JP2685562B2 - 内燃エンジンにおけるノツクコントロール方法 - Google Patents

内燃エンジンにおけるノツクコントロール方法

Info

Publication number
JP2685562B2
JP2685562B2 JP63505428A JP50542888A JP2685562B2 JP 2685562 B2 JP2685562 B2 JP 2685562B2 JP 63505428 A JP63505428 A JP 63505428A JP 50542888 A JP50542888 A JP 50542888A JP 2685562 B2 JP2685562 B2 JP 2685562B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
time
engine
calculated
value
operating
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP63505428A
Other languages
English (en)
Other versions
JPH03504993A (ja
Inventor
ナーゲル,ルードルフ
リヒター,ヴオルフガング
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Robert Bosch GmbH
Original Assignee
Robert Bosch GmbH
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Robert Bosch GmbH filed Critical Robert Bosch GmbH
Publication of JPH03504993A publication Critical patent/JPH03504993A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP2685562B2 publication Critical patent/JP2685562B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F02COMBUSTION ENGINES; HOT-GAS OR COMBUSTION-PRODUCT ENGINE PLANTS
    • F02PIGNITION, OTHER THAN COMPRESSION IGNITION, FOR INTERNAL-COMBUSTION ENGINES; TESTING OF IGNITION TIMING IN COMPRESSION-IGNITION ENGINES
    • F02P5/00Advancing or retarding ignition; Control therefor
    • F02P5/04Advancing or retarding ignition; Control therefor automatically, as a function of the working conditions of the engine or vehicle or of the atmospheric conditions
    • F02P5/145Advancing or retarding ignition; Control therefor automatically, as a function of the working conditions of the engine or vehicle or of the atmospheric conditions using electrical means
    • F02P5/15Digital data processing
    • F02P5/152Digital data processing dependent on pinking
    • F02P5/1521Digital data processing dependent on pinking with particular means during a transient phase, e.g. starting, acceleration, deceleration, gear change
    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F02COMBUSTION ENGINES; HOT-GAS OR COMBUSTION-PRODUCT ENGINE PLANTS
    • F02PIGNITION, OTHER THAN COMPRESSION IGNITION, FOR INTERNAL-COMBUSTION ENGINES; TESTING OF IGNITION TIMING IN COMPRESSION-IGNITION ENGINES
    • F02P5/00Advancing or retarding ignition; Control therefor
    • F02P5/04Advancing or retarding ignition; Control therefor automatically, as a function of the working conditions of the engine or vehicle or of the atmospheric conditions
    • F02P5/145Advancing or retarding ignition; Control therefor automatically, as a function of the working conditions of the engine or vehicle or of the atmospheric conditions using electrical means
    • F02P5/15Digital data processing
    • F02P5/152Digital data processing dependent on pinking
    • F02P5/1525Digital data processing dependent on pinking with means for compensating the variation of the characteristics of the pinking sensor or of the electrical means, e.g. by ageing
    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F02COMBUSTION ENGINES; HOT-GAS OR COMBUSTION-PRODUCT ENGINE PLANTS
    • F02BINTERNAL-COMBUSTION PISTON ENGINES; COMBUSTION ENGINES IN GENERAL
    • F02B1/00Engines characterised by fuel-air mixture compression
    • F02B1/02Engines characterised by fuel-air mixture compression with positive ignition
    • F02B1/04Engines characterised by fuel-air mixture compression with positive ignition with fuel-air mixture admission into cylinder
    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02TCLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES RELATED TO TRANSPORTATION
    • Y02T10/00Road transport of goods or passengers
    • Y02T10/10Internal combustion engine [ICE] based vehicles
    • Y02T10/40Engine management systems

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は内燃エンジンにおけるノツクコントロール装
置に関するものである。特に本発明は電子点火を有する
スパーク点火方式のエンジンに適用できる。
エンジンの制御動作に用いるための特性データーを蓄
積する形式の、コンピユーターまたはマイクロプロセツ
サーで制御される電子点火装置はよく知られている。こ
れはエンジンの種々の動作条件に関する点火角度とドエ
ル周期の値を最適化する点火用基本のマツプを含むこと
がある。このマツプは、例えばエンジン温度の変化を補
償するために変更されることのできる、エンジン速度と
エンジン負荷の可能な組み合わせに関して最適化された
値を蓄積している。この特性データーは普通、エンジン
の製造者から提供されているものを入手できることにな
つており、そしてそれは試験スタンド上の試験条件下で
エンジンを走行させて得られるデーターである。
実使用上では、そしてエンジンが傷むにつれて、コン
ポーネントは古くなるかまたは交換され、バルブとその
調整は変化し、燃料の質は変化し、そして試験が実施さ
れた条件とは異なつてしまい、そしてそれらの変化の結
果として、蓄積されている特性値はもはやそのエンジン
には適合せず、そのエンジンの制御には理想的には適さ
ないものとなる。
大気圧、周囲湿度および類似の条件も、エンジンの動
作を変化させ、そして蓄積されている特性値の適合性に
影響を与える。
このように、蓄積されている特性値だけでは、エンジ
ンの動作を制御するのに十分ではない。特に、点火角が
実際の動作条件に関して最適化されていないならば、内
燃ノツキングが起こり得る。内燃ノツキングは内燃エン
ジンを破損させるので、可能ならば除くべきである。こ
のため一般的には電子点火装置はノツク制御装置を含ん
でいる。ノツキングは点火時期を遅らせることによつて
避けられるが、しかしこれは排気発散物に悪影響を与
え、そして燃料消費を悪化させる可能性を有している。
点火は、ノツキングが起こらないことが確実な最少量だ
け遅らせることが、すなわちエンジンがノツク限界に接
近して動作されることが、理想的である。実際にはノツ
キングはエンジン振動を検出するセンサーによつて検出
され、そしてノツク強度はセンサー信号から求められ
る。実際、ノツキングは完全には除けないが、しかしそ
の範囲内でエンジンが動作すべき、許容強度帯域を決め
ることが望ましい。
こうして、ノツク制御を持つ電子点火装置は、エンジ
ンが特定の動作点にある時には、許容できない強度のノ
ツキングの検出に応答して、電子制御ユニツト(ECU)
は点火を遅らせるように信号を発生させる。もし、遅れ
させた後にも許容できないノツキングが検出されている
ならば、点火はさらに遅らされ、そしてノツキングが許
容される強度帯に入るまでこれが繰り返される。エンジ
ンの動作が別の動作点に移動した時には、点火角度に関
する新しい値が点火マツプから取り出されて、もし必要
であるならば、この新しい値がノツク制御装置によつて
変更される。検出されたノツク強度が許容強度帯より低
ければ、ノツク強度がその帯域内に存在するようになる
まで、点火タイミングはノツク制御装置によつて前進さ
せられる。これは閉ループノツク制御として知られてい
る。
通常の閉ループノツク制御に関する不都合は、ノツキ
ングが以前に起きた動作点にエンジンが戻つた時に、ノ
ツク制御装置が点火角度を変更する処理を繰り返さなく
てはならない、ということである。このため最新のノツ
ク制御装置は「学習」機能を有している。「学習」ノツ
ク制御においては、基本の点火マツプと同様に、第2の
「学習」マツプを記憶しており、これは基本の点火マツ
プにあるデーターを変更するためのデーターを含んでい
る。学習マツプのデーターは、エンジンの運転中に計算
される。こうして、例えばノツキングが特定の動作点で
検出されたならば、基本のマツプからの点火角度は閉ル
ープノツク制御装置によつて変更され、点火角度に関す
る差異値が学習マツプ内に蓄積されて、エンジンが同じ
動作点に戻つた時に、点火角度に関する変更された値
が、基本のマツプと共に学習マツプから得られて自動的
に利用でき、そしてこの値は普通は点火角度をさらに変
更するための閉ループノツク制御装置を必要とはしない
値となつているのである。
前に述べたように、燃料の質や大気圧のような、他の
要因もエンジンノツキングに影響を与える。特定の動作
点にエンジンが戻る前に大気圧において大きな変化があ
つたとすれば、この閉ループノツク制御は、基本のマツ
プと学習マツプから得られた点火角度を変更して動作
し、そして学習マツプを更新することができる。
学習機能を持つノツク制御装置はUS−A−4700677で
開示されている。そのような装置は、点火時期を制御す
る蓄積された機能相互関係がその時点での動作条件に順
応するので、一般的に適応型装置と呼ばれている。
前に説明したような学習機能を持つ公知のノック制御
装置においては、燃焼サイクルのと特定の数として規定
できる、前もって決めらえた時間の後に、学習マップが
更新される。この前もって決められた時間は通常の走行
条件を確立するために十分に大きなものであって、一時
的なものではない。他方では、条件変化に対するエンジ
ンの総合レスポンが遅くなり過ぎないように、この値は
大き過ぎないようにしなければならない。以下、「監視
時間」として表わされる時間は、学習用アルゴリズムの
固定されたパラメーターである。結果として、学習用ア
ルゴリズムは、自動車が駆動される方法における変化か
ら来る結果としてのエンジンの種々の動作条件には、そ
れ自体、適応することができない。例えば、ある運転者
は他と極めて異なる運転をするかも知れないが、しかし
公知の装置はこのことを配慮して順応することは不可能
である。しかも、同一の運転者でも自動車専用路を走行
する際には、市街地を走行している時とは異なった運転
をするかも知れない。もし運転者が特に移り気であった
りすれば、エンジンは更新されるべき学習マップに関す
る動作条件には十分な長い時間、留まることがないかも
知れない。学習処理の効率は運転者に依存している、と
いうことは明らかに望ましいことではない。
その学習用アルゴリズムを運転のモードに自動的に調
節するノック制御装置を提供することが、本発明の目的
である。
本発明は、 エンジンの動作条件の種々の組合せにおいて用いるた
めの動作パラメーターの適切な値を蓄積するためのメモ
リー装置と; ノック検出器と;そして ノック検出器からの信号に応答して前記動作パラメー
ターを調節するための装置と; を用いる、内燃エンジンの動作を制御する方法を提供す
るものであって、その方法は、 エンジンの動作条件の各組合せにおいて、メモリー装
置からの前記動作パラメーターの蓄積された値を用いて
エンジンを動作させ; 前記ノック検出器を用いてノッキングを検出し; そして、 ノック検出器からの信号に応じて動作パラメーターを
調節する; ことを含んでおり、 動作条件の各組合せが維持される時間の長さ(ts)を
計算し、前記の計算された時間周期に亘って上記動作パ
ラメーター(ΔαZS)の調整量の平均値を形成し、前記
の調整量の平均値(ΔαZS)に相応する量だけ又は、前
記計算された時間の長さ(ts)に依存する量の前記平均
値の一部分だけ前記メモリー装置内に蓄積されているパ
ラメーター値を変更させることを特徴とする方法であ
る。
例えば、普通は制御器の形をしている調節装置が、点
火角度をθ゜だけ変えるべきであると表現したと仮定す
る。もし動作条件が十分に長い時間にわたって維持され
るならば、この表現は妥当で、そしてこれらの特定の動
作条件に関する、メモリー内の値はθ゜だけ変えられる
ことができると想像される。しかし、もし動作条件が単
に短時間しか維持しないのであれば、この表現は例えば
一時的なノッキングの結果によるものと想像される。こ
の値がθ゜だけ変更されて、そしてその表現が1時的ノ
ッキングの結果であったならば、そのような装置の総合
的な結果は、メモリー内の蓄積された値に大きな変動を
もたらし、そしてこれはエンジンの走行に悪影響を与え
ることとなる。本発明によれば、メモリー値は、条件が
継続した実際の時間に依存して、θ゜の1部ずつ更新さ
れる。この方法は、動作条件が極めて迅速に変化した場
合であつても、より短かい計算された時間で、より小さ
く増加させることによつて蓄積された値を変化させるよ
うに、メモリーが更新されることを確実にする。同時
に、一時的な条件による大きな動乱は無視される。
本発明の実施例は、単に例として、そして本発明によ
る内燃エンジン制御装置の構成図である添付図面を参照
しながら、説明される。
図中の数字1は、この例では自動車用のオツト−型内
燃エンジンであるような、エンジンを表わしている。エ
ンジンを制御するための装置は、制御器2、およびメモ
リー3,4および5を含んでいる。装置によつて実行され
る、そして後にさらに詳しく説明される種々の機能は、
数字6から10で表わされている。実際には、この装置は
自動車内のオンボードコンピユーターまたはマイクロプ
ロセツサーを用いて稼動する。
メモリー3は、エンジンの基本的な機能特性を蓄積し
ている読出し専用メモリー(ROM)であることが望まし
い。そのようなデーターはエンジン製造業者から供給さ
れる。メモリー3には特に、エンジン速度(n)とエン
ジン負荷に関する特定の動作条件における理想的な点火
角度値を与える、前述の基本のマツプを蓄積している。
示されてはいないが、エンジンには、エンジンの回転速
度と負荷を測定するためのトランスジユーサーが設けら
れている。負荷の大きさは、インレツトマニホールド圧
(PS)から確かめることができる。このトランスジユー
サーは、妥当な点火角度値αZVを探すコンピユーターに
信号を供給する。この値は、後に説明される変更データ
ーと共に、エンジン速度と負荷が変化し、そしてαZV
関する新しい値が供給されるまで、エンジンの動作を制
御するのに用いられる。
エンジンには、ノック感知線路12を通して信号を提供
するノックセンサー11が設けられている。このノックセ
ンサーは、ノッキング条件の下で発生するエンジンの振
動に応答するものであってもよい。ノックセンサー11か
らの信号を分析するために設けられている回路は全体的
に6として表わされている。ノッキングの認識は従来技
術において公知であり、ここではそれ以上の説明は行わ
ない。
もしノッキング条件が検出されたならば、制御器は線
路13を通してエンジンに出力信号を送出して、例えば回
転の1゜角度の、ある増加分だけ点火を遅れさせる。こ
の値はΔαZSとして表わされている。ノッキングがさら
に検出されているなら、制御器はノッキング条件がもは
や表われないようになるまで、さらに(すなわちΔαZS
だけ増加されて)エンジンは遅れさせられる。動作条件
が変化した時には、コンピューターは点火角度に関する
新しい値を提供し、そしてこの処理が繰り返される。実
際の点火角度は、図においてはXZとして表わされてい
る。
もし、エンジンがノッキングなしで動作していること
が検出されれば、ノック限界に近づくように、すなわち
ノック強度が前述の許容帯以下となるように、エンジン
がノック限界において動作するまで点火が増加分ずつ進
められる。これは、後にさらに詳しく説明される方法に
よって実行される。
図における数字4は第2メモリーを表わしており、こ
れはランダムアクセスメモリー(RAM)であって、通常
は、他のデーターと共に、前述の学習マップを蓄積する
ことが望ましい。学習マップは、例えば燃料品質の変
化、外気湿度および大気圧の変化ならびにその動作に影
響するエンジンの構成素子の変化に関して補償するた
め、メモリー3の基本のマップにおける情報を変更する
ためのデーターを含んでいる。メモリー3における基本
のマップに含まれる個々の点火角度αZVの値に関して、
点火角度の変化を表わす、メモリー4内の値ΔαZLが存
在する。エンジンの動作中には、両方のメモリー3およ
び4がアドレスされて、エンジンを動作させるために用
いられる実際の点火角度の値はαZV−ΔαZLである。
制御器2によって供給される、点火角度の変化を表わ
す信号ΔαZSはデーター線路14を通ってRAM4に供給され
る。ΔαZSの値を表わす制御器からの信号は学習マップ
内の情報を更新するのに用いられる。学習マップ内のデ
ーターが計算され、そして更新される方法は、9および
10で示されるアルゴリズムによって制御される。このア
ルゴリズムは、後にさらに詳しく説明される第2のラン
ダムアクセスメモリー5からの情報を利用する。
エンジンが駆動されている間には、その動作条件は変
化し、そしてメモリー3内の基本のマップからの異なる
値が点火角度を制御するために用いられる。こうして例
えば、エンジン速度が毎分xからx+Δx回転の間にあ
って、そしてインレットマニホールド圧がyからy+Δ
y N/m2の間にある時には、点火角度Z1がメモリー3から
見出され、そしてエンジン速度と負荷とがこの範囲を外
れると、新しい点火角度Z2がメモリー3から見出される
ようになる。本発明のノック制御装置は、条件がメモリ
ー3内の基本のマップ上の新しい点に移り、そして新し
い点火角度が見出されるまでに、各動作条件の組合せが
どの程度長く維持されたかを計算する。これは図中の数
字7によって表わされている。こうして、エンジンが駆
動されている間のエンジン速度と負荷との各組合せに関
して、時間周期が計算されるが、これは以下において
「ステイングタイム」と称する。ステイングタイムは、
別のランダムアクセスメモリーであることが望ましいメ
モリー5の中に蓄積される。こうして、メモリー5は、
メモリー3および4内のマップ上の速度と負荷点に対応
して速度と負荷の組合せに関するステイングタイムtsを
蓄積する別のマップを含んでいる。この「ステイングタ
イム」は実際の時間として計算されるのであるが、しか
しそれらは燃焼サイクルの数として計算されることが望
ましく、その理由は以下に説明される。
計算された各ステイングタイムは、メモリー5内に既
に蓄積されている同じ動作点に関する、どのようなステ
イングタイムとも平均化されることが望ましい。これは
図において8で示されている。この新しく平均化された
ステイングタイムはメモリー5内の現存する平均ステイ
ングタイム位置に上書きされる。
点火を遅れさせるためにメモリー4が更新される方法
は図中の10で示されるアルゴリズムによって制御され
る。ステイングタイムT1において、エンジンがxからx
+Δx回転の間のエンジン速度とYからY+ΔY N/m2
間の圧力をもって動作していると仮定する。この時間の
間にノッキングが発生し、制御器はノッキングが発生し
なくなるまで、いくつかの増加によって点火を遅らせ
て、Δαの点火角度だけ変化させる。
一時的なノッキングが発生しなかったと仮定すれば、
エンジンが同じ動作条件に戻った時には点火角度を遅ら
せるよう学習マップ内に値Δαが書き込まれている。し
かし、前に説明したように一時的な条件も配慮されるべ
きである。この方法においては、制御器2から供給され
た、値ΔαZSを表わす信号は学習マップに供給される前
に、時間T1と平均化される。時間T1の間に現れる動作条
件に関する平均ステイングタイム▲▼は、プリセッ
トされている監視時間T0と比較される。▲▼がT0
りも大きいか、または等しいならば、時間T1の間に制御
器2によって供給された値ΔαZSの平均値は、メモリー
4の学習マップ内の値ΔαZLに加えられて、αZLの新し
い値を提供する。しかし、もし動作条件が短時間しか維
持されなかったためにtsがT0よりも小さければΔαZL
値はΔαZSの計算された平均値の1部分だけ変化するの
である。この1部分は(▲▼÷T0)に等しいことが
望ましい。
こうして、運転の方法が、動作条件をゆっくりと変え
るようなものであれば▲▼の値は大きくなり、そし
て学習マップは制御器からの点火角度の計算された平均
値そのものによって変化させられる。しかし、動作条件
が短時間しか維持されないのであれば、学習マップは変
化するが、しかし実際のステイングタイムに依存した、
より小さな量だけである。
もし学習マップ内の値が、極めて小さなステイングタ
イムに関しても、ΔαZSの計算された平均値そのもので
増加されるなら、そしてもし、そのようなステイングタ
イムの間に1時的なノッキングが発生したならば、学習
マップ内に蓄積されている値に大きな変動を生じさせ、
エンジンには望ましくない動作をさせる結果となる。前
述の方法は、運転の方法がステイングタイムを小さくさ
せるようなものであっても学習マップを更新させ、しか
も大きな変動を防止することのできるものである。
制御器から供給される値ΔαZSを平均化し、そして平
均値を基にメモリー4を更新することが望ましいのは、
制御器からの出力は安定しておらず、そしてそれらはノ
ッキングが除かれた後の安定状態においてさえ、のこぎ
り歯状であるためである。ステイングタイムの平均化は
学習アルゴリズムにおいて広すぎるダイナミックレンジ
(例えば学習処理における頻繁な再順応を必要とする)
を避けるために必要である。
点火を進めるためにメモリー4を更新する方法は、9
として示されている前進学習アルゴリズムによって制御
される。この前向き学習アルゴリズムは、ノッキングが
発生しなかったことを示すノック認識回路6からの信号
を分析する。そのような条件が存在する時には、一般的
には、ノッキングが発生しないようにしながらも、発散
や燃料消費を理想化するために、ノック限界に近づくよ
うに点火を前進させることが望ましい。こうして特定の
動作条件の組合わせにおいて、ノック認識回路からの
「ノッキングなし」信号が受け取られると、蓄積されて
いる点火角度の値が変更され、点火時期が進められる。
本発明の望ましい実施例においては、メモリー4の中の
値ΔαZLはノッキングが起こらない時には自動的に増加
される。メモリー5内に蓄積されている特定の動作条件
に関する平均待ち時間に依存して、当該値がΔαZLだけ
変化せしめられる量が再び変化する。制御器は点火の前
進には関係していない。しかも、ここには固定された待
ち時間もない。ΔαZLが変化する量は単にメモリー5に
蓄積されている▲▼の値にのみ依存している。
反対では、アルゴリズム9はアルゴリズム10に対応し
ている。この場合、制御器からの信号は制御器からのΔ
αZSの平均値を提供するために分析される(アルゴリズ
ム10に関してはこれは負の角度であったが、この場合に
は正の角度である)。メモリー4内の値の変化の大きさ
は、前述の制御器2からのΔαZSの平均と全く同等に、
メモリー5からの▲▼に依存している。
メモリー4内にい蓄積されている順応データーは、エ
ンジンがスイツチオフされてもデーターが蓄積されてい
るように、電気的に消去可能なプログラマブル読出し専
用メモリー(EE PROM)または不揮発性ランダムアクセ
スメモリー(NVRAM)内に蓄積されることが望ましい。
いくらか後にイグニシヨンがスイツチオンされた時、メ
モリー3および4からの点火角度の新しい値はエンジン
を動作させるのに用いられるが、しかしそれらはエンジ
ン温度のような、エンジンの変化した条件を配慮して変
更される。
メモリー5に関しては、例えば新しい運転手が交替し
た時のように、新しいデーターの組み合わせが計算され
るよう、エンジンがスイツチオフされた時には消去する
ことが望ましい。
実際の装置では、各シリンダーはそれ自体の個有の特
性を有しているために、分離された制御器2が、制御さ
れるエンジンの各シリンダーに設けられる。しかも、メ
モリー3および4は個々シリンダーに関する動作データ
ーを蓄積するのであつて、すなわち4シリンダーのエン
ジンには4つのマツプが、既に説明したと同様に、メモ
リー3内に蓄積される。
前に指摘したように、「ステイングタイム」は実際の
時間として計算することもでき、またはそれらは燃焼サ
イクルの数として計算することもできる。この装置は次
にエンジン速度に関して適用されるのであるから後者の
方がより望ましい。この場合、監視時間T0は前もつて決
められた燃焼サイクルの数として規定される。
本発明の付加的な利点は、学習アルゴリズムの動作に
関して、固定されたパラメーターに依存することが少な
いということである。例えば、学習機能を持つ公知のノ
ツク制御装置においては「監視時間」は特定のエンジン
毎に決められる必要があつた。本発明においては、監視
時間T0はこの方法による動作に関してそれほどクリチカ
ルではなく、そして厳密に計算されるべき必要もない。
概 要 内燃エンジンにおけるノツクコントロール方法 種々の動作条件(n,PS)において用いられる特定の動
作パラメーター(α)の値を蓄積しているメモリー
(3,4)が設けられている内燃エンジン(1)の動作を
制御する方法において、 それら蓄積されている値を用いてエンジンを動作さ
せ、ノツク検出器(11)を用いてノツキングを検出し、
ノツク検出器(11)からの信号に応じて動作パラメータ
ーを調節し、各動作条件の組合せが維持される時間の長
さtSを計算し、そして計算された時間の長さ(tS)に依
存する量だけ、蓄積されているパラメーター値を変更す
ることを含む方法。(第1図)
フロントページの続き (72)発明者 リヒター,ヴオルフガング ドイツ連邦共和国 D―7140 ルートヴ イヒス ブルク ヴアリザーシユトラー セ 4/2 (56)参考文献 特開 昭59−173563(JP,A) 特開 昭59−196951(JP,A) 特開 昭60−195359(JP,A) 特開 昭61−200380(JP,A)

Claims (12)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】エンジン(1)の複数動作条件(n,Ps)の
    種々の組合せないしセットにおいて用いられる動作パラ
    メーターの適切な値(α)を蓄積するメモリー装置
    (3,4)と、ノック検出器(11)と、ノック検出器から
    の信号に応答して前記動作パラメーター(α)を調節
    するための装置(2)とを用いる内燃エンジンの動作を
    制御する方法であって、 エンジン複数動作条件の各組合せないしセットにおいて
    メモリー装置からの前記動作パラメーターの蓄積されて
    いる値を用いてエンジンを動作させ、前記ノック検出器
    を用いてノッキングを検出し、ノック検出器(11)から
    の信号に応答して動作パラメーター(α)を調節する
    ことを含む方法において、 動作条件の各セットが保持される時間の長さ(tS)を計
    算し、 前記計算された時間の長さに亘って上記動作パラメータ
    の調整量(ΔαZS)の平均値を形成し、 前記調整量の平均値(▲▼)に等しい量だけ、
    又は前記計算された時間の長さ(tS)の値に依存する前
    記調整量平均値の一部に等しい量だけ、前記メモリー装
    置内に蓄積されているパラメーター値を変更させること
    を特徴とする方法。
  2. 【請求項2】前記動作パラメーターは点火角度(α
    である、請求の範囲第1項記載の方法。
  3. 【請求項3】前記動作条件を、エンジン速度(n)とエ
    ンジン負荷(PS)との特定の組合せとして規定する、請
    求の範囲第1項または第2項記載の方法。
  4. 【請求項4】上記メモリー装置は、前記動作条件の値を
    含む、エンジンに関する基本的な機能データーを蓄積す
    る第1メモリー(3)と、第1メモリー(3)内のデー
    ターを変更するためのデーターを蓄積する第2メモリー
    (4)とを有し、前記第2メモリー(4)内に蓄積され
    ているパラメーター値のみを変更する、請求の範囲第1
    項〜3項いずれか1項記載の方法。
  5. 【請求項5】前記第2メモリー(4)は、エンジンがス
    イッチオフとなっている時に、その現状データーを保持
    するEEPROMまたはNVRAMである、請求の範囲第4項記載
    の方法。
  6. 【請求項6】各動作条件に関して計算された時間の長さ
    (tS)がエンジンの動作期間中に平均化され、そして蓄
    積されているパラメーター値は、計算された時間の長さ
    の平均値(▲▼)に依存して調節される、請求の範
    囲第1項〜5項いずれか1項記載の方法。
  7. 【請求項7】計算された平均値がさらに別のメモリー
    (5)内に蓄積され、そしてエンジンがそれぞれの動作
    条件に戻る都度に更新される、請求の範囲第6項記載の
    方法。
  8. 【請求項8】動作条件の各組合せに関する、計算された
    時間の長さ(tS)または計算された時間の長さの平均
    (▲▼)が、前もって決められた時間の長さ(T0
    と比較され、計算された時間または計算された時間平均
    がT0を越えているならば前記メモリー装置内の蓄積され
    たパラメーターは、その時間(tS)にわたる調節量平均
    値(▲▼)の量だけ調節される、請求の範囲第
    1項〜7項いずれか1項記載の方法。
  9. 【請求項9】動作条件の各組合せに関する、計算された
    時間の長さ(tS)または計算された時間の長さの平均 (▲▼)が、前もって決められた時間の長さ(T0
    と比較され、そして計算された時間(tS)または計算さ
    れ た時間平均(tS)がT0よりも小さければ、蓄積されてい
    るパラメーターは、以下の式 から得られる値に等しい量だけ調節される、請求の範囲
    第1項〜8項いずれか1項記載の方法。
  10. 【請求項10】ノック検出器からの信号が、ノッキング
    が生じていることを表わす信号である、請求の範囲第1
    項〜9項いずれか1項記載の方法。
  11. 【請求項11】前記ノック検出器は、ノッキングの強さ
    を表わす信号を供給するために用いられ、動作条件の各
    組合せに関する動作パラメーターは、ノック強度が前も
    って決められた値に満たない時に調節される、請求の範
    囲第10項記載の方法。
  12. 【請求項12】ノック強度が前もって決められた値に満
    たない時に、動作パラメーターが前記計算された時間の
    長さ(tS)に依存した量だけ調節される、請求の範囲第
    1項記載の方法。
JP63505428A 1988-06-13 1988-06-13 内燃エンジンにおけるノツクコントロール方法 Expired - Fee Related JP2685562B2 (ja)

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
PCT/EP1988/000523 WO1989012746A1 (en) 1988-06-13 1988-06-13 Knock control in internal combustion engines

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH03504993A JPH03504993A (ja) 1991-10-31
JP2685562B2 true JP2685562B2 (ja) 1997-12-03

Family

ID=8165291

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP63505428A Expired - Fee Related JP2685562B2 (ja) 1988-06-13 1988-06-13 内燃エンジンにおけるノツクコントロール方法

Country Status (5)

Country Link
US (1) US5076235A (ja)
EP (1) EP0434673B1 (ja)
JP (1) JP2685562B2 (ja)
DE (1) DE3887352T2 (ja)
WO (1) WO1989012746A1 (ja)

Families Citing this family (11)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
DE4109429A1 (de) * 1991-03-22 1992-09-24 Audi Ag Selbsttaetige zuendzeitpunkt-anpassung bei dynamik-vorgaengen fuer eine fremdgezuendete brennkraftmaschine
DE4109432A1 (de) * 1991-03-22 1992-09-24 Audi Ag Klopfregelung einer fremdgezuendeten brennkraftmaschine
DE4109433A1 (de) * 1991-03-22 1992-09-24 Audi Ag Klopfregelung einer fremdgezuendeten brennkraftmaschine
DE4109430A1 (de) * 1991-03-22 1992-09-24 Audi Ag Klopfregelung einer fremdgezuendeten brennkraftmaschine
DE4300406A1 (de) * 1993-01-09 1994-07-14 Bosch Gmbh Robert Verfahren zur adaptiven Klopfregelung einer Brennkraftmaschine
US6456927B1 (en) * 1993-03-22 2002-09-24 Motorola, Inc. Spectral knock detection method and system therefor
DE19950682A1 (de) * 1999-10-21 2001-04-26 Volkswagen Ag Verfahren zum Betreiben einer zumindest einen Arbeitskolben aufweisenden Brennkraftmaschine
DE10019400A1 (de) * 2000-04-19 2001-10-25 Bosch Gmbh Robert Verfahren zur Anpassung eines Adaptionskennfelds einer adaptiven Brennkraftmaschinen-Klopfregelung und Verfahren zur adaptiven Klopfregelung einer Brennkraftmaschine
DE10049908A1 (de) * 2000-10-10 2002-04-11 Bosch Gmbh Robert Verfahren, Computerprogramm und Steuer- und/oder Regeleinrichtung zum Betreiben eines Kraftfahrzeugs mit einer Brennkraftmaschine
KR101550982B1 (ko) * 2013-11-22 2015-09-08 현대자동차주식회사 학습영역 분리를 이용한 노킹제어방법
CN112283003B (zh) * 2020-10-22 2022-07-12 中国第一汽车股份有限公司 一种点火角修正方法、装置、设备及存储介质

Family Cites Families (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
FR2543223B1 (fr) * 1983-03-22 1988-06-10 Mitsubishi Electric Corp Dispositif de commande de reglage d'allumage pour moteur a combustion interne
DE3414932C2 (de) * 1983-04-22 1995-07-13 Mitsubishi Electric Corp Vorrichtung zur Verminderung des Klopfens bei einer Brennkraftmaschine
JPS59224469A (ja) * 1983-06-03 1984-12-17 Mitsubishi Electric Corp 内燃機関のノツク抑制装置
JPS59224468A (ja) * 1983-06-03 1984-12-17 Mitsubishi Electric Corp 内燃機関のノツク抑制装置
US4625691A (en) * 1984-03-15 1986-12-02 Mitsubishi Denki Kabushiki Kaisha Knock suppression system for internal combustion engine
KR930006411B1 (ko) * 1985-03-01 1993-07-14 가부시기가이샤 히다찌세이사꾸쇼 복수기통을 갖는 내연기관의 점화시기 제어장치
JPS6296780A (ja) * 1985-10-22 1987-05-06 Nissan Motor Co Ltd 点火時期制御装置

Also Published As

Publication number Publication date
WO1989012746A1 (en) 1989-12-28
DE3887352D1 (de) 1994-03-03
EP0434673B1 (en) 1994-01-19
EP0434673A1 (en) 1991-07-03
US5076235A (en) 1991-12-31
DE3887352T2 (de) 1994-05-05
JPH03504993A (ja) 1991-10-31

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US4829962A (en) Procedure for determining optimum ingnition times with regard to engine operation
JP2685562B2 (ja) 内燃エンジンにおけるノツクコントロール方法
KR100564069B1 (ko) 내연기관용 점화 장치의 점화점 결정 방법
US6062199A (en) Method for controlling knocking in multicylinder internal combustion engines
JPH07159203A (ja) センサの機能監視方法及び装置
JPS618473A (ja) 内燃機関のノツク調整方法
KR20050088379A (ko) 점화각 결정 방법
US5771862A (en) Knock control process for an internal combustion engine
CN1961141B (zh) 发动机最优化方法和设备
JPH08296465A (ja) 可変排気量エンジンの運転シリンダ数を決定する装置および方法
US6274944B1 (en) Method for engine control
CN100347431C (zh) 内燃机自适应爆震调节的适配特性区域的适配方法
JP2893235B2 (ja) 内燃機関の失火検出装置
KR20150018458A (ko) 내연기관을 구비한 엔진 시스템에서 작동 모드 전환 시 엔진 시스템의 작동 방법 및 장치
JP2006342807A (ja) 自動車のディーゼルエンジンの燃料噴射を制御するシステム及び方法
US6446601B1 (en) Ignition control method
US6006152A (en) Method and device for monitoring the position of a variable valve control
JP2002500725A (ja) 内燃機関の駆動方法
JP2000008962A (ja) 内燃機関のアクチュエータ制御装置
JP3455536B2 (ja) 負荷変化の際の点火角調整方法
US6932056B1 (en) Method for reacting to knock event in an internal combustion engine
JP2000240497A (ja) 内燃機関の燃料噴射量検出装置
JPH081150B2 (ja) 内燃機関のノツキング検出方法
US6431153B2 (en) Motor control method and apparatus for internal combustion engine
KR100291083B1 (ko) 스로틀 밸브의 개도 변화량에 따른 연료량 제어방법

Legal Events

Date Code Title Description
LAPS Cancellation because of no payment of annual fees