JP2695059B2 - 高温超電導導体 - Google Patents
高温超電導導体Info
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- JP2695059B2 JP2695059B2 JP3056675A JP5667591A JP2695059B2 JP 2695059 B2 JP2695059 B2 JP 2695059B2 JP 3056675 A JP3056675 A JP 3056675A JP 5667591 A JP5667591 A JP 5667591A JP 2695059 B2 JP2695059 B2 JP 2695059B2
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- superconducting wire
- superconducting
- high temperature
- resin
- groove
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
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Classifications
-
- Y—GENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
- Y02—TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
- Y02E—REDUCTION OF GREENHOUSE GAS [GHG] EMISSIONS, RELATED TO ENERGY GENERATION, TRANSMISSION OR DISTRIBUTION
- Y02E40/00—Technologies for an efficient electrical power generation, transmission or distribution
- Y02E40/60—Superconducting electric elements or equipment; Power systems integrating superconducting elements or equipment
Landscapes
- Superconductors And Manufacturing Methods Therefor (AREA)
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】この発明は、高温超電導材料を用
いた超電導導体に関するものである。
いた超電導導体に関するものである。
【０００２】
【従来の技術】超電導線材を強度的な面から補強するた
め、ＦＲＰおよびＣＦＲＰなどの補強部材と複合化する
ことが考えられている。
め、ＦＲＰおよびＣＦＲＰなどの補強部材と複合化する
ことが考えられている。
【０００３】このような複合化の方法としては、補強部
材と超電導線材とをテーピングする方法、および補強部
材に超電導線材を接着剤で固定する方法などが検討され
ている。
材と超電導線材とをテーピングする方法、および補強部
材に超電導線材を接着剤で固定する方法などが検討され
ている。
【０００４】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、テープ
状の超電導線をテープまたは接着剤で固定しようとする
場合、テープ状超電導線の厚みが小さいと、テーピング
した際のテープの面圧や、あるいは接着剤へ押付けて接
着させる際の圧などによって、線材に機械的に歪みが加
えられ、超電導線としての性能が低下する場合があっ
た。
状の超電導線をテープまたは接着剤で固定しようとする
場合、テープ状超電導線の厚みが小さいと、テーピング
した際のテープの面圧や、あるいは接着剤へ押付けて接
着させる際の圧などによって、線材に機械的に歪みが加
えられ、超電導線としての性能が低下する場合があっ
た。
【０００５】この発明の目的は、超電導線の性能を低下
させることなく、超電導線を補強することのできる高温
超電導導体を提供することにある。
させることなく、超電導線を補強することのできる高温
超電導導体を提供することにある。
【０００６】
【課題を解決するための手段】この発明の高温超電導導
体は、テープ状の超電導線材と、超電導線材を収容する
ことのできる長手方向に延びた溝部が形成されている支
持部材と、超電導線材の表面に塗布された後、支持部材
の溝部内で硬化し超電導線材を溝部で固定する樹脂部と
を備えている。
体は、テープ状の超電導線材と、超電導線材を収容する
ことのできる長手方向に延びた溝部が形成されている支
持部材と、超電導線材の表面に塗布された後、支持部材
の溝部内で硬化し超電導線材を溝部で固定する樹脂部と
を備えている。
【０００７】
【作用】この発明の高温超電導導体では、超電導線材の
表面に樹脂を塗布し、これを支持部材の溝部内で硬化し
て、超電導線材を樹脂部によって溝部に固定している。
表面に樹脂を塗布し、これを支持部材の溝部内で硬化し
て、超電導線材を樹脂部によって溝部に固定している。
【０００８】このため、従来のようにテーピング際のテ
ープの面圧や、あるいは接着剤への押付けの圧力などが
超電導線材にかかることなく超電導線材を固定すること
ができ、超電導線材の性能を低下させることなく支持部
材と複合化させることができる。
ープの面圧や、あるいは接着剤への押付けの圧力などが
超電導線材にかかることなく超電導線材を固定すること
ができ、超電導線材の性能を低下させることなく支持部
材と複合化させることができる。
【０００９】超電導線材の表面に塗布する樹脂として
は、低粘度の液状樹脂が好ましく、１００００ｃｐｓ以
下の粘度のものが好ましい。また樹脂の種類としては、
たとえばエポキシ系樹脂などを用いることが好ましい。
は、低粘度の液状樹脂が好ましく、１００００ｃｐｓ以
下の粘度のものが好ましい。また樹脂の種類としては、
たとえばエポキシ系樹脂などを用いることが好ましい。
【００１０】表面に樹脂を塗布した超電導線材は、支持
部材の溝部内に設置される。この際の樹脂は、半硬化あ
るいは完全に硬化した後に溝部内に配置することが好ま
しい。
部材の溝部内に設置される。この際の樹脂は、半硬化あ
るいは完全に硬化した後に溝部内に配置することが好ま
しい。
【００１１】この発明では、超電導線材の表面に樹脂を
塗布することによって、無理な機械的歪みを加えること
なく、支持部材の溝部に超電導線材を配置することがで
きる。
塗布することによって、無理な機械的歪みを加えること
なく、支持部材の溝部に超電導線材を配置することがで
きる。
【００１２】
【実施例】図１は、この実施例に用いる超電導線材を示
す斜視図である。図１を参照して、超電導線材１は、超
電導体１ａの回りに銀被覆１ｂを設けることにより構成
されている。超電導体１ａは、ビスマス系の超電導体で
ある。この超電導線材１の厚みは０．１５ｍｍであり、
幅は４．０ｍｍであり、長さは５００ｍｍである。この
超電導線材１を上から吊した状態で、２液エポキシ系樹
脂（スタイキャスト２６５１−４０，グレースジャパン
社製：粘度９，５００ｃｐｓ）を塗布し、８時間放置し
て硬化させた。
す斜視図である。図１を参照して、超電導線材１は、超
電導体１ａの回りに銀被覆１ｂを設けることにより構成
されている。超電導体１ａは、ビスマス系の超電導体で
ある。この超電導線材１の厚みは０．１５ｍｍであり、
幅は４．０ｍｍであり、長さは５００ｍｍである。この
超電導線材１を上から吊した状態で、２液エポキシ系樹
脂（スタイキャスト２６５１−４０，グレースジャパン
社製：粘度９，５００ｃｐｓ）を塗布し、８時間放置し
て硬化させた。
【００１３】図２は、この発明の一実施例を示す斜視図
である。以上のようにして表面にエポキシ系樹脂を塗布
し硬化させた超電導線材１を、支持部材３の溝部３ａ内
に配置し、さらに２液エポキシ系樹脂（スタイキャスト
ＦＴ，グレースジャパン社製：粘度８０，０００ｃｐ
ｓ）により、超電導線材１を支持部材３に接着固定させ
た。エポキシ系樹脂は、硬化して樹脂部２となった。
である。以上のようにして表面にエポキシ系樹脂を塗布
し硬化させた超電導線材１を、支持部材３の溝部３ａ内
に配置し、さらに２液エポキシ系樹脂（スタイキャスト
ＦＴ，グレースジャパン社製：粘度８０，０００ｃｐ
ｓ）により、超電導線材１を支持部材３に接着固定させ
た。エポキシ系樹脂は、硬化して樹脂部２となった。
【００１４】以上のようにして、支持部材に固定した超
電導線材を、液体窒素温度すなわち７７Ｋと室温との間
で冷却および加温させた。このヒートサイクルを３０回
行ない、Ｉｃ（７７．３Ｋ，０Ｔ）を測定した。ヒート
サイクル前は、４０Ａであったものが、ヒートサイクル
後は９５％の３８Ａとなり、性能はほとんど低下しなか
った。
電導線材を、液体窒素温度すなわち７７Ｋと室温との間
で冷却および加温させた。このヒートサイクルを３０回
行ない、Ｉｃ（７７．３Ｋ，０Ｔ）を測定した。ヒート
サイクル前は、４０Ａであったものが、ヒートサイクル
後は９５％の３８Ａとなり、性能はほとんど低下しなか
った。
【００１５】また複数の超電導線材を支持部材に固定さ
せる場合には、たとえば複数の超電導線材を重ねた後、
ガラステープで押さえ巻きし、加熱処理したものを用い
ることが好ましい。加熱温度としては、たとえば、８５
０℃数十時間の加熱が好ましい。
せる場合には、たとえば複数の超電導線材を重ねた後、
ガラステープで押さえ巻きし、加熱処理したものを用い
ることが好ましい。加熱温度としては、たとえば、８５
０℃数十時間の加熱が好ましい。
【００１６】
【発明の効果】以上のように、この発明に従う高温超電
導導体では、超電導線材を樹脂によって支持部材に固定
しているため、従来のようにテーピング際のテープ面圧
や、あるいは接着剤への押圧の圧力などが超電導体にか
かることなく、超電導線材の有する本来の性能を損なう
ことなく支持部材に固定して、補強を行なうことができ
る。
導導体では、超電導線材を樹脂によって支持部材に固定
しているため、従来のようにテーピング際のテープ面圧
や、あるいは接着剤への押圧の圧力などが超電導体にか
かることなく、超電導線材の有する本来の性能を損なう
ことなく支持部材に固定して、補強を行なうことができ
る。
【００１７】この発明の高温超電導導体は、たとえば超
電導コイルなどに用いる電流リードとして用いることが
できる。電流値が数百Ａ程度の超電導線材を用いる場合
には、厚み０．１５ｍｍのテープ状超電導体が１〜２枚
でこれらの要求を満足することができる。
電導コイルなどに用いる電流リードとして用いることが
できる。電流値が数百Ａ程度の超電導線材を用いる場合
には、厚み０．１５ｍｍのテープ状超電導体が１〜２枚
でこれらの要求を満足することができる。
【図１】超電導線材を示す斜視図である。
【図２】この発明の一実施例を示す斜視図である。
１ 超電導線材 １ａ 超電導体 １ｂ 銀被覆 ２ 樹脂部 ３ 支持部材 ３ａ 溝部
Claims (1)
- 【請求項１】 テープ状の超電導線材と、前記超電導線
材を収容することのできる長手方向に延びた溝部が形成
されている支持部材と、前記超電導線材の表面に塗布さ
れた後、前記支持部材の溝部内で硬化し、前記超電導線
材を溝部で固定する樹脂部とを備えた、高温超電導導
体。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP3056675A JP2695059B2 (ja) | 1991-03-20 | 1991-03-20 | 高温超電導導体 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP3056675A JP2695059B2 (ja) | 1991-03-20 | 1991-03-20 | 高温超電導導体 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH04291705A JPH04291705A (ja) | 1992-10-15 |
| JP2695059B2 true JP2695059B2 (ja) | 1997-12-24 |
Family
ID=13034000
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP3056675A Expired - Lifetime JP2695059B2 (ja) | 1991-03-20 | 1991-03-20 | 高温超電導導体 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2695059B2 (ja) |
-
1991
- 1991-03-20 JP JP3056675A patent/JP2695059B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH04291705A (ja) | 1992-10-15 |
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
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Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 19970826 |
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