JP2686213B2 - トラクタの油圧制御装置 - Google Patents

トラクタの油圧制御装置

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JP2686213B2 JP34707692A JP34707692A JP2686213B2 JP 2686213 B2 JP2686213 B2 JP 2686213B2 JP 34707692 A JP34707692 A JP 34707692A JP 34707692 A JP34707692 A JP 34707692A JP 2686213 B2 JP2686213 B2 JP 2686213B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、トラクタの油圧制御装
置に関する。
【0002】
【従来の技術】トラクタの油圧制御装置として特公平3
−65121号公報等で開示の技術があり、当該制御装
置の一環として作業負荷の検出としてトップリンク感知
方式とロワーリンク感知方式がある。トップリンク感知
方式はトップリンク取付台に荷重バネを介在したもので
あり、作業負荷が軽いときには検出し難いこと等から図
6(A)(B)および図7に示すロワーリンク感知方式
が採用されている。
【0003】図6(A)(B)において、トラクタ車体
1の後部上面には左右一対のリフトアーム2を有する油
圧装置(シリンダとピストンロッドは省略し、ハウジン
グのみを図示している)3が搭載され、制御弁4を操作
することでリフトアーム2を昇降する。トラクタ車体1
の下部には左右(車幅)に貫通して弾性変形可能なロワ
ーリンク取付ロッド5が左右一対のボール(球面)軸受
体6を介して架設され、ロッド5の左右突出部5Aにボ
ールジョイント7を介して左右のロワーリンク8が連結
されている。
【0004】トップリンク9はトラクタ車体1に備えた
トップリンク取付台10にピン11を介して枢支され、
リフトアーム2と左右ロワーリンク8はリフトロッド1
2により連結されている。トップリンク9とロワーリン
ク8等からなるリンク装着装置13を介して例えば図外
のプラウ等の作業機を装着して作業しているときの作業
負荷F1はロッド5に対して弾性曲げ力Fxによる変位
を、リンク機構14によるフィードバック手段によって
図6(A)の矢示のように、制御弁4に伝え、ドラフト
制御等がなされる。
【0005】図7に示す従来例では弾性曲げ力F2を歪
ゲージ15で検出し、この信号を電気(電子)的手法で
制御弁にフィードバックさせている(その他は、図6
(B)と共通するので共通部分は共通符号で示してい
る。)
【0006】
【発明が解決しようとする課題】図6(A)(B)に示
した従来技術では、ロッド5の変位量をリンク機構4で
増巾して制御バルブ4(実質的にスプール)の切換に伝
えているが、リンク機構4であるが故にガタ、遊び等が
不可避となり、このため応答性(ヒステリシス)の点で
課題があった。
【0007】一方、図7に示した従来技術においては、
既述のリンク機構の課題を一応解決しているものの左右
一対のボール(球面)軸受体6にロッド5が架設されて
いてロッド5の長手方向中央部に歪ゲージ15を設けて
負荷を検出して油圧制御(ドラフト制御)後に、負荷が
除去(消去)したにも拘わらず弯曲(弓)状に撓んだロ
ッド5が完全に直線状に復帰するのが困難であった。
【0008】特に、軸受体6の部分は対地近くにあるた
め泥土類の付着硬化、石礫等の咬込み機会が多いことか
らロッド5の復帰が完全でなかった。そこで本発明は、
作業負荷を剪断歪として検出するとともにロワーリンク
取付部材を短いピンとすることにより、負荷除去後の完
全復帰を確保できるようにして応答性が良く制御も正確
なトラクタの油圧制御装置を提供することが目的であ
る。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明は、リフトアーム
22を有する油圧装置23とリンク式装着装置26とを
トラクタ車体21に備え、前記リフトアーム22と装着
装置26における左右のロワーリンク25とを連結する
とともに作業負荷Fの検出に基づいて制御弁45を介し
て油圧装置22を昇降するトラクタの油圧制御装置にお
いて、前述の目的を達成するために次の技術的手段を講
じている。
【0010】すなわち、本発明は、前記トラクタ車体2
1の左右側部に、前記左右のロワーリンク25を各別に
連結するロワーリンク取付ピン29を設け、該取付ピン
29のそれぞれに作業負荷Fを検出する歪ゲージ41を
設け、該歪ゲージ41の検出信号を制御弁45に送るフ
ィードバック手段44を設け、前記作業負荷Fで取付ピ
ン29の変位量を規制する変位拘束部材38Aを設けて
いることを特徴とするものである。
【0011】
【作用】図2に示す如くトラクタ20にリンク装着装置
26を介して作業機(プラウで例示)27を装着してプ
ラウ作業を実施しているとき、その作業負荷Fが設定し
た基準値より大きいときには牽引力が大きすぎるため油
圧装置23を介して作業機27を持上げ制御する(すな
わち、ドラフト制御)。
【0012】これは、図1に示す如く左右のロワーリン
ク25に作業負荷Fが作用すると、取付ピン29に剪断
歪が発生しこれを歪ゲージ41で検出しその信号を制御
弁45にフィードバックして作業機27を持上げて牽引
力を軽減する。取付ピン29は左右に各別にあり、しか
も、剪断歪を歪ゲージ41で検出するので、その検出は
確実であるし、取付ピン29の軸長は短いので負荷除去
後の復元も完全となる。
【0013】また、取付ピン29の過度の変位は、変位
拘束部材38Aで拘束する。
【0014】
【実施例】以下、図示を参照して本発明の実施例を説明
すると、作業機としてプラウを装着して例示する図2に
おいて、2軸4車輪形トラクタ20の車体21の後部上
面には左右一対のリフトアーム22を有する油圧装置2
3が搭載されている。トラクタ車体21の後部には中央
1本のトップリンク24と左右一対のロワーリンク25
とからなる三点リンク式装着装置26が備えられ、これ
に、プラウ27が装着されて左右のリフトアーム22と
ロワーリンク25とをリフトロッド28で連結すること
でプラウ27は昇降自在である。
【0015】油圧制御、実施例ではドラフト制御は図1
に示す如く構成されている。図1に示した第1実施例に
おいては、トラクタ車体21の左右側部に短寸のロワー
リンク取付ピン29がそれぞれ外方突出状に取付けら
れ、該ピン29のそれぞれにボールジョイント25Aを
介してロワーリンク25の一端が連結され、かつ、ナッ
ト25B等で抜止めされている。
【0016】具体的には車体21の両側下部の相対位置
に孔又は凹部による嵌合部30を形成し、この嵌合部3
0にインロー嵌合する挿嵌部31を有するホルダ32を
備え、該ホルダ32のフランジ32Aをボルト32Bで
止着することによりホルダ32が取付けてある。ホルダ
32の挿嵌部31にはその軸方向に小径の第1ピン嵌合
孔31Aが形成されるとともに段部を介して大径の第2
ピン嵌合孔33が連設されている。
【0017】取付ピン29はその軸部(胴部)が小径の
第1ピン部34、大径の中間ピン部35および首部36
Aを介して小径の取付ピン部36がその順で連設され、
第1ピン部34が第1ピン嵌合孔31Aにインロー嵌入
され、かつ、平坦面(スワリ)37によって回り止めさ
れているとともに、中間ピン部35は第2ピン嵌合孔3
3に径方向のスキマ38を有してインロー嵌合されてい
る。
【0018】第1ピン部34の軸心に軸方向のメネジが
形成され、これにボルト39を螺合するとともに抜止め
カラー40を挿嵌部31の端面に押当ることによりピン
29はホルダ32より抜止めされて組立てられ、この組
立体であるホルダ32のフランジ32Aをボルト32B
で止着している。取付ピン29はスキマ38の範囲で径
方向に弾性変形可能とされていて、該スキマ38に介在
されかつ取付ピン29に套嵌した弾性ゴムリング等より
なる変位拘束部材38Aで拘束している。更に、スキマ
38等を利用して剪断歪を検出する歪ゲージ41が中間
ピン部35の外周面に貼着され、その検出信号はリード
線42等を介して電子(電気)形制御回路43に、フィ
ードバック手段44により送信しており、該回路43に
は左右の歪ゲージ41の検出信号を合算演算等して油圧
装置の電磁制御弁45を制御するようになっている。
【0019】すなわち、作業中の作業負荷Fを歪ゲージ
41で検出し、その歪を電気抵抗等に変換して制御弁
を制御可能である。歪ゲージ41は中間ピン部35の
上下a,bに貼着したときは、剪断歪を直ちに検出し、
前後c,dに貼着したときは曲げによる圧縮又は引張を
介しての剪断歪を検出するものである。
【0020】図3は本発明の第2実施例を第1ピン部3
4と第1ぴン嵌合孔31Aとの嵌合位置決め(回止め)
としてインボリュートスプライン46としたものであ
り、これによれば、第1実施例の平坦面37に比べブロ
ーチ加工が可能となって量産でき、かつ精度もよくなる
し、面圧集中によるだれの発生も少なくガタ付きを抑制
できる点で有利となる。
【0021】また、図4は第3実施例で、ホルダ32の
先端に支持孔32Cを有するアーム32Dを形成して取
付ピン29を両端支持したもので、取付ピン29はホル
ダ32に径方向からネジ込んだボルト32Eで回り止め
されている。なお、アーム32Dはホルダ本体に、取付
ピン29を組込んでから溶着される。なお、図3および
図4において、既述した以外の点は第1実施例と共通
し、共通部分は共通符号で示している。
【0022】また、車体21は通常鋳物であることか
ら、ホルダ32は弾性金属材で作成されており、該ホル
ダ32にはドローバボックス取付孔48を形成してい
る。更に、作業機としてロータリを装着したときは、作
業負荷Fの方向は図示とは逆になる。なお、図5は比較
例を示し、トラクタ車体21’にホルダ32’をインロ
ー嵌合してボルト止めし、ホルダ32’の2又部34’
に取付ピン29’を両持支持し止板33’で抜止めし、
歪ゲージ41’を2又部34’に貼着したものである。
【0023】
【発明の効果】本発明によれば、作業負荷を歪ゲージで
検出してヒステリシスをなくし、直線性のよい検出がで
きる。また、電気的に検出するため制御弁(電磁バル
ブ)との組合せによりコンピュータによる自動制御を可
能とする。
【0024】更に、取付ピンは短寸であり、負荷除去後
の復元性も確実で応答性も良くなるし、作業中に大きな
衝撃力が取付ピンに作用したとき、ブシュ等の変位拘束
部材で過度の変位を規制することで取付ピンの首部への
応力集中を防止して耐久性を向上する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施例を示した全体構成図であ
る。
【図2】トラクタにプラウを装着した全体側面図であ
る。
【図3】第2実施例の要部断面図である。
【図4】第3実施例の要部断面図である。
【図5】比較例の断面図である。
【図6】従来例の1を示し(A)は立断面図、(B)は
作用を説明した平断面図である。
【図7】従来例の2を示した平断面図である。
【符号の説明】
21 トラクタ車体 22 リフトアーム 23 油圧装置 25 ロワーリンク 26 装着装置 29 取付ピン 38A 変位拘束部材 41 歪ゲージ 45 制御弁

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 リフトアーム(22)を有する油圧装置
    (23)とリンク式装着装置(26)とをトラクタ車体
    (21)に備え、前記リフトアーム(22)と装着装置
    (26)における左右のロワーリンク(25)とを連結
    するとともに作業負荷(F)の検出に基づいて制御弁
    (45)を介して油圧装置(22)を昇降するトラクタ
    の油圧制御装置において、 前記トラクタ車体(21)の左右側部に、前記左右のロ
    ワーリンク(25)を各別に連結するロワーリンク取付
    ピン(29)を設け、該取付ピン(29)のそれぞれに
    作業負荷(F)を検出する歪ゲージ(41)を設け、該
    歪ゲージ(41)の検出信号を制御弁(45)に送るフ
    ィードバック手段(44)を設け、前記作業負荷(F)
    で取付ピン(29)の変位量を規制する変位拘束部材
    (38A)を設けていることを特徴とするトラクタの油
    圧制御装置。
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