JP2685160B2 - 媒体搬送装置 - Google Patents
媒体搬送装置Info
- Publication number
- JP2685160B2 JP2685160B2 JP5019029A JP1902993A JP2685160B2 JP 2685160 B2 JP2685160 B2 JP 2685160B2 JP 5019029 A JP5019029 A JP 5019029A JP 1902993 A JP1902993 A JP 1902993A JP 2685160 B2 JP2685160 B2 JP 2685160B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- upper guide
- medium
- print medium
- fixed upper
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Fee Related
Links
Landscapes
- Handling Of Cut Paper (AREA)
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明は、通帳や伝票等の印字媒
体を搬送する媒体搬送装置に関する。
体を搬送する媒体搬送装置に関する。
【０００２】
【従来の技術】前方から挿入される通帳や伝票等の印字
媒体を搬送し、途中で印字ヘッドを印字媒体の搬送方向
とは直交する方向に移動制御して印字媒体に所望のデー
タを印字し、その後印字媒体を後方へ搬送する媒体搬送
装置は、搬送路の上側にガイドを設け、印字媒体がジャ
ム等を発生すること無くスムーズに搬送できるようにな
っている。しかし印字ヘッドを配置している部位は印字
ヘッドが移動するため、ガイドが配置されず空間となっ
ている。このため印字媒体の先端部が上に反った状態で
搬送されることがあるとその先端部が空間部から上方へ
突出してしまいジヤムが発生する虞がある。
媒体を搬送し、途中で印字ヘッドを印字媒体の搬送方向
とは直交する方向に移動制御して印字媒体に所望のデー
タを印字し、その後印字媒体を後方へ搬送する媒体搬送
装置は、搬送路の上側にガイドを設け、印字媒体がジャ
ム等を発生すること無くスムーズに搬送できるようにな
っている。しかし印字ヘッドを配置している部位は印字
ヘッドが移動するため、ガイドが配置されず空間となっ
ている。このため印字媒体の先端部が上に反った状態で
搬送されることがあるとその先端部が空間部から上方へ
突出してしまいジヤムが発生する虞がある。
【０００３】そこで従来は、図６に示すように、プラテ
ン１を間にして印字媒体を挿入する一方の側に前方の搬
送路２を形成すると共に他方の側に後方の搬送路３を形
成し、前方の搬送路２の上側に第１の固定上側ガイド４
を配置し、後方の搬送路３の上側に第２の固定上側ガイ
ド５を配置し、プラテン１に対向して移動自在に配置さ
れた印字ヘッド６の先端部に長さが第１の固定上側ガイ
ド４と第２の固定上側ガイド５との間の空間部を塞ぐ程
度で、かつ幅が搬送路幅に対してかなり小さいガイド７
を取付けたものが知られている。
ン１を間にして印字媒体を挿入する一方の側に前方の搬
送路２を形成すると共に他方の側に後方の搬送路３を形
成し、前方の搬送路２の上側に第１の固定上側ガイド４
を配置し、後方の搬送路３の上側に第２の固定上側ガイ
ド５を配置し、プラテン１に対向して移動自在に配置さ
れた印字ヘッド６の先端部に長さが第１の固定上側ガイ
ド４と第２の固定上側ガイド５との間の空間部を塞ぐ程
度で、かつ幅が搬送路幅に対してかなり小さいガイド７
を取付けたものが知られている。
【０００４】
【発明が解決しようとする課題】しかしこのように印字
ヘッド６の先端部にガイド７を取付けたものでは、印字
ヘッド全体が大形で重量化するため、印字ヘッド６を移
動させる駆動部の負担が大きくなる問題があり、また印
字ヘッド６の移動範囲がガイド７の側端で規制されるた
め、印字媒体に対する印字範囲が狭くなる問題があっ
た。
ヘッド６の先端部にガイド７を取付けたものでは、印字
ヘッド全体が大形で重量化するため、印字ヘッド６を移
動させる駆動部の負担が大きくなる問題があり、また印
字ヘッド６の移動範囲がガイド７の側端で規制されるた
め、印字媒体に対する印字範囲が狭くなる問題があっ
た。
【０００５】そこで本発明は、印字ヘッド駆動部の負担
が大きくなることがなく、また印字ヘッドの移動範囲が
狭くなることがなく、しかも印字ヘッド移動空間部での
印字媒体のジャム発生を確実に防止できる媒体搬送装置
を提供しようとするものである。
が大きくなることがなく、また印字ヘッドの移動範囲が
狭くなることがなく、しかも印字ヘッド移動空間部での
印字媒体のジャム発生を確実に防止できる媒体搬送装置
を提供しようとするものである。
【０００６】
【課題を解決するための手段】本発明は、プラテンに対
して印字ヘッドをそのプラテンに沿って移動自在にして
対向配置し、そのプラテンの前後に印字媒体の搬送路を
形成し、前方の搬送路からプラテンを介して後方の搬送
路へ印字媒体を搬送する媒体搬送装置において、前方の
搬送路の上側に印字ヘッドの移動空間に近接して配置さ
れた第１の固定上側ガイドと、後方の搬送路の上側に前
記印字ヘッドの移動空間から所定距離離れて配置された
第２の固定上側ガイドと、各搬送路の上側の第１の固定
上側ガイドと第２の固定上側ガイドの間に移動自在に配
置され、一端が第２の固定上側ガイドに接するとき他端
が印字ヘッドの移動空間から外れる長さの可動上側ガイ
ドと、印字媒体の先端が前方の搬送路から第１の固定上
側ガイドの後端位置に搬送されるのを検出する媒体セン
サと、この媒体センサが印字媒体を検出する前に可動上
側ガイドをその他端が第１の固定上側ガイドに接する位
置まで移動させ、媒体センサが印字媒体を検出すると可
動上側ガイドを搬送する印字媒体の先端部がその可動上
側ガイドから外れない速度でその一端が第２の固定上側
ガイドに接する位置まで移動させる可動上側ガイド移動
制御手段を設けたものである。
して印字ヘッドをそのプラテンに沿って移動自在にして
対向配置し、そのプラテンの前後に印字媒体の搬送路を
形成し、前方の搬送路からプラテンを介して後方の搬送
路へ印字媒体を搬送する媒体搬送装置において、前方の
搬送路の上側に印字ヘッドの移動空間に近接して配置さ
れた第１の固定上側ガイドと、後方の搬送路の上側に前
記印字ヘッドの移動空間から所定距離離れて配置された
第２の固定上側ガイドと、各搬送路の上側の第１の固定
上側ガイドと第２の固定上側ガイドの間に移動自在に配
置され、一端が第２の固定上側ガイドに接するとき他端
が印字ヘッドの移動空間から外れる長さの可動上側ガイ
ドと、印字媒体の先端が前方の搬送路から第１の固定上
側ガイドの後端位置に搬送されるのを検出する媒体セン
サと、この媒体センサが印字媒体を検出する前に可動上
側ガイドをその他端が第１の固定上側ガイドに接する位
置まで移動させ、媒体センサが印字媒体を検出すると可
動上側ガイドを搬送する印字媒体の先端部がその可動上
側ガイドから外れない速度でその一端が第２の固定上側
ガイドに接する位置まで移動させる可動上側ガイド移動
制御手段を設けたものである。
【０００７】
【作用】このような構成の本発明においては、印字媒体
の先端が前方の搬送路から第１の固定上側ガイドの後端
位置に搬送されると媒体センサが印字媒体を検出する。
このとき可動上側ガイドはその他端が第１の固定上側ガ
イドに接する位置まで移動されている。すなわち第１の
固定上側ガイドにより印字ヘッドの移動空間が塞がれ
る。この状態で印字媒体はプラテン位置を通過して後方
の搬送路へ搬送される。このとき可動上側ガイドは可動
上側ガイド移動制御手段により搬送される印字媒体の先
端部を常に覆っている速度で第２の固定上側ガイドに接
する位置まで移動される。こうして印字媒体の先端部は
ガイドの上方に突出すること無く第２の固定上側ガイド
の位置まで確実に搬送される。
の先端が前方の搬送路から第１の固定上側ガイドの後端
位置に搬送されると媒体センサが印字媒体を検出する。
このとき可動上側ガイドはその他端が第１の固定上側ガ
イドに接する位置まで移動されている。すなわち第１の
固定上側ガイドにより印字ヘッドの移動空間が塞がれ
る。この状態で印字媒体はプラテン位置を通過して後方
の搬送路へ搬送される。このとき可動上側ガイドは可動
上側ガイド移動制御手段により搬送される印字媒体の先
端部を常に覆っている速度で第２の固定上側ガイドに接
する位置まで移動される。こうして印字媒体の先端部は
ガイドの上方に突出すること無く第２の固定上側ガイド
の位置まで確実に搬送される。
【０００８】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面を参照して説明
する。
する。
【０００９】図１は要部構成を示す斜視図、図４はその
断面図で、１１は横方向に長尺なプラテン、１２はこの
プラテン１１に沿って移動自在に設けられて印字ヘッド
である。前記印字ヘッド１２は非印字状態のときには前
記プラテン１１から充分に離間した上方位置に待機して
おり、印字状態のときには前記プラテン１１に近接した
位置まで下降し、プラテン１１に沿って移動しつつ印字
動作を行うようになっている。
断面図で、１１は横方向に長尺なプラテン、１２はこの
プラテン１１に沿って移動自在に設けられて印字ヘッド
である。前記印字ヘッド１２は非印字状態のときには前
記プラテン１１から充分に離間した上方位置に待機して
おり、印字状態のときには前記プラテン１１に近接した
位置まで下降し、プラテン１１に沿って移動しつつ印字
動作を行うようになっている。
【００１０】前記プラテン１１の前方、すなわち後述す
る印字媒体を挿入する側には前方の搬送路１３が形成さ
れ、前記プラテン１１の後方には後方の搬送路１４が形
成されている。
る印字媒体を挿入する側には前方の搬送路１３が形成さ
れ、前記プラテン１１の後方には後方の搬送路１４が形
成されている。
【００１１】前記前方の搬送路１３の上側に前記印字ヘ
ッド１２の移動空間１５に端部が近接して配置された第
１の固定上側ガイド１６を配置し、前記後方の搬送路１
４の上側に前記印字ヘッド１２の移動空間１５から所定
距離離れて第２の固定上側ガイド１７を配置している。
ッド１２の移動空間１５に端部が近接して配置された第
１の固定上側ガイド１６を配置し、前記後方の搬送路１
４の上側に前記印字ヘッド１２の移動空間１５から所定
距離離れて第２の固定上側ガイド１７を配置している。
【００１２】前記後方の搬送路１４の後部と第２の固定
上側ガイド１７は上方に曲折して延出している。前記前
方の搬送路１３と第１の固定上側ガイド１６との所定位
置には搬送ローラ１８と１９が対向して配置されてい
る。
上側ガイド１７は上方に曲折して延出している。前記前
方の搬送路１３と第１の固定上側ガイド１６との所定位
置には搬送ローラ１８と１９が対向して配置されてい
る。
【００１３】前記第１の固定上側ガイド１６の端部一側
とそれに対向する前方の搬送路１３の部位には搬送され
る印字媒体を検出する媒体センサ２０を配置している。
すなわち前記媒体センサ２０は発光素子と受光素子から
なり、発光素子から受光素子へ出射される光が印字媒体
により遮光されるのを検出して印字媒体検出を行うよう
になっている。
とそれに対向する前方の搬送路１３の部位には搬送され
る印字媒体を検出する媒体センサ２０を配置している。
すなわち前記媒体センサ２０は発光素子と受光素子から
なり、発光素子から受光素子へ出射される光が印字媒体
により遮光されるのを検出して印字媒体検出を行うよう
になっている。
【００１４】前記後方の搬送路１４の上側の前記第１の
固定上側ガイド１６と第２の固定上側ガイド１７の間に
は可動上側ガイド２１が移動自在に配置されている。前
記可動上側ガイド２１は、一端が図４に示すように前記
第２の固定上側ガイド１７に接するとき他端が前記印字
ヘッド１２の移動空間１５から外れる程度の長さに設定
されている。すなわち前記可動上側ガイド２１はその長
さがＬ1 に設定され、かつ可動上側ガイド２１の一端が
前記第２の固定上側ガイド１７に接するときその他端と
前記第１の固定上側ガイド１６の端部との距離がＬ2 と
なるように設定されている。なお、この可動上側ガイド
２１には図示はしないが幅方向と上下方向の動きを規制
する案内ローラ及び案内板が配置されている。
固定上側ガイド１６と第２の固定上側ガイド１７の間に
は可動上側ガイド２１が移動自在に配置されている。前
記可動上側ガイド２１は、一端が図４に示すように前記
第２の固定上側ガイド１７に接するとき他端が前記印字
ヘッド１２の移動空間１５から外れる程度の長さに設定
されている。すなわち前記可動上側ガイド２１はその長
さがＬ1 に設定され、かつ可動上側ガイド２１の一端が
前記第２の固定上側ガイド１７に接するときその他端と
前記第１の固定上側ガイド１６の端部との距離がＬ2 と
なるように設定されている。なお、この可動上側ガイド
２１には図示はしないが幅方向と上下方向の動きを規制
する案内ローラ及び案内板が配置されている。
【００１５】前記可動上側ガイド２１と前記第２の固定
上側ガイド１７との間の所定位置には搬送ローラ２２と
搬送ローラ２３が対向して配置されている。
上側ガイド１７との間の所定位置には搬送ローラ２２と
搬送ローラ２３が対向して配置されている。
【００１６】前記各搬送路１３，１４に設けられた搬送
ローラ１８，２３は後述する搬送モータから動力を伝達
されて回転するようになっている。
ローラ１８，２３は後述する搬送モータから動力を伝達
されて回転するようになっている。
【００１７】前記可動上側ガイド２１はその両側にラッ
ク部材２４を取付け、このラック部材２４に設けられた
ラックギアにピニオン２５のギアを歯合させ、そのピニ
オン２５の回転軸にプーリ２６を固定し、そのプーリ２
６に後述するガイドモータからの動力をベルト２７を介
して伝達するようになっている。
ク部材２４を取付け、このラック部材２４に設けられた
ラックギアにピニオン２５のギアを歯合させ、そのピニ
オン２５の回転軸にプーリ２６を固定し、そのプーリ２
６に後述するガイドモータからの動力をベルト２７を介
して伝達するようになっている。
【００１８】また前記印字ヘッド１２の近傍には前記可
動上側ガイド２１の他端が前記第１の固定上側ガイド１
６に接したことを検出するガイドセンサ２８を設けてい
る。
動上側ガイド２１の他端が前記第１の固定上側ガイド１
６に接したことを検出するガイドセンサ２８を設けてい
る。
【００１９】図２は要部回路構成を示すブロック図で、
３１は制御部本体を構成するマイクロプロセッサであ
る。前記マイクロプロセッサ３１にはガイドモータ３２
を駆動制御するモータ駆動回路３３、搬送モータ３４を
駆動制御するモータ駆動回路３５、前記媒体センサ２
０、ガイドセンサ２８及び印字媒体の搬送を開始させる
スタートキー３６が接続されている。
３１は制御部本体を構成するマイクロプロセッサであ
る。前記マイクロプロセッサ３１にはガイドモータ３２
を駆動制御するモータ駆動回路３３、搬送モータ３４を
駆動制御するモータ駆動回路３５、前記媒体センサ２
０、ガイドセンサ２８及び印字媒体の搬送を開始させる
スタートキー３６が接続されている。
【００２０】前記マイクロプロセッサ３１は可動上側ガ
イド移動制御手段を構成し、プログラムに基づいて図３
に示す搬送制御を行うようになっている。
イド移動制御手段を構成し、プログラムに基づいて図３
に示す搬送制御を行うようになっている。
【００２１】これは先ず前記前方の搬送路１３に印字媒
体がセットされ、スタートキー３６をキー入力すると、
前記ガイドモータ３２を反転動作させ、前記可動上側ガ
イド２１を第２の固定上側ガイド１７側から第１の固定
上側ガイド１６側へ移動させる。そして前記ガイドセン
サ２８が可動上側ガイド２１の第１の固定上側ガイド１
６への到達を検出すると前記ガイドモータ３２の反転動
作を停止させる。
体がセットされ、スタートキー３６をキー入力すると、
前記ガイドモータ３２を反転動作させ、前記可動上側ガ
イド２１を第２の固定上側ガイド１７側から第１の固定
上側ガイド１６側へ移動させる。そして前記ガイドセン
サ２８が可動上側ガイド２１の第１の固定上側ガイド１
６への到達を検出すると前記ガイドモータ３２の反転動
作を停止させる。
【００２２】次に前記搬送モータ３４を回転駆動し、セ
ットされた印字媒体を搬送させる。そして前記媒体セン
サ２０が印字媒体の先端を検出すると、前記ガイドモー
タ３２を今度は正転動作させる。すなわち前記可動上側
ガイド２１を第１の固定上側ガイド１６側から第２の固
定上側ガイド１７側へ移動させる。
ットされた印字媒体を搬送させる。そして前記媒体セン
サ２０が印字媒体の先端を検出すると、前記ガイドモー
タ３２を今度は正転動作させる。すなわち前記可動上側
ガイド２１を第１の固定上側ガイド１６側から第２の固
定上側ガイド１７側へ移動させる。
【００２３】このときの可動上側ガイド２１の移動速度
ｘと印字媒体の搬送速度αとの関係は、印字媒体が媒体
センサ２０で検出されてから第２の固定上側ガイド１７
まで搬送されるに要する時間をｔ1 、可動上側ガイド２
１が第１の固定上側ガイド１６側から第２の固定上側ガ
イド１７側まで移動するに要する時間をｔ2 とすると、
搬送速度α＝（Ｌ1 ＋Ｌ2 ）／ｔ1 、移動速度ｘ＝Ｌ2
／ｔ2 となる。
ｘと印字媒体の搬送速度αとの関係は、印字媒体が媒体
センサ２０で検出されてから第２の固定上側ガイド１７
まで搬送されるに要する時間をｔ1 、可動上側ガイド２
１が第１の固定上側ガイド１６側から第２の固定上側ガ
イド１７側まで移動するに要する時間をｔ2 とすると、
搬送速度α＝（Ｌ1 ＋Ｌ2 ）／ｔ1 、移動速度ｘ＝Ｌ2
／ｔ2 となる。
【００２４】ここでｔ1 ＝ｔ2 とすると、ｘ＝｛Ｌ2 ／
（Ｌ1 ＋Ｌ2 ）｝×αとなる。
（Ｌ1 ＋Ｌ2 ）｝×αとなる。
【００２５】そして印字媒体が媒体センサ２０で検出さ
れてから第２の固定上側ガイド１７に到達する前に可動
上側ガイド２１が第２の固定上側ガイド１７に到達すれ
ば印字媒体が可動上側ガイド２１より先行することはな
い。また可動上側ガイド２１の移動速度ｘが印字媒体の
搬送速度αを越えることがあると印字媒体の先端が可動
上側ガイド２１の後端から外れてしまう。
れてから第２の固定上側ガイド１７に到達する前に可動
上側ガイド２１が第２の固定上側ガイド１７に到達すれ
ば印字媒体が可動上側ガイド２１より先行することはな
い。また可動上側ガイド２１の移動速度ｘが印字媒体の
搬送速度αを越えることがあると印字媒体の先端が可動
上側ガイド２１の後端から外れてしまう。
【００２６】そこで可動上側ガイド２１の移動速度ｘを
α≧ｘ≧｛Ｌ2 ／（Ｌ1 ＋Ｌ2 ）｝×αの範囲に設定す
る。これにより可動上側ガイド２１を印字媒体の先端部
がその可動上側ガイド２１から外れないように第２の固
定上側ガイド１７まで移動させることが可能となる。
α≧ｘ≧｛Ｌ2 ／（Ｌ1 ＋Ｌ2 ）｝×αの範囲に設定す
る。これにより可動上側ガイド２１を印字媒体の先端部
がその可動上側ガイド２１から外れないように第２の固
定上側ガイド１７まで移動させることが可能となる。
【００２７】前記ガイドモータ３２が正転動作して所定
時間が経過すると、すなわち時間ｔ2 が経過すると前記
ガイドモータ３２の正転動作を停止させる。
時間が経過すると、すなわち時間ｔ2 が経過すると前記
ガイドモータ３２の正転動作を停止させる。
【００２８】このような構成の実施例においては、前方
の搬送路１３に印字媒体をセットすると、ガイドモータ
３２が反転動作し可動上側ガイド２１が第２の固定上側
ガイド１７側から第１の固定上側ガイド１６側へ移動す
る。すなわち可動上側ガイド２１は図４の位置から図５
の位置へ移動する。そして可動上側ガイド２１が第１の
固定上側ガイド１６に接する位置に到達するとガイドセ
ンサ２８がそれを検出しをガイドモータ３２の反転動作
が停止される。
の搬送路１３に印字媒体をセットすると、ガイドモータ
３２が反転動作し可動上側ガイド２１が第２の固定上側
ガイド１７側から第１の固定上側ガイド１６側へ移動す
る。すなわち可動上側ガイド２１は図４の位置から図５
の位置へ移動する。そして可動上側ガイド２１が第１の
固定上側ガイド１６に接する位置に到達するとガイドセ
ンサ２８がそれを検出しをガイドモータ３２の反転動作
が停止される。
【００２９】この状態で印字動作を開始するためにスタ
ートキー３６を操作すると、搬送モータ３４が回転し、
印字媒体が搬送される。そして図５に示すように印字媒
体Ａが印字ヘッド１２の移動空間部の近傍に到達すると
その先端が媒体センサ２０により検出される。こうして
印字媒体Ａは移動空間内の位置ｘ1 まで到達する。この
状態でガイドモータ３２が正転動作を開始するようにな
る。これにより可動上側ガイド２１は第１の固定上側ガ
イド１６側から第２の固定上側ガイド１７側へ移動させ
る。このとき可動上側ガイド２１は印字媒体の先端が可
動上側ガイド２１から外れない速度ｘで移動する。
ートキー３６を操作すると、搬送モータ３４が回転し、
印字媒体が搬送される。そして図５に示すように印字媒
体Ａが印字ヘッド１２の移動空間部の近傍に到達すると
その先端が媒体センサ２０により検出される。こうして
印字媒体Ａは移動空間内の位置ｘ1 まで到達する。この
状態でガイドモータ３２が正転動作を開始するようにな
る。これにより可動上側ガイド２１は第１の固定上側ガ
イド１６側から第２の固定上側ガイド１７側へ移動させ
る。このとき可動上側ガイド２１は印字媒体の先端が可
動上側ガイド２１から外れない速度ｘで移動する。
【００３０】そしてやがて可動上側ガイド２１は図５に
二点鎖線で示すように第２の固定上側ガイド１７に接す
る位置まで到達する。印字媒体はそれよりも遅れて第２
の固定上側ガイド１７に到達し、例えば図５に示す位置
ｘ2 で停止する。
二点鎖線で示すように第２の固定上側ガイド１７に接す
る位置まで到達する。印字媒体はそれよりも遅れて第２
の固定上側ガイド１７に到達し、例えば図５に示す位置
ｘ2 で停止する。
【００３１】こうして可動上側ガイド２１が元の位置に
戻ることにより、印字ヘッド１２の移動空間１５が開放
されるので、この状態で印字ヘッド１２がプラテン１１
に近接する位置まで下降する。以降、搬送モータ３４に
よる印字媒体Ａのフィードを行いつつ印字ヘッド１２に
より印字媒体Ａに対して印字動作が行われることにな
る。
戻ることにより、印字ヘッド１２の移動空間１５が開放
されるので、この状態で印字ヘッド１２がプラテン１１
に近接する位置まで下降する。以降、搬送モータ３４に
よる印字媒体Ａのフィードを行いつつ印字ヘッド１２に
より印字媒体Ａに対して印字動作が行われることにな
る。
【００３２】このように印字媒体が印字ヘッド移動空間
部を通過するときには可動上側ガイド２１が共に移動す
るので、印字媒体の先端部がガイド外に出てジャムが発
生するようなことは発生しない。また印字ヘッド１２の
先端にガイドを設ける必要がないので、印字ヘッドが重
量化することはなく、印字ヘッド駆動部の負担が大きく
なることはない。またガイドが無いので、印字ヘッドの
移動範囲が狭くなることはない。
部を通過するときには可動上側ガイド２１が共に移動す
るので、印字媒体の先端部がガイド外に出てジャムが発
生するようなことは発生しない。また印字ヘッド１２の
先端にガイドを設ける必要がないので、印字ヘッドが重
量化することはなく、印字ヘッド駆動部の負担が大きく
なることはない。またガイドが無いので、印字ヘッドの
移動範囲が狭くなることはない。
【００３３】さらに可動上側ガイド２１はその長さが短
くかつ平坦なので、移動制御が容易にできるとともに可
動上側ガイドの周囲に各種部品を配置することが可能と
なり印字装置全体のコンパクト化を図ることができる。
この点、例えば可動上側ガイド２１と第２の固定上側ガ
イド１７を一体化したものを移動させる場合を考える
と、ガイドモータ２２にかかる負荷が大きくなるととも
に、第２の固定上側ガイドは上方に曲折しているので、
第２の固定上側ガイドの曲折部の前方には各種部品を配
置することができなくなり装置全体のコンパクト化が困
難となる。
くかつ平坦なので、移動制御が容易にできるとともに可
動上側ガイドの周囲に各種部品を配置することが可能と
なり印字装置全体のコンパクト化を図ることができる。
この点、例えば可動上側ガイド２１と第２の固定上側ガ
イド１７を一体化したものを移動させる場合を考える
と、ガイドモータ２２にかかる負荷が大きくなるととも
に、第２の固定上側ガイドは上方に曲折しているので、
第２の固定上側ガイドの曲折部の前方には各種部品を配
置することができなくなり装置全体のコンパクト化が困
難となる。
【００３４】
【発明の効果】以上詳述したように本発明によれば、印
字ヘッド駆動部の負担が大きくなることがなく、また印
字ヘッドの移動範囲が狭くなることがなく、しかも印字
ヘッド移動空間部での印字媒体のジャム発生を確実に防
止できる媒体搬送装置を提供できるものである。
字ヘッド駆動部の負担が大きくなることがなく、また印
字ヘッドの移動範囲が狭くなることがなく、しかも印字
ヘッド移動空間部での印字媒体のジャム発生を確実に防
止できる媒体搬送装置を提供できるものである。
【図１】本発明の実施例の要部構成を示す斜視図。
【図２】同実施例のブロック図。
【図３】同実施例における印字媒体の搬送制御を示す流
れ図。
れ図。
【図４】同実施例の要部の概略構成を示す断面図。
【図５】同実施例における可動上側ガイドの動作を説明
するための断面図。
するための断面図。
【図６】従来例を示す要部断面図。
１１…プラテン １２…印字ヘッド １３，１４…搬送路 １５…移動空間 １６，１７…固定上側ガイド ２０…媒体センサ ２１…可動上側ガイド ２４…ラック部材 ２８…ガイドセンサ ３１…マイクロプロセッサ ３２…ガイドモータ ３４…搬送モータ
フロントページの続き (73)特許権者 999999999 株式会社 新興製作所 岩手県花巻市城内４番３号 (72)発明者 持田 定義 静岡県田方郡大仁町大仁570番地 東京 電気株式会社大仁工場内 (72)発明者 武川 達也 神奈川県横浜市港北区綱島東４丁目３番 １号 松下通信工業株式会社内 (72)発明者 寺見 雅和 東京都港区虎ノ門１丁目７番12号 沖電 気工業株式会社内 (72)発明者 高橋 芳男 岩手県花巻市城内４番３号 株式会社新 興製作所内 (56)参考文献 特開 昭55−30918（ＪＰ，Ａ) 特開 平１−97673（ＪＰ，Ａ) 特開 昭61−233571（ＪＰ，Ａ)
Claims (1)
- 【請求項１】 プラテンに対して印字ヘッドをそのプラ
テンに沿って移動自在にして対向配置し、そのプラテン
の前後に印字媒体の搬送路を形成し、前方の搬送路から
前記プラテンを介して後方の搬送路へ印字媒体を搬送す
る媒体搬送装置において、前方の搬送路の上側に前記印
字ヘッドの移動空間に近接して配置された第１の固定上
側ガイドと、後方の搬送路の上側に前記印字ヘッドの移
動空間から所定距離離れて配置された第２の固定上側ガ
イドと、前記各搬送路の上側の前記第１の固定上側ガイ
ドと前記第２の固定上側ガイドの間に移動自在に配置さ
れ、一端が前記第２の固定上側ガイドに接するとき他端
が前記印字ヘッドの移動空間から外れる長さの可動上側
ガイドと、前記印字媒体の先端が前方の搬送路から前記
第１の固定上側ガイドの後端位置に搬送されるのを検出
する媒体センサと、この媒体センサが前記印字媒体を検
出する前に前記可動上側ガイドをその他端が前記第１の
固定上側ガイドに接する位置まで移動させ、前記媒体セ
ンサが前記印字媒体を検出すると前記可動上側ガイドを
搬送する前記印字媒体の先端部がその可動上側ガイドか
ら外れない速度でその一端が前記第２の固定上側ガイド
に接する位置まで移動させる可動上側ガイド移動制御手
段を設けたことを特徴とする媒体搬送装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP5019029A JP2685160B2 (ja) | 1993-02-05 | 1993-02-05 | 媒体搬送装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP5019029A JP2685160B2 (ja) | 1993-02-05 | 1993-02-05 | 媒体搬送装置 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH06231340A JPH06231340A (ja) | 1994-08-19 |
| JP2685160B2 true JP2685160B2 (ja) | 1997-12-03 |
Family
ID=11988036
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP5019029A Expired - Fee Related JP2685160B2 (ja) | 1993-02-05 | 1993-02-05 | 媒体搬送装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2685160B2 (ja) |
Families Citing this family (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| KR101533590B1 (ko) * | 2009-03-20 | 2015-07-06 | 노틸러스효성 주식회사 | 인쇄 장치 |
Family Cites Families (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US4169029A (en) * | 1974-10-08 | 1979-09-25 | Leningradsky Inzhenerno-Stroitelny Institut | Method for electrical purification and decontamination of liquids and apparatus for effecting same |
-
1993
- 1993-02-05 JP JP5019029A patent/JP2685160B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH06231340A (ja) | 1994-08-19 |
Similar Documents
| Publication | Publication Date | Title |
|---|---|---|
| US5062726A (en) | Process for setting a cut printing sheet | |
| US7533878B2 (en) | Printer media transport for variable length media | |
| JP2685160B2 (ja) | 媒体搬送装置 | |
| US3871640A (en) | Variable-mode rotary duplicator | |
| EP2939968A1 (en) | Printer for one surface and both surfaces | |
| US6474387B1 (en) | Sorting device | |
| JP2007055752A (ja) | 画像形成装置 | |
| US20060071390A1 (en) | Speed mode for printer media transport | |
| US3524639A (en) | Automatic feeding device | |
| JP4646435B2 (ja) | 記録装置、自動給紙装置及び自動給紙方法 | |
| JP2636172B2 (ja) | 用紙搬送装置 | |
| JPH0390378A (ja) | 媒体処理装置 | |
| JP4067693B2 (ja) | 印字装置 | |
| JP2681018B2 (ja) | 通帳プリンタの頁捲り動作の制御方法 | |
| KR0164543B1 (ko) | 잉크제트 프린터의 양면인쇄장치 및 그 방법 | |
| JP3520384B2 (ja) | プリンタ | |
| JP3342605B2 (ja) | 媒体の印字位置出し機構 | |
| JP5286116B2 (ja) | 印刷装置 | |
| GB2297315A (en) | Removing skew from paper fed to a printer | |
| JP2876624B2 (ja) | 用紙搬送装置 | |
| JP4328809B2 (ja) | 印刷媒体送り機構及びこれを備えたプリンタ | |
| KR200156005Y1 (ko) | 프린터의 급지장치 | |
| JP2685062B2 (ja) | 印刷機における用紙反転機構 | |
| WO1998012052A1 (fr) | Imprimante et unite d'entrainement de support | |
| JPH05221541A (ja) | 用紙送り装置 |
Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20070815 Year of fee payment: 10 |
|
| FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20080815 Year of fee payment: 11 |
|
| FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20080815 Year of fee payment: 11 |
|
| S531 | Written request for registration of change of domicile |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313531 |
|
| FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20080815 Year of fee payment: 11 |
|
| R350 | Written notification of registration of transfer |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350 |
|
| FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090815 Year of fee payment: 12 |
|
| FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090815 Year of fee payment: 12 |
|
| FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100815 Year of fee payment: 13 |
|
| FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110815 Year of fee payment: 14 |
|
| FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120815 Year of fee payment: 15 |
|
| LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |