JP2687353B2 - 映像信号再生装置 - Google Patents
映像信号再生装置Info
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- JP2687353B2 JP2687353B2 JP62135535A JP13553587A JP2687353B2 JP 2687353 B2 JP2687353 B2 JP 2687353B2 JP 62135535 A JP62135535 A JP 62135535A JP 13553587 A JP13553587 A JP 13553587A JP 2687353 B2 JP2687353 B2 JP 2687353B2
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- Japan
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- magnetic head
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Description
【発明の詳細な説明】
〔産業上の利用分野〕
本発明はVTRに適用して好適な映像信号再生装置に関
する。 〔従来の技術〕 従来のVTRでは、一対の回転磁気ヘッドによって、被F
M変調輝度信号及びその被FM変調輝度信号の帯域より低
域の低域変換さされた搬送色信号の混合信号が、ガード
バンドなしで、相隣接する傾斜トラックの記録アジマス
が交互に異なるように磁気テープに記録されると共に、
クロストークキャンセルのために、低域変換された搬送
色信号が、ある傾斜トラックではそのままの位相で記録
されると共に、その隣の傾斜トラックでは、低域変換さ
れた搬送色信号の位相が１水平周期毎に相互に正転、反
転して記録されていた。 再生時には、その磁気テープの記録アジマスが交互に
異なる傾斜トラックが、一対の回転磁気ヘッドによって
交互に再生され、その再生信号がそれぞれローパスフィ
ルタ及びバンドパスフィルタに供給されて、それぞれ低
域変換された搬送色信号及び被FM変調輝度信号が抽出さ
れる。その抽出された低域変換された搬送色信号は、周
波数変換器に供給されて、搬送波周波数が例えば、688k
Hzから3.58MHzに変化するように、周波数変換される。
この場合、周波数変換器において、局部発振器からの局
部発振信号が、あるフィールドではそのままの位相、そ
の次のフィールドでは、その位相を１水平周期毎に交互
に正転、反転して混合器に供給される。又、被FM変調輝
度信号は、FM復調器に供給されて復調される。 周波数変換器よりの搬送波信号は、１水平周期の遅延
器及び加算器からなる櫛型濾波器構成のクロストークキ
ャンセラに供給し、その出力である搬送色信号と、FM復
調器からの輝度信号をとを加算することによって、NTSC
方式のカラー映像信号が得られる。 〔発明が解決しようとする問題点〕 かかる従来のVTRでは、再生信号にジッターがあると
きは、搬送色信号の櫛型濾波器構成のクロストークキャ
ンセラによるクロストークキャンセルは不十分であり、
まして、SECAM方式のテレビジョン信号の場合は、搬送
色信号のクロストークキャンセルはあまり実効がない。 かかる点に鑑み、本発明は、被FM変調輝度信号及びそ
の被FM変調輝度信号の帯域より低域の低域変換された搬
送色信号の混合信号が、ガードバンドなしで、相隣接す
る傾斜トラックの記録アジマスが交互に異なるように記
録された磁気テープから映像信号を再生する映像信号再
生装置において、搬送色信号のクロストークキャンセル
を十分に行うことができると共に、輝度信号及び搬送色
信号の垂直方向の色ずれがあまり生じなくなるものを提
案しようとするものである。 〔問題点を解決するための手段〕 本発明による映像信号再生装置は、被FM変調輝度信号
及びその被FM変調輝度信号の帯域より低域の低域変換さ
れた搬送色信号の混合信号が、ガードバンドなしで、相
隣接する傾斜トラックの記録アジマスが交互に異なるよ
うに記録された磁気テープの同一傾斜トラックを走査す
るように、その走査方向に沿って所定間隔を以て配され
た、低域変換された搬送色信号を主として再生する第１
の磁気ヘッド及び被FM変調輝度信号を主として再生する
第２の磁気ヘッドを備えてなり、第１の磁気ヘッドは傾
斜トラックのトラック幅より狭いギャップ幅を有すると
共に、第２の磁気ヘッドは第１の磁気ヘッドのギャップ
幅より広いギャップ幅を有するものである。 〔作用〕 かかる本発明によれば、被FM変調輝度信号及びその被
FM変調輝度信号の帯域より低域の低域変換された搬送色
信号の混合信号が、ガードバンドなしで、相隣接する傾
斜トラックの記録アジマスが交互に異なるように記録さ
れた磁気テープの同一傾斜トラックを、低域変換された
搬送色信号を主として再生する第１の磁気ヘッド及び被
FM変調輝度信号を主として再生する第２の磁気ヘッドに
よって走査させる。 〔実施例〕 以下に、第１図を参照して、本発明を適用したVTRの
一例の再生系について説明する。Ｈ′１、Ｈ′２は、夫
々単一の磁気ヘッドによって映像信号の記録されたテー
プ上の同一トラックを走査する如く、その走査方向に所
定間隔（ここでは水平周期の整数倍に対応した間隔）Ｐ
を以て配された再生用の第１及び第２の磁気ヘッド（回
転磁気ヘッド）である。図示を省略するも、これら第１
及び第２の磁気ヘッドＨ′１、Ｈ′２は、180度の角間
隔を以て２組設けられ、固定下ドラム及び回転上ドラム
から成るテープ案内ドラム装置のその回転上ドラムに取
り付けられている。以下の説明では、簡単のため１組の
磁気ヘッドＨ′１、Ｈ′２について説明する。 そして、第１図及び第２図に示す如く、第１の磁気ヘ
ッドＨ′１は、第２の磁気ヘッドＨ′２のギャップ長Ln
より長いギャップ長Lwを有すると共に、第１の磁気ヘッ
ドＨ′１は、第２の磁気ヘッドＨ′２のギャップ幅WDw
より狭いギャップ幅WDnを有する。この場合、第１の磁
気ヘッドＨ′１のギャップ幅WDnは、傾斜トラックTa、T
bのトラック幅より小さく選定され、第２の磁気ヘッド
Ｈ′２のギャップ幅WDwは、傾斜トラックTa、Tbのトラ
ック幅より多少大きく選定される。尚、Ｇ′１、Ｇ′２
は、夫々第１及び第２の磁気ヘッドＨ′１、Ｈ′２のギ
ャップを示す。これら第１及び第２の磁気ヘッド
Ｈ′１、Ｈ′２は、夫々単体ヘッドでも良いし、複合ヘ
ッドでも良い。 そして、第２図に示す如く、テープ上の傾斜トラック
は、夫々単一の、180度の角度割の一対の磁気ヘッド
（回転磁気ヘッド）によって、ガードバンドなしで、相
隣接する傾斜トラックTa、Tbの記録アジマスが交互に異
なる如く形成され、その傾斜トラックに記録される映像
信号は、被FM変調輝度信号FM−Ｙ（第３図参照）及び低
域変換された搬送色信号Ｃ′（第３図参照）の混合信号
である。尚、再生用の磁気ヘッドを記録用として兼用す
る場合は、第１及び第２の磁気ヘッドＨ′１、Ｈ′２の
何れか一方、例えば第２の磁気ヘッドＨ′２を用いる。 さて、第１の磁気ヘッドH1からの再生信号は、記録信
号中の主として低域変換された搬送色信号Ｃ′であっ
て、第３図にF11として周波数特性を示す如きローパス
フィルタ（11）に供給されて、低域変換された搬送色信
号Ｃ′が抽出される。 第２の磁気ヘッドH2からの再生信号は、記録信号中の
主として被FM変調輝度信号FM−Ｙから成る信号であっ
て、第３図にF12として周波数特性を示す如きバンドパ
スフィルタ（12）に供給されて、被FM変調輝度信号FM−
Ｙが抽出される。尚、バンドパスフィルタ（12）の代わ
りに、ハイパスフィルタでも良い。 さて、ローパスフィルタ（11）からの低域変換された
搬送色信号Ｃ′は、周波数変換器（13）に供給されて、
搬送波周波数が例えば688kHzから3.58MHzに変化するよ
うに、周波数変換される。尚、記録時において、クロス
トークキャンセルのために、低域変換された搬送色信号
Ｃ′がある、傾斜トラックではそのままの位相で記録さ
れると共に、その隣の傾斜トラックでは、低域変換され
た搬送色信号Ｃ′の位相が１水平周期毎に交互に正点、
反転して記録されている場合は、周波数変換器（13）に
おいて、局部発振器からの局部発振信号を、あるフィー
ルドではそのままの位相、その次のフィールドでは、そ
の位相を１水平周期毎に交互に正転、反転して、混合器
に供給するように構成する。 バンドパスフィルタ（12）から得られた被FM変調輝度
信号FM−Ｙは、FM復調器（14）に供給されて復調され
る。 第１の磁気ヘッドＨ′１が第２の磁気ヘッドＨ′２に
対し先行する場合は、第１及び第２の磁気ヘッド
Ｈ′１、Ｈ′２間の間隔Ｐに対応した時間間隔（水平周
期の整数倍）だけ、遅延器（15）によって、周波数変換
器（13）の出力を遅延させる。尚、この遅延時間の選定
に当たっては、厳密には、ローパスフィルタ（11）及び
バンドパスフィルタ（12）における信号の遅れ時間も考
慮に入れ、これによってローパスフィルタ（11）及びバ
ンドパスフィルタ（12）の各出力の同時化を行う。 遅延器（15）のからの搬送色信号Ｃを、１水平周期
（1H）の遅延器（17）及び加算器（18）から成る櫛型濾
波器構成のクロストークキャンセラ（16）を介して、加
算器（19）に供給する。又、FM復調器（14）からの輝度
信号Ｙが加算器（19）に供給されることにより、クロス
トークキャンセラ（16）からの搬送色信号Ｃと加算され
て、出力端子（20）にNTSC方式のカラー映像信号が出力
される。 かくして、第１の磁気ヘッドＨ′１は、第２の磁気ヘ
ッドＨ′２のギャップ長Lnより長いギャップ長Lwを有す
るので、第１の磁気ヘッドＨ′１による再生信号に基づ
いて、高S/Nの搬送色信号Ｃが得られる。又、第１の磁
気ヘッドＨ′１は、第２の磁気ヘッドＨ′２のギャップ
幅WDwより狭いギャップ幅WDnを有し、しかも、第１の磁
気ヘッドＨ′１のギャップ幅WDnは、傾斜トラックTa、T
bの幅より小さく選定され、第２の磁気ヘッドＨ′２の
ギャップ幅WDwは、傾斜トラックTa、Tbの幅より大きく
選定されるので、第１の磁気ヘッドＨ′１による再生信
号に基づいて、クロストークの大幅に改善された搬送色
信号Ｃが得られる。 〔発明の効果〕 上述せる本発明によれば、被FM変調輝度信号及びその
被FM変調輝度信号の帯域より低域の低域変換された搬送
色信号の混合信号が、ガードバンドなしで、相隣接する
傾斜トラックの記録アジマスが交互に異なるように記録
された磁気テープの同一傾斜トラックを走査するよう
に、その走査方向に沿って所定間隔を以て配された、低
域変換された搬送色信号を主として再生する第１の磁気
ヘッド及び被FM変調輝度信号を主として再生する第２の
磁気ヘッドを備えてなり、第１の磁気ヘッドは傾斜トラ
ックのトラック幅より狭いギャップ幅を有すると共に、
第２の磁気ヘッドは第１の磁気ヘッドのギャップ幅より
広いギャップ幅を有するので、クロストークの大幅に改
善されたは搬送色信号を再生することができると共に、
ダビングを繰り返しても、輝度信号及び搬送色信号の垂
直方向の色ずれがあまり生じなくなる映像信号再生装置
を得ることができる。
する。 〔従来の技術〕 従来のVTRでは、一対の回転磁気ヘッドによって、被F
M変調輝度信号及びその被FM変調輝度信号の帯域より低
域の低域変換さされた搬送色信号の混合信号が、ガード
バンドなしで、相隣接する傾斜トラックの記録アジマス
が交互に異なるように磁気テープに記録されると共に、
クロストークキャンセルのために、低域変換された搬送
色信号が、ある傾斜トラックではそのままの位相で記録
されると共に、その隣の傾斜トラックでは、低域変換さ
れた搬送色信号の位相が１水平周期毎に相互に正転、反
転して記録されていた。 再生時には、その磁気テープの記録アジマスが交互に
異なる傾斜トラックが、一対の回転磁気ヘッドによって
交互に再生され、その再生信号がそれぞれローパスフィ
ルタ及びバンドパスフィルタに供給されて、それぞれ低
域変換された搬送色信号及び被FM変調輝度信号が抽出さ
れる。その抽出された低域変換された搬送色信号は、周
波数変換器に供給されて、搬送波周波数が例えば、688k
Hzから3.58MHzに変化するように、周波数変換される。
この場合、周波数変換器において、局部発振器からの局
部発振信号が、あるフィールドではそのままの位相、そ
の次のフィールドでは、その位相を１水平周期毎に交互
に正転、反転して混合器に供給される。又、被FM変調輝
度信号は、FM復調器に供給されて復調される。 周波数変換器よりの搬送波信号は、１水平周期の遅延
器及び加算器からなる櫛型濾波器構成のクロストークキ
ャンセラに供給し、その出力である搬送色信号と、FM復
調器からの輝度信号をとを加算することによって、NTSC
方式のカラー映像信号が得られる。 〔発明が解決しようとする問題点〕 かかる従来のVTRでは、再生信号にジッターがあると
きは、搬送色信号の櫛型濾波器構成のクロストークキャ
ンセラによるクロストークキャンセルは不十分であり、
まして、SECAM方式のテレビジョン信号の場合は、搬送
色信号のクロストークキャンセルはあまり実効がない。 かかる点に鑑み、本発明は、被FM変調輝度信号及びそ
の被FM変調輝度信号の帯域より低域の低域変換された搬
送色信号の混合信号が、ガードバンドなしで、相隣接す
る傾斜トラックの記録アジマスが交互に異なるように記
録された磁気テープから映像信号を再生する映像信号再
生装置において、搬送色信号のクロストークキャンセル
を十分に行うことができると共に、輝度信号及び搬送色
信号の垂直方向の色ずれがあまり生じなくなるものを提
案しようとするものである。 〔問題点を解決するための手段〕 本発明による映像信号再生装置は、被FM変調輝度信号
及びその被FM変調輝度信号の帯域より低域の低域変換さ
れた搬送色信号の混合信号が、ガードバンドなしで、相
隣接する傾斜トラックの記録アジマスが交互に異なるよ
うに記録された磁気テープの同一傾斜トラックを走査す
るように、その走査方向に沿って所定間隔を以て配され
た、低域変換された搬送色信号を主として再生する第１
の磁気ヘッド及び被FM変調輝度信号を主として再生する
第２の磁気ヘッドを備えてなり、第１の磁気ヘッドは傾
斜トラックのトラック幅より狭いギャップ幅を有すると
共に、第２の磁気ヘッドは第１の磁気ヘッドのギャップ
幅より広いギャップ幅を有するものである。 〔作用〕 かかる本発明によれば、被FM変調輝度信号及びその被
FM変調輝度信号の帯域より低域の低域変換された搬送色
信号の混合信号が、ガードバンドなしで、相隣接する傾
斜トラックの記録アジマスが交互に異なるように記録さ
れた磁気テープの同一傾斜トラックを、低域変換された
搬送色信号を主として再生する第１の磁気ヘッド及び被
FM変調輝度信号を主として再生する第２の磁気ヘッドに
よって走査させる。 〔実施例〕 以下に、第１図を参照して、本発明を適用したVTRの
一例の再生系について説明する。Ｈ′１、Ｈ′２は、夫
々単一の磁気ヘッドによって映像信号の記録されたテー
プ上の同一トラックを走査する如く、その走査方向に所
定間隔（ここでは水平周期の整数倍に対応した間隔）Ｐ
を以て配された再生用の第１及び第２の磁気ヘッド（回
転磁気ヘッド）である。図示を省略するも、これら第１
及び第２の磁気ヘッドＨ′１、Ｈ′２は、180度の角間
隔を以て２組設けられ、固定下ドラム及び回転上ドラム
から成るテープ案内ドラム装置のその回転上ドラムに取
り付けられている。以下の説明では、簡単のため１組の
磁気ヘッドＨ′１、Ｈ′２について説明する。 そして、第１図及び第２図に示す如く、第１の磁気ヘ
ッドＨ′１は、第２の磁気ヘッドＨ′２のギャップ長Ln
より長いギャップ長Lwを有すると共に、第１の磁気ヘッ
ドＨ′１は、第２の磁気ヘッドＨ′２のギャップ幅WDw
より狭いギャップ幅WDnを有する。この場合、第１の磁
気ヘッドＨ′１のギャップ幅WDnは、傾斜トラックTa、T
bのトラック幅より小さく選定され、第２の磁気ヘッド
Ｈ′２のギャップ幅WDwは、傾斜トラックTa、Tbのトラ
ック幅より多少大きく選定される。尚、Ｇ′１、Ｇ′２
は、夫々第１及び第２の磁気ヘッドＨ′１、Ｈ′２のギ
ャップを示す。これら第１及び第２の磁気ヘッド
Ｈ′１、Ｈ′２は、夫々単体ヘッドでも良いし、複合ヘ
ッドでも良い。 そして、第２図に示す如く、テープ上の傾斜トラック
は、夫々単一の、180度の角度割の一対の磁気ヘッド
（回転磁気ヘッド）によって、ガードバンドなしで、相
隣接する傾斜トラックTa、Tbの記録アジマスが交互に異
なる如く形成され、その傾斜トラックに記録される映像
信号は、被FM変調輝度信号FM−Ｙ（第３図参照）及び低
域変換された搬送色信号Ｃ′（第３図参照）の混合信号
である。尚、再生用の磁気ヘッドを記録用として兼用す
る場合は、第１及び第２の磁気ヘッドＨ′１、Ｈ′２の
何れか一方、例えば第２の磁気ヘッドＨ′２を用いる。 さて、第１の磁気ヘッドH1からの再生信号は、記録信
号中の主として低域変換された搬送色信号Ｃ′であっ
て、第３図にF11として周波数特性を示す如きローパス
フィルタ（11）に供給されて、低域変換された搬送色信
号Ｃ′が抽出される。 第２の磁気ヘッドH2からの再生信号は、記録信号中の
主として被FM変調輝度信号FM−Ｙから成る信号であっ
て、第３図にF12として周波数特性を示す如きバンドパ
スフィルタ（12）に供給されて、被FM変調輝度信号FM−
Ｙが抽出される。尚、バンドパスフィルタ（12）の代わ
りに、ハイパスフィルタでも良い。 さて、ローパスフィルタ（11）からの低域変換された
搬送色信号Ｃ′は、周波数変換器（13）に供給されて、
搬送波周波数が例えば688kHzから3.58MHzに変化するよ
うに、周波数変換される。尚、記録時において、クロス
トークキャンセルのために、低域変換された搬送色信号
Ｃ′がある、傾斜トラックではそのままの位相で記録さ
れると共に、その隣の傾斜トラックでは、低域変換され
た搬送色信号Ｃ′の位相が１水平周期毎に交互に正点、
反転して記録されている場合は、周波数変換器（13）に
おいて、局部発振器からの局部発振信号を、あるフィー
ルドではそのままの位相、その次のフィールドでは、そ
の位相を１水平周期毎に交互に正転、反転して、混合器
に供給するように構成する。 バンドパスフィルタ（12）から得られた被FM変調輝度
信号FM−Ｙは、FM復調器（14）に供給されて復調され
る。 第１の磁気ヘッドＨ′１が第２の磁気ヘッドＨ′２に
対し先行する場合は、第１及び第２の磁気ヘッド
Ｈ′１、Ｈ′２間の間隔Ｐに対応した時間間隔（水平周
期の整数倍）だけ、遅延器（15）によって、周波数変換
器（13）の出力を遅延させる。尚、この遅延時間の選定
に当たっては、厳密には、ローパスフィルタ（11）及び
バンドパスフィルタ（12）における信号の遅れ時間も考
慮に入れ、これによってローパスフィルタ（11）及びバ
ンドパスフィルタ（12）の各出力の同時化を行う。 遅延器（15）のからの搬送色信号Ｃを、１水平周期
（1H）の遅延器（17）及び加算器（18）から成る櫛型濾
波器構成のクロストークキャンセラ（16）を介して、加
算器（19）に供給する。又、FM復調器（14）からの輝度
信号Ｙが加算器（19）に供給されることにより、クロス
トークキャンセラ（16）からの搬送色信号Ｃと加算され
て、出力端子（20）にNTSC方式のカラー映像信号が出力
される。 かくして、第１の磁気ヘッドＨ′１は、第２の磁気ヘ
ッドＨ′２のギャップ長Lnより長いギャップ長Lwを有す
るので、第１の磁気ヘッドＨ′１による再生信号に基づ
いて、高S/Nの搬送色信号Ｃが得られる。又、第１の磁
気ヘッドＨ′１は、第２の磁気ヘッドＨ′２のギャップ
幅WDwより狭いギャップ幅WDnを有し、しかも、第１の磁
気ヘッドＨ′１のギャップ幅WDnは、傾斜トラックTa、T
bの幅より小さく選定され、第２の磁気ヘッドＨ′２の
ギャップ幅WDwは、傾斜トラックTa、Tbの幅より大きく
選定されるので、第１の磁気ヘッドＨ′１による再生信
号に基づいて、クロストークの大幅に改善された搬送色
信号Ｃが得られる。 〔発明の効果〕 上述せる本発明によれば、被FM変調輝度信号及びその
被FM変調輝度信号の帯域より低域の低域変換された搬送
色信号の混合信号が、ガードバンドなしで、相隣接する
傾斜トラックの記録アジマスが交互に異なるように記録
された磁気テープの同一傾斜トラックを走査するよう
に、その走査方向に沿って所定間隔を以て配された、低
域変換された搬送色信号を主として再生する第１の磁気
ヘッド及び被FM変調輝度信号を主として再生する第２の
磁気ヘッドを備えてなり、第１の磁気ヘッドは傾斜トラ
ックのトラック幅より狭いギャップ幅を有すると共に、
第２の磁気ヘッドは第１の磁気ヘッドのギャップ幅より
広いギャップ幅を有するので、クロストークの大幅に改
善されたは搬送色信号を再生することができると共に、
ダビングを繰り返しても、輝度信号及び搬送色信号の垂
直方向の色ずれがあまり生じなくなる映像信号再生装置
を得ることができる。
【図面の簡単な説明】
第１図は本発明の一実施例を示すブロック線図、第２図
はその一実施例の説明に供するヘッドとトラックの関係
を示す図、第３図はその一実施例の説明に供する周波数
アロケーションを示す図である。 Ｈ′１、Ｈ′２は第１及び第２の磁気ヘッド、（11）は
ローパスフィルタ、（12）はバンドパスフィルタ、（1
3）は周波数変換器、（14）はFM復調器、（15）は遅延
器、（16）はクロストークキャンセラ、 （17）は１水平周期の遅延器、（18）は加算器、（19）
は加算器、 （20）は出力端子である。
はその一実施例の説明に供するヘッドとトラックの関係
を示す図、第３図はその一実施例の説明に供する周波数
アロケーションを示す図である。 Ｈ′１、Ｈ′２は第１及び第２の磁気ヘッド、（11）は
ローパスフィルタ、（12）はバンドパスフィルタ、（1
3）は周波数変換器、（14）はFM復調器、（15）は遅延
器、（16）はクロストークキャンセラ、 （17）は１水平周期の遅延器、（18）は加算器、（19）
は加算器、 （20）は出力端子である。
Claims (1)
- (57)【特許請求の範囲】 １．被FM変調輝度信号及び該被FM変調輝度信号の帯域よ
り低域の低域変換された搬送色信号の混合信号が、ガー
ドバンドなしで、相隣接する傾斜トラックの記録アジマ
スが交互に異なるように記録された磁気テープの同一傾
斜トラックを走査するように、その走査方向に沿って所
定間隔を以て配された、上記低域変換された搬送色信号
を主として再生する第１の磁気ヘッド及び上記被FM変調
輝度信号を主として再生する第２の磁気ヘッドを備えて
なり、 上記第１の磁気ヘッドは上記傾斜トラックのトラック幅
より狭いギャップ幅を有すると共に、上記第２の磁気ヘ
ッドは上記第１の磁気ヘッドのギャップ幅より広いギャ
ップ幅を有することを特徴とする映像信号再生装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP62135535A JP2687353B2 (ja) | 1987-05-29 | 1987-05-29 | 映像信号再生装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP62135535A JP2687353B2 (ja) | 1987-05-29 | 1987-05-29 | 映像信号再生装置 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS63300402A JPS63300402A (ja) | 1988-12-07 |
| JP2687353B2 true JP2687353B2 (ja) | 1997-12-08 |
Family
ID=15154048
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP62135535A Expired - Fee Related JP2687353B2 (ja) | 1987-05-29 | 1987-05-29 | 映像信号再生装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2687353B2 (ja) |
Family Cites Families (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS5584005A (en) * | 1978-12-20 | 1980-06-24 | Matsushita Electric Ind Co Ltd | Magnetic recorder/reproducer |
-
1987
- 1987-05-29 JP JP62135535A patent/JP2687353B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS63300402A (ja) | 1988-12-07 |
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