JP2687747B2 - 加熱調理装置 - Google Patents

加熱調理装置

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JP2687747B2
JP2687747B2 JP3059920A JP5992091A JP2687747B2 JP 2687747 B2 JP2687747 B2 JP 2687747B2 JP 3059920 A JP3059920 A JP 3059920A JP 5992091 A JP5992091 A JP 5992091A JP 2687747 B2 JP2687747 B2 JP 2687747B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は加熱調理装置に関し、特
に加熱室内を照射するランプの取付けに関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】従来より高周波加熱装置等の加熱調理装
置においては、調理中の食品や清掃時に加熱室内を照ら
すため、白熱ランプが用いられていたが、光量が少なく
加熱室内が見にくいという問題があった。そこで最近、
白熱ランプに替わってハロゲンランプが使われるように
なってきた。以下、ハロゲンランプについて説明する。
【0003】ハロゲンランプはバルブに石英管を用い、
中にタングステンフィラメントを入れハロゲンガスを封
入したランプで、白熱電球に比べ大光量、長寿命という
特徴を持つランプである。ふつう白熱電球には高融点の
タングステンフィラメントが使われているが、タングス
テンは融点以下ですでに蒸発が始まり、これによりフィ
ラメントはやせ細り、やがて最終的には断線する。これ
が白熱電球の自然寿命である。このようなタングステン
の蒸発を防止するために考えられたのがハロゲンランプ
である。ハロゲンガスを封入することによりフィラメン
トから蒸発したタングステンが、ハロゲンガスと反応し
化合物ガスを生成する。石英バルブの温度を250℃以
上に保てば、化合物ガスはその状態でフィラメント付近
に対流してくると、高温のためにタングステンとハロゲ
ンガスに分解され、タングステンはフィラメントに付着
し、自由になったハロゲンガスは再び次の反応を繰り返
えす。このような一連のサイクルをハロゲンサイクルと
呼び、フィラメントのやせ細りを大幅に軽減し、白熱電
球に比べ長寿命を可能している。
【0004】以下図3にしたがい従来例について説明す
る。図3は高周波加熱装置の要部断面斜視図である。
【0005】図3に示すように本体1の内に加熱室2
と、加熱室前面に開閉自在に取付けた扉3と、加熱室側
面の壁には、照射用パンチングメタル2aと、パンチン
グメタル2aの外側には反射箱4と、前記反射箱4の中
にはハロゲンランプ5が収められている構成となってい
る。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
構成では下記のような課題があった。すなわち、ハロゲ
ンランプはパンチングメタルを介して取付けられている
にすぎないため、加熱室内での食品の水分や油または調
味料等がハロゲンランプのバルブに付着しバルブを汚染
したり、バルブに石英ガラスを使用しているため高温で
石英ガラスの表面を腐食してしまうため、加熱室への照
射量が減少し加熱室が見えにくくなったり、ハロゲンラ
ンプのフィラメントとパンチングメタルの開孔の配列が
不適切なため未開孔部分の影が加熱室内にでき内がみえ
にくくなったりした。さらに、ハロゲンランプのフィラ
メント自体は機械的強度があまり強くないため扉の開閉
などの衝撃によりフィラメントが切断されたしまうこと
があったりした。
【0007】本発明は前記課題を解決し、加熱室が明る
く、かつ、ハロゲンランプの寿命が長くなる構成とした
加熱装置を提供することを目的とするものである。
【0008】
【課題を解決するための手段】前記課題を解決するため
に、本発明の加熱調理装置は下記構成とした。すなわ
ち、本体内部に食品を収納する加熱室と、この加熱室内
の食品を加熱する加熱源と、前記加熱室の壁面の一部に
設けられた照明用のパンチングメタルと、このパンチン
グメタルを前記加熱室の外側から覆うように断熱性のス
ペーサーを介して設けられた透明板と、前記加熱室を前
記パンチングメタルを介して照射する管状ランプと、こ
の管状ランプを覆い前記透明板の外側に設けられた反射
箱とからなり、前記パンチングメタルの開孔の配列は前
記管状ランプのフィラメントの長さ方向に対して平行な
方向に未開孔部分が直線上に形成されないようにすると
ともに、前記パンチングメタルの開孔の配列が前記管状
ランプの長さ方向に対して略直角方向の開孔ピッチをパ
ンチングメタルの孔径より小さくした構成とした。
【0009】
【0010】さらに管状ランプの固定を弾性のある支持
体で固定する構成とした。
【0011】
【作用】本発明の高周波加熱装置は、前記構成により前
記課題を解決することができる。すなわち、本発明の高
周波加熱装置は加熱室の一部に設けられたパンチングメ
タルと管状ランプとの間に透明板が設けられているた
め、加熱室からの水分や油または調味料などが管状ラン
プの表面に付着しその表面を汚染したり、腐食したりす
ることがない。また、パンチングメタルの開孔の配列を
管状ランプのフィラメントの長さ方向に対して平行な方
向に未開孔部分が直線上に形成されないようにしたた
め、直線状の未開孔部分の影が加熱室内に形成されるこ
とがない。
【0012】さらに、管状ランプの固定を弾力性のある
支持体で行なったので、扉の開閉にともなう振動が緩和
されて管状ランプに伝達されるため、そのフィラメント
に加わる衝撃は緩和されフィラメントを切断しにくくす
ることができる。
【0013】
【実施例】以下本発明の一実施例における高周波加熱装
置について図面にしたがい説明する。
【0014】図1に示すように、本体1と、本体1の内
部に食品を収納する加熱室2と、加熱室に結合された高
周波発振器6と、加熱室2の前面開口部には開閉自在に
取付けた扉3と、加熱室の上部壁面外側には反射箱4
と、反射箱4に収まるハロゲンランプ5と、加熱室2の
後部には、ファン7と、ファン7を駆動させるモータ8
が設けられており、ファン7の風はハロゲンランプ5の
両端の支持部を冷却し、本体1の前面に設けた排気部よ
り排出されている。
【0015】図2に示すように、加熱室壁面には、照射
用パンチングメタル2aが有り、パンチングメタル2a
の前面を覆うように装着されたたとえば耐熱ガラス等に
より成る透明板9がもうけられている。透明板9とパン
チングメタル2aとの間に耐熱材例えばセラミックウー
ル、セラミックボードあるいはセラミック繊維等ででき
たスペーサー10を設け、透明板9への加熱室壁面から
の熱伝導を断熱している。5はハロゲンランプであり、
ハロゲンランプ5は、弾性のある金属たとえばバネ材で
できた固定金具11により反射箱4に固定されている。
パンチングメタル2aの配列は、ハロゲンランプ5のフ
ィラメント方向に対して垂直方向の開孔のピッチ2bを
パンチング2aの孔径より小さいものとしている。
【0016】本実施例では、透明板9によりパンチング
2aを覆っているためハロゲンランプ5に食品の汚れや
油分が付着することがない。そのためハロゲンランプ5
のバルブが汚れたり、石英管の表面が腐食したりするこ
とがない。また、透明板9と加熱室壁面とは断熱性のス
ペーサー10で断熱されているため、ハロゲンランプ5
の光を吸収して高温になった透明体9の熱が加熱室壁面
に伝わりにくい。そのため透明板9のみを高温に保ち、
付着した汚れを焼き切り、透明板9が汚れて加熱室内へ
のハロゲンランプ5の光がさえぎられることがない。
【0017】また、ハロゲンランプ5は、特にフィラメ
ントの長さ方向の衝撃に対しては弱いため、ハロゲンラ
ンプ5を弾性のある金属支持体で固定する事により、扉
の開閉による衝撃に対してもフィラメントに異常が起こ
りにくくなる。この支持体は金属でなくても耐熱性と弾
力性のあるセラミックやプラスチック等から作られてい
てもよい。
【0018】また、ハロゲンランプ5の光は白熱電球に
比べ明るいため、フィラメントの長さの方向と平行方向
にパンチングメタルの未開孔が直線状にある場合、この
未開孔の直線部分が影となり加熱室にあらわれやすい。
これを防ぐためには、開孔を不均一に配列させるか、開
孔の配列方向とフィラメントの長さの方向との間にある
一定の角度例えば5度以上にしたりしてもよい。実用的
にはパンチングメタルの開口の配列をフィラメントの長
さ方向に対して直角方向のピッチ2bをパンチングメタ
ルの開孔の孔径より小さくすることにより未開孔部分が
直線的につながらないようにすることができる。また、
開孔は円に限定されず、楕円や三角形等であってもよ
い。
【0019】なお、本発明の照明体としてハロゲンラン
プについて説明したが、これに限定されるものでなくそ
の他の管状ランプに適用できる。
【0020】
【発明の効果】以上のように本発明の高周波加熱装置に
よれば、以下の効果が得られる。
【0021】1)照明用のパンチングメタルとハロゲン
ランプとの間に透明体を設けたので、食品の水分や油分
あるいは調味料などが飛散して管状ランプの壁面を汚染
したり、腐食したりすることがないため、加熱室内への
照射量の減少が少ない。
【0022】2)照明用のパンチングメタルと透明板と
の間を断熱性のスペーサーで断熱しているため、透明板
の温度を高温に保つことができ、汚れを焼切ることがで
きる。
【0023】3)照明用パンチングメタルの開孔の配列
は管状ランプのフィラメントの長さ方向に対して平行な
方向に未開孔部分が直線上に形成されないようにすると
ともに、パンチングメタルの開孔の配列が管状ランプの
長さ方向に対して略直角方向のピッチをパンチングメタ
ルの開孔の孔径より小さくした構成としたので、直線状
の未開孔部分の影が加熱室内に形成されることがない。
【0024】4)管状ランプを弾性のある支持体で固定
しているので、扉の開閉等の衝撃が緩和されフィラメン
トが切断しにくい。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例における高周波加熱装置の後
部断面斜視図
【図2】本発明の一実施例における高周波加熱装置の要
部断面の構成を示す斜視図
【図3】従来の高周波加熱装置の前部断面斜視図
【符号の説明】
2 加熱室 2a パンチングメタル 2b 開孔のピッチ 4 反射箱 5 ハロゲンランプ(管状ランプ) 6 高周波発振器(加熱源) 9 透明板 10 スペーサー 11 固定金具

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】本体内部に食品を収納する加熱室と、この
    加熱室内の食品を加熱する加熱源と、前記加熱室の壁面
    の一部に設けられた照明用のパンチングメタルと、この
    パンチングメタルを前記加熱室の外側から覆うように断
    熱性のスペーサーを介して設けられた透明板と、前記加
    熱室を前記パンチングメタルを介して照射する管状ラン
    プと、この管状ランプを覆い前記透明板の外側に設けら
    れた反射箱とからなり、前記パンチングメタルの開孔の
    配列は前記管状ランプのフィラメントの長さ方向に対し
    て平行な方向に未開孔部分が直線上に形成されないよう
    すると共に、前記パンチングメタルの開孔の配列が前
    記管状ランプの長さ方向に対して略直角方向の開孔のピ
    ッチをパンチングメタルの孔径より小さくする構成とし
    加熱調理装置。
  2. 【請求項2】管状ランプの固定を弾性のある支持体で固
    定した請求項1記載の加熱調理装置。
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KR20030079581A (ko) * 2002-04-04 2003-10-10 엘지전자 주식회사 살균기능을 가지는 램프를 구비한 전자레인지

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