JP2686449B2 - 電線とスリーブの圧縮接続装置 - Google Patents
電線とスリーブの圧縮接続装置Info
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Description
【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は、電線相互を接続するための接続スリーブ
や、電線端部を鉄塔に引留るための引留クランプの接続
スリーブのような金属製スリーブを、電線に圧縮接続す
るための装置に係り、特に、スリーブを装着した電線を
両側で支持する対向一対の電線支持手段と、これら一対
の電線支持手段間において、圧縮−解放−前進の動作を
繰返しながらスリーブに沿って順次移動する油圧圧縮器
とを備え、しかも圧縮動作終了後に、スリーブの圧縮部
の長さが、所定の寸法になっているか否かを、計測し
て、記憶、表示するための圧縮長さ計測手段を備えてい
る圧縮接続装置に関するものもである。
や、電線端部を鉄塔に引留るための引留クランプの接続
スリーブのような金属製スリーブを、電線に圧縮接続す
るための装置に係り、特に、スリーブを装着した電線を
両側で支持する対向一対の電線支持手段と、これら一対
の電線支持手段間において、圧縮−解放−前進の動作を
繰返しながらスリーブに沿って順次移動する油圧圧縮器
とを備え、しかも圧縮動作終了後に、スリーブの圧縮部
の長さが、所定の寸法になっているか否かを、計測し
て、記憶、表示するための圧縮長さ計測手段を備えてい
る圧縮接続装置に関するものもである。
(従来の技術) 従来、電線とスリーブとを圧縮接続するための手動の
装置が知られている。この装置は、スリーブを装着した
電線を略水平に支持する対向一対の電線支持手段を架台
上に設けると共に、これら一対の電線支持手段間を往復
移動自在に油圧圧縮器を設け、この油圧圧縮器をチェー
ン等を介して手動で移動可能にしたもので、例えば接続
すべき2本の電線の端部を両側からスリーブに挿入した
状態で、両電線をスリーブの両側において電線支持手段
に把持させると共に、スリーブを油圧圧縮器の一対のダ
イス間に配置し、油圧圧縮器に圧縮−解放−移動の繰返
し動作を行わせ、所定長の圧縮を行うものである。
装置が知られている。この装置は、スリーブを装着した
電線を略水平に支持する対向一対の電線支持手段を架台
上に設けると共に、これら一対の電線支持手段間を往復
移動自在に油圧圧縮器を設け、この油圧圧縮器をチェー
ン等を介して手動で移動可能にしたもので、例えば接続
すべき2本の電線の端部を両側からスリーブに挿入した
状態で、両電線をスリーブの両側において電線支持手段
に把持させると共に、スリーブを油圧圧縮器の一対のダ
イス間に配置し、油圧圧縮器に圧縮−解放−移動の繰返
し動作を行わせ、所定長の圧縮を行うものである。
(発明が解決しようとする課題) 上記従来のスリーブ圧縮装置は、手動のものであるか
ら、元より圧縮部長さを自動的に測定するような手段、
あるいは自動的に圧縮動作の経過を記録しておくような
手段を備えておらず、そのような作業はマニュアルで行
うほかなく、従って、十分な品質管理を期待することが
できない。
ら、元より圧縮部長さを自動的に測定するような手段、
あるいは自動的に圧縮動作の経過を記録しておくような
手段を備えておらず、そのような作業はマニュアルで行
うほかなく、従って、十分な品質管理を期待することが
できない。
従って、本発明は、一連の圧縮動作の完了と同時に、
スリーブの圧縮部長さを自動的に計測して、これを記
憶、表示することにより、圧縮動作の適否を作業中に確
認し、また圧縮動作の経過を後のために記録しておくこ
とができる圧縮接続装置を提供しようとするものであ
る。
スリーブの圧縮部長さを自動的に計測して、これを記
憶、表示することにより、圧縮動作の適否を作業中に確
認し、また圧縮動作の経過を後のために記録しておくこ
とができる圧縮接続装置を提供しようとするものであ
る。
(課題を解決するための手段) 本発明においては、上記課題を解決するため、スリー
ブSを装着した電線Wを両側において略水平に支持する
対向一対の電線支持手段2,3と、これら一対の電線支持
手段2,3間において、スリーブSに沿って前進、後退自
在に、架台1上に設けられた油圧圧縮器4と、この油圧
圧縮器4を前進、後退させるためのモータ5と、この油
圧圧縮器4に、圧縮、解放の動作を行わせるように油圧
を制御する油圧制御弁装置16と、圧縮−解放−前進の動
作を所定回数繰返してスリーブSを所定長さ圧縮した
後、元位置へ後退復帰させるように、油圧圧縮器4を動
作させるべく、モータ5及び油圧制御弁装置16を制御す
る制御装置50と、油圧圧縮器4の後退復帰時に、スリー
ブSの圧縮部長さを計測してこれを記録、表示するため
の圧縮長さ計測手段30とを設けてスリーブの圧縮接続装
置を構成した。そして、圧縮長さ計測手段30には、スリ
ーブSの表面に接近するように付勢して、油圧圧縮器4
上の前進方向側に支持した近接スイッチ31と、この近接
スイッチ31と一体に油圧圧縮器4上に支持したローラ32
とを具備させた。ローラ32は、スリーブSの圧縮部平面
A及びこれに連続する非圧縮部B上を転動可能にし、近
接スイッチ31とスリーブSとの間に一定の間隔を形成す
るようにする。近接スイッチ31は、スリーブSの一端側
から圧縮部平面A上に乗ったときに、制御装置50にカウ
ント開始信号を送り、また非圧縮部B上に乗ったとき
に、制御装置50にカウント停止信号を送るように構成
し、制御装置50には、さらに、近接スイッチ31からカウ
ント開始信号を受けてからカウント停止信号を受ける
間、モータの回転数をカウントし、これからスリーブS
の圧縮部の長さ演算して記憶、表示する手段を包含させ
た。
ブSを装着した電線Wを両側において略水平に支持する
対向一対の電線支持手段2,3と、これら一対の電線支持
手段2,3間において、スリーブSに沿って前進、後退自
在に、架台1上に設けられた油圧圧縮器4と、この油圧
圧縮器4を前進、後退させるためのモータ5と、この油
圧圧縮器4に、圧縮、解放の動作を行わせるように油圧
を制御する油圧制御弁装置16と、圧縮−解放−前進の動
作を所定回数繰返してスリーブSを所定長さ圧縮した
後、元位置へ後退復帰させるように、油圧圧縮器4を動
作させるべく、モータ5及び油圧制御弁装置16を制御す
る制御装置50と、油圧圧縮器4の後退復帰時に、スリー
ブSの圧縮部長さを計測してこれを記録、表示するため
の圧縮長さ計測手段30とを設けてスリーブの圧縮接続装
置を構成した。そして、圧縮長さ計測手段30には、スリ
ーブSの表面に接近するように付勢して、油圧圧縮器4
上の前進方向側に支持した近接スイッチ31と、この近接
スイッチ31と一体に油圧圧縮器4上に支持したローラ32
とを具備させた。ローラ32は、スリーブSの圧縮部平面
A及びこれに連続する非圧縮部B上を転動可能にし、近
接スイッチ31とスリーブSとの間に一定の間隔を形成す
るようにする。近接スイッチ31は、スリーブSの一端側
から圧縮部平面A上に乗ったときに、制御装置50にカウ
ント開始信号を送り、また非圧縮部B上に乗ったとき
に、制御装置50にカウント停止信号を送るように構成
し、制御装置50には、さらに、近接スイッチ31からカウ
ント開始信号を受けてからカウント停止信号を受ける
間、モータの回転数をカウントし、これからスリーブS
の圧縮部の長さ演算して記憶、表示する手段を包含させ
た。
(作用) 本発明の圧縮装置においては、電線Wの端部をスリー
ブSに挿入した状態で、電線WをスリーブSの両側にお
いて電線支持手段2,3に支持させると共に、スリーブS
を油圧圧縮器4の一対のダイス6,6間に配置し、油圧圧
縮器4に圧縮−解放−前進の動作を所定回数繰り返さ
せ、スリーブSを所定長にわたって圧縮する。即ち、制
御装置50が、モータ5及び制御弁装置16を制御し、モー
タ5を所定数回転させた後、制御弁装置16を動作させて
油圧圧縮器に圧縮動作を行わせ、この動作を所定回数繰
り返すものである。一連の圧縮動作が終了したとき近接
スイッチ31はスリーブSの一端から外れた位置にあり、
次の圧縮動作のために油圧圧縮器4が元位置へ向かって
後退すると、まもなく近接スイッチ31がスリーブSの一
端側から圧縮部B上に乗り、これと同時にカウント開始
信号を発する。制御装置50は、このカウント開始信号を
受けて、モータ5の回転数をカウントし始める。近接ス
イッチ31は、スリーブSの非圧縮部B上に乗ったときカ
ウント停止信号を発し、これを受けて制御装置50は、カ
ウントを停止する。そして、制御装置50は、カウントし
たモータ5の回転数から圧縮部の長さを演算し、これを
記憶すると共に、ディスプレイ等の適当な方法で表示す
る。従って、一連の圧縮動作による圧縮効果をその都度
確認することができ、また圧縮作業の経過を後日参照す
ることができる。
ブSに挿入した状態で、電線WをスリーブSの両側にお
いて電線支持手段2,3に支持させると共に、スリーブS
を油圧圧縮器4の一対のダイス6,6間に配置し、油圧圧
縮器4に圧縮−解放−前進の動作を所定回数繰り返さ
せ、スリーブSを所定長にわたって圧縮する。即ち、制
御装置50が、モータ5及び制御弁装置16を制御し、モー
タ5を所定数回転させた後、制御弁装置16を動作させて
油圧圧縮器に圧縮動作を行わせ、この動作を所定回数繰
り返すものである。一連の圧縮動作が終了したとき近接
スイッチ31はスリーブSの一端から外れた位置にあり、
次の圧縮動作のために油圧圧縮器4が元位置へ向かって
後退すると、まもなく近接スイッチ31がスリーブSの一
端側から圧縮部B上に乗り、これと同時にカウント開始
信号を発する。制御装置50は、このカウント開始信号を
受けて、モータ5の回転数をカウントし始める。近接ス
イッチ31は、スリーブSの非圧縮部B上に乗ったときカ
ウント停止信号を発し、これを受けて制御装置50は、カ
ウントを停止する。そして、制御装置50は、カウントし
たモータ5の回転数から圧縮部の長さを演算し、これを
記憶すると共に、ディスプレイ等の適当な方法で表示す
る。従って、一連の圧縮動作による圧縮効果をその都度
確認することができ、また圧縮作業の経過を後日参照す
ることができる。
(実施例) 本発明の一実施例を第1図乃至第10図に示す。第1図
は圧縮装置の平面図、第2図は圧縮装置の正面図、第3
図は油圧圧縮器の分解斜視図、第4図はダイスとセンサ
の斜視図、第5図は一方の電線支持手段の正面図、第6
図は一方の電線支持手段の側面図、第7図は他方の電線
支持手段の正面図、第8図は他方の電線支持手段の平面
図、第9図は圧縮二面幅計測手段の斜視図、第10図は圧
縮二面幅計測手段の動作を示す概略的正面図、第11図は
圧縮長さ計測手段の斜視図、第12図は圧縮長さ計測手段
の動作を示す概略的正面図である。
は圧縮装置の平面図、第2図は圧縮装置の正面図、第3
図は油圧圧縮器の分解斜視図、第4図はダイスとセンサ
の斜視図、第5図は一方の電線支持手段の正面図、第6
図は一方の電線支持手段の側面図、第7図は他方の電線
支持手段の正面図、第8図は他方の電線支持手段の平面
図、第9図は圧縮二面幅計測手段の斜視図、第10図は圧
縮二面幅計測手段の動作を示す概略的正面図、第11図は
圧縮長さ計測手段の斜視図、第12図は圧縮長さ計測手段
の動作を示す概略的正面図である。
図示の実施例のスリーブ圧縮装置は、キャスタを備え
た可搬型の架台1と、スリーブSを装着した電線Wを支
持するために架台1上に相対向して一対設けられた電線
支持手段2,3と、これら一対の電線支持手段2,3間を往復
移動することができるように、架台1上に設けられた油
圧圧縮器4とを備えている。
た可搬型の架台1と、スリーブSを装着した電線Wを支
持するために架台1上に相対向して一対設けられた電線
支持手段2,3と、これら一対の電線支持手段2,3間を往復
移動することができるように、架台1上に設けられた油
圧圧縮器4とを備えている。
油圧圧縮器4の下部には、ナット8が固着されてお
り、このナット8が、架台1に架設されたねじ棒7に螺
合している。ねじ棒7は、モータ5により回転可能であ
る。従って、油圧圧縮器4は、駆動用モータ5の正逆回
転により、ねじ棒7に沿って往復移動することができ
る。
り、このナット8が、架台1に架設されたねじ棒7に螺
合している。ねじ棒7は、モータ5により回転可能であ
る。従って、油圧圧縮器4は、駆動用モータ5の正逆回
転により、ねじ棒7に沿って往復移動することができ
る。
第3図に示すように、油圧圧縮器4は、架台1上を転
動するローラ9を備えた下枠10と、これと略同形の上枠
11との間に、水平に相対向した一対の油圧ヘッド12,12
を保持して成る。即ち、上下の枠10,11には、夫々両側
に一対の矩形の係合孔10a,11aが形成され、他方各ヘッ
ド12の上下には角柱状の係合突部12a,12aが突設されて
いる。そして、この係合突部12aを夫々上下の枠の係合
孔10a,11aに嵌合させることによって、両ヘッド12,12間
を開き止めするように保持している。各ヘッド12のラム
には、ダイス6を着脱することができるダイス受け12b
が設けられている。即ち、ダイス受け12bは、横断面コ
字状を成しており、相対向する一対の係合突片12cをダ
イス6の係合溝6cに嵌め込んで、ダイス6を上から差し
込むことができるようになっている。そして、各圧縮ヘ
ッド12は、夫々油圧ポンプPからの給油によりダイス6
を圧縮動作させることができるようになっている。
動するローラ9を備えた下枠10と、これと略同形の上枠
11との間に、水平に相対向した一対の油圧ヘッド12,12
を保持して成る。即ち、上下の枠10,11には、夫々両側
に一対の矩形の係合孔10a,11aが形成され、他方各ヘッ
ド12の上下には角柱状の係合突部12a,12aが突設されて
いる。そして、この係合突部12aを夫々上下の枠の係合
孔10a,11aに嵌合させることによって、両ヘッド12,12間
を開き止めするように保持している。各ヘッド12のラム
には、ダイス6を着脱することができるダイス受け12b
が設けられている。即ち、ダイス受け12bは、横断面コ
字状を成しており、相対向する一対の係合突片12cをダ
イス6の係合溝6cに嵌め込んで、ダイス6を上から差し
込むことができるようになっている。そして、各圧縮ヘ
ッド12は、夫々油圧ポンプPからの給油によりダイス6
を圧縮動作させることができるようになっている。
第4図に示すように、一方のダイス6には、下方に延
出する識別部6aが設けられており、この識別部6aには、
識別孔6bが設けられている。これに対応して、下枠10上
には、ダイス6をヘッド12に装着したときにそれの識別
部6aを受け入れ、かつそれの孔6bの配列によりダイス6
の種別を検知するフォトセンサ17が設けられている。そ
して、これらの孔6bの配列組合せによりダイス6の種類
を識別し、これに適合する自動圧縮動作を行うことがで
きるようになっている。6dはダイス6を着脱操作するた
めの把手である。
出する識別部6aが設けられており、この識別部6aには、
識別孔6bが設けられている。これに対応して、下枠10上
には、ダイス6をヘッド12に装着したときにそれの識別
部6aを受け入れ、かつそれの孔6bの配列によりダイス6
の種別を検知するフォトセンサ17が設けられている。そ
して、これらの孔6bの配列組合せによりダイス6の種類
を識別し、これに適合する自動圧縮動作を行うことがで
きるようになっている。6dはダイス6を着脱操作するた
めの把手である。
マイクロコンピュータを内蔵した制御装置50は、架台
1と別に設けられ、センサ17からの信号を受けて予め記
憶された当該ダイス6に対応するスリーブSに特有の圧
縮ピッチ及び圧縮回数に従って油圧の制御弁16及び駆動
用モータ5を制御する。
1と別に設けられ、センサ17からの信号を受けて予め記
憶された当該ダイス6に対応するスリーブSに特有の圧
縮ピッチ及び圧縮回数に従って油圧の制御弁16及び駆動
用モータ5を制御する。
第5,6図に示すように、一方の電線支持手段2は、架
台1に沿って電線Wの軸線方向に移動自在の移動台13
と、この移動台13上に揺動自在に設けられた電線支持部
材14とから成る。移動台13は、架台1に沿って移動する
ためのローラ13aを備えている。電線支持部材14は、下
端において移動台13に対して揺動自在に枢着された支柱
14aと、電線を把持するための把持部14bとから成る。支
柱14aの中間部には、電線Wと直交する方向に両側に水
平に延出する翼14cが設けられ、この翼14cと移動台13と
の間にばね14dが介設されている。従って、電線支持部
材14は、揺動自在であり、かつばね14dにより元位置に
復帰可能である。このため、両ダイス6,6間の中心と電
線WおよびスリーブSの中心とが一致していない状態で
油圧ヘッド12による圧縮動作が行われ、スリーブS及び
電線Wに水平方向の移動が生じた場合には、電線支持手
段2がこれに追従して揺動し、また、圧縮によりスリー
ブS及び電線Wが軸線方向に伸びた場合には、電線支持
手段2が同方向に移動するので、装置に無理な応力がか
からない。
台1に沿って電線Wの軸線方向に移動自在の移動台13
と、この移動台13上に揺動自在に設けられた電線支持部
材14とから成る。移動台13は、架台1に沿って移動する
ためのローラ13aを備えている。電線支持部材14は、下
端において移動台13に対して揺動自在に枢着された支柱
14aと、電線を把持するための把持部14bとから成る。支
柱14aの中間部には、電線Wと直交する方向に両側に水
平に延出する翼14cが設けられ、この翼14cと移動台13と
の間にばね14dが介設されている。従って、電線支持部
材14は、揺動自在であり、かつばね14dにより元位置に
復帰可能である。このため、両ダイス6,6間の中心と電
線WおよびスリーブSの中心とが一致していない状態で
油圧ヘッド12による圧縮動作が行われ、スリーブS及び
電線Wに水平方向の移動が生じた場合には、電線支持手
段2がこれに追従して揺動し、また、圧縮によりスリー
ブS及び電線Wが軸線方向に伸びた場合には、電線支持
手段2が同方向に移動するので、装置に無理な応力がか
からない。
また、他方の電線支持手段3は、第7,8図に示すよう
に、下端において架台1に対して揺動自在に枢着された
支柱3aと、電線Wの端部に装着された引留クランプのス
リーブSの引き手S1を受け入れてピン3cにて引き留め可
能なブラケット3bとから成る。支柱3aの下部には、電線
Wの軸線方向に水平に延出する突片3dが設けられ、突片
3dを上下に貫通するようにばね受けピン3eが設けられて
いる。このばね受けピン3eは、下端において架台1上に
揺動自在に枢着され、その上端と突片3dとの間にばね3f
が介設されている。従って、電線支持手段3は、電線W
が軸線方向に伸びたときに、これに追従して軸線方向に
揺動することができ、またばね3fの力で元位置に復帰す
ることができる。
に、下端において架台1に対して揺動自在に枢着された
支柱3aと、電線Wの端部に装着された引留クランプのス
リーブSの引き手S1を受け入れてピン3cにて引き留め可
能なブラケット3bとから成る。支柱3aの下部には、電線
Wの軸線方向に水平に延出する突片3dが設けられ、突片
3dを上下に貫通するようにばね受けピン3eが設けられて
いる。このばね受けピン3eは、下端において架台1上に
揺動自在に枢着され、その上端と突片3dとの間にばね3f
が介設されている。従って、電線支持手段3は、電線W
が軸線方向に伸びたときに、これに追従して軸線方向に
揺動することができ、またばね3fの力で元位置に復帰す
ることができる。
第9,10図に示すように、油圧圧縮器4には、それの反
前進方向側(第1,2図において左側)に、スリーブSの
圧縮済みの二面間の幅を測定するための計測手段20が設
けられている。
前進方向側(第1,2図において左側)に、スリーブSの
圧縮済みの二面間の幅を測定するための計測手段20が設
けられている。
即ち、圧縮二面幅計測手段20は、油圧圧縮器4の下枠
10に水平に固定された基板21に支持されている。基板21
は、上方へ突出したストッパ21aを備えている。この基
板21上には、スリーブSの軸線直交方向に所定範囲移動
できるように枠体22が設けられている。即ち、枠体22
は、ストッパ21aを相対移動自在に貫通させる間隙22aを
備え、ストッパ21aが間隙22aの両端部に当接するまでス
リーブSの軸線直交方向に移動することができる。ま
た、枠体22は、両側において相対向して上方へ延出した
リゾットプレート22bとレシーブプレート22cとを備えて
いる。これらリジットプレート22bとレシーブプレート2
2cとの間には、ステッピングモータ23により回転される
ねじ棒24が、水平に架設されている。ムービングプレー
ト25は、リジットプレート22bとレシーブプレート22cと
の間に位置して、ねじ棒24に螺合され、ストッパ21aと
の当接位置を元位置として、スリーブSの軸線直交方向
に所定範囲移動できるように設けられている。リジット
プレート22bの内側には、第1接点26が、またレシーブ
プレート22cの内側には、スリーブSの圧縮部の一面に
当接しうるように第2接点27が、夫々プレートに対して
電気的に絶縁して取付けられている。また、ムービング
プレート25上には、元位置において第1接点26に当接し
うるように第3接点28が、また移動終端においてスリー
ブSの圧縮部の他の一面に当接しうるように第4接点29
が、夫々プレートに対して、電気的に接続して取付けら
れている。しかして、第1接点26と、本装置にセットさ
れたスリーブSは、夫々接地されており、また、第2、
第3、第4接点27,28,29には、夫々所定電圧がかけられ
ているものとする。そして、第2接点27と第4接点29と
が、共に接地されたとき(第10図C)に制御装置50がス
テッピングモータ23の正転を止め、それまでの回転数か
ら、スリーブSの圧縮された2面間の幅を演算し、かつ
これを記憶、表示するようになっている。また、制御装
置50は、その後ステッピングモータ23を逆回転させ、ム
ービングプレート25をストッパ21aに当接する元位置
(第10図D)まで戻すと共に、枠体22を、第1接点26と
第3接点28とが当接する元位置(第10図E)まで戻し、
第3接点28が接地されたときステッピングモータ23の逆
回転を止めるように制御するものとする。
10に水平に固定された基板21に支持されている。基板21
は、上方へ突出したストッパ21aを備えている。この基
板21上には、スリーブSの軸線直交方向に所定範囲移動
できるように枠体22が設けられている。即ち、枠体22
は、ストッパ21aを相対移動自在に貫通させる間隙22aを
備え、ストッパ21aが間隙22aの両端部に当接するまでス
リーブSの軸線直交方向に移動することができる。ま
た、枠体22は、両側において相対向して上方へ延出した
リゾットプレート22bとレシーブプレート22cとを備えて
いる。これらリジットプレート22bとレシーブプレート2
2cとの間には、ステッピングモータ23により回転される
ねじ棒24が、水平に架設されている。ムービングプレー
ト25は、リジットプレート22bとレシーブプレート22cと
の間に位置して、ねじ棒24に螺合され、ストッパ21aと
の当接位置を元位置として、スリーブSの軸線直交方向
に所定範囲移動できるように設けられている。リジット
プレート22bの内側には、第1接点26が、またレシーブ
プレート22cの内側には、スリーブSの圧縮部の一面に
当接しうるように第2接点27が、夫々プレートに対して
電気的に絶縁して取付けられている。また、ムービング
プレート25上には、元位置において第1接点26に当接し
うるように第3接点28が、また移動終端においてスリー
ブSの圧縮部の他の一面に当接しうるように第4接点29
が、夫々プレートに対して、電気的に接続して取付けら
れている。しかして、第1接点26と、本装置にセットさ
れたスリーブSは、夫々接地されており、また、第2、
第3、第4接点27,28,29には、夫々所定電圧がかけられ
ているものとする。そして、第2接点27と第4接点29と
が、共に接地されたとき(第10図C)に制御装置50がス
テッピングモータ23の正転を止め、それまでの回転数か
ら、スリーブSの圧縮された2面間の幅を演算し、かつ
これを記憶、表示するようになっている。また、制御装
置50は、その後ステッピングモータ23を逆回転させ、ム
ービングプレート25をストッパ21aに当接する元位置
(第10図D)まで戻すと共に、枠体22を、第1接点26と
第3接点28とが当接する元位置(第10図E)まで戻し、
第3接点28が接地されたときステッピングモータ23の逆
回転を止めるように制御するものとする。
また、油圧圧縮器4には、それの前進方向側(第1,2
図において右側)に、スリーブSの圧縮済み部分の長さ
を測定するための計測手段30が設けられている。この圧
縮長さ計測手段30は、スリーブSの表面に接近するよう
に付勢して、油圧圧縮器4上に支持された近接スイッチ
31と、この近接スイッチ31と一体に油圧圧縮器4上に支
持されたローラ32と、近接スイッチ31からカウント開始
信号を受けてからカウント停止信号を受けるまで間のモ
ータの回転数をカウントし、これからスリーブSの圧縮
部の長さ演算して記憶、表示するための記憶、表示手段
とから成り、この記憶、表示手段は制御装置50に包含さ
れている。
図において右側)に、スリーブSの圧縮済み部分の長さ
を測定するための計測手段30が設けられている。この圧
縮長さ計測手段30は、スリーブSの表面に接近するよう
に付勢して、油圧圧縮器4上に支持された近接スイッチ
31と、この近接スイッチ31と一体に油圧圧縮器4上に支
持されたローラ32と、近接スイッチ31からカウント開始
信号を受けてからカウント停止信号を受けるまで間のモ
ータの回転数をカウントし、これからスリーブSの圧縮
部の長さ演算して記憶、表示するための記憶、表示手段
とから成り、この記憶、表示手段は制御装置50に包含さ
れている。
即ち、油圧圧縮器4の下枠10に垂直に取付けられた支
柱33の上部に、支持体34が垂直方向に揺動自在に設けら
れている。この支持体34上に、ローラ32と近接スイッチ
31が支持されている。そして、支持体34は、自重によ
り、常時ローラ32をスリーブSの表面に転接させるよう
に回動付勢されている。ローラ32は、スリーブSの圧縮
部平面A及びこれに連続する非圧縮部B上を転動可能で
あり、常時近接スイッチ31とスリーブSとの間に一定の
間隔を形成するようになっている。近接スイッチ31は、
スリーブSの一端側から圧縮部平面A上に乗ったとき
に、制御装置50にカウント開始信号を送り、また非圧縮
部B上に乗ったときに、制御装置50にカウント停止信号
を送るように構成されている。
柱33の上部に、支持体34が垂直方向に揺動自在に設けら
れている。この支持体34上に、ローラ32と近接スイッチ
31が支持されている。そして、支持体34は、自重によ
り、常時ローラ32をスリーブSの表面に転接させるよう
に回動付勢されている。ローラ32は、スリーブSの圧縮
部平面A及びこれに連続する非圧縮部B上を転動可能で
あり、常時近接スイッチ31とスリーブSとの間に一定の
間隔を形成するようになっている。近接スイッチ31は、
スリーブSの一端側から圧縮部平面A上に乗ったとき
に、制御装置50にカウント開始信号を送り、また非圧縮
部B上に乗ったときに、制御装置50にカウント停止信号
を送るように構成されている。
しかして、この実施例の圧縮装置を用いて電線Wに引
留クランプのスリーブSを圧縮接続する場合には、油圧
圧縮器4の上枠11を外してヘッド12,12間を開放してお
き、先ず、圧縮すべきスリーブSの種類に応じてダイス
6を選択し、これをヘッド12に装着する。そして、電線
Wの端部にスリーブSを装着した状態で、スリーブSの
一端を電線支持手段3のブラケット3bに接続すると共
に、電線Wを電線支持手段2の把持部14bに把持させ
る。次いで、上枠11をヘッド12,12上に嵌合し、油圧圧
縮器4をセットする。そして、油圧ポンプPを動作させ
ると共に、制御装置50の電源スイッチをオンする。次い
で、油圧圧縮器4を移動させてスリーブSの圧縮始め位
置に配置する。
留クランプのスリーブSを圧縮接続する場合には、油圧
圧縮器4の上枠11を外してヘッド12,12間を開放してお
き、先ず、圧縮すべきスリーブSの種類に応じてダイス
6を選択し、これをヘッド12に装着する。そして、電線
Wの端部にスリーブSを装着した状態で、スリーブSの
一端を電線支持手段3のブラケット3bに接続すると共
に、電線Wを電線支持手段2の把持部14bに把持させ
る。次いで、上枠11をヘッド12,12上に嵌合し、油圧圧
縮器4をセットする。そして、油圧ポンプPを動作させ
ると共に、制御装置50の電源スイッチをオンする。次い
で、油圧圧縮器4を移動させてスリーブSの圧縮始め位
置に配置する。
センサ17は油圧圧縮器4に装着されたダイス6の識別
部6aからダイス6の種類を検知して信号を制御装置50に
送る。センサ17からの信号に基づき、制御装置50が、予
め記憶している当該ダイス6に対応するスリーブSに特
有の圧縮ピッチ、圧縮回数に従って、駆動モータ5、制
御弁16を制御し、圧縮動作を開始する。
部6aからダイス6の種類を検知して信号を制御装置50に
送る。センサ17からの信号に基づき、制御装置50が、予
め記憶している当該ダイス6に対応するスリーブSに特
有の圧縮ピッチ、圧縮回数に従って、駆動モータ5、制
御弁16を制御し、圧縮動作を開始する。
この間、圧縮の度に電線支持手段2が移動し、また電
線支持手段3が揺動することによって、圧縮に伴う電線
W及びスリーブSの伸びを許容する。圧縮動作時に、両
ダイス6,6間の中心と電線WおよびスリーブSの中心と
が一致していない場合に、ダイス6に押されて電線Wお
よびスリーブSが水平方向に移動する現象が生じると、
電線支持手段2がばね力に抗して電線Wの軸線直交方向
に揺動して電線WおよびスリーブSの動きを許容し、こ
れにより、電線支持手段2にかかる応力を軽減させる。
線支持手段3が揺動することによって、圧縮に伴う電線
W及びスリーブSの伸びを許容する。圧縮動作時に、両
ダイス6,6間の中心と電線WおよびスリーブSの中心と
が一致していない場合に、ダイス6に押されて電線Wお
よびスリーブSが水平方向に移動する現象が生じると、
電線支持手段2がばね力に抗して電線Wの軸線直交方向
に揺動して電線WおよびスリーブSの動きを許容し、こ
れにより、電線支持手段2にかかる応力を軽減させる。
そして、1回の圧縮動作が完了して油圧が所定値に達
すると、圧力スイッチから信号が発生せられ、制御信号
50を介して制御弁16に復帰動作信号が発せられる。ダイ
ス6が復帰動作を終えてヘッド12内の油圧が所定値に達
すると、圧力スイッチから信号が発せられ、制御装置50
を介して駆動モータ5に回転信号が発せられ、モータ5
が所定回転して、油圧圧縮器4を所定距離移動させる。
こうして所定回数同一動作を繰り返してスリーブSの圧
縮接続を終了する。
すると、圧力スイッチから信号が発生せられ、制御信号
50を介して制御弁16に復帰動作信号が発せられる。ダイ
ス6が復帰動作を終えてヘッド12内の油圧が所定値に達
すると、圧力スイッチから信号が発せられ、制御装置50
を介して駆動モータ5に回転信号が発せられ、モータ5
が所定回転して、油圧圧縮器4を所定距離移動させる。
こうして所定回数同一動作を繰り返してスリーブSの圧
縮接続を終了する。
この圧縮装置による圧縮の場合、スリーブSが、ダイ
ス6,6で、両側から同時に、水平に、圧縮されるため、
スリーブSの両側の圧縮変形が略等しくなる。従って、
圧縮後スリーブSに反りが生じないから、修正が不要で
あり、それに伴う接続強度の低下が回避される。
ス6,6で、両側から同時に、水平に、圧縮されるため、
スリーブSの両側の圧縮変形が略等しくなる。従って、
圧縮後スリーブSに反りが生じないから、修正が不要で
あり、それに伴う接続強度の低下が回避される。
また、各圧縮動作が終了して、次の圧縮のために油圧
圧縮器4が移動を完了すると、第10図Bに示すように、
ステッピングモータ23が回転を開始して、ねじ棒24を正
転させ、元位置にあるムービングプレート25を、第4接
点29がスリーブSの圧縮部の一面に当接する位置まで右
方へ移動させる。ステッピングモータ23は、さらに回転
を続け、枠体22を、第2接点27がスリーブSの圧縮部の
他の一面に当接する第10図Cの位置まで移動させ、第2
及び第4接点27,29がスリーブSを介して共に接地され
たとき回転を止める。そして、この間のステッピングモ
ータ23の回転数により、制御装置50が、スリーブSの圧
縮部二面間の幅を演算し、これを記憶すると共に、ディ
スプレイ等の適当な方法で表示する。従って、各圧縮動
作の都度、圧縮効果を確認することができ、また圧縮作
業の経過を後日参照することができる。続いて、ステッ
ピングモータ23は逆転し、先ずムービングプレート25
を、ストッパ21aに当接する第10図Dの位置(元位置)
まで戻し、さらに枠体22を、第1接点26が第3接点28に
当接する第10図Eの位置(元位置)まで移動させ、第3
接点28が第1接点26を介して接地されたとき回転を止
め、待機状態となる。上記一連の動作を圧縮の度に繰り
返してスリーブSの圧縮部二面幅を測定する。
圧縮器4が移動を完了すると、第10図Bに示すように、
ステッピングモータ23が回転を開始して、ねじ棒24を正
転させ、元位置にあるムービングプレート25を、第4接
点29がスリーブSの圧縮部の一面に当接する位置まで右
方へ移動させる。ステッピングモータ23は、さらに回転
を続け、枠体22を、第2接点27がスリーブSの圧縮部の
他の一面に当接する第10図Cの位置まで移動させ、第2
及び第4接点27,29がスリーブSを介して共に接地され
たとき回転を止める。そして、この間のステッピングモ
ータ23の回転数により、制御装置50が、スリーブSの圧
縮部二面間の幅を演算し、これを記憶すると共に、ディ
スプレイ等の適当な方法で表示する。従って、各圧縮動
作の都度、圧縮効果を確認することができ、また圧縮作
業の経過を後日参照することができる。続いて、ステッ
ピングモータ23は逆転し、先ずムービングプレート25
を、ストッパ21aに当接する第10図Dの位置(元位置)
まで戻し、さらに枠体22を、第1接点26が第3接点28に
当接する第10図Eの位置(元位置)まで移動させ、第3
接点28が第1接点26を介して接地されたとき回転を止
め、待機状態となる。上記一連の動作を圧縮の度に繰り
返してスリーブSの圧縮部二面幅を測定する。
一連の圧縮動作が終了したとき、第12図Aに示すよう
に、近接スイッチ31はスリーブSの一端から外れた位置
にある。そして、次の一連の圧縮動作のためにモータ5
が逆転して油圧圧縮器4が矢印の方向に後退すると、ま
もなくローラ32、近接スイッチ31が、順次スリーブSの
一端側から圧縮部A上に乗る(第12図B)。近接スイッ
チ31は圧縮部A上に乗ると同時にオンしてカウント開始
信号を発する。制御装置50は、このカウント開始信号を
受けて、モータ5の回転数をカウントし始める。そし
て、第12図C,Dに示すように、ローラ32、近接スイッチ3
1が、順次スリーブSの非圧縮部B上に乗る。第12図C
に示すように、ローラ32が非圧縮部B上に乗ると、近接
スイッチ31は圧縮部Aから所定距離以上離れるので、こ
こでオフするが、制御装置50はこの信号を無視してカウ
ントを継続する。そして、まもなく、近接スイッチ31が
非圧縮部B上に乗ると再びオンしてカウント開始信号を
発する。これを受けて制御装置50は、カウントを停止
し、カウントしたモータ5の回転数から圧縮部の長さを
演算し、これを記憶すると共に、ディスプレイ等の適当
な方法で表示する。従って、一連の圧縮動作による圧縮
結果をその都度確認することができ、また圧縮作業の経
過を後日参照することができる。
に、近接スイッチ31はスリーブSの一端から外れた位置
にある。そして、次の一連の圧縮動作のためにモータ5
が逆転して油圧圧縮器4が矢印の方向に後退すると、ま
もなくローラ32、近接スイッチ31が、順次スリーブSの
一端側から圧縮部A上に乗る(第12図B)。近接スイッ
チ31は圧縮部A上に乗ると同時にオンしてカウント開始
信号を発する。制御装置50は、このカウント開始信号を
受けて、モータ5の回転数をカウントし始める。そし
て、第12図C,Dに示すように、ローラ32、近接スイッチ3
1が、順次スリーブSの非圧縮部B上に乗る。第12図C
に示すように、ローラ32が非圧縮部B上に乗ると、近接
スイッチ31は圧縮部Aから所定距離以上離れるので、こ
こでオフするが、制御装置50はこの信号を無視してカウ
ントを継続する。そして、まもなく、近接スイッチ31が
非圧縮部B上に乗ると再びオンしてカウント開始信号を
発する。これを受けて制御装置50は、カウントを停止
し、カウントしたモータ5の回転数から圧縮部の長さを
演算し、これを記憶すると共に、ディスプレイ等の適当
な方法で表示する。従って、一連の圧縮動作による圧縮
結果をその都度確認することができ、また圧縮作業の経
過を後日参照することができる。
なお、本発明は図示の実施例に限定されるものではな
く、例えば圧縮接続の対象も引留クランプのスリーブに
限らない。
く、例えば圧縮接続の対象も引留クランプのスリーブに
限らない。
(発明の効果) 以上のように、本発明においては、スリーブSの圧縮
長さが、所定の寸法になっているか否かを、圧縮長さ計
測手段30によって自動的に、その都度計測してこれを記
憶、表示することができ、従って、作業中に圧縮状態の
適否を確認し、あるいは後日の参考のためにデータとし
て保存することができるという効果を奏する。
長さが、所定の寸法になっているか否かを、圧縮長さ計
測手段30によって自動的に、その都度計測してこれを記
憶、表示することができ、従って、作業中に圧縮状態の
適否を確認し、あるいは後日の参考のためにデータとし
て保存することができるという効果を奏する。
保存することができるという効果を奏する。
図面は本発明の一実施例を示すもので、第1図は圧縮装
置の平面図、第2図は圧縮装置の正面図、第3図は油圧
圧縮器の分解斜視図、第4図はダイスとセンサの斜視
図、第5図は一方の電線支持手段の正面図、第6図は一
方の電線支持手段の側面図、第7図は他方の電線支持手
段の正面図、第8図は他方の電線支持手段の平面図、第
9図は圧縮二面幅計測手段の斜視図、第10図は圧縮二面
幅計測手段の動作を示す概略的正面図、第11図は圧縮長
さ計測手段の斜視図、第12図は圧縮長さ計測手段の動作
を示す概略的正面図である。 1……架台、2,3……電線支持手段、4……油圧圧縮
器、5……モータ、6……ダイス、7……ねじ棒、8…
…ナット、12……ヘッド、16……油圧制御弁装置、30…
…圧縮長さ計測手段、31……近接スイッチ、32……ロー
ラ、50……制御装置、S……スリーブ、A……圧縮部、
B……非圧縮部、W……電線。
置の平面図、第2図は圧縮装置の正面図、第3図は油圧
圧縮器の分解斜視図、第4図はダイスとセンサの斜視
図、第5図は一方の電線支持手段の正面図、第6図は一
方の電線支持手段の側面図、第7図は他方の電線支持手
段の正面図、第8図は他方の電線支持手段の平面図、第
9図は圧縮二面幅計測手段の斜視図、第10図は圧縮二面
幅計測手段の動作を示す概略的正面図、第11図は圧縮長
さ計測手段の斜視図、第12図は圧縮長さ計測手段の動作
を示す概略的正面図である。 1……架台、2,3……電線支持手段、4……油圧圧縮
器、5……モータ、6……ダイス、7……ねじ棒、8…
…ナット、12……ヘッド、16……油圧制御弁装置、30…
…圧縮長さ計測手段、31……近接スイッチ、32……ロー
ラ、50……制御装置、S……スリーブ、A……圧縮部、
B……非圧縮部、W……電線。
Claims (1)
- 【請求項1】スリーブを装着した電線を両側において略
水平に支持する対向一対の電線支持手段と、 これら一対の電線支持手段間において、スリーブに沿っ
て前進、後退自在に、架台上に設けられた油圧圧縮器
と、 この油圧圧縮器を前進、後退させるためのモータと、 この油圧圧縮器に、圧縮、解放の動作を行わせるように
油圧を制御する油圧制御弁装置と、 この油圧圧縮器に、圧縮−解放−前進の動作を所定回数
繰返えさせ、かつスリーブを所定長さ圧縮した後、後退
復帰させるように前記油圧圧縮器を動作させるべく、前
記モータ及び油圧制御弁装置を制御する制御装置と、 前記油圧圧縮器の後退復帰時に、前記スリーブの圧縮部
長さを計測してこれを記録、表示する圧縮長さ計測手段
とを設けた電線とスリーブの圧縮接続装置において、 前記計測手段は、以下の構成を備えている。 前記油圧圧縮器上の前進方向側に支持されると共に、前
記スリーブの圧縮部平面に接近するように付勢され、か
つ前記スリーブの一端側から圧縮部平面上に乗ったとき
に、前記制御装置にカウント開始信号を送り、またスリ
ーブの非圧縮部上に乗ったときに、前記制御装置にカウ
ント停止信号を送るように構成された近接スイッチと、 この近接スイッチを常時スリーブから一定間隔を置いて
支持するために、近接スイッチと一体に油圧圧縮器上に
支持され、前記スリーブの圧縮部平面及びこれに連続す
る非圧縮部上を転動自在のローラと、 前記制御装置に包含され、前記近接スイッチからのカウ
ント開始信号を受けてからカウント停止信号を受ける
間、前記モータの回転数をカウントし、この回転数から
前記スリーブSの圧縮部の長さを演算して記憶、表示す
る記憶、表示手段。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP63106719A JP2686449B2 (ja) | 1988-04-28 | 1988-04-28 | 電線とスリーブの圧縮接続装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP63106719A JP2686449B2 (ja) | 1988-04-28 | 1988-04-28 | 電線とスリーブの圧縮接続装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH01276578A JPH01276578A (ja) | 1989-11-07 |
JP2686449B2 true JP2686449B2 (ja) | 1997-12-08 |
Family
ID=14440762
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP63106719A Expired - Fee Related JP2686449B2 (ja) | 1988-04-28 | 1988-04-28 | 電線とスリーブの圧縮接続装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2686449B2 (ja) |
Families Citing this family (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP5076854B2 (ja) * | 2007-12-11 | 2012-11-21 | 株式会社ジェイテクト | 偶数角の正多角体の二面幅測定装置 |
JP5297277B2 (ja) * | 2009-06-22 | 2013-09-25 | 矢崎総業株式会社 | 電線と端子の圧着部評価方法および装置 |
-
1988
- 1988-04-28 JP JP63106719A patent/JP2686449B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH01276578A (ja) | 1989-11-07 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |