JP2683876B2 - 印刷用スクリーンおよびその製造法 - Google Patents

印刷用スクリーンおよびその製造法

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政幸 鈴木
英吾 中嶋
敏和 鈴木
辰次 大場
信春 久保
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株式会社鈴寅
エヌ・ビー・シー工業株式会社
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、紙の印刷、布帛の捺
染およびプリント配線等に使用される印刷用スクリーン
およびその製造法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】印刷用スクリーンとしてステンレス鋼か
らなる直径10〜50μmの細い線材を経糸および緯糸
に用いた織物構造のものが知られている。しかしなが
ら、この従来の印刷用スクリーンは、印刷インキやトナ
ー、捺染糊の濡れ性が悪く、かつなじみ難く、精密な図
柄の印刷または捺染ができないという問題があった。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】この発明は、紙の印
刷、布帛の捺染およびプリント配線等に使用することが
できる印刷用スクリーンであって、上記印刷インキ等の
濡れ性およびなじみが良好で、精密印刷が可能な印刷用
スクリーンおよび該印刷用スクリーンの製造法を提供す
るものである。
【0004】
【課題を解決するための手段】第1発明は、ステンレス
鋼の細いモノフィラメントを経糸および緯糸に用いて製
織された紗状織物の上記経糸および緯糸の面がステン
レス鋼のアモルファス被膜で被覆されていることを特徴
とする印刷用スクリーンである。
【0005】上記の経糸および緯糸を構成するステンレ
ス鋼は、マルテンサイト系、フェライト系、オーステナ
イト系等のステンレス鋼であり、特にオーステナイト系
ステンレス鋼の中でモリブデンを添加したもの(例え
ば、SUS316)は、耐食性、耐塩素性および耐酸性
等に優れる点で特に好ましい。この発明では、上記のス
テンレス鋼からなる細いモノフィラメントが織物の経糸
および緯糸として使用されるが、その太さは、10〜5
0μmが好ましく、10μm未満では、細過ぎて切断し
易く、反対に50μmを超すと細い線の印刷、捺染が不
可能になる。
【0006】上記のモノフィラメントを経糸および緯糸
とする紗状織物の密度は、100〜800メッシュ、特
に300〜500メッシュが好ましい。上記密度が10
0メッシュ未満では細い線からなる精密な図柄の印刷、
捺染が不可能になり、反対に800メッシュを超した場
合は、製造が困難になる。なお、上記紗状織物の織り組
織は、平組織等の目ずれの生じ難く、縦横均一な開口面
を有する組織が好ましい。
【0007】上記の経糸および緯糸を被覆するステンレ
ス鋼は、経糸および緯糸を構成するステンレス鋼と同様
にマルテンサイト系、フェライト系およびオーステナイ
ト系等のステンレス鋼であり、特にモリブデンを添加し
たものが好ましい。ただし、経糸および緯糸を被覆する
被膜は、スパッタリング加工によって形成されたアモル
ファス構造のステンレス鋼である。その厚みは、100
〜10000Åが好ましく、この厚みが100Å未満で
は、所期の効果が得られず、反対に10000Åを超え
ると、開口率が低下し、加工コストが上昇し、しかも機
能の向上が認められない。なお、上記のアモルファス被
膜は、第2発明の方法で形成することができる。
【0008】第2発明は、ステンレス鋼の細いモノフィ
ラメントを経糸および緯糸に用いた長尺の紗状織物を洗
浄して該織物の表面汚れを除去し、乾燥した後、上記長
尺の紗状織物を密閉チャンバの不活性ガス雰囲気下で長
さ方向に送って冷却しながら、その表面および裏面にス
テンレス鋼を交互にスパッタリングして上記経糸および
緯糸の面にステンレス鋼のアモルファス被膜を形成す
ることを特徴とする印刷用スクリーンの製造法である。
【0009】この第2発明で使用するモノフィラメント
および紗状織物は、いずれも前記同様のものである。こ
の第2発明では、上記の紗状織物が洗浄される。この洗
浄は、上記モノフィラメントの表面に付着する油脂等の
汚れを除去するためのものであり、界面活性材やアルカ
リ水溶液を使用して行われ、次いで水洗、乾燥され、乾
燥後の紗状織物にスパッタリング加工が施される。
【0010】上記の紗状織物は、巻芯上にロール状に巻
かれ、この巻芯が密閉可能なケーシング内に設けられて
いる送り出し軸に装着され、この送り出し軸上の巻芯か
ら引出された紗状織物の先端が送り出し軸と平行に設け
られている巻取り軸上の巻芯に固定される。そして、上
記の送り出し軸および巻取り軸を回転することにより、
紗状織物が拡布状態で、かつ所定の速度で前送りされる
が、この発明では、上記の紗状織物が送り出し軸および
巻取り軸の間で冷却され、紗状織物の表面温度が好まし
くはステンレス鋼の融点(1620〜1720°K)の
1/2以下、特に好ましくは1/3以下に維持される。
この表面温度が上記融点(絶対温度)の1/2を超えた
場合は、スパッタリングで形成されるステンレス鋼の被
膜が結晶化し、目的のアモルファス被膜が得難くなる。
【0011】上記の紗状織物を冷却する手段としては、
紗状織物を大径の水冷シリンダに接触させて前送りする
方法、小径の多数本の水冷ローラにガイドローラ状に圧
接して前送りする方法等が例示される。また、上記のタ
ーゲットも水冷その他の冷却手段によって冷却したり、
放熱性を良好にしたりすることが好ましく、これによっ
てアモルファス被膜の形成が容易になる。そして、上記
の水冷ローラまたは水冷シリンダに接して移動する紗状
織物の片側に紗状織物の幅よりも長い棒状のアノードお
よび前記の経糸および緯糸を形成するステンレス鋼と同
系のステンレス鋼からなる円筒状、平板状等のターゲッ
トが、紗状織物とターゲットの間にアノードが位置する
ように近接させて、かつ平行に配置され、このアノード
およびターゲット間に500〜1000Vの直流電圧が
印加される。なお、ケーシング内は、あらかじめ密閉状
態で減圧され、次いでアルゴンガス等の不活性ガスを導
入して10-3〜10-4Torr程度の不活性ガス雰囲気に形
成される。
【0012】上記のようにして紗状織物を一方向に前送
りしながら冷却し、その片面にステンレス鋼をスパッタ
リングし、紗状織物の片面に対するスパッタリングが終
わると、紗状織物を裏返し、反対側に上記同様のスパッ
タリングを施して紗状織物を構成する経糸および緯糸の
表裏両面にステンレス鋼のアモルファス被膜を形成す
る。なお、1個のケーシング内にアノードとターゲット
を2組並設し、1組のアノードとターゲットで紗状織物
の表面にスパッタリングし、続いて他の1組で紗状織物
の裏面にスパッタリングするようにし、表裏両面のスパ
ッタリングを連続して行うこともできる。
【0013】
【作用】第1発明の印刷用スクリーンは、経糸および緯
糸がステンレス鋼のモノフィラメントからなり、その全
面がステンレス鋼のスパッタリング被膜で被覆されてい
るため、被膜強度が著しく大きくなる。そして、この被
膜がステンレス鋼の結晶でなく、アモルファス構造であ
るため、被膜の表面活性が向上し、すなわち経糸および
緯糸の表面が活性となり、印刷や捺染に使用した場合
に、トナーや印刷インキ、捺染糊等の濡れ性やなじみが
良好になって精密な図柄の印刷や捺染が可能になる。
【0014】第2発明によれば、ステンレス鋼からなる
長尺の紗状織物を洗浄した後、拡布状態で連続的に前送
りしながらステンレス鋼をスパッタリングするので、上
記紗状織物を構成するステンレス鋼製の経糸および緯糸
にステンレス鋼のスパッタリング被膜が強固に、かつ連
続的に形成される。しかも、上記の紗状織物が冷却され
るので、スパッタリング被膜が結晶化されずにアモルフ
ァス被膜となる。そして、上記のスパッタリングが紗状
織物の表面および裏面に行われるので、上記の経糸およ
び緯糸の全面がステンレス鋼のアモルファス被膜で被覆
された第1発明の印刷用スクリーンが得られる。
【0015】
【実施例】図1は、スパッタリング装置の一例を示す縦
断面図であり、密閉可能なケーシング10が水平方向の
仕切り板11によって下側のスパッタ室12と上側の織
物室13とに分けられ、下側のスパッタ室12の中央に
ステンレス鋼からなる平板状のターゲット14が表面を
上にして中空のターゲットソース15上に固定され、こ
のターゲットソース15に通される冷水によって下面側
から冷却されるようになっている。このターゲット14
の上方左右にアノード16が水平に設置され、このアノ
ード16およびターゲット14間に500〜1000V
の直流電圧が印加される。一方、上側の織物室13の下
部に水冷シリンダー17が水平に、かつ回転自在に設置
され、その下半部が仕切り板11に形成した開口部11
aからスパッタ室12内に突出する。そして、織物室1
3の上部右側に紗状織物Fの送り出し軸18が、また上
部左側に紗状織物Fの巻取り軸19がそれぞれ水平に、
かつ回転自在に設置され、送り出し軸18に巻かれてい
る紗状織物Fが引出され、右上部のガイドローラ20を
経て上記水冷シリンダー17に巻回され、左上部のガイ
ドローラ20を経て巻取り軸19に巻付けられる。な
お、スパッタ室12には本引き用真空ポンプ21が、ま
た織物室13には荒引き用真空ポンプ22がそれぞれ接
続される。
【0016】上記の装置を用いて、ステンレス鋼からな
る紗状織物Fにステンレス鋼をスパッタリングして実施
例の印刷用スクリーンを製造した。すなわち、ターゲッ
ト14にモリブデンを含有するオーステナイト系ステン
レス鋼(SUS316)を使用した。また、紗状織物F
として上記同様のオーステナイト系ステンレス鋼(SU
S316)からなる線径24μmのモノフィラメントを
経糸および緯糸とする400メッシュの平織物を使用
し、この紗状織物Fを送出し軸18から引出し、上記の
水冷シリンダー17に巻掛け、上記紗状織物Fの先端を
巻取り軸19に巻付け、送出し軸18、巻取り軸19お
よび水冷シリンダー17を回転し、紗状織物Fを時計方
向に0.1m/分の速度で送りながら水冷シリンダー1
7で冷却し、紗状織物Fの表面温度を340〜370゜
K(ステンレス鋼の融点の約1/5〜1/4)に維持し
た。なお、ケーシング10内は、最初に荒引き用真空ポ
ンプ22を駆動して圧力を5×10−2Torr程度ま
で低下させ、しかるのち本引き用真空ポンプ21を駆動
して圧力を1×10−5Torr程度に下げ、アルゴン
ガスを導入して圧力10−3〜10−4Torrに調整
し、上記のアノード16およびターゲット14間に50
0V×50Aの直流電流を流して上記紗状織物Fの経糸
および緯糸の面に上記ステンレス鋼のアモルファス被
膜(厚み3000Å)を形成した。
【0017】上記のスパッタリングを行った実施例の印
刷用スクリーンおよび上記のスパッタリングを省略した
比較例の印刷用スクリーンについて、その物性を比較し
た。その結果を下記の表1に示す。ただし、濡れ性はJ
IS−K−6768「ポリエチレン及びポリプロピレン
フィルムの濡れ性試験」に準じて測定した。。
【0018】 表 1 実施例 比較例 織り目の開口率(%) 38.92 38.92 スクリーン強度(kg/cm2) 縦 31.7 30.3 横 34.9 34.8 スクリーン伸度(%) 縦 22.1 22.0 横 11.8 12.5 濡れ性(ダイン/cm) 57 52
【0019】上記の実施例および比較例の印刷用スクリ
ーンをそれぞれスクリーン枠(サイズ320×320)
に張力21N/cmで傾斜角度22.5度にバイアス張り
し、感光乳剤を10〜12μmの厚みに塗布し、その中
央部(サイズ140×170mm)に、図2に示すように
スキージ方向(矢印P方向)と平行な5本の縦線A(幅
150μm、長さ20mm)およびこれに直角な5本の横
線B(幅150μm、長さ20mm)からなる直線状パタ
ーンを露光して製版し、線幅の再現性を刷版の線幅に対
する印刷された線幅の変化率(%)で比較した。
【0020】印刷機には小型印刷機(ニューロング精密
工業株式会社製、商品名「LS15GX」)を使用し、
スキージ圧力を2.0kg/cm2 に、押込み量(被印刷物
にスキージゴムの先端を接触させ、この位置を基準にし
て印圧を加えた際のスキージヘッドの下降距離)を0.
4 mm に、オフコンタクト(刷版の印刷面と被印刷物間
のギャップ)を1.5mmに、スキージ速度を150mm/
秒 に、スキージ硬度を70度に、スキージ角度を75
度に、スキージ長さを160mmにそれぞれ設定した。印
刷インキとしては、UVエッチングレジストインキ(ソ
マール株式会社製、商品名「ER33B」)を使用し、
銅張板(200×200mm)に印刷した。ただし、10
枚の試し刷り後に50枚の本刷りを行い、10枚目、3
0枚目および50枚目について線幅を測定した。その結
果(変化率%)を下記の表2に示す。
【0021】 表 2 実施例 比較例 10枚目(縦/横) 7/10 12/15 30枚目(縦/横) 9/15 13/23 50枚目(縦/横) 10/15 14/23
【0022】上記の表1および表2から明らかなとお
り、実施例のスクリーンは、スパッタリングをしている
にもかかわらず、スパッタリングをしていない比較例の
スクリーンと開口率がほとんど等しくなった。また、実
施例のスクリーンには、上記のスパッタリングによって
ステンレス鋼のアモルファス被膜が形成されているた
め、ぬれ性が比較例に比して顕著に向上し、そのため印
刷インキによる気泡の巻き込みが解消し、刷版に対する
印刷インキのなじみが良くなり、線幅の再現性が改善さ
れ、精密印刷が可能になった。
【0023】
【発明の効果】請求項1に記載された発明は、ステンレ
ス鋼の細いモノフィラメントを経糸および緯糸に用いて
製織された紗状織物の上記経糸および緯糸の面がステ
ンレス鋼のアモルファス被膜で被覆されていることを特
徴とする印刷用スクリーンであるから、上記のアモルフ
ァス被膜を有しない従来のステンレス鋼モノフィラメン
トのみからなる同じメッシュの印刷用スクリーンに比べ
て印刷インキや捺染糊の濡れ性およびなじみが向上し、
印刷インキ等による気泡の巻込みが防止されて精密印刷
や精密捺染が可能になる。
【0024】請求項2に記載された発明は、請求項1に
記載された発明において、紗状織物が線径10〜50μ
mのモノフィラメントからなる100〜800メッシュ
の平織物であり、該モノフィラメントを被覆するステン
レス鋼のアモルファス被膜の厚みが100〜10000
Åとしたものであるから、精密印刷や精密捺染を一層容
易にし、しかも該スクリーンの耐久性を損なうことがな
い。
【0025】請求項3に記載された発明は、ステンレス
鋼の細いモノフィラメントを経糸および緯糸に用いた長
尺の紗状織物を洗浄して該織物の表面汚れを除去し、乾
燥した後、上記長尺の紗状織物を密閉チャンバの不活性
ガス雰囲気下で長さ方向に送って冷却しながら、その表
面および裏面にステンレス鋼を交互にスパッタリングし
て上記経糸および緯糸の面にステンレス鋼のアモルフ
ァス被膜を形成することを特徴とする印刷用スクリーン
の製造法であるから、上記請求項1に記載された印刷用
スクリーンを製造することができる。
【0026】請求項4に記載された発明は、請求項3に
記載された発明において、そのスパッタリング時に紗状
織物をステンレス鋼の融点(絶対温度)の1/2以下に
冷却するものであるから、アモルファス被膜の形成が容
易となり、請求項1記載の印刷用スクリーンを一層容易
に製造することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】スパッタリング装置の一例を示す縦断面図であ
る。
【図2】試験用印刷パターンを示す平面図である。
【符号の説明】
F:紗状織物、10:密閉可能なケーシング、11:仕
切り板、11a:開口部、12:スパッタ室、13:織
物室、14:ターゲット、15:ターゲットソース、1
6:アノード、17:水冷シリンダー、18:送り出し
軸、19:巻取り軸、20:ガイドローラ、21:本引
き用真空ポンプ、22:荒引き用真空ポンプ。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 鈴木 敏和 愛知県蒲郡市浜町36番地 株式会社鈴寅 内 (72)発明者 大場 辰次 東京都日野市豊田2丁目50番地の3 エ ヌ・ビー・シー工業株式会社内 (72)発明者 久保 信春 山梨県都留市井倉757番地 エヌ・ビ ー・シー工業株式会社第1研究開発セン ター内 (56)参考文献 特開 平4−10992(JP,A) 特開 平6−127166(JP,A) 実開 昭59−169966(JP,U)

Claims (4)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ステンレス鋼の細いモノフィラメントを
    経糸および緯糸に用いて製織された紗状織物の上記経糸
    および緯糸の面がステンレス鋼のアモルファス被膜で
    被覆されていることを特徴とする印刷用スクリーン。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載した印刷用スクリーンに
    おいて、紗状織物が線径10〜50μmのモノフィラメ
    ントからなる100〜800メッシュの平織物であり、
    該モノフィラメントを被覆するステンレス鋼のアモルフ
    ァス被膜の厚みが100〜10000Åである印刷用ス
    クリーン。
  3. 【請求項3】 ステンレス鋼の細いモノフィラメントを
    経糸および緯糸に用いた長尺の紗状織物を洗浄して該織
    物の表面汚れを除去し、乾燥した後、上記長尺の紗状織
    物を密閉チャンバの不活性ガス雰囲気下で長さ方向に送
    って冷却しながら、その表面および裏面にステンレス鋼
    を交互にスパッタリングして上記経糸および緯糸の
    にステンレス鋼のアモルファス被膜を形成することを特
    徴とする印刷用スクリーンの製造法。
  4. 【請求項4】 請求項3に記載した印刷用スクリーンの
    製造法において、そのスパッタリング時に紗状織物をス
    テンレス鋼の融点(絶対温度)の1/2以下に冷却しな
    がら処理する印刷用スクリーンの製造法。
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