JP2691216B2 - テーパ補正心押台 - Google Patents
テーパ補正心押台Info
- Publication number
- JP2691216B2 JP2691216B2 JP5598391A JP5598391A JP2691216B2 JP 2691216 B2 JP2691216 B2 JP 2691216B2 JP 5598391 A JP5598391 A JP 5598391A JP 5598391 A JP5598391 A JP 5598391A JP 2691216 B2 JP2691216 B2 JP 2691216B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- tailstock
- shaft
- axis
- worm
- taper
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
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Description
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、研削盤、旋盤などに
おいてワークのテーパを補正できる機能を備えたテーパ
補正心押台に関するものである。
おいてワークのテーパを補正できる機能を備えたテーパ
補正心押台に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来のテーパ補正心押台では、送り系の
バックラッシュ及び撓みによる影響をなくすために、研
削または切削中における計測ヘッドの指示値に従って一
方向にテーパ補正する方式が採用されている。また、精
確なテーパ補正を行うために、補正量を計測ヘッドによ
り制御する技術も知られている。
バックラッシュ及び撓みによる影響をなくすために、研
削または切削中における計測ヘッドの指示値に従って一
方向にテーパ補正する方式が採用されている。また、精
確なテーパ補正を行うために、補正量を計測ヘッドによ
り制御する技術も知られている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところで、例えば、心
押軸スプール、主軸スピンドルなどの高精度部品を加工
する場合には、円筒度が1〜2μで、寸法公差も厳し
く、面粗度も鏡面仕上が要求される。しかしながら、前
者の従来方式によると、テーパ補正に際し、心押軸を一
度余分に戻したのちに一方向に位置決めするので、はめ
合い隙間が5μ以上ある通常のすべり案内式心押台では
精確に補正できず、円筒度が数μの鏡面自動加工が困難
であった。また、後者の従来方式によると、長い加工サ
イクル中の計測ヘッド系の熱変位により補正値が影響を
受けるため、1μ単位の補正に際しては信頼性になお問
題があった。
押軸スプール、主軸スピンドルなどの高精度部品を加工
する場合には、円筒度が1〜2μで、寸法公差も厳し
く、面粗度も鏡面仕上が要求される。しかしながら、前
者の従来方式によると、テーパ補正に際し、心押軸を一
度余分に戻したのちに一方向に位置決めするので、はめ
合い隙間が5μ以上ある通常のすべり案内式心押台では
精確に補正できず、円筒度が数μの鏡面自動加工が困難
であった。また、後者の従来方式によると、長い加工サ
イクル中の計測ヘッド系の熱変位により補正値が影響を
受けるため、1μ単位の補正に際しては信頼性になお問
題があった。
【0004】そこで、この発明の課題は、円筒度が1〜
2μ以下で鏡面仕上が要求されるような高精度部品を簡
単な構造により精確にテーパ補正できるテーパ補正心押
台を提供することにある。
2μ以下で鏡面仕上が要求されるような高精度部品を簡
単な構造により精確にテーパ補正できるテーパ補正心押
台を提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記の課題を解決するた
めに、この発明のテーパ補正心押台は、心押軸にその軸
線に対し偏心するセンタ孔を形成し、心押軸を軸線周り
で正逆回動する軸線周り駆動手段と、心押軸を軸線方向
に前後進する軸線方向駆動手段とを配設し、心押軸の前
後進ストロークよりも広い歯幅の平歯車を心押軸に設
け、軸線周り駆動手段の回転軸線上にウォームを偏心支
持し、そのウォームを心押軸の軸線と直角な基準線に対
しリード角だけ傾けて平歯車に噛合わせて構成される。
めに、この発明のテーパ補正心押台は、心押軸にその軸
線に対し偏心するセンタ孔を形成し、心押軸を軸線周り
で正逆回動する軸線周り駆動手段と、心押軸を軸線方向
に前後進する軸線方向駆動手段とを配設し、心押軸の前
後進ストロークよりも広い歯幅の平歯車を心押軸に設
け、軸線周り駆動手段の回転軸線上にウォームを偏心支
持し、そのウォームを心押軸の軸線と直角な基準線に対
しリード角だけ傾けて平歯車に噛合わせて構成される。
【0006】
【作用】この発明のテーパ補正心押台においては、ウォ
ームがリード角だけ傾いた状態で平歯車に噛合し、ウォ
ームの歯すじと平歯車の歯すじとが平行となっているた
め、軸線方向駆動手段による心押軸の前後進がウォーム
によって拘束されない。また、ウォームは軸線周り駆動
手段の回転軸線上で偏心回転させ、ウォームのねじ面が
平歯車の歯車に密接し、ウォームと平歯車とのバックラ
ッシュを除去するよう組み付けられている。そして、平
歯車と一体に心押軸が正逆回動され、心押軸の軸線に対
し偏心するセンタ孔の位置がずれ、これによってワーク
のテーパが補正される。したがって、平歯車及びウォー
ムからなる至って簡単な構造により、送り系のバックラ
ッシュ及び撓みが除去され、現在位置から(+)側また
は(−)側のいずれの方向においても1μ以下の精確な
テーパ補正が可能となる。
ームがリード角だけ傾いた状態で平歯車に噛合し、ウォ
ームの歯すじと平歯車の歯すじとが平行となっているた
め、軸線方向駆動手段による心押軸の前後進がウォーム
によって拘束されない。また、ウォームは軸線周り駆動
手段の回転軸線上で偏心回転させ、ウォームのねじ面が
平歯車の歯車に密接し、ウォームと平歯車とのバックラ
ッシュを除去するよう組み付けられている。そして、平
歯車と一体に心押軸が正逆回動され、心押軸の軸線に対
し偏心するセンタ孔の位置がずれ、これによってワーク
のテーパが補正される。したがって、平歯車及びウォー
ムからなる至って簡単な構造により、送り系のバックラ
ッシュ及び撓みが除去され、現在位置から(+)側また
は(−)側のいずれの方向においても1μ以下の精確な
テーパ補正が可能となる。
【0007】
【実施例】以下、この発明を具体化した実施例を図面に
基づいて説明する。図1は本発明の一実施例によるテー
パ補正心押台を示す断面図、図2は図1のA−A線から
みた平面図、図3は図2のB−B線に沿う断面図、図4
は図2のC−C線に沿う断面図である。
基づいて説明する。図1は本発明の一実施例によるテー
パ補正心押台を示す断面図、図2は図1のA−A線から
みた平面図、図3は図2のB−B線に沿う断面図、図4
は図2のC−C線に沿う断面図である。
【0008】図において、1は心押台本体、2は心押
軸、3は心押センタである。心押軸2にはその軸線に対
しXmm(図3参照)偏心した位置にセンタ孔4が貫設
され、その先端部に心押センタ3が挿着されていて、心
押軸2がθ°回転すると、心押センタ3がXsinθm
mだけずれた位置でワーク(図示略)のテーパを補正す
る。心押軸2は前後2箇所にてボールガイド5を介し心
押台本体1に支持され、ワークの着脱に際し軸線方向に
前後進され、テーパ補正に際しては軸線周りで回動され
る。ボールガイド5及び心押軸2には、支持剛性を向上
しかつ指令量分確実に補正するように、直径方向に所定
の予圧が付与されている。
軸、3は心押センタである。心押軸2にはその軸線に対
しXmm(図3参照)偏心した位置にセンタ孔4が貫設
され、その先端部に心押センタ3が挿着されていて、心
押軸2がθ°回転すると、心押センタ3がXsinθm
mだけずれた位置でワーク(図示略)のテーパを補正す
る。心押軸2は前後2箇所にてボールガイド5を介し心
押台本体1に支持され、ワークの着脱に際し軸線方向に
前後進され、テーパ補正に際しては軸線周りで回動され
る。ボールガイド5及び心押軸2には、支持剛性を向上
しかつ指令量分確実に補正するように、直径方向に所定
の予圧が付与されている。
【0009】心押軸2を前後進するための軸線方向駆動
手段は、油圧シリンダ7、ピストン8、油圧回路9など
から構成されている。油圧回路9には逆止弁10及び切
換弁11が配設され、切換弁11のソレノイド12の励
磁によりピストン8及び心押軸2が所定のストロークL
(図1参照)で前進され、ソレノイド13の励磁により
それらが後退される。ピストン8と心押軸2との間には
圧縮ばね14が介装され、心押軸2の前進によりワーク
が両センタ支持されたときには、ピストン8により圧縮
ばね14を介してワークに推力が作用する。この推力は
ピストン8に螺着したばね圧調整部材15によって調整
される。
手段は、油圧シリンダ7、ピストン8、油圧回路9など
から構成されている。油圧回路9には逆止弁10及び切
換弁11が配設され、切換弁11のソレノイド12の励
磁によりピストン8及び心押軸2が所定のストロークL
(図1参照)で前進され、ソレノイド13の励磁により
それらが後退される。ピストン8と心押軸2との間には
圧縮ばね14が介装され、心押軸2の前進によりワーク
が両センタ支持されたときには、ピストン8により圧縮
ばね14を介してワークに推力が作用する。この推力は
ピストン8に螺着したばね圧調整部材15によって調整
される。
【0010】テーパ補正に際して心押軸2を回動するた
めの軸線周り駆動手段は、図3に示すように、ステップ
モータ17、作動軸18、自動手動切換クラッチ19な
どから構成されている。ステップモータ17は計測ヘッ
ド(図示略)からの指令信号に基づいてインクリメンタ
ルにステップを補正し、指令信号の停止時には保持トル
クによりロックされている。ステップモータ17の出力
軸には駆動歯車20が、作動軸18には従動歯車21が
相対向して装着されている。自動手動切換クラッチ19
は前記駆動歯車20及び従動歯車21に跨がって噛合可
能な切換歯車22を備え、この切換歯車22はスライド
軸23を介して手動つまみ24に結合されている。電源
投入状態でテーパ補正量を手動で調整する際には、手動
つまみ24を押込んで切換歯車22を従動歯車21に噛
合し、手動つまみ24を回して作動軸18を回動する。
自動調整に際しては、手動つまみ24を引出して切換歯
車22を駆動歯車20及び従動歯車21に噛合し、ステ
ップモータ17の回転を作動軸18に伝える。
めの軸線周り駆動手段は、図3に示すように、ステップ
モータ17、作動軸18、自動手動切換クラッチ19な
どから構成されている。ステップモータ17は計測ヘッ
ド(図示略)からの指令信号に基づいてインクリメンタ
ルにステップを補正し、指令信号の停止時には保持トル
クによりロックされている。ステップモータ17の出力
軸には駆動歯車20が、作動軸18には従動歯車21が
相対向して装着されている。自動手動切換クラッチ19
は前記駆動歯車20及び従動歯車21に跨がって噛合可
能な切換歯車22を備え、この切換歯車22はスライド
軸23を介して手動つまみ24に結合されている。電源
投入状態でテーパ補正量を手動で調整する際には、手動
つまみ24を押込んで切換歯車22を従動歯車21に噛
合し、手動つまみ24を回して作動軸18を回動する。
自動調整に際しては、手動つまみ24を引出して切換歯
車22を駆動歯車20及び従動歯車21に噛合し、ステ
ップモータ17の回転を作動軸18に伝える。
【0011】前記心押軸2の中央部には、心押軸2の前
後進ストロークLより広い歯幅の平歯車26が取付けら
れている。これに対し、前記作動軸18の先端には平歯
車26と噛合するウォーム27が作動軸18の回転軸線
に対しYmm(図3参照)偏心した位置で支持されてい
る。平歯車26及びウォーム27の歯面は歯形精度を向
上するために歯研加工されている。そして、図2に示す
ように、ウォーム27は心押軸2の軸線と直角な基準線
(同図のB−B線)に対しリード角γ°分だけ傾斜して
平歯車26に噛合し、これにより、ステップモータ17
の正逆回転を心押軸2に伝えてテーパ補正を可能にする
一方、ウォーム27の歯すじを平歯車26の歯すじと平
行にして、ピストン8による心押軸2の前後進は拘束し
ないようになっている。なお、ステップモータ17もウ
ォーム27のリード角γ°分だけ傾斜した状態で心押台
本体1に設置されている。
後進ストロークLより広い歯幅の平歯車26が取付けら
れている。これに対し、前記作動軸18の先端には平歯
車26と噛合するウォーム27が作動軸18の回転軸線
に対しYmm(図3参照)偏心した位置で支持されてい
る。平歯車26及びウォーム27の歯面は歯形精度を向
上するために歯研加工されている。そして、図2に示す
ように、ウォーム27は心押軸2の軸線と直角な基準線
(同図のB−B線)に対しリード角γ°分だけ傾斜して
平歯車26に噛合し、これにより、ステップモータ17
の正逆回転を心押軸2に伝えてテーパ補正を可能にする
一方、ウォーム27の歯すじを平歯車26の歯すじと平
行にして、ピストン8による心押軸2の前後進は拘束し
ないようになっている。なお、ステップモータ17もウ
ォーム27のリード角γ°分だけ傾斜した状態で心押台
本体1に設置されている。
【0012】図2及び図4において、29はテーパ補正
量の(+)側極限を検出するリミットスイッチ、30は
テーパ補正量の(−)側極限を検出するリミットスイッ
チ、31は心押軸2の後進端を検出するリミットスイッ
チ、32は心押軸2の正規支持位置を検出するリミット
スイッチ、33は心押軸2の過前進位置を検出するリミ
ットスイッチであり、各リミットスイッチは、心押軸2
の前後進及び回動に伴いその基端面に取付けたドッグ3
4によりONされる。図3において、35はテーパ補正
の原点位置を示し、(+)側及び(−)側のリミットス
イッチ29,30の中央に設定されている。そして、復
帰用押釦(図示略)が操作されると、心押軸2はテーパ
補正位置からいったん(−)側のリミットスイッチ30
がONする位置まで回動し、そこを起点に予め設定され
たステップ数だけ逆回動して原点位置35に復帰するよ
うになっている。
量の(+)側極限を検出するリミットスイッチ、30は
テーパ補正量の(−)側極限を検出するリミットスイッ
チ、31は心押軸2の後進端を検出するリミットスイッ
チ、32は心押軸2の正規支持位置を検出するリミット
スイッチ、33は心押軸2の過前進位置を検出するリミ
ットスイッチであり、各リミットスイッチは、心押軸2
の前後進及び回動に伴いその基端面に取付けたドッグ3
4によりONされる。図3において、35はテーパ補正
の原点位置を示し、(+)側及び(−)側のリミットス
イッチ29,30の中央に設定されている。そして、復
帰用押釦(図示略)が操作されると、心押軸2はテーパ
補正位置からいったん(−)側のリミットスイッチ30
がONする位置まで回動し、そこを起点に予め設定され
たステップ数だけ逆回動して原点位置35に復帰するよ
うになっている。
【0013】このように、本実施例のテーパ補正心押台
においては、心押軸2がステップモータ17により作動
軸18、ウォーム27及び平歯車26を介して正逆回動
される。心押軸2にはセンタ孔4が偏心して形成されて
いるので、心押軸2の回動に伴いセンタ孔4の位置がず
れ、これによってテーパ補正が行われる。また、ウォー
ム27は作動軸18上で偏心回転させ、ウォーム27の
ねじ面が平歯車26の歯面に密接し、ウォーム27と平
歯車26との間のバックラッシュを除去ずるよう組み付
けられている。また、ウォーム27はリード角γ°だけ
傾いた状態で平歯車26に噛合するから、ステップモー
タ17の正逆回転を心押軸2に伝えてテーパ補正を可能
にするとともに、ピストン8による心押軸2の前後進は
拘束しない。したがって、平歯車26及びウォーム27
からなる至って簡単な構造によりバックラッシュ及び撓
みが除去され、現在位置から(+)側及び(−)側のい
ずれの方向においても1μ以下のテーパ補正が可能とな
る。それ故、心押軸スプール、主軸スピンドルなどの高
精度部品を円筒度1〜2μ以下で鏡面仕上げすることが
できる。
においては、心押軸2がステップモータ17により作動
軸18、ウォーム27及び平歯車26を介して正逆回動
される。心押軸2にはセンタ孔4が偏心して形成されて
いるので、心押軸2の回動に伴いセンタ孔4の位置がず
れ、これによってテーパ補正が行われる。また、ウォー
ム27は作動軸18上で偏心回転させ、ウォーム27の
ねじ面が平歯車26の歯面に密接し、ウォーム27と平
歯車26との間のバックラッシュを除去ずるよう組み付
けられている。また、ウォーム27はリード角γ°だけ
傾いた状態で平歯車26に噛合するから、ステップモー
タ17の正逆回転を心押軸2に伝えてテーパ補正を可能
にするとともに、ピストン8による心押軸2の前後進は
拘束しない。したがって、平歯車26及びウォーム27
からなる至って簡単な構造によりバックラッシュ及び撓
みが除去され、現在位置から(+)側及び(−)側のい
ずれの方向においても1μ以下のテーパ補正が可能とな
る。それ故、心押軸スプール、主軸スピンドルなどの高
精度部品を円筒度1〜2μ以下で鏡面仕上げすることが
できる。
【0014】なお、この発明は上記実施例の構成に限定
されるものではなく、例えば前記実施例では、ステッピ
ングモータによるインクリメンタル制御を前提とした構
成となっているが、この場合、図5に示す如く心押台の
センタ穴が基準位置a(θ=0)に対してθ傾いた位置
bでは、テーパ補正量は1/cosθだけ誤差を生ずる
ことになる。この点については、切換歯車22、スライ
ド軸23、手動つまみ24を廃し、ステッピングモータ
に代えて絶対位置検出器をもつモータを採用し、このモ
ータと作動軸18を直結し、絶対位置制御してテーパ補
正量をXΔθ/cosθ送ることにより解決するといっ
たように、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で各部の形状
並びに構成を適宜に変更して具体化することも可能であ
る。
されるものではなく、例えば前記実施例では、ステッピ
ングモータによるインクリメンタル制御を前提とした構
成となっているが、この場合、図5に示す如く心押台の
センタ穴が基準位置a(θ=0)に対してθ傾いた位置
bでは、テーパ補正量は1/cosθだけ誤差を生ずる
ことになる。この点については、切換歯車22、スライ
ド軸23、手動つまみ24を廃し、ステッピングモータ
に代えて絶対位置検出器をもつモータを採用し、このモ
ータと作動軸18を直結し、絶対位置制御してテーパ補
正量をXΔθ/cosθ送ることにより解決するといっ
たように、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で各部の形状
並びに構成を適宜に変更して具体化することも可能であ
る。
【0015】
【発明の効果】以上に詳述したように、この発明によれ
ば、平歯車及びウォームからなる至って簡単な構造によ
りバックラッシュ及び撓みが除去されるので、正逆いず
れの方向においても1μ以下のテーパ補正が可能とな
り、もって、高精度部品をμ単位で精確に加工できると
いう優れた効果を奏する。
ば、平歯車及びウォームからなる至って簡単な構造によ
りバックラッシュ及び撓みが除去されるので、正逆いず
れの方向においても1μ以下のテーパ補正が可能とな
り、もって、高精度部品をμ単位で精確に加工できると
いう優れた効果を奏する。
【図1】本発明の一実施例によるテーパ補正心押台を示
す断面図である。
す断面図である。
【図2】図1のA−A線からみた平面図である。
【図3】図2のB−B線に沿う断面図である。
【図4】図2のC−C線に沿う断面図である。
【図5】変更例の説明図である。
1・・心押台本体、2・・心押軸、3・・心押センタ、
4・・センタ孔、5・・ボールガイド、7・・油圧シリ
ンダ、8・・ピストン、9・・油圧回路、10・・逆止
弁、11・・切換弁、12,13・・ソレノイド、14
・・圧縮ばね、15・・ばね圧調整部材、17・・ステ
ップモータ、18・・作動軸、19・・自動手動切換ク
ラッチ、20・・駆動歯車、21・・従動歯車、22・
・切換歯車、23・・スライド軸、24・・手動つま
み、26・・平歯車、27・・ウォーム、29〜33・
・リミットスイッチ、34・・ドッグ、35・・原点位
置、X・・センタ孔の偏心寸法、Y・・ウォームの偏心
寸法、L・・心押軸ストローク、γ・・ウォームのリー
ド角、a・・基準位置、b・・基準位置に対してθ傾い
た位置。
4・・センタ孔、5・・ボールガイド、7・・油圧シリ
ンダ、8・・ピストン、9・・油圧回路、10・・逆止
弁、11・・切換弁、12,13・・ソレノイド、14
・・圧縮ばね、15・・ばね圧調整部材、17・・ステ
ップモータ、18・・作動軸、19・・自動手動切換ク
ラッチ、20・・駆動歯車、21・・従動歯車、22・
・切換歯車、23・・スライド軸、24・・手動つま
み、26・・平歯車、27・・ウォーム、29〜33・
・リミットスイッチ、34・・ドッグ、35・・原点位
置、X・・センタ孔の偏心寸法、Y・・ウォームの偏心
寸法、L・・心押軸ストローク、γ・・ウォームのリー
ド角、a・・基準位置、b・・基準位置に対してθ傾い
た位置。
Claims (1)
- 【請求項1】 心押軸にその軸線に対し偏心するセンタ
孔を形成し、心押軸を軸線周りで正逆回動する軸線周り
駆動手段と、心押軸を軸線方向に前後進する軸線方向駆
動手段とを配設し、心押軸の前後進ストロークよりも広
い歯幅の平歯車を心押軸に設け、前記軸線周り駆動手段
の回転軸線上にウォームを偏心支持し、そのウォームを
心押軸の軸線と直角な基準線に対しリード角だけ傾けて
前記平歯車に噛合わせたことを特徴とするテーパ補正心
押台。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP5598391A JP2691216B2 (ja) | 1991-02-26 | 1991-02-26 | テーパ補正心押台 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP5598391A JP2691216B2 (ja) | 1991-02-26 | 1991-02-26 | テーパ補正心押台 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH04269102A JPH04269102A (ja) | 1992-09-25 |
JP2691216B2 true JP2691216B2 (ja) | 1997-12-17 |
Family
ID=13014319
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP5598391A Expired - Lifetime JP2691216B2 (ja) | 1991-02-26 | 1991-02-26 | テーパ補正心押台 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2691216B2 (ja) |
-
1991
- 1991-02-26 JP JP5598391A patent/JP2691216B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH04269102A (ja) | 1992-09-25 |
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