JP2682864B2 - ホットメルト接着剤組成物及びその用途 - Google Patents

ホットメルト接着剤組成物及びその用途

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    • C09J123/04Homopolymers or copolymers of ethene
    • C09J123/08Copolymers of ethene
    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C08ORGANIC MACROMOLECULAR COMPOUNDS; THEIR PREPARATION OR CHEMICAL WORKING-UP; COMPOSITIONS BASED THEREON
    • C08LCOMPOSITIONS OF MACROMOLECULAR COMPOUNDS
    • C08L2666/00Composition of polymers characterized by a further compound in the blend, being organic macromolecular compounds, natural resins, waxes or and bituminous materials, non-macromolecular organic substances, inorganic substances or characterized by their function in the composition
    • C08L2666/02Organic macromolecular compounds, natural resins, waxes or and bituminous materials
    • C08L2666/04Macromolecular compounds according to groups C08L7/00 - C08L49/00, or C08L55/00 - C08L57/00; Derivatives thereof

Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明は、エチレン/アクリル酸アルキルポリマーを
含有する混合物から成る接着剤組成物、特にホットメル
ト接着剤組成物に関する。本発明の接着剤組成物は、ケ
ーブル付属品及びパイプラインにおいてポリエチレン及
び鉛等を結合するために特に有用である。
[従来の技術] ケーブルなどの基材を湿気などの汚染物から保護する
ために、基材の周囲に環境的保護を供給する必要が頻繁
にある。そのような保護を供給する優れた方法は、基材
を接着剤組成物で包囲することである。従来、接着剤組
成物は、寸法的回復性スリーブ、好ましくは熱収縮性ス
リーブの上に被覆として供給されていた。そのようなス
リーブは、基材の周囲に配置され次いで加熱され、接着
剤組成物が溶融又は軟化してスリーブが収縮する。接着
剤は基材と結合して係合する。スリーブそれ自体が環境
的保護を供給できてもよく、必要な接着剤量は、基材と
結合するためにスリーブの縁部分のみに被覆することに
よって減少できる。
環境的保護が必要である例は、(スプライスを形成す
るために除去される)ケーブルシースの除去が良好に行
なわれるべきケーブルスプライスの周囲、特に多心通信
ケーブルのスプライスである。これは、スプライスの周
囲にライナーを装着することによって行える。ライナー
は、大きなかさのスプライスと、スプライスに入りスプ
ライスから出てくる小さい直径のケーブルとの間のなめ
らかな移行を与えるような形状を有することが好まし
い。次いで、ライナーの末端を越えてケーブルジャケッ
トにまで延在する熱回復性スリーブによってライナーを
包囲する。スリーブは、ホットメルト接着剤組成物によ
って内的に被覆されている。加熱時に、スリーブは、収
縮して、それぞれのケーブルジャケット、及びケーブル
ジャケット間のライナーに結合する。このようにして、
外部環境から形成スプライスケースへの漏れ経路が防止
され、ケーブルの導体が湿気などから保護される。
そのようなスプライスケースは、エーブル寿命、例え
ば少なくとも25年間にわたって環境的遮蔽を供給するこ
とが期待されている。ケーブル及びスプライスケース
は、冬において−40℃から、直射日光にさらされる場合
において+70℃までの温度変化に付される。ケーブルは
内的に加圧されていることがある。寿命、温度及び圧力
のこれら条件は、接着剤の特性に対して厳しい要求を課
す。実際において、寒冷地の埋設ケーブルにおいて及び
熱帯地の架空ケーブルにおいてなどのような多くの種々
の環境に製品が適しているべきであるので、問題はさら
に大きくなる。
これら特性条件は、許容可能な価格で達成することは
困難であり、この困難さは、装着状況を考える場合に特
に著しい。炎トーチによりスリーブを加熱し、これによ
り接着剤を加熱することによって装着を現在行っている
が、電気的加熱を使用してもよい。接着剤を軟化するの
に必要な熱量は最小にすることが明らかに好ましい。気
候が寒冷であることがあり、大きな加熱のためにマンホ
ールにほとんど余裕がなく、ケーブル又はスリーブが高
温によって破損することなどがある。すなわち、許容可
能な最大温度が存在する。前記のように、接着剤がその
接着力を保持しなければならない広い温度範囲が存在す
る。不幸にも、許容可能な最大装着温度は、使用温度範
囲の許容可能な最小上限よりもあまり高くない。従っ
て、接着剤は、鋭い溶融転移を有するべきである。
鋭い溶融転移に加えて、接着剤は、ポリエチレン、好
ましくは火炎処理ポリエチレン及び非火炎処理ポリエチ
レンの両方、及び鉛に対する高い剥離強さ、低温衝撃強
さ、並びに低温可撓性、160℃のような装着温度での低
い粘度を有するべきである。
特別な利点を有する接着剤組成物を製造する試みが行
われている。例えば、以下の従来技術のポリエチレン/
アクリル酸アルキル系組成物が挙げられる。
アメリカ合衆国特許第4,252,858号は、エチレンコポ
リマー、フルオロカーボンエラストマー及び粘着付与剤
から成るホットメルト接着剤組成物を記載している。コ
ポリマーは、商標DPD6169及びDPD6181として知られてい
るエチレン、アクリル酸エチル及びメタクリル酸のター
ポリマーであってよい。これらは、約6の非常に低いメ
ルトフローインデックスを有する。
アメリカ合衆国特許第3,983,070号は、α−オレフィ
ンの極性コポリマー(例えば、エチレン/アクリル酸エ
チルポリマー)又はそのようなコポリマーと化学処理シ
リカ充填剤との混合物から成る接着剤を記載している。
接着剤は、好ましい流動性質を達成するように供給され
る。エチレン/アクリル酸エチルポリマーの例は、約20
の低いメルトフローインデックスを有する商標DPD9169
として知られているものである。
アメリカ合衆国特許第4,374,231号は、非常に低いメ
ルトフローインデックスを有するエチレン/アクリル酸
/アクリル酸ブチルターポリマーを含有するポリアミド
接着剤組成物を記載している。
イギリス国特許第2,111,065号は、低いメルトフロー
インデックスを有する、エチレン/酢酸ビニルなどのよ
うなエチレンのコポリマーと、エチレン/酢酸ブチルコ
ポリマー又はエチレン/酢酸ブチル/アクリル酸ターポ
リマーとを混合して得られるホットメルト接着剤組成物
を記載している。
アメリカ合衆国特許第3,485,783号は、エチレン/ア
クリル酸アルキル(アクリル酸アルキルはアクリル酸エ
チル又はアクリル酸ブチルであってよい。)、エチレン
/アクリル酸コポリマー及び重合ロジンエステルの混合
物から成るホットメルト接着剤を記載している。
アメリカ合衆国特許第4,332,655号は、エチレン/ア
クリル酸エチル又はエチレン/アクリル酸ブチルなどの
接着性エチレンコポリマーと、飽和主鎖を有するエラス
トマーオレフィンとの混合物から成るホットメルト接着
剤を記載している。接着性エチレンコポリマーにおいて
広い範囲のメルトインデックスが予想される。
イギリス国特許第1,581,559号は、照射によって架橋
された接着剤コポリマー、及び芳香族粘着付与剤から成
る接着剤組成物を記載している。コポリマーは、商標DP
D6181として知られた、低いメルトフローインデックス
を有するエチレン/アクリル酸エチルコポリマーであっ
てよい。
アメリカ合衆国特許第4,146,521号は、ポリエチレ
ン、エチレン/アクリル酸低級アルキルコポリマー、粘
着付与剤及びワックスから成るホットメルト接着剤を記
載している。コポリマーは、低い(2〜30の)メルトフ
ローインデックスを有するエチレン/アクリル酸エチ
ル、あるいはエチレン/アクリル酸ブチルであってよ
い。
イギリス国特許第1,041,065号は、1000よりも小さい
(好ましくは100よりも小さい)メルトインデックスの
オレフィン高分子量ポリマー、及びエチレン/アクリル
酸ターポリマー(第3モノマーはアクリル酸エチル又は
アクリル酸ブチルであってもい。)から成る接着剤を記
載している。ターポリマーのメルトフローインデックス
は、1000よりも小さく、好ましくは100よりも小さい。
[発明の開示] エチレン/アクリル酸アルキルコポリマー及びターポ
リマー、特にアクリル酸エチル及び/又はアクリル酸ブ
チルを含有するものから成る新規で安価な接着剤組成物
が、低温可撓性、ケーブル基材に対する優れた接着性、
熱収縮性物品に対する良好な装着を確実にする適切な流
動性を有することを見い出した。前記の従来技術の接着
剤と異なって、本発明は、エチレン/アクリル酸アルキ
ルターポリマーとコポリマーと要すれば粘着付与剤を組
み合わせている。これら成分は、一般に、ペレット形状
から押出混合可能であるので、製造が容易である。
従って、本発明は、 (a)ASTM D1238−70に従って測定して少なくとも40の
メルトフローインデックスを有し、無水マレイン酸を含
有するエチレン/アクリル酸アルキルターポリマー25〜
40重量部、及び (b)ASTM D1238−70に従って測定して少なくとも40の
メルトフローインデックスを有するエチレン/アクリル
酸アルキルコポリマー25〜70重量部 の混合物から成るホットメルト接着剤組成物 を提供する。
ターポリマー(a)は、11〜19の酸価(1g当たりのKO
H測定値(mg)を有することが好ましい。
ターポリマー(a)は、エチレンと、アクリル酸エチ
ル及び/又はアクリル酸ブチル(好ましくはアクリル酸
エチル)と、無水マレイン酸とのターポリマーであるこ
とが好ましい。コポリマー(b)は、エチレンと、アク
リル酸エチル及び/又はアクリル酸ブチル(好ましくは
アクリル酸ブチル)とのコポリマーであることが好まし
い。しかし、他のアクリル酸アルキル、特にアクリル酸
の低級(例えば、炭素数1〜6、好ましくは炭素数2〜
5)アルキルエステルを使用してよい。
コポリマー(b)は、エチレンと、1種又はそれ以上
(好ましくは1種)のアクリル酸アルキルから本質的に
成り、第3のコモノマーが存在しないことが好ましい。
しかし、第3コモノマーが、好ましくは5モル%よりも
少なく、より好ましくは2モル%よりも少なく、特に1
モル%よりも少なく存在してもよい。同様に、ターポリ
マー(a)は前記3種のモノマーから本質的に成ること
が好ましいが、第4のモノマーが、好ましくは5モル%
よりも少なく、より好ましくは2モル%よりも少なく、
特に1モル%よりも少なく存在してもよい。
接着剤組成物は、熱回復性物品において使用でき、該
物品の被覆として使用することが好ましい。熱回復性物
品は、延在連続体から成ってよく、あるいは複合材、例
えば、熱収縮性成分のために収縮性である複合材から成
ってよい。好まいし複合材は、接着剤組成物が結合して
いるポリエチレンマトリックス材料及び収縮性繊維から
成る。従って、接着剤は、ポリエチレンマトリックスと
ポリエチレンケーブルジャケットの間の結合を形成する
ように使用できる。1つの態様において、複合材は、低
密度ポリエチレンマトリックスと一体にされた、収縮性
高密度ポリエチレン繊維(好ましくは横糸)及びガラス
繊維(好ましくは縦糸)から成る収縮性布から成る。複
合材は、薄いアルミニウム又は他の金属の箔の形態の補
強又は湿気遮蔽層を有してもよい。
そのような複合材又は他の回復性物品は、チューブ状
又はラップアラウンドスリーブの形態であることが好ま
しく、パイプ又はケーブル、例えばケーブルスプライス
の周囲で環境的保護を供給するように使用できる。分岐
ケーブルスプライスを封止する場合に、イギリス国特許
第1,604,981号に記載されているような分岐クリップを
使用してよく、分岐ケーブル間でスプライスの周囲方向
に離れた部分を一体に保持できる。クリップは3本脚で
あってよい。脚のうちの1本はスリーブ内に位置し、本
発明の接着剤組成物を有して成る。
本発明の組成物は、流動温度改良剤又は粘性改良剤を
さらに含有してよい。例えば、粘着付与剤、ワックス、
改質ワックス、ポリイソブチレン、及びサンティサイザ
ー(Santicizer)(モンサント社の商標)(例えば、N
−エチル−o−及び−p−トルエンスルホンアミド)な
どを包含する。一般に、粘度を増加する成分を添加しな
いことが好ましい。さらに、組成物を架橋、特に放射線
照射に付さないことが好ましい。接着剤技術において
「粘着付与剤」という用語は、接着剤に添加された場合
に、基材に湿潤する能力を増加することによって、基材
への接着を促進する物質を意味する。粘着付与剤の例
は、エチレン性不飽和を有し、極性基を持たないモノマ
ーの低分子量ポリマーを包含する。例えば、芳香族及び
脂肪族置換エチレンの混合物のコポリマーであると知ら
れているネブペン(Nevpene)9500(商標)、及びビニ
ルトルエンとα−メチルスチレンのコポリマーであると
知られているピコテックス(Piccotex)75[インダスト
リアル・ケミカル・コープ(Industrial Chemical Cor
p.)の商標]が挙げられる。しかし、好ましい粘着付与
剤は、テルペンフェノール樹脂、例えば、SP553[商
標、シェネクタディ(Schenectady Corp.)]及びネビ
ラック・ハード(Nevillac Hard)[ネビル(Neville)
の商標]を包含し、特に前者が好ましい。粘着付与剤
は、160℃で80〜1500センチポアズのブルックフィール
ド粘度;ASTM E28により測定して50〜130℃、好ましくは
110〜120℃、特に約115℃の環球式軟化点;及び3000よ
りも小さい分子量を有することが好ましい。
本発明の組成物の基本的成分が与えられているので、
当業者は本明細書の記載から、粘着付与剤又は他の流動
温度もしくは粘度の改良剤を選択して、所望の性質、即
ち、 (a)ASTM E28に従って測定して90〜110℃、好ましく
は95〜105℃の環球式軟化点、 (b)ASTM D3236に従って測定して160℃における40〜1
10Pa・秒、好ましくは60〜90Pa・秒の粘度、 (c)ASTM D3236に従って測定して200℃における10〜5
0Pa・秒、好ましくは15〜40Pa・秒、より好ましくは20
〜35Pa・秒の粘度、 (d)ISO974に従って測定して−30℃よりも低い、好ま
しくは−35℃よりも低い衝撃脆性、及び (e)QAPK K027に従って測定して150N/25mmよりも大き
い、好ましくは200N/25mmよりも大きい、特に250N/25mm
よりも大きい非火炎処理及び/又は火炎処理ポリエチレ
ンに対する剥離強さ の内の1又はそれ以上の性質を達成できる。
それぞれが高いメルトフローインデックスを有するエ
チレン/アクリル酸アルキルポリマーの前記混合物を、
粘着付与剤としてのSP553など5〜15重量部、好ましく
は10〜15重量部とともに使用することによって、これら
性質の全てを達成することができる。別の種類及び量の
粘着付与剤の使用することによって、一般に、前記性質
の幾つかを達成できる。
或る用途において、少量の1種又はそれ以上のポリア
ミドを混合物に添加することが好ましい。適したポリア
ミドは、5よりも少ないアミン価、好ましくは4よりも
少ないアミン価を有するものである。例えば、15重量部
までのポリアミドを添加してよいが、5重量部までのポ
リアミドを添加する、好ましくはポリアミドを実質的に
添加しないことによって満足な性質が達成できる。
エチレン/アクリル酸アルキルターポリマーのメルト
フローインデックスは、少なくとも70、より好ましくは
100〜300であることが好ましい。ターポリマーは、例え
ば、エチレン;アクリル酸エチル及び/又はアクリル酸
ブチル(好ましくはアクリル酸エチル);及び無水マレ
イン酸のターポリマーであってよい。ASTM E28に従って
測定して80〜125℃、より好ましくは95〜120℃の環球式
軟化点を有することが好ましい。ASTM D3236に従って測
定して160℃において120〜140Pa・秒の粘度を有するこ
とが好ましい。好ましいターポリマーはロテーダー(Lo
tader)8200[商標、カンパニー・デュ・プランス(Cam
panie de France)]及び同等物である。
エチレン/アクリル酸アルキルコポリマーは、少なく
とも70、より好ましくは100〜300のメルトフローインデ
ックスを有することが好ましい。ASTM E28に従って測定
して80〜125℃、より好ましくは90〜115℃の環球式軟化
点を有することが好ましい。ASTM D3236に従って測定し
て160℃において70〜50Pa・秒の粘度を有することが好
ましい。好ましいコポリマーは、エチレン/アクリル酸
ブチルポリマー、例えば、ロテーダーHX−8200(商標、
カンパニー・デュ・フランス)など、並びにエチレン/
アクリル酸エチルポリマー、例えば、アラソン(Aratho
n)704(商標、デュポン社)及びEA89821(商標、USI
社)などである。
好ましい組成物は、 (a)エチレン/アクリル酸アルキルターポリマー28〜
38重量部、及び (b)エチレン/アクリル酸アルキルコポリマー55〜70
重量部 を含有して成る。
組成物は、エチレン/アクリル酸アルキル(好ましく
はエチル)ターポリマー、エチレン/アクリル酸アルキ
ル(好ましくはブチル)コポリマー、粘着付与剤、及び
要すればポリアミドから本質的に成る。他の成分は、10
重量部よりも少なく、より好ましくは5重量部よりも少
なく、特に2重量部よりも少なく存在することが好まし
い。可能な少量成分は、安定剤、例えば、酸化防止剤を
包含し、その好ましい量は約1重量部である。組成物
が、酢酸ビニル又は酢酸ビニルのコポリマーを実質的に
含有しないことが特に好ましい。
[発明の好ましい態様] 以下、実施例を示し、本発明を具体的に説明する。
実施例1 以下の成分(初めの2つの成分は少なくとも初めにペ
レット状である。)を、ミキサーにより210℃において4
5分間混合した: ロテーダー8200 30重量部 ロテーダーHX8280 59重量部 粘着付与剤SP553 10重量部 酸化防止剤 1重量部 得られた組成物は、ASTM D3236に従って測定して160
℃において74Pa・秒の粘度、及び200℃において25Pa・
秒の粘度を有していた。ASTM E28に従って測定した環球
式軟化点は102℃、耐低温衝撃脆性(ISO974)は−38℃
であった。
組成物を、ポリエチレン表面を有する熱収縮性スリー
ブに被覆した。本発明の組成物を用いて被覆スリーブを
次の基材に結合した。剥離強さ(QAPK K027)は次のと
おりであった。
火炎処理ポリエチレン(21℃) 258N/25mm 非火炎処理ポリエチレン(21℃) 260N/25mm 鉛(21℃) 350N/25mm アルミニウム(21℃) 258N/25mm 火炎処理ポリエチレン(50℃) 31N/25mm 火炎処理ポリエチレン(60℃) 14N/25mm 実施例2 次の成分を使用する以外は実施例1を繰り返した: ロテーダー8200 35重量部 ロテーダーHX8280 59重量部 粘着付与剤SP553 15重量部 酸化防止剤 1重量部 組成物は、160℃において68Pa・秒の粘度、及び200℃
において25Pa・秒の粘度(ASTM D3236)を有していた。
環球式軟化点(ASTM E28)は102℃、耐低温衝撃脆性(I
SO974)は−30℃であった。
ポリエチレン表面を有する収縮性スリーブに適用した
組成物について剥離強さ(QAPK K027)を試験した。剥
離強さは、火炎処理ポリエチレンに対しては21℃におい
て282N/25mm、非火炎処理ポリエチレンに対して21℃に
おいて251N/25mmであった。
実施例3 次の成分を使用する以外は実施例1を繰り返した: 4よりも低いアミン価のポリアミド 5重量部 ロテーダー8200 30重量部 ロテーダーHX8280 64重量部 粘着付与剤SP553 15重量部 酸化防止剤 1重量部 組成物は、160℃において87Pa・秒の粘度、及び200℃
において30Pa・秒の粘度(ASTM D3236)を有していた。
環球式軟化点(ASTM E28)は105℃、低温衝撃脆性(ISO
974)は−30℃であった。
ポリエチレン表面を有する収縮性スリーブに適用した
組成物について剥離強さ(QAPK K027)を試験した。剥
離強さは、火炎処理ポリエチレンに対しては21℃におい
て233N/25mm、非火炎処理ポリエチレンに対して21℃に
おいて229N/25mmであった。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 C09J 7/02 C09J 7/02 Z

Claims (27)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】(a)ASTM D1238−70に従って測定して少
    なくとも40のメルトフローインデックスを有し、無水マ
    レイン酸を含有するエチレン/アクリル酸アルキルター
    ポリマー25〜40重量部、及び (b)ASTM D1238−70に従って測定して少なくとも40の
    メルトフローインデックスを有するエチレン/アクリル
    酸アルキルコポリマー25〜70重量部 の混合物から成るホットメルト接着剤組成物。
  2. 【請求項2】ターポリマー(a)が、エチレン/アクリ
    ル酸エチル/無水マレイン酸ターポリマー及び/又はエ
    チレン/アクリル酸ブチル/無水マレイン酸ターポリマ
    ーから成る請求項1記載の接着剤組成物。
  3. 【請求項3】コポリマー(b)がエチレン/アクリル酸
    エチルコポリマー及び/又はエチレン/アクリル酸ブチ
    ルコポリマーから成る請求項1又は2に記載の接着剤組
    成物。
  4. 【請求項4】ターポリマー(a)がエチレン/アクリル
    酸エチル/無水マレイン酸ターポリマーから成り、コポ
    リマー(b)がエチレン/アクリル酸ブチルコポリマー
    から成る請求項1記載の接着剤組成物。
  5. 【請求項5】さらに、 (c)流動温度又は粘性の改良剤5〜15重量部を含有す
    る請求項1記載の接着剤組成物。
  6. 【請求項6】(a)エチレン/アクリル酸エチル/無水
    マレイン酸ターポリマー28〜30重量部、及び(b)エチ
    レン/アクリル酸ブチルコポリマー55〜70重量部 から成る請求項4記載の接着剤組成物。
  7. 【請求項7】ターポリマー(a)及び/又はコポリマー
    (b)のメルトフローインデックスが少なくとも70であ
    る請求項1〜6のいずれかに記載の接着剤組成物。
  8. 【請求項8】さらに、 (d)ポリアミド15重量部以下 を含有する請求項1〜7のいずれかに記載の接着剤組成
    物。
  9. 【請求項9】ターポリマー(a)の環球式軟化点が、AS
    TM E28に従って測定して80〜125℃である請求項1〜8
    のいずれかに記載の接着剤組成物。
  10. 【請求項10】コポリマー(b)の環球式軟化点が、AS
    TM E28に従って測定して80〜125℃である請求項1〜9
    のいずれかに記載の接着剤組成物。
  11. 【請求項11】改良剤の環球式軟化点が、ASTM E28に従
    って測定して80〜120℃である請求項5記載の接着剤組
    成物。
  12. 【請求項12】改良剤が粘着付与剤から成る請求項5記
    載の接着剤組成物。
  13. 【請求項13】粘着付与剤がテルペンフェノール樹脂か
    ら成る請求項12記載の接着剤組成物。
  14. 【請求項14】ASTM E28に従って測定して90〜110℃の
    環球式軟化点を有する請求項1〜13のいずれかに記載の
    接着剤組成物。
  15. 【請求項15】ASTM D3236に従って測定して160℃にお
    いて40〜110Pa・秒の粘度を有する請求項1〜14のいず
    れかに記載の接着剤組成物。
  16. 【請求項16】ASTM D3236に従って測定して200℃にお
    いて15〜40Pa・秒の粘度を有する請求項1〜15のいずれ
    かに記載の接着剤組成物。
  17. 【請求項17】ISO974に従って測定して−30℃よりも低
    い衝撃脆性を有する請求項1〜16のいずれかに記載の接
    着剤組成物。
  18. 【請求項18】非火炎処理ポリエチレン及び/又は火炎
    処理ポリエチレンに対してQAPK K027に従って測定して2
    1℃で150N/25mmよりも大きい剥離強さを有する請求項1
    〜17のいずれかに記載の接着剤組成物。
  19. 【請求項19】酢酸ビニル又はそのコポリマーを実質的
    に含有しない請求項1〜18のいずれかに記載の接着剤組
    成物。
  20. 【請求項20】ターポリマー(a)、コポリマー
    (b)、粘着付与剤、及び要すればポリアミドから本質
    的に成る請求項1〜19のいずれかに記載の接着剤組成
    物。
  21. 【請求項21】ポリアミドを実質的に含有しない請求項
    20記載の接着剤組成物。
  22. 【請求項22】請求項1〜21のいずれかに記載の接着剤
    組成物を上に有する熱回復性物品。
  23. 【請求項23】収縮性繊維成分のために収縮性である複
    合材から成る請求項22記載の物品。
  24. 【請求項24】複合材が、接着剤組成物が結合している
    ポリエチレンマトリックス及び収縮性繊維から成る請求
    項23記載の物品。
  25. 【請求項25】物品がチューブ状スリーブ又はラップア
    ラウンドスリーブから成る請求項22〜24のいずれかに記
    載の物品。
  26. 【請求項26】(a)請求項1〜21のいずれかに記載の
    接着剤組成物を供給し、 (b)該組成物を加熱し、 (c)ケーブル又はパイプの表面の周囲で該組成物を流
    動させ、 (d)該組成物を冷却する ことから成るケーブル又はパイプを環境的に封止する方
    法。
  27. 【請求項27】組成物を熱回復性物品の一部として供給
    する請求項26記載の方法。
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