JP2692603B2 - 三次元計測方法 - Google Patents

三次元計測方法

Info

Publication number
JP2692603B2
JP2692603B2 JP6183041A JP18304194A JP2692603B2 JP 2692603 B2 JP2692603 B2 JP 2692603B2 JP 6183041 A JP6183041 A JP 6183041A JP 18304194 A JP18304194 A JP 18304194A JP 2692603 B2 JP2692603 B2 JP 2692603B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
plane
coordinates
dimensional
observation
camera
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP6183041A
Other languages
English (en)
Other versions
JPH0829136A (ja
Inventor
達雄 林
喜久雄 堀
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Murata Machinery Ltd
Original Assignee
Murata Machinery Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Murata Machinery Ltd filed Critical Murata Machinery Ltd
Priority to JP6183041A priority Critical patent/JP2692603B2/ja
Priority to DE19525561A priority patent/DE19525561C2/de
Publication of JPH0829136A publication Critical patent/JPH0829136A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP2692603B2 publication Critical patent/JP2692603B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • GPHYSICS
    • G06COMPUTING; CALCULATING OR COUNTING
    • G06TIMAGE DATA PROCESSING OR GENERATION, IN GENERAL
    • G06T7/00Image analysis
    • G06T7/50Depth or shape recovery
    • G06T7/521Depth or shape recovery from laser ranging, e.g. using interferometry; from the projection of structured light
    • GPHYSICS
    • G01MEASURING; TESTING
    • G01BMEASURING LENGTH, THICKNESS OR SIMILAR LINEAR DIMENSIONS; MEASURING ANGLES; MEASURING AREAS; MEASURING IRREGULARITIES OF SURFACES OR CONTOURS
    • G01B11/00Measuring arrangements characterised by the use of optical techniques
    • G01B11/002Measuring arrangements characterised by the use of optical techniques for measuring two or more coordinates
    • GPHYSICS
    • G01MEASURING; TESTING
    • G01BMEASURING LENGTH, THICKNESS OR SIMILAR LINEAR DIMENSIONS; MEASURING ANGLES; MEASURING AREAS; MEASURING IRREGULARITIES OF SURFACES OR CONTOURS
    • G01B11/00Measuring arrangements characterised by the use of optical techniques
    • G01B11/24Measuring arrangements characterised by the use of optical techniques for measuring contours or curvatures
    • G01B11/25Measuring arrangements characterised by the use of optical techniques for measuring contours or curvatures by projecting a pattern, e.g. one or more lines, moiré fringes on the object
    • G01B11/2545Measuring arrangements characterised by the use of optical techniques for measuring contours or curvatures by projecting a pattern, e.g. one or more lines, moiré fringes on the object with one projection direction and several detection directions, e.g. stereo
    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04NPICTORIAL COMMUNICATION, e.g. TELEVISION
    • H04N13/00Stereoscopic video systems; Multi-view video systems; Details thereof
    • H04N13/20Image signal generators
    • H04N13/204Image signal generators using stereoscopic image cameras
    • H04N13/239Image signal generators using stereoscopic image cameras using two 2D image sensors having a relative position equal to or related to the interocular distance
    • GPHYSICS
    • G06COMPUTING; CALCULATING OR COUNTING
    • G06TIMAGE DATA PROCESSING OR GENERATION, IN GENERAL
    • G06T2207/00Indexing scheme for image analysis or image enhancement
    • G06T2207/10Image acquisition modality
    • G06T2207/10004Still image; Photographic image
    • G06T2207/10012Stereo images
    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04NPICTORIAL COMMUNICATION, e.g. TELEVISION
    • H04N13/00Stereoscopic video systems; Multi-view video systems; Details thereof
    • H04N13/10Processing, recording or transmission of stereoscopic or multi-view image signals
    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04NPICTORIAL COMMUNICATION, e.g. TELEVISION
    • H04N13/00Stereoscopic video systems; Multi-view video systems; Details thereof
    • H04N13/20Image signal generators
    • H04N13/204Image signal generators using stereoscopic image cameras
    • H04N13/254Image signal generators using stereoscopic image cameras in combination with electromagnetic radiation sources for illuminating objects
    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04NPICTORIAL COMMUNICATION, e.g. TELEVISION
    • H04N13/00Stereoscopic video systems; Multi-view video systems; Details thereof
    • H04N2013/0074Stereoscopic image analysis
    • H04N2013/0081Depth or disparity estimation from stereoscopic image signals

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、対象物の三次元形状の
計測を行う三次元計測装置に関し、さらに詳しくは両眼
立体視法とアクティブステレオ法とを組み合わせた三次
元計測装置に関する。
【0002】
【従来の技術】対象物の三次元形状の計測を行う方法
は、両眼立体視法(ステレオ画像法)、三眼視法、単眼
視法、連続画像法、レンズ焦点法等の受動型と、光レー
ダ法、アクティブステレオ法、モアレ法等の能動型とに
分類される。受動型の代表例である両眼立体視法は、左
右一対のカメラで撮られた画像上で、情景(シーン)中
では同じ点に対応する一対の点(対応点)の位置を各画
像中で求め、三角測量の原理で距離が得られるというも
のである。能動型の代表例であるアクティブステレオ法
は、対象物にスリット光やパターン光を照射し、他の角
度から1台のカメラで撮像した画像から同じく三角測量
の原理で距離を得ようとするものである。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】両眼立体視法において
は、直接に点を対応させることはできず、左右の画像に
ついてエッジを抽出し、エッジの交点の座標を求める処
理を経て左右の点を対応させる過程を経るので、誤差が
大きくなりやすい。特に、奥行き方向すなわち撮像方向
に沿った方向の計測誤差が上下左右方向に比べて著しく
大きくなるという傾向がある。左右のカメラにより取り
込まれる2つの画像データはそれぞれ(u,v)の平面
的なカメラ座標値からなり、実際に計測される三次元の
ワールド座標は(x,y,z)と表わした場合、撮像を
上方から行ったとすると、画像データ上のu,v各方向
のズレは、高さ方向に最も影響する。具体例を挙げる
と、ある三次元計測装置において、もしも対応点座標が
u,v方向のいずれかに1ピクセルずれたとすると、
x,y平面上では2mmの誤差で済むのに対し、z方向
には約10mmの誤差が発生し、u,v方向におのおの
1ピクセルずれると、その2倍以上の20mm以上の誤
差に反映する。
【0004】一方、アクティブステレオ法は対応点を多
数選ぶことができるが、光を照射するプロジェクタのキ
ャリブレーションの問題がある。カメラキャリブレーシ
ョンは既知の格子テーブルを撮像するのみで自動的に行
うことができるが、プロジェクタキャリブレーション
は、光の当たる位置を作業員が目視で計測して調整しな
ければならず、測定誤差が大きく、作業に長い時間を要
する。また光学系の歪みも問題で、カメラについては対
応点を二次元の座標で観測できるため、多数の対応点に
より歪み補正がかなり正確に行える。プロジェクタは一
次元の座標しか有さないので、歪み補正が困難であっ
た。
【0005】よって本発明の目的は、特に撮像方向につ
いて奥行き方向における計測誤差を最小限にすることの
できるとともに、プロジェクタキャリブレーションの不
要な三次元計測方法を提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に請求項1に記載の発明は、ステレオ撮像方向に略対面
する対象物の一平面上にパターン光を照射して表れる複
数の切断線につき、一方のカメラ中心と一本の切断線と
を含む複数の観測平面と、他方のカメラ中心と一本の切
断線上の点とを含む複数の観測直線とを求め、各切断線
ごとに観測平面と観測視線との交点座標値を求め、複数
の交点座標値より一平面の平面方程式を求める過程を含
んで三次元計測方法を構成した。
【0007】請求項2に記載の発明は、上記一平面は、
略水平面上に載置された直方体形状の対象物の上面であ
り、ステレオ撮像方向は下方向きであって、上面の平面
方程式はいずれかの高さの水平面を表わす式として求め
られるように請求項1に記載の三次元計測方法を構成し
た。
【0008】請求項3に記載の発明は、対象物の一平面
に含まれると推測される画像データ中の対応点は、求め
た平面方程式で表わされる平面に含まれるように三次元
座標値が決定される過程を含んで請求項1に記載の三次
元計測方法を構成した。
【0009】
【作用】本発明は上記の構成としたので、次のような作
用を奏する。
【0010】請求項1に記載の発明に係る三次元計測方
法は、パターン光を照射しつつステレオ撮像を行う三次
元計測に適用される。計測する際に対象物にパターン光
を照射すると、パターン光の照射方向はステレオ撮像方
向と同様の方向なので、ステレオ撮像方向に略対面する
対象物の一平面上には複数の切断線が表れる。これらの
切断線につき、一方のカメラ中心と一本の切断線とを含
む観測平面と、他方のカメラ中心と一本の切断線上の点
とを含む観測直線とを求める。観測平面は結像面上では
一本の線として、観測直線は結像面上では一つの点とし
て表れるが、画像データ上ではそれぞれのカメラ中心を
含んで広がりを持つ平面、延びる直線として捉えること
ができる。両者は、同じ切断線に関しては、切断線が表
れる一平面上で交差する。よって両者の交点は一平面上
に含まれるので、複数の交点の座標値を求め、求めた座
標値より一平面の平面方程式を求める。
【0011】請求項2に記載の発明に係る三次元計測方
法は、計測の対象物は直方体形状であって、略水平面上
に載置されており、上方から下方向きにステレオ撮像す
る場合に適用される。このとき対象物の上面は略水平面
なので、上面の平面方程式を高さのみで特定される水平
面を表わす式として求める。
【0012】請求項3に記載の発明に係る三次元計測方
法においては、平面方程式は、対象物の一平面に含まれ
ると推測される画像データ中の対応点の三次元座標値を
決定する時に、平面方程式により表わされる平面に含ま
れるようにするために利用される。
【0013】
【実施例】以下図示の実施例について説明する。
【0014】図1は、本発明に係る三次元計測方法の一
実施例による計測の状態を示す図であり、図2は左右の
カメラ画像を示す図であり、図3は同じ実施例を実施す
る三次元計測装置の構成を示すブロック図である。
【0015】図1において、ほぼ水平な面上に載置され
た直方体形状の対象物Oは、異なる位置に配置された左
右一対のCCDカメラ1R、1Lによって上方より撮像
される。これにより、図2に示すような2つの画像デー
タが得られる。CCDカメラ1R、1Lが対象物Oを撮
像する方向とほぼ同じ方向(すなわち上方)から空間コ
ード化パターン光を照射するように、パターン光投光器
2が配置されている。図3に示すように、パターン光投
光器2の液晶シャッタは、液晶シャッタコントローラ3
によりコントロールされる。
【0016】CCDカメラ1R、1Lはそれぞれ空間コ
ード画面作成部4に接続されて、画像データを送る。空
間コード画面作成部4は液晶シャッタコントローラ3を
制御して投光パターンを変化させつつ画像データを取り
入れる。作成した空間コード画面は、空間コード画面処
理部5、コード値割付け部6、上面データ作成部7に送
られる。また、計測を行う前にはCCDカメラ1R、1
Lそれぞれについて、既知の三次元座標値を持つ格子テ
ーブルを撮像して、三次元座標値と撮像画像座標を対応
付けし、カメラパラメータを求めるという公知の方法に
よりカメラキャリブレーションが行われるが、この過程
については説明を省略する。
【0017】空間コード画面処理部5は、画像データに
Mグラジェエント処理、二値化、エッジ情報抽出・整
理、対応点座標の作成、歪み補正等の処理を施す。これ
らは従来の三次元計測方法における処理とほとんど同様
である。これにより得られた対応点データは、コード値
割付け部6において空間コード値が割り付けられる。上
面データ作成部7は、対象物Oの上面の平面方程式を演
算して求める。三次元座標作成部8は、対応点に割り付
けられた空間コード値と平面方程式とにより対応点の三
次元座標を作成する。エリア・ブロック分割部9は、対
応点の三次元座標に基づいてエリア・ブロック分割を行
う。なお本実施例の三次元計測装置はデパレタイズに利
用され、対象物Oは直方体形状の物品がパレタイズされ
たものである。
【0018】以上の過程をさらに詳しく説明する。本実
施例における三次元計測の過程は、図4に示されるよう
に空間コード画面の作成(ステップ1)、空間コード画
面加工(ステップ2)、エッジ情報抽出・整理、対応点
の座標作成(ステップ3)、対応点の空間コードの割付
け(ステップ4)、対象物の上面データの作成(ステッ
プ5)、三次元座標値の作成(ステップ6)、エリア・
ブロックの分割(ステップ7)の順である。
【0019】まず空間コード画面の作成(ステップ1)
は、空間コード画面作成部4が液晶シャッタコントロー
ラ3を制御しつつ、CCDカメラ1R、1Lより画像デ
ータを取り込み、加算することにより行われる。
【0020】図5に示すように、パターン光投光器2か
らはそれぞれ8種類ずつのポジパターンとネガパターン
とが投光され、それぞれについてポジ画像とネガ画像を
得ることができる。撮像は左右のCCDカメラ1R、1
Lにより行われるので、計32回になる。図は左のCC
Dカメラ1Lの画面について示す。
【0021】まず20 投光パターン(画面を2分割する
パターン)により左ポジ、右ポジ、左ネガ、右ネガの各
画像を作成し、左右ごとに差を取って差分画像を作成
し、さらに適当なしきい値を設けることにより二値化画
像を得る。得られた二値化画像を空間コード画面とす
る。次に21 投光パターン(4分割パターン)により同
様に二値化画像を作成し、20 投光パターンにより作成
した空間コード画面の値を2倍して加え、これを改めて
空間コード画面とする。
【0022】この過程を22 投光パターン、23 投光パ
ターン・・・27 投光パターンまで繰り返すと、二値化
画像を8枚加算した空間コード画面が作成できる。ただ
し、加算の際には従前の空間コード画面の値を2倍して
いるために、空間コード画面はコード化された(重みづ
けされた)多数の領域に分割されている。すなわち全て
の二値化画像において「1」であった領域は255の値
を有し、「0」であった領域は0の値を有する。それ以
外の領域は、1から254までの値で区別される。
【0023】なお本実施例においては、パターン光が各
カメラの画面を正確に上下方向に分割するように各CC
Dカメラ1L、1R及びパターン光投光器2を配置して
いるので、領域相互の境界を切断する切断線は、対象物
Oの上面が水平面である限りは、パターン光投光器2の
光学系歪みがなければ画面のカメラ座標上u方向に平行
に表れる。パターン光投光器2の光学的歪みがあったと
しても、切断線がu方向に平行に近いほど、v方向の読
み取り精度が上がることは明らかである。
【0024】次に空間コード画面処理部5において空間
コード画面の加工を行う(ステップ2)。図6に示すよ
うに、空間コード画面はMグラジェント処理されてグレ
ーコード値のエッジ抽出画面とされ、二値化処理され
て、チェン探索候補点が選択される。チェン探索とは、
個々の画素の連結を探索する過程を言う。チェン探索候
補点は対象物Oのコーナーからは選ばれず、その近くか
ら選ばれる。これはコーナーはしばしば変形しているか
らである。
【0025】エッジ情報の抽出(ステップ3)は、チェ
ン探索候補点の近傍のデータを読み込み、連結すること
により、対象物Oのエッジを決定する過程であり、エッ
ジ情報の整理(ステップ3)は、エッジ抽出データから
基準の長さ以下の辺を除去し、ノイズを除去する過程で
ある。これにより対象物Oの上面のエッジのみが得られ
る。さらに対応点の座標作成(ステップ3)の過程で
は、カメラの光学系歪みに基づく抽出した辺の歪みを補
正した上で、カメラ座標上の交点座標を作成する。交点
座標は対象物Oの、実際には変形していても、変形して
いないと仮想されるコーナーの点であり、これが対応点
となる。
【0026】なお、ステップ1〜3は1台のカメラとパ
ターン光投光器とを利用した従来ののアクティブステレ
オ法における処理とほぼ同様の処理である。但し、ステ
ップ1、2は左右いずれのデータ画面についても行われ
るが、ステップ3についてはいずれか一方、ここでは左
データ画面についてのみ行われる。これは後述するよう
にステップ3の処理はいずれか一方のデータ画面につい
て行えば足り、両方のデータ画面に行う必要はないから
である。従来のアクティブステレオ法では、この後1台
のカメラとパターン光投光器とのパラメータに基づい
て、ワールド座標上の三次元座標に変換する処理が行わ
れるが、本実施例では以下のような従来とは異なる処理
を行う。
【0027】図7に示すように、次に対応点の空間コー
ド値の割付けが行われ(ステップ4)、対応点データと
空間コード画面とが照合されて、空間コード画面の分割
された領域のうちの対応点が属する領域の値が割りつけ
られる。すなわち対応点は、その存在する位置により、
0から255までのいずれかの値が割りつけられる。こ
の処理も左データ画面についてのみ行う。
【0028】すなわち図7に示すように、ステップ1で
得られた空間コード画面と、ステップ3で得られた対応
点データとを重ね合わせると、対応点Pは「5」の値の
領域内にあることが分かるので、この値を割り付ける。
割付処理は各対応点について行われる。
【0029】次に、上面データ作成部7において、対象
物Oの上面データが作成される(ステップ6)。上面デ
ータは、対象物Oの上面を表わす面方程式である。この
過程を図1、2、及び図8以下を参照しつつ説明する。
【0030】図8は上面を表わす面方程式を求める過程
を示すフローチャートである。まず空間コード画面と対
応点座標とを使用して、観測する切断線(4本)の空間
コード値を作成する(ステップ51)。すなわち図9に
示すように、エッジに含まれる4つの対応点のうちv座
標が最大の点Pmax と最小の点Pmin とを選び、v座標
方向に略5等分して4本の切断線Sp1〜4を決定す
る。切断線Sp1〜4は前述のように、異なる値の空間
コード領域間の境界線であり、パターン光投光器2の光
学系歪みに基づく切断線の画像座標上の傾きに拘らず、
直線として求められる。これは、切断線が画像全体から
みて局所的に観測されるためにほぼ直線となり、直線と
して認識しても大きな誤差は生じないからである。
【0031】次に、切断線のu方向の探索間隔を作成す
る(ステップ52)。ここでは4つの対応点のうちu座
標が最大の点Pmax と最小の点Pmin 間で任意のスキャ
ンステップ間隔を決定する。図10では、10(ピクセ
ル)ステップで7本のサンプリングu座標を作成した状
態を示す。
【0032】次に、左空間コード画面にて、観測する切
断線Sp1〜4ごとに始点、終点座標を調べる(ステッ
プ53)。v座標の最小座標値または前回探索空間コー
ド値のv座標値を探索始点とし、最大座標値を探索終点
として、探索空間コードの切替位置をv座標とする。こ
のとき、対象物Oのエッジ付近で同一空間コードの幅に
差が発生するため、平均座標を取るのでなく変化点で座
標を決定することにする。u座標の探索も同様に行う。
切断線Spの本数は4本であるから、それぞれの始点及
び終点の座標はP11〜P18の8つ得られる。
【0033】なお、このとき各切断線Sp1〜4は、パ
ターン光投光器2の光学系歪みに基づく切断線の画像座
標上の傾き、読み取り座標誤差がある程度生じるので、
画像座標上v方向の座標値が一定の基準値を超える点は
取り除くようにして、許容誤差の設定をしている。また
探索点の数が基準以下(例えば3)の場合には、誤差が
大きくなるので探索点検出は無効として処理する。
【0034】さらに右空間コード画面にて、観測する切
断線Sp1〜4ごとに始点、終点座標を調べる(ステッ
プ54)。右空間コード画面については、左画面の対象
物の中心座標値vを右画面の中心として、左画面のスキ
ャン範囲の2倍の範囲をスキャンすることにより、左画
面に対応する対象物Oの上面の切断線Sp1〜4を確実
に検出できるようにする。探索ステップは左画面と同一
のステップとする。各切断線Sp1〜4は左画面と同様
直線として求められる。
【0035】右画面の始点、終点座標は、空間コード画
面から得られる。図11に示すように、パターン光を斜
め方向から対象物Oに照射した場合、切断線Spのv座
標値の最小となる部分が対象物Oの上面を切断する切断
線となる。それぞれの始点及び終点の座標は、図2
(R)に示すようにP21〜P28の8つが得られる。
【0035】各始点及び終点の座標が求まったら、右画
面について、切断線Sp1〜4を観測する観測平面をそ
れぞれ作成する(ステップ55)。この過程を図1を参
照しつつ説明する。
【0036】観測平面は、カメラ1Rのカメラ座標上の
始点、終点座標と、カメラパラメータとにより作成され
る。切断線Sp2について観測平面を作成する場合、カ
メラ中心P20から始点P23、終点P24へのベクトル
23、v24は、カメラ座標上の始点、終点からカメラ中
心への単位視線ベクトルvC23 、vC24 で表わすことが
できる。すなわち、v23=k23C23 、v24=k24
C24 となる。k23、k24は係数であるが、ここでは任意
の数である。
【0037】次に2つの単位視線ベクトルvC23 、v
C24 より、法線ベクトルLCO2 を作成する。法線ベクト
ルLCO2 に直交する平面が、切断線Sp2を含む観測平
面S2である。同様にして、4本の切断線Sp1〜4に
ついて法線ベクトルLCO1 〜LCO4 を作成する。
【0038】続いて左画面について視線ベクトルを作成
する(ステップ56)。ステップ55と同様に8つの視
線ベクトルv11〜v18は、それぞれ単位視線ベクトルv
C11〜vC18 を用いて表わすことができる。
【0039】次に観測平面S1〜4と視線ベクトルv11
〜v18とについて、切断線Spを同じくするものについ
て交点座標を求める(ステップ57)。
【0040】例えば切断線Sp2について交点座標を求
めるとすると、ワールド座標上のP13、P14までのベク
トルvP13 、vP14 は、それぞれ、vP13 =v13+v
P10 =k13C13 +vP10 、vP14 =v14+vP10 =k
14C14 +vP10 と表わすことができる。vP10 はワー
ルド座標上のカメラ中心P10までのベクトルである。
【0041】観測平面S2と、視線ベクトルv13、v14
との交点では、法線ベクトルLC02と視線ベクトル
13、v14とが、LC02 ・(v13−vP20 )=0、L
C02 ・(v14−vP20 )=0(vP20 はワールド座標上
のカメラ中心P20までのベクトル)という関係になるの
で、この式を満たすk13、k14をそれぞれ求めることに
より、P13、P14の三次元座標を求めることができる。
同様にして、P11〜P18の8つの交点座標値を求める。
【0042】8つの交点座標値が求まったら、これらの
交点座標値より対象物Oの上面の面方程式を求める(ス
テップ58)。理論的には三次元空間上に3点の位置を
求めれば1つの面を決定できるが、ここでは8点のデー
タを用いて精度を上げるようにしている。具体的には8
つの座標値を用いて、最小二乗法により面方程式を求め
る。このとき、平面は一般式ax+by+cz=dで表
わされるが、本実施例では、対象物Oの上面はほぼ水平
面なので、z=h0 の水平面として求めるようにしてい
る。
【0043】面方程式が求められたら、三次元座標作成
部8において各対応点Pの三次元座標値が作成される
(ステップ6)。ここでは対象物Oの上面に対応点Pが
含まれるように、対応点Pの三次元座標を確定する。図
12に示すように、まず上面データ作成部7より上面デ
ータが読み込まれ(ステップ61)、左画面の対応点P
の視線ベクトルが作成され(ステップ62)、面方程式
により表わされる対象物Oの上面と視線ベクトルとの交
点座標(x、y、z)が求められる(ステップ63)。
対象物Oの上面はカメラ撮像方向について奥行き方向の
座標と見ることができ、よって対応点がこれに含まれる
ように三次元座標を作成することにより、奥行き方向の
座標を精度よく得ることができる。これにより対象物O
のサイズが得られる。
【0044】対象物Oのサイズより、エリア・ブロック
分割部9がエリア・ブロックの分割を行い、パレタイズ
データ、品種サイズデータに基づいてエリアの切り外
し、ブロックの分割を行う。得られたデータは、パレタ
イズロボットに送信され、デパレタイズ作業に資する。
【0045】以上のように本実施例に係る三次元計測方
法においては、パターン光投光器2による空間パターン
化によって得た局所的な対象物Oの上面の複数の切断線
について、左右のCCDカメラ1R、1Lの観測平面と
観測直線の交点の座標値より平面方程式を求め、この平
面方程式により表わされる平面に対応点を含むものとと
して対応点の座標値を求めるようにしている。
【0046】よって従来のアクティブステレオ法等の能
動型の方法において、精度が悪く、手間がかかっていた
パターン光投光器2のキャリブレーションが不必要とな
る。また、従来の両眼立体視法等の受動型の方法におい
て、左右の画面についてエッジ情報を抽出・整理し、対
応点の座標をそれぞれ作成した後に対応させていたのに
対し、左右の対応に観測座標をそのまま利用できるの
で、三次元計測誤差を最小限にすることができる。
【0047】以上本発明の実施例について説明したが、
本発明は上記実施例に限定されるものではなく、本発明
の要旨の範囲内において適宜変形実施可能であることは
言うまでもない。
【0048】例えば、図示の実施例においては切断線は
空間パターン化領域の境界線としたが、スリット光によ
る切断光とすることもできる。
【0049】
【発明の効果】以上のように請求項1に記載の発明に係
る三次元計測方法によれば、従来のアクティブステレオ
法等の能動型の方法に必要なプロジェクタキャリブレー
ションなしに、左右のカメラの観測座標をそのまま利用
して対象物の一平面の平面方程式を求めることができ
る。よって、能動型の方法において、歪み補正が困難で
手間のかかっていたプロジェクタキャリブレーションを
省略することができ、また両眼立体視法等の受動型の方
法において、左右の画面についてエッジ情報を抽出・整
理し、対応点の座標をそれぞれ作成した後に対応させて
いたのに対し、三次元計測誤差を最小限にすることがで
きる。
【0050】請求項2に記載の発明に係る三次元計測方
法によれば、複数の交点の座標値により求められる平面
は、略水平面上に載置された直方体形状の対象物の上面
であり、高さのみで特定される水平面を表わす平面方程
式を求めるようにしたので、平面方程式を求める演算が
容易であり、また平面方程式を利用する演算も容易に行
うことができる。
【0051】請求項3に記載の発明に係る三次元計測方
法によれば、平面方程式により表わされる平面に対応点
が含まれるように、対応点の三次元座標値を決定するの
で、特にカメラ撮像方向についての奥行き方向の誤差を
最小限にすることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は、本発明に係る三次元計測方法の一実施
例を実施する三次元計測装置の構成を示す図である。
【図2】図2は、図1の三次元計測装置の左右のカメラ
の画像の一例を示す図である。
【図3】図3は、図1の実施例の画像処理構造を示すブ
ロック図である。
【図4】図4は、図1の実施例の処理の過程を示すメイ
ンフローである。
【図5】図5は、図1の実施例における空間コード画面
の作成過程を視覚的に示す図である。
【図6】図6は、図1の実施例におけるエッジ情報の抽
出・整理の過程を視覚的に示す図である。
【図7】図7は、図1の実施例における対応点の座標作
成の過程を視覚的に示す図である。
【図8】図8は、図1の実施例における対象物の上面デ
ータの作成の過程を示すフローチャートである。
【図9】図9は、図8における切断線のu方向の探索間
隔作成の過程を視覚的に示す図である。
【図10】図10は、図8における左空間コード画面始
点終点座標探索の過程を視覚的に示す図である。
【図11】図11は、図8における観測平面作成過程の
上面の切断線認識の原理を示す図である。
【図12】図12は、図1の実施例における三次元座標
値の作成の過程を示すフローチャートである。
【符号の説明】
1R、1L CCDカメラ 2 パターン光投光器 3 対象物 Z=h0 面方程式 Sp2 切断線 P23 始点 P24 終点 P13 始点 P14 終点 S2 観測平面 v13、v14 観測視線ベクトル

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ステレオ撮像方向に略対面する対象物の
    一平面上にパターン光を照射して表れる複数の切断線に
    つき、一方のカメラ中心と一本の切断線とを含む複数の
    観測平面と、他方のカメラ中心と一本の切断線上の点と
    を含む複数の観測直線とを求め、各切断線ごとに観測平
    面と観測視線との交点座標値を求め、複数の交点座標値
    より一平面の平面方程式を求める過程を含む三次元計測
    方法。
  2. 【請求項2】 上記一平面は、略水平面上に載置された
    直方体形状の対象物の上面であり、ステレオ撮像方向は
    下方向きであって、上面の平面方程式はいずれかの高さ
    の水平面を表わす式として求められる請求項1に記載の
    三次元計測方法。
  3. 【請求項3】 対象物の一平面に含まれると推測される
    画像データ中の対応点は、求めた平面方程式で表わされ
    る平面に含まれるように三次元座標値が決定される過程
    を含む請求項1に記載の三次元計測方法。
JP6183041A 1994-07-13 1994-07-13 三次元計測方法 Expired - Fee Related JP2692603B2 (ja)

Priority Applications (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP6183041A JP2692603B2 (ja) 1994-07-13 1994-07-13 三次元計測方法
DE19525561A DE19525561C2 (de) 1994-07-13 1995-07-13 3D-Meßvorrichtung

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP6183041A JP2692603B2 (ja) 1994-07-13 1994-07-13 三次元計測方法

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH0829136A JPH0829136A (ja) 1996-02-02
JP2692603B2 true JP2692603B2 (ja) 1997-12-17

Family

ID=16128710

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP6183041A Expired - Fee Related JP2692603B2 (ja) 1994-07-13 1994-07-13 三次元計測方法

Country Status (2)

Country Link
JP (1) JP2692603B2 (ja)
DE (1) DE19525561C2 (ja)

Families Citing this family (20)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
DE19623172C1 (de) * 1996-06-10 1997-10-23 Univ Magdeburg Tech Verfahren zur dreidimensionalen optischen Vermessung von Objektoberflächen
DE19643018B4 (de) * 1996-10-18 2010-06-17 Isra Surface Vision Gmbh Verfahren und Vorrichtung zum Messen des Verlaufs reflektierender Oberflächen
DE19928341C2 (de) 1999-06-21 2002-06-20 Inb Vision Ag Verfahren zur dreidimensionalen optischen Vermessung von Objektoberflächen
WO2001017838A1 (de) * 1999-09-09 2001-03-15 Tiefenbach Gmbh Verfahren zur überwachung eines gefahrenbereichs
FI20001568A (fi) * 2000-06-30 2001-12-31 Thermo Radiometrie Oy Pinnan muotojen määrittäminen
US6754370B1 (en) * 2000-08-14 2004-06-22 The Board Of Trustees Of The Leland Stanford Junior University Real-time structured light range scanning of moving scenes
KR100382271B1 (ko) * 2001-10-29 2003-05-09 삼경정보통신 주식회사 지능형 무인우편창구 시스템
FI111755B (fi) 2001-11-23 2003-09-15 Mapvision Oy Ltd Menetelmä ja järjestelmä konenäköjärjestelmän kalibroimiseksi
DE10226663A1 (de) * 2002-06-14 2003-12-24 Sick Ag Verfahren zum Auffinden von Gegenständen auf einer Trägerebene
KR100901536B1 (ko) * 2008-04-30 2009-06-08 지스캔(주) 광대역기준위상을 적용한 3차원 측정방법
JP5322206B2 (ja) * 2008-05-07 2013-10-23 国立大学法人 香川大学 3次元形状の計測方法および装置
EP2332805B1 (en) 2009-12-11 2014-05-21 Bea S.A. Scanner arrangement
DE102010021317A1 (de) * 2010-05-22 2011-12-08 Bernhard Schäfer Handgerät zum Erfassen von Maßen
CN101876533B (zh) 2010-06-23 2011-11-30 北京航空航天大学 一种显微立体视觉校准方法
JP5897624B2 (ja) * 2014-03-12 2016-03-30 ファナック株式会社 ワークの取出工程をシミュレーションするロボットシミュレーション装置
JP5829306B2 (ja) 2014-05-12 2015-12-09 ファナック株式会社 レンジセンサの配置位置評価装置
CN104019745B (zh) * 2014-06-18 2016-06-01 福州大学 基于单目视觉间接标定方法的自由平面尺寸测量方法
CN106447715B (zh) * 2016-01-29 2019-03-22 北京建筑大学 用于激光雷达的平面反射标靶中心点位置提取方法
CN106197264B (zh) * 2016-06-28 2019-10-11 中国人民解放军海军工程大学 钢结构剖面圆度评定辅助测量臂、及其标定和使用方法
CN112347882B (zh) * 2020-10-27 2024-03-22 中德(珠海)人工智能研究院有限公司 一种智能分拣控制方法和智能分拣控制系统

Family Cites Families (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
DE4115445C2 (de) * 1990-07-05 1994-02-17 Reinhard Malz Verfahren zum Aufnehmen eines dreidimensionalen Bildes eines Objektes nach dem aktiven Triangulationsprinzip und Vorrichtung hierzu
JP3028016B2 (ja) * 1993-02-26 2000-04-04 村田機械株式会社 積荷の三次元画像計測方法

Also Published As

Publication number Publication date
DE19525561A1 (de) 1996-01-25
JPH0829136A (ja) 1996-02-02
DE19525561C2 (de) 2003-10-16

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP2692603B2 (ja) 三次元計測方法
CN104142157B (zh) 一种标定方法、装置及设备
JP3064928B2 (ja) 被写体抽出方式
JP4095491B2 (ja) 距離測定装置、距離測定方法、及び距離測定プログラム
JP2874710B2 (ja) 三次元位置計測装置
EP2568253B1 (en) Structured-light measuring method and system
CN110322457A (zh) 一种2d与3d视觉结合的拆垛方法
US20200177866A1 (en) Calibration apparatus, chart for calibration, chart pattern generation apparatus, and calibration method
CN206321237U (zh) 线形光测距装置
CA3233222A1 (en) Method, apparatus and device for photogrammetry, and storage medium
JPH11166818A (ja) 三次元形状計測装置の校正方法及び校正装置
KR20110089299A (ko) 스테레오 매칭 처리 시스템, 스테레오 매칭 처리 방법, 및 기록 매체
JP2010107300A (ja) 物体形状評価装置
JP3696336B2 (ja) カメラのキャリブレーション方法
CN112184793B (zh) 深度数据的处理方法、装置及可读存储介质
JP2996067B2 (ja) 三次元計測装置
KR20200046789A (ko) 이동하는 물체의 3차원 데이터를 생성하는 방법 및 장치
JP6456084B2 (ja) 画像処理装置、画像処理方法及びプログラム
JP4077755B2 (ja) 位置検出方法、その装置及びそのプログラム、並びに、較正情報生成方法
JP2002117403A (ja) 画像処理装置および画像処理方法
JPH09231370A (ja) 画像情報入力装置
JPH0875454A (ja) 測距装置
JPH09329440A (ja) 複数枚の画像の各計測点の対応づけ方法
JPH09231369A (ja) 画像情報入力装置
JP3340599B2 (ja) 平面推定方法

Legal Events

Date Code Title Description
LAPS Cancellation because of no payment of annual fees