JPH06189609A - トラクタの作業機制御装置 - Google Patents

トラクタの作業機制御装置

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JPH06189609A
JPH06189609A JP34707892A JP34707892A JPH06189609A JP H06189609 A JPH06189609 A JP H06189609A JP 34707892 A JP34707892 A JP 34707892A JP 34707892 A JP34707892 A JP 34707892A JP H06189609 A JPH06189609 A JP H06189609A
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JP
Japan
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pins
tractor
pin
lower link
work load
Prior art date
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Pending
Application number
JP34707892A
Other languages
English (en)
Inventor
Takeshi Imamura
剛 今村
Nobuyuki Okabe
伸行 岡部
Satoshi Iida
聡 飯田
Taro Saito
太郎 齋藤
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Kubota Corp
Original Assignee
Kubota Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 測定データの直線性にすぐれたトラクタの作
業機制御装置を提供する。 【構成】 ロワーリンク取付ピン29をクランク状に構
成し、該ピン29に作業負荷Fが作用したときねじりモ
ーメントMが発生するようにロワーリンク取付ピン29
の一端をトラクタ車体21に固着し、該ピン29の固着
端部37とクランク部38との間に磁歪部40を設け、
該磁歪部40の外周に励磁・検出コイル41を有する検
出手段42を配置してロワーリンク取付ピン29に作用
する作業負荷Fの変化を該ピン29に発生するねじりモ
ーメントMによる電気信号として検出している。また、
トラクタ車体21の左右側部にロワーリンク取付ピン2
9を固着し、該取付ピン29の夫々に検出手段42を設
けるとともに、左右夫々の出力信号の和を作業負荷Fの
大きさとして演算する回路手段48を設けている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、トラクタの作業機制御
装置に関する。
【0002】
【従来の技術】トラクタに三点リンク等のリンク装着装
置を介してプラウ等の作業機を昇降自在に装着してプラ
ウ作業等を実施するとき、作業負荷に応じて作業機を油
圧装置で制御、例えば、ドラフト制御しており、例え
ば、特公平3−65121号公報で開示されている。
【0003】当該制御装置の一環として作業負荷を検出
しなければならず、その検出方式としてトップリンク感
知方式とロワーリンク感知方式がある。トップリンク感
知方式はトップリンク取付台に荷重バネを介在したもの
であり、作業負荷が軽いときは検出し難く、また、ロー
タリ耕耘機とプラウでは作業負荷の方が異なることか
ら、専ら牽引制御に適用され、ロータリ等には共用する
のが困難であった。
【0004】このため、ロワーリンク感知方式が採用さ
れ、例えば図4(A)(B)及び図5に示す構成であっ
た。図4(A)(B)において、トラクタ車体1の後部
上面には左右一対のリフトアーム2を有する油圧装置
(シリンダとピストンロッドは省略し、ハウジングのみ
を図示している)3が搭載され、制御弁4を操作するこ
とでリフトアーム2を昇降する。
【0005】トラクタ車体1の下部には左右(車幅)に
貫通して弾性変形可能なロワーリンク取付ロッド5が左
右一対のボール(球面)軸受体6を介して架設され、ロ
ッド5の左右突出部5Aにボールジョイント7を介して
左右のロワーリンク8が連結されている。トップリンク
9とトラクタ車体1に備えたトップリンク取付台10に
ピン11を介して枢支され、リフトアーム2と左右ロワ
ーリンク8はリフトロッド12により連結されている。
【0006】トップリンク9とロワーリンク8等からな
るリンク装着装置13を介して例えば図外のプラウ等の
作業機を装着して作業しているときの作業負荷F1はロ
ッド5に対して弾性曲げ力F2による変位を、リンク機
構14によるフィードバック手段によって図4(A)の
矢示のように、制御弁4に伝え、ドラフト制御等がなさ
れる。
【0007】図5に示す従来例では弾性曲げ力F2を歪
ゲージ15で検出し、この信号を電気(電子)的手段で
制御弁にフィードバックさせている(その他は、図4
(B)と共通するので共通部分は共通符号で示してい
る)。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】図4(A)(B)に示
した従来技術では、ロッド5の変位量をリンク機構14
で増幅して制御バルブ4(実質的にスプール)の切換に
伝えているが、リンク機構14であるが故にガタ、遊び
等が不可避となり、このため応答性(ヒステリシス)の
点で課題があった。
【0009】一方、図5に示した従来技術においては、
既述のリンク機構の課題を一応解決しているものの左右
一対のボール(球面)軸受体6にロッド5が架設されて
いてロッド5の長手方向中央部に歪ゲージ15を設けて
負荷を検出して油圧制御(ドラフト制御)後に、負荷が
除去(消去)したにも拘らず弯曲(弓)状に撓んだロッ
ド5が完全に直線状に復帰するのが困難であった。
【0010】特に、軸受体6の部分は対地近くにあるた
め泥土類の付着硬化、石礫等の咬込み機会が多いことか
らロッド5の復帰が完全でなかった。そこで本発明は、
作業負荷をロワーリンク取付ピンで感知するものにおい
て、該ピンに発生するねじりモーメントによる電気信号
として検出することで測定データの直線性にすぐれたも
のを提供することが目的である。
【0011】
【課題を解決するための手段】本発明は前述の目的を達
成するために、次の技術的手段を講じている。すなわ
ち、請求項1に係る本発明では、ロワーリンク取付ピン
29をクランク状に構成し、該ピン29に作業負荷Fが
作用したときねじりモーメントMが発生するようにロワ
ーリンク取付ピン29の一端をトラクタ車体21に固着
し、該ピン29の固着端部37とクランク部38との間
に磁歪部40を設け、該磁歪部40の外周に励磁・検出
コイル41を有する検出手段42を配置してロワーリン
ク取付ピン29に作用する作業負荷Fの変化を該ピン2
9に発生するねじりモーメントMによる電気信号として
検出するようにしたことを特徴とするものである。
【0012】また、請求項2に係る本発明では、トラク
タ車体21の左右側部にロワーリンク取付ピン29を固
着し、該取付ピン29の夫々に検出手段42を設けると
ともに、左右夫々の出力信号の和を作業負荷Fの大きさ
として演算する回路手段48を設けていることを特徴と
するものである。
【0013】
【作用】作業負荷Fがロワーリンク取付ピン29に作用
すると、該ピン29のクランク部38を有することから
ねじりモーメントMが発生し、これが磁歪部40に印加
され検出コイル41によって電気信号として検出するこ
とで作用した作業負荷Fの大きさが求められ、この出力
信号を回路手段48に伝え、制御弁49を励磁・消磁し
て負荷に応じて作業機27を持上げる。
【0014】磁歪部40と検出コイル41による測定デ
ータはヒステリシス特性もすぐれたものとなる。また、
左右の取付ピン29に作用する負荷Fが異なるときは、
左右夫々の出力信号の和として演算することで作業機2
7を前述同様に制御する。
【0015】
【実施例】以下、図を参照して本発明の実施例を詳述す
ると、図3において、2軸4車輪形のトラクタ20にお
ける車体21の後部上面には左右一対のリフトアーム2
2を有する油圧装置23が搭載されている。この油圧装
置23はシリンダにピストンを嵌合したもので、電磁制
御弁をドラフトレバー、ポジションレバー等で操作して
リフトアーム22を昇降するものである。
【0016】トラクタ車体21にはトップリンク24と
左右のロワーリンク25とを備えたリンク式装着装置2
6が設けられ、図ではプラウで示す作業機27が装着さ
れていて、該作業機27は左右のリフトアーム22と左
右ロワーリンク25とをロッド等の連結部材28で連結
することで油圧力によって昇降制御される。図1および
図2を参照すると、左右のロワーリンク取付ピン29を
クランク状に構成し、該ピン29に作業負荷Fが作用し
たときねじりモーメントMが発生するようにロワーリン
ク取付ピン29の一端をトラクタ車体21に固着してい
る。
【0017】具体的には、トラクタ車体21に段付凹部
30を形成し、この凹部30にインロー嵌合するホルダ
31のフランジ32をボルト33で車体21に止着する
とともに、ホルダ31にスプライン嵌合34した取付ピ
ン29をカラー35とボルト36で抜止めして固着端部
37としている。取付ピン29は固着端部37の軸心O
−Oと符号Lから偏心したクランク部38を有し、この
クランクピン39にロワーリンク25がボールジョイン
ト25Aを介して連結され、かつ、ナット25B等で抜
止めされている。
【0018】固着端部37とクランク部38との間に
は、磁気異方性部、すなわち、磁歪部40を設け、この
外周に励磁・検出コイル41を有する検出手段42が配
置されている。検出コイル41はシールドヨーク43内
に収容され、このヨーク43が磁束の漏れを防止するた
めの絶縁体44を介してホルダ31内で支持されてい
て、トルク値を演算するための電子回路45、その出力
信号を外へ導く電線46等によるフィードバック手段4
7を介して回路手段48に伝え、電磁制御弁49を負荷
に応じて制御するようになっている。
【0019】回路手段48は左右夫々の検出手段42の
出力信号の和を作業負荷Fの大きさとして演算するもの
である。上記構成において、作業負荷Fがクランクピン
39に作用するとクランク部38を介してねじりモーメ
ントMが発生し、このトルクが印加される。この結果、
磁歪部40の透磁率が変化し、この変化がコイル41に
よって検出されることによってそのトルクの大きさ、す
なわち作業負荷Fの大きさが求められ、回路手段48を
介して油圧装置の制御弁49が応動し、作業機27を持
上げてドラフト制御するのである。
【0020】このとき、一般に磁歪式トルクセンサはす
ぐれた直線性を示すので、作業負荷Fの測定データも直
線性にすぐれたものとなる。また磁歪式トルクセンサを
利用することで、測定データのヒステリシス特性もすぐ
れたものになる。なお、図では作業機としてプラウを示
しているが、プラウ以外にサブソイラー等の牽引作業機
を初め、ロータリ耕耘機の如く駆動形作業機であっても
よい。但し、ロータリのときは、作業負荷Fはロワーリ
ンク25に図とは逆方向に作用する。
【0021】また、必要に応じて磁歪部と検出コイル等
は、トップリンク24の取付ピンに採用することもでき
る場合がある。また、固着手段における回止めは、スプ
ラインではなく、スワリ結合又はキー結合であってもよ
く、取付ピンはホルダにテーパー嵌合するものであって
もよい。
【0022】
【発明の効果】以上詳述したように本発明は、取付ピン
に作用する作業負荷をねじりモーメントとして磁歪部と
コイルによる検出手段でもって検出するので、その検出
は直線性を示すので作業負荷の測定データがすぐれたも
のとなる。また、磁歪による検出であることから測定デ
ータのヒステリシス特性もすぐれたものとできる。
【0023】従って、本発明はトラクタの作業機制御装
置として有用でトラクタ作業による機械化をより一層向
上できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明実施例の全体構成を示す断面図である。
【図2】本発明実施例の要部断面図である。
【図3】本発明実施例による作業機装着状態を示す全体
側面図である。
【図4】従来例の1を示し、(A)は側面断面図、
(B)は平面断面図である。
【図5】従来例の2を示す平面断面図である。
【符号の説明】 21 トラクタ車体 27 作業機 29 ロワーリンク取付ピン 37 固着端部 38 クランク部 40 磁歪部 41 検出コイル 42 検出手段 48 回路手段
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 齋藤 太郎 大阪府八尾市神武町2番35号 株式会社ク ボタ久宝寺工場内

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ロワーリンク取付ピン(29)をクラン
    ク状に構成し、該ピン(29)に作業負荷(F)が作用
    したときねじりモーメント(M)が発生するようにロワ
    ーリンク取付ピン(29)の一端をトラクタ車体(2
    1)に固着し、該ピン(29)の固着端部(37)とク
    ランク部(38)との間に磁歪部(40)を設け、該磁
    歪部(40)の外周に励磁・検出コイル(41)を有す
    る検出手段(42)を配置してロワーリンク取付ピン
    (29)に作用する作業負荷(F)の変化を該ピン(2
    9)に発生するねじりモーメント(M)による電気信号
    として検出するようにしたことを特徴とするトラクタの
    作業機制御装置。
  2. 【請求項2】 トラクタ車体(21)の左右側部にロワ
    ーリンク取付ピン(29)を固着し、該取付ピン(2
    9)の夫々に検出手段(42)を設けるとともに、左右
    夫々の出力信号の和を作業負荷(F)の大きさとして演
    算する回路手段(48)を設けていることを特徴とする
    トラクタの作業機制御装置。
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