JP2684832B2 - 石油燃焼器の吸臭制御装置 - Google Patents

石油燃焼器の吸臭制御装置

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Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明は、石油燃焼器に於ける、点火時および消火時
の石油未燃ガスによる臭気を低減させる吸臭装置の制御
回路に関するものである。
従来の技術 一般に、灯芯式石油燃焼器は、消火後に灯芯から気化
する石油蒸気が上昇して、まだ熱い燃焼筒にふれ、熱分
解されて臭気を発生するという問題があった。
そこで最近では、この臭気を低減するために消火時に
ファン等の吸臭装置を作動させ、ドラフト作用で燃焼筒
の方へ上昇しようとする石油未燃ガスをタンク内に吸い
込んだ後、外部へ放出するものが提案されている。
更に、この種の灯芯式石油燃焼器は、点火時にも灯芯
からの気化ガス量と燃焼空気量とのアンバランスによる
不完全燃焼から臭気を発生する問題があり、出願人は、
先に、点火時にも上記ファン等の吸臭装置を作動させて
臭気低減を図ったものについて出願している。
第3図は、このような吸臭装置を有する灯芯式石油燃
焼器で、点火時および消火時に吸臭装置28のファン27が
回転し、灯芯20の上部から気化する石油蒸気を矢印のよ
うに油タンク21内へ吸引し、排出口24より外部へ放出す
るものである。図中22は灯芯上下操作機構、25は排気に
よって開く常閉型の弁、26はファン27をまわす吸臭モー
タである。この吸臭装置付きの灯芯式石油燃焼器によれ
ば、点火時および消火時に、不要な石油蒸気が燃焼筒22
へ流れ込まず、油タンク21内を介して、大気中へ放出さ
れるので、石油蒸気が熱分解されることによって生じる
臭気または不完全燃焼による臭気を低減することができ
る。
このような石油燃焼器の吸臭装置に於いて、点火時な
らびに消火時に吸臭装置を作動させる制御装置は、従
来、第4図のように構成していた。以下その構成と動作
を説明する。
点火時スイッチ34と消火時スイッチ51は、共に灯芯上
下機構に連動して接点が開閉するスイッチであるが、点
火時スイッチ34は点火時に常閉接点34aがONし、消火時
スイッチ51に消火時に常閉接点51aがONするように配置
されている。この点を除けば、点火時吸臭動作用回路部
と消火時吸臭動作用回路部の構成は全く同じであるの
で、動作説明は消火時吸臭動作用回路部についてのみ行
なう。
先ず灯芯上下機構23を操作して、灯芯20を上昇させ、
点火すると、消火時スイッチ51の常開接点51bを通して
コンデンサ52は充電される。
次に、この状態から灯芯上下機構23を操作して灯芯20
を下降させ消火すると、消火時スイッチ51の常閉接点51
aがONし、コンデンサ52はトランジスタ55、抵抗53、消
火時スイッチ51を介して放電する。この放電電流により
トランジスタ55はONし、抵抗65を介してトランジスタ66
にベース電流が流れ、トランジスタ66がONする。この結
果、モータ26が動作し、ファン27が回転を始め、石油蒸
気をタンク21内へ吸引するようになる。また、トランジ
スタ55がONすると抵抗61、59を介してトランジスタ57
へ、ベース電流を供給し、トランジスタ57をONさせる。
これによりトランジスタ55は前記コンデンサ52の放電電
流が消滅してもトランジスタ57を介してベース電流が流
れ続ける。そして、同時に抵抗63を介してコンデンサ64
に充電が開始され、その充電電圧がトランジスタ62のエ
ミッタ電位以上に達するとトランジスタ62はON状態にな
る。これによりトランジスタ57がOFFし、トランジスタ5
5もOFFする。さらに、トランジスタ66への給電も停止す
るためOFF状態となり、モータ26の動作が停止し、ファ
ンの回転が停止する。すなわち、消火時スイッチ51の常
閉接点51aがONしてから前記コンデンサ64が一定の電圧
に充電されるまでの間、モータ26が回転して消火時の吸
臭を行ない、その後自動的にモータ26が停止する。
点火時吸臭動作用回路部についても、同様の動作で、
点火時スイッチ34の常閉接点34aがONしてから一定の時
間、モータ26が回転して点火時の吸臭を行なう。図中、
31は電源としての電池、32は灯芯20の点火ヒータ、33は
点火スイッチである。
発明が解決しようとする課題 しかしながら、上記のような従来の構成では、点火時
ならびに消火時の吸臭動作を制御するために、起動のタ
イミングを検出するスイッチが2個必要であり、その他
の回路部品も、消火時のみの吸臭に比べて2倍かかって
いる。点火時ならびに消火時に吸臭動作を行なうこと
は、石油燃焼器の使用感を向上させる利点があるが、コ
ストが大幅に上がってしまうという課題があった。
本発明は、かかる課題を解決するためになしたもので
点火時ならびに消火時の吸臭制御を1個の検出スイッチ
と簡易な回路構成によって実現し、廉価でかつ使用感を
向上させた石油燃焼器を提供することを目的としたもの
である。
課題を解決するための手段 上記課題を解決するために本発明の吸臭制御装置は、
点火時ならびに消火時の吸臭動作期間を決定する手段
を、点火および消化の操作によって接点が開閉する1個
の検出スイッチと、この前記検出スイッチの接点の開閉
にともなって充放電するCR回路と、前記CR回路のコンデ
ンサの充電期間および放電期間に吸臭モータ駆動信号を
出力する駆動信号発生回路とで構成している。
作用 本発明は上記した構成によって、点火または消化の操
作が行なわれたことを検出スイッチで検出し、CR回路が
充電または放電期間となり、吸臭モータの駆動を開始す
る。所定の時間が経過して、CR回路のコンデンサの電位
がしきい値に達すると充電または放電期間が終了したと
判定され、吸臭モータの駆動を停止する。
即ち、点火時ならびに消火時の吸臭動作が一つの回路
構成によって制御される。
実施例 以下、本発明の実施例を添付図面にもとずいて、説明
する。
第1図は、本発明の一実施例で、電池の消費電流を抑
えるためにC−MOSのNORゲートを用いて制御回路を構成
している。
第1図において、1は電池、2は灯芯への点火ヒー
タ、3は点火スイッチ、4は検出スイッチである。この
検出スイッチ4は、灯芯上下操作構成に連動し、灯芯を
上げて点火操作を行なうと接点がONし、灯芯上下操作構
成により灯芯を下げて消火操作を行なうと接点がOFFす
るように配置されている。
まず、消火状態から点火操作を行なうと検出スイッチ
4の接点がONし、ゲート6aの入力が高レベルに切り変わ
り、ゲート6aの出力は低レベルになる。これによって、
消火時に充電されたCR回路15のコンデンサ8は抵抗7を
介して放電を開始するが、まだ、コンデンサ8の電位の
方が、ゲート6bのしきい値より高いのでゲート6bの出力
は低レベルのままである。
ゲート6cの入力は、一方がゲート6aの出力に接続さ
れ、他方がゲート6bの出力に接続されており、この時点
においては低レベルになっているので、ゲート6cの出力
は、高レベルとなり、ダイオード9及び抵抗13を介して
トランジスタ12にベース電流が流れ、トランジスタ12が
ONする。トランジスタ12がONすると吸臭モータ14が回転
し、石油蒸気を吸引する。
コンデンサ8の放電が進み、所定の時間が経過すると
コンデンサ8の電位がゲート6bのしきい値より低くな
り、ゲート6bの出力は高レベルに切り変わり、ゲート6c
の出力も低レベルに切り変わる。そして、トランジスタ
12がOFFし、吸臭モータ14も停止して、点火時の吸臭動
作を完了する。
次に、消火操作を行なうと、検出スイッチ4の接点が
OFFし、ゲート6aの入力が低レベルに切り変わり、ゲー
ト6aの出力は高レベルになる。これによって、CR回路15
のコンデンサ8は抵抗7を介して徐々に充電される。
ゲート6dの入力は、一方が検出スイッチ4に接続され
ていて低レベルになっており、他方がCR回路15のコンデ
ンサ8に接続されている。コンデンサ8の電位は、ま
だ、ゲート6dのしきい値より低いので、ゲート6dの出力
は、高レベルとなり、ダイオード10及び抵抗13を介して
トランジスタ12のベースに電流が流れ、トランジスタ12
がONする。トランジスタ12がONすると吸臭モータ14が回
転し、石油蒸気を吸引する。コンデンサ8の充電が進
み、所定の時間が経過するとコンデンサ8の電位がゲー
ト6dのしきい値より高くなりゲート6dの出力は低レベル
に切り変わる。これでトランジスタ12がOFFし、吸臭モ
ータ14も停止し、消火時の吸臭動作を完了する。図中5
は抵抗、16は駆動信号発生回路である。
第2図は、上記の点火時ならびに消火時の吸臭動作の
タイミングチャートである。コンデンサ8の充電期間お
よび放電期間を利用し、吸臭モータの駆動期間を制御し
ていることを示している。
発明の効果 以上のように、本発明の吸臭制御装置によれば、1個
の検出スイッチと簡易な回路構成によって点火時ならび
に消火時の吸臭動作を制御できるので、廉価でかつ使用
感を向上させ石油燃焼器を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の一実施例における石油燃焼器の吸臭制
御装置の回路図、第2図は前記吸臭制御装置の動作を示
すタイミングチャート、第3図は一般的な吸臭装置を採
用した灯芯式石油燃焼器の要部欠載の構成図、第4図
は、従来の吸臭制御装置の回路図である。 1……電池、4……検出スイッチ、14……吸臭モータ、
15……CR回路、16……駆動信号発生回路。

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】点火時ならびに消火時に、ファンを回転さ
    せて、石油蒸気を吸引し、臭気の低減をはかる吸臭モー
    タと、点火および消火の操作によって接点が開閉する1
    個の検出スイッチと、前記検出スイッチの接点の開閉に
    ともなって充放電する1個のCR回路と、前記CR回路のコ
    ンデンサの電位及び検出スイッチの開閉状態から、吸臭
    モータの駆動期間を判定し、一定時間、吸臭モータ駆動
    信号を出力する駆動信号発生回路とを備えた石油燃焼器
    の吸臭制御装置。
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JPS63121215U (ja) * 1987-01-27 1988-08-05

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