JP2683610B2 - 芳香族炭化水素のクロロエチル化 - Google Patents
芳香族炭化水素のクロロエチル化Info
- Publication number
- JP2683610B2 JP2683610B2 JP1214252A JP21425289A JP2683610B2 JP 2683610 B2 JP2683610 B2 JP 2683610B2 JP 1214252 A JP1214252 A JP 1214252A JP 21425289 A JP21425289 A JP 21425289A JP 2683610 B2 JP2683610 B2 JP 2683610B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- sulfuric acid
- chloro
- alkylphenyl
- ethane
- weight
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
Links
Classifications
-
- C—CHEMISTRY; METALLURGY
- C07—ORGANIC CHEMISTRY
- C07C—ACYCLIC OR CARBOCYCLIC COMPOUNDS
- C07C51/00—Preparation of carboxylic acids or their salts, halides or anhydrides
- C07C51/08—Preparation of carboxylic acids or their salts, halides or anhydrides from nitriles
-
- C—CHEMISTRY; METALLURGY
- C07—ORGANIC CHEMISTRY
- C07C—ACYCLIC OR CARBOCYCLIC COMPOUNDS
- C07C17/00—Preparation of halogenated hydrocarbons
- C07C17/26—Preparation of halogenated hydrocarbons by reactions involving an increase in the number of carbon atoms in the skeleton
- C07C17/32—Preparation of halogenated hydrocarbons by reactions involving an increase in the number of carbon atoms in the skeleton by introduction of halogenated alkyl groups into ring compounds
-
- C—CHEMISTRY; METALLURGY
- C07—ORGANIC CHEMISTRY
- C07C—ACYCLIC OR CARBOCYCLIC COMPOUNDS
- C07C51/00—Preparation of carboxylic acids or their salts, halides or anhydrides
- C07C51/10—Preparation of carboxylic acids or their salts, halides or anhydrides by reaction with carbon monoxide
Landscapes
- Chemical & Material Sciences (AREA)
- Organic Chemistry (AREA)
- Engineering & Computer Science (AREA)
- Oil, Petroleum & Natural Gas (AREA)
- Chemical Kinetics & Catalysis (AREA)
- Organic Low-Molecular-Weight Compounds And Preparation Thereof (AREA)
- Low-Molecular Organic Synthesis Reactions Using Catalysts (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】 本発明は芳香族炭化水素をクロロエチル化して1−ク
ロロ−1−アリールエタンを形成する方法に関するもの
である。
ロロ−1−アリールエタンを形成する方法に関するもの
である。
本発明を要約すれば、−10℃ないし−35℃の範囲の温
度で、芳香族炭化水素1モルあたり少なくとも約1.4モ
ルの硫酸の存在下に、かつ硫酸の重量を基準にして約15
重量%を超える水は存在させずに芳香族炭化水素を塩化
水素およびアセトアルデヒドと反応させることによりク
ロロエチル化して、ジアリールアルカン副生物の同時生
成を最少限に抑えながら1−クロロ−1−アリールエタ
ンとすることである。この方法は、従来はアセトアルデ
ヒドを用いてクロロエチル化場合には望ましくない量の
ジアリールアルカンを得ていた、反応性のより少ない芳
香族炭化水素、たとえばイソブチルベンゼンおよび他の
モノアルキル芳香族炭化水素のクロロエチル化に特に有
利である。
度で、芳香族炭化水素1モルあたり少なくとも約1.4モ
ルの硫酸の存在下に、かつ硫酸の重量を基準にして約15
重量%を超える水は存在させずに芳香族炭化水素を塩化
水素およびアセトアルデヒドと反応させることによりク
ロロエチル化して、ジアリールアルカン副生物の同時生
成を最少限に抑えながら1−クロロ−1−アリールエタ
ンとすることである。この方法は、従来はアセトアルデ
ヒドを用いてクロロエチル化場合には望ましくない量の
ジアリールアルカンを得ていた、反応性のより少ない芳
香族炭化水素、たとえばイソブチルベンゼンおよび他の
モノアルキル芳香族炭化水素のクロロエチル化に特に有
利である。
マーチの最新有機化学(Advanced Organic Chemistr
y)、第2版、マグロー・ヒル(McGraw−Hill,New Yor
k),1977,501−502ページ;オラー(Olah)、フリーデ
ル・クラフツおよび関連反応(Friedel−Crafts and Re
lated Reactions),第2巻、インターサイエンス出版
(Interscience Publishers,New York)、1963−1964,6
59−784ページ;米国特許第2,516,971号(ガリッツェン
シュタイン(Galitzenstein)ら);および引用文献に
開示されているように、芳香族化合物を触媒としてのル
イス酸またはプロトン酸の存在下に、最も一般的には塩
化亜鉛の存在下に、塩化水素および適当なアルデヒドと
反応させることによるクロロアルキル化し得ることは公
知の事実である。
y)、第2版、マグロー・ヒル(McGraw−Hill,New Yor
k),1977,501−502ページ;オラー(Olah)、フリーデ
ル・クラフツおよび関連反応(Friedel−Crafts and Re
lated Reactions),第2巻、インターサイエンス出版
(Interscience Publishers,New York)、1963−1964,6
59−784ページ;米国特許第2,516,971号(ガリッツェン
シュタイン(Galitzenstein)ら);および引用文献に
開示されているように、芳香族化合物を触媒としてのル
イス酸またはプロトン酸の存在下に、最も一般的には塩
化亜鉛の存在下に、塩化水素および適当なアルデヒドと
反応させることによるクロロアルキル化し得ることは公
知の事実である。
アルデヒドとしてホルムアルデヒドを用いるクロロア
ルキル化は十分に高い収率で1−クロロ−1−アリール
アルカンを得るのに使用されて成果を挙げており、ある
場合には、たとえば芳香族化合物が適当な官能性置換基
または複数の置換基を有している場合には、より高級な
アルデヒドを用いるクロロアルキル化からも、かなり高
い収率で1−クロロ−1−アリールアルカンが得られ
る。しかし、芳香族化合物がが反応性のより少ない化合
物である場合には、たとえば未置換芳香族炭化水素また
はモノアルキル芳香族炭化水素の場合には、商業的に受
け入れられる収率の1−クロロ−1−アリールアルカン
は得ることが可能であるとは考えられていない。余りに
多くのジアリールアルカン副生物が同時生成するのであ
る。
ルキル化は十分に高い収率で1−クロロ−1−アリール
アルカンを得るのに使用されて成果を挙げており、ある
場合には、たとえば芳香族化合物が適当な官能性置換基
または複数の置換基を有している場合には、より高級な
アルデヒドを用いるクロロアルキル化からも、かなり高
い収率で1−クロロ−1−アリールアルカンが得られ
る。しかし、芳香族化合物がが反応性のより少ない化合
物である場合には、たとえば未置換芳香族炭化水素また
はモノアルキル芳香族炭化水素の場合には、商業的に受
け入れられる収率の1−クロロ−1−アリールアルカン
は得ることが可能であるとは考えられていない。余りに
多くのジアリールアルカン副生物が同時生成するのであ
る。
高級アルデヒドを用いる公知のクロロアルキル化方法
の他の欠点は、1−クロロ−1−(4−アルキルフェニ
ル)−アルカン、たとえばイブプロフェン、関連する医
薬、または洗剤用の中間体を得るための他の技術により
合成されていた化合物を得るために行われる工程におい
て、余りに多くのo−異性体が得られることであった。
この種の工程より得られるパラ/オルト比を増加させ
て、たとえば米国特許第4,536,595号(ガルダノ(Garda
no)ら)、カナダ特許第1,197,254号(フランカランキ
(Francalanci)ら),英国特許第1,560,082号(ジナミ
ート・ノーベル(Dynamit Nobel)、チェコスロバキア
発明者証(Czechoslovakian Certificate of Authorshi
p)219,752(パレチェク(Palecek)ら)、ならびに日
本公開特許47−39050(ミヤタケら)および52−111536
(トクタケら)のもののような公知の工程に使用する1
−クロロ−1−(4−アルキルフェニル)−アルカンを
製造する、より経済的な方法を提供する道を見いだすこ
とが望ましい。
の他の欠点は、1−クロロ−1−(4−アルキルフェニ
ル)−アルカン、たとえばイブプロフェン、関連する医
薬、または洗剤用の中間体を得るための他の技術により
合成されていた化合物を得るために行われる工程におい
て、余りに多くのo−異性体が得られることであった。
この種の工程より得られるパラ/オルト比を増加させ
て、たとえば米国特許第4,536,595号(ガルダノ(Garda
no)ら)、カナダ特許第1,197,254号(フランカランキ
(Francalanci)ら),英国特許第1,560,082号(ジナミ
ート・ノーベル(Dynamit Nobel)、チェコスロバキア
発明者証(Czechoslovakian Certificate of Authorshi
p)219,752(パレチェク(Palecek)ら)、ならびに日
本公開特許47−39050(ミヤタケら)および52−111536
(トクタケら)のもののような公知の工程に使用する1
−クロロ−1−(4−アルキルフェニル)−アルカンを
製造する、より経済的な方法を提供する道を見いだすこ
とが望ましい。
本発明の目標は、塩化水素とアセトアルデヒドとを用
いて芳香族炭化水素をクロロエチル化し、1−クロロ−
1−アリールエタンを形成する新規な方法を提供するこ
とにある。
いて芳香族炭化水素をクロロエチル化し、1−クロロ−
1−アリールエタンを形成する新規な方法を提供するこ
とにある。
他の目標は、芳香族炭化水素がモノアルキル芳香族炭
化水素である場合には、ジアリールアルカン副生物の同
時生成を最少限に抑えるような方法を提供することにあ
る。
化水素である場合には、ジアリールアルカン副生物の同
時生成を最少限に抑えるような方法を提供することにあ
る。
その他の目標は、芳香族炭化水素がモノアルキルベン
ゼンである場合に、生成物中のパラ/オルト比を最大に
するように方法を提供することにある。
ゼンである場合に、生成物中のパラ/オルト比を最大に
するように方法を提供することにある。
上記以外の目標は、化学中間体として有用な1−クロ
ロ−1−アリールエタンを製造する改良された方法を提
供することにある。
ロ−1−アリールエタンを製造する改良された方法を提
供することにある。
これらの目標および他の目標は、−10℃ないし−35℃
の範囲の温度で、芳香族炭化水素1モルあたり少なくと
も約1.4モルの硫酸の存在下に、かつ硫酸の重量を基準
にして約15重量%を超える水は存在させずに芳香族炭化
水素を塩化水素およびアセトアルデヒド反応させること
により達成される。
の範囲の温度で、芳香族炭化水素1モルあたり少なくと
も約1.4モルの硫酸の存在下に、かつ硫酸の重量を基準
にして約15重量%を超える水は存在させずに芳香族炭化
水素を塩化水素およびアセトアルデヒド反応させること
により達成される。
本発明の実施に使用する芳香族炭化水素は未置換芳香
族炭化水素、たとえばベンゼン、ナフタレン、アントラ
センまたはフェナントレンであってもよい。また、ポリ
アルキル芳香族炭化水素たとえばキシレン、プソイドク
メンまたはメシチレンであってもよい。しかし、そのク
ロロエチル化生成物の商業的利益、および従来1−クロ
ロ−1−アリールエタンの製造において遭遇した困難性
のために、好ましい芳香族炭化水素はモノアルキル芳香
族炭化水素、たとえば1−メチルナフタレン、2−メチ
ルナフタレン、9−メチルアントラセン、9−ブチルア
ントラセン、9−ドデシルアントラセンおよび種々のモ
ノアルキルベンゼン、たとえばメチル−、エチル−、プ
ロピル−、イソブチル−、第2ブチル−、t−ブチル
−、イソペンチル−、t−ペンチル−、およびヘキシル
ベンゼンである。最も好ましい芳香族炭化水素は、アル
キル基が1−5個の炭素を含有するモノアルキルベンゼ
ンである。
族炭化水素、たとえばベンゼン、ナフタレン、アントラ
センまたはフェナントレンであってもよい。また、ポリ
アルキル芳香族炭化水素たとえばキシレン、プソイドク
メンまたはメシチレンであってもよい。しかし、そのク
ロロエチル化生成物の商業的利益、および従来1−クロ
ロ−1−アリールエタンの製造において遭遇した困難性
のために、好ましい芳香族炭化水素はモノアルキル芳香
族炭化水素、たとえば1−メチルナフタレン、2−メチ
ルナフタレン、9−メチルアントラセン、9−ブチルア
ントラセン、9−ドデシルアントラセンおよび種々のモ
ノアルキルベンゼン、たとえばメチル−、エチル−、プ
ロピル−、イソブチル−、第2ブチル−、t−ブチル
−、イソペンチル−、t−ペンチル−、およびヘキシル
ベンゼンである。最も好ましい芳香族炭化水素は、アル
キル基が1−5個の炭素を含有するモノアルキルベンゼ
ンである。
芳香族炭化水素およびアセトアルデヒドと反応する塩
化水素は好ましくは無水の、または少なくとも実質的に
無水のものであるが、塩化水素中の若干の水は、反応混
合物中の水の全量を硫酸の約15重量%を超えて上昇させ
るのに十分な量でない限り、許容することができる。し
かし、水の全量を硫酸の約10重量%を超えない濃度に保
つことが好ましい。この塩化水素はそれ自体で、または
硫酸と反応して反応条件下で塩化水素を生成する塩、た
とえば塩化ナトリウムとして反応混合物に組み入れるこ
ともできる。
化水素は好ましくは無水の、または少なくとも実質的に
無水のものであるが、塩化水素中の若干の水は、反応混
合物中の水の全量を硫酸の約15重量%を超えて上昇させ
るのに十分な量でない限り、許容することができる。し
かし、水の全量を硫酸の約10重量%を超えない濃度に保
つことが好ましい。この塩化水素はそれ自体で、または
硫酸と反応して反応条件下で塩化水素を生成する塩、た
とえば塩化ナトリウムとして反応混合物に組み入れるこ
ともできる。
上記のアセトアルデヒドはそれ自体で使用することこ
でき、また、たとえばパラアルデヒドのような、反応条
件下で分解してアセトアルデヒドを与える物質の形状で
導入することもできる。
でき、また、たとえばパラアルデヒドのような、反応条
件下で分解してアセトアルデヒドを与える物質の形状で
導入することもできる。
上記の芳香族炭化水素、塩化水素およびアルデヒドは
通常は実質的に等モル量で使用するが、この比率は厳密
なものとは考えられない。したがって、所望ならば反応
剤のいずれかを等モル量より少ない、または多い量で使
用することもできる。
通常は実質的に等モル量で使用するが、この比率は厳密
なものとは考えられない。したがって、所望ならば反応
剤のいずれかを等モル量より少ない、または多い量で使
用することもできる。
反応混合物中の過剰の水の存在を回避するためには、
硫酸を85−98%硫酸の形状で、好ましくは90−98%の、
最も好ましくは93−98%濃度を有する硫酸を導入する。
使用量は、芳香族炭化水素1モルあたり少なくとも約1.
4モル、好ましくは少なくとも約5モルとなるような値
である。使用し得る硫酸の量には、経済的制約により置
かれ得る最大値以外のいかなる最大値も存在するとは考
えられない。
硫酸を85−98%硫酸の形状で、好ましくは90−98%の、
最も好ましくは93−98%濃度を有する硫酸を導入する。
使用量は、芳香族炭化水素1モルあたり少なくとも約1.
4モル、好ましくは少なくとも約5モルとなるような値
である。使用し得る硫酸の量には、経済的制約により置
かれ得る最大値以外のいかなる最大値も存在するとは考
えられない。
本発明の利点を達成するためには、本件反応は−10℃
ないし−35℃の、好ましくは−25℃ないし−35℃の範囲
の温度で実行する。
ないし−35℃の、好ましくは−25℃ないし−35℃の範囲
の温度で実行する。
本発明の工程は発熱的であり、したがって、反応剤は
反応温度の制御を可能にする速度で混合するべきであ
る。本件方法を実行するには、芳香族炭化水素とアセト
アルデヒドとの混合物を塩化水素で飽和させた硫酸溶液
に添加し、反応中に残余の塩化水素を添加するのが好ま
しいが、これに替えてアセトアルデヒドと塩化水素とを
予備的に反応させるか、または、芳香族炭化水素をまず
反応容器に負荷することもできる。
反応温度の制御を可能にする速度で混合するべきであ
る。本件方法を実行するには、芳香族炭化水素とアセト
アルデヒドとの混合物を塩化水素で飽和させた硫酸溶液
に添加し、反応中に残余の塩化水素を添加するのが好ま
しいが、これに替えてアセトアルデヒドと塩化水素とを
予備的に反応させるか、または、芳香族炭化水素をまず
反応容器に負荷することもできる。
本発明は、公知のクロロエチル化技術によりこの種の
生成物を高収率で与えることが可能であることが知られ
ている芳香族炭化水素から、1−クロロ−1−アリール
エタンを製造する択一的な方法としても有用であるが、
従来はアセトアルデヒドを用いるクロロアルキル化法に
よりこの種の生成物を高い収率で与えることが可能であ
るとは考えられてなかった、反応性のより少ない芳香族
炭化水素、たとえばモノアルキルベンゼンから1−クロ
ロ−1−アリールエタンを製造する方法として特に有用
である。本件方法は、ジアリールアルカン副生物の同時
生成を最少限に抑えるのみでなく、生成物のパラ/オル
ト比をも増加させる利点があるので、モノアルキルベン
ゼンのクロロエチル化に特に有利である。
生成物を高収率で与えることが可能であることが知られ
ている芳香族炭化水素から、1−クロロ−1−アリール
エタンを製造する択一的な方法としても有用であるが、
従来はアセトアルデヒドを用いるクロロアルキル化法に
よりこの種の生成物を高い収率で与えることが可能であ
るとは考えられてなかった、反応性のより少ない芳香族
炭化水素、たとえばモノアルキルベンゼンから1−クロ
ロ−1−アリールエタンを製造する方法として特に有用
である。本件方法は、ジアリールアルカン副生物の同時
生成を最少限に抑えるのみでなく、生成物のパラ/オル
ト比をも増加させる利点があるので、モノアルキルベン
ゼンのクロロエチル化に特に有利である。
知られているように、本件方法により得られる生成物
は内部標準として、または単量体、洗剤もしくは医薬の
製造用の中間体として有用である。化学的中間体として
使用する場合には、所望の生成物に転化させるために従
来から使用されているものと同様の反応にかけることが
できる。たとえば1−クロロ−1−アリールエタンは、
公知のいかなる手法によっても脱塩酸してスチレンを得
ることができ、ついで、これを公知の技術により重合さ
せることができる。
は内部標準として、または単量体、洗剤もしくは医薬の
製造用の中間体として有用である。化学的中間体として
使用する場合には、所望の生成物に転化させるために従
来から使用されているものと同様の反応にかけることが
できる。たとえば1−クロロ−1−アリールエタンは、
公知のいかなる手法によっても脱塩酸してスチレンを得
ることができ、ついで、これを公知の技術により重合さ
せることができる。
本発明の好ましい具体例で製造される1−クロロ−1
−(4−アルキルフェニル)−エタンの特に興味のある
応用例は、イブプロフェンおよび関連する医薬の製造用
の中間体でとしてある。1−クロロ−1−(4−アルキ
ルフェニル)−エタンをこの種の応用に使用する場合に
は、適当ないかなる手法によってでも所望の生成物に転
化させることができる。たとえば、ガルダノら、フラン
カランキら、またはジナミート・ノーベルと同様にし
て、カルボニル化触媒の存在下に一酸化炭素と反応さ
せ、ついで酸性化して相当するプロピオン酸とすること
もでき、また、パレチェクらまたはトクタケと同様にし
て、アルカリ金属シアン化物またはシアン化テトラアル
キルアンモニウムと反応させ、ついで加水分解して相当
するプロピオン酸とすることもできる。他の有用な合成
には、ミヤタケらと同様にしてこの化合物をマグネシウ
ムと反応させ、得られるグリニュール試薬を一酸化炭素
を用いてカルボニル化し、このカルボニル化生成物を加
水分解してプロピオン酸とするものが含まれる。
−(4−アルキルフェニル)−エタンの特に興味のある
応用例は、イブプロフェンおよび関連する医薬の製造用
の中間体でとしてある。1−クロロ−1−(4−アルキ
ルフェニル)−エタンをこの種の応用に使用する場合に
は、適当ないかなる手法によってでも所望の生成物に転
化させることができる。たとえば、ガルダノら、フラン
カランキら、またはジナミート・ノーベルと同様にし
て、カルボニル化触媒の存在下に一酸化炭素と反応さ
せ、ついで酸性化して相当するプロピオン酸とすること
もでき、また、パレチェクらまたはトクタケと同様にし
て、アルカリ金属シアン化物またはシアン化テトラアル
キルアンモニウムと反応させ、ついで加水分解して相当
するプロピオン酸とすることもできる。他の有用な合成
には、ミヤタケらと同様にしてこの化合物をマグネシウ
ムと反応させ、得られるグリニュール試薬を一酸化炭素
を用いてカルボニル化し、このカルボニル化生成物を加
水分解してプロピオン酸とするものが含まれる。
以下の実施例は本発明を説明するために与えたもので
あって、本発明の限定を意図したものではない。
あって、本発明の限定を意図したものではない。
実施例 I 適当な反応容器に60mlの93%硫酸を装入し、これを−
35℃に冷却し、無水塩化水素で飽和させる。7.8gのアセ
トアルデヒドと21.3gのイソブチルベンゼンとの溶液を
上記の反応容器に、塩化水素を反応集合体(reaction m
ass)に泡立てて吹き込みながら、−35℃で30分かけて
供給する。この反応集合体を−35℃で1時間攪拌し、つ
いで氷水中に注ぎ入れる。分析は1−クロロ−1−(イ
ソブチルフェニル)−エタンの1,1−ジ−(イソブチル
フェニル)−エタンに対するモル比が88/12であること
を示した。
35℃に冷却し、無水塩化水素で飽和させる。7.8gのアセ
トアルデヒドと21.3gのイソブチルベンゼンとの溶液を
上記の反応容器に、塩化水素を反応集合体(reaction m
ass)に泡立てて吹き込みながら、−35℃で30分かけて
供給する。この反応集合体を−35℃で1時間攪拌し、つ
いで氷水中に注ぎ入れる。分析は1−クロロ−1−(イ
ソブチルフェニル)−エタンの1,1−ジ−(イソブチル
フェニル)−エタンに対するモル比が88/12であること
を示した。
実施例 II 47gの1−クロロ−1−(イソブチルフェニル)−エ
タンを含有する粗1−クロロ−1−(イソブチルフェニ
ル)−エタンを、シアン化ナトリウム17gを126gのジメ
チルスルホキシド(DMSO)に入れた混合物に添加した。
この反応混合物を攪拌しながら80℃に10時間加熱し、そ
の後、水洗してDMSOおよび無機塩を除去し、1−シアノ
−1−(イソブチルフェニル)−エタンを得た。この粗
ニトリルを135℃で4時間、過剰の50%水酸化ナトリウ
ムと反応させて2−(イソブチルフェニル)−プロピオ
ン酸のナトリウム塩を形成させ、ついでこれを酸性化
し、−10℃でヘキサンから結晶化させた。得られる2−
(イソブチルフェニル)−プロピオン酸のヘキサン溶液
のパラ/オルト比はほぼ200/1であった。
タンを含有する粗1−クロロ−1−(イソブチルフェニ
ル)−エタンを、シアン化ナトリウム17gを126gのジメ
チルスルホキシド(DMSO)に入れた混合物に添加した。
この反応混合物を攪拌しながら80℃に10時間加熱し、そ
の後、水洗してDMSOおよび無機塩を除去し、1−シアノ
−1−(イソブチルフェニル)−エタンを得た。この粗
ニトリルを135℃で4時間、過剰の50%水酸化ナトリウ
ムと反応させて2−(イソブチルフェニル)−プロピオ
ン酸のナトリウム塩を形成させ、ついでこれを酸性化
し、−10℃でヘキサンから結晶化させた。得られる2−
(イソブチルフェニル)−プロピオン酸のヘキサン溶液
のパラ/オルト比はほぼ200/1であった。
本発明の主なる特徴および態様は以下のとおりであ
る。
る。
1.−10℃ないし−35℃の範囲の温度で、芳香族炭化水素
1モルあたり少なくとも約1.4モルの硫酸の存在下に、
かつ硫酸の重量を基準にして約15重量%を超える水は存
在させずに反応を実行することを特徴とする、芳香族炭
化水素を塩化水素およびアセトアルデヒドと反応させて
1−クロロ−1−アリールエタンを形成させることによ
る芳香族炭化水素のクロロエチル化方法。
1モルあたり少なくとも約1.4モルの硫酸の存在下に、
かつ硫酸の重量を基準にして約15重量%を超える水は存
在させずに反応を実行することを特徴とする、芳香族炭
化水素を塩化水素およびアセトアルデヒドと反応させて
1−クロロ−1−アリールエタンを形成させることによ
る芳香族炭化水素のクロロエチル化方法。
2.上記の芳香族炭化水素がモノアルキルベンゼンである
ことを特徴とする上記の第1項記載の方法。
ことを特徴とする上記の第1項記載の方法。
3.−25℃ないし−35℃の範囲の温度で、イソブチルベン
ゼン1モルあたり少なくとも約5モルの硫酸の存在下に
イソブチルベンゼンを無水塩化水素およびアセトアルデ
ヒドと反応させることによりクロロエチル化して1−ク
ロロ−1−(4−イソブチルフェニル)−エタンとする
にあたり、上記の硫酸を93−98%硫酸の形状で導入する
ことを特徴とする上記の第1項記載の方法。
ゼン1モルあたり少なくとも約5モルの硫酸の存在下に
イソブチルベンゼンを無水塩化水素およびアセトアルデ
ヒドと反応させることによりクロロエチル化して1−ク
ロロ−1−(4−イソブチルフェニル)−エタンとする
にあたり、上記の硫酸を93−98%硫酸の形状で導入する
ことを特徴とする上記の第1項記載の方法。
4.−10℃ないし−35℃の範囲の温度で、モノアルキルベ
ンゼン1モルあたり少なくとも約1.4モルの硫酸の存在
下に、かつ硫酸の重量を基準にして約15重量%を超える
水は存在させずに、アルキル基が1−5個の炭素原子を
含有するモノアルキルベンゼンを塩化水素およびアセト
アルデヒドと反応させて1−クロロ−1−(4−アルキ
ルフェニル)−エタンを合成することを特徴とする、1
−クロロ−1−(4−アルキルフェニル)−エタンをカ
ルボニル化触媒の存在下に一酸化炭素と反応させ、生成
物を酸性化することによる2−(4−アルキルフェニ
ル)−プロピオン酸の製造方法。
ンゼン1モルあたり少なくとも約1.4モルの硫酸の存在
下に、かつ硫酸の重量を基準にして約15重量%を超える
水は存在させずに、アルキル基が1−5個の炭素原子を
含有するモノアルキルベンゼンを塩化水素およびアセト
アルデヒドと反応させて1−クロロ−1−(4−アルキ
ルフェニル)−エタンを合成することを特徴とする、1
−クロロ−1−(4−アルキルフェニル)−エタンをカ
ルボニル化触媒の存在下に一酸化炭素と反応させ、生成
物を酸性化することによる2−(4−アルキルフェニ
ル)−プロピオン酸の製造方法。
5.−25℃ないし−35℃の範囲の温度で、イソブチルベン
ゼン1モルあたり少なくとも約5モルの硫酸の存在下に
イソブチルベンゼンを無水塩化水素およびアセトアルデ
ヒドと反応させることにより1−クロロ−1−(4−イ
ソブチルフェニル)−エタンを合成するにあたり、上記
の硫酸を93−98%硫酸の形状で導入することを特徴とす
る上記の第4項記載の方法。
ゼン1モルあたり少なくとも約5モルの硫酸の存在下に
イソブチルベンゼンを無水塩化水素およびアセトアルデ
ヒドと反応させることにより1−クロロ−1−(4−イ
ソブチルフェニル)−エタンを合成するにあたり、上記
の硫酸を93−98%硫酸の形状で導入することを特徴とす
る上記の第4項記載の方法。
6.−10℃ないし−35℃の範囲の温度で、モノアルキルベ
ンゼン1モルあたり少なくとも約1.4モルの硫酸の存在
下に、かつ硫酸の重量を基準にして約15重量%を超える
水は存在させずに、アルキル基が1−5個の炭素原子を
含有するモノアルキルベンゼンを塩化水素およびアセト
アルデヒドと反応させて1−クロロ−1−(4−アルキ
ルフェニル)−エタンを合成することを特徴とする、1
−クロロ−1−(4−アルキルフェニル)−エタンをア
ルカリ金属シアン化物またはシアン化テトラアルキルア
ンモニウムと反応させ、生成物を加水分解することによ
る2−(4−アルキルフェニル)−プロピオン酸の製造
方法。
ンゼン1モルあたり少なくとも約1.4モルの硫酸の存在
下に、かつ硫酸の重量を基準にして約15重量%を超える
水は存在させずに、アルキル基が1−5個の炭素原子を
含有するモノアルキルベンゼンを塩化水素およびアセト
アルデヒドと反応させて1−クロロ−1−(4−アルキ
ルフェニル)−エタンを合成することを特徴とする、1
−クロロ−1−(4−アルキルフェニル)−エタンをア
ルカリ金属シアン化物またはシアン化テトラアルキルア
ンモニウムと反応させ、生成物を加水分解することによ
る2−(4−アルキルフェニル)−プロピオン酸の製造
方法。
7.−25℃ないし−35℃の範囲の温度で、イソブチルベン
ゼン1モルあたり少なくとも約5モルの硫酸の存在下に
イソブチルベンゼンを無水塩化水素およびアセトアルデ
ヒドと反応させることにより1−クロロ−1−(4−イ
ソブチルフェニル)−エタンを合成するにあたり、上記
の硫酸を93−98%硫酸の形状で導入することを特徴とす
る上記の第6項記載の方法。
ゼン1モルあたり少なくとも約5モルの硫酸の存在下に
イソブチルベンゼンを無水塩化水素およびアセトアルデ
ヒドと反応させることにより1−クロロ−1−(4−イ
ソブチルフェニル)−エタンを合成するにあたり、上記
の硫酸を93−98%硫酸の形状で導入することを特徴とす
る上記の第6項記載の方法。
Claims (3)
- 【請求項1】−10℃ないし−35℃の範囲の温度で、芳香
族炭化水素1モルあたり少なくとも約1.4モルの硫酸の
存在下に、かつ硫酸の重量を基準にして約15重量%を超
える水は存在させずに反応を実行することを特徴とす
る、芳香族炭化水素を塩化水素およびアセトアルデヒド
と反応させて1−クロロ−1−アリールエタンを形成さ
せることによる芳香族炭化水素のクロロエチル化方法。 - 【請求項2】−10℃ないし−35℃の範囲の温度で、モノ
アルキルベンゼン1モルあたり少なくとも約1.4モルの
硫酸の存在下に、かつ硫酸の重量を基準にして約15重量
%を超える水は存在させずに、アルキル基が1−5個の
炭素原子を含有するモノアルキルベンゼンを塩化水素お
よびアセトアルデヒドと反応させて1−クロロ−1−
(4−アルキルフェニル)−エタンを合成することを特
徴とする、1−クロロ−1−(4−アルキルフェニル)
−エタンをカルボニル化触媒の存在下に一酸化炭素と反
応させ、生成物を酸性化することによる2−(4−アル
キルフェニル)−プロピオン酸の製造方法。 - 【請求項3】−10℃ないし−35℃の範囲の温度で、モノ
アルキルベンゼン1モルあたり少なくとも約1.4モルの
硫酸の存在下に、かつ硫酸の重量を基準にして約15重量
%を超える水は存在させずに、アルキル基が1−5個の
炭素原子を含有するモノアルキルベンゼンを塩化水素お
よびアセトアルデヒドと反応させて1−クロロ−1−
(4−アルキルフェニル)−エタンを合成することを特
徴とする、1−クロロ−1−(4−アルキルフェニル)
−エタンをアルカリ金属シアン化物またはシアン化テト
ラアルキルアンモニウムと反応させ、生成物を加水分解
することによる2−(4−アルキルフェニル)−プロピ
オン酸の製造方法。
Applications Claiming Priority (2)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
US24015688A | 1988-08-26 | 1988-08-26 | |
US240156 | 1988-08-26 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH02108641A JPH02108641A (ja) | 1990-04-20 |
JP2683610B2 true JP2683610B2 (ja) | 1997-12-03 |
Family
ID=22905341
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1214252A Expired - Lifetime JP2683610B2 (ja) | 1988-08-26 | 1989-08-22 | 芳香族炭化水素のクロロエチル化 |
Country Status (4)
Country | Link |
---|---|
EP (1) | EP0356236B1 (ja) |
JP (1) | JP2683610B2 (ja) |
CA (1) | CA1339035C (ja) |
DE (1) | DE68905714T2 (ja) |
Families Citing this family (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US4990704A (en) * | 1989-10-10 | 1991-02-05 | Ethyl Corporation | Haloethylation of aromatic hydrocarbons |
US5003116A (en) * | 1989-10-10 | 1991-03-26 | Ethyl Corporation | Haloethylation of aromatic hydrocarbons |
US5420369A (en) * | 1994-07-18 | 1995-05-30 | Albemarle Corporation | Chloroalkylation of aromatic compounds |
US20020064728A1 (en) | 1996-09-05 | 2002-05-30 | Weed Gregory C. | Near IR sensitive photoimageable/photopolymerizable compositions, media, and associated processes |
US7407193B2 (en) | 2004-03-18 | 2008-08-05 | Takata Corporation | Seat belt buckle |
-
1989
- 1989-07-25 CA CA 606547 patent/CA1339035C/en not_active Expired - Fee Related
- 1989-08-22 JP JP1214252A patent/JP2683610B2/ja not_active Expired - Lifetime
- 1989-08-24 DE DE1989605714 patent/DE68905714T2/de not_active Expired - Fee Related
- 1989-08-24 EP EP19890308597 patent/EP0356236B1/en not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
DE68905714D1 (de) | 1993-05-06 |
CA1339035C (en) | 1997-04-01 |
JPH02108641A (ja) | 1990-04-20 |
EP0356236A3 (en) | 1990-05-02 |
DE68905714T2 (de) | 1993-07-08 |
EP0356236A2 (en) | 1990-02-28 |
EP0356236B1 (en) | 1993-03-31 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
EP0041043B1 (de) | Verfahren zur Herstellung von Alkenylbenzol- oder -naphthalin-derivaten | |
US3932542A (en) | Process for preparation of 2,5-dibromo-p-xylene | |
JP2683610B2 (ja) | 芳香族炭化水素のクロロエチル化 | |
US2398430A (en) | Hydrolysis of halogen containing compounds | |
US1965556A (en) | Method for the preparation of acid halides | |
US5003116A (en) | Haloethylation of aromatic hydrocarbons | |
EP0356235B1 (en) | Bromoethylation of aromatic hydrocarbons | |
JP2758074B2 (ja) | 芳香族炭化水素のハロエチル化 | |
US4952721A (en) | Process for oxidizing esters of methyl-substituted phenol compounds to aromatic carboxylic acids | |
US2587540A (en) | Method for the preparation of alpha-beta unsaturated ketones and aralkyl carboxylic acids | |
US5001288A (en) | Haloethylation of aromatic hydrocarbons | |
US2158519A (en) | Production of aromatic aldehydes | |
US2635114A (en) | Polyalkylbenzene carboxylic acid and process of preparing it | |
US2474175A (en) | Process for carrying out condensation reactions | |
JP2000503008A (ja) | 弗素以外のハロゲン原子及びシアノ基によってオルト二置換された芳香族誘導体の合成方法 | |
US5420369A (en) | Chloroalkylation of aromatic compounds | |
US3781342A (en) | Production of tertiary alkyl substituted ortho-toluic acids and esters thereof | |
US4164518A (en) | Process for producing diphenyls | |
US4341899A (en) | Vapor phase dechlorination process | |
JP2875036B2 (ja) | シアノアルケニル化方法 | |
US5319150A (en) | Chloroalkylation of aromatic compounds | |
JPS5857328A (ja) | パラ−置換された3−ブロモベンズアルデヒド類の製造方法 | |
US2623062A (en) | Method for the preparation of 1-acetoxy-1, 1-dicyano-ethane | |
EP0369728A1 (en) | Haloalkylation of aromatic compounds | |
JPS581093B2 (ja) | 3−メチル−2−シクロペンテノンのアルキル化法 |