JPH0814965A - 流量検知装置 - Google Patents

流量検知装置

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JPH0814965A
JPH0814965A JP35922291A JP35922291A JPH0814965A JP H0814965 A JPH0814965 A JP H0814965A JP 35922291 A JP35922291 A JP 35922291A JP 35922291 A JP35922291 A JP 35922291A JP H0814965 A JPH0814965 A JP H0814965A
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magnetic body
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克己 桑原
Hiroyoshi Iwashima
裕芳 岩島
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 流量が所定量より増減したかどうかを知るこ
とができる流量検知装置、特に浴槽装置に適用して好適
な流量検知装置を安価に提供する。 【構成】 強制循環用のパイプ2の中に永久磁石3を
揺動自在に吊り下げると共に、パイプ2の外側に磁気セ
ンサ4を設け、浴湯の流れ抵抗により永久磁石3が所定
範囲を越えて動くと、磁気センサ4がこれを検知して報
知手段が作動するようにする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、例えば管路内を流れる
流体の大まかな流量あるいは流速を検知する流量検知装
置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】流量計は、文献名を挙げるまでもなく従
来周知でり、機械的な流量計もまた電気的な流量計も知
られている。機械的な流量計は、例えば回転翼を備えて
いる。そして回転翼は、計量する流体量に比例して回転
する。そこで回転数を計数して流量を計量することがで
きる。電流計を備えている電気的な流量計によると、電
流計で流体の中を流れる電流を測定して流量を計量する
ことができ、また電圧計を備えた流量計は、流体流によ
って生じる電位を測定して流量を計量するようになって
いる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】従来の流量計は、機械
式であれ、電気式であれ比較的正確に計量することがで
きる利点はある。しかしながら、場合によっては所定量
の流体が流れているかどうか、あるいは所定流速で流れ
ているかどうかが分かれば充分な場合もある。例えば本
出願人によって提案されている浴槽装置のように、加熱
用のヒータ、強制循環用のポンプ、濾過用のフイルタ、
殺菌装置、浄化用の活性石等が設けられている浴槽装置
では、循環する湯量が所定量より減ったとき、濾過用の
フイルタの交換時期あるいは清掃時期と見なすことがで
きるので、大まかな流量が検知できれば充分である。こ
のような場合には構造が簡単で、安価であることが望ま
れるが、上記したような従来の流量計は、構造が複雑で
高価であり、実用性に乏しいきらいがある。本発明は、
上記したような事情に鑑みてなされたものであって、構
造が簡単で安価な流量検知装置を提供することを目的と
し、具体的には流量が所定量より増減したかどうか、あ
るいは流速が所定の範囲を越えたかどうかを知ることが
できる流量検知装置、特に浴槽装置に適用して好適な流
量検知装置を安価に提供することを目的としている。
【0004】
【課題を解決するための手段】請求項1記載の発明は、
上記目的を達成するために、流体の流れ抵抗の大きさに
より移動量が異なるように設けられている磁性体と、該
磁性体と関連して配置されている磁気センサと、報知手
段とからなり、前記磁性体と、磁気センサとの距離が設
定値を越えると、前記報知手段が作動するように構成さ
れる。また請求項2記載の発明は、強制循環する浴湯の
流れ抵抗の大きさにより移動量が異なるように設けられ
ている磁性体と、該磁性体と関連して配置されている磁
気センサと、報知手段とからなり、前記磁性体と、磁気
センサとの距離が設定値を越えると、前記報知手段が作
動するように構成される。
【0005】
【作用】 請求項1記載の発明は、上記のように構
成されているので、磁性体を例えばパイプの中に非磁性
体で吊り下げる。そうすると、パイプの中を流れる流体
の流れの抵抗により磁性体は、移動する。移動する量
は、水量あるいは水速に比例するが、移動量が小さくて
磁性体と磁気センサとの距離が設定値の範囲内の時は、
報知手段は作動しない。しかしながら設定範囲を越える
と、報知手段が作動する。請求項2記載の発明は、例え
ば浴湯の強制循環パイプの中に磁性体を設ける。そうす
ると、前記発明のように作動するので、報知手段により
例えば濾過用のフイルタの交換時期あるいは清掃時期を
知ることができる。または強制循環パイプ系の短絡等の
異常を知ることができる。
【0006】
【実施例】以下、本発明の1実施例を説明する。本実施
例に係わる流量検知装置1は、図1の(イ)、(ロ)に
示されているように、例えば合成樹脂から形成されてい
るパイプ2と、パイプ2の中に揺動自在に吊り下げられ
ている永久磁石3と、パイプ2の外側に永久磁石3に対
応して設けられている磁気センサ4と、図2、3に示さ
れている報知手段とから概略構成されている。永久磁石
3は、本実施例によると、ドーナツ状をしている。そし
てその中心孔5を利用してパイプ2の中に揺動自在に吊
り下げられている。永久磁石3を吊り下げている吊金具
10は、不錆鋼板から吊下片11、11と、その下方の
係止部12、12とを有するように板金加工されてい
る。吊金具10を揺動自在に支持している支持棒6、永
久磁石3が片方へ移動するのを防ぐストッパ7等も不錆
鋼から形成されている。
【0007】本実施例に係わる流量検知装置1は、次の
ようにして組み立てる。すなわち永久磁石3の中心孔5
に、吊金具10の吊下片11、11を押し開き、係止部
12、12を通す。そうすると、永久磁石3と、吊金具
10は遊びをもって結合される。吊下片11、11の頂
部に支持棒6通し、この支持棒6の両端部をパイプ2の
穴8、8に挿通する。そしてパイプ2の下方にストッパ
7を固定して組立を終わる。磁気センサ4を永久磁石3
と対向してパイプ2の外側に適宜の手段で固定する。
【0008】報知手段は、色々な形で実施できる。例え
ば音声を発する警報手段でも、また7セグメントLED
で表示する表示手段でも実施することもできる。しかし
ながら図2、3には簡単な発光ダイオードで実施した例
がそれぞれ示されている。すなわち図3には、磁気セン
サ4をホール素子20で実施し、その出力信号は、バッ
フアアンプ21を介して比較器22の一方の端子に入力
されるようになっている。比較器22の他方の端子に
は、抵抗22、23で設定された電圧が印加される。比
較器22からの出力信号は、タイマ25を介してドライ
ブ用のトランジスタ26のベースに入力される。したが
ってトランジスタ26がオンすると、発光ダイオード2
7が発光する。なお電源には電池を利用することもでき
るが、図示の実施例では整流回路28で整流された電源
が利用されている。
【0009】次に上記実施例の作用を、浴槽装置に適用
した例について説明する。例えば永久磁石3を組み込ん
だパイプ2を、前述したような強制循環用のポンプ、濾
過用のフイルタ等を備えた浴槽装置の循環パイプに介装
する。そして循環ポンプを起動して浴湯を強制循環させ
る。循環ポンプを起動すると、浴湯は図1において矢印
で示す方向に、永久磁石3の外側と中心孔5を流れる
が、永久磁石3は抵抗になっているので、流れ方向に湯
量あるいは流速に比例して傾く。循環ポンプの起動時に
図2に示されている整流回路28もオンする。循環ポン
プの起動初期は湯量は少ないので、永久磁石3の揺れ量
あるいは傾き量も小さく、ホール素子20との距離は小
さい。したがってホール素子20からの出力信号は大き
く、比較器22からドライブ用のトランジスタ26をオ
ンする電圧が出る。しかしながらタイマ25が介装され
ているので、トランジスタ26は所定時間はオンしな
い。循環ポンプを起動して所定時間経過すると、定常流
となり湯量が増すので、永久磁石3の触れ量も大きくな
り、ホール素子20からの出力信号も小さくなり、比較
器22からドライブ用のトランジスタ26をオンする電
圧は出力されなくなる。したがって、通常の場合は発光
ダイオード27は発光しない。
【0010】ところで、例えば循環系に介装されている
濾過用のフイルタに、目詰まり等が生じると、浴湯の循
環量が減ってくる。そうすると、永久磁石3の触れ量が
小さくなり、ホール素子20との距離が小さくなる。ホ
ール素子20からの出力信号は大きくなり、比較器22
からドライブ用のトランジスタ26をオンする電圧が出
る。今度はタイマ25はオンしているので、発光ダイオ
ード27が発光する。利用者はこれを見て、濾過用のフ
イルタが交換時期あるいは清掃の時期になったことを知
ることができる。分割抵抗22、23で発光ダイオード
27の発光時期を変更できることは明らかである。また
詳しい説明はしないが、永久磁石3の触れ量が所定量を
越えたとき、発光ダイオード27が発光するように実施
できることも明らかである。
【0011】図3には磁気センサ4をリードスイッチ3
0で実施した例が示されている。詳しい説明は省略する
が、永久磁石3の触れ量により、リードスイッチ30が
オン・オフし、前述したようにして発光ダイオード27
が発光することは明らかである。
【0012】
【発明の効果】以上のように、本発明によると流量検知
装置は、流体の流れ抵抗の大きさにより移動量が異なる
ように設けられている磁性体と、磁性体と関連して配置
されている磁気センサと、報知手段とからなり、磁性体
と、磁気センサとの距離が設定値を越えると、報知手段
が作動するように構成されているので、流体の流れ量あ
るいは流速が設定値を大きい方へ越えても、また設定値
より小さくなっても報知手段が作動するので、流体の流
れ系統の異常を知ることができる。しかも本発明による
流量検知装置は、磁性体と、磁気センサと、報知手段と
から構成され、構造が簡単で安価に提供できる効果が得
られる。請求項2記載の発明によると、磁性体は強制循
環する浴湯の流れ抵抗の大きさにより移動量が異なるよ
うに設けられているので、循環する浴湯量あるいは流速
が所定値より小さくなると、報知手段が作動する。した
がって強制循環系の流れ抵抗の増加、例えば濾過用のフ
イルタの目詰まりを知ることができ、フイルタを交換あ
るいは清掃することができる。また浴湯量あるいは流速
が所定値を越えても、報知手段が作動するので、循環系
に設けられている濾過用のフイルタ、殺菌装置、浄化用
の活性石等を短絡して流れていることも考えられ、その
対策をとることができる。したがって請求項2記載の発
明によると、浴槽装置の保守が簡単にできる効果も得ら
れる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例を示す斜視図で、その(イ)は
全体の、そして(ロ)は吊金具の実施例をそれぞれ示す
斜視図である。
【図2】本発明の作動回路の実施例を示す回路図であ
る。
【図3】本発明の作動回路の他の実施例を示す回路図で
ある。
【符号の説明】
3 永久磁石 4 磁気センサ 20 ホール素子 27 発光ダイオード 30 リードスイッチ T タイマ
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成4年2月20日
【手続補正1】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】全図
【補正方法】変更
【補正内容】
【図1】
【図2】
【図3】

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 流体の流れ抵抗の大きさにより移動量が
    異なるように設けられている磁性体と、該磁性体と関連
    して配置されている磁気センサと、報知手段とからな
    り、前記磁性体と、磁気センサとの距離が設定値を越え
    ると、前記報知手段が作動することを特徴とする流量検
    知装置。
  2. 【請求項2】 強制循環する浴湯の流れ抵抗の大きさに
    より移動量が異なるように設けられている磁性体と、該
    磁性体と関連して配置されている磁気センサと、報知手
    段とからなり、前記磁性体と、磁気センサとの距離が設
    定値を越えると、前記報知手段が作動することを特徴と
    する浴槽装置における流量検知装置。
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JPH03175363A (ja) * 1989-12-04 1991-07-30 Matsushita Electric Ind Co Ltd フロースイッチ

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