JP2685894B2 - 光配線方式 - Google Patents

光配線方式

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JP2685894B2
JP2685894B2 JP1114053A JP11405389A JP2685894B2 JP 2685894 B2 JP2685894 B2 JP 2685894B2 JP 1114053 A JP1114053 A JP 1114053A JP 11405389 A JP11405389 A JP 11405389A JP 2685894 B2 JP2685894 B2 JP 2685894B2
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Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は、光配線方式に関し、特に途中で多数分岐し
て情報の制御を行なうシステムに好適な光配線方式に関
する。
(従来の技術及び解決すべき課題) 光伝送路を使用し、途中で多数分岐して情報の制御を
行なうシステムとして、例えば、電力配電線の異常監視
システムがある。電力配電線は、第10図に示すように配
電変電所1の変圧器2から複数の遮断器3、3、…を介
して電力配電線4、4、…が接続されており、これらの
各電力配電線4には電力開閉器5が、適宜の間隔で直列
に接続されている。電力配電線4の異常を監視するシス
テムは、変電所1に制御親局7を設置し、当該制御親局
7から電力配電線4に沿って情報伝送路としての光伝送
路(光ファイバ)8を敷設し、各電力開閉器5に当該電
力開閉器5を開閉制御するための制御子局9を夫々設置
して光伝送路8に接続する。
制御親局7は、各制御子局9と情報を交渉して電力配
電線4の異常を常時監視し、当該電力配電線4に絶縁破
壊、断線故障等の異常が発生した場合には、当該異常が
発生した区間の制御子局9に制御信号(指令)を出力し
て電力開閉器5を開成させ、当該区間への電力の供給を
遮断する。かかる異常監視システムは、各電力配電線4
毎に敷設されている。
ところで、上記従来の異常監視システムにおいては、
光伝送路8は、オープンループとされており、制御親局
7は、光伝送路8の一端からのみ各制御子局9に情報を
供給するようにしている。また、制御子局9は、光伝送
路8から分岐接続されるために、光伝送路8の信号レベ
ルは、分岐損失により各分岐器を通過する毎に低下し、
制御親局7から離れる程、即ち、伝送距離が長くなる程
受信信号レベルの検出が困難となる。このため、何回も
情報交換をして確認し、或いは厳密なレベルチェックが
必要となり、情報制御に時間が掛かるばかりでなく、制
御子局9の回路構成が複雑、且つ高価となる。
更に、光伝送路8が、断線した場合には当該断線した
箇所以降の制御子局9との情報の交換が不可能となり、
情報欠損、電力開閉器5の制御不能等の問題がある。
本発明は上述の点に鑑みてなされたもので、伝送距離
による信号レベルの低下や、分岐損失を補償し、更に光
伝送路の断線にも有効に対処することが可能な光配線方
式を提供することを目的とする。
(課題を解決するための手段) 上記目的を達成するために本発明によれば、請求項1
の発明では、情報を供給すべき情報供給領域に光ファイ
バを配線し、該光ファイバに挿入した分岐体に被制御対
象を制御する子局を接続し、制御親局から前記子局に情
報を供給する光配線方式において、前記情報供給領域
は、少なくとも2つ各ループ状に結線された光ループに
より分けられ、前記各光ループは2個の1:1分岐の4分
岐体が含まれ、且つこれらの光ループ同士は1個の4分
岐体を共有してループを形成するように結合され、前記
各光ループは夫々双方向分岐体を介して前記制御親局か
ら同一情報を同時に供給されることを特徴とする。
請求項2の発明では、情報を供給すべき情報供給領域
に光ファイバを配線し、該光ファイバに挿入した分岐体
に被制御対象を制御する子局を接続し、制御親局から前
記子局に情報を供給する光配線方式において、前記情報
供給領域は、ループ状に結線された少なくとも2つの第
1の光ループと1つの第2の光ループとにより分けら
れ、前記第1の光ループは2個の1:1分岐の4分岐体が
含まれ、前記第2の光ループは2個の1:1分岐の4分岐
体が含まれ、前記2つの第1の光ループは、前記第2の
光ループに接続され、且つこれらの光ループ同士は夫々
1個の4分岐体を共有してループ形成するように結合さ
れ、前記第1の各光ループは夫々双方向分岐体を介して
前記制御親局から同一情報を同時に供給されることを特
徴とする。
請求項3の発明では、情報を供給すべき情報供給領域
に光ファイバを配線し、該光ファイバに挿入した分岐体
に被制御対象を制御する子局を接続し、制御親局から前
記子局に情報を供給する光配線方式において、前記情報
供給領域は、ループ状に結線された少なくとも4つの第
1の光ループと1つの第2の光ループとにより分けら
れ、前記第1の光ループは2個の1:1分岐の4分岐体が
含まれ、前記第2の光ループは4個の1:1分岐の4分岐
体が含まれ、前記4つの第1の光ループは、前記第2の
光ループに接続され、且つこれらの光ループ同士は夫々
1個の4分岐体を共有してループを形成するように結合
され、前記第1の各光ループは夫々双方向分岐体を介し
て前記制御親局から同一情報を同時に供給されることを
特徴とする。
(作用) 情報源を持つ2個の光ループのうちの何れか一方の情
報源が停止して一方の光ループへの情報供給が停止して
も、他方の光ループに供給された情報が、当該情報供給
を停止された一方の光ループに供給される。これにより
各光ループに接続された各子局への情報供給が可能とな
る。
また、情報源を持たない第2の光ループには、2個の
第1の光ループから情報が供給される。そして、2個の
第1の光ループのうちの何れか一方の第1の光ループへ
の情報供給が停止しても、第2の光ループには他方の第
1の光ループから情報が供給され、更に当該第2の光ル
ープから前記一方の第1の光ループに情報が供給され
る。これにより第1及び第2の各光ループに接続された
各子局への情報供給が可能となる。
更に、情報が供給される4個の第1の光ループのうち
の何れか一個の光ループへの情報供給が停止しても、他
の3個の中の第1の光ループに供給された情報の何らか
が、情報源を持たない第2の光ループ及び当該第2の光
ループを介して当該情報供給が停止された第1の光ルー
プに供給される。これにより第1及び第2の各光ループ
に接続された各子局への情報供給が可能となる。
(実施例) 以下本発明の実施例を添付図面に基づいて詳述する。
第1図は本発明の第1実施例を示し、情報供給領域D
は、全情報供給領域を光ループ11と12との組により最小
の情報供給領域に分割されており、これらの光ループ1
1、12は互いに光学的に結合されている。また、光ルー
プ11、12は、情報供給領域Dに敷設されている電力配電
線(図示せず)に沿って敷設されている。光ループ11、
12は光ファイバによりループ状に形成され、各2箇所に
4分岐体20が挿入接続可能とされる。各4分岐体20は光
ループ11、12内に略等間隔で挿入接続される。また、4
分岐体20は1:1の等分岐とされており、その損失は例え
ば、4dBmに設定されている。
4分岐体20は、第2図に示すようにX状をなして構成
されており、入力側20aに入力された光源Pは、出力側2
0c、20dに1:1の等分に出力され、出力側20cは自分側に
戻り、出力側20dは相手側に行く。同様に入力側20bに入
力された光源P′は、出力側20c、20dに1:1の等分に出
力され、出力側20cは相手側に行き、出力側20dは自分側
に戻る。そして、何れの場合にも、当該4分岐体20を通
った後はレベルが4dBm低下して、(P−4)dBmとな
る。
これらの光ループ11と12は、第1図に示すように1個
の4分岐体20により1箇所で共有結合されて8の字状の
ループに形成される。即ち、光ループ11、12の2個の4
分岐体20、20間の光ファイバ(以下「枝路」という)の
一方を11a、12a、他方を11b、12bとし、各枝路11a、12a
の各一端を1個の共通の4分岐体20の入力側(第2図に
示す入力側20a、20b)に、各他端を他の各4分岐体20、
20の各入力側(20a、20a)に夫々接続し、枝路11b、12b
の各一端を前記共通の4分岐体の各出力側(20c、20d)
に、各他端を前記他の各4分岐体の各出力側(20c、20
c)に接続する。従って、これらの2個の光ループ11と1
2との結合には、3個の4分岐体20が使用される。
光ループ11の枝路11a、11bの一方、例えば、枝路11a
の略中央位置には光源(情報)を入力するための分岐体
21が挿入接続されている。光ファイバ31の一端は分岐体
21に、他端は変電所に設置された制御親局7(第10図)
に接続される。この分岐体21は、光ループ11の光源P1
入力点とされる。
分岐体21は、双方向の分岐体で例えば、第3図に示す
ようにY分岐体22を3個接続して構成されており、光フ
ァイバ31の光源P1を当該分岐体21の両側(双方向)の枝
路11aに注入可能とされている。
光ループ12も光ループ11と同様に、4分岐体20、20間
の枝路12a、12bの一方の枝路12aの略中央位置に光源
(情報)を入力するための双方向分岐体21が挿入接続さ
れており、光ファイバ32の一端は分岐体21に、他端は前
記制御親局に接続される。そして、分岐体21は光ループ
12の光源P2の入力点とされる。
尚、これらの光源P1、P2を有する光ループ11、12を便
宜上「αループ」と称する。そして、これらのαループ
のディフォメーションは自由であり、情報供給領域Dの
形状に合わせて適宜設定することが可能である。
光ループ11、12には適宜の間隔で引込分岐体23(●で
示す)が多数挿入接続されており、これらの各引込分岐
体23には夫々例えば、前述した電力開閉器を制御するた
めの制御子局(矢印で示す)が接続されている。引込分
岐体23は、n:1例えば、15:1の不等分岐の分岐体とされ
ている。この引込分岐体23のnの値は、制御子局側への
出力が当該制御子局の検出可能な範囲でできるだけ小さ
く、且つ光ループ11、12(幹線側)の損失が小さくなる
こと、及び光源P1又はP2の何れか一方の光源が停止した
場合でも他方の光源による情報が全ての制御子局に到達
可能となるように選定する。
これらの光ループ11、12の入力点即ち、双方向分岐点
21、21から注入される光源P1、P2は、同一のレベル(P1
=P2 dBm)を有する同一の情報である。そこで、これら
の光源P1、P2の各光レベルをP dBmと表すことにする。
すると、光ループ11、12のうち、光源P1、P2のある各枝
路11a、12aの光レベルは、P dBmとなり、4分岐体20を
介して光源が入力される各枝路11b、12bの光レベルは、
(P−4)dBmとなる。
以下に作用を説明する。
光源P1、P2が正常である場合には実線の矢印で示すよ
うに光源が注入され、各光ループ11、12の、光源がある
枝路11a、12aの各レベルはP dBmとなり、枝路11b、12b
の各レベルは共に(P−4)dBmとなる。従って、この
ときには情報供給領域Dの光源のレベルは、P〜(P−
4)dBmとなる。
いま、例えば、光源P2が停止したとする。このときに
は光源はP1のみとなり、光ループ11には実線の矢印で示
すように光が伝送され、当該光源P1がある枝路11aのレ
ベルはP dBm、枝路11bのレベルは(P−4)dBmとな
る。一方、光ループ11の光源P1は、点線の矢印で示すよ
うに4分岐体20を通して光ループ12の枝路12bに注入さ
れ、更に、4分岐体20を通って枝路12aに注入される。
これにより、枝路12bのレベルは(P−4)dBm、枝路12
aのレベルは(P−8)dBmとなる。
従って、光源P2が停止した場合でも、当該光源P2が入
力されない側の光ループ12のレベルは(P−8)dBm
なる。この結果、情報供給領域Dのレベルは、P〜(P
−8)dBmとなる。しかも、光源P1とP2とは同一の情報
信号であり、制御親局から光ループ12に接続される各制
御子局への情報供給が可能となる。
ところで、光ールプに注入される情報信号には伝送速
度V(m/μs)があり、分岐体21から光ループ11の枝路
11aの両側に同時に光源を注入しても、枝路11bの途中に
至るまでに伝送時間が必要である。いま、光ループ11の
分岐体21から距離Xの点Qまでに要する信号S、S′の
伝送時間をt1、t2、時間差をΔt、光ループ11の長さを
Lとすると、 t1=X/V、t2=(L−X)/V となり、時間差Δtは、 Δt=|t1−t2|=|(2X−L)/V| となる。
この時間差Δtが、信号の立上り又は立下りに例え
ば、ジッタのような変動を与える。従って、この時間差
Δtが、ベースとなる信号(時間、振幅)に比べて無視
できれば、情報の伝送が可能である。
そこで、ベースとなる信号S、S′の情報伝送速度を
夫々W(bit/sec)とすると、1信号は1/W(sec)とな
る。そして、時間差Δtの最大値maxΔtは、(L/V)で
あるから、 0<(L/V)/(W/V)<(1/2) となり、 (2L/V)<(1/W)となる。
因みに、V=200(m/μs)、L=10kmとると、W<1
0k(bps)となる。制御子局の情報は、電力開閉器の開
閉制御等の制御内容から数百(bit/sec)〜10k(bit/se
c)程度で十分である。
従って、r=Δt/(1/W)が、1/2程度よりも小さけれ
ば、第4図(a)に示すように或る制御子局に2方向か
ら情報信号S、S′が伝送され、信号の立上り或いは立
下り時間が同図(b)に示すようにジッタのように多少
前後に時間τで変動しても、当該制御子局における信号
検出には殆ど影響せず、矩形波信号を識別することが可
能である。ここに、値rは、信号到着時間差を信号幅で
割った値で、信号に対する変動比率を表す。
第5図は本発明の第2実施例を示し、光源を持つ2個
の光ループ11と12とは光ループ15を介して接続されてい
る。この光ループ15は、光源を持たず、4分岐体20のみ
が略等間隔で挿入接続され、光源を持つ光ループ11、12
の各1箇所と結合される。従って、光ループ15は、光ル
ープ11、12と夫々4分岐体20、20を介して共有結合さ
れ、4分岐体20の数は全部で4個となる。
尚、この光ループ15のように光源を持たない光ループ
を便宜上「βループ」と称する。このβループのディフ
ォメーションも前述したαループと同様に自由である。
このようにして、全情報供給領域を、2個のαループ
と1個のβループとを1組として最小の情報供給領域
D′に分割する。そして、光ループ15にも適宜の間隔で
引込分岐体を23を介して制御子局が多数接続される。
この光ループの組合わせ(2α+β)により分割され
た情報供給領域D′は、前述した第1図に示す2個のα
ループの組により分割された情報供給領域Dよりも広い
面積である。
光源P1とP2とが正常のときには、実線の矢印で示すよ
うに光源が注入され、光ループ11、12の各枝路11a、11
b、12a、12bの各レベルは、第1図に示す場合と同様で
ある。即ち、光源がある枝路11a、12aの各レベルはP dB
mとなり、枝路11b、12bの各レベルは(P−4)dBmとな
る。
また、光ループ15の枝路15aには光ループ10の枝路10a
から4分岐体20を通して、枝路15bには光ループ12の枝
路12aから4分岐体20を通して実線の矢印で示すように
光が伝送される。そして、枝路15a、15bの各レベルは
(P−4)dBmとなる。
いま、例えば、光源P2が停止したとする。このときに
は光源はP1のみとなり、光ループ11には実線の矢印で示
すように光源が注入され、枝路11aのレベルはP dBm、枝
路11bのレベルは(P−4)dBmとなる。この光ループ11
の光源P1は、点線の矢印で示すように4分岐体20を通し
て光ループ15の枝路15aに注入され、更に当該枝路15aか
ら4分岐体20を介して光ループ12の枝路12bに注入さ
れ、更に4分岐体20を通して枝路12aに注入される。
この結果、光ループ15の枝路15aのレベルは(P−
4)dBm、光ループ12の枝路12aのレベルは(P−8)dB
m、枝路12bのレベルは(P−12)dBmとなる。
従って、光源P2が停止した場合でも光ループ12の枝路
12a、12bのレベルは(P−8)dBm、(P−12)dBmとな
る。この結果、情報供給領域D′のレベルは、P〜(P
−12)dBmとなる。これにより、制御親局から光ループ1
2、15に接続される各制御子局への情報供給が可能とな
る。
第6図は本発明の第3の実施例を示し、4個のαルー
プと1個のβループとを一つの組とし、当該(4α+
β)の組により、全情報供給領域を最小情報供給領域
D″に分割したものである。各光ループ11〜14は、前記
光ループ11と同様に夫々4分岐体20を2個含み、且つ各
枝路11a〜14aの1箇所に光源P1〜P4を有している。これ
らの光ループ11〜14は、光ファイバ31〜34を介して前記
制御親局に接続される。尚、光源P1〜P4は同一レベルの
同一情報であり、前述と同様にP dBmで表される。
光ループ16は、接続すべき光ループ(αループ)と同
数即ち、4個の4分岐体20を含み、これらの4分岐体20
は略等間隔で挿入接続されている。そして、4個の光ル
ープ11〜14は、各1個の4分岐体20を介して1個の光ル
ープ16と各1箇所で共有結合されている。このとき光ル
ープ11〜14の光源P1〜P4の光ループ16の各枝路16a〜16d
への注入方向は、第7図に矢印で示すように全て同一方
向(右回り又は左回り)となるように接続する。そし
て、これらの光ループ11〜14及び光ループ16に前述と同
様に引込分岐体(n:1の不等分岐体)23を介して夫々多
数の制御子局が接続される。
尚、光ループ11〜14の光ループ16と結合されていない
各1個の4分岐体20は、他の情報供給領域の光源を持つ
光ループ(αループ)と結合してもよい。光ループ11〜
14及び光ループ16のデフォメーションは、或る長さの範
囲内で自由であり、情報供給領域D″のデフォメーショ
ンも(4αループ+βループ)の組において自由であ
る。
さて、光ループ11〜14の光源P1〜P4が全て正常な場合
には、光ループ11〜14、16の信号レベルは、第8図に示
すように各光ループ11〜14の光源P1〜P4の有る枝路11a
〜14aは全てP dBm、光源に続く枝路11b〜14bは(P−
4)dBm、光ループ16内の全ての枝路16a〜16dも(P−
4)dBmとなる。即ち、光源P dBmに対し全ての幹線
(α、βループ)のレベルは(P−4)dBmとなる。但
し、光源の有る枝路のレベルはP dBmである。従って、
光源のレベルをP=−8dBmとすると、幹線のレベルは、
−8 dBm〜12 dBmとなる。
尚、信号には、レベルが低いが、繰り返しがあるの
で、電子回路に、成るレベル以下を切り捨てることを配
慮することが必要である。
いま、4個の光源の中の何れか1個の光源例えば、光
ループ11の光源P1が停止したとする。このときには、光
ループ11〜14、16のレベルは第9図に示すようになる。
即ち、光源P2〜P4が注入される光ループ12〜14の光源の
有る枝路12a〜14aはP dBm、光源に続く枝路12b〜14bは
(P−4)dBmである。また、光ループ16の中の光ルー
プ12〜14に結合されて光源が注入される枝路16b〜16dは
(P−4)dBmとなり、光源P1の停止前と同じである。
光ループ16の枝路16aには枝路16bから4分岐枝20を通
して光ループ12の光源P2が注入され、そのレベルは、
(P−8)dBmとなる。光ループ11の光ループ16と結合
する枝路11bには光ループ12の光源P2が枝路16bから4分
岐体20を通って注入され、そのレベルは(P−8)dBm
となる。枝路11bに注入された光源P2は4分岐体20を通
って枝路11aに注入され、そのレベルは(P−12)dBm
なる。これにより、光源P1が停止しても、当該光源P1
注入されるべき光ループ11のレベルは(P−8)dBm
(P−12)dBmに保持される。この結果、情報供給領域
D″におけるレベルは、P〜(P−12)dBmとなる。こ
れにより、制御親局から光ループ12、15に接続される各
制御子局への情報供給が可能となる。
ところで、制御子局の検出レベルを、−33〜−35d
Bm、光源Pを−8dBm、最大損失レベルを−N dBmとする
と、 (P−12)−(−N)≧−(33〜35) −N≧−P+12−(33〜35) −N≧−(12〜15) 不等分岐(n:1)の引込分岐体において、n=15とす
ると、子局への分配は16分の1となり、幹線の損失レベ
ルは、−N=−12 dBm、n=31とすると、子局への分配
は32分の1となり、幹線の損失レベルは、−N=−15dB
mとなる。従って、n:1不等分岐体のnの値は、n=15又
は31まで可能である。
また、伝送スピードの限界は、光ループの長さが、1k
m長では100kbps以下、5km長では20kbps以下であれば可
能である。
上述したように、本発明の光配線方式は、2個のαル
ープ(2α)の組が基本であり、この2αの組から、2
個のαループと1個のβループ(2α+β)の組、4個
のαループと1個のβループ(4α+β)の組へと拡張
される。以後、これらの各組を適宜に結合すればよい。
そして、全情報供給領域の分割は、2αの組により分
割した情報供給領域Dは最も狭く、(2α+β)の組に
より分割された情報供給領域D′は、情報供給領域Dよ
りも広く、(4α+β)の組により分割された情報供給
領域D″が最も広い領域である。そして、情報供給領域
D、D′は細長い領域に適しており、情報供給領域D″
は四角く広い領域に適している。
尚、本実施例においては、電力配電線の異常監視シス
テムに適用した場合について記述したが、これに限るも
のではなく、他の情報制御システムに適用し得ることは
勿論である。
(発明の効果) 以上説明したように請求項1の発明によれば、情報を
供給すべき情報供給領域に光ファイバを配線し、該光フ
ァイバに挿入した分岐体に被制御対象を制御する子局を
接続し、制御親局から前記子局に情報を供給する光配線
方式において、前記情報供給領域は、少なくとも2つ各
ループ状に結線された光ループにより分けられ、前記各
光ループは2個の1:1分岐の4分岐体が含まれ、且つこ
れらの光ループ同士は1個の4分岐体を共有してループ
を形成するように結合され、前記各光ループは夫々双方
向分岐体を介して前記制御親局から同一情報を同時に供
給されることを特徴とする。
請求項2の発明によれば、情報を供給すべき情報供給
領域に光ファイバを配線し、該光ファイバに挿入した分
岐体に被制御対象を制御する子局を接続し、制御親局か
ら前記子局に情報を供給する光配線方式において、前記
情報供給領域は、ループ状に結線された少なくとも2つ
の第1の光ループと1つの第2の光ループとにより分け
られ、前記第1の光ループは2個の1:1分岐の4分岐体
が含まれ、前記第2の光ループは2個の1:1分岐の4分
岐体が含まれ、前記2つの第1の光ループは、前記第2
の光ループに接続され、且つこれらの光ループ同士は夫
々1個の4分岐体を共有してループを形成するように結
合され、前記第1の各光ループは夫々双方向分岐体を介
して前記制御親局から同一情報を同時に供給されること
を特徴とする。
請求項3の発明によれば、情報を供給すべき情報供給
領域に光ファイバを配線し、該光ファイバに挿入した分
岐体に被制御対象を制御する子局を接続し、制御親局か
ら前記子局に情報を供給する光配線方式において、前記
情報供給領域は、ループ状に結線された少なくとも4つ
の第1の光ループと1つの第2の光ループとにより分け
られ、前記第1の光ループは2個の1:1分岐の4分岐体
が含まれ、前記第2の光ループは4個の1:1分岐の4分
岐体が含まれ、前記4つの第1の光ループは、前記第2
の光ループに接続され、且つこれらの光ループ同士は夫
々1個の4分岐体を共有してループを形成するように結
合され、前記第1の各光ループは夫々双方向分岐体を介
して前記制御親局から同一情報を同時に供給されること
を特徴とする。請求項1の発明では、情報供給領域内に
おける幹線となる前記各光ループの光レベルを或るレベ
ル以上に保持し、且つできる限り光ループ内の光レベル
の上下を少なくすることができると共に、光源が1個停
止した場合でも当該情報供給領域における情報制御機能
が不能に陥ることを防止することができる。
更に、請求項2及び3の発明では、光源を持つ光ルー
プ同士の結合、光源を持つ複数の光ループと光源を持た
ない光ループとの結合により形成した光ループの組を単
位として全情報供給領域を任意の範囲に分割することが
でき、情報供給領域の分割が容易となる。更に、子局引
込用分岐体を、光源を持つ光ループ及び光源を持たない
光ループの任意の点に接続することができる等の優れた
効果がある。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明に係る光配電線方式を適用して情報供給
領域を分割する光ループの結合の一実施例を示す図、第
2図は第1図の光ループに適用する4分岐体の概略構成
図、第3図は第1図の光ループに適用する双方向分岐体
の一実施例を示す概略構成図、第4図は第1図の光ルー
プにおける情報信号の伝達を示す図、第5図は本発明を
適用した光ループの結合の第2実施例を示す図、第6図
は本発明を適用した光ループの第3の実施例を示す図、
第7図は第6図の4分岐体からの光源の注入方向を示す
図、第8図及び第9図は第6図の光ループの作用を示す
図、第10図は従来の電力配電線の異常監視システムのブ
ロック図である。 1……配電変電所、2……変圧器、3……遮断器、4…
…電力配電線、5……開閉器、7……制御親局、9……
制御子局、11〜14……光ループ(αループ)、15、16…
…光ループ(βループ)、20……4分岐体(X分岐
体)、21……双方向分岐体、22……Y分岐体、23……引
込分岐体、31〜34……光ファイバ、D,D′,D″……情報
供給領域。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭64−63909(JP,A) 特開 昭50−39403(JP,A) 特開 昭57−154955(JP,A)

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】情報を供給すべき情報供給領域に光ファイ
    バを配線し、該光ファイバに挿入した分岐体に被制御対
    象を制御する子局を接続し、制御親局から前記子局に情
    報を供給する光配線方式において、 前記情報供給領域は、少なくとも2つ各ループ状に結線
    された光ループにより分けられ、前記各光ループは2個
    の1:1分岐の4分岐体が含まれ、且つこれらの光ループ
    同士は1個の4分岐体を共有してループを形成するよう
    に結合され、前記各光ループは夫々双方向分岐体を介し
    て前記制御親局から同一情報を同時に供給されることを
    特徴とする光配線方式。
  2. 【請求項2】情報を供給すべき情報供給領域に光ファイ
    バを配線し、該光ファイバに挿入した分岐体に被制御対
    象を制御する子局を接続し、制御親局から前記子局に情
    報を供給する光配線方式において、 前記情報供給領域は、ループ状に結線された少なくとも
    2つの第1の光ループと1つの第2の光ループとにより
    分けられ、前記第1の光ループは2個の1:1分岐の4分
    岐体が含まれ、前記第2の光ループは2個の1:1分岐の
    4分岐体が含まれ、前記2つの第1の光ループは、前記
    第2の光ループに接続され、且つこれらの光ループ同士
    は夫々1個の4分岐体を共有してループを形成するよう
    に結合され、前記第1の各光ループは夫々双方向分岐体
    を介して前記制御親局から同一情報を同時に供給される
    ことを特徴とする光配線方式。
  3. 【請求項3】情報を供給すべき情報供給領域に光ファイ
    バを配線し、該光ファイバに挿入した分岐体に被制御対
    象を制御する子局を接続し、制御親局から前記子局に情
    報を供給する光配線方式において、 前記情報供給領域は、ループ状に結線された少なくとも
    4つの第1の光ループと1つの第2の光ループとにより
    分けられ、前記第1の各光ループは2個の1:1分岐の4
    分岐体が含まれ、前記第2の光ループは4個の1:1分岐
    の4分岐体が含まれ、前記4つの第1の光ループは、前
    記第2の光ループに接続され、且つこれらの光ループ同
    士は夫々1個の4分岐体を共有してループを形成するよ
    うに結合され、前記第1の各光ループは夫々双方向分岐
    体を介して前記制御親局から同一情報を同時に供給され
    ることを特徴とする光配線方式。
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