JP2685101B2 - 開閉弁 - Google Patents

開閉弁

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JP2685101B2
JP2685101B2 JP19837188A JP19837188A JP2685101B2 JP 2685101 B2 JP2685101 B2 JP 2685101B2 JP 19837188 A JP19837188 A JP 19837188A JP 19837188 A JP19837188 A JP 19837188A JP 2685101 B2 JP2685101 B2 JP 2685101B2
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司郎 福本
重貴 田中
正 吉島
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東陶機器株式会社
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Description

【発明の詳細な説明】 (イ)産業上の利用分野 本発明は、開閉弁に関する。
(ロ)従来の技術 従来、洗面台や浴室等において、給水管と給湯管から
供給されてくる水と湯を適当に湯水混合栓で混合して適
温の吐出水を形成し、同吐出水を切換弁を用いて吐出水
金具、シャワーホース、浴槽用吐出水金具等に分流し、
それぞれ、洗面器、シャワーヘッド、浴槽等に供給して
いる。
かかる給水・給湯システムには開閉弁が使用されてい
るが、近年自動制御化が急速で進んでおり、例えば、湯
水混合栓における湯水混合量の制御は、湯弁と水弁とを
回動モータに連結し、同回動モータの回動を外部に設け
た制御部によって制御することによって、適温の吐出水
を自動的に形成している。
そして、かかる湯水混合栓等においては、弁体の摺動
抵抗を小さくして耐久性を付与するため、生材を青銅で
つくり、同青銅の表面に電気Niメツキ、無電解Niメッ
キ、Ni+Crメッキ等の表面処理を行っている。
しかして、電気Niメッキは、衛生性は良好であっても
耐食性や耐磨耗性が悪く、無電解Niメッキは、耐食性に
おいて問題がある。
その点、Ni+Crメッキは、耐摩耗性多び衛生性に優
れ、かつ耐食性も適当に有し、さらにパッキンの摺動性
や生産性等も考慮した総合的な観点からも良好な表面処
理方法である。
特に、上記温度調節バルブや流量調整・止水バルブに
おいては、弁体の表面にCrメッキを施すことによって、
弁体が繰り返し回転かつ摺動されても、水中のスケール
の噛み込みや付着による表面荒れも効果的に防止してい
る。このように、弁体の表面の平滑を保持することによ
って、バルブの止水性を向上するとともに、弁ケーシン
グに設けたパッキンの寿命を長くすることができる。
(ハ)発明が解決しようとする問題点 しかし、かかる従来の自動開閉弁は、未だ、以下の問
題点を有していた。
即ち、かかるNi+Crメッキを施した弁体であっても、
水質によっては、クロム層の欠陥やクラックを表面に発
生し、この場合、腐食性物質の内部または生地への浸入
を阻止することができず、弁体の表面に肌荒れを生じ、
止水性等の弁機能に悪影響を及ぼすとともに、弁ケーシ
ングに設けたパッキン寿命を短くし、頻繁に交換する必
要があった。本発明は、上記問題点を解決することがで
きる自動開閉弁を提供することを目的とする。
(ニ)問題点を解決するための手段 本発明は、弁ケーシング内に筒状の弁体を回転自在に
配設し、同弁ケーシングの周壁にシールリングを装着し
たケーシング側開口部を設けるとともに、弁体の周壁
に、弁体の回動に連動してケーシング側開口部に対して
整合位置と非整合位置とをとることができる弁体側開口
部を設けてなる開閉弁において、弁体の周壁に、内側Ni
メッキ層、中間Auメッキ層及び外側Crメッキ層からなる
三層構造のメッキ層を形成したことを特徴とする開閉弁
に係るものである。
(ホ)作用及び効果 以上述べてきた構成により、本発明は、以下の作用及
び効果を奏する。
内側Niメッキ層と外側Crメッキ層との間に中間Auメッ
キ層を介在させたので、同Auメッキ層が展延してCrメッ
キ層にクラックが入るのを防止することができ、また、
Auメッキ層は不活性であるため、腐食性物質の生地への
浸透を阻止することができ、肌荒れを効果的に防止する
ことができる。
従来のNiメッキ層とCrメッキ層の耐食性と耐摩耗性
に、上記効果を相乗して、さらに全体としての弁体の
耐食性や耐摩耗性及び他の性能も維持ないし向上するこ
とができ、止水性等の弁性能を向上することができる。
弁ケーシングに設けたシールリング等を損傷すること
がないので、長期間にわたって使用することができ、交
換を著しく低減することができる。
(へ)実施例 以下、添付図に示す実施例に基づいて、本発明を詳説
する。
第1図に本発明に係る開閉弁としての自動開閉弁Bを
具備した給水・給湯システムAを示す。
図中、11,12は給水管と給湯管であり、これら給水・
給湯管11,12は、その下方に配設しかつ図示市内制御装
置によって制御される駆動モータ13a付の湯水混合栓13
のケーシング側開口部14,15とシールリング16,17を介し
て連通連結している。
そして、上記構成において、湯水混合栓13や駆動モー
タ13a等によって本発明に係る自動開閉弁Bが形成され
ることになる。
また、図示の実施例におけるその他の構成について説
明すると、給水・給湯管11,12は、その中途部にストレ
ータ付逆止弁19,20を配設している。
一方、湯水混合栓13の下方には、その流出側開口部21
と連通連結し、図示しない浴槽用吐出口金具や、洗面用
吐水口金具やシャワーヘッドに混合後の吐出水を供給す
る連絡配管22が配設されている。
また、同連絡配管22の上部及び中途部には、整流機2
3,水量センサ24及び温度センサ25が下方に向けて順次設
けられている。
また、同連絡配管22は下部からL字状の浴槽用分岐配
管26を分岐しており、同分岐配管26の中途には電磁弁26
aが取付けられており、また、その下端は、浴室壁面等
に取付けた浴槽用吐水口金具に連通連絡している。
また、連絡配管22の下端は、図示しない制御装置によ
って制御される自動切換弁Cの流入側開口部28と連通連
結している。
そして、同自動切換弁Cの流出側開口部29,30は、そ
れぞれ、連絡配管31,32を介して洗面用吐水口金具33と
シャワーヘッド34に連通連結している。
本発明は、上記構成において、自動開閉弁Bを形成す
る湯水混合栓13の要部をなす弁体Vの構造に特徴を有す
る。
即ち、弁体Vは、第2図に示すように、同様に湯水混
合栓13の要部を構成する弁ケーシング40内に回動自在に
配設されており、また、その頂部を駆動モータ13aの出
力軸に連結している。
さらに、弁体Vは、その周壁の上下位置において弁体
側開口部41,42を設けており、同弁体側開閉部41,42は、
弁体Vの弁ケーシング40に対する相対回転によって、弁
ケーシング40の上下位置に設けたケーシング側開口部1
4,15と整合状態または非整合状態となることができる。
また、弁体側開口部41,42とケーシング開口部14,15の
整合量を調整することによって、弁体V内へ流入する水
と湯の量を調節して適温制御を行うことができる。
そして、かかる構成において、弁体Vは、さらに、第
2図に示すように、その周壁の外表面に、弁体Vの摺動
性と耐久性の向上を目的として、メッキ層Mを成してい
る。
かかるメッキ層Mの詳細な構成が第3図に示されてお
り、同メッキ層Mは、図示するように、弁体Vの生地層
上に順次形成した内側Niメッキ層M−1,中間Auメッキ層
M−2層及び外側Crメッキ層M−3からなる三層構造を
具備している。
このようにして、本実施例では、内側Niメッキ層M−
1と外側Crメッキ層M−3との間に中間Auメッキ層M−
2を介在させたので、同Auメッキ層M−2展延して、Cr
メッキ層M−3にクラックが入るのを防止することがで
き、また、Auメッキ層M−2は不活性であるため、腐食
性物質の生地への浸透を阻止することができ、肌荒れを
効果的に防止することができる。
また、従来からのNiメッキ層M−1とCrメッキ層M−
3の耐食性と耐摩耗性に、上記したAuメッキ層M−2に
よる効果を相乗して、さらに全体としての弁体Vの耐食
性や耐磨耗性及び他の性能も維持ないし向上することが
でき、止水性等の湯水混合栓13としての弁性能を向上す
ることができる。
さらに、弁ケーシング40のケーシング側開口部14,15
に設けたシールリング16,17等を損傷することがないの
で、同シールリング16,17を長期間にわたって使用する
ことができ、交換を著しく低減することができる。
なお、弁体Vの表面生地への上記したメッキ層Mの形
成方法は公知の方法を用いれることができる。
即ち、まず、脱脂処理等の前処理行程を行った後、Ni
メッキ槽に弁体Vを浸漬してNiメッキ処理を行い、つい
で、同弁体VをAuメッキ槽に浸漬してAuメッキ処理を行
い、最後に、同弁体VをCrメッキ槽に浸漬することによ
って、Crメッキ処理を行うことによって行うことができ
る。
なお、上記実施例において、自動開閉弁は湯水混合栓
13として説明してきたが、これに何ら限定されるもので
はなく、流量調整弁や、止水弁や、流路選択弁等にも本
発明は適用できるものである。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明に係る自動開閉弁を具備する給水・給湯
システムの全体構成を示す正面図、第2図は同自動開閉
弁の要部拡大説明図、第3図は弁体の要部拡大説明図で
ある。 図中、 A:自動給水・給湯システム B:自動開閉弁 C:自動切換弁 V:弁体 M:メッキ層 M−1:内側Niメッキ層 M−2:中間Auメッキ層 M−3:外側Crメッキ層 14:ケーシング側開口部 15:ケーシング側開口部 40:弁ケーシング 41:弁体側開口部 42:弁体側開口部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平1−105074(JP,A) 特公 昭47−48965(JP,B1) 実公 昭16−13885(JP,Y1)

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】弁ケーシング内に筒状の弁体を回転自在に
    配設し、同弁ケーシングの周壁にシールリングを装着し
    たケーシング側開口部を設けるとともに、弁体の周壁
    に、弁体の回動に連動してケーシング側開口部に対して
    整合位置と非整合位置とをとることができる弁体側開口
    部を設けてなる開閉弁において、 弁体の周壁に、内側Niメッキ層、中間Auメッキ層及び外
    側Crメッキ層からなる三層構造のメッキ層を形成したこ
    とを特徴とする開閉弁。
JP19837188A 1988-08-08 1988-08-08 開閉弁 Expired - Lifetime JP2685101B2 (ja)

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