JP2682938B2 - 弁装置 - Google Patents

弁装置

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JP2682938B2
JP2682938B2 JP29728692A JP29728692A JP2682938B2 JP 2682938 B2 JP2682938 B2 JP 2682938B2 JP 29728692 A JP29728692 A JP 29728692A JP 29728692 A JP29728692 A JP 29728692A JP 2682938 B2 JP2682938 B2 JP 2682938B2
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Inventor
武範 岩野
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東鉄工株式会社
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、高温の鉄鉱石粒や粉体
等のダストを含む流体、或いは粉体輸送に使用する弁装
置の改良に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来のこの種の熱流体シール装置は、摂
氏300〜400度程度の高温流体が通過する流体通過
管内に開閉弁を設け、該開閉弁を閉じることによって当
該流体通過管内から弁室内へ高温粉塵や気体が流入する
のを止めていた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上述のような
従来の弁装置では、流体通過管内に設けた開閉弁の弁体
のシール面が高温によって損傷を受け易く、寿命が極め
て短く、また、シール状態を良好に保持することが非常
に困難であるという欠点があった。
【0004】本発明の目的は、従来のこのような欠点に
鑑み、シール面の高温による損傷を回避でき、寿命が長
く、良好なシール状態を長期間に亘って保持できる弁装
置を提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明の要旨とするところは、放熱性を有する壁面
からなる気密性弁室と、該弁室に流体を導く導入管と、
該導入管開口部を弁室の入口で遮蔽可能な弁体と、前記
弁室から流体を排出する排出管と、前記導入管の外周に
摺動可能に挿嵌され、前記弁室内で導入管開口部と排出
管開口部を接続する摺動管と、該摺動管を駆動する駆動
機構とを備えたことを特徴とする弁装置にあり、前記弁
室は補助室を備え、この補助室内へ摺動管を待避させる
よう構成したことにある。また、放熱性を有する壁面か
らなる気密性弁室と、前記弁室に流体を導く導入管と、
前記弁室から流体を排出する排出管と、該排出管開口部
を遮蔽可能な弁体と、前記導入管の外周に摺動可能に挿
嵌され、前記弁室内で導入管開口部と排出管開口部を接
続する摺動管と、該摺動管を駆動する駆動装置とを備え
た弁装置であってもよい。
【0006】
【作用】本発明に係る弁装置は、導入管と排出管を摺動
管で直接接続するので、弁体が高温流体に直接晒される
事がないので、高温で歪んだり、劣化することがなく確
実なシール状態が保持される。
【0007】
【実施例】以下において、本発明の実施例につき、図面
を参照しつつ詳細に説明する。図1〜3は本発明の第1
実施例を示すものであり、図1は同実施例に係る弁装置
の流体遮断状態を示す要部断面図、図2は同実施例に係
る弁装置の開成状態を示す要部断面図である。
【0008】図中11は気密性を有した弁室であり、放
熱性を有する壁面10から構成されている。また、弁室
11は、上部板11a、下部板11b、両側板11c、
正面板及び背面板がいずれも断熱材を施してない放熱性
及び気密性を有する鋼板から構成されている。
【0009】弁室11には流体を導く導入管12の開口
部12aと、該導入管12を弁室11の入口で遮蔽可能
な弁体13が開閉自在に配設されている。また、弁室1
1から流体を排出する排出管14の開口部14aが設け
られ、該開口部14aに前記導入管12の開口部12a
が当接して管路を構成するようになっている。
【0010】弁室11には、補助室15が接続されてお
り、前記導入管12は補助室15を貫通している。一
方、摺動管16は、エアシリンダ等から構成された駆動
機構17により補助室15内へ待避することができるよ
うにスライド自在に配設されている。また、駆動機構1
7により摺動管16を弁室11内へ延長した場合には、
前記摺動管16は導入管12の開口部と排出管14の開
口部14aとを接続し、流体は導入管12から排出管1
4へ摺動管16を介して導かれ、弁室11内の温度上昇
を防止することができる。
【0011】導入管12、摺動管16、排出管14の内
周面には、断熱材12a,14b,16aがライニング
されており、管路内の高熱が外部に漏れ難くなってい
る。また、図3に示す如く導入管12の外周の一部に
は、環状の突起18が立設されると共に、摺動管16の
後端内周には環状突起19が立設されている。したがっ
て、駆動機構17を延長した場合、突起18と突起19
が当接し、摺動管16の突出長さを規制すると共に、管
路を閉塞するようになっている。
【0012】また、弁体13は、軸20を中心に図外の
エアシリンダで回動自在に支承されており、摺動管16
の伸長時には摺動管16の移動軌跡上から待避してお
り、摺動管16の収納時には弁座13aと当接して弁室
11の入口を閉成し、摺動管16を補助室15内に収納
する。
【0013】補助室15は、一部が弁室11内に開口し
ており、その開口部に導入管12が他端から貫通されて
いる。導入管12の外周に挿嵌された摺動管16は、腕
22で駆動機構17であるエアシリンダの移動棒23に
連結されている。ここで、エアシリンダの移動棒23を
最大限延ばした時、摺動管16の先端部は排出管14の
開口部に当接し、最小限縮小した時、摺動管16の先端
部は導入管12の端部と略同位置にある。つまり、摺動
管16は、縮小時には完全に補助室15内に収納されて
しまう。
【0014】次に以上のように構成された弁装置の動作
について説明する。先ず、弁装置を開成して高温流体を
通過させる場合は、弁体13を開き駆動機構17を操作
して摺動管16を弁室11内へスライドさせて突出させ
る(図2参照)。このように突出させて所定の位置にく
ると、導入管12と排出管14は、摺動管16により直
接接続されると共に、高温流体が断熱材を内張りした導
入管12、摺動管16、排出管14内を流れるので弁座
13aは高温流体に直接晒されることもない。したがっ
て、弁座が熱により劣化することもない。
【0015】高温流体を遮断する場合について説明する
と、先ず導入管12の管路における上流側に設けた図外
のカット弁を閉成し、高温粉体を止めると共に、駆動機
構17を操作する事により摺動管16を弁室11から補
助室15へ移動させ、該補助室15内に摺動管16を収
納した後、弁体13を閉じる。
【0016】この時、弁座13aは導入管12の開口部
から離れた位置にあるので、比較的熱の影響を受けない
ようになっている。したがって、ゴム、アスベスト等の
材料を使用する事ができ、完全なシールができる。
【0017】本発明の上記第1実施例によれば、摺動管
16を補助室15に収納し弁体13で覆うので、弁室1
1内への熱伝達を効果的に防止することができると共
に、弁体13が金属製なので、導入管12及び摺動管1
6から伝達される熱に対しても十分に耐えることができ
るという利点がある。
【0018】図4,5は、本発明の第2実施例を示す弁
装置の要部断面図である。同図において、弁体30は弁
室11の下端に設けられた排出管14の開口部14aを
閉成するように軸31を中心に図外のエアシリンダ等で
回動自在に支承されている。
【0019】この第2実施例において、弁装置を開成し
て高温流体を通過させる場合は、弁体30を開き駆動機
構17を操作して摺動管16を弁室11内へスライドさ
せて突出させる(図5参照)。このように突出させて所
定の位置にくると、導入管12と排出管14は、摺動管
16により直接接続されると共に、高温流体が断熱材を
内張りした導入管12、摺動管16、排出管14内を流
れるので弁座13aは高温流体に直接晒され熱により劣
化することがない。
【0020】高温流体を遮断する場合には、先ず導入管
12の管路における上流側に設けた図外のカット弁を閉
成し、高温粉体を止めると共に、駆動機構17を操作す
る事により摺動管16を弁室11から補助室15へ移動
させ、該補助室15内に摺動管16を収納した後、弁体
30を閉じる(図4参照)。
【0021】要するに、前記第1実施例においては、導
入管12側において弁体13を閉じるのに対して、第2
実施例においては、排出管14側において弁体30を閉
じる点において相違しているが、いずれにしても管路を
完全に閉塞して、排出管14以降における流体の遮蔽と
いう点で一致しているのである。
【0022】なお、本発明は、上記実施例によって限定
されるものではなく、駆動機構としてエアシリンダに代
えて油圧シリンダを用いてもよく、流体として粉体以外
に粉体を扱う場合にも適用でき、要旨から逸脱しない範
囲でその他種々の変形が可能である。
【0023】
【発明の効果】以上説明したように、本発明は、放熱性
を有する壁面からなる気密性弁室と、該弁室に流体を導
く導入管と、該導入管開口部を弁室の入口で遮蔽可能な
弁体と、前記弁室から流体を排出する排出管と、前記導
入管の外周に摺動可能に挿嵌され、前記弁室内で導入管
開口部と排出管開口部を接続する摺動管と、該摺動管を
駆動する駆動機構とを備えたので、熱流体の遮断を確実
に行う事ができると共に確実なシール状態を長期間に亘
って保持できる。また、弁装置の寿命を延ばす事ができ
る。
【0024】更に、放熱性を有する壁面からなる気密性
弁室と、前記弁室に流体を導く導入管と、前記弁室から
流体を排出する排出管と、該排出管開口部を遮蔽可能な
弁体と、前記導入管の外周に摺動可能に挿嵌され、前記
弁室内で導入管開口部と排出管開口部を接続する摺動管
と、該摺動管を駆動する駆動機構とを備えたので、熱流
体の遮断を確実に行う事ができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施例に係る弁装置の流体遮断状
態を示す要部断面図である。
【図2】同実施例に係る弁装置の開成状態を示す要部断
面図である。
【図3】同実施例に係る弁装置の摺動管部拡大断面図で
ある。
【図4】本発明の第2実施例に係る弁装置の流体遮断状
態を示す要部断面図である。
【図5】同実施例に係る弁装置の開成状態を示す要部断
面図である。
【符号の説明】
10 壁面 11 弁室 12 導入管 12a 開口部 13 弁体 13a 弁座 14 排出管 14a 開口部 15 補助室 16 摺動管 17 駆動機構 18,19 突起 20 軸 30 弁体 31 軸

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 放熱性を有する壁面からなる気密性弁室
    と、該弁室に流体を導く導入管と、該導入管開口部を弁
    室の入口で遮蔽可能な弁体と、前記弁室から流体を排出
    する排出管と、前記導入管の外周に摺動可能に挿嵌さ
    れ、前記弁室内で導入管開口部と排出管開口部を接続す
    る摺動管と、該摺動管を駆動する駆動機構とを備えたこ
    とを特徴とする弁装置。
  2. 【請求項2】 放熱性を有する壁面からなる気密性弁室
    と、前記弁室に流体を導く導入管と、前記弁室から流体
    を排出する排出管と、該排出管開口部を遮蔽可能な弁体
    と、前記導入管の外周に摺動可能に挿嵌され、前記弁室
    内で導入管開口部と排出管開口部を接続する摺動管と、
    該摺動管を駆動する駆動機構とを備えたことを特徴とす
    る弁装置。
  3. 【請求項3】 前記弁室は摺動管を収納する補助室を備
    え、この補助室内へ摺動管を待避させるよう構成したこ
    とを特徴とする請求項1記載の弁装置。
JP29728692A 1992-11-06 1992-11-06 弁装置 Expired - Lifetime JP2682938B2 (ja)

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