JP2686712B2 - スタンド形搬送機 - Google Patents

スタンド形搬送機

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JP2686712B2 JP3778894A JP3778894A JP2686712B2 JP 2686712 B2 JP2686712 B2 JP 2686712B2 JP 3778894 A JP3778894 A JP 3778894A JP 3778894 A JP3778894 A JP 3778894A JP 2686712 B2 JP2686712 B2 JP 2686712B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、例えば帯び鋸あるいは
丸鋸等の鋸による切断機の定盤に起立支持し、定盤に載
置された木材、プラスチック等のワークを鋸に向けて移
送するスタンド形搬送機に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来は、ワークが載置されるワーク載置
台に支柱を上方に向けて起立固定し、この支柱の上端に
支持アームを側方に向けて突出固定し、該支持アームの
先端に回動シリンダによって上下の軸心を中心として回
動される回動アームを設け、この回動アームの回動端に
モーターを下方に向けてかつ昇降シリンダによって上下
動可能に支持し、モーター下部の回転軸に送りロールを
取付ける。そして、モーターにより送りロールを所定方
向に回転させ、次いで回動シリンダによりアームをワー
ク方向に回動させて送りロールをワークに押圧し、該送
りロールでワーク載置台に載置されたワークを所定方向
に移送するようにしていた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上記従来のものは、支
柱から側方に突出する支持アームの突出端に回動アーム
を回動可能に、また回動アームの回動端に送りロールを
上下動可能に取り付けていたので、部品点数が増大して
構造が複雑になるとともに大形化し、取付けスペースお
よび重量の増加で取付け相手機械が限定される欠点があ
った。さらに、回動アームの揺動中心が支柱の軸心と偏
倚するため、支柱をワーク載置台に取り付ける際に、上
記回動アームの揺動中心を配慮して支柱をワーク載置台
に位置決めして取付けせねばならず、ワーク載置台への
支柱の取付けに手数を要する欠点があった。本発明は上
記欠点を解消した新規なスタンド形搬送機を得ることを
目的とする。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記目的を達
成するために、以下の如く構成したものである。即ちワ
ークが載置されるワーク載置台に断面円形の支柱を起立
固定し、該支柱に半径方向に突出するブラケットを嵌合
させ、ブラケットを支柱に沿って上下動調節する昇降具
と該ブラケットを支柱に締め付け固定する締め付け具と
を設け、支柱に半径方向に突出するアームを回動可能に
嵌合させ、該アームの先端部に支柱の軸心と平行する軸
心を中心として回転する送りロールを設けるとともに、
アームに前記送りロールを駆動するモーターを設け、前
記ブラケットと前記アームとの間にアームを支柱を中心
として回動させる回動具を設ける構成にしたものであ
る。この場合、前記アームの先端部に支柱の軸心と平行
する軸心を中心として回転するモーターを設け、該モー
ターの回転軸に送りロールを直結する構成にすることが
好ましい。また、前記回動具は、一端が前記ブラケット
に係止され、他端が前記アームに係止されたシリンダに
するとよい。また、前記回動具は、一端が前記ブラケッ
トに係止され、他端が前記アームに係止された弾性体に
してもよい。
【0005】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面に基いて説明す
る。図面において、図1は本発明の実施例を示す一部断
面側面図、図2は図1の一部断面平面図、図3は図2の
A方向から見た要部正面図である。図1〜図3におい
て、1は帯鋸切断機の定盤、つまりワーク載置台であ
り、角形あるいは板状の木材からなるワークWを支持す
る。図2および図3において、2はワーク載置台1に載
置されたワークWを位置決めおよびガイドする定規、3
はワーク載置台1に載置されたワークWを切断する帯形
の鋸である。
【0006】5は上記ワーク載置台1に取り付けた搬送
機、6はその支柱である。支柱6は金属性のパイプ材を
所定長さで切断した円筒体の下端部に、取付けフランジ
8を一体に有する支持筒7に嵌合固定し、取付けフラン
ジ8をワーク載置台1の所定箇所にボルト締め等で起立
固定する。
【0007】上記支柱6にブラケット10を半径方向に
突出させて支持する。このブラケット10は基部にスリ
ットにより周方向に分割された円筒状のボス部11を一
体に有し、このボス部11を支柱6に嵌合させ、分割部
をボルト12で締め付けて支柱6に固定する。上記ブラ
ケット10は昇降具14により上下方向に移動調節す
る。この昇降具14は、支柱6の上端に嵌合固定したキ
ャップ17とボス部11とに前述したブラケット10と
反対方向に突出する支持突起18および係合突起13を
形成し、細長いねじ棒15を支柱6と平行に配置すると
ともに、その上端部を支持突起18に回転可能かつ上下
動不能に係止し、その下端部を係合突起13にねじ嵌合
させ、ねじ棒15の上端に棒状のハンドル16を取付け
てなる。
【0008】上記ブラケット10を昇降具14により上
下方向に移動調節する際には、ボルト12を緩めてボス
部11を支柱6と遊嵌状態にし、この状態でハンドル1
6を介してねじ棒15を所定方向に回転させてブラケッ
ト10を支柱6に沿って上下方向に移動調節する。
【0009】また、上記支柱6にアーム20を半径方向
に突出させて回動可能に支持する。即ち、接線方向に延
びる取付け板22を有する円筒状の軸受21を前述した
ボス部11の上下に隣接させて支柱6に回転かつ上下動
可能に嵌合させ、細長い板状のアーム20の基部を上下
に分岐し、この分岐部20aをボルト23により上記軸
受21の取付け板22に締結する。
【0010】上記アーム20の前面側の先端部にモータ
ー(ギヤードモーター)25を取り付ける。このモータ
ー25はその回転軸26を支柱6の軸心と平行する上下
方向に向けるとともに、モーターケースから上下方向に
突出させ、図3に示すように、上下の各回転軸26に送
りロール27を取り付ける。このロール27は外周部に
摩擦力の大きいゴムリングを嵌合固着してなる。
【0011】前述したブラケット10とアーム20との
間に回動具をなすシリンダ30を取り付ける。このシリ
ンダ30は、図2に示すように、アーム20の背面側に
配置してそのケース31の基部(左端)を上下方向のピ
ン33によりブラケット10に回動可能に連結し、その
ロッド32の先端(右端)を上下方向のピン34により
アーム20の先端部に回動可能に連結し、圧縮空気によ
り伸縮させて上記アーム20を支柱6を中心として回動
させる。
【0012】図4は他の実施例を示す。図4において、
6はワーク載置台1に起立固定した支柱、10は支柱6
に嵌合固定したブラケット、20は支柱6に回動可能に
嵌合支持したアーム、27はアーム20の先端部に取り
付けた送りロールであり、これらは前述したものと略同
構造となっている。図4において、35はブラケット1
0とアーム20との間に介在させた弾性体をなすコイル
ばねであり、このコイルばね35の反発力により、アー
ム20を支柱6を中心としてワークWに向けて約30度
の範囲で回動させる。
【0013】上記アーム20の先端部に取り付けた送り
ロール27によるワークWの押圧力(近似的にばね35
の反発力によりアーム20に及ぼされる支柱6を中心と
した回転モーメントに置き換えられる。)は、アーム2
0の初期回動時から、アーム20の最大回動時に至って
略均一にすることが好ましい。これを達成するために上
記コイルばね35のばね定数Kを所定値に設定する必要
がある。ここで、 M1;アーム20の初期回動時におけるワークWへの回
動押圧モーメント F1;アーム20の初期回動時(P1点)におけるコイ
ルばね35の反発力 R1;アーム20の初期回動時(P1点)におけるコイ
ルばね35の軸心と支柱6の軸心との距離 X1;アーム20の初期回動時(P1点)におけるコイ
ルばね35の長さ M2;アーム20の最大回動時におけるワークWへの回
動押圧モーメント F2;アーム20の最大回動時(P2点)におけるコイ
ルばね35の反発力 R2;アーム20の最大回動時(P2点)におけるコイ
ルばね35の軸心と支柱6の軸心との距離 X2;アーム20の最大回動時(P2点)におけるコイ
ルばね35の長さ としたとき、上記コイルばね35のばね定数Kを下記の
数式により求める。
【0014】
【数1】M1=F1×R1 M2=F2×R2 であるから、 M1=M2=F1×R1=F2×R2 としてばね定数Kを求める式は、 K(X1−X2)=F2−F1=(R1÷R2−1)×
F1 となり、ばね定数Kは、 K={F1×(R1−R2)}÷{R2×(X1−X
2)} となる。
【0015】従って、上記ばね定数Kを満足するコイル
ばね35を使用することによって、送りロール27によ
るワークWの押圧力がワークWの厚さの変化に関係なく
略一定となり、送り性能が安定することになる。なお、
図4に示す送りロール27およびモーター25は、送り
ロール27をアーム20の前面側に、モーター25をア
ーム20の背面側に取付け、両者をプーリ28、チェー
ン29により連結したものである。図4において、図1
〜図3と同符号の部分は該図1〜図3と略同構造のため
その説明を省略する。
【0016】本発明は以上のように構成したので、モー
ター25を起動させて送りロール27を矢印(ア)方向
に回転させ、シリンダ30を伸長作動させると、アーム
20が支柱6を中心として定規2方向に回動し、送りロ
ール27がワーク載置台1に載置したワークWを上記定
規2方向に押圧しつつ、矢印(イ)方向に向けて移送す
る。この矢印(イ)方向に移送されたワークWは鋸(帯
鋸)3により所定幅に切断される。また、図4において
は、コイルばね35の反発力によりアーム20が支柱6
を中心として定規2方向に回動し、前述と同様に送りロ
ール27がワークWを定規2方向に押圧しつつ、矢印
(イ)方向に向けて移送する。
【0017】また、ボルト12を緩め、ハンドル16を
介してねじ棒15を所定方向に回転させると、ブラケッ
ト10が支柱6に沿って上下方向に移動し、これに伴っ
てアーム20の軸受21が支柱6に沿って上下方向に移
動され、アーム20を介して送りロール27がワーク載
置台1に対して上下方向に移動調節される。
【0018】
【発明の効果】以上説明したように、本発明は、送りロ
ールおよびこれを駆動するモーターを支持するアームを
直接支柱に昇降および回動可能に設けるようにしたの
で、従来のように支柱から側方に偏倚した位置に昇降・
回動機構を設ける必要がなくなり、構造が簡素になって
小型化、軽量化ができるとともに、アームを支柱に強固
に支持することができ、高負荷に耐えるとになる。さら
に、アームの揺動中心が支柱の軸心と一致するため、支
柱の取付け位置がアームの揺動中心位置となり、支柱を
ワーク載置台に取り付ける際に、その位置決めが容易と
なり、ワーク載置台への取付けが迅速かつ正確できる等
の効果を奏する。また、送りロールをアームの先端部に
取り付けたモーターに直結したので、構造がさらに簡素
になる効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例を示す一部断面側面図である。
【図2】図1の一部断面平面図である。
【図3】図2のA方向から見た要部正面図である。
【図4】本発明による他の実施例を示す一部断面平面図
である。
【符号の説明】
1 ワーク載置台 2 定規 3 鋸 5 搬送機 6 支柱 7 支持筒 8 取付けフランジ 10 ブラケット 11 ボス部 12 ボルト 13 係合突起 14 昇降具 15 ねじ棒 16 ハンドル 17 キャップ 18 支持突起 20 アーム 20a 分岐部 21 軸受 22 取付け板 23 ボルト 25 モーター 26 回転軸 27 送りロール 28 プーリ 29 チェーン 30 シリンダ(回動具) 31 ケース 32 ロッド 33 ピン 34 ピン 35 コイルばね(弾性体)

Claims (4)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ワークが載置されるワーク載置台に断面
    円形の支柱を起立固定し、該支柱に半径方向に突出する
    ブラケットを嵌合させ、ブラケットを支柱に沿って上下
    動調節する昇降具と該ブラケットを支柱に締め付け固定
    する締め付け具とを設け、支柱に半径方向に突出するア
    ームを回動可能に嵌合させ、該アームの先端部に支柱の
    軸心と平行する軸心を中心として回転する送りロールを
    設けるとともに、アームに前記送りロールを駆動するモ
    ーターを設け、前記ブラケットと前記アームとの間にア
    ームを支柱を中心として回動させる回動具を設けたこと
    を特徴とするスタンド形搬送機。
  2. 【請求項2】前記アームの先端部に支柱の軸心と平行す
    る軸心を中心として回転するモーターを設け、該モータ
    ーの回転軸に送りロールを直結したことを特徴とする請
    求項1記載のスタンド形搬送機。
  3. 【請求項3】前記回動具は、一端が前記ブラケットに係
    止され、他端が前記アームに係止されたシリンダからな
    る請求項1または2記載のスタンド形搬送機。
  4. 【請求項4】前記回動具は、一端が前記ブラケットに係
    止され、他端が前記アームに係止された弾性体からなる
    請求項1または2記載記載のスタンド形搬送機。
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