JP2688207B2 - ロボットの制御装置 - Google Patents

ロボットの制御装置

Info

Publication number
JP2688207B2
JP2688207B2 JP63037263A JP3726388A JP2688207B2 JP 2688207 B2 JP2688207 B2 JP 2688207B2 JP 63037263 A JP63037263 A JP 63037263A JP 3726388 A JP3726388 A JP 3726388A JP 2688207 B2 JP2688207 B2 JP 2688207B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
error
reproduction
robot
target trajectory
trajectory
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Lifetime
Application number
JP63037263A
Other languages
English (en)
Other versions
JPH01211102A (ja
Inventor
典之 内海
肇 麓
Original Assignee
トキコ株式会社
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by トキコ株式会社 filed Critical トキコ株式会社
Priority to JP63037263A priority Critical patent/JP2688207B2/ja
Publication of JPH01211102A publication Critical patent/JPH01211102A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP2688207B2 publication Critical patent/JP2688207B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Numerical Control (AREA)
  • Manipulator (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 「産業上の利用分野」 本発明は工業用ロボットの制御装置に係り、特に、塗
装ロボットやシーリングロボットのような高速で繰り返
し再生動作を行うロボットに用いて好適なロボット制御
装置に関するものである。
「従来の技術」 従来、上記ロボットの制御装置にあっては、ロボット
の目標軌道と、再生時の実軌道(実際の軌道の測定値)
とを常時監視し、一定以上の誤差が一定時間以上継続し
た場合に、これを異常とみなしてロボットを停止させる
ようにしていた。また、学習制御演算については、最初
の数回の再生においのみ、実軌道のデータを制御装置に
フィードバックして再生データを修正し、その後誤差が
ほぼ一定になると学習制御演算を中止して通常の再生動
作を行うようにしていた。
「発明が解決しようとする課題」 しかしながら、上記制御装置は、ワークとロボットと
が干渉する場合のように極端な誤差が生じた場合には、
これを有効に検知してロボットを停止させることができ
るが、再生を繰り返すことによって徐々に誤差が蓄積さ
れて行くような経時的変化が生じた場合には、有効に誤
差を検出することができなかった。
また、常時学習制御を行う方式を採用すると、上記経
時的変化の補正も含めた補正が可能であるが、例えば、
誤差の検出中にノイズ等が含まれていたり、ロボットの
特性変化などにより誤差がある一定値以下になると一様
に収束せず、誤差の大きさが振動的になったり発散した
りすることがあるなどの問題があった。
本発明は上記事情に鑑みて提案されたもので、経時的
変化を有効に補正することができ、かつ、発散的な誤差
の増加、あるいは、誤差補正に伴う振動を防止したロボ
ット制御装置を得ることを目的とするものである。
「課題を解決するための手段」 上記目的を達成するため、本願のロボットの制御装置
は、真の目標軌道と再生時の実際の軌道との誤差に基づ
いて算出された補正データによって前記目標軌道を修正
して仮想目標軌道を生成し、この仮想目標軌道に従って
再生動作を行う学習的制御機能を有するロボットの制御
装置において、1回の再生毎に目標軌道と実際の軌道と
の誤差を各教示点毎に検出してその平均値を算出する誤
差算出手段と、算出された誤差の平均値が基準範囲内に
あるか否かを判断する判断手段と、該判断手段により誤
差が基準範囲内にあることが判断された場合に前記の学
習制御機能を停止させる切替手段とを設けてなり、前記
判断手段は、前記目標軌道の始点から終点に至る1回の
再生が終了した後、次回の再生前に前記誤差の検出およ
びその平均値が基準範囲内にあるか否かの判断を行うこ
とを特徴とする。
「作用」 上記構成であると、再生終了後のロボット停止状態に
おいて、誤差の平均値の算出およびその大きさの判断が
行われて、再生時の実際の軌道が目標軌道より大きく外
れた場合にのみデータの修正が行われ、誤差が小さい場
合には修正が行われず、学習機能の過剰な修正動作に起
因する誤差の発生が防止される。
「実施例」 以下、図面を参照して本発明の一実施例を説明する。
第1図は本発明を適用してなるロボット制御系を示す
ものである。
符号1は教示データ記憶装置であって、この教示デー
タ記憶装置1に記憶された教示点のデータは、補間演算
装置2において直線補間、円弧補間などの補間演算処理
を受けて目標軌道を表すベクトルの信号 とされ、さらに、加算演算器3にて補正データ (補正データの発生源については後述する)が加算され
た後、ロボット駆動手段4に供給されるようになってい
る。また、ロボット5は、ロボット駆動手段4に入力さ
れた目標軌道信号に基づいて、 なるベクトルで表されるところの変位を実際に行う。ま
た、前記加算演算器3に供給される補正データ 補正データ記憶装置6から読み出されて補間演算装置7
における補間処理を受けた後、前記加算演算器3に供給
される。
一方、ロボット5の変位 減算演算器8において、前記補間演算装置2から出力さ
れた目標軌道データ との差が演算される。
上記減算演算器8で得られた偏差データe(t)は、
サンプリング手段9(図面にはスイッチとして示す)に
よって、一定時間毎に学習制御演算装置10および平均誤
差演算装置11に供給される。そして、前記学習制御演算
装置10の演算結果は次回再生用補正データ記憶装置12に
供給され、また、平均誤差演算装置11の演算結果は、前
記次回再生補正データ記憶装置12に記憶されるととも
に、表示装置13に表示されるようになっている。これら
の演算結果は次回再生用補正データ記憶装置12に供給さ
れ、必要に応じて前記補正データ記憶装置6に供給され
るようになっている。そして、これら減算演算器8、サ
ンプリング手段9、学習制御演算装置10、平均誤差演算
装置11、次回再生用補正データ記憶装置12、表示装置13
により、補正データ生成部14が構成されている。
次いで上記制御装置の動作を説明する。
補間演算装置2は、教示データ記憶装置1に記憶され
ている教示データを読み出し、教示点間を補間して連続
的な目標軌道データを生成する(これを真の目標軌道と
称す)。
この信号を と表すと、この 再生回数によることなく、教示データ(教示プログラ
ム)毎に一定である。
また、補正データ記憶装置6には学習制御演算によっ
て得られた目標軌道 に加算する補正データが記憶されている。
補間演算装置7は補正データを補正データ記憶装置6
から読み出し、補正データ間を補間して連続な信号とす
る。
この信号を と表す。
そして、両信号は加算演算器3で加算されてロボット
駆動手段4に供給され、ロボットの各関節が なる仮想目標軌道に近付くようサーボ制御される。
また、ロボット5の実軌道を と表すと、 であるから、減算演算器8で真の目標軌道 と実軌道 の誤差を取ると、 ただし となる。
この誤差信号 サンプリング手段9によって所定のサンプリング周期Ts
の離散的なデータに変換される。このデータを と表せば、 となる。
学習演算装置10には、Je回以前までの誤差データ が記憶されており、下記の学習制御アルゴリズムによっ
て次回再生用の補正信号が生成される。
このアルゴリズムをl番目の軸について示せば、 となる。
上記式の右辺のl(i−Je)は補正データ記憶装置
6より読み出された値であり、左辺のl(i−Je)は
次回再生用補正データ記憶装置12へ書き込まれる値であ
る。また、Je、Kl jは、ロボット毎に決められた定数で
あり(各ロボット駆動系の固有振動数、あるいはサーボ
制御系の動特性により定まる)、あらかじめ学習演算装
置10に記憶されている。
以上の演算を各軸毎に行い、演算結果 が次回再生用記憶装置12に格納される。
平均誤差演算装置11は、平均誤差を によって求める。ここで、Ieはサンプリングされた信号
の総数、 の転置行列を表す。
上記は1回の再生毎に求めることができ、このの
大きさによってそれぞれ下記のように処理される。
<E1の場合 誤差が許容値以下なので何等補正は行わない。したが
って、過剰な補正に起因する誤差の拡大あるいは、外乱
ノイズの影響による誤差の拡大が生じることはない。
1≦<E2の場合 誤差が許容値を超えるため、補正データを修正すべ
く、次回再生用データ記憶装置12の内容を補正データ記
憶装置へ転送する。
2≦の場合 補正データによって修正し得ない誤差が生じたと判断
して表示装置13に異常状態を表示し、ロボットの再生を
中止する。
なお、上記E1,E2は、予め定められた誤差の基準値で
あってE1<E2が成立する関係にあり、平均誤差演算装
置11に予め入力、記憶されている。
次いで、上記補正データ生成部14における処理内容
を、第2図のフローチャートにしたがって説明する。
ロボットの再生開始によっては以下のステップが開始
される。
Step1 :=0、i=0 Step2 :サンプリングすべき時刻に達したことを条件と
して次のステップへ進。
Step3 :誤差データ をサンプリングする。
Step4 :学習演算を実行し、得られた誤差 を次回再生用補正データ記憶部12へ格納する。
によって平均誤差を求める。
Step6 :iをインクリメントする。
Step7 :繰り返し回数iを基準回数Ieと比較し、YESの場
合には次のStep8へ進み、NOの場合には前記Step1へ戻
る。
Step8 :所定回数求められた平均誤差の総和をサンプ
リング回数Ieで除して平均誤差の算術平均を求める。
Step9 :平均誤差が第2の比較値E2を上回るか否かを
判断し、YESの場合にはStep10へ、NOの場合にはStep11
へ進む。
Step10:表示装置13に異常である旨を表示した後、制御
を終了する。
Step11:平均誤差が第1の比較値E1を上回るか否かを
判断し、下回る場合にはそのまま制御を終了し、上回る
場合にはStep12へ進んで、次回再生用補正データ記憶装
置12の内容を補正データ記憶装置6へ転送して補正デー
タを入れ替える。したがって、このステップにおいてYE
Sと判断された場合には、それ以降の再生に新たな補正
データが使用され、NOと判断された場合には、修正する
ことなく、もとの補正データのまま以後の再生が行われ
る。
1回の再生の終了により上記処理が終了し、以下、再
生の度に上記判断に基づいて、必要に応じてデータ入れ
替えながら制御を行う。
上記制御の結果、l番目の軸について2回目以降の再
生動作で得られた目標軌道θl d(t),補正軌道
(t),実軌道θl d(t)の実測値の例を第3図に示
す。すなわち、第3図中○印で示した教示点の間を補間
することにより得られた目標軌道のデータθl d(t)を
補正軌道のデータで修正することにより、図示のよう
に目標軌道θl d(t)に極めて近似する実軌道θ
l(t)を得ることができた。
また、各再生時の平均誤差を基準値E1およびE2
比較しつつ再生を繰り返した結果は第4図に示す通りで
あり、×印の点は各回の平均誤差を示し、さらに、補正
が行われた回については○印を付して示した。
すなわち、第1回の再生において平均誤差がE1
<E2の範囲の値となると、第2回目の再生で再生デ
ータが修正され、さらに、第2回目、第3回目の再生に
おいてもが前記範囲に入っているから、第3回目、第
4回目のいずれ再生においてもデータが修正される。そ
して、第4回目の再生に至って平均誤差<E1となる
と、修正を行わないまま第5回目の再生が行われ、以後
第8回目まで修正を行うことなく再生が継続される。さ
らに、第8回目の再生において、平均誤差がE1を越
えるため、データを修正して第9回目の再生が行われ
る。
なお、上記実施例では平均誤差を算出するために二
乗平均値を用いたが、絶対値の平均を求めるようにして
もよい。
「発明の効果」 以上の説明で明らかなように、本発明によれば、再生
動作毎に、ロボットの動作遅れ、ギア部のバツクラッシ
ュの増加、ベアリング部のがたの増加等に起因する目標
軌道に対する実際のロボットの軌道の誤差を知ることが
できるのはもちろんのこと、誤差が所定範囲にある場合
に限って軌道を修正するから、ノイズ等の原因によって
行われた無用な修正による誤差の増大を防止し、かつ、
再生毎に微小に誤差が増加した場合であっても、誤差が
所定以上となったときに確実にこれを修正することがで
きる。したがって、誤差が最小限に抑制されることとな
り、ロボットの再生時における制御装置の演算処理の負
荷を増大させることなく、 a.ロボットの作業効率の向上 b.品質の向上 c.メンテナンス回数の減少 d.ロボットの誤動作の防止 を図ることができるという効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
図面は本発明の一実施例を示すもので、第1図は制御系
全体の構成を示すブロック図、第2図は補正データ生成
部で実行される処理のフローチャート、第3図は2回目
以降の再生時のl番目の軸における目標軌道、実軌道、
補正軌道の関係を示した図表、第4図は再生回数と平均
誤差の関係を示す図表である。 1……教示データ記憶装置、2……補間演算装置、3…
…加算演算器、4……ロボット駆動手段、5……ロボッ
ト、6……補正データ記憶装置、7……補間演算装置、
8……減算演算器、9……サンプリング手段(スイッ
チ)、10……学習制御演算装置、11……平均誤差演算装
置、12……次回再生用補正データ記憶装置、13……表示
装置、14……補正データ生成部。

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】真の目標軌道と再生時の実際の軌道との誤
    差に基づいて算出された補正データによって前記目標軌
    道を修正して仮想目標軌道を生成し、この仮想目標軌道
    に従って再生動作を行う学習制御機能を有するロボット
    の制御装置において、1回の再生毎に目標軌道と実際の
    軌道との誤差を各教示点毎に検出してその平均値を算出
    する誤差算出手段と、算出された誤差の平均値が基準範
    囲内にあるか否かを判断する判断手段と、該判断手段に
    より誤差が基準範囲内にあることが判断された場合に前
    記の学習制御機能を停止させる切替手段とを設けてな
    り、前記判断手段は、前記目標軌道の始点から終点に至
    る1回の再生が終了した後、次回の再生前に前記誤差の
    検出およびその平均値が基準範囲内にあるか否かの判断
    を行うことを特徴とするロボットの制御装置。
JP63037263A 1988-02-19 1988-02-19 ロボットの制御装置 Expired - Lifetime JP2688207B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP63037263A JP2688207B2 (ja) 1988-02-19 1988-02-19 ロボットの制御装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP63037263A JP2688207B2 (ja) 1988-02-19 1988-02-19 ロボットの制御装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH01211102A JPH01211102A (ja) 1989-08-24
JP2688207B2 true JP2688207B2 (ja) 1997-12-08

Family

ID=12492777

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP63037263A Expired - Lifetime JP2688207B2 (ja) 1988-02-19 1988-02-19 ロボットの制御装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2688207B2 (ja)

Families Citing this family (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP6091272B2 (ja) * 2013-03-19 2017-03-08 株式会社神戸製鋼所 多関節ロボットのバネ定数補正装置
JP6347595B2 (ja) * 2013-11-25 2018-06-27 キヤノン株式会社 ロボット制御方法、及びロボット制御装置
JP6392825B2 (ja) * 2016-11-01 2018-09-19 ファナック株式会社 学習制御機能を備えたロボット制御装置
JP6469069B2 (ja) 2016-12-13 2019-02-13 ファナック株式会社 学習を容易化する機能を備えたロボット制御装置、及びロボット制御方法
JP6469320B1 (ja) * 2017-11-10 2019-02-13 三菱電機株式会社 サーボ制御装置

Family Cites Families (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5328585B2 (ja) * 1973-07-07 1978-08-15
JPS6150756A (ja) * 1984-08-20 1986-03-13 Toyoda Mach Works Ltd 位置決め制御装置

Also Published As

Publication number Publication date
JPH01211102A (ja) 1989-08-24

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US9013131B2 (en) Real-time servo motor controller based on a load weight
US4617502A (en) Method and apparatus for controlling a robot hand along a predetermined path
JP4327880B2 (ja) ゲイン自動調整機能を備えたサーボモータ制御装置
KR101489116B1 (ko) 구동 기계의 부하 특성 추정 장치
US10814481B2 (en) Robot system for performing learning control by using motor encoder and sensor
EP0827265A1 (en) Apparatus for determination of control constant
US5920169A (en) Servomotor control method
US20050033460A1 (en) Position control device and position control method for machine tools
JP2015018496A (ja) 摩擦補償装置及び摩擦補償方法並びにサーボ制御装置
JPH02217904A (ja) 位置決め制御装置
JP2688207B2 (ja) ロボットの制御装置
JP4940411B2 (ja) アナログ角度センサ精度補正プログラム、補正方法、記録媒体およびサーボドライバ
JP2017068625A (ja) 学習制御器の特性測定を行う機能を有するサーボ制御装置
EP3489782B1 (en) Control system, machine learning apparatus, maintenance assistance apparatus, data generating method, and maintenance assisting method
US11992953B2 (en) Abnormality determination device and abnormality determination method
US20170205779A1 (en) Machining time prediction device
JPH11134012A (ja) 軌跡誤差補正機能を有するロボット
CN114700939A (zh) 一种协作机器人关节负载转矩观测方法、系统及存储介质
JPH11202914A (ja) 産業用ロボット及びその故障検出方法並びに産業用ロボット用故障検出プログラムを記録した記録媒体
JPH0682346A (ja) イナーシャ、外乱トルクの推定及び異常負荷検出方法
JP2021109254A (ja) モータエンコーダ及びセンサを用いて軌跡推定を行う機械システム
JP2007299122A (ja) サーボ制御装置とその調整方法
CN116277034B (zh) 应对负载变化的机器人控制方法、装置及电子设备
CN114314350B (zh) 一种用于自动行车吊具摆角定位的自动标定方法
JP3291902B2 (ja) サーボ制御装置