JP2691486B2 - 流量検知装置 - Google Patents

流量検知装置

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JP2691486B2
JP2691486B2 JP3359222A JP35922291A JP2691486B2 JP 2691486 B2 JP2691486 B2 JP 2691486B2 JP 3359222 A JP3359222 A JP 3359222A JP 35922291 A JP35922291 A JP 35922291A JP 2691486 B2 JP2691486 B2 JP 2691486B2
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克己 桑原
裕芳 岩島
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サイエンス 株式会社
岩島電子工業 株式会社
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、管路内を流れる流体の
流れ抵抗により位置が変化する磁性体と、この磁性体と
関連して配置されている磁気センサと、報知手段とから
なり、磁性体と、磁気センサとの距離が所定値を越える
と、報知手段が作動する流量検知装置に関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】流量計は、文献名を挙げるまでもなく従
来周知であり、機械的な流量計もまた電気的な流量計も
知られている。機械的な流量計は、例えば回転翼を備え
ている。そして回転翼は、計量する流体量に比例して回
転する。そこで回転数を計数して流量を計量することが
できる。電流計を備えている電気的な流量計によると、
電流計で流体の中を流れる電流を測定して流量を計量す
ることができ、また電圧計を備えた流量計は、流体流に
よって生じる電位を測定して流量を計量するようになっ
ている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】従来の流量計は、機械
式であれ、電気式であれ比較的正確に計量することがで
きる利点は認められる。しかしながら、場合によっては
所定量の流体が流れているかどうか、あるいは所定流速
で流れているかどうかを知るだけで充分な場合もある。
例えば本出願人によって提案されている浴槽装置のよう
に、加熱用のヒータ、強制循環用のポンプ、濾過用のフ
イルタ、殺菌装置、浄化用の活性石等が設けられている
浴槽装置では、循環する湯量が所定量より減ったとき、
濾過用のフイルタの交換時期あるいは清掃時期と見なす
ことができるので、大まかな流量が検知できれば充分で
ある。このような場合には構造が簡単で、安価であるこ
とが望まれるが、上記したような従来の流量計は、構造
が複雑で高価であり、実用上の問題もある。本発明は、
上記したような事情に鑑みてなされたものであって、構
造が簡単で安価な流量検知装置を提供することを目的と
し、具体的には流量が所定量より増減したかどうか、あ
るいは流速が所定の範囲を越えたかどうかを正確に知る
ことができる流量検知装置、特に浴槽装置に適用して好
適な流量検知装置を安価に提供することを目的としてい
る。
【0004】
【課題を解決するための手段】請求項1記載の発明は、
上記目的を達成するために、管路内を流れる流体の流れ
抵抗により位置が変化する磁性体と、該磁性体と関連し
て配置されている磁気センサと、報知手段とからなり、
前記磁性体と、磁気センサとの距離が所定値を越える
と、前記報知手段が作動する流量検知装置であって、前
記磁性体は、その面が管路内に臨むように吊り下げられ
ていると共に、流れる流体が作用する面には孔が設けら
れている。また請求項2記載の発明は、請求項1の管路
が、浴槽とフイルタ等の間を浴湯が強制的に循環するよ
うに設けられている循環パイプから構成される。
【0005】
【作用】請求項1記載の発明は、上記のように構成され
ているので、磁性体を管路内に例えば非磁性体で吊り下
げる。そうすると、管路中を流れる流体の流れの抵抗に
より磁性体は、位置が変化する。変化する量は、水量あ
るいは水速に比例するが、変化量が小さくて磁性体と磁
気センサとの距離が所定値の範囲内の時は、報知手段は
作動しない。しかしながら、所定範囲を越えると、報知
手段が作動する。請求項2記載の発明は、強制循環パイ
プの中に磁性体を吊り下げる。そうすると、前記発明の
ように作動するので、報知手段により例えば濾過用のフ
イルタの交換時期あるいは清掃時期を知ることができ
る。または強制循環パイプ系の短絡等の異常を知ること
ができる。
【0006】
【実施例】以下、本発明の1実施例を説明する。本実施
例に係わる流量検知装置1は、図1の(イ)、(ロ)に
示されているように、例えば合成樹脂から形成されてい
るパイプ2と、パイプ2の中に揺動自在に吊り下げられ
ている永久磁石3と、パイプ2の外側に永久磁石3に対
応して設けられている磁気センサ4と、図2、3に示さ
れている報知手段とから概略構成されている。永久磁石
3は、本実施例によると、ドーナツ状をしている。そし
て、その中心孔5を利用してパイプ2の中に揺動自在に
吊り下げられている。永久磁石3を吊り下げている吊金
具10は、不錆鋼板から吊下片11、11と、その下方
の係止部12、12とを有するように板金加工されてい
る。吊金具10を揺動自在に支持している支持棒6、永
久磁石3が上流側へ移動するのを防ぐストッパ7等も不
錆鋼から形成されている。
【0007】本実施例に係わる流量検知装置1は、次の
ようにして組み立てることができる。すなわち、永久磁
石3の中心孔5に、吊金具10の吊下片11、11を押
し開き、係止部12、12を通す。そうすると、永久磁
石3と、吊金具10は遊びをもって結合される。吊下片
11、11の頂部に支持棒6通し、この支持棒6の両端
部をパイプ2の穴8、8に挿通する。そしてパイプ2の
下方にストッパ7を固定して組立を終わる。磁気センサ
4を、永久磁石3と対向してパイプ2の外側に所定の間
隔をおいて適宜の手段で固定する。
【0008】報知手段は、色々な形で実施できる。例え
ば音声を発する警報手段でも、また7セグメントLED
で表示する表示手段でも実施することもできる。しかし
ながら、図2、3には簡単な発光ダイオードで実施した
例がそれぞれ示されている。すなわち、図2には、磁気
センサ4をホール素子20で実施し、その出力信号は、
バッフアアンプ21を介して比較器22の一方の端子に
入力されるようになっている。比較器22の他方の端子
には、抵抗22、24で設定された電圧が印加される。
比較器22からの出力信号は、タイマ25を介してドラ
イブ用のトランジスタ26のベースに入力される。した
がってトランジスタ26がオンすると、発光ダイオード
27が発光する。なお、電源には電池を利用することも
できるが、図示の実施例では整流回路28で整流された
電源が利用されている。
【0009】次に、上記実施例の作用を、浴槽装置に適
用した例について説明する。例えば永久磁石3を組み込
んだパイプ2を、前述したような強制循環用のポンプ、
濾過用のフイルタ等を備えた浴槽装置の循環パイプに介
装する。そして、循環ポンプを起動して浴湯を強制循環
させる。循環ポンプを起動すると、浴湯は図1において
矢印で示す方向に、永久磁石3の外側と中心孔5を流れ
るが、永久磁石3は抵抗になっているので、流れ方向に
湯量あるいは流速に比例して傾く。循環ポンプの起動時
に図2に示されている整流回路28もオンする。循環ポ
ンプの起動初期は湯量は少ないので、永久磁石3の揺れ
量あるいは傾き量も小さく、ホール素子20との距離は
小さい。したがって、ホール素子20からの出力信号は
大きく、比較器22からドライブ用のトランジスタ26
をオンする電圧が出る。しかしながら、タイマ25が介
装されているので、トランジスタ26は所定時間はオン
しない。循環ポンプを起動して所定時間経過すると、定
常流となり湯量が増すので、永久磁石3の触れ量も大き
くなり、ホール素子20からの出力信号も小さくなり、
比較器22からドライブ用のトランジスタ26をオンす
る電圧は出力されなくなる。したがって、通常の場合は
発光ダイオード27は発光しない。
【0010】ところで、例えば循環系に介装されている
濾過用のフイルタに、目詰まり等が生じると、浴湯の循
環量が減ってくる。そうすると、永久磁石3の触れ量が
小さくなり、ホール素子20との距離が小さくなる。ホ
ール素子20からの出力信号は大きくなり、比較器22
からドライブ用のトランジスタ26をオンする電圧が出
る。今度はタイマ25はオンしているので、発光ダイオ
ード27が発光する。利用者はこれを見て、濾過用のフ
イルタが交換時期あるいは清掃の時期になったことを知
ることができる。分割抵抗22、23で発光ダイオード
27の発光時期を変更できることは明らかである。また
詳しい説明はしないが、永久磁石3の触れ量が所定量を
越えたとき、発光ダイオード27が発光するように実施
できることも明らかである。
【0011】図3には磁気センサ4をリードスイッチ3
0で実施した例が示されている。詳しい説明は省略する
が、永久磁石3の揺れ量あるいは位置の変化量により、
リードスイッチ30がオン・オフし、前述したようにし
て発光ダイオード27が発光することは明らかである。
【0012】
【発明の効果】以上のように、本発明による流量検知装
置は、管路内を流れる流体の流れ抵抗により位置が変化
する磁性体と、該磁性体と関連して配置されている磁気
センサと、報知手段とからなり、磁性体と磁気センサと
の距離が所定値を越えると、報知手段が作動するので、
流体の流れ系統の異常を安価な装置により簡単に知るこ
とができる。このとき、本発明によると、磁性体はその
面が管路内に臨むように吊り下げられているので、すな
わちコイルスプリングあるいは渦巻きばねのような弾性
体で支持されている場合に比較して、流体の流れに鋭敏
に反応する。また、吊り下げられているだけで、コイル
スプリングのような弾性疲労する部材で支持されていな
いので、耐用年数は半永久的である。しかも、本発明に
よると、流体が作用する磁性体の面には孔が設けられて
いるので、磁性体の後流側に乱流あるいは渦が発生しに
くい。したがって、吊り下げられている磁性体が振動し
て、誤作動することが少ないという、本発明特有の効果
が得られる。請求項2記載の発明によると、管路が浴槽
とフイルタ等の間を浴湯が強制的に循環するように設け
られている循環パイプであるので、強制循環系の流れ抵
抗の増加、例えば濾過用のフイルタの目詰まりを知るこ
とができ、浴槽装置の保守が簡単にできる効果が得られ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例を示す斜視図で、その(イ)は
全体の、そして(ロ)は吊金具の実施例をそれぞれ示す
斜視図である。
【図2】本発明の作動回路の実施例を示す回路図であ
る。
【図3】本発明の作動回路の他の実施例を示す回路図で
ある。
【符号の説明】
3 永久磁石 4 磁気センサ 20 ホール素子 27 発光ダイオード 30 リードスイッチ T タイマ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平3−175363(JP,A) 実開 昭57−173063(JP,U) 実開 昭58−36363(JP,U)

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 管路内を流れる流体の流れ抵抗により
    置が変化する磁性体と、該磁性体と関連して配置されて
    いる磁気センサと、報知手段とからなり、前記磁性体
    と、磁気センサとの距離が所定値を越えると、前記報知
    手段が作動する流量検知装置であって、 前記磁性体は、その面が管路内に臨むように吊り下げら
    れていると共に、流れる流体が作用する面には孔が設け
    られていることを特徴とする流量検知装置。
  2. 【請求項2】 請求項1の管路が、浴槽とフイルタ等の
    間を浴湯が強制的に循環するように設けられている循環
    パイプである、流量検知装置。
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