JP2683610B2 - 芳香族炭化水素のクロロエチル化 - Google Patents

芳香族炭化水素のクロロエチル化

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Description

【発明の詳細な説明】 本発明は芳香族炭化水素をクロロエチル化して1−ク
ロロ−1−アリールエタンを形成する方法に関するもの
である。
本発明を要約すれば、−10℃ないし−35℃の範囲の温
度で、芳香族炭化水素1モルあたり少なくとも約1.4モ
ルの硫酸の存在下に、かつ硫酸の重量を基準にして約15
重量%を超える水は存在させずに芳香族炭化水素を塩化
水素およびアセトアルデヒドと反応させることによりク
ロロエチル化して、ジアリールアルカン副生物の同時生
成を最少限に抑えながら1−クロロ−1−アリールエタ
ンとすることである。この方法は、従来はアセトアルデ
ヒドを用いてクロロエチル化場合には望ましくない量の
ジアリールアルカンを得ていた、反応性のより少ない芳
香族炭化水素、たとえばイソブチルベンゼンおよび他の
モノアルキル芳香族炭化水素のクロロエチル化に特に有
利である。
マーチの最新有機化学(Advanced Organic Chemistr
y)、第2版、マグロー・ヒル(McGraw−Hill,New Yor
k),1977,501−502ページ;オラー(Olah)、フリーデ
ル・クラフツおよび関連反応(Friedel−Crafts and Re
lated Reactions),第2巻、インターサイエンス出版
(Interscience Publishers,New York)、1963−1964,6
59−784ページ;米国特許第2,516,971号(ガリッツェン
シュタイン(Galitzenstein)ら);および引用文献に
開示されているように、芳香族化合物を触媒としてのル
イス酸またはプロトン酸の存在下に、最も一般的には塩
化亜鉛の存在下に、塩化水素および適当なアルデヒドと
反応させることによるクロロアルキル化し得ることは公
知の事実である。
アルデヒドとしてホルムアルデヒドを用いるクロロア
ルキル化は十分に高い収率で1−クロロ−1−アリール
アルカンを得るのに使用されて成果を挙げており、ある
場合には、たとえば芳香族化合物が適当な官能性置換基
または複数の置換基を有している場合には、より高級な
アルデヒドを用いるクロロアルキル化からも、かなり高
い収率で1−クロロ−1−アリールアルカンが得られ
る。しかし、芳香族化合物がが反応性のより少ない化合
物である場合には、たとえば未置換芳香族炭化水素また
はモノアルキル芳香族炭化水素の場合には、商業的に受
け入れられる収率の1−クロロ−1−アリールアルカン
は得ることが可能であるとは考えられていない。余りに
多くのジアリールアルカン副生物が同時生成するのであ
る。
高級アルデヒドを用いる公知のクロロアルキル化方法
の他の欠点は、1−クロロ−1−(4−アルキルフェニ
ル)−アルカン、たとえばイブプロフェン、関連する医
薬、または洗剤用の中間体を得るための他の技術により
合成されていた化合物を得るために行われる工程におい
て、余りに多くのo−異性体が得られることであった。
この種の工程より得られるパラ/オルト比を増加させ
て、たとえば米国特許第4,536,595号(ガルダノ(Garda
no)ら)、カナダ特許第1,197,254号(フランカランキ
(Francalanci)ら),英国特許第1,560,082号(ジナミ
ート・ノーベル(Dynamit Nobel)、チェコスロバキア
発明者証(Czechoslovakian Certificate of Authorshi
p)219,752(パレチェク(Palecek)ら)、ならびに日
本公開特許47−39050(ミヤタケら)および52−111536
(トクタケら)のもののような公知の工程に使用する1
−クロロ−1−(4−アルキルフェニル)−アルカンを
製造する、より経済的な方法を提供する道を見いだすこ
とが望ましい。
本発明の目標は、塩化水素とアセトアルデヒドとを用
いて芳香族炭化水素をクロロエチル化し、1−クロロ−
1−アリールエタンを形成する新規な方法を提供するこ
とにある。
他の目標は、芳香族炭化水素がモノアルキル芳香族炭
化水素である場合には、ジアリールアルカン副生物の同
時生成を最少限に抑えるような方法を提供することにあ
る。
その他の目標は、芳香族炭化水素がモノアルキルベン
ゼンである場合に、生成物中のパラ/オルト比を最大に
するように方法を提供することにある。
上記以外の目標は、化学中間体として有用な1−クロ
ロ−1−アリールエタンを製造する改良された方法を提
供することにある。
これらの目標および他の目標は、−10℃ないし−35℃
の範囲の温度で、芳香族炭化水素1モルあたり少なくと
も約1.4モルの硫酸の存在下に、かつ硫酸の重量を基準
にして約15重量%を超える水は存在させずに芳香族炭化
水素を塩化水素およびアセトアルデヒド反応させること
により達成される。
本発明の実施に使用する芳香族炭化水素は未置換芳香
族炭化水素、たとえばベンゼン、ナフタレン、アントラ
センまたはフェナントレンであってもよい。また、ポリ
アルキル芳香族炭化水素たとえばキシレン、プソイドク
メンまたはメシチレンであってもよい。しかし、そのク
ロロエチル化生成物の商業的利益、および従来1−クロ
ロ−1−アリールエタンの製造において遭遇した困難性
のために、好ましい芳香族炭化水素はモノアルキル芳香
族炭化水素、たとえば1−メチルナフタレン、2−メチ
ルナフタレン、9−メチルアントラセン、9−ブチルア
ントラセン、9−ドデシルアントラセンおよび種々のモ
ノアルキルベンゼン、たとえばメチル−、エチル−、プ
ロピル−、イソブチル−、第2ブチル−、t−ブチル
−、イソペンチル−、t−ペンチル−、およびヘキシル
ベンゼンである。最も好ましい芳香族炭化水素は、アル
キル基が1−5個の炭素を含有するモノアルキルベンゼ
ンである。
芳香族炭化水素およびアセトアルデヒドと反応する塩
化水素は好ましくは無水の、または少なくとも実質的に
無水のものであるが、塩化水素中の若干の水は、反応混
合物中の水の全量を硫酸の約15重量%を超えて上昇させ
るのに十分な量でない限り、許容することができる。し
かし、水の全量を硫酸の約10重量%を超えない濃度に保
つことが好ましい。この塩化水素はそれ自体で、または
硫酸と反応して反応条件下で塩化水素を生成する塩、た
とえば塩化ナトリウムとして反応混合物に組み入れるこ
ともできる。
上記のアセトアルデヒドはそれ自体で使用することこ
でき、また、たとえばパラアルデヒドのような、反応条
件下で分解してアセトアルデヒドを与える物質の形状で
導入することもできる。
上記の芳香族炭化水素、塩化水素およびアルデヒドは
通常は実質的に等モル量で使用するが、この比率は厳密
なものとは考えられない。したがって、所望ならば反応
剤のいずれかを等モル量より少ない、または多い量で使
用することもできる。
反応混合物中の過剰の水の存在を回避するためには、
硫酸を85−98%硫酸の形状で、好ましくは90−98%の、
最も好ましくは93−98%濃度を有する硫酸を導入する。
使用量は、芳香族炭化水素1モルあたり少なくとも約1.
4モル、好ましくは少なくとも約5モルとなるような値
である。使用し得る硫酸の量には、経済的制約により置
かれ得る最大値以外のいかなる最大値も存在するとは考
えられない。
本発明の利点を達成するためには、本件反応は−10℃
ないし−35℃の、好ましくは−25℃ないし−35℃の範囲
の温度で実行する。
本発明の工程は発熱的であり、したがって、反応剤は
反応温度の制御を可能にする速度で混合するべきであ
る。本件方法を実行するには、芳香族炭化水素とアセト
アルデヒドとの混合物を塩化水素で飽和させた硫酸溶液
に添加し、反応中に残余の塩化水素を添加するのが好ま
しいが、これに替えてアセトアルデヒドと塩化水素とを
予備的に反応させるか、または、芳香族炭化水素をまず
反応容器に負荷することもできる。
本発明は、公知のクロロエチル化技術によりこの種の
生成物を高収率で与えることが可能であることが知られ
ている芳香族炭化水素から、1−クロロ−1−アリール
エタンを製造する択一的な方法としても有用であるが、
従来はアセトアルデヒドを用いるクロロアルキル化法に
よりこの種の生成物を高い収率で与えることが可能であ
るとは考えられてなかった、反応性のより少ない芳香族
炭化水素、たとえばモノアルキルベンゼンから1−クロ
ロ−1−アリールエタンを製造する方法として特に有用
である。本件方法は、ジアリールアルカン副生物の同時
生成を最少限に抑えるのみでなく、生成物のパラ/オル
ト比をも増加させる利点があるので、モノアルキルベン
ゼンのクロロエチル化に特に有利である。
知られているように、本件方法により得られる生成物
は内部標準として、または単量体、洗剤もしくは医薬の
製造用の中間体として有用である。化学的中間体として
使用する場合には、所望の生成物に転化させるために従
来から使用されているものと同様の反応にかけることが
できる。たとえば1−クロロ−1−アリールエタンは、
公知のいかなる手法によっても脱塩酸してスチレンを得
ることができ、ついで、これを公知の技術により重合さ
せることができる。
本発明の好ましい具体例で製造される1−クロロ−1
−(4−アルキルフェニル)−エタンの特に興味のある
応用例は、イブプロフェンおよび関連する医薬の製造用
の中間体でとしてある。1−クロロ−1−(4−アルキ
ルフェニル)−エタンをこの種の応用に使用する場合に
は、適当ないかなる手法によってでも所望の生成物に転
化させることができる。たとえば、ガルダノら、フラン
カランキら、またはジナミート・ノーベルと同様にし
て、カルボニル化触媒の存在下に一酸化炭素と反応さ
せ、ついで酸性化して相当するプロピオン酸とすること
もでき、また、パレチェクらまたはトクタケと同様にし
て、アルカリ金属シアン化物またはシアン化テトラアル
キルアンモニウムと反応させ、ついで加水分解して相当
するプロピオン酸とすることもできる。他の有用な合成
には、ミヤタケらと同様にしてこの化合物をマグネシウ
ムと反応させ、得られるグリニュール試薬を一酸化炭素
を用いてカルボニル化し、このカルボニル化生成物を加
水分解してプロピオン酸とするものが含まれる。
以下の実施例は本発明を説明するために与えたもので
あって、本発明の限定を意図したものではない。
実施例 I 適当な反応容器に60mlの93%硫酸を装入し、これを−
35℃に冷却し、無水塩化水素で飽和させる。7.8gのアセ
トアルデヒドと21.3gのイソブチルベンゼンとの溶液を
上記の反応容器に、塩化水素を反応集合体(reaction m
ass)に泡立てて吹き込みながら、−35℃で30分かけて
供給する。この反応集合体を−35℃で1時間攪拌し、つ
いで氷水中に注ぎ入れる。分析は1−クロロ−1−(イ
ソブチルフェニル)−エタンの1,1−ジ−(イソブチル
フェニル)−エタンに対するモル比が88/12であること
を示した。
実施例 II 47gの1−クロロ−1−(イソブチルフェニル)−エ
タンを含有する粗1−クロロ−1−(イソブチルフェニ
ル)−エタンを、シアン化ナトリウム17gを126gのジメ
チルスルホキシド(DMSO)に入れた混合物に添加した。
この反応混合物を攪拌しながら80℃に10時間加熱し、そ
の後、水洗してDMSOおよび無機塩を除去し、1−シアノ
−1−(イソブチルフェニル)−エタンを得た。この粗
ニトリルを135℃で4時間、過剰の50%水酸化ナトリウ
ムと反応させて2−(イソブチルフェニル)−プロピオ
ン酸のナトリウム塩を形成させ、ついでこれを酸性化
し、−10℃でヘキサンから結晶化させた。得られる2−
(イソブチルフェニル)−プロピオン酸のヘキサン溶液
のパラ/オルト比はほぼ200/1であった。
本発明の主なる特徴および態様は以下のとおりであ
る。
1.−10℃ないし−35℃の範囲の温度で、芳香族炭化水素
1モルあたり少なくとも約1.4モルの硫酸の存在下に、
かつ硫酸の重量を基準にして約15重量%を超える水は存
在させずに反応を実行することを特徴とする、芳香族炭
化水素を塩化水素およびアセトアルデヒドと反応させて
1−クロロ−1−アリールエタンを形成させることによ
る芳香族炭化水素のクロロエチル化方法。
2.上記の芳香族炭化水素がモノアルキルベンゼンである
ことを特徴とする上記の第1項記載の方法。
3.−25℃ないし−35℃の範囲の温度で、イソブチルベン
ゼン1モルあたり少なくとも約5モルの硫酸の存在下に
イソブチルベンゼンを無水塩化水素およびアセトアルデ
ヒドと反応させることによりクロロエチル化して1−ク
ロロ−1−(4−イソブチルフェニル)−エタンとする
にあたり、上記の硫酸を93−98%硫酸の形状で導入する
ことを特徴とする上記の第1項記載の方法。
4.−10℃ないし−35℃の範囲の温度で、モノアルキルベ
ンゼン1モルあたり少なくとも約1.4モルの硫酸の存在
下に、かつ硫酸の重量を基準にして約15重量%を超える
水は存在させずに、アルキル基が1−5個の炭素原子を
含有するモノアルキルベンゼンを塩化水素およびアセト
アルデヒドと反応させて1−クロロ−1−(4−アルキ
ルフェニル)−エタンを合成することを特徴とする、1
−クロロ−1−(4−アルキルフェニル)−エタンをカ
ルボニル化触媒の存在下に一酸化炭素と反応させ、生成
物を酸性化することによる2−(4−アルキルフェニ
ル)−プロピオン酸の製造方法。
5.−25℃ないし−35℃の範囲の温度で、イソブチルベン
ゼン1モルあたり少なくとも約5モルの硫酸の存在下に
イソブチルベンゼンを無水塩化水素およびアセトアルデ
ヒドと反応させることにより1−クロロ−1−(4−イ
ソブチルフェニル)−エタンを合成するにあたり、上記
の硫酸を93−98%硫酸の形状で導入することを特徴とす
る上記の第4項記載の方法。
6.−10℃ないし−35℃の範囲の温度で、モノアルキルベ
ンゼン1モルあたり少なくとも約1.4モルの硫酸の存在
下に、かつ硫酸の重量を基準にして約15重量%を超える
水は存在させずに、アルキル基が1−5個の炭素原子を
含有するモノアルキルベンゼンを塩化水素およびアセト
アルデヒドと反応させて1−クロロ−1−(4−アルキ
ルフェニル)−エタンを合成することを特徴とする、1
−クロロ−1−(4−アルキルフェニル)−エタンをア
ルカリ金属シアン化物またはシアン化テトラアルキルア
ンモニウムと反応させ、生成物を加水分解することによ
る2−(4−アルキルフェニル)−プロピオン酸の製造
方法。
7.−25℃ないし−35℃の範囲の温度で、イソブチルベン
ゼン1モルあたり少なくとも約5モルの硫酸の存在下に
イソブチルベンゼンを無水塩化水素およびアセトアルデ
ヒドと反応させることにより1−クロロ−1−(4−イ
ソブチルフェニル)−エタンを合成するにあたり、上記
の硫酸を93−98%硫酸の形状で導入することを特徴とす
る上記の第6項記載の方法。

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】−10℃ないし−35℃の範囲の温度で、芳香
    族炭化水素1モルあたり少なくとも約1.4モルの硫酸の
    存在下に、かつ硫酸の重量を基準にして約15重量%を超
    える水は存在させずに反応を実行することを特徴とす
    る、芳香族炭化水素を塩化水素およびアセトアルデヒド
    と反応させて1−クロロ−1−アリールエタンを形成さ
    せることによる芳香族炭化水素のクロロエチル化方法。
  2. 【請求項2】−10℃ないし−35℃の範囲の温度で、モノ
    アルキルベンゼン1モルあたり少なくとも約1.4モルの
    硫酸の存在下に、かつ硫酸の重量を基準にして約15重量
    %を超える水は存在させずに、アルキル基が1−5個の
    炭素原子を含有するモノアルキルベンゼンを塩化水素お
    よびアセトアルデヒドと反応させて1−クロロ−1−
    (4−アルキルフェニル)−エタンを合成することを特
    徴とする、1−クロロ−1−(4−アルキルフェニル)
    −エタンをカルボニル化触媒の存在下に一酸化炭素と反
    応させ、生成物を酸性化することによる2−(4−アル
    キルフェニル)−プロピオン酸の製造方法。
  3. 【請求項3】−10℃ないし−35℃の範囲の温度で、モノ
    アルキルベンゼン1モルあたり少なくとも約1.4モルの
    硫酸の存在下に、かつ硫酸の重量を基準にして約15重量
    %を超える水は存在させずに、アルキル基が1−5個の
    炭素原子を含有するモノアルキルベンゼンを塩化水素お
    よびアセトアルデヒドと反応させて1−クロロ−1−
    (4−アルキルフェニル)−エタンを合成することを特
    徴とする、1−クロロ−1−(4−アルキルフェニル)
    −エタンをアルカリ金属シアン化物またはシアン化テト
    ラアルキルアンモニウムと反応させ、生成物を加水分解
    することによる2−(4−アルキルフェニル)−プロピ
    オン酸の製造方法。
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