JP2688554B2 - ウェハ異常検知装置及びウェハ検査方法 - Google Patents

ウェハ異常検知装置及びウェハ検査方法

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JP2688554B2
JP2688554B2 JP930392A JP930392A JP2688554B2 JP 2688554 B2 JP2688554 B2 JP 2688554B2 JP 930392 A JP930392 A JP 930392A JP 930392 A JP930392 A JP 930392A JP 2688554 B2 JP2688554 B2 JP 2688554B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はウェハ異常検知装置及び
ウェハ検査方法に係り、特にウェハ移し替え装置による
ウェハ移し替え時に生じるウェハの割れなどのウェハ異
常を検知するのに好適なウェハ異常検知装置及びウェハ
検査方法に関する。
【0002】
【従来の技術】半導体ウェハ処理工程では、不純物の混
在によるコンタミネーションをできる限り少なくするよ
うに、技術的に種々の工夫がされている。その工夫の良
否いかんで歩留まりが大きく変わり、売上げ、利益に大
きく影響する。ウェハ移し替えもコンタミネーションを
少なくするために必要な作業であり、工程が変わるとき
に専用カセットにウェハを移し替える。またLSIの高
集積度化に見られるように、プロセスの複雑化、高クリ
ーン化が求められ、無人化及び自動化によるFA化が検
討されている。当然、ウェハ移し替え装置も自動化が要
求され、移し替え時に生じるウェハ破損に対する対策が
必要になる。
【0003】従来のウェハ移し替え装置では、ウェハの
破損などによる異常を検出する機構を設けたものはな
く、人がその都度確認していた。また、ウェハ移し替え
装置ではなく、作業の過程で単にウェハ枚数を数えるだ
けの簡単な光学式のセンサを設けている例はあった。こ
の例を図7に示す。図7には透過光又は反射光を利用し
た方式のそれぞれを示す。透過形はウェハ70が光軸を
横切るときに光が遮断されたときのパルスを数えること
でウェハ70の枚数を知ることができる。また、反射形
はウェハ70が光軸焦点位置にきたとき、その反射光を
検出し、ウェハ枚数を知ることができる。図7におい
て、光源71,72は一般にLED又は半導体レーザが
用いられ、受光素子73,74はフォトダイオードが一
般的である。なお、75は移動可能に配置されたウェハ
カセットであるその他の関連する公知文献としては、特
開昭60−157230号公報が存在する。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】上記従来技術ではウェ
ハが有るかないかの検出しかできず、ウェハが割れなど
の異常を生じたかどうかの検出は不可能であった。更
に、透過形はウェハに対向してセンサを配置しなければ
ならないので、光軸合わせが難しく、しかも空間を広く
占有するので、他の機構部への制約が大きかった。一
方、反射形はセンサを片側にセットできるのでスペース
の制約は透過形に比べ小さいが、ウェハ端面が丸いため
焦点合わせが難しく、ウェハの位置が少しずれるだけで
検出できなくなり信頼性の高い検出ができないという不
具合が有った。
【0005】一般的に、ウェハ移し替え装置はウェハを
カセットから出し入れするために、ウェハを破損させる
危険性が高い。特に無人化、自動化を行うときはウェハ
の破損を検出する機構が必ず必要になってくる。これ
は、破損を知らずに作業を継続するとプロセス全体の重
大事故へとつながってしまうからである。
【0006】本発明の目的は、ウェハ移し替え装置にお
いて移し替えの前と後とでウェハ枚数及び破損検出を行
い、破損検出時は速やかに動作を停止し、事故拡大を防
止することを可能とするウェハ異常検知装置及びウェハ
検査方法を提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明に係わるウェハ異
常検知装置は、複数枚のウェハを同時にオリフラ合わせ
する機構と、複数枚のウェハがウェハカセットに収納保
持された状態でウェハに対しこれらを押し上げて取り出
す機構と、ウェハをウェハカセットの外部で保持する機
構と、ウェハが移し替えられるウェハ処理カセットにウ
ェハを収納する機構を有するウェハ移し替え装置に設け
られたウェハ異常検知装置であり、オリフラ合わせ機
は、垂直に配列されたウェハの周面の近傍に設けられ、
オリフラ合わせ終了後のウェハのオリフラ端面を検知す
るセンサを設け、オリフラ端面の状態に基づきウェハの
異常を検知する。好ましくは、上記ウェハ異常検知装置
において、センサを1個設け、このセンサが複数のウェ
ハのそれぞれに対しウェハ配列方向にスキャンして各ウ
ェハのオリフラ端面を検知する。また、好ましくは、上
記ウェハ異常検知装置において、複数のウェハのそれぞ
れに対向して、ウェハ配列方向に複数個のセンサを配列
し、各ウェハのオリフラ端面を検知する。また、好まし
くは、上記ウェハ異常検知装置において、センサは反射
式の光センサである。また、好ましくは、上記ウェハ異
常検知装置において、センサの検知パルスをカウントす
ることによりウェハの枚数を確認する。また、好ましく
は、上記ウェハ異常検知装置において、ウェハ移し替え
の前と後とでセンサの検知レベルを比較することによ
り、ウェハの異常を検知する。また、ウェハ異常検知装
置において、ウェハ収納手段に収納された複数のウェハ
の、それぞれのオリフラ面を所定の一つの方向に向けさ
せるオリフラ合わせ手段と、所定の一つの方向に向けさ
せられたウェハのオリフラ面に対向して位置するように
配置される発光手段と、発光手段に近接して配置され、
発光手段から発生されて、ウェハから反射された光を受
光する受光手段とを備え、受光手段により受光された光
に基づいて、複数のウェハのそれぞれの異常を検知す
る。また、ウェハ異常検知装置において、第1のウェハ
収納手段に収納された複数のウェハの、それぞれのオリ
フラ面を所定の一つの方向に向けさせるオリフラ合わせ
手段と、第1のウェハ収納手段に収納されたウェハのオ
リフラ面と、第1の収納手段に配列された順序を維持し
た状態で、第2の収納手段に移動された複数のウェハの
それぞれのオリフラ面とに、光を照射する発光手段と、
発光手段に近接して配置され、発光手段から発生されて
ウェハから反射された光を受光する受光手段とを備え、
第1のウェハ収納手段に収容された複数のウェハのオリ
フラ面からの反射光により検知された異常情報と、第2
のウェハ収納手段に収容された複数のウェハのオリフラ
面からの反射光とに基づいて、第2のウェハ収納手段に
収容された複数のウェハのそれぞれの異常を検知する。
【0008】本発明に係わるウェハ検査方法は、1つの
方向に複数のウェハが配列された状態にて第1の収納状
態から第2の収納状態に移送されるときに、複数のウェ
ハの位置合わせのために利用される各ウェハのオリフラ
面の各収納時における状態を、光を利用して監視するこ
とによりウェハのそれぞれの異常を検知する。また、ウ
ェハ検査方法において、第1の収納手段に配列された複
数のウェハのそれぞれのオリフラ面に光を反射させて、
この反射光に基づき、複数のウェハのそれぞれの第1の
収納手段における異常を検知し、第1の収納手段に配列
された順序を維持した状態で、第2の収納手段に移動さ
れた複数のウェハのそれぞれのオリフラ面に光を反射さ
せ、この反射光と、前記第1の収納手段において検知さ
れた異常情報とに基づいて、第2の収納手段における、
複数のウェハのそれぞれの異常を検知する。
【0009】
【作用】本発明のウェハ異常検知装置では、まず、ウェ
ハが複数枚入ったカセットをテーブル等に置き、ローラ
回転式のオリフラ合わせ機によりオリフラ端面を鉛直下
方に揃える。次に、オリフラ端面に対向してほぼ垂直
で、焦点距離がオリフラ端面に位置するよう設けられた
光反射形センサを例えば1個配置し、ウェハの配列方向
にスキャンする。ウェハのオリフラ端面は同一平面上に
揃っているため、ほぼ一定した反射光量が受光され、ウ
ェハの枚数がカウントされる。
【0010】次に、ウェハ移し替えを行う位置にカセッ
トを持っていき、カセット下部からウェハのみを押し上
げ、ウェハ保持機構でウェハをカセット上で保持する。
もし、ウェハに対し、なんらかの処理が必要ならば処理
する。処理後、移し替えられる別のカセットをウェハ保
持機の下部にセットし、ウェハをそのカセットに移し替
える。その後、再度反射形センサでウェハのオリフラ端
面をスキャンする。移し替えの前と同様な受光パターン
が得られれば、正常に移し替えが行われたと判断する。
しかし、前と後で受光パターンが異なった場合、例え
ば、受光パルスが欠けていた場合は、移し替え時にウェ
ハが割れてウェハ保持機構部から落ちてしまったことを
示す。また受光はするが、受光レベルが小さい場合は、
ウェハが部分的に欠けてオリフラ端面の位置が変わった
ことを示す。
【0011】従来の透過形では部分的欠けに対しては対
応できず、また、単なる反射形においても、検出位置が
不安定であることから信頼度の高い検出はできなかっ
た。
【0012】このように、ウエハが割れてなくなってし
まった場合だけでなく、部分的に欠けてしまったときで
も破損したことを検知することができ、信頼性の高いウ
ェハ破損検出を行うことが可能となる。
【0013】
【実施例】以下に、本発明の一実施例を添付図面に基づ
いて説明する。
【0014】図1は、本発明に係るウェハ異常検知装置
が付加されたウェハ移し替え装置の概略構成を示す。ウ
ェハカセット2aには、移し替えられる前の段階の複数
枚のウェハ1が収納されている。これらのウェハ1はウ
ェハ挿入溝4ごとに各々分離されて収納されている。複
数のウェハ1を収納したウェハカセット2aは移動テー
ブル5aに載置され、A方向に移動可能である。ウェハ
移し替え時にはウェハグリッパ3のほぼ真下にセットさ
れる。また、移動テーブル5aの下には昇降可能なオリ
フラ合わせ用ローラ7が設けられる。ローラ7は、複数
のウェハ1を同時に少し持ち上げた状態で回転し(図で
はE’方向に回転する)、これによりウェハ1を回転さ
せ(図ではE方向に回転させる)、複数のウェハ1に関
しそれぞれ不揃いだったオリフラ端面8を鉛直下方に配
列することができる。通常、オリフラ合わせローラ7の
材質には、ウレタンゴムのような摩擦係数が高く、摩耗
の少ない材料が使用される。
【0015】上記の如く整列されたオリフラ端面8のそ
れぞれに対向し、例えばほぼ垂直方向に、かつ焦点距離
がオリフラ端面8に位置するように、一対の反射形光セ
ンサ9,10が設けられる。この反射形光センサ9,1
0は、ウェハ配列方向(F方向)にてスキャン動作を行
い、各オリフラ端面8の反射光を受光することにより、
ウェハの有無及び異常の検出を行う。上記の光センサの
構成は、一体形でも分離形でも構わない。基本的構成と
して、光センサは発光素子9と受光素子10を含む。一
般に発光素子9はLEDか半導体レーザ、受光素子10
はフォトダイオードが使用される。
【0016】ウェハ押し上げ機6はオリフラ端面8を押
し上げてカセット2aからすべてのウェハ1を取出すと
きに使用される。ウェハ1がウェハグリッパ3で保持さ
れ、これらのウェハが上昇、下降するときは、ウェハは
ウェハ挿入溝4とウェハグリッパ3のウェハ案内溝11
に沿って移動する。ウェハグリッパ3は、ウェハ1をウ
ェハ押し上げ機6で押し上げ、出しきったところでD方
向に回転してウェハ1を空中で保持する機構であり、ウ
ェハ案内溝11で各々のウェハ1を保持する。ウェハ1
とのコンタミネーションを最小限にすることから、カセ
ット2、ウェハ押し上げ機6はテフロン系の材料を使用
することが好ましい。特に、ウェハグリッパ3は、点接
触でウェハ1を保持する構造が望ましい。
【0017】カセット2bは、ウェハ1が移し替えられ
る相手側のカセットで、ウェハ1をウェハグリッパ3が
保持し、空のカセット2aが移動後、ウェハグリッパ3
の下方にテーブル5bが移動し(B方向における移
動)、前記ウェハ押し上げ機6が下降することにより、
ウェハ1がカセット2bに収納される。
【0018】次に、前記の複数のウェハ1の代表的な一
連の移し替え動作を、図2の(1)〜(6)を参照して
説明する。
【0019】まず、ウェハ1の入ったウェハカセット2
aを移動テーブル5aにセットし、一方、ウェハ1が移
し替えられる別のカセット2bを移動テーブル5bにセ
ットする。この状態を図2(1)に示す。このセット動
作は、人手だけでなく、今後、無人搬送車(AGV)等
により上位指令でセットされる場合が増えてくる。
【0020】各カセットが上記の如くセットされると、
図2(2)に示す如く、ウェハ入りカセット2aはウェ
ハグリッパ3の下方に移動し(M1)、オリフラ合わせ
ローラ7が上昇して、オリフラ合わせを行う(M2)。
オリフラ合わせ後、反射形光センサ12が、オリフラ端
面8をスキャンし、ウェハ1の有無による枚数確認及び
ウェハ異常を検知する(M3)。ウェハ異常があった場
合は、動作を停止し。上位コンピューター又は人に異常
を通報する。ウェハの異常がないのを確認後、図2
(3)に示す如く、ウェハ押し上げ機6がウェハのオリ
フラ端面をゆっくりと押し上げ、カセット2aから完全
に抜け出し、ウェハグリッパ3に案内された位置で停止
する(M4)。ウェハ1はウェハグリッパ3が回転する
ことにより空中で保持される(M5)。保持確認後、図
2(4)に示す如く、ウェハ押し上げ機6は初期の位置
まで下降する(M6)。
【0021】次に、図2(5)に示す如く、空になった
カセット2aはもとの位置に戻り(M7)、移し替えら
れるカセット2bがウェハ下部に移動する(M8)。停
止後、再びウェハ押し上げ機6がウェハ1のオリフラ端
面位置まで上昇し、ウェハ1を支える(M9)。支持の
後、ウェハグリッパ3はウェハ1の保持を開放すべく回
転し(M10)、ウェハ押し上げ機6はウェハ1と同時
にゆっくりと下降する。図2(6)に示す如く、ウェハ
1はカセット2bに収納され(M11)、ウェハ押し上
げ機6は初期位置に戻る。ウェハ1収納後、再び光セン
サ12がウェハのオリフラ端面8をスキャンし、ウェハ
1の有無による枚数確認及び異常を検知する(M1
2)。移し替え前と比較して検知枚数が減っていれば、
移し替え時にウェハの割れが生じて落下したことを示す
し、光の信号レベルが低下したならばウェハに割れが生
じ、アンバランスな状態でカセットにひっかかっている
ということを検知することができる。異常がなければカ
セット2bはもとの位置に戻り次の処理を待つ(M1
3)。このように、移し替え時に割れなどのウェハ異常
を生じる可能性が高く、特に自動化する場合には、割れ
た状態でプロセスを進行させると重大事故につながるの
で、上記のように事前の割れ検知機構を設けることが非
常に重要となってくる。
【0022】次いで、割れなどのウェハ異常の検知機構
を説明する。ウェハ異常は、ここでは、移し替え時のウ
ェハのつかみ損ないによるウェハの割れを意味する。ウ
ェハの割れモードにより、反射形光センサにおける反射
光の受光レベルが変わる。そこで、この特性を利用して
ウェハの状態を知ることができる。
【0023】図3にウェハの状態とその受光レベルを示
す。(a)はウェハが正常な場合、(b)は真っ二つに
割れたが、お互い溝にひっかかっている場合、(c)は
割れて上面がなくなった場合、(d)は割れて下面がな
くなった場合、更に、図示してないがウェハが割れて全
部無くなってしまった場合が考えられる。
【0024】(a)では焦点距離がちょうどオリフラ端
面8に位置し、適切な反射角で受光されるので受光パワ
ーは一番高い。(b)は割れによりオリフラ端面8が傾
き、反射面も変わるが、反射角も変わるので受光素子1
0に入る光量は(a)に比べると少なくなる。ただし、
いくらかは反射光が入るので光量レベルはゼロではな
い。また(c)では残ったウェハの重心が安定した位置
で止まるので、オリフラ端面8は傾き、(b)と同じよ
うな結果が得られる。(d)は下面がなくなるため、反
射面が深くなり、しかも反射角が大きく変わるので、受
光量は、(b)、(c)に比べ更に小さくなる。しか
し、レベルはゼロにはならない。また、ウェハが全部な
くなってしまった場合は反射光が無いため受光レベルは
ゼロになる。ここで、受光レベルによりコンパレータ出
力を変えることを試みる。通常はコンパレータ出力をレ
ベル1に合わせておき、正常時以外は異常だとする判断
で十分適用できる。更に、カセット内に割れたウェハが
残っているかどうかの判断も必要ならば、図示の如くレ
ベル2でONするコンパレータ出力を付加することによ
り可能となり、更に作業者に対しウェハ処理の適切な判
断を報告することが可能となる。これらの光センサのス
キャン時の受光状態を図4に示す。ウェハ移し替え前は
正常なウェハのみが有ると考えて良いから、パルスがな
いところは最初からウェハがなかったと判断する。ウェ
ハ移し替え後、レベル1のパルスがなくなったところ
は、ウェハが割れたと判断できる。また、レベル1のパ
ルスがない状態でレベル2もパルスがなくなったところ
はウェハがカセットになく、レベル2でパルスが有る場
合は割れたウェハがカセットに残っていると判断するこ
とができる。
【0025】本実施例では1個の光センサをウェハ1の
配列方向にスキャンさせてウェハの異常を検出したが、
図5のように複数のセンサをアレイ状に配置して、各ウ
ェハに対応させてそれぞれの異常を検知しても良い。ま
たウェハ移し替え、つまりウェハをカセットから取り出
し、又は収納する機構を取り入れた装置、例えば図6の
洗浄装置のようにウェハを取り出した後、なんらかの処
理を終えた後、カセットに収納するような装置にも適用
できることは当然考えられる。また、ウェハ検出機構
は、オリフラ合わせ機構の近傍位置に有る必要はなく、
オリフラ端面を整列させた状態で測定できる位置であれ
ばどこでも設置することができる。
【0026】
【発明の効果】本発明によれば、ウェハの枚数管理だけ
でなく、ウェハを移し替えるときに生じる割れなどのウ
ェハ異常を自動的に検出することができる。
【0027】特に、自動化ラインに適用されると、人が
管理しなくても自動的に装置を停止し、上位に異常を報
告することができるので、事故が拡大するのを最小限に
抑制し、最適な処理を指示することができる。
【0028】更に、フラットなオリフラ端面を検出する
ことにより、より信頼度の高い検出ができ、しかも受光
量レベルをコントロールすることにより、割れの状態も
把握できる。
【0029】また、非接触でかつ簡単な機構で構成でき
るのでウェハへのコンタミネーション等の影響はほとん
どないという効果も有する。
【図面の簡単な説明】
【図1】ウェハ異常検知装置を備えたウェハ移し替え装
置の概略構成図である。
【図2】ウェハ移し替えの一連の動作を説明する動作状
態図である。
【図3】ウェハ割れモードによる受光レベルを示した説
明図である。
【図4】スキャン時の受光出力を示す出力特性図であ
る。
【図5】アレイ式のセンサを示す他の実施例の構成図で
ある。
【図6】洗浄装置に適用した他の実施例を示す構成図で
ある。
【図7】従来装置に適用された透過形センサ及び反射形
センサを示す構成図である。
【符号の説明】
1…ウェハ 2a,2b…ウェハカセット 3…ウェハグリッパ 4…ウェハ挿入溝 5a,5b…移動テーブル 6…ウェハ押し出し機 7…オリフラ合わせローラ 8…オリフラ 9…発光素子 10…受光素子 11…ウェハ案内溝 12…光センサ 13…光センサアレイ 14…洗浄槽
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 脇山 史敏 東京都千代田区神田駿河台4丁目6番地 株式会社 日立製作所内 (72)発明者 高橋 信之 茨城県東茨城郡内原町三湯字訳山500番 地 日立那珂エレクトロニクス株式会社 内 (56)参考文献 特開 昭62−262439(JP,A) 特開 昭61−263135(JP,A) 特開 昭63−33838(JP,A) 特開 昭58−214844(JP,A) 特開 昭60−157230(JP,A) 実開 昭63−18843(JP,U)

Claims (10)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数枚のウェハを同時にオリフラ合わせ
    する機構と、複数枚の前記ウェハがウェハカセットに収
    納保持された状態で前記ウェハに対しこれらを押し上げ
    て取り出す機構と、前記ウェハを前記ウェハカセットの
    外部で保持する機構と、前記ウェハが移し替えられるウ
    ェハ処理カセットにウェハを収納する機構を有するウェ
    ハ移し替え装置に設けられたウェハ異常検知装置であ
    り、 オリフラ合わせ機は、垂直に配列された前記ウェハの周
    面の近傍に設けられ、オリフラ合わせ終了後の前記ウェ
    ハのオリフラ端面を検知するセンサを設け、オリフラ端
    面の状態に基づきウェハの異常を検知することを特徴と
    するウェハ異常検知装置。
  2. 【請求項2】 請求項1記載のウェハ異常検知装置にお
    いて、前記センサを1個設け、このセンサが複数の前記
    ウェハのそれぞれに対しウェハ配列方向にスキャンして
    各前記ウェハのオリフラ端面を検知することを特徴とす
    るウェハ異常検知装置。
  3. 【請求項3】 請求項1記載のウェハ異常検知装置にお
    いて、複数の前記ウェハのそれぞれに対向して、ウェハ
    配列方向に複数個のセンサを配列し、各ウェハのオリフ
    ラ端面を検知することを特徴とするウェハ異常検知装
    置。
  4. 【請求項4】 請求項1記載のウェハ異常検知装置にお
    いて、前記センサは反射式の光センサであることを特徴
    とするウェハ異常検知装置。
  5. 【請求項5】 請求項1記載のウェハ異常検知装置にお
    いて、前記センサの検知パルスをカウントすることによ
    り前記ウェハの枚数を確認することを特徴とするウェハ
    異常検知装置。
  6. 【請求項6】 請求項1記載のウェハ異常検知装置にお
    いて、ウェハ移し替えの前と後とで前記センサの検知レ
    ベルを比較することにより、前記ウェハの異常を検知す
    ることを特徴とするウェハ異常検知装置。
  7. 【請求項7】 1つの方向に複数のウェハが配列された
    状態にて第1の収納状態から第2の収納状態に移送され
    るときに、前記複数のウェハの位置合わせのために利用
    される各ウェハのオリフラ面の各収納時における状態
    を、光を利用して監視することにより前記ウェハのそれ
    ぞれの異常を検知するウェハ検査方法。
  8. 【請求項8】 ウェハ収納手段に収納された複数のウェ
    ハの、それぞれのオリフラ面を所定の一つの方向に向け
    させるオリフラ合わせ手段と、 前記所定の一つの方向に向けさせられたウェハのオリフ
    ラ面に対向して位置するように配置される発光手段と、 前記発光手段に近接して配置され、前記発光手段から発
    生されて、ウェハから反射された光を受光する受光手段
    と、 を備え、前記受光手段により受光された光に基づいて、
    前記複数のウェハのそれぞれの異常を検知することを特
    徴とするウェハ異常検知装置。
  9. 【請求項9】 第1の収納手段に配列された複数のウェ
    ハのそれぞれのオリフラ面に光を反射させて、この反射
    光に基づき、複数のウェハのそれぞれの第1の収納手段
    における異常を検知し、第1の収納手段に配列された順
    序を維持した状態で、第2の収納手段に移動された前記
    複数のウェハのそれぞれのオリフラ面に光を反射させ、
    この反射光と、前記第1の収納手段において検知された
    異常情報とに基づいて、第2の収納手段における、前記
    複数のウェハのそれぞれの異常を検知することを特徴と
    するウェハ検査方法。
  10. 【請求項10】 第1のウェハ収納手段に収納された複
    数のウェハの、それぞれのオリフラ面を所定の一つの方
    向に向けさせるオリフラ合わせ手段と、 前記第1のウェハ収納手段に収納されたウェハのオリフ
    ラ面と、第1の収納手段に配列された順序を維持した状
    態で、第2の収納手段に移動された前記複数のウェハの
    それぞれのオリフラ面とに、光を照射する発光手段と、 前記発光手段に近接して配置され、前記発光手段から発
    生されてウェハから反射された光を受光する受光手段
    と、 を備え、第1のウェハ収納手段に収容された複数のウェ
    ハのオリフラ面からの反射光により検知された異常情報
    と、第2のウェハ収納手段に収容された複数のウェハの
    オリフラ面からの反射光とに基づいて、前記第2のウェ
    ハ収納手段に収容された複数のウェハのそれぞれの異常
    を検知することを特徴とするウェハ異常検知装置。
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