JP2010211506A - 不均一メモリアクセス機構を備えるコンピュータ、コントローラ、及びデータ移動方法 - Google Patents

不均一メモリアクセス機構を備えるコンピュータ、コントローラ、及びデータ移動方法 Download PDF

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Abstract

【課題】分散して配置されたメインメモリ間のデータの移動を、当該データを使用するプロセスを停止することなく、かつ、同一性を確保しつつ実行することが可能な不均一メモリアクセス機構を備える。
【解決手段】複数のノードの各々は、一つ以上のプロセッサと一つ以上のメモリモジュールとに接続されたコントローラとを具備し、1つのノードの備える一つ以上のメモリモジュールへ割り当てられた移動元メモリ空間の記憶データを、1つのノードとは異なる他のノードの備える一つ以上のメモリモジュールの移動先メモリ空間へ移動するメモリコピー部と、メモリコピー部がメモリ移動処理を開始すると、移動元メモリ空間に対する書き込み処理を監視して、書き込み処理で移動元メモリ空間に書き込まれるデータと同一の書き込みデータを、移動先メモリ空間へ書き込むメモリミラー処理を行うメモリミラー部とを備える。
【選択図】図1

Description

本発明は、不均一メモリアクセス機構を備えるコンピュータに関する。
NUMA(Non−Uniform Memory Access)は、分散して設置されるメインメモリに対して、不均一メモリアクセス機構を備えるコンピュータである。NUMAは、分散して配置されたノードと呼ばれる処理単位毎に、一つ以上のプロセッサと、プロセッサからアクセス可能なメインメモリとの組を備える。各ノードのプロセッサは、自ノード内のローカルメモリへも、他ノードのリモートメモリへもアクセスして処理を行うことが可能である。そのため、各プロセッサは、あるプロセスにおけるデータを、ローカルメモリを用いて処理を行う場合と、リモートメモリを用いて処理を行う場合とでは、物理的要因によりメモリアクセス時間が異なる。ここで、メモリアクセス時間とは、プロセッサが、メモリモジュールに対して要求を出力してから、メモリモジュールから応答を入力するまでの時間である。各プロセッサは、プロセッサの処理を最適化するために、ローカルメモリ上に処理を行うデータを展開することが望ましい。オペレーティングシステムは、各プロセッサの処理を行うプロセスを管理しており、各プロセッサがリモートメモリ上でプロセスを実行している場合には、当該プロセスに係るデータをローカルメモリ上へ移動して、ローカルメモリ上でプロセスを実行可能となるように制御する。このような、メインメモリ間のデータ移動に関する技術が、以下の通り開示されている。
特許文献1は、メインメモリへのメモリアクセス時間を低減するために、NUMAコンピュータシステムでデータを移動するシステムを開示している。
特許文献1のコンピュータシステムは、複数の処理ノードを備えたメモリコンピュータシステムであって、各処理ノードは、メインメモリのローカル部分と、記憶機構と、ページ移動コントローラとを備える。メインメモリのローカル部分は、複数のメモリページを有する。記憶機構は、コンピュータシステムの各領域のカウントをメインメモリのローカル部分におかれている各メモリページごとにストアしておく。記憶機構の各領域は、コンピュータシステムの1つまたは2つ以上の処理ノードを収容している。ページ移動コントローラは、メモリアクセス要求によってアドレスされたメモリページをメインメモリの該ローカル部分からリクエスタ処理ノードへ移動しておくべきかどうかを決定する。なお、メモリアクセス要求は、リクエスタ処理ノードから出力されたものである。
ページ移動コントローラは、取得手段と、インクリメンタと、ストア手段と、移動信号発行手段とを備える。取得手段は、前述した記憶機構にアクセスして、メモリアクセス要求によってアドレスされたメモリページと、該リクエスタ処理ノードに関連付けられた第1カウントと、該アドレスされたメモリページと前述のローカル処理ノードに関連付けられた第2カウントと、を取得する。インクリメンタは、リクエスタ処理ノードから発せられるメモリアクセス要求に応答して、第1カウントをインクリメントする。ストア手段は、インクリメントされた第1カウントを記憶機構にストアする。移動信号発行手段は、第2カウントとインクリメントされた第1カウントとの差が移動閾値より大きいとき移動信号を発行する。
特許文献1のコンピュータシステムよれば、データ項目を、当該データ項目に最も頻繁にアクセスするプロセッサが置かれている処理ノードへ、またはその近くへ移動する。移動信号を発行するための判定は、ハードウェアによって実現されている。そのため、メモリアクセス毎にカウントを更新してもシステムパフォーマンスが低下する恐れがない。従って、NUMAコンピュータシステムにおけるメモリページの移動を効率的、かつ効果的に行うことができる。
また、特許文献2は、中央演算装置(CPU:Central Processing Unit)の処理能力を圧迫せず、共有メモリに対する系間データの書き込み又は読み出しを迅速に検出することが可能な通信システムを開示している。
特許文献2の通信システムは、二重化装置の系間データのデータ転送を、各系の装置で共通に使用される共有メモリを介して行う通信システムである。特許文献2の通信システムは、ダイレクトメモリアクセスコントローラ(DMAC:Direct Memory Access Controler)と、割込み分岐回路とを備える。DMACは、各系の装置のローカルメモリと共有メモリとの間のデータ転送を制御する。DMACは、各系毎に備えられる。割込み分岐回路は、DMACによるローカルメモリから共有メモリへのデータ転送の完了を、自系及び他系のCPUに割り込み通知する。さらに、特許文献2の通信システムは、ローカルメモリのデータの共有メモリへの書き込み完了を、送信先である他系のCPUに割り込み通知手段を備える。
特許文献2の通信システムによれば、送信側で行った共有メモリへのデータ書き込みの完了を、受信側の割込みによって通知するために、受信側では迅速に共有メモリからデータの読み出しを行うことができる。そのため、CPUに処理負担をかけることなく、共有メモリを介したデータ転送を高速に行うことができる。
特許第3889044号 特開2004−070642号公報
本発明の目的は、分散して配置されたメインメモリ間のデータの移動を、当該データを使用するプロセスを停止することなく、かつ、同一性を確保しつつ実行することが可能な不均一メモリアクセス機構を備えるコンピュータを提供することである。
本発明の不均一メモリアクセス機構を備えるコンピュータは、複数のノードを備え、複数のノードの各々は、プロセスを実行する一つ以上のプロセッサと、プロセスで使用するメモリ空間を割り当てられる一つ以上のメモリモジュールと、一つ以上のプロセッサと一つ以上のメモリモジュールとに接続されたコントローラとを具備し、前記各ノードの前記コントローラは互いに接続されており、複数のノードのうち1つのノードの備える一つ以上のメモリモジュールへ、プロセスで使用するために割り当てられた移動元メモリ空間の記憶データを、1つのノードとは異なる他のノードの備える一つ以上のメモリモジュールの移動先メモリ空間へ移動するメモリ移動処理を行うメモリコピー部と、メモリコピー部がメモリ移動処理を開始すると、移動元メモリ空間に対する書き込み処理を監視して、書き込み処理を検知すると、書き込み処理で移動元メモリ空間に書き込まれるデータと同一の書き込みデータを、移動先メモリ空間へ書き込むメモリミラー処理を行うメモリミラー部とを備える。
本発明のコントローラは、上記の不均一メモリアクセス機構を備えるコンピュータで使用される。
本発明の不均一メモリアクセス機構を備えるコンピュータにおけるデータ移動方法は、複数のノードを備え、複数のノードの各々は、プロセスを実行する一つ以上のプロセッサと、プロセスで使用するメモリ空間を割り当てられる一つ以上のメモリモジュールと、一つ以上のプロセッサと一つ以上のメモリモジュールとに接続されたコントローラとを具備する不均一メモリアクセス機構を備えるコンピュータにおいて、前記各ノードの前記コントローラは互いに接続されており、複数のノードのうち1つのノードの備える一つ以上のメモリモジュールへ、プロセスで使用するために割り当てられた移動元メモリ空間の記憶データを、1つのノードとは異なる他のノードの備える一つ以上のメモリモジュールの移動先メモリ空間へ移動するメモリ移動処理を行うステップと、メモリコピー部がメモリ移動処理を開始すると、移動元メモリ空間に対する書き込み処理を監視して、書き込み処理を検知すると、書き込み処理で移動元メモリ空間に書き込まれるデータと同一の書き込みデータを、移動先メモリ空間へ書き込むメモリミラー処理を行うステップと、を備える。
本発明のコンピュータプログラムは、上記の不均一メモリアクセス機構を備えるコンピュータにおけるデータ移動方法をコンピュータに実行させる。
本発明によれば、分散して配置されたメインメモリ間のデータの移動を、当該データを使用するプロセスを停止することなく、かつ、同一性を確保しつつ実行することが可能な不均一メモリアクセス機構を備えるコンピュータを提供できる。
本実施形態における不均一メモリアクセス機構を備えるコンピュータの構成を示す機能ブロック図である。 本実施形態における不均一メモリアクセス機構を備えるコンピュータの動作フローである。 本実施形態におけるプロセッサが内部にメモリコントローラを備える場合のノード構成である。
添付図面を参照して、本発明の実施形態による不均一メモリアクセス機構を備えるコンピュータを以下に説明する。
[構成の説明]
はじめに、本実施形態における不均一メモリアクセス機構を備えるコンピュータの構成の説明を行う。図1は、本実施形態における不均一メモリアクセス機構を備えるコンピュータの構成を示す機能ブロック図である。
本実施形態の不均一メモリアクセス機構を備えるコンピュータ(以下、コンピュータと表記する。)は、ノード1とノード2とを備える。ノード1とノード2とは、システムバス4により電気的に接続されており、データの送受信を行うことが可能である。本実施形態において、コンピュータは、ノード1、2のみを備えるが、ノードの数はこれに限定せず、より多くのノードを備える場合がある。その場合、他のノードもシステムバス4を介して電気的に接続され、データの送受信が可能となっている。
ここで、本実施形態のコンピュータは、マルチプロセッサシステムを備えたコンピュータである。コンピュータは、いずれも図示されない記憶部と、処理部と、入出力部と、通信部を備える。記憶部は、ROM(Read Only Memory)や、RAM(Random Access Memory)や、ハードディスクを備えて、コンピュータの機能を実現するための処理用プログラムやデータを記憶する。処理部は、ノード1、2を備えて、記憶部から処理用プログラムを読込んで実行する。入出力部は、キーボードや、マウスや、LCD(Liquid Crystal Display)や、CD(Compact Disk)ドライブを備えた、ユーザとの入出力インターフェイスである。通信部は、通信ポートを備え、外部装置とのデータ通信を行う。コンピュータは、記憶部に記憶された処理用プログラムを、処理部が読込んで実行することにより、機能を実現する。
ノード1は、プロセッサ11、12と、コントローラ14と、メモリモジュール16、17とを備える。プロセッサ11、12と、コントローラ14とは、プロセッサバス13により電気的に接続されており、データの送受信を行うことが可能である。また、コントローラ14と、メモリモジュール16、17とは、メモリバス15により電気的に接続されており、データの送受信を行うことが可能である。つまり、プロセッサ11、12は、コントローラ14を介して、メモリモジュール16、17とデータ送受信を行うことができる。また、コントローラ14は、システムバス4と接続されており、他のノード(本実施形態ではノード2のみ)のコントローラ(本実施形態ではコントローラ24のみ)とシステムバス4を介してデータの送受信が可能である。さらに、コントローラ14は、メモリコピー部141と、メモリミラー部142とを備える。各部の詳細は、後述する。
ノード1とノード2(或いは、さらに多くのノードを備える場合はそれらを含む。)は、基本的に同じ構成である。ノード2は、プロセッサ21、22と、コントローラ24と、メモリモジュール26、27とを備える。プロセッサ21、22とコントローラ24とは、プロセッサバス23により電気的に接続されており、データの送受信が可能である。また、コントローラ24と、メモリモジュール26、27とは、メモリバス25により電気的に接続されており、データの送受信が可能である。つまり、プロセッサ21、22は、コントローラ24を介して、メモリモジュール26、27とデータ送受信を行うことができる。また、コントローラ24は、システムバス4と接続されており、他のノード(本実施形態ではノード1のみ)のコントローラ(本実施形態ではコントローラ14のみ)とシステムバス4を介してデータの送受信が可能である。さらに、コントローラ24は、メモリコピー部241と、メモリミラー部242とを備える。なお、ノード2は、ノード1と同様の構成と機能を備えるため、以下における詳細な説明は省略する。
ここで、ノード1の説明に戻る。プロセッサ11、12は、プログラム(プロセス)を実行する。プロセッサ11、12は、プロセッサバス13へメモリ読み込みトランザクションを出力し、メモリモジュール16、17からデータを読込んでプログラムを実行する。また、プロセッサ11、12は、プロセッサバスへ、メモリ書き込みトランザクションを出力して、メモリモジュール16、17へデータを書き込む。また、プロセッサ11、12は、自ノード(ノード1)のローカルメモリ(メモリモジュール16、17)だけでなく、他ノード(本実施形態ではノード2のみ)のリモートメモリ(本実施形態ではメモリモジュール26、27のみ)に対して、メモリ書き込み/メモリ読み込みトランザクションを出力して、メモリモジュール26、27に対するデータの読み出し/書き込みを行うことが可能である。また、プロセッサ11、12は、プロセッサバス13に割り込みトランザクションが流れた場合、現在実行中のプログラムを中断して、予め定められたプログラムへ実行を切り替える機能を備える。
さらに、本実施形態のプロセッサ11、12は、後述するオペレーティングシステム(以下、OS)121からの命令により、プロセッサバス13へ、メモリ移動処理命令を出力する。メモリ移動処理命令は、コピー元のメモリアドレスと、コピーするデータサイズと、コピー先のメモリアドレスとを含む。以下、コピー元のメモリアドレスと、コピーするデータサイズと、コピー先のメモリアドレスとを含めて、メモリ移動処理情報と呼ぶ。
メモリモジュール16、17は、プロセスで使用されるデータを記憶する。メモリモジュール16、17は、ノード1内のプロセッサ11、12上で動作するプロセスの処理するデータを記憶するだけでなく、ノード2内のプロセッサ21、22上で動作するプロセスからもデータを記憶される。
コントローラ14は、各バスを介して、各メモリモジュールの読み書きを行う。コントローラ14は、プロセッサバス13、システムバス4から入力するトランザクションを監視する。コントローラ14は、トランザクションで指定されるメモリモジュールのアドレスが、自ノード配下のローカルメモリに該当する場合、つまり、ノード1のメモリモジュール16、17に該当する場合、メモリバス15へ同様のトランザクションを出力する。一方、コントローラ14は、トランザクションで指定されるメモリモジュールのアドレスが、他ノード配下のリモートメモリに該当する場合、つまり、本実施形態におけるノード2のメモリモジュール26、27に該当する場合、システムバス4へ同様のトランザクションを出力する。
コントローラ14は、メモリコピー部141と、メモリミラー部142とを備える。コントローラ14は、プロセッサバス13、或いはシステムバス4からメモリ移動処理命令を入力すると、メモリコピー部141と、メモリミラー部142へ通知する。
メモリコピー部141は、異なる2つのノード間において、当該ノードの備えるメモリモジュールに割り当てられたメモリ空間のデータを移動する処理(以下メモリ移動処理)を行う。メモリコピー部141は、メモリ移動処理により、他ノードであるノード2のコントローラ24配下のメモリモジュール26(あるいはメモリモジュール27)に記憶されたデータを、自ノードであるノード1のコントローラ14配下のメモリモジュール16(あるいはメモリモジュール17)にコピーする。あるいは、メモリコピー部141は、メモリ移動処理により、自ノードであるノード1のコントローラ14配下のメモリモジュール16(あるいはメモリモジュール17)に記憶されたデータを、自ノード1のコントローラ14配下のメモリモジュール16(あるいはメモリモジュール17)にコピーする。なお、本実施形態において、メモリコピー部141は、自ノード配下のメモリモジュールのメモリ空間に記録されたデータを、他ノード配下のメモリモジュールのメモリ空間へ移動するメモリ移動処理を行うが、例えば、他ノード間でデータをコピーするメモリ移動処理を行ってもよい。メモリコピー部141は、コントローラ14がプロセッサバス13から、或いはシステムバス4から入力したメモリ移動処理命令を通知されると、メモリ移動処理を実行する。メモリコピー部141は、メモリ移動処理命令により通知されるメモリ移動処理情報(コピー元のメモリアドレスと、コピーするデータサイズと、コピー先のメモリアドレス)に基づいて、メモリ移動処理を行う。メモリコピー部141は、コピー元のメモリアドレスに記憶されたデータから、コピーするデータサイズ分を、コピー先メモリアドレスへコピーを行う。
メモリミラー部142は、メモリコピー部141がメモリ移動処理の実行を開始すると、コピー元(移動元)のメモリ空間に対するデータの書き込みトランザクションを検知して、同一のデータをコピー先(移動先)のメモリ空間に対して書き込む機能(メモリミラー処理)を備える。メモリミラー部142は、メモリ移動処理命令により通知されるメモリ移動情報(コピー元のメモリアドレスと、コピーするデータサイズと、コピー先のメモリアドレス)に基づいて、メモリミラー処理を行う。メモリミラー部142は、メモリコピー部141がメモリ移動処理を開始すると、メモリミラー処理を開始する。メモリミラー部142は、メモリミラー処理を開始すると、コントローラ14の入力するトランザクションを監視する。メモリミラー部142は、コントローラ14が入力するトランザクションにおいて、メモリ移動情報のコピー元のメモリ空間のメモリアドレスに対するメモリ書き込みトランザクションを検知すると、同様の書き込みデータを、コピー先のメモリ空間のメモリアドレスに対して書き込むトランザクションを出力する。
本実施形態においてメモリミラー部142は、メモリーコピー部141がメモリ移動処理の実行を開始すると、メモリミラー処理を実行することで、コピー先のデータに対するリアルタイムのメモリコピーを保証する。例えば、メモリコピー部141が、特定のメモリ範囲に対するメモリ移動処理を実行している状態において、当該メモリ範囲の前半部分のみのコピーを完了した状態にある場合を考えてみる。このときに、プロセッサ上で動作するプロセスが、コピー元のメモリ範囲の前半部分を書き換えるトランザクションを発行すると、メモリコピー部141がメモリ移動処理を完了したときにコピー元メモリアドレスとコピー先メモリアドレスとのメモリ内容に差が発生してしまう。メモリミラー部142は、このような状況を解決することが可能である。
以上が、本実施形態における不均一メモリアクセス機構を備えるコンピュータの構成の説明である。
[動作方法の説明]
次に、本実施形態における不均一メモリアクセス機構を備えるコンピュータの動作方法の説明を行う。図2は、本実施形態における不均一メモリアクセス機構を備えるコンピュータの動作フローである。なお、本説明において、図1に示すように、プロセッサ11上でプロセス111が動作しており、プロセス111は、ノード2のメモリモジュール26にメモリ空間(以下、コピー元メモリ空間261)を割り当てられているとする。このメモリ空間261に記録されたデータをノード1のメモリモジュール16のメモリ空間(以下、コピー先メモリ空間161)へ移動する場合を例として説明を行う。また、プロセッサ12上ではOS121が動作しており、プロセッサ11上で動作するプロセス111を管理しているものとする。
(ステップS10)
OS121は、プロセス111に割り当てられているメモリ空間に対するメモリ移動処理を命令する。プロセス111は、この時点で、ノード2内のメモリモジュール26上にメモリ空間(コピー元メモリ空間261)を割り当てられている。プロセッサ12上で動作するOS121は、プロセス111に割り当てられているコピー元メモリ空間261のデータを、ノード1内のメモリモジュール16上のメモリ空間(コピー先メモリ空間161)へ移動するようメモリ移動処理を命令する。OS121は、メモリ移動処理を命令すると同時に、プロセス111を管理しているデータに、プロセス111のメモリ空間を移動中であることを記録する。また、OS121は、プロセス111を管理しているデータに、メモリ移動処理情報(コピー元メモリアドレスと、コピーするデータサイズと、コピー先メモリアドレス)を記録する。プロセス111によるメモリ移動処理が完了すると、OS121は、データのアドレス変換を行う必要があるためである。OS121は、メモリ移動情報を含めたメモリ移動処理命令をプロセッサバス13へ出力する。なお、OS121は、メモリ移動処理命令を出力した時点で、メモリ移動処理の命令処理を終了して、プロセッサ12を開放する。そのため、プロセッサ12は、他のプロセスを実行するために用いることができる。
(ステップS20)
コントローラ14は、メモリ移動処理情報を、転送する。コントローラ14は、プロセッサバス13からメモリ移動処理命令を入力する。コントローラ14は、メモリ移動処理情報に基づいて、メモリ移動処理の対象となるコピー元メモリ空間261が、いずれのノードのメモリモジュール上に存在するのかを判定する。コントローラ14は、コピー元メモリアドレスに基づいて、コピー元メモリ空間261が、自ノード(ノード1)の備えるメモリモジュール16、17上のメモリ空間でないと判定する。コントローラ14は、コピー元メモリ空間261の存在するノードのコントローラに対して、メモリ移動処理命令を転送する。本実施形態において、コントローラ14は、コピー元メモリ空間261の存在するノード2のコントローラ24に対して、メモリ移動処理命令を転送する。コントローラ14は、メモリ移動処理命令をシステムバス4へ出力する。
(ステップS30)
メモリコピー部241が、メモリ移動処理情報に基づいて、メモリ移動処理を開始する。コントローラ24は、システムバス4から、メモリ移動処理命令を入力する。コントローラ24は、メモリ移動処理情報に基づいて、メモリ移動処理の対象となるコピー元メモリ空間261が、いずれのノードのメモリモジュール上に存在するのかを判定する。コントローラ24は、コピー元メモリアドレスに基づいて、コピー元メモリ空間261が、自ノード(ノード1)の備えるメモリモジュール26のメモリ空間であると判定する。コントローラ24は、コピー元メモリ空間261が自ノード配下のメモリ空間であると判定すると、メモリ移動処理命令を、メモリコピー部241へ通知する。メモリコピー部241は、メモリ移動処理命令を通知されると、メモリ移動処理命令に含まれるメモリ移動処理情報に基づいて、メモリ移動処理を開始する。メモリコピー部241は、メモリ移動処理を開始すると、コピー元メモリ空間261に対する読み出しトランザクションを、メモリバス25へ出力する。メモリコピー部241は、読み出しトランザクションの結果を入力すると、コピー先メモリ空間161への書き込みトランザクションを、システムバス4へ出力する。ノード1のコントローラ14は、コピー先メモリ空間161への書き込みトランザクションを、システムバス4から入力すると、コピー先メモリ空間161がコントローラ14配下のメモリモジュール上のメモリ空間であるか否かを判定する。コントローラ14は、コピー先メモリ空間161がコントローラ14配下のメモリモジュール16上のメモリ空間であると判定すると、当該書き込みトランザクションをメモリバス15へ出力する。メモリコピー部241は、このような処理をメモリ移動処理情報に含まれるコピーするデータサイズに到達するまで繰り返して、コピー元メモリ空間261に記録されたデータをコピー先メモリ空間161へコピーする。
(ステップS40)
メモリミラー部242は、メモリ移動処理情報に基づいて、トランザクションの監視を開始する。コントローラ24は、システムバス4から入力したメモリ移動処理命令をメモリコピー部241へ通知するのと同時に、メモリミラー部242へも通知する。メモリミラー部242は、メモリコピー部241がメモリ移動処理を開始すると、メモリミラー処理を開始する。メモリミラー部242は、メモリミラー処理を開始すると、コントローラ24の入力するトランザクションの監視を行う。
(ステップS50)
メモリミラー部242は、コピー元メモリ空間261に対する書き込みトランザクションを検知するかを判定する。メモリミラー部242は、コントローラ24の入力するトランザクションの監視を開始すると、コントローラ24が入力するトランザクションに、メモリ移動情報のコピー元のメモリアドレス、つまり、コピー元メモリ空間261に対するメモリ書き込みトランザクションを検知するか否かを判定する。検知した場合は、ステップS60へ進む。一方、検知しない場合は、ステップS70へ進む。
(ステップS60)
メモリミラー部242は、同一のデータ内容を、コピー先メモリ空間161へ書き込む。メモリミラー部242は、コントローラ24の入力するトランザクションに、コピー元メモリ空間261に対するメモリ書き込みトランザクションを検知した場合、同一のデータを、コピー先のメモリアドレス(コピー先メモリ空間161)に対して書き込むトランザクションを、システムバス4へ出力する。ノード1のコントローラ14は、コピー先メモリ空間161への書き込みトランザクションを、システムバス4から入力すると、コピー先メモリ空間161がコントローラ14配下のメモリモジュール上のメモリ空間であるか否かを判定する。コントローラ14は、コピー先メモリ空間161がコントローラ14配下のメモリモジュール16上のメモリ空間であると判定すると、当該書き込みトランザクションをメモリバス15へ出力する。このようにして、メモリミラー部242は、メモリコピー部241のメモリ移動処理中に、コピー元メモリ空間261に対する書き込みを検知して、同一のデータをコピー先メモリ空間161へ書き込む。そのため、メモリコピー部241のメモリ移動処理の前後を通じて、コピー元メモリ空間261とコピー先メモリ空間161との記憶内容の同一性を確保することができる。
(ステップS70)
メモリコピー部241は、メモリ移動処理を完了したか否かを判定する。メモリコピー部241は、ステップS30で説明を行ったメモリ移動処理を、メモリ移動処理情報に含まれるコピーするデータサイズに到達するまで繰り返す。メモリコピー部241は、コピーするデータサイズに到達すると、メモリ移動処理を完了する。メモリ移動処理が完了していない場合、ステップS80へ進む。一方、メモリ移動処理が完了した場合、ステップS90へ進む。
(ステップS80)
メモリミラー部242は、メモリ移動処理情報に基づいて、トランザクションの監視を継続する。メモリミラー部242は、メモリコピー部241によるメモリ移動処理が完了するまで、トランザクションの監視を継続する。この後、ステップS50へ戻る。
(ステップS90)
メモリコピー部241は、OS121に対してメモリ移動処理の完了を通知する。メモリコピー部241は、メモリ移動処理が完了すると、システムバス4へ、メモリ移動処理の完了を通知する割り込み通知を出力する。コントローラ14は、システムバス4から割り込み通知を入力すると、プロセッサバス13を介してプロセッサ12へ転送する。プロセッサ12上で動作するOS121は、割り込み通知を入力すると、プロセッサ11上で動作するプロセス111のメモリ移動処理が完了したことを検知する。OS121は、プロセス111を管理しているデータに、プロセス111のメモリ空間の移動が完了したことを記録する。
(ステップS100)
メモリミラー部242は、トランザクションの監視を終了する。OS121は、プロセッサ11上で動作するプロセス111を一時停止して、プロセッサ11を他のプロセスに開放する時に、メモリミラー部242へメモリミラー処理の停止命令を発行する。メモリミラー処理の停止命令は、プロセッサバス13、コントローラ14、システムバス4を介して、コントローラ24へ通知される。メモリミラー部242は、コントローラ24からメモリミラー処理の停止命令を入力すると、メモリミラー処理を停止する。この後、OS121は、プロセッサ11上でプロセス111を再開するときに、プロセス111を管理するデータを検査して、メモリ空間の移動を検知する。OS121は、メモリ空間の移動に応じて、仮想アドレス−物理アドレスの変換情報を、コピー元メモリアドレスから、コピー先メモリアドレスへ更新する。これにより、この後、プロセッサ11は、プロセス111の処理において、コピー先メモリアドレス(コピー先メモリ空間161)を参照することになる。
以上が、本実施形態における不均一メモリアクセス機構を備えるコンピュータの動作方法の説明である。
ここまで、本実施形態における不均一メモリアクセス機構を備えるコンピュータ説明をしてきた、本発明によれば、OS121から命令を受けた、メモリコピー部141(241)と、メモリミラー部142(242)とにより、プロセス111に割り当てられたメモリ空間のデータを移動する。そのため、メモリ移動処理中において、プロセス111を停止することがない。平行して動作を行うプロセス111は、メモリ移動処理中においても、コピー元のメモリ空間に対する読み込み/書き込み処理を行うことが可能である。
また、メモリミラー部142(242)は、メモリコピー部141(241)によるメモリ移動処理中に、コピー元メモリアドレスに対する書き込みを検知すると、コピー先メモリアドレスへ同一のデータの書き込みを行う。そのため、メモリ移動処理中にコピー元のメモリ空間に対して書き込み処理が行われたとしても、同一のデータがコピー先のメモリ空間へも書き込みされるため、メモリ移動処理の前後でのデータの同一性が確保される。加えて、メモリコピー部141(241)と、メモリミラー部142(242)とが発行する書き込みトランザクションにより、メモリ移動処理、およびメモリミラー処理を行うため、不必要にデータキャッシュを行う必要が無く効率的である。さらに、本発明は、コントローラ14(24)に、メモリコピー部141(241)と、メモリミラー部142(242)とを備えることで実現が可能であり、ノード1(2)のハードウェア構成が複雑となることが無い。
以上が、本実施形態における不均一メモリアクセス機構を備えるコンピュータの説明であるが、上記実施形態は、以下のように変更することが可能である。
本実施形態では、各ノード1(2)は、2つのプロセッサと2つのメモリモジュールを備えている。しかし、各ノード1(2)のプロセッサとメモリモジュールの数は、これには限定せず、より多くのプロセッサとメモリモジュールを備えることが可能である。また、前述したが、ノード1(2)の数も2つには限定せず、より多くのノード1(2)がシステムバス4を介して接続可能である。
また、各ノード1(2)のコントローラ14(24)は、それぞれ、メモリコピー部141(241)とメモリミラー部142(242)を一つずつ備えるが、これも、複数備えることで複数のメモリ移動処理と、複数のメモリミラー処理を実行させることが可能である。
さらに、各ノード間を接続するシステムバス4は、クロスバースイッチを用いたクロスバー構成とすることも可能である。バス構成の場合、バス上に流すことが可能なトランザクションは、一つであるが、クロスバー構成によって、複数のノード間で同時に複数のトランザクションの送受信を行うことが可能となる。
また、メモリ移動処理中にプロセス111が終了することが想定される。このとき、メモリ移動処理が完了していない場合には、メモリ移動処理の完了を確認するのを待ってからプロセス111を終了するか、或いは、メモリ移動処理の対象となるメモリ空間に他のプロセスが使用することがないように、メモリ移動処理を別途管理する必要が発生する。いずれにしても、メモリ空間とプロセッサが無駄に使用された状態となる。このような場合を考えて、プロセス111が終了した場合に、OS121等がメモリ移動処理、及びメモリミラー処理の停止を命令して、これに応じて、メモリコピー部141(241)とメモリミラー部(241)(242)が、メモリ移動処理の途中であっても、メモリ移動処理及びメモリミラー処理を停止する動作としても良い。これにより、プロセッサやメモリ空間の無駄な占有を防ぐことができる。
さらに、本実施形態では、プロセッサ11、12(21,22)とメモリコントローラ14(24)は、別構成としているが、プロセッサ11、12(21,22)が、メモリコントローラ14(24)を備えた構成としても良い。図3は、本実施形態におけるプロセッサが内部にメモリコントローラを備える場合のノード構成である。図3において、ノード3は、プロセッサ31と、メモリモジュール33、34を備え、プロセッサ31とメモリモジュール33とは、メモリバスで接続されている。プロセッサ31は、メモリコントローラ311を備え、さらにメモリコントローラ311は、メモリコピー部3111と、メモリミラー部3112とを備える。また、図3の場合、プロセッサ31は、プロセッサバス35を介してセルコントローラ36を備えている。セルコントローラ36は、システムバス37から入力するトランザクションが当該ノード3に対するトランザクションであるかを判定する。前述の通り、本実施形態で説明を行ったコントローラ14(24)は、セルコントローラ36の機能も備えている。各部は、前述の通りであるため説明を省略するが、各ノードは、このような構成とすることも可能である。
以上、実施形態を参照して本願発明を説明したが、本願発明は、上記実施形態に限定されるものではない。本願発明の構成や詳細には、上述したものを含め、本願発明の範囲内で当業者が理解しえる様々な変更を行うことが可能である。
1 ノード
2 ノード
3 ノード
4 システムバス
11 プロセッサ
12 プロセッサ
13 プロセッサバス
14 コントローラ
15 メモリバス
16 メモリモジュール
17 メモリモジュール
21 プロセッサ
22 プロセッサ
23 プロセッサバス
24 コントローラ
25 メモリバス
26 メモリモジュール
27 メモリモジュール
31 プロセッサ
32 メモリバス
33 メモリモジュール
34 メモリモジュール
35 プロセッサバス
36 セルコントローラ
37 システムバス
111 プロセス
121 オペレーティングシステム
141 メモリコピー部
142 メモリミラー部
161 コピー先メモリ空間
241 メモリコピー部
242 メモリミラー部
261 コピー元メモリ空間
311 メモリコントローラ
3111 メモリコピー部
3112 メモリミラー部

Claims (19)

  1. 複数のノードを備え、
    前記複数のノードの各々は、
    プロセスを実行する一つ以上のプロセッサと、
    前記プロセスで使用するメモリ空間を割り当てられる一つ以上のメモリモジュールと、
    前記一つ以上のプロセッサと前記一つ以上のメモリモジュールとに接続されたコントローラと
    を具備し、
    前記各ノードの前記コントローラは互いに接続されており、
    前記各コントローラは、
    前記複数のノードのうち1つのノードの備える前記一つ以上のメモリモジュールへ前記プロセスで使用するために割り当てられた移動元メモリ空間の記憶データを、前記1つのノードとは異なる他のノードの備える前記一つ以上のメモリモジュールの移動先メモリ空間へ移動するメモリ移動処理を行うメモリコピー部と、
    前記メモリコピー部が前記メモリ移動処理を開始すると、前記移動元メモリ空間に対する書き込み処理を監視して、前記書き込み処理を検知すると、前記書き込み処理で前記移動元メモリ空間に書き込まれるデータと同一の書き込みデータを、前記移動先メモリ空間へ書き込むメモリミラー処理を行うメモリミラー部と
    を備える不均一メモリアクセス機構を備えるコンピュータ。
  2. 請求項1に記載の不均一メモリアクセス機構を備えるコンピュータであって、
    前記他のノードは、前記移動元メモリ空間を使用する前記プロセスの動作する前記プロセッサの属するノードである
    不均一メモリアクセス機構を備えるコンピュータ。
  3. 請求項1または請求項2に記載の不均一メモリアクセス機構を備えるコンピュータであって、
    前記1つ以上のプロセッサ上で動作するオペレーションシステムをさらに備え、
    前記メモリコピー部と前記メモリミラー部は、前記プロセスを管理するオペレーティングシステムから、前記移動元メモリ空間のメモリアドレスと、前記移動先メモリ空間のメモリアドレスと、前記移動処理行う前記記憶データのデータサイズと、を含むメモリ移動情報を通知されて、前記メモリ移動情報に基づいて前記メモリ移動処理を実行する
    不均一メモリアクセス機構を備えるコンピュータ。
  4. 請求項3に記載の不均一メモリアクセス機構を備えるコンピュータであって、
    前記コントローラは、前記メモリ移動情報を入力すると、前記移動元メモリ空間のメモリアドレスに基づいて、前記移動元メモリ空間が当該コントローラの属するノードの備える前記1つ以上のメモリモジュール上のメモリ空間であるか否かを判定し、
    前記移動元メモリ空間が、当該コントローラの属するノード配下の前記1つ以上のメモリモジュール上のメモリ空間であると判定した場合、前記メモリコピー部と前記メモリミラー部へ前記メモリ移動情報を通知して、
    前記移動元メモリ空間が、当該コントローラの属するノード配下の前記1つ以上のメモリモジュール上のメモリ空間でないと判定した場合、前記移動元メモリ空間の属する前記コントローラへ前記メモリ移動情報を転送する
    不均一メモリアクセス機構を備えるコンピュータ。
  5. 請求項3または請求項4に記載の不均一メモリアクセス機構を備えるコンピュータであって、
    前記メモリコピー部は、前記メモリ移動処理を開始すると、前記コピー元メモリ空間の前記記憶データを前記データサイズ達するまで、当該メモリコピー部の属するノードの備える前記1つ以上のメモリモジュールに対して、前記コピー元メモリ空間の読み込みトランザクションを出力し、前記読み込みトランザクションで取得した結果を、前記コピー先メモリ空間に対する書き込みトランザクションとして前記他のノードへ出力して前記メモリ移動処理を実行する
    不均一メモリアクセス機構を備えるコンピュータ。
  6. 請求項3から請求項5までのいずれかに記載の不均一メモリアクセス機構を備えるコンピュータであって、
    前記メモリミラー部は、前記メモリコピー部が前記メモリ移動処理を開始すると、前記メモリミラー部を備えるコントローラの入力するトランザクションを監視して、当該コントローラが前記コピー元メモリ空間に対する書き込みトランザクションを入力すると、当該書き込みトランザクションの書き込みデータと同一のデータを、前記コピー先メモリ空間への書き込みトランザクションとして前記他のノードへ出力することで前記メモリミラー処理を実行する
    不均一メモリアクセス機構を備えるコンピュータ。
  7. 請求項1から請求項6までのいずれかに記載の不均一メモリアクセス機構を備えるコンピュータであって、
    前記メモリミラー部は、前記プロセスが一時停止するときに、前記メモリミラー処理を停止し、
    前記オペレーションシステムは、前記プロセスを再開するときに、前記プロセスに割り当てられたメモリ空間の物理アドレスを、前記移動元メモリ空間から前記移動先メモリ空間へ置き換える
    不均一メモリアクセス機構を備えるコンピュータ。
  8. 請求項1から請求項7までのいずれかに記載の不均一メモリアクセス機構を備えるコンピュータであって、
    前記1つ以上のプロセッサが前記コントローラを備える
    不均一メモリアクセス機構を備えるコンピュータ。
  9. 請求項1から請求項8までのいずれかに記載の不均一メモリアクセス機構を備えるコンピュータであって、
    前記メモリコピー部は、前記プロセスが終了したときに前記メモリコピー処理を終了し、
    前記メモリミラー部は、前記プロセスが終了したときに前記メモリミラー処理を終了する
    不均一メモリアクセス機構を備えるコンピュータ。
  10. 請求項1から請求項9までのいずれかに記載の不均一メモリアクセス機構を備えるコンピュータで使用されるコントローラ。
  11. 複数のノードを備え、
    前記複数のノードの各々は、
    プロセスを実行する一つ以上のプロセッサと、
    前記プロセスで使用するメモリ空間を割り当てられる一つ以上のメモリモジュールと、
    前記一つ以上のプロセッサと前記一つ以上のメモリモジュールとに接続されたコントローラとを具備する不均一メモリアクセス機構を備えるコンピュータにおいて、
    前記各ノードの前記コントローラは互いに接続されており、
    前記複数のノードのうち1つのノードの備える前記一つ以上のメモリモジュールへ、前記プロセスで使用するために割り当てられた移動元メモリ空間の記憶データを、前記1つのノードとは異なる他のノードの備える前記一つ以上のメモリモジュールの移動先メモリ空間へ移動するメモリ移動処理を行うステップと、
    前記メモリコピー部が前記メモリ移動処理を開始すると、前記移動元メモリ空間に対する書き込み処理を監視して、前記書き込み処理を検知すると、前記書き込み処理で前記移動元メモリ空間に書き込まれるデータと同一の書き込みデータを、前記移動先メモリ空間へ書き込むメモリミラー処理を行うステップと
    を備える不均一メモリアクセス機構を備えるコンピュータにおけるデータ移動方法。
  12. 請求項11に記載の不均一メモリアクセス機構を備えるコンピュータにおけるデータ移動方法であって、
    前記他のノードは、前記移動元メモリ空間を使用する前記プロセスの動作する前記プロセッサの属するノードである
    不均一メモリアクセス機構を備えるコンピュータにおけるデータ移動方法。
  13. 請求項11または請求項12に記載の不均一メモリアクセス機構を備えるコンピュータにおけるデータ移動方法であって、前記不均一メモリアクセス機構を備えるコンピュータは、前記1つ以上のプロセッサ上で動作するオペレーションシステムをさらに備え、
    前記メモリ移動処理を行うステップは、
    前記プロセスを管理するオペレーティングシステムから、前記移動元メモリ空間のメモリアドレスと、前記移動先メモリ空間のメモリアドレスと、前記移動処理行う前記記憶データのデータサイズと、を含むメモリ移動情報を通知されるステップと、
    前記メモリ移動情報に基づいて前記メモリ移動処理を実行するステップと
    を含む不均一メモリアクセス機構を備えるコンピュータにおけるデータ移動方法。
  14. 請求項13に記載の不均一メモリアクセス機構を備えるコンピュータにおけるデータ移動方法であって、前記メモリ移動処理を行うステップは、
    前記メモリ移動情報を入力すると、前記移動元メモリ空間のメモリアドレスに基づいて、前記移動元メモリ空間が当該コントローラの属するノードの備える前記1つ以上のメモリモジュール上のメモリ空間であるか否かを判定するステップと、
    前記移動元メモリ空間が当該コントローラの属するノード配下の前記1つ以上のメモリモジュール上のメモリ空間であると判定した場合、前記メモリコピー部と前記メモリミラー部へ前記メモリ移動情報を通知するステップと、
    前記移動元メモリ空間が当該コントローラの属するノード配下の前記1つ以上のメモリモジュール上のメモリ空間でないと判定した場合、前記移動元メモリ空間の属する前記コントローラへ前記メモリ移動情報を転送するステップと
    を含む不均一メモリアクセス機構を備えるコンピュータにおけるデータ移動方法。
  15. 請求項13または請求項14に記載の不均一メモリアクセス機構を備えるコンピュータにおけるデータ移動方法であって、前記メモリ移動処理を行うステップは、
    前記メモリ移動処理を開始すると、前記コピー元メモリ空間の前記記憶データを前記データサイズに達するまで、当該メモリコピー部の属するノードの備える前記1つ以上のメモリモジュールに対して、前記コピー元メモリ空間の読み込みトランザクションを出力するステップと、
    前記読み込みトランザクションで取得した結果を、前記コピー先メモリ空間に対する書き込みトランザクションとして前記他のノードへ出力するステップと
    を含む不均一メモリアクセス機構を備えるコンピュータにおけるデータ移動方法。
  16. 請求項13から請求項15までのいずれかに記載の不均一メモリアクセス機構を備えるコンピュータにおけるデータ移動方法であって、前記メモリミラー処理を行うステップは、
    前記メモリコピー部が前記メモリ移動処理を開始すると、前記メモリミラー部を備えるコントローラの入力するトランザクションを監視するステップと、
    当該コントローラが前記コピー元メモリ空間に対する書き込みトランザクションを入力すると、当該書き込みトランザクションの書き込みデータと同一のデータを、前記コピー先メモリ空間への書き込みトランザクションとして前記他のノードへ出力するステップと
    を含む不均一メモリアクセス機構を備えるコンピュータにおけるデータ移動方法。
  17. 請求項11から請求項16までのいずれかに記載の不均一メモリアクセス機構を備えるコンピュータにおけるデータ移動方法であって、
    前記プロセスが一時停止するときに、前記メモリミラー処理を停止ステップと、
    前記プロセスを再開するときに、前記プロセスに割り当てられたメモリ空間の物理アドレスを、前記移動元メモリ空間から前記移動先メモリ空間へ置き換えるステップと
    をさらに備える不均一メモリアクセス機構を備えるコンピュータにおけるデータ移動方法。
  18. 請求項11から請求項17までのいずれかに記載の不均一メモリアクセス機構を備えるコンピュータにおけるデータ移動方法であって、
    前記プロセスが終了したときに、前記メモリコピー処理を終了するステップと、
    前記プロセスが終了したときに、前記メモリミラー処理を終了するステップと
    をさらに備える不均一メモリアクセス機構を備えるコンピュータにおけるデータ移動方法。
  19. 請求項11から請求項18までのいずれかに記載の不均一メモリアクセス機構を備えるコンピュータにおけるデータ移動方法を、コンピュータへ実行させるコンピュータプログラム。
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