JP2682765B2 - フィルタープレスの運転方法 - Google Patents
フィルタープレスの運転方法Info
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- JP2682765B2 JP2682765B2 JP3175644A JP17564491A JP2682765B2 JP 2682765 B2 JP2682765 B2 JP 2682765B2 JP 3175644 A JP3175644 A JP 3175644A JP 17564491 A JP17564491 A JP 17564491A JP 2682765 B2 JP2682765 B2 JP 2682765B2
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- filter
- plate
- filtrate
- cake
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Links
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- 239000000706 filtrate Substances 0.000 claims description 33
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- 238000001914 filtration Methods 0.000 claims description 16
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- 238000007599 discharging Methods 0.000 claims description 7
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- 238000011017 operating method Methods 0.000 description 5
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Landscapes
- Filtration Of Liquid (AREA)
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、例えば、浄水場や下水
処理場で発生する被処理汚泥をろ過し、ろ液とケーキに
分離するフィルタープレスの運転方法に関するものであ
る。
処理場で発生する被処理汚泥をろ過し、ろ液とケーキに
分離するフィルタープレスの運転方法に関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】従来のフィルタプレスの運転方法は、閉
板工程⇒ろ過工程⇒圧搾工程⇒空気ブロー工程⇒開板工
程⇒ケーキ排出工程の順序で進められており、各工程の
概略は以下の通りである。
板工程⇒ろ過工程⇒圧搾工程⇒空気ブロー工程⇒開板工
程⇒ケーキ排出工程の順序で進められており、各工程の
概略は以下の通りである。
【0003】閉板工程は、油圧シリンダのロッドを前
進させて複数のろ板を閉板し、ろ板の間に複数個のろ室
を形成する工程である。ろ過工程は、閉板工程によっ
て形成されたろ室内にスラーリを圧入してろ布でろ過す
る工程である。
進させて複数のろ板を閉板し、ろ板の間に複数個のろ室
を形成する工程である。ろ過工程は、閉板工程によっ
て形成されたろ室内にスラーリを圧入してろ布でろ過す
る工程である。
【0004】圧搾工程は、ろ過工程によってろ布間に
残った水分を含んだ残存物を圧縮して脱水し、ケーキ状
にする工程である。空気ブロー工程は、ろ室内に空気
を吹き込んでろ板に残っているろ液・汚泥を吹き飛ばす
工程である。
残った水分を含んだ残存物を圧縮して脱水し、ケーキ状
にする工程である。空気ブロー工程は、ろ室内に空気
を吹き込んでろ板に残っているろ液・汚泥を吹き飛ばす
工程である。
【0005】開板工程は、油圧シリンダのロッドを後
退させてろ板を完全に開く工程で、この従来の開板工程
は、油圧シリンダのロッドを後退させるのみで途中停止
する動作はない。
退させてろ板を完全に開く工程で、この従来の開板工程
は、油圧シリンダのロッドを後退させるのみで途中停止
する動作はない。
【0006】ケーキ排出工程は、前記開板工程とほぼ
同時に行なわれる工程でろ布に残ったケーキを排出する
工程である。
同時に行なわれる工程でろ布に残ったケーキを排出する
工程である。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記空
気ブロー工程で高圧の空気を吹き込んでろ板に残ってい
るろ液・汚泥を機外に吹き飛ばしているが、このブロー
工程を行なってもろ板にわずかにろ液・汚泥が残つてい
る。この残ったろ液・汚泥は開板工程、ケーキ排出工程
時にケーキと一緒に滴下し、ろ液・汚泥の水分をケーキ
が再び吸収してケーキの含水率が上昇するという問題点
が有った。
気ブロー工程で高圧の空気を吹き込んでろ板に残ってい
るろ液・汚泥を機外に吹き飛ばしているが、このブロー
工程を行なってもろ板にわずかにろ液・汚泥が残つてい
る。この残ったろ液・汚泥は開板工程、ケーキ排出工程
時にケーキと一緒に滴下し、ろ液・汚泥の水分をケーキ
が再び吸収してケーキの含水率が上昇するという問題点
が有った。
【0008】本発明は、上記問題点を解決するためにな
されたもので、ろ板にわずかに残ったろ液・汚泥が再び
ケーキに混ざることのないフィルタープレスの運転方法
を提供することを目的としている。
されたもので、ろ板にわずかに残ったろ液・汚泥が再び
ケーキに混ざることのないフィルタープレスの運転方法
を提供することを目的としている。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明のフィルタープレ
スの運転方法は、ろ布が挟み込まれた複数のろ板を油圧
シリンダのロッドで前進させてろ板の間に複数個のろ室
を形成する閉板工程と、閉板工程によって形成されたろ
室にスラーリを圧入してろ布でろ過するろ過工程と、ろ
過工程によってろ布間に残った残存物を圧縮して脱水
し、ケーキ状にする圧搾工程と、ろ室内に空気を吹き込
んでろ板に残っているろ液・汚泥を吹き飛ばす空気ブロ
ー工程と、空気ブロー工程後、油圧シリンダのロッドを
わずかに後退させて停止し、ろ板の締め付け力を解除し
てろ板に残るろ液・汚泥をろ板の下方に設置しているろ
液受皿上に滴下して排出する開板前工程と、ろ液受皿を
退避させると共に、油圧シリンダのロッドを後退させて
ろ板を完全に開く開板工程と、ろ布間に残ったケーキを
排出するケーキ排出工程とで構成したものである。
スの運転方法は、ろ布が挟み込まれた複数のろ板を油圧
シリンダのロッドで前進させてろ板の間に複数個のろ室
を形成する閉板工程と、閉板工程によって形成されたろ
室にスラーリを圧入してろ布でろ過するろ過工程と、ろ
過工程によってろ布間に残った残存物を圧縮して脱水
し、ケーキ状にする圧搾工程と、ろ室内に空気を吹き込
んでろ板に残っているろ液・汚泥を吹き飛ばす空気ブロ
ー工程と、空気ブロー工程後、油圧シリンダのロッドを
わずかに後退させて停止し、ろ板の締め付け力を解除し
てろ板に残るろ液・汚泥をろ板の下方に設置しているろ
液受皿上に滴下して排出する開板前工程と、ろ液受皿を
退避させると共に、油圧シリンダのロッドを後退させて
ろ板を完全に開く開板工程と、ろ布間に残ったケーキを
排出するケーキ排出工程とで構成したものである。
【0010】
【作用】本発明は、空気ブロー工程後、油圧シリンダの
ロッドをわずかに後退させて停止し、ろ板の締め付け力
を解除してろ板に残るろ液・汚泥をろ板の下方に設置し
ているろ液受皿上に滴下して排出する開板前工程によっ
て、ろ板にわずかに残るろ液・汚泥を完全に除去し、含
水率が低くなったケーキに再びろ液・汚泥が混じること
を防止する。
ロッドをわずかに後退させて停止し、ろ板の締め付け力
を解除してろ板に残るろ液・汚泥をろ板の下方に設置し
ているろ液受皿上に滴下して排出する開板前工程によっ
て、ろ板にわずかに残るろ液・汚泥を完全に除去し、含
水率が低くなったケーキに再びろ液・汚泥が混じること
を防止する。
【0011】
【実施例】以下に本発明の一実施例について、図面を参
照しながら説明する。図1は、本発明のフィルタープレ
スの運転方法に使用するフィルタープレスの部分断面図
であって、このフィルタープレスは、多数のろ室を形成
する単式ろ布固定型のフィルタープレスである。
照しながら説明する。図1は、本発明のフィルタープレ
スの運転方法に使用するフィルタープレスの部分断面図
であって、このフィルタープレスは、多数のろ室を形成
する単式ろ布固定型のフィルタープレスである。
【0012】このフィルタープレス1は、前フレーム2
に油圧シリンダ3を設け、前フレーム2と後フレーム4
の間に複数のろ板5が懸垂状態で配設され、この複数の
ろ板5の間にろ布6を上下方向に挟みこみ、締込板7を
介して油圧シリンダ3によって複数のろ板5を後フレー
ム4方向に押圧して閉板し、複数のろ室8を形成するよ
う構成されている。
に油圧シリンダ3を設け、前フレーム2と後フレーム4
の間に複数のろ板5が懸垂状態で配設され、この複数の
ろ板5の間にろ布6を上下方向に挟みこみ、締込板7を
介して油圧シリンダ3によって複数のろ板5を後フレー
ム4方向に押圧して閉板し、複数のろ室8を形成するよ
う構成されている。
【0013】図2は、前記フィルタープレス1の閉板時
の要部概要図であって、閉板工程は、前記のようにあら
かじめ複数のろ板5の間にろ布6を挟み込んでおき油圧
シリンダ3を作動させてロッド3Aを前進させ、ロッド3A
の先端が締込板7を介してろ板5を後フレーム4方向に
押圧してろ板5の間に複数個のろ室8を形成する。
の要部概要図であって、閉板工程は、前記のようにあら
かじめ複数のろ板5の間にろ布6を挟み込んでおき油圧
シリンダ3を作動させてロッド3Aを前進させ、ロッド3A
の先端が締込板7を介してろ板5を後フレーム4方向に
押圧してろ板5の間に複数個のろ室8を形成する。
【0014】ろ過工程では閉板工程によって形成された
ろ室8に後フレーム4側の流入口9からスラーリを圧入
してろ布6でろ過し、ろ液が底部の流出路10から流下す
る。この流下したろ液は流出路10から直接装置外へ排出
される。
ろ室8に後フレーム4側の流入口9からスラーリを圧入
してろ布6でろ過し、ろ液が底部の流出路10から流下す
る。この流下したろ液は流出路10から直接装置外へ排出
される。
【0015】ろ過工程が終了した後、圧搾工程でろ板5
に設けられたダイヤフラム(図示せず)に高圧水や圧搾
空気を送り込んでダイヤフラムを膨張させてろ布6の間
に残った残存物を圧縮・脱水してケーキ状にする。
に設けられたダイヤフラム(図示せず)に高圧水や圧搾
空気を送り込んでダイヤフラムを膨張させてろ布6の間
に残った残存物を圧縮・脱水してケーキ状にする。
【0016】次に、空気ブロー工程によって、油圧ポン
プユニット12を稼働させ前フレーム2側のエアー通路13
から空気をろ室8内にブローしてろ板5に残っているろ
液・汚泥を吹き飛ばす。
プユニット12を稼働させ前フレーム2側のエアー通路13
から空気をろ室8内にブローしてろ板5に残っているろ
液・汚泥を吹き飛ばす。
【0017】上記の空気ブロー工程でろ板5に残ってい
るろ液・汚泥を吹き飛ばしてもわずかにろ板5の内周面
やろ室8の底部にろ液・汚泥が残っている。そこで、開
板前工程によって油圧シリンダ3のロッド3Aをわずかに
後退させて停止し、ろ板5の締め付け力を解除すること
により、ろ板5,5間にわずかな間隙を生ぜしめ、この
間隙より、ろ板5に残るろ液・汚泥を流下させる。流下
したろ液・汚泥は、ろ板5の下方に設置されているろ液
受皿11で受けて樋11A を介して排出する。
るろ液・汚泥を吹き飛ばしてもわずかにろ板5の内周面
やろ室8の底部にろ液・汚泥が残っている。そこで、開
板前工程によって油圧シリンダ3のロッド3Aをわずかに
後退させて停止し、ろ板5の締め付け力を解除すること
により、ろ板5,5間にわずかな間隙を生ぜしめ、この
間隙より、ろ板5に残るろ液・汚泥を流下させる。流下
したろ液・汚泥は、ろ板5の下方に設置されているろ液
受皿11で受けて樋11A を介して排出する。
【0018】この開板前工程において油圧シリンダ3を
後退させる距離は、最大限で図3に示すようにろ室8内
のケーキが開板したろ板5の間から落下しないだけの距
離Aを保持する必要がある。また、この開板前工程の時
間は、油圧シリンダ3を1〜3分間停止するものから、
30分程度停止するものまでフィルタープレスの機種に
よって異なる。
後退させる距離は、最大限で図3に示すようにろ室8内
のケーキが開板したろ板5の間から落下しないだけの距
離Aを保持する必要がある。また、この開板前工程の時
間は、油圧シリンダ3を1〜3分間停止するものから、
30分程度停止するものまでフィルタープレスの機種に
よって異なる。
【0019】開板前工程でろ板5に付いていたろ液・汚
泥を滴下させた後、ろ液受皿11を下方に開いて退避させ
た後、開板工程によって油圧シリンダ3のロッド3Aを後
退させてろ板5を完全に開放する。この開板工程及び次
のケーキ排出工程においてろ室8内のケーキが下方に落
下し、フィルタープレス1の下部に配置されたコンベア
14上に落ちる。コンベア14上のケーキはコンベア14によ
って次の処置場へと運搬される。
泥を滴下させた後、ろ液受皿11を下方に開いて退避させ
た後、開板工程によって油圧シリンダ3のロッド3Aを後
退させてろ板5を完全に開放する。この開板工程及び次
のケーキ排出工程においてろ室8内のケーキが下方に落
下し、フィルタープレス1の下部に配置されたコンベア
14上に落ちる。コンベア14上のケーキはコンベア14によ
って次の処置場へと運搬される。
【0020】上記実施例では、単式ろ布固定型のフィル
タープレス1を用いた運転方法を説明したが本発明の運
転方法はこの型のフィルタープレスに限定されるもので
はない。
タープレス1を用いた運転方法を説明したが本発明の運
転方法はこの型のフィルタープレスに限定されるもので
はない。
【0021】
【発明の効果】以上のように本発明のフィルタープレス
の運転方法は、空気ブロー工程後、油圧シリンダのロッ
ドをわずかに後退させて停止し、ろ板の締め付け力を解
除してろ板に残るろ液・汚泥をろ板の下方に設置してい
るろ液受皿上に滴下させ排出する開板前工程によって、
ろ板にわずかに残るろ液・汚泥を完全に除去し、含水率
の低くなったケーキに再びろ液・汚泥が混じることがな
い。
の運転方法は、空気ブロー工程後、油圧シリンダのロッ
ドをわずかに後退させて停止し、ろ板の締め付け力を解
除してろ板に残るろ液・汚泥をろ板の下方に設置してい
るろ液受皿上に滴下させ排出する開板前工程によって、
ろ板にわずかに残るろ液・汚泥を完全に除去し、含水率
の低くなったケーキに再びろ液・汚泥が混じることがな
い。
【図1】本発明の運転方法に用いるフィルタープレスの
部分断面図である。
部分断面図である。
【図2】本発明の運転方法に用いるフィルタープレスの
閉板時の要部概略図である。
閉板時の要部概略図である。
【図3】図2のA−A矢視図である。
【図4】開板前工程のフィルタープレスの要部概略図で
ある。
ある。
1 フィルタープレス 3 油圧シリンダ 3A ロッド 5 ろ板 6 ろ布 8 ろ室 11 ろ液受皿
Claims (1)
- 【請求項1】 ろ布が挟み込まれた複数のろ板を油圧シ
リンダのロッドで前進させてろ板の間に複数個のろ室を
形成する閉板工程と、閉板工程によって形成されたろ室
にスラーリを圧入してろ布でろ過するろ過工程と、ろ過
工程によってろ布間に残った残存物を圧縮して脱水し、
ケーキ状にする圧搾工程と、ろ室内に空気を吹き込んで
ろ板に残っているろ液・汚泥を吹き飛ばす空気ブロー工
程と、空気ブロー工程後、油圧シリンダのロッドをわず
かに後退させて停止し、ろ板の締め付け力を解除してろ
板に残るろ液・汚泥をろ板の下方に設置しているろ液受
皿上に滴下して排出する開板前工程と、ろ液受皿を退避
させると共に、油圧シリンダのロッドを後退させてろ板
を完全に開く開板工程と、ろ布間に残ったケーキを排出
するケーキ排出工程とからなることを特徴とするフィル
タープレスの運転方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3175644A JP2682765B2 (ja) | 1991-07-17 | 1991-07-17 | フィルタープレスの運転方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3175644A JP2682765B2 (ja) | 1991-07-17 | 1991-07-17 | フィルタープレスの運転方法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0515708A JPH0515708A (ja) | 1993-01-26 |
JP2682765B2 true JP2682765B2 (ja) | 1997-11-26 |
Family
ID=15999697
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP3175644A Expired - Lifetime JP2682765B2 (ja) | 1991-07-17 | 1991-07-17 | フィルタープレスの運転方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2682765B2 (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN108992983A (zh) * | 2018-09-27 | 2018-12-14 | 景津环保股份有限公司 | 一种单室进料的厢式滤板及使用方法 |
Family Cites Families (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS63151313A (ja) * | 1986-12-12 | 1988-06-23 | Sumitomo Heavy Ind Ltd | フイルタプレスによる脱水方法 |
-
1991
- 1991-07-17 JP JP3175644A patent/JP2682765B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0515708A (ja) | 1993-01-26 |
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