JP2528593Y2 - 熱分解炉からの有害ガス洩れ防止装置 - Google Patents
熱分解炉からの有害ガス洩れ防止装置Info
- Publication number
- JP2528593Y2 JP2528593Y2 JP4071991U JP4071991U JP2528593Y2 JP 2528593 Y2 JP2528593 Y2 JP 2528593Y2 JP 4071991 U JP4071991 U JP 4071991U JP 4071991 U JP4071991 U JP 4071991U JP 2528593 Y2 JP2528593 Y2 JP 2528593Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- damper
- pyrolysis furnace
- gas
- harmful gas
- chute
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
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- Processing Of Solid Wastes (AREA)
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】この考案は、ごみ焼却装置におけ
る熱分解炉からの有害ガス洩れ防止装置に関する。
る熱分解炉からの有害ガス洩れ防止装置に関する。
【０００２】
【考案が解決しようとする課題】都市ごみの発熱量は年
々増加する傾向にある。これにともない、ごみを単に焼
却するだけでなく、熱分解して高カロリーガスを発生さ
せ、これをよ有効に利用するプロセスの開発が臨まれて
いる。
々増加する傾向にある。これにともない、ごみを単に焼
却するだけでなく、熱分解して高カロリーガスを発生さ
せ、これをよ有効に利用するプロセスの開発が臨まれて
いる。
【０００３】熱分解ガス中には、ＣＯ、ＨＣｌ等有害ガ
スが含まれている。これらガスが外部に洩れると、環境
破壊の問題を引き起こすことになるため、その防止対策
は安全上重大である。
スが含まれている。これらガスが外部に洩れると、環境
破壊の問題を引き起こすことになるため、その防止対策
は安全上重大である。
【０００４】この考案の目的は、熱分解炉で発生した有
害ガスを外部に洩れることを防止しうる熱分解炉からの
有害ガス洩れ防止装置を提供することにある。
害ガスを外部に洩れることを防止しうる熱分解炉からの
有害ガス洩れ防止装置を提供することにある。
【０００５】
【課題を解決するための手段】この考案による熱分解炉
からの有害ガス洩れ防止装置は、下端を熱分解炉に接続
したごみ供給シュートを開閉しうるように配置されてい
る水平移動自在なダンパと、シュート内におけるダンパ
移動経路の下方に臨まされた吹出口および同経路の上方
に臨まされた吸引口を有するシールガス供給手段とを備
えているものである。
からの有害ガス洩れ防止装置は、下端を熱分解炉に接続
したごみ供給シュートを開閉しうるように配置されてい
る水平移動自在なダンパと、シュート内におけるダンパ
移動経路の下方に臨まされた吹出口および同経路の上方
に臨まされた吸引口を有するシールガス供給手段とを備
えているものである。
【０００６】
【作用】この考案による熱分解炉からの有害ガス洩れ防
止装置には、下端を熱分解炉に接続したごみ供給シュー
トを開閉しうるように配置されている水平移動自在なダ
ンパと、シュート内におけるダンパ移動経路の下方に臨
まされた吹出口および同経路の上方に臨まされた吸引口
を有するシールガス供給手段とが備わっているから、ダ
ンパ移動経路の下方に吹出口からシールガスが吹込まれ
るため、シールガスでダンパ近傍の有害ガスが希釈され
てその濃度が低くなる。
止装置には、下端を熱分解炉に接続したごみ供給シュー
トを開閉しうるように配置されている水平移動自在なダ
ンパと、シュート内におけるダンパ移動経路の下方に臨
まされた吹出口および同経路の上方に臨まされた吸引口
を有するシールガス供給手段とが備わっているから、ダ
ンパ移動経路の下方に吹出口からシールガスが吹込まれ
るため、シールガスでダンパ近傍の有害ガスが希釈され
てその濃度が低くなる。
【０００７】また、ダンパ開放時、濃度の低い有毒ガス
は吸引口から吸引される。
は吸引口から吸引される。
【０００８】さらに、ダンパ閉鎖時、ダンパの下面はシ
ールガス雰囲気下にあり、高熱の熱分解ガスにダンパが
さらされない。
ールガス雰囲気下にあり、高熱の熱分解ガスにダンパが
さらされない。
【０００９】
【実施例】この考案の実施例を、図面を参照して、つぎ
に説明する。
に説明する。
【００１０】ごみ供給用垂直シュート11の下端は、熱分
解炉12の頂部に接続されている。なお、シュート11の上
端は、図示しないホッパに接続されている。シュート11
の下端近くには、シュート11を開閉しうるようにダンパ
13が配置されている。ダンパ13は、適当なシール部材14
に水平移動自在に支持されかつシール部材14を貫通した
ロッド13ａを有している。シュート11におけるダンパ移
動経路すぐ下の帯状部分に多数の吹出口15が散在するよ
うに設けられるとともに、そのすぐ上の帯状部分に多数
の吸引口16が同じく散在するように設けられている。そ
して、吹出口15のある帯状部分を取囲むように内方開放
中空環状供給側ヘッダ17が設けられるとともに、吸引口
16のある帯状部分を取囲むように内方開放中空環状排出
側ヘッダ18が設けられている。供給側ヘッダ17には供給
管21が、排出側ヘッダ18には排出管22が接続されてい
る。供給管21にはシールガスが供給される。
解炉12の頂部に接続されている。なお、シュート11の上
端は、図示しないホッパに接続されている。シュート11
の下端近くには、シュート11を開閉しうるようにダンパ
13が配置されている。ダンパ13は、適当なシール部材14
に水平移動自在に支持されかつシール部材14を貫通した
ロッド13ａを有している。シュート11におけるダンパ移
動経路すぐ下の帯状部分に多数の吹出口15が散在するよ
うに設けられるとともに、そのすぐ上の帯状部分に多数
の吸引口16が同じく散在するように設けられている。そ
して、吹出口15のある帯状部分を取囲むように内方開放
中空環状供給側ヘッダ17が設けられるとともに、吸引口
16のある帯状部分を取囲むように内方開放中空環状排出
側ヘッダ18が設けられている。供給側ヘッダ17には供給
管21が、排出側ヘッダ18には排出管22が接続されてい
る。供給管21にはシールガスが供給される。
【００１１】常時、吹出口15を通じてダンパ移動経路の
下方にはシールガスが吹き込まれる。 いま、図示のよ
うに、ダンパが閉鎖されているときは、吹き込まれたシ
ールガスはダンパ13の下方に滞留し、その近傍にある有
害ガスを希釈する。また、滞留するシールガスに妨げら
れてダンパ13の下面が熱分解ガスにさらされることがな
い。熱分解ガスは、５００〜９００℃と極めて高温であ
るため、ダンパ13が熱分解ガスに長期間接触し続ける
と、熱疲労、腐食の問題が発生する。
下方にはシールガスが吹き込まれる。 いま、図示のよ
うに、ダンパが閉鎖されているときは、吹き込まれたシ
ールガスはダンパ13の下方に滞留し、その近傍にある有
害ガスを希釈する。また、滞留するシールガスに妨げら
れてダンパ13の下面が熱分解ガスにさらされることがな
い。熱分解ガスは、５００〜９００℃と極めて高温であ
るため、ダンパ13が熱分解ガスに長期間接触し続ける
と、熱疲労、腐食の問題が発生する。
【００１２】熱分解炉にごみを供給する際は、ダンパ13
が開放される。ダンパ13が開放されると、希釈されて濃
度が薄くなった有害ガスは、吸引口16から吸い込まれる
が、この間もシールガスは吹込まれ続けられるため、ダ
ンパ13の移動経路近傍はシールガス雰囲気に保たれる。
したがって、供給されるごみはシールガス雰囲気を通過
させられることになるが、これにより、有害ガスが洩れ
ることがない。
が開放される。ダンパ13が開放されると、希釈されて濃
度が薄くなった有害ガスは、吸引口16から吸い込まれる
が、この間もシールガスは吹込まれ続けられるため、ダ
ンパ13の移動経路近傍はシールガス雰囲気に保たれる。
したがって、供給されるごみはシールガス雰囲気を通過
させられることになるが、これにより、有害ガスが洩れ
ることがない。
【００１３】上記において、ダンパは１段のみ示されて
いるが、複数段のダンパを設ければ、有害ガスの洩れ防
止効果が一層大きくなる。
いるが、複数段のダンパを設ければ、有害ガスの洩れ防
止効果が一層大きくなる。
【００１４】
【考案の効果】この考案によれば、ダンパ移動経路の下
方に吹出口からシールガスが吹込まれるため、シールガ
スでダンパ近傍の有害ガスが希釈されてその濃度が低く
なり、ダンパ開放時、濃度の低い有毒ガスは吸引口から
吸引されるから、熱分解炉から有害ガスが洩れる恐れが
ない。
方に吹出口からシールガスが吹込まれるため、シールガ
スでダンパ近傍の有害ガスが希釈されてその濃度が低く
なり、ダンパ開放時、濃度の低い有毒ガスは吸引口から
吸引されるから、熱分解炉から有害ガスが洩れる恐れが
ない。
【００１５】さらに、ダンパ閉鎖時、ダンパの下面はシ
ールガス雰囲気下にあり、高熱の熱分解ガスにダンパが
さらされないから、ダンパの耐熱性および耐腐蝕性を向
上させることができる。
ールガス雰囲気下にあり、高熱の熱分解ガスにダンパが
さらされないから、ダンパの耐熱性および耐腐蝕性を向
上させることができる。
【図１】この考案装置の垂直縦断面図である。
11 シュート 12 熱分解炉 13 ダンパ 15 吹出口 16 吸引口 17 供給ヘッダ 18 排出ヘッダ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)考案者 濱 利雄 大阪市此花区西九条５丁目３番28号 日 立造船株式会社内 (72)考案者 木場 和則 大阪市此花区西九条５丁目３番28号 日 立造船株式会社内 (72)考案者 安田 俊彦 大阪市此花区西九条５丁目３番28号 日 立造船株式会社内 (72)考案者 太田 完志 大阪市此花区西九条５丁目３番28号 日 立造船株式会社内 (72)考案者 平田 直子 大阪市此花区西九条５丁目３番28号 日 立造船株式会社内 (56)参考文献 実開 昭57−66343（ＪＰ，Ｕ)
Claims (1)
- 【請求項１】 下端を熱分解炉12に接続したごみ供給シ
ュート11を開閉しうるように配置されている水平移動自
在なダンパ13と、シュート11内におけるダンパ移動経路
の下方に臨まされた吹出口15および同経路の上方に臨ま
された吸引口16を有するシールガス供給手段と、を備え
ている、熱分解炉からの有害ガス洩れ防止装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP4071991U JP2528593Y2 (ja) | 1991-05-31 | 1991-05-31 | 熱分解炉からの有害ガス洩れ防止装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP4071991U JP2528593Y2 (ja) | 1991-05-31 | 1991-05-31 | 熱分解炉からの有害ガス洩れ防止装置 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH04138530U JPH04138530U (ja) | 1992-12-25 |
| JP2528593Y2 true JP2528593Y2 (ja) | 1997-03-12 |
Family
ID=31921700
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP4071991U Expired - Lifetime JP2528593Y2 (ja) | 1991-05-31 | 1991-05-31 | 熱分解炉からの有害ガス洩れ防止装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2528593Y2 (ja) |
Families Citing this family (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| EP2180255B1 (en) * | 2007-08-21 | 2018-10-10 | Kobelco Eco-Solutions Co., Ltd. | Waste feeding apparatus and waste feeding method |
-
1991
- 1991-05-31 JP JP4071991U patent/JP2528593Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH04138530U (ja) | 1992-12-25 |
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 19960820 |