JP2682495B2 - ディスク制御装置 - Google Patents

ディスク制御装置

Info

Publication number
JP2682495B2
JP2682495B2 JP3991895A JP3991895A JP2682495B2 JP 2682495 B2 JP2682495 B2 JP 2682495B2 JP 3991895 A JP3991895 A JP 3991895A JP 3991895 A JP3991895 A JP 3991895A JP 2682495 B2 JP2682495 B2 JP 2682495B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
disk
control unit
data block
controller
target
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP3991895A
Other languages
English (en)
Other versions
JPH08234917A (ja
Inventor
雄一郎 村上
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
NEC Corp
Original Assignee
NEC Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by NEC Corp filed Critical NEC Corp
Priority to JP3991895A priority Critical patent/JP2682495B2/ja
Publication of JPH08234917A publication Critical patent/JPH08234917A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP2682495B2 publication Critical patent/JP2682495B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、ディスク制御装置に係
り、とくにネットワークシステムに好適なディスクサブ
システムに用いるディスク制御装置に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、情報処理システムにおいて、ネッ
トワーク技術の進歩とともに資源の共有化やデータの一
元管理、事務処理の効率化等のためにサーバ/クライア
ント方式が主流となってきている。
【0003】そこで、大容量のディスク装置が複数の上
位装置から同時にアクセスされることが起こりうるた
め、排他制御処理が重要になっている。
【0004】図7に示されるように、従来のディスク制
御装置401は、ディスクキャッシュ402と、論理デ
ィスク単位で複数I/Oの排他制御を行う排他制御手段
404とを具備している。
【0005】上位装置からの複数I/Oプロセスが、デ
ィスクキャッシュ402、もしくはディスク装置403
に対してアクセスをする場合、排他制御手段404は、
ディスク装置403とディスクキャッシュ402上のデ
ィスク装置403のデータの両方で同時に占有を行い、
実行中のI/Oプロセス、ディスク制御装置内プロセス
以外のI/Oプロセスを待機させる。
【0006】すなわち、排他制御手段404は、論理デ
ィスクの構成であるディスク装置403とディスクキャ
ッシュ402を同時に占有することで、複数プロセスか
らの排他制御を実現している。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来例においては、排他制御時にディスクキャッシュ上の
データと論理ディスクとを同時に占有するために、キャ
ッシュヒットによりディスク装置へのアクセスが不要で
あっても、他のプロセスはディスク装置へのアクセスが
禁止されるという不都合があった。
【0008】また、ディスク制御装置内プロセスを実行
中に、I/Oプロセス要求があっても、一般に処理時間
が非常に長いディスク制御装置内プロセスが終了するま
でI/Oプロセスは待たされるために、I/Oプロセス
のスループットが非常に長くなるという問題点もあっ
た。
【0009】
【発明の目的】本発明の目的は、かかる従来例の有する
不都合を改善し、とくにI/Oプロセスの平均処理時間
短縮でき、サブシステム全体のスループットを向上で
きるディスク制御装置を提供することにある。
【0010】
【課題を解決するための手段】そこで、本発明では、
位装置から要求された複数のディスク装置に対するI/
Oプロセスを実行すると共にディスク制御装置内のプロ
セスを実行するメイン制御部と、上位装置から要求され
たI/Oプロセスが他のI/Oプロセスと競合するとき
に論理ディスクを単位とした排他制御を行う論理ディス
ク排他制御部と、複数のディスク装置に記録されたデー
タの一部をデータブロックを最小単位として記憶したデ
ィスクキャッシュメモリとを備えている。このうち、論
理ディスク排他制御部に、上位装置からのI/Oプロセ
スとディスク制御装置内のプロセスとをディスク装置を
単位に排他制御するディスク装置排他制御部を併設し、
メイン制御部が、I/Oプロセス要求についてのディス
ク装置がディスク装置排他制御部によって使用不可と判
定されたときに、当該ディスクを使用しているメイン制
御部のプロセスを中断する機能を備えた、という構成を
採っている。これによって前述した目的を達成しようと
するものである。
【0011】
【作用】メイン制御部は、上位装置からI/O処理要求
を受信すると、他のI/Oプロセスとの競合を回避する
ため、論理ディスク排他制御部に対し論理ディスクの競
合チェックを指示する。
【0012】メイン制御部は、論理ディスクの競合がな
ければ、論理ディスクを占有し、ディスク制御装置内プ
ロセスとの競合を避けるために、ディスク装置排他制御
部に対しディスク装置を単位とした競合チェックを指示
する。
【0013】ディスク装置排他制御部は、上位装置から
のI/O処理要求を実行しようとするディスク装置がデ
ィスク制御装置内プロセス(メイン制御部によるプロセ
ス)によって占有されているか否かをチェックする。
【0014】メイン制御部は、ディスク装置が占有され
ていない場合、当該ディスク装置に対するI/Oプロセ
スを実行する。一方、ディスク制御装置内プロセスによ
って当該ディスク装置が占有されている場合には、当該
占有しているプロセスを中断する。すると、当該I/O
プロセスの実行が可能となり、これにより、上位装置か
らのI/O要求がディスク装置内のプロセスよりも優先
して処理され、従って、I/Oプロセスの平均処理時間
が短縮される。
【0015】
【発明の実施例】以下、本発明の一実施例を図1ないし
図6に基づいて説明する。
【0016】図1の実施例は、複数のディスク装置に対
するI/Oプロセスを実行するメイン制御部1と、上位
装置から要求されたI/Oプロセスが他のI/Oプロセ
スと競合したときに論理ディスクを単位に排他制御を行
う論理ディスク排他制御部4と、複数のディスク装置7
に記録されたデータの一部をデータブロックを最小単位
として記憶したディスクキャッシュメモリ5とを備えて
いる。
【0017】しかも、論理ディスク排他制御部4に、上
位装置からのI/Oプロセスとディスク制御装置内プロ
セスとをディスク装置7を単位に排他制御するディスク
装置排他制御部3と、上位装置からのI/Oプロセスと
ディスク制御装置内のプロセスとをデータブロックを単
位に排他制御するデータブロック排他制御部2とを併設
している。
【0018】メイン制御部1は、I/Oプロセス要求に
ついてのディスク装置がディスク装置排他制御部3によ
って使用不可と判定されたときに、当該ディスクを使用
しているメイン制御部1のプロセスを中断する機能を備
えている。これにより、ディスク制御装置内プロセスと
上位装置からのI/Oプロセスとが競合した場合には上
位装置からのI/Oプロセスを優先して処理することが
できる。
【0019】また、メイン制御部1は、I/Oプロセス
要求についてのデータブロックがデータブロック排他制
御部によって使用不可と判定されたときに、当該ディス
クを使用しているメイン制御部のプロセスを中断する機
能を備えている。これによっても、ディスク制御装置内
プロセスと上位装置からのI/Oプロセスとが競合した
場合には上位装置からのI/Oプロセスを優先して処理
することができる。この場合、特にキャッシュ操作との
関係で効果を奏する。
【0020】すなわち、メイン制御部1は、ディスクキ
ャッシュメモリに対して当該I/Oプロセス要求があっ
たデータブロックのキャッシュ操作を行う。そして、デ
ータブロック排他制御部が、データブロックを単位に排
他制御を行うため、このI/Oプロセスがキャッシュ操
作を行っている間は他のデータブロックを占有せず、こ
のため、I/Oプロセスがキャッシュ操作を行っている
間にディスク制御装置内プロセスを実行することができ
る。
【0021】また、メイン制御部1には、上位装置との
通信を制御するホストインターフェイス6が併設されて
いる。
【0022】これを詳細に説明する。
【0023】実行されるプロセスとして、上位装置から
のI/Oプロセスと、ディスク制御装置内プロセスがあ
る。
【0024】ここで、ディスク制御装置内プロセスに
は、ディスクキャッシュデータのステージングとデステ
ージング、ディスクキャッシュ5のファストライトデー
タのライトバック、およびアレイ構成ディスクのリコン
ストラクションなどがある。
【0025】次に、本実施例において、上位装置からの
I/Oプロセスを実行する場合の基本的な排他制御動作
について、図2のフローチャートを用いて説明する。
【0026】(1).ホストインターフェイス6を介し
て上位装置からI/O処理要求を受信すると、メイン制
御部1は、目的とする論理ディスク情報を抽出し、論理
ディスク排他制御部4に制御を移す。
【0027】論理ディスク排他制御部4は、上位装置か
らの他のI/Oプロセスとの競合を回避するため、目的
とする論理ディスクがすでに占有されているか否かをチ
ェックする(図2のステップ21)とともに、その結果
をメイン制御部1に報告する。
【0028】(2).ここで、目的とする論理ディスク
がすでに他のI/Oプロセスに占有されている場合に
は、メイン制御部1は、I/O待機処理に移行する。そ
して、目的とする論理ディスクが解放されるまで待機す
る。
【0029】一方、目的とする論理ディスクが他のI/
Oプロセスに占有されていない場合には、メイン制御部
1は、目的とする論理ディスクを占有するとともに、I
/O処理要求から目的とするデータブロック情報を抽出
し、データブロック排他制御部2に制御を渡す。
【0030】(3).データブロック排他制御部2は、
I/Oプロセスとディスク制御装置内プロセスとの競合
を避けるために、目的とするデータブロックが占有され
ているか否かをチェックする(図2のステップ22)と
ともに、その結果をメイン制御部1に報告する。
【0031】(4).ここで、目的とするデータブロッ
クがすでにディスク制御装置内プロセスに占有されてい
る場合には、メイン制御部1は、ディスク装置内プロセ
スの終了を待つ(図2のステップ23)。ここで、メイ
ン制御部は、当該ディスクを使用しているディスク制御
装置内のプロセスを中断する。そして、この中断によ
り、目的とするデータブロックが解放されると、メイン
制御部1は、目的とするデータブロックを占有する。
【0032】一方、目的とするデータブロックがディス
ク装置内プロセスに占有されていない場合には、メイン
制御部1は、目的とするデータブロックを占有する。
【0033】(5).続いてメイン制御部1は、I/O
プロセスがキャッシュヒットしているか否かをチェック
する(図2のステップ24)。
【0034】(6).ここで、I/Oプロセスがキャッ
シュヒットしている場合には、メイン制御部1は、キャ
ッシュ操作を行う。そして、I/Oプロセスが終了する
と目的とする論理ディスクおよび目的とするデータブロ
ックを解放する。
【0035】(7).さらにメイン制御部1は、I/O
プロセスがディスク装置7の操作を必要とするか否かを
チェックする(図2のステップ27)。
【0036】そして、I/Oプロセスがディスク装置7
の操作を必要としない場合には、I/Oプロセスを終了
する。
【0037】一方、I/Oプロセスで要求されたデータ
ブロックが一部しかディスクキャッシュになかったとき
など、ディスクキャッシュ操作中に、キャッシュヒット
している範囲外のデータブロックをアクセスする場合の
ように、ディスク装置7へのアクセスを必要とする場合
には、ディスク装置排他制御部3に制御を移す。
【0038】(8).ディスク装置排他制御部3は、デ
ィスク制御装置内プロセスとの競合を避けるために、目
的とするディスク装置7が占有されているか否かをチェ
ックする(図2のステップ28)とともに、その結果を
メイン制御部1に報告する。
【0039】ここで、メイン制御部1は、目的とするデ
ィスク装置7がすでにディスク制御装置内プロセスに占
有されている場合には、制御装置内プロセスの終了を待
つ(図2のステップ29)。そして、メイン制御部によ
る制御装置内プロセスの中断によって、目的とするディ
スク装置7が解放されると、目的とするディスク装置7
を占有し、I/Oプロセスを実行した後、目的とする論
理ディスクおよび目的とするデータブロックおよび目的
とするディスク装置7を解放して処理を終了する。
【0040】一方、目的とするデータブロックがディス
ク制御装置内プロセスに占有されていない場合には、目
的とするディスク装置7を占有するとともに、I/Oプ
ロセスを実行した後、目的とする論理ディスクおよび目
的とするデータブロックおよび目的とするディスク装置
7を解放して処理を終了する。
【0041】(9).上記(5)のチェックにおいて、
メイン制御部1は、I/Oプロセスがキャッシュヒット
していない場合には、ディスク装置排他制御部3に制御
を移す。
【0042】(10).ディスク装置排他制御部3は、
ディスク装置内プロセスとの競合を避けるために、目的
とするディスク装置7が占有されているか否かをチェッ
クする(図2のステップ25)とともに、その結果をメ
イン制御部1に報告する。
【0043】ここで、メイン制御部1は、目的とするデ
ィスク装置7がすでにディスク制御装置内プロセスに占
有されている場合には、制御装置内プロセスの終了を待
つ(図2のステップ26)。そして、目的とするディス
ク装置7が解放されると、目的とするディスク装置7を
占有し、I/Oプロセスを実行した後、目的とする論理
ディスクおよび目的とするデータブロックおよび目的と
するディスク装置7を解放して処理を終了する。
【0044】一方、メイン制御部1は、目的とするディ
スク装置7がディスク制御装置内プロセスに占有されて
いない場合には、目的とするディスク装置7を占有し、
I/Oプロセスを実行した後、目的とする論理ディスク
および目的とするデータブロックおよび目的とするディ
スク装置7を解放して処理を終了する。
【0045】次に、ディスク制御装置内プロセスを実行
する場合の基本的な排他制御動作について図3のフロー
チャートを用いて説明する。
【0046】(1).メイン制御部1は、ディスク制御
装置内プロセスの要求が生じると、目的とする論理ディ
スク情報を抽出するとともに、論理ディスク排他制御部
4に制御を移す。
【0047】論理ディスク排他制御部4は、I/Oプロ
セスとの競合を回避するため、目的とする論理ディスク
がすでにI/Oプロセスに占有されているか否かをチェ
ックする(図3のステップ31)とともに、その結果を
メイン制御部1に報告する。
【0048】(2).ここで、、メイン制御部1は、目
的とする論理ディスクがすでにI/Oプロセスに占有さ
れている場合には、ディスク制御装置内プロセスの実行
を中止する。
【0049】一方、メイン制御部1は、目的とする論理
ディスクがI/Oプロセスに占有されていない場合に
は、ディスク装置排他制御部3に制御を渡す。
【0050】(3).ディスク装置排他制御部3は、他
のディスク制御装置内プロセスとの競合を避けるため
に、目的とするディスク装置7が占有されているか否か
をチェックする(図3のステップ32)とともに、その
結果をメイン制御部1に報告する。
【0051】ここで、メイン制御部1は、目的とするデ
ィスク装置7がすでに他のディスク制御装置内プロセス
に占有されている場合には、当該ディスク制御装置内プ
ロセスの実行を中止する。
【0052】一方、メイン制御部1は、目的とするディ
スク装置7が他のディスク制御装置内プロセスに占有さ
れていない場合には、目的とするデータブロックおよび
目的とするディスク装置7を占有し(図3のステップ3
3)、ディスク制御装置内プロセスを実行した後、目的
とするデータブロックおよび目的とするディスク装置7
を解放して処理を終了する。
【0053】次に本発明を利用したサブシステムにおけ
る具体的な動作例を説明する。
【0054】まず図4に示されるように、第1のディス
ク制御装置501と第2のディスク制御装置502は制
御装置間の共有メモリを介して通信を行うことができ、
それぞれディスクキャッシュ503とディスク装置50
4を共用できる環境にあるときに、上位装置からのI/
Oプロセス511に先だって、ディスク制御装置内プロ
セス512が実行されている場合について説明する。。
【0055】(1).第1のディスク制御装置501
は、上位装置からI/Oプロセス要求を受信すると、共
有メモリを参照して他のI/Oプロセスとの競合がある
か否かをチェックし、競合がなければ論理ディスクを占
有する。
【0056】(2).続いて第1のディスク制御装置5
01は、目的とするデータブロック範囲において、ディ
スク制御装置内プロセス512との競合があるか否かを
共有メモリを参照してチェックする。
【0057】すなわち、図5に示されるように、I/O
プロセス511の目的とするデータブロック範囲の最小
アドレス601と最大アドレス602、ディスク制御装
置内プロセス512での目的とするデータブロック範囲
の最小アドレス603と最大アドレス604の関係が
式もしくは式を満足すれば競合がないと判断する。
【0058】 最小アドレス601>最大アドレス604 ・・・・・
【0059】 最大アドレス602<最小アドレス603 ・・・・・
【0060】(3).I/Oプロセス511の目的とす
るデータブロック範囲で競合が発生している場合には、
第1のディスク制御装置501は、共有メモリにI/O
プロセス511が待機中であることを記述し、第2のデ
ィスク制御装置502に通知する。
【0061】第2のディスク制御装置502は、第1の
ディスク制御装置501からI/Oプロセス511が待
機中であることを知らされると、ディスク制御装置内プ
ロセスの処理を中断し、目的とするデータブロック範囲
を解放する。
【0062】第1のディスク制御装置501は、目的と
するデータブロック範囲が解放されたことを確認する
と、目的とするデータブロック範囲を占有し、I/Oプ
ロセス511を実行する。そして、I/Oプロセス51
1が終了すると、目的とするデータブロック範囲を解放
して処理終了を上位装置と第2のディスク制御装置50
2に通知する。
【0063】第2のディスク制御装置502は、I/O
プロセス511が終了したことを確認すると、目的とす
るデータブロック範囲を占有し、ディスク制御装置内プ
ロセスの処理を再開する。
【0064】(4).上記(2)の処理において、I/
Oプロセス511の目的とするデータブロック範囲で競
合が発生していない場合には、第1のディスク制御装置
501は、目的とするデータブロック範囲を占有し、さ
らにI/Oプロセス511が、キャッシュヒットしたデ
ータのI/Oであるか否かをチェックする。
【0065】(5).ここで、I/Oプロセス511が
キャッシュヒットしたデータのI/Oである場合には、
I/Oプロセス511のキャッシュ操作を行う。
【0066】(6).一方、I/Oプロセス511がキ
ャッシュヒットしたデータのI/Oでない場合には、第
1のディスク制御装置501は、I/Oプロセス511
でアクセスするディスク装置504が、ディスク制御装
置内プロセス512でアクセスされているか否かを共有
メモリを参照してチェックする。
【0067】(7).上記(6)の処理において、I/
Oプロセス511でアクセスするディスク装置504
が、ディスク制御装置内プロセス512でアクセスされ
ていない場合には、第1のディスク制御装置501は、
目的とするディスク装置504を占有し、I/Oプロセ
ス511を実行する。
【0068】(8).一方上記(6)の処理において、
I/Oプロセス511でアクセスするディスク装置50
4が、すでにディスク制御装置内プロセス512でアク
セスされている場合には、第1のディスク制御装置50
1は、共有メモリにI/Oプロセス511が待機中であ
ることを記述し、第2のディスク制御装置502に通知
する。
【0069】第2のディスク制御装置502は、第1の
ディスク制御装置501からI/Oプロセス511が待
機中であることを知らされると、ディスク制御装置内プ
ロセスの処理を中断しディスク装置504を解放する。
【0070】第1のディスク制御装置501は、目的と
するディスク装置504の解放を確認すると、目的とす
るディスク装置504を占有し、I/Oプロセス511
を実行する。そして、I/Oプロセス511が終了する
と、目的とするデータブロック範囲およびディスク装置
504を解放して処理終了を上位装置と第2のディスク
制御装置502に通知する。
【0071】第2のディスク制御装置502は、I/O
プロセス511が終了したことを確認すると、目的とす
るディスク装置504を占有し、ディスク制御装置内プ
ロセスの処理を再開する。
【0072】次に、図6に示されるように、ディスク制
御装置内プロセス712の要求が生じた時、I/Oプロ
セス711がすでに実行されている場合について具体的
な動作を説明する。ここで、I/Oプロセス711の目
的とする資源は、ディスクキャッシュ703とディスク
装置704がある。
【0073】(1).ディスク制御装置内プロセス71
2の要求が生じると、第2のディスク制御装置702
は、目的とするデータブロック範囲情報を抽出し、ディ
スク制御装置内プロセス712が目的とするデータブロ
ック範囲で、I/Oプロセス711と競合するか否かを
共有メモリを参照してチェックする。
【0074】(2).ここで、ディスク制御装置内プロ
セス712が目的とするデータブロック範囲で、I/O
プロセス711と競合する場合には、第2のディスク制
御装置702は、ディスク制御装置内プロセス712の
実行を中止し、再スケジューリングする。
【0075】(3).一方上記(1)の処理において、
ディスク制御装置内プロセス712が目的とするデータ
ブロック範囲で、I/Oプロセス711と競合しない場
合には、第2のディスク制御装置702は、目的とする
データブロック範囲を占有し、引き続いてディスク制御
装置内プロセス712でアクセスするディスク装置が、
すでにI/Oプロセスでアクセスされているか否かを共
有メモリを参照してチェックする。
【0076】(4).ここで、ディスク制御装置内プロ
セス712でアクセスするディスク装置が、すでにI/
Oプロセスでアクセスされている場合には、つまり、I
/Oプロセス714が実行されている場合には、第2の
ディスク制御装置702は、ディスク制御装置内プロセ
ス712の実行を中止し、再スケジューリングする。
【0077】(5).上記(3)の処理において、ディ
スク制御装置内プロセス712でアクセスするディスク
装置が、I/Oプロセスでアクセスされていない場合に
は、、つまり、ディスクキャッシュ操作713でI/O
プロセスが実行されている場合には、第2のディスク制
御装置702は、ディスク装置704を占有し、ディス
ク制御装置内プロセス712を実行する。そして、ディ
スク制御装置内プロセス712が終了すると、目的とす
るデータブロック範囲およびディスク装置704を解放
する。
【0078】以上「0072」乃至「0077」で説明
したように、I/Oプロセス処理とディスク制御装置内
プロセス処理が重複しても、I/Oプロセス処理がディ
スクキャッシュヒットしたデータブロックに対する処理
である場合には、I/Oプロセス処理と制御装置内プロ
セス処理とを同時に行うことができ、サブシステム全体
のスループットが向上する。
【0079】また、上述した「0054」乃至「007
1」で説明したように、本実施形態では、I/Oプロセ
スをディスク制御装置内プロセスより優先的に処理する
ことができ、ディスク制御装置内プロセスの処理中にI
/Oプロセス処理要求が生じても、I/Oプロセス処理
の待機時間を小さくすることができ、I/Oプロセスの
平均処理時間が短縮され、サブシステム全体のスループ
ットが向上する。
【0080】
【発明の効果】本発明は以上のように構成され機能する
ので、これによると、ディスク装置排他制御部が、上位
装置からのI/Oプロセスとメイン制御部のプロセスと
をディスク装置を単位に排他制御するため、I/Oプロ
セス処理とディスク制御装置内プロセス処理が重複した
場合でも、同一ディスク装置をアクセスしなければ同時
に処理を行うことができ、しかも、メイン制御部が、I
/Oプロセス要求についてのデータブロックがディスク
装置排他制御部によって使用不可と判定されたときに、
当該ディスクを使用しているメイン制御部のプロセスを
中断するため、I/Oプロセスを優先的に処理すること
ができ、これがため、I/Oプロセスの平均処理時間が
短縮でき、サブシステム全体のスループットが向上する
という従来にない優れたディスク制御装置を提供するこ
とができる。また、このようなディスク装置を単位とし
た排他制御と並行して、データブロック排他制御部が、
データブロックを単位に排他制御するため、I/Oプロ
セスがキャッシュヒットした場合にはディスク制御内プ
ロセスを同時に実行することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例を示す構成図である。
【図2】I/Oプロセスの排他制御動作を説明するため
のフローチャートである。
【図3】ディスク制御装置内プロセスの排他制御動作を
説明するためのフローチャートである。
【図4】I/Oプロセスとディスク制御装置内プロセス
が競合したときの動作を説明するための説明図である。
【図5】データブロックの競合関係を説明するための説
明図である。
【図6】I/Oプロセスとディスク制御装置内プロセス
が競合したときの動作を説明するための説明図である。
【図7】従来例の排他制御動作を説明するための説明図
である。
【符号の説明】
1 メイン制御部 2 データブロック排他制御部 3 ディスク装置排他制御部 4 論理ディスク排他制御部 5 ディスクキャッシュ 6 ホストインターフェイス 7 ディスク装置

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 上位装置から要求された複数のディスク
    装置に対するI/Oプロセスを実行すると共にディスク
    制御装置内のプロセスを実行するメイン制御部と、前記
    上位装置から要求されたI/Oプロセスが他のI/Oプ
    ロセスと競合するときに論理ディスクを単位とした排他
    制御を行う論理ディスク排他制御部と、前記複数のディ
    スク装置に記録されたデータの一部をデータブロックを
    最小単位として記憶したディスクキャッシュメモリとを
    備えたディスク制御装置において、 前記論理ディスク排他制御部に、前記上位装置からのI
    /Oプロセスと前記ディスク制御装置内プロセスとを前
    記ディスク装置を単位に排他制御するディスク装置排他
    制御部を併設し、 前記メイン制御部が、前記I/Oプロセス要求について
    ディスク装置が前記ディスク装置排他制御部によって
    使用不可と判定されたときに、当該ディスクを使用して
    いるディスク制御装置内のプロセスを中断する機能を備
    えたことを特徴とするディスク制御装置。
  2. 【請求項2】 前記論理ディスク排他制御部に、前記上
    位装置からのI/Oプロセスと前記メイン制御部のプロ
    セスとを前記データブロックを単位に排他制御するデー
    タブロック排他制御部を併設し、 前記メイン制御部が、前記I/Oプロセス要求について
    のデータブロックが前記データブロック排他制御部によ
    って使用不可と判定されたときに、当該ディスクを使用
    しているディスク制御装置内のプロセスを中断する機能
    を備えたことを特徴とする請求項1記載のディスク制御
    装置。
JP3991895A 1995-02-28 1995-02-28 ディスク制御装置 Expired - Fee Related JP2682495B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP3991895A JP2682495B2 (ja) 1995-02-28 1995-02-28 ディスク制御装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP3991895A JP2682495B2 (ja) 1995-02-28 1995-02-28 ディスク制御装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH08234917A JPH08234917A (ja) 1996-09-13
JP2682495B2 true JP2682495B2 (ja) 1997-11-26

Family

ID=12566329

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP3991895A Expired - Fee Related JP2682495B2 (ja) 1995-02-28 1995-02-28 ディスク制御装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2682495B2 (ja)

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2013097623A (ja) * 2011-11-01 2013-05-20 Fujitsu Ltd 排他制御プログラム、排他制御装置および排他制御方法

Also Published As

Publication number Publication date
JPH08234917A (ja) 1996-09-13

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US5901312A (en) Providing application programs with unmediated access to a contested hardware resource
JP4252139B2 (ja) 記憶装置システム
US5729761A (en) System for selecting one cluster of processors and upgrading the version of the program to be executed by the processors belonging to the selected cluster
US6463503B1 (en) Method and system for increasing concurrency during staging and destaging in a log structured array
US4004277A (en) Switching system for non-symmetrical sharing of computer peripheral equipment
US7500059B2 (en) Inter-processor communication method using a shared cache memory in a storage system
JP5909566B2 (ja) 計算機システム及びその制御方法
JPH0713905A (ja) 記憶装置システム及びその制御方法
EP0535793B1 (en) Method for managing data transfers in a computing system having a dual bus structure
US6721948B1 (en) Method for managing shared tasks in a multi-tasking data processing system
US6845426B2 (en) Disk cache control for servicing a plurality of hosts
US20100070664A1 (en) Input/output completion system for a data processing platform
JP3266470B2 (ja) 強制順序で行う要求毎ライト・スルー・キャッシュを有するデータ処理システム
JP2682495B2 (ja) ディスク制御装置
US11947463B2 (en) Method and apparatus for managing memory in memory disaggregation system
WO2003040948A1 (fr) Ordinateur et procede de commande
JPH0827757B2 (ja) データ・ブロック転送制御方法
JPH05250188A (ja) プロセスのプライオリティ制御方式
EP0860767B1 (en) Disk control apparatus
JP2010211506A (ja) 不均一メモリアクセス機構を備えるコンピュータ、コントローラ、及びデータ移動方法
JP3712874B2 (ja) データ2重化制御方式
JPH08212064A (ja) 共用サブルーチンの入れ替えシステム及び共用サブルーチン入れ替え方法
JP3252517B2 (ja) 入出力制御方法および入出力制御システム
JPH0573417A (ja) データ処理装置
JP2664827B2 (ja) 実時間情報転送制御方法

Legal Events

Date Code Title Description
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 19970708

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20070808

Year of fee payment: 10

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20080808

Year of fee payment: 11

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20080808

Year of fee payment: 11

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090808

Year of fee payment: 12

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090808

Year of fee payment: 12

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100808

Year of fee payment: 13

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees