JP2690167B2 - フライバックトランス - Google Patents

フライバックトランス

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JP2690167B2
JP2690167B2 JP2050525A JP5052590A JP2690167B2 JP 2690167 B2 JP2690167 B2 JP 2690167B2 JP 2050525 A JP2050525 A JP 2050525A JP 5052590 A JP5052590 A JP 5052590A JP 2690167 B2 JP2690167 B2 JP 2690167B2
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Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明はカラーテレビのアノード電圧を発生し、フォ
ーカス調整などに使用される高圧用可変抵抗器を組み込
んだフライバックトランスに関するものである。
従来の技術 上記従来のフライバックトランスに組み込まれている
高圧用可変抵抗器について図面に基づいて説明する。
第6図は従来の高圧用可変抵抗器の断面図、第7図は
従来の高圧用可変抵抗器の組立見取り図、第8図(a)
および(b)はそれぞれ従来の高圧用可変抵抗器の絶縁
ケースの平面図および断面図である。
高圧用可変抵抗器は、頭部に摺動子11を装着し、下部
に操作軸12aを備えた絶縁材からなる抵抗可変用のつま
み12と、表面に抵抗体部13aとそれに連結された電極部1
3bを形成した絶縁基板13と、絶縁基板13の電極部13bに
連結する端子14と、一端が開口状で開口部にフライバッ
クトランス(以下、FBTと略す)ケースとの嵌合用リブ1
5aを有し、内底部につまみ12の操作軸12aを挿入するた
めの貫通孔15bを有し、さらに絶縁基板13の略外周に当
接する位置に段部15cを有する絶縁ケース15とから構成
されている。
次に上記構成の高電圧用可変抵抗器の組立方法につい
て説明する。
まず操作軸12aを貫通孔15bに回転自在に挿入し、その
後、絶縁基板13を固定ならびにすき間をシールするため
に、段部15cに接着剤(図示せず)やゴムパッキン(図
示せず)を置き、絶縁基板13の抵抗体部13aを設けた面
を絶縁ケース15の内側に向けて置き、治具にて保持、ま
たは絶縁ケース15の底部から垂立させたダボを絶縁基板
13に設けた貫通孔(図示せず)に通し後頭部をつぶすと
いった方法により、絶縁基板13を固着し、端子14を電極
部13bに垂直に半田付し、絶縁基板13の裏面上全体に可
撓性を有しかつ絶縁性の高い樹脂を注入、硬化し樹脂層
16を形成する。
さらに、特に高電圧に対する外部絶縁性を向上させる
ために、高電圧側抵抗体部13aの一部または電極部13bに
相対する部分の段部15cを内側にわん曲させ抵抗体部13a
の一部や電極部13bをリブ15aの外側になるように構成し
て前記樹脂にてモールドするといった構造も一般的に行
われている。
このようにして可変抵抗器は組立てられた後、FBTケ
ースと嵌合リブ15aで嵌合され、接着後FBT内部構成部品
とともに、耐湿性の良い、すなわち硬い樹脂にてモール
ドされ、FBTが形成される。
発明が解決しようとする課題 以上のように構成されたFBTの高圧用可変抵抗器部分
においては、内部活電部と外界との絶縁は、一部高圧部
分に樹脂を入れたとしても大部分は絶縁ケース15のみに
依存しており、ケース15の材質劣化、組立上の応力など
の影響を受け易く、かつケース15の構造設計のその品質
確認には、熟練者でも膨大な手間と時間が必要であると
いう問題があった。
さらにユーザ側より高電化や外観仕様の変更要望に対
しては一品一様の絶縁ケース15の製作が必要となり標準
化が図れず、また金型製作費、生産管理面などで経済的
な負担が大きいという問題があった。
また生産上においては、高圧用可変抵抗器とFBTケー
スを別体に製作し、それらを嵌合させるために精密な寸
法精度が必要となり、また接着作業においては注意深い
作業を行なってもなお樹脂漏れ不良が発生し、工程不良
発生の上位となっている。さらに高圧用可変抵抗器の組
立においては一品一様の外形のため工程の自動化を行い
にくく、安価で特性の優れた製品をユーザに提供する上
での妨げとなっている。
本発明は上記問題を解決するものであり、短時間で設
計および信頼性の確認ができ、安価で工程不良の少ない
フライバックトランスを提供することを目的とするもの
である。
課題を解決するための手段 上記問題を解決するための本発明のフライバックトラ
ンスは、表面に抵抗体部とそれに連結された電極部を形
成した絶縁基板と、前記絶縁基板の略外形にそった凹部
を、その側面に形成したフライバックトランスケース
と、一端が開口状で底部に貫通孔を有し、前記抵抗体部
を摺動する摺動子を備えた回転軸を前記貫通孔に回転自
在に取り付け、かつアーム状の突起を持つキャップ状の
ケースから成り、前記凹部に前記抵抗体部を外側として
前記絶縁基板を取り付け、前記キャップ状のケースを、
前記絶縁基板に前記摺動子を前記抵抗体部に当接させる
とともに、アーム状突起を前記フライバックトランスケ
ースに嵌合させて取り付け、内部配線を電極部に連結
後、少なくとも高電圧が印加される抵抗体部および高電
圧が印加される電極部と端子類の結合部を絶縁性の高い
樹脂で覆って構成した高電圧用可変抵抗器を具備したも
のである。
作用 上記構成によれば、従来のような高圧用可変抵抗器の
複雑な絶縁ケースを使用せず、各機能を回転軸を保持す
るキャップ状のケース、絶縁基板を保持し、かつ可撓性
樹脂の代りにFBT樹脂の応力をしゃ断するFBTケースの凹
部、活電部を覆い外部との絶縁性を確保する樹脂とに分
担させることによって、入力電圧や出力電圧比の変更に
対して絶縁基板上に形成される抵抗体部の配置・構成を
変更すればよく、キャップ状ケースおよびFBTケースは
同一のものが使用でき、よって標準化が図れる。また入
力電圧に応じて樹脂層の厚さを変えることによって外部
との絶縁性が確保され、品質確認も極めて容易になる。
さらにFBTケースに一体に高圧用可変抵抗器が構成さ
れるので接着作業そのものが必要で無くなり、よって接
着作業不良も発生しない。
実施例 以下本発明の一実施例を図面に基づいて説明する。
第1図は本発明の一実施例を示すフライバックトラン
スの要部組立見取図である。
本発明のフライバックトランスの外装ケースは、表面
に抵抗体1aとこの抵抗体1aに連結され、かつFBTの内部
配線4が連結される電極部1bが形成され、電極部1bの中
央に端子挿入孔2が形成された絶縁基板1と、第5図に
も示すように絶縁基板1より一回り大きい凹部3aがリブ
3dにより側面に形成され、さらに電極部1bの端子挿入孔
2に相対する位置に端子孔3bが設けられ、後述する軸受
キャップ7のアーム7cが貫通する貫通孔3cが設けられた
FBTケース3と、頭部に抵抗体1a上を摺動する摺動子6
を備えた操作軸(回転軸)5と、第4図にも示すように
操作軸5を回転自在に保持する軸受7aと貫通孔7bを底部
に有する一端開口状のケースであり、側面にFBTケース
3に固定するためのアーム7cが設けられた軸受キャップ
7とを構成部品としている。そして、フライバックトラ
ンスの外装ケースは、これら構成部品を組立てて、すな
わち、FBTケース3に抵抗体1aを外側として絶縁基板1
を取り付け、操作軸5を挿入した軸受キャップ7のアー
ム7cをFBTケース3の貫通孔3cに貫通させて引っかけ、
絶縁基板1とのする間およびアーム7cの引っかけ部にシ
ールのために接着剤を塗布して固化し、さらに内部配線
4をFBTケース3の端子孔3bと電極部1bの端子挿入孔2
を通して挿入し、半田付などの手段で電極部1bと連結
後、第2図に示すように抵抗体1aの一部および電極部1b
と端子4の結合部を耐湿性の良い樹脂層8で覆って構成
するか、第3図のように高電圧が印加される抵抗体1aの
一部および高電圧が印加される電極部1bと端子4の結合
部側を厚く、抵抗圧が印加される抵抗体1aの一部および
低電圧が印加される電極部1bと端子4の結合部を薄く樹
脂層8で覆って構成している。
このように構成したフライバックトランスの外装ケー
スは、FBT内で結線された後、FBT内部構成部品と共にモ
ールド樹脂にて封入され、フライバックトランスが形成
される。
フライバックトランスを上記のように構成したことに
より、セット側より最も変更要望が多い高電圧化や出力
電圧比の変更に対して、絶縁基板1の上に形成する抵抗
体1aの配置、構成を変更すれば良く、絶縁ケースとして
のFBTケース3を変更する必要が無く、さらに可変抵抗
器部分の外径は同一であるから、軸受キャップ7は同一
のものが使用できるため、これら部品の標準化を図るこ
とができる。
また、特に高電圧化に対しては、電圧が高くなれば電
圧に応じて注入樹脂量を増して樹脂層8を厚くすれば良
く、絶縁性も樹脂の特性と樹脂層8の厚さで決定される
ので、品質確認も極めて容易となる。さらに電気的仕様
が同一でもセット側の機構設計上の理由により、外形や
軸位置の変更が必要となってもFBTケース3の設計、製
作の必要がないため、極めて容易にまた短時間に製品化
品質確認を行うことができる。
以上のように1品種毎に複雑なFBTケース3の設計・
製作の必要が無いため、設計・品質確認などに要する人
的負担また、金型製作費の低減が図れ、さらに標準化で
きることにより製造上でも機械化などが容易に行える。
また信頼性上の一番の重要ポイントである外装絶縁につ
いても、抵抗器全体について均一な保証が可能となる。
さらに、FBTケース3に一体に高圧用可変抵抗器が構
成されるため、接着作業そのものが必要でなくなり、接
着不良が発生することを防止でき、また工数の低減を図
ることができる。
なお、軸受キャップ7cとFBTケース3の固定法は上記
アーム7cによる方法に限定されることはなく一般的に行
われる方法(たとえばダボ絞めなど)で良い。また、FB
Tケース3の凹部3aはケースの側面を平板として陥没し
た凹部を設ける構成としてもよい。
発明の効果 以上のように本発明によれば、従来のような高圧用可
変抵抗器の複雑な絶縁ケースを使用せず、各機能をキャ
ップ状のケース、FBTケースの凹部、注入樹脂に分担さ
せることによって、入力電圧や出力電圧比の変更に際し
て絶縁基板上に形成される抵抗体部の配置・構成を変更
すればよく、キャップ状ケースおよびFBTケースは同一
のものが使用でき、新作、変更の必要がないため、標準
化を図ることができる。また入力電圧に応じて注入樹脂
量を増減して樹脂層の厚さを変えることによって外部と
の絶縁性を確保することができ、品質確認も極めて容易
に行うことができる。
以上のように1品種毎に複雑な従来のような絶縁ケー
スの設計・製作の必要が無いため、設計・品質確認など
に要する人的負担また、金型製作費の低減が図れ、さら
に標準化できることにより製造上でも機械化などを容易
に行うことができる。
また信頼性上の一番の重要ポイントである外装絶縁に
ついても、抵抗器全体について均一な保証が可能とな
る。
さらにFBTケースに一体に高圧用可変抵抗器が構成さ
れることにより、従来のような接着作業そのものが必要
でなくなり、接着作業不良の発生を防止でき、工数の削
減を図ることができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の一実施例を示すフライバックトランス
の要部組立見取図、第2図および第3図はそれぞれ同フ
ライバックトランスの要部断面図、第4図(a)〜
(c)はそれぞれ同フライバックトランスのキャップ状
ケースの平面図、側面図および断面図、第5図(a)お
よび(b)はそれぞれ同フライバックトランスのFBTケ
ースの平面図および断面図、第6図は従来のフライバッ
クトランスに組み込まれる高圧用可変抵抗器の断面図、
第7図は同高圧用可変抵抗器の組立見取図、第8図
(a)および(b)はそれぞれ同高圧用可変抵抗器の平
面図および断面図である。 1……絶縁基板、1a……抵抗体、1b……電極部、3……
FBTケース、3a……凹部、4……内部配線、5……操作
軸(回転軸)、6……摺動子、7……軸受キャップ(キ
ャップ状のケース)、7a……軸受、7b……貫通孔、8…
…樹脂層。

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】表面に抵抗体部とそれに連結された電極部
    を形成した絶縁基板と、前記絶縁基板の略外形にそった
    凹部を、その側面に形成したフライバックトランスケー
    スと、一端が開口状で底部に貫通孔を有し、前記抵抗体
    部を摺動する摺動子を備えた回転軸を前記貫通孔に回転
    自在に取り付け、かつアーム状の突起を持つキャップ状
    のケースから成り、前記凹部に前記抵抗体部を外側とし
    て前記絶縁基板を取り付け、前記キャップ状のケース
    を、前記絶縁基板に前記摺動子を前記抵抗体部に当接さ
    せるとともに、アーム状突起を前記フライバックトラン
    スケースに嵌合させて取り付け、内部配線を電極部に連
    結後、少なくとも高電圧が印加される抵抗体部および高
    電圧が印加される電極部と端子類の結合部を絶縁性の高
    い樹脂で覆って構成した高電圧用可変抵抗器を具備した
    フライバックトランス。
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