JP2693158B2 - 送電線事故情報収集方式 - Google Patents

送電線事故情報収集方式

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JP2693158B2 JP62269856A JP26985687A JP2693158B2 JP 2693158 B2 JP2693158 B2 JP 2693158B2 JP 62269856 A JP62269856 A JP 62269856A JP 26985687 A JP26985687 A JP 26985687A JP 2693158 B2 JP2693158 B2 JP 2693158B2
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Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明は、送電線事故情報収集方式、特に無線伝送に
よる送電線事故情報収集方式に関するものである。 [従来の技術] 光ファイバ複合架空地線(OPGWと称す)が高圧送電線
に広く布設されるに伴ない、これを用いた送電線故障監
視システムが実用化されつつある。これは、送電線の本
線(電流が流れる線路)又はOPGWに、電流センサ等を取
付け、送電線に短絡又は地絡事故が発生すると、鉄塔上
等に設置したデータ端末が電流センサ等からの入力によ
り事故を検出し、この情報をOPGWにより監視センタまで
送信し、監視センタにおいて事故発生地点の標定を行う
もので、迅速な標定が可能である。 [発明が解決しようとする問題点] しかし、OPGWが布設されない送電線も当然ながら広範
囲に存在している。これらの送電線において事故が発生
した場合は、保守要員が送電線の全線に沿って、事故点
を探索する方法がとられている。従って、事故点評定に
多くの人員・時間・費用を要する。 このようなOPGWを布設しない従来の送電線において
も、大まかな事故区間が評定できれば、事故点の探索が
容易となる。このため情報収集手段として、OPGWの代り
に無線を用いることが考えられる。即ち、大まかな標定
区間を設け、標定区間の境界ごとに無線通信装置を設置
し、ここから監視センタに対して事故情報を送信するこ
とにより、事故区間標定が可能となる。 しかし、送電線事故情報の収集に無線を用いるには、
次のような問題がある。 第1に、無線のサービス範囲は細長く伸び、監視セン
タと各無線通信装置との間で直接通信を行うためには、
監視センタから離れた地点については大きな無線送信出
力を必要とする。これは経済性及び電波割当ての面で問
題がある。第2に、送電線は山間地の部分が多く、業務
用無線に用いられるVHF帯以上の周波数では、監視セン
タに対して直接送信できない場合が生じ得る。第3に、
電波割当てを受けるための空きチャンネルは、50GHz帯
等のEHF帯以上を除けば殆ど無いというのが実情であ
り、EHF帯は送電距離の面で無理がある。 本発明の目的は、前記した問題点を解決し、無線を用
いた経済的な送電線事故情報収集方式を提供することに
ある。 [問題点を解決するための手段] 本発明の送電線事故情報収集方式は、送電線の分岐点
など事故標定区間の境界点及び適当な中継点ごとに無線
通信装置を設置し、前記無線通信装置は設置地点の情報
とともに、自装置よりも監視センタから遠い無線通信装
置から送信された情報を、自装置よりも監視センタに近
い無線通信装置に送信し、前記無線通信装置間の間欠的
な無線伝送によって全情報を監視センタに収集するもの
に於て、ある地点に設置された無線通信装置の送信周波
数と受信周波数を、それぞれ、これに隣接して設置され
た無線通信装置の受信周波数と送信周波数とすることを
特徴とするものである。 [作用] 事故標定区間の境界点や適当な中継点ごとに設置され
た無線通式装置を中継しながら、全監視情報が監視セン
タに収集される。つまり、無線通信装置相互間の通信は
比較的小さい無線出力で行いながら、監視センタに対し
直接送信できない遠隔地点の情報が収集でき、各無線通
信装置のコストアップが押えられる。しかもこの無線伝
送は間欠的に行われるので、既に他において使用中の無
線周波数の近傍の周波数を用いることが可能となり、無
線周波数の割当てが容易となる。 無線周波数の使い方としては、信号送付中に受信確認
応答ができるように同時双方向通信可能な様に2周波数
方式とし、ある地点に設置された無線通信装置の送信周
波数と受信周波数を、それぞれ、これに隣接して設置さ
れた無線通信装置の受信周波数と送信周波数とすること
により、電波割当てを最少限にしている。また、無線通
信装置と監視センタの間及び無線通信装置相互間の送受
信情報に時刻情報を含ませることにより、全ての無線送
受信装置の時刻をセンタの時刻に一致させることができ
る。 [実施例] 以下、図示の実施例について本発明の送電線事故情報
収集方式を説明する。 第1図において、送電線1は、添字a,b,c,c′,c″,d,
e,e′,f,f″…で示すように、変電所2より負荷側に伸
びており、いくつかの分岐点があるものとする。無線通
信装置(RCE)3は、添字a,b,c,d,f…で示すように、こ
れらの分岐点などの標定区間境界点に設置する。 各無線通信装置3は、例えば第2図に示すように無指
向性アンテナ31、フィーダ(給電線)32、無線送受信部
331、通信制御部332、センサ入力部333よりなり、無線
送受信部331、通信制御部332、センサ入力部333は防水
ケース33に入っている。事故電流センサ5はセンサ入力
部333に事故情報を伝える。送電線・事故電流センサ・
センサ入力部間の電気的絶縁を確保することは当然に必
要となる。 無線通信装置RCEの機能は、自装置に隣接した無線通
信装置との間で交信を行い、自装置よりも監視センサ4
から遠い他無線通信装置から受信した情報に、自無線通
信装置の情報を付加して、自装置よりも監視センタに近
い他無線通信装置に送信することと、情報を受信した他
無線通信装置に対して受信確認信号を送信することであ
る。例えば、第1図の無線通信装置3bは、無線通信装置
3a,3c,3dとの間で交信を行う。そして、無線通信装置3d
が保持する事故情報は無線通信装置3bに伝えられ、無線
通信装置3cより無線通信装置3bに伝えられた情報ととも
に、距離1だけ離れた無線通信装置3aに伝えられる。第
1図の全ての無線通信装置3a,3b,3c,3d,3f相互間の事故
情報の転送は、第3図のように行われる。矢印は事故情
報の転送を表わす。このようにして、監視センタ4に対
し直接送信できない遠隔地(距離Lだけ離れた無線通信
装置3f等)の情報も含め、監視センタ4は全ての無線通
信装置3a、3b,3c,3d,3fの事故情報を収集することがで
きる。 第4図及び第5図は、無線送信電力を有効に利用し、
送信電力を小さくするために、指向性アンテナ35を用い
た例であり、いずれも隣接する他無線通信装置RCMが3
方向にある場合を示す。指向性アンテナ35の必要数は、
添字a,b,cで示すように、隣接無線通信装置の方向の数
と同じである。このうち、第4図は、無線送受信部331
を指向性アンテナ35と同数だけ用いる例であり、無線電
力の損失が最も小さい反面、コストアップとなる。一
方、第5図は、1台の無線送受信部331を用い、分岐器3
6により、全てのアンテナ35と接続する例であり、分岐
による無線電力の損失はあるが、経済的であり、実用的
といえる。 無線通信装置3の無線送受信部331においては、第6
図に示すように合分波フィルタ3313を用い、無線送信部
3311と無線受信部3312を同一の無指向性アンテナ31もし
くは指向性アンテナ35又はその集合と接続すれば、合分
波フィルタ3313の代りに分岐器を用いる場合よりも、無
線電力の損失を小さくすることができる。この場合、送
信周波数ftと受信周波数fRの2周波数を用いるが、隣接
する無線通信装置3同士においては、一方の送信周波数
ftは他方の受信周波数fRに、一方の受信周波数fRは他方
の送信周波数ftとなるようにされている。第7図に2周
波数f0、f1を用いた場合の第1図の構成に対する例を示
す。 それぞれの無線通信装置3は情報を保持する機能を備
える。また一般に、送電線事故が発生してから監視セン
サ4において事故情報を収集するまでの遅延時間は数十
分〜数時間程度まで許容できる。従って、無線通信装置
3相互間の交信は数分〜数十分に1回の頻度で行えば十
分である。しかも、情報量は1回当りたかだか数百ビッ
トであるから、1回の交信時間は例えば1秒以下と極め
て短時間に押えることができる。更に情報の符号化や誤
り制御により、比較的小さい送信電力によっても高品質
な伝送が可能である。無線送信時間比率の抑制と、送信
電力制御により、近傍周波数を用いる他の無線システム
への妨害を防止することができるので、無線周波数の割
当てが容易となる。 情報収集の周期(数分〜数十分)の間に複数の事故が
発生した場合、情報収集方式によってはそれらの識別が
できず、1事故の標定しか行えないことがありうる。こ
のようなケースに対しては、各地点における複数の事故
電流情報を発生時刻を付して収集することが有効であ
る。各無線通信装置3は内部時計を有し、事故電流検出
時刻を事故電流情報に付加する。各無線通信装置3の内
部時刻は監視センタ4の基準時刻に一致させる。第1図
を例とすると、第8図に示すように、監視センタ4は無
線通信装置3aに対する受信確認応答、または監視ポーリ
ング信号に時刻情報を付加して無線通信装置3aに送信
し、無線通信装置3aはこれを受信して内部時刻を監視セ
ンタ4を基準として補正する。同じようにして、順次他
の無線通信装置3の内部時刻を監視センタ4に合せるこ
とができる。 [発明の効果] 以上述べたように、本発明の送電線事故情報収集方式
は、事故標定区間の境界点や伝送の中継点ごとに設置し
た無線通信装置間を中継しながら監視センタに情報を収
集するものであるから、各無線通信装置の無線サービス
範囲が比較的狭く、従って送信無線電力が小さくて済
み、経済的である。 また、小さな送信無線出力で間欠的に、例えば数分〜
数十分の長い送信周期でごく短時間だけ送信することが
できるので、他の無線システムへの妨害が無視でき、従
って、電波割当てが容易となる。 更に、各無線通信装置の時刻をセンタの時刻に一致さ
せるための時刻情報を、事故情報に付加して送信するこ
とにより、長い送信周期の間に複数の事故が発生して
も、それらの事故区間を全て、区別して標定することが
できる。即ち、長い送信周期でも標定もれのない高信頼
度の標定システムを構成できる。
【図面の簡単な説明】 第1図は本発明の事故情報収集方式におけるシステム構
成例を示す図、第2図はその無線通信装置の構成例を示
す図、第3図は事故情報収集経路の一例を示す図、第4
図、第5図及び第6図はそれぞれ本発明における無線通
信装置の他の構成例を示す図、第7図は2周波数f0、f1
を用いた場合の各無線通信装置への送信周波数と受信周
波数の割当ての第1図に応対する構成例を示す図、第8
図は、時刻情報を付加したデータの送信状況を示す図で
ある。 図中、1は送電線、2は変電所、3は無線通信装置、4
は監視センタ、31は無指向性アンテナ、32はフィーダ、
33は防水ケース、35は指向性アンテナ、36は分岐器、33
1は無線送受信部、332は通信制御部、333はセンサ入力
部を示す。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭55−100027(JP,A) 特開 昭61−1127(JP,A) 特開 昭52−53246(JP,A)

Claims (1)

  1. (57)【特許請求の範囲】 1.送電線の分岐点など事故標定区間の境界点及び適当
    な中継点ごとに無線通信装置を設置し、前記無線通信装
    置は設置地点の情報とともに、自装置よりも監視センタ
    から遠い無線通信装置から送信された情報を、自装置よ
    りも監視センタに近い無線通信装置に送信し、前記無線
    通信装置間の間欠的な無線伝送によって全情報を監視セ
    ンタに収集する送電線事故情報収集方式に於て、ある地
    点に設置された無線通信装置の送信周波数と受信周波数
    を、それぞれ、これに隣接して設置された無線通信装置
    の受信周波数と送信周波数とすることを特徴とする送電
    線事故情報収集方式。 2.無線通信装置と監視センタの間及び無線通信装置相
    互間の送受信情報は、その一部として時刻情報を含むこ
    とを特徴とする特許請求の範囲第1項記載の送電線事故
    情報収集方式。
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