB表示機能
を使用する際の具体的なキー操作および表示例を示して
いる。
【0027】
【表2】
【0028】まずON/Cキー11を操作して、計算機
1の電源をONあるいは計算機1内部の各種の設定条件
をクリアして初期状態に設定する。この状態での表示モ
ードはNORモードであり、このNORモードにおいて
は、計算結果xが下記の数1に示す範囲内であれば指数
部なしの表示を行う。また、小数点以下は、TAB表示
機能が設定されていないため、仮数部最大10桁の表示
を行う。
【0029】
【数1】 0.000000001≦|x|≦9999999999. 上述のNORモードにおいて割算である「8÷9」を実
行すると、計算結果は上記数1の範囲内であるので、指
数部なしの表示が行われる。
【0030】続いてON/Cキー11を操作して計算機
1を初期状態に設定する。次いでFSEキー12を1回
操作すると、計算機1ではFIXモード(固定小数点方
式表示モード)が設定される。この表示モードは、FS
Eキー12を操作する毎に、FIXモード→SCIモー
ド→ENGモード→NORモード→FIXモード…とロ
ーテーションしながら変更される。
【0031】表示モードがFIXモード、SCIモー
ド、ENGモードである場合に、セカンドファンクショ
ンキー18、TABキー13の操作に続いて置数キー1
9から「0」〜「9」の入力操作を行うと、TAB表示
機能が設定され、小数点以下の表示桁数をそれぞれ0桁
〜9桁に設定できる。表2に示す操作例では、表示桁数
を2桁に設定している。なお、NORモードでは、TA
B表示機能の設定およびTAB表示機能は実行されな
い。
【0032】小数点以下2桁のTAB表示機能が設定さ
れた状態で、表2のNO.2と同様の計算である「8÷
9」を行うと、計算機1内部には仮数部10桁を全て記
憶しているけれども、表示される計算結果はTAB値の
設定に従って小数点以下2桁の表示となる。このとき小
数点以下3桁目の数値が四捨五入され、したがって計算
結果として「0.89」と表示される。
【0033】次いでFSEキー12を操作し、SCIモ
ード(指数方式表示モード)を設定すると、仮数部とし
て「8.89」が表示され、指数部として「−01」が
表示される。このSCIモードでは、計算結果は必ず指
数表示とされる。たとえば計算結果が「1000」であ
る場合は、「1.00 2(1.00×102 )」と表
示され、計算結果が「0.00123」であれば、
「1.23−3(1.23×10-3)」と表示される。
【0034】さらにFSEキー12を操作すると、EN
Gモード(工学的指数方式表示モード)が設定される。
このENGモードでは、計算結果を必ず指数表示とし、
かつ指数部が3の倍数となるように選ばれる。
【0035】再びFSEキー12を操作するとNORモ
ードに設定され、指数部なしの仮数部のみの表示が行わ
れる。
【0036】さらにまたFSEキー12を操作すると、
FIXモードが設定され、かつ小数点以下2桁のTAB
表示機能が設定されているので、表2のNO.6のとき
の同様の表示形態となる。
【0037】図3は、計算機1のCPU2におけるTA
B表示時の処理を説明するためのフローチャートであ
る。計算機1において任意の計算が行われると、計算結
果Xは計算結果記憶用レジスタXregに格納され、ス
テップa1では後述する表示処理によって内部真値(仮
数部10桁)が破壊されないように、計算結果Xを内部
真値TとしてテンポラリレジスタTregに退避させ
る。
【0038】ステップa2では、計算機1において現在
設定されている表示モードの判定が行われる。FIXモ
ード、SCIモード、ENGモードであるときはステッ
プa3に進み、NORモードであるときはステップa6
に進む。
【0039】ステップa3では、レジスタXregに記
憶された数値に対してTAB処理を行う。すなわち、T
AB表示で設定された小数点以下の桁数の1桁下の数値
を四捨五入し、その結果をレジスタXregに格納す
る。
【0040】ステップa4では、レジスタXregの格
納数値が予め定める計算範囲内であるかどうかが判断さ
れる。計算範囲外であればステップa5に進み、計算範
囲内であればステップa6に進む。
【0041】ステップa5では、ステップa1において
テンポラリレジスタTregに退避させた内部真値T
を、レジスタXregに格納させる。
【0042】ステップa6では、レジスタXregに格
納された数値に基づいて表示デコード処理が行われる。
その後、ステップa7においてテンポラリレジスタTr
egに格納してある内部真値Tを、レジスタXregに
格納させる。
【0043】下記の表3は、上述の図3に示すフローチ
ャートに従ってTAB表示を行う際の具体的なキー操作
および表示例を示している。
【0044】
【表3】
【0045】まず、ON/Cキー11を操作して、計算
機1の電源をON、あるいは計算機1内部に記憶した数
値や各種の設定状態をクリアして初期状態とする。な
お、本実施例では、計算機1の計算範囲として下記の数
2に示す範囲が設定されているものとする。
【0046】
【数2】|x|≦9.999999999×1099 続いて、計算結果が計算機1の前記計算範囲の最大値と
なる計算を実行する。このとき表示モードはNORモー
ドであるので、TAB表示は行われず、仮数部10桁お
よび指数部2桁を表示する。
【0047】ON/Cキー11を操作して計算機1を初
期状態に設定する。次でFSEキー12を2回操作する
ことによってSCIモードを設定する。続いて、セカン
ドファンクションキー18、TABキー13に続いて置
数キーから「2」を入力することによって、小数点以下
2桁のTAB表示が設定される。この状態で、表3のN
O.2と同様に、計算機1に設定される計算範囲の最大
値となるような計算を実行すると、設定されたTAB機
能によって小数点以下3桁目を四捨五入し仮数部を小数
点以下2桁の数値にする。したがって、計算結果は、
「1.00×10100 」となり、数2に示す計算範囲を
超えてしまうので、TAB機能を働かせないで計算結果
の表示を行う。
【0048】以上のように本実施例によれば、計算結果
が計算範囲内であり、かつTAB機能によって小数点以
下の指定された桁数以下の数値を四捨五入した際に計算
結果が前記計算範囲を超える場合には、TAB機能を実
行せずに、そのまま計算結果を表示する。これによっ
て、計算機1では計算結果が計算範囲を超えた場合だけ
にエラー表示が行われるので、計算機1の操作者はエラ
ーの意味を即座に理解することができる。
【0049】また、従来技術に関連して述べたように、
エラー表示が行われた際にそのエラーが、計算結果が計
算範囲を超えたことに起因するエラーなのか、計算結果
をTAB機能によって四捨五入したことによって計算範
囲を超えたことに起因するエラーなのかを確認するため
の操作を行う必要がなくなり、計算機1の操作性および
利便性が格段に向上する。
【0050】図4は、本発明の他の実施例を説明するた
めのフローチャートである。本実施例では、TAB機能
によって指定された小数点以下の下1桁を四捨五入する
ことによって計算結果が計算範囲を超える場合には、T
AB機能に基づく四捨五入を行っても計算結果が計算範
囲を超えないような指定桁数に変更してTAB表示を実
行する。
【0051】計算機1において任意の計算が行われる
と、計算結果Xは計算結果記憶用レジスタXregに格
納され、ステップb1では後述する表示処理において内
部真値(仮数部10桁)が破壊されないように、計算結
果Xを内部真値TとしてテンポラリレジスタTregに
退避させる。
【0052】ステップb2では、計算機1に設定される
表示モードの判定が行われる。表示モードが、FIXモ
ード、SCIモード、ENGモードである場合はステッ
プb3に進み、NORモードである場合はステップb7
へ進む。
【0053】ステップb3では、TAB機能における小
数点以下の指定桁数を表すTAB値TABを、TAB値
退避用レジスタTABregに退避させる。ステップb
4では、レジスタXregに格納された数値に対してT
AB処理が行われる。すなわち、TAB値TABに基づ
いて、小数点以下の指定された桁数の下1桁の数値を四
捨五入し、その結果を再度レジスタXregに格納す
る。
【0054】ステップb5では、レジスタXregに格
納されている数値が計算機1に設定された計算範囲内で
あるかどうかが判断される。計算範囲内であればステッ
プb6に進み、計算範囲外であればステップb9に進
む。
【0055】ステップb6では、退避用レジスタTAB
regに格納されている数値をTAB値TABに設定す
る。ステップb7では、レジスタXregに格納された
数値に基づいて表示デコード処理が行われる。ステップ
b8では、テンポラリレジスタTregに格納されてい
た内部真値TをレジスタXregに格納する。
【0056】上述のステップb5において、レジスタX
regの数値が計算範囲を超えた場合は、ステップb9
において、まずテンポラリレジスタTregに格納され
ている内部真値TをレジスタXregに格納し、TAB
値TABを「1」だけ増加させ、再びステップb4に戻
り、変更されたTAB値TABに基づいてレジスタXr
egに格納されている数値に対するTAB処理が実行さ
れる。以下、同様にTAB処理を実行した際にレジスタ
Xregに格納された数値が計算範囲を超えないような
TAB値が選択されるまで繰返す。
【0057】下記の表4は、上述の図4に示すフローチ
ャートに従ってTAB処理を実行した際の具体的なキー
操作例および表示例を示している。
【0058】
【表4】
【0059】まず、ON/Cキー11を操作することに
よって計算機1の電源をON、あるいは計算機1内部に
設定されている数値や各種動作モードをクリアして初期
状態とする。続いて、計算結果が「9.99999×1
99」となる計算を実行する。このとき表示モードはN
ORモードであるので、TAB機能は実行されず、小数
点以下5桁を含む仮数部6桁がそのまま表示される。
【0060】次いでON/Cキー11を操作して、計算
機1を初期状態に設定する。続いてFSEキー12を2
回操作して、SCIモードを設定する。さらに、セカン
ドファンクションキー18、TABキー13を操作し、
続いて置数キー19から「2」を入力する。これによっ
て、小数点以下2桁を指定桁数とするTAB機能が設定
される。
【0061】この状態で、表4のNO.2と同様の計算
を実行する。このとき、TAB機能によって小数点以下
3桁目を四捨五入して小数点以下2桁の数値とする。こ
のため、計算結果は「1.00×10100 」となるた
め、TAB機能を実行しても計算結果が計算範囲を超え
ないようなTAB値に変更して表示を行う。本実施例で
は、TAB値は「2」から「5」に変更される。
【0062】本実施例においても前述と同様の効果があ
る。
【0063】
【発明の効果】以上のように本発明によれば、計算結果
が計算範囲内であるときは必ず計算結果が表示されるこ
とになり、計算結果が計算範囲を超えたときのみにエラ
ー表示が行われる。したがって、計算機の操作者はエラ
ー表示が行われたときに、そのエラーが計算結果が予め
設定される計算範囲を超えたことに起因するエラーであ
ることを直ちに認識することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例である計算機1の電気的構成
を示すブロック図である。
【図2】計算機1のキー配列などを示す平面図である。
【図3】計算機1におけるTAB機能実行時の処理を説
明するためのフローチャートである。
【図4】計算機1におけるTAB機能実行時の他の処理
を説明するためのフローチャートである。
【符号の説明】
1 計算機 2 CPU 6 LCD 6a 仮数部表示部 6b 指数部表示部 7 キーマトリクス 12 FSEキー 13 TABキー 18 セカンドファンクションキー 19 置数キー

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 予め定める計算範囲が設定され、予め定
    める数の表示桁数を有する表示部を備え、表示すべき数
    値が表示桁数を超えたとき、または指数表示モードが設
    定されたときに指数表示を行い、さらに指数表示モード
    設定時には、指定された小数点以下の桁の下1桁の数値
    を四捨五入して計算結果を表示する位取り表示を行うこ
    とができる計算機において、計算結果が計算範囲内であ
    っても、前記位取り表示における四捨五入によって計算
    範囲を超えるときは、前記位取り表示を行わずに計算結
    果をそのまま表示することを特徴とする計算機。
  2. 【請求項2】 予め定める計算範囲が設定され、予め定
    める数の表示桁数を有する表示部を備え、表示すべき数
    値が表示桁数を超えたとき、または指数表示モードが設
    定されたときに指数表示を行い、さらに指数表示モード
    設定時には、指定された小数点以下の桁の下1桁の数値
    を四捨五入して計算結果を表示する位取り表示を行うこ
    とができる計算機において、計算結果が計算範囲内であ
    っても、前記位取り表示における四捨五入によって計算
    範囲を超えるときは、位取り表示における指定桁数を、
    四捨五入しても計算範囲を超えない指定桁数に変更して
    計算結果を表示することを特徴とする計算機。
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